JP4685555B2 - テレビドアホン装置 - Google Patents

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本発明はテレビドアホン装置に係り、特に伝送路(ケーブル)における電気信号の伝送速度を制御することで、伝送する電気信号の減衰量が低くなる周波数を利用することができるテレビドアホン装置に関する。
従来から、この種のテレビドアホン装置としては図2に示すようなテレビドアホン装置が知れている(例えば、特許文献1参照)。
このテレビドアホン装置は、カメラ501を有する玄関子機50と、カメラ501で撮像された映像の映像信号をモニタするモニタ601を有する親機60とを伝送路L10で接続している。玄関子機50は、カメラ501と共に、子機マイク502、子機スピーカ503及び呼出ボタン504を備え、カメラ501はFM変調回路505を介して子機インターフェース(以下、「子機IF」という。)506に接続され、子機マイク502はマイクアンプ507を介して子機IF506に接続され、子機スピーカ503はスピーカアンプ508を介して子機IF506に接続され、呼出ボタン504は子機IF506に接続されている。また、親機60は、モニタ601と共に、親機スピーカ602、親機マイク603及びCPU604を備え、モニタ601はFM復調回路605を介して親機インターフェース(以下、「親機IF」という。)606に接続され、親機マイク603はマイクアンプ607を介して親機IF606に接続され、親機スピーカ602はスピーカアンプ608を介して親機IF606に接続され、CPU604は親機IF606に接続されている。子機IF506と親機IF606とは伝送路L10に接続されている。
このようなテレビドアホン装置において、来訪者により、玄関子機50の呼出ボタン504から呼び出しがあった場合、呼出信号は子機I/F506→伝送路L10→親機I/F606を介してCPU604に送出される。CPU604は呼出信号を検出すると、呼出音信号を親機IF606を介してスピーカアンプ608に送出するので、親機スピーカ602から呼出音が出力される。また、この呼出音を認識した居住者が通話ボタン(図示せず)を操作すると、玄関子機50と親機60との間で通話路が形成される。また、CPU604は呼出信号を検出すると、玄関子機50のカメラ501を駆動するための電源(図示せず)を、親機I/F606→伝送路L10を介してカメラ501に供給する。このカメラ501で撮像された映像の映像信号は、FM変調回路505→子機IF506→伝送路L10→親機IF606を介してFM復調回路605に送出されるので、親機60のモニタ601にカメラ501で撮像した映像が映し出される。
このような状態で、来訪者が玄関子機50の子機マイク502で居住者に話しかけると、子機マイク502からの音声信号はマイクアンプ507で増幅され、子機I/F506→伝送路L10→親機I/F606を介して親機スピーカアンプ608に送出するので、親機スピーカ602から来訪者の音声が出力される。また、居住者が応答するために、親機60の親機マイク603で居住者に話しかけると、親機マイク603からの音声信号はマイクアンプ607で増幅され、親機I/F606→伝送路L10→子機I/F506を介して子機スピーカアンプ508に送出されるので、親機スピーカ602から来訪者の音声が出力される。したがって、来訪者と居住者の会話が成立する。
特開平8−163549号公報
しかしながら、背景技術に記載したテレビドアホン装置では、映像信号の搬送波に高周波を使用し、音声信号にハイブリット方式を利用したベースバンド信号を使用したアナログ多重信号によってシステムを構築しているので、使用する伝送路の減衰特性が大きくなる特性の場合においては、映像信号が乱れたり、映像がモニタに映らなくなったりすることがある。このような不具合が生じると、システムとして動作しなくなることが頻繁に発生することになるので、伝送路の線種を予め指定したり、線路を張り直したりする必要があった。
本発明は、音声信号と映像信号をデジタル信号とし、伝送路の状態を判別する回路を設け、伝送路における減衰量が低い周波数を利用できるように伝送速度を可変にすることで、伝送路の線種を予め指定したり、線路を張り直したりしなくとも、テレビドアホンの機能を保つことができるテレビドアホン装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の第1の態様であるテレビドアホン装置は、伝送路で接続され映像、音声、制御信号等のデータを送受するモニタ付親機及びカメラ付子機を備え、モニタ付親機は、モニタ付親機の電源がONしたことを検出するモニタ付親機電源起動検出回路と、モニタ付親機電源起動検出回路で電源がONしたことを検出したとき擬似ランダムパターン信号を発生するための擬似ランダムパターン発生回路と、擬似ランダムパターン信号を伝送路に伝送させるCPUとを備え、カメラ付子機は、カメラ付子機の電源がONしたことを検出するカメラ付子機電源起動検出回路と、カメラ付子機電源起動検出回路で電源がONしたことを検出したとき擬似ランダムパターン信号を受信して伝送路上で誤ったビットをカウントするビットエラーカウンタと、ビットエラーカウンタによってカウントされたビットの誤り率に応じて伝送路の伝送速度を可変制御するCPUと、カメラ付子機のCPUの制御により伝送路の伝送速度を可変する伝送速度可変回路と、受信した擬似ランダムパターン信号をモニタ付親機にループバックするループバック回路とを備え、さらに、モニタ付親機は、カメラ付子機からループバックされてきた擬似ランダムパターン信号により伝送路上で誤ったビットをカウントするビットエラーカウンタと、モニタ付親機のビットエラーカウンタによってカウントされたビットの誤り率に応じて伝送路の伝送速度を可変制御するモニタ付親機のCPUの制御により、伝送路の伝送速度を可変する伝送速度可変回路とを設けるものである。
このような第1の態様によるテレビドアホン装置は、テレビドアホン装置の電源起動時に、モニタ付親機はモニタ付親機電源起動検出回路が電源がONしたことを検出して、擬似ランダムパターン発生回路から擬似ランダムパターン信号を伝送路に伝送させる。また、カメラ付子機はカメラ付子機電源起動検出回路により電源がONしたことを検出して、ビットエラーカウンタで伝送路上を伝送された擬似ランダムパターン信号を受信して伝送路上で誤ったビットをカウントし、その情報をカメラ付子機のCPUに送出する。カメラ付子機のCPUは、ビットエラーカウンタによってカウントされたビットの誤り率に応じて伝送路の伝送速度を可変制御するために、カメラ付子機の伝送速度可変回路で伝送路の伝送速度を可変することができる。また、カメラ付子機にループバック回路を設けることによって、モニタ付親機側で伝送路上で誤ったビットをカウントすることができる。即ち、モニタ付親機はモニタ付親機電源起動検出回路により電源がONしたことを検出して、モニタ付親機のビットエラーカウンタで伝送路上をループバックされてきた擬似ランダムパターン信号を受信して伝送路上で誤ったビットをカウントし、その情報をモニタ付親機のCPUに送出する。モニタ付親機のCPUは、モニタ付親機のビットエラーカウンタによってカウントされたビットの誤り率に応じて伝送路の伝送速度を可変制御するために、モニタ付親機の伝送速度可変回路で伝送路の伝送速度を可変することができる。
本発明の第の態様は第1の態様であるテレビドアホン装置において、モニタ付親機及びカメラ付子機はそれぞれ、送信データが伝送路上で減衰される高周波成分を補償するプリエンファシス回路を設けるものである。このような第の態様によるテレビドアホン装置によれば、モニタ付親機及びカメラ付子機はそれぞれ、プリエンファシス回路を介して送信データを伝送路上に伝送すれば、送信側で信号波の高周波成分の振幅を強調することでSN比を改善することができる。
本発明の第の態様は第1の態様であるテレビドアホン装置において、モニタ付親機及びカメラ付子機はそれぞれ、受信データが伝送路上で減衰される高周波成分を補償する等化器を設けるものである。このような第の態様によるテレビドアホン装置によれば、モニタ付親機及びカメラ付子機はそれぞれ、等化器を介して伝送路上を伝送された受信データを受信すれば、受信側で信号波の高周波成分の振幅を強調することでSN比を改善することができる。
本発明の第の態様は第1の態様乃至第の態様の何れかであるテレビドアホン装置において、カメラ付子機に、受信したデータのジッタを計測するジッタ計測回路を設け、受信データのジッタ量に応じてCPUは、伝送速度可変回路、プリエンファシス回路及び(又は)等化器の送信レベルを制御するものである。このような第の態様によるテレビドアホン装置によれば、ジッタ計測回路で計測した受信データのジッタ量に応じてカメラ付子機のCPUが、伝送速度可変回路、プリエンファシス回路及び(又は)等化器の送信レベルを制御することができる。
本発明の第の態様は第1の態様であるテレビドアホン装置において、カメラ付子機に、受信データの強度を測定するキャリアセンス回路及びキャリアセンス回路の測定結果に応じてカメラ付子機のCPUの制御により送信データの強弱を可変するとともに、キャリアセンス回路の測定結果をモニタ付親機に通知するトランシーバを設け、モニタ付親機に、通知されたキャリアセンス回路の測定結果に応じてモニタ付親機のCPUの制御により送信データの強弱を可変するトランシーバを設けるものである。このような第の態様によるテレビドアホン装置によれば、カメラ付子機は、キャリアセンス回路の測定結果に基づきCPUが受信データの受信レベルより伝送距離を推測してトランシーバによる送信データの送信レベルの強弱を可変し、モニタ付親機は、カメラ付子機のトランシーバから伝送されてきたキャリアセンス回路の測定結果に基づきCPUが受信データの受信レベルより伝送距離を推測してトランシーバによる送信データの送信レベルの強弱を可変することができる。したがって、安定した信号伝送ができるようになる。
本発明の第の態様は第1の態様であるテレビドアホン装置において、モニタ付親機及びカメラ付子機はそれぞれ、伝送路のミスマッチによる反射して戻ってきた信号と送信した信号を比較するVSWR測定回路と、VSWR測定回路での比較結果に基づき、送信インピーダンスを可変するインピーダンス可変回路を設けるものである。このような第の態様によるテレビドアホン装置によれば、モニタ付親機やカメラ付子機は、伝送路のミスマッチによる反射して戻ってきた信号と送信した信号をVSWR測定回路で比較し、その比較結果に基づきインピーダンス可変回路で送信インピーダンスを可変して送信レベルを制御することができる。したがって、伝送路の状態に応じた送信レベルにすることができる。
本発明の第の態様は第1の態様であるテレビドアホン装置において、モニタ付親機及びカメラ付子機はそれぞれ伝送速度可変回路で可変された伝送速度に応じて画像/音声信号の圧縮率及び(又は)フレームレートを可変する圧縮率・フレームレート可変回路を設けるものである。このような第の態様によるテレビドアホン装置によれば、ビットの誤り率が予め定められた数値内にある場合は、テレビドアホン装置の動作初期化へ遷移し、モニタ付親機及びカメラ付子機の各圧縮率・フレームレート可変回路で画像・音声データの圧縮率及び(又は)フレームレートを可変する。これにより、安定した伝送路上で信号の送受信ができる。
本発明によれば、伝送路における電気信号の伝送速度を制御することができるので、伝送する電気信号の減衰量が低くなる周波数を利用することができるようになる。また、本発明によれば、伝送路の状態に応じて伝送路の線種を予め指定したり、線路を張り直したりしなくとも、テレビドアホンの映像機能や音声機能の低下を防ぐことができる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図1は、本発明のテレビドアホン装置を示すブロック図である。
本発明の好ましい実施の形態例であるテレビドアホン装置は図1に示すように、モニタ、マイク、スピーカ及び通話ボタンを有するモニタ付親機10と、カメラ、マイク、スピーカ及び呼出ボタンを有するカメラ付子機20とを伝送路Lで接続している。なお、モニタ付親機10はモニタ、マイク、スピーカ及び通話ボタンが、カメラ付子機20はカメラ、マイク、スピーカ及び呼出ボタンがそれぞれ便宜上図示していない。
モニタ付親機10は、モニタ付親機電源起動検出回路101、擬似ランダムパターン発生回路102、CPU103、伝送速度可変回路104、ビットエラーカウンタ105、プリエンファシス回路106、等化器107、トランシーバ108、インピーダンス可変回路109、パルストランス110、受信バッファ回路111、送信バッファ回路112、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)測定回路113、圧縮率・フレームレート可変回路114及び画像・音声データ入力回路115を備えている。伝送速度可変回路104は、基準クロック発生回路104a及びクロック分周発生回路104bで構成されている。
このモニタ付親機10は、伝送路Lに接続されるパルストランス110にインピーダンス可変回路109が接続され、このインピーダンス可変回路109にトランシーバ108が接続されている。トランシーバ108の受信用端子は受信バッファ回路111に接続され、受信バッファ回路111はCPU103に接続されている。受信バッファ回路111とトランシーバ108の受信用端子との接続点と、受信バッファ回路111との間には等化器107が接続されている。また、トランシーバ108の送信用端子は送信バッファ回路112に接続され、送信バッファ回路112はCPU103に接続されている。この接続ラインとは別にトランシーバ108の送信用端子と送信バッファ回路112との間にはプリエンファシス回路106が接続されている。また、送信バッファ回路112には、伝送速度可変回路104のクロック分周発生回路104bが接続され、クロック分周発生回路104bには基準クロック発生回路104aとCPU103が接続されている。このCPU103には、モニタ付親機電源起動検出回路101、擬似ランダムパターン発生回路102、ビットエラーカウンタ105及び圧縮率・フレームレート可変回路114が接続され、圧縮率・フレームレート可変回路114には画像・音声データ入力回路115が接続されている。この画像・音声データ入力回路115には、モニタ付親機10が有するモニタ、マイク及びスピーカが接続されている。なお、トランシーバ108の送信用制御端子及び圧縮率・フレームレート可変回路114の制御端子にはそれぞれCPU103の制御端子が接続されている。また、CPU103にはVSWR測定回路113が接続され、VSWR測定回路113は、受信バッファ回路111と等化器107の接続点とトランシーバ108の受信用端子との接続点、トランシーバ108の送信用端子と送信バッファ回路112の接続点、及びインピーダンス可変回路109の可変用端子にそれぞれ接続されている。
カメラ付子機20は、カメラ付親機電源起動検出回路201、CPU202、伝送速度可変回路203、ループバック回路204、ビットエラーカウンタ205、プリエンファシス回路206、等化器207、ジッタ計測回路208、キャリアセンス回路209、A/D変換回路210、トランシーバ211、インピーダンス可変回路212、パルストランス213、受信バッファ回路214、送信バッファ回路215、圧縮率・フレームレート可変回路216、VSWR測定回路217及び画像・音声データ入力回路218を備えている。伝送速度可変回路203は、基準クロック発生回路203a及びクロック分周発生回路203bで構成されている。
このカメラ付子機20は、伝送路Lに接続されるパルストランス213にインピーダンス可変回路212が接続され、このインピーダンス可変回路212にトランシーバ211が接続されている。トランシーバ211の受信用端子は受信バッファ回路214に接続され、受信バッファ回路214はCPU202に接続されている。受信バッファ回路214とトランシーバ211の受信用端子との接続点と、受信バッファ回路214との間には等化器207が接続されている。また、トランシーバ211の送信用端子は送信バッファ回路215に接続され、送信バッファ回路215はCPU202に接続されている。この接続ラインとは別にトランシーバ211の送信用端子と送信バッファ回路215との間にはプリエンファシス回路206が接続されている。また、送信バッファ回路215には、伝送速度可変回路203のクロック分周発生回路203bが接続され、クロック分周発生回路203bには基準クロック発生回路203aとCPU202が接続されている。このCPU202には、カメラ付子機電源起動検出回路201、ビットエラーカウンタ205及び圧縮率・フレームレート可変回路216が接続され、圧縮率・フレームレート可変回路216には画像・音声データ入力回路218が接続されている。なお、トランシーバ211の送信回路と、圧縮率・フレームレート可変回路216にはそれぞれCPU202の制御端子が接続されている。また、CPU202はインピーダンス可変回路212の可変用端子に接続されている。さらに、等化器207と受信バッファ回路214との接続点と、トランシーバ211の受信用接続端子との間にはキャリアセンス回路209が接続され、キャリアセンス回路209はA/D変換回路210が接続され、A/D変換回路210はCPU202に接続されている。また、キャリアセンス回路209と等化器207との接続点と、トランシーバ211の受信用接続端子との間にはジッタ計測回路208が接続され、ジッタ計測回路208はCPU202に接続されている。また、トランシーバ211の送信用端子と送信バッファ回路215との接続点と、トランシーバ211の受信用端子と受信バッファ回路214との接続点の間にはループバック回路204が接続されている。また、ジッタ計測回路208とトランシーバ211の受信用端子との接続点と、トランシーバ211の送信用端子と送信バッファ回路215との接続点には、それぞれVSWR測定回路217が接続されている。このVSWR測定回路217にはCPU202の制御端子が接続されている。
このように構成されたテレビドアホン装置の動作について、以下説明する。
テレビドアホン装置の電源を起動すると、モニタ付親機10では、モニタ付親機電源起動検出回路101で電源がONしたことを検出し、擬似ランダムパターン発生回路102はモニタ付親機電源起動検出回路101で電源がONしたことを検出したとき擬似ランダムパターン信号を発生させ、CPU103が伝送路Lに伝送させる。また、カメラ付子機20では、カメラ付子機電源起動検出回路201で電源がONしたことを検出して、ビットエラーカウンタ205で伝送路L上を伝送された擬似ランダムパターン信号を受信して伝送路L上で誤ったビットをカウントし、その情報をCPU202に送出する。
カメラ付子機20のCPU202は、ビットエラーカウンタ205によってカウントされたビットの誤り率に応じて伝送路Lの伝送速度を可変制御するために、伝送速度可変回路203で伝送路Lの伝送速度を可変することができる。具体的には、ビットの誤り率が予め定められた数値内にない場合には、カメラ付子機20のCPU202がモニタ付親機10に伝送路状態が悪いことを伝える情報信号を送信する。モニタ付親機10のCPU103がその情報信号を受信すると、伝送速度可変回路104にて伝送速度を遅くするように可変させ、再びビットの誤り率の測定を行う。また、カメラ付子機側も伝送路状態が悪い場合には予め決められた法則にしたがって、伝送速度可変回路104にて伝送速度を可変させ、再び、ビットの誤り率測定を行う。ビットの誤り率が予め定められた数値内にある場合は、テレビドアホン装置の動作初期化へ遷移し、モニタ付親機10及びカメラ付子機20の各圧縮率・フレームレート可変回路114、216で画像・音声データの圧縮率やフレームレートを可変する。これにより、安定した伝送路上で信号の送受信ができる。
なお、ビットの誤り率が予め定められた数値内にない場合には、同様の動作を繰り返し行う。
このように、伝送路Lにおける電気信号の伝送速度を制御することで、伝送する電気信号の減衰量が低くなる周波数を利用することができる。
また、モニタ付親機10でも伝送路Lにおける電気信号の伝送速度を制御することができる。この場合、モニタ付親機10は、モニタ付親機電源起動検出回路101で電源がONしたことを検出して、擬似ランダムパターン発生回路102で擬似ランダムパターンを発生させるが、カメラ付子機20は受信した擬似ランダムパターン信号をループバック回路204でモニタ付親機10にループバックする。モニタ付親機10は、ビットエラーカウンタ105で伝送路上をループバックされてきた擬似ランダムパターン信号を受信して伝送路上で誤ったビットをカウントし、その情報をCPU103に送出する。モニタ付親機10のCPU103は、ビットエラーカウンタ105によってカウントされたビットの誤り率に応じて伝送路Lの伝送速度を可変制御するために、伝送速度可変回路104で伝送路Lの伝送速度を可変することができる。
なお、送信データが伝送路上00で減衰される高周波成分を補償するプリエンファシス回路106、206を介して送信データを伝送路上に伝送すれば、送信側で信号波の高周波成分の振幅を強調できるので、SN比を改善することができる。また、受信データが伝送路上で減衰される高周波成分を補償する等化器107、207を介して伝送路上を伝送された受信データを受信すれば、受信側で信号波の高周波成分の振幅を強調できるので、SN比を改善することができる。
また、カメラ付子機20が有するジッタ計測回路208で受信したデータのジッタを計測して、受信データのジッタ量に応じてカメラ付子機20のCPU202が、伝送速度可変回路203、プリエンファシス回路206及び等化器207の送信レベルを制御することができる。なお、送信レベルを制御する機器は、伝送速度可変回路203、プリエンファシス回路206及び等化器207を選択的に選んでもよい。
また、カメラ付子機20は、キャリアセンス回路209の測定結果に基づきCPU202が受信データの受信レベルより伝送距離を推測してトランシーバ211による送信データの送信レベルの強弱を可変し、モニタ付親機10は、カメラ付子機20のトランシーバ211から伝送されてきたキャリアセンス回路209の測定結果に基づきCPU103が受信データの受信レベルより伝送距離を推測してトランシーバ108による送信データの送信レベルの強弱を可変することができる。したがって、安定した信号伝送ができるようになる。
また、モニタ付親機10やカメラ付子機20は、伝送路Lのミスマッチによる反射して戻ってきた信号と送信した信号をVSWR測定回路113、217で比較し、その比較結果に基づきインピーダンス可変回路109、212で送信インピーダンスを可変して送信レベルを制御することができる。したがって、伝送路Lの状態に応じた送信レベルにすることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明のテレビドアホン装置における好ましい実施の形態例を示す部分ブロック図である。 従来のテレビドアホン装置を示すブロック図である。
モニタ付親機……10
モニタ付親機電源起動検出回路……101
擬似ランダムパターン発生回路……102
CPU……103
伝送速度可変回路……104
ビットエラーカウンタ……105
プリエンファシス回路……106
等化器……107
トランシーバ……108
インピーダンス可変回路……109
VSWR測定回路……113
圧縮率・フレームレート可変回路……114

カメラ付子機……20
カメラ付子機電源起動検出回路……201
CPU……202
伝送速度可変回路……203
ループバック回路……204
ビットエラーカウンタ……205
プリエンファシス回路……206
等化器……207
ジッタ回路……208
キャリアセンス回路……209
トランシーバ……211
インピーダンス可変回路……212
圧縮率・フレームレート可変回路……216
VSWR測定回路……217

伝送路……L

Claims (7)

  1. 伝送路(L)で接続され映像、音声、制御信号等のデータを送受するモニタ付親機(10)及びカメラ付子機(20)を備え、
    前記モニタ付親機は、
    前記モニタ付親機の電源がONしたことを検出するモニタ付親機電源起動検出回路(101)と、
    前記モニタ付親機電源起動検出回路で電源がONしたことを検出したとき擬似ランダムパターン信号を発生するための擬似ランダムパターン発生回路(102)と、
    前記擬似ランダムパターン信号を前記伝送路に伝送させるCPU(103)とを備え、
    前記カメラ付子機は、
    前記カメラ付子機の電源がONしたことを検出するカメラ付子機電源起動検出回路(201)と、
    前記カメラ付子機電源起動検出回路で電源がONしたことを検出したとき前記擬似ランダムパターン信号を受信して前記伝送路上で誤ったビットをカウントするビットエラーカウンタ(205)と、
    前記ビットエラーカウンタによってカウントされたビットの誤り率に応じて前記伝送路の伝送速度を可変制御するCPU(202)と、
    前記カメラ付子機の前記CPUの制御により前記伝送路の伝送速度を可変する伝送速度可変回路(203)と、
    受信した前記擬似ランダムパターン信号を前記モニタ付親機にループバックするループバック回路(204)とを備え、
    さらに、前記モニタ付親機は、
    前記カメラ付子機からループバックされてきた前記擬似ランダムパターン信号により前記伝送路上で誤ったビットをカウントするビットエラーカウンタ(105)と、
    前記モニタ付親機の前記ビットエラーカウンタによってカウントされたビットの誤り率に応じて前記伝送路の伝送速度を可変制御する前記モニタ付親機の前記CPUの制御により、前記伝送路の伝送速度を可変する伝送速度可変回路(104)とを設けることを特徴とするテレビドアホン装置。
  2. 前記モニタ付親機及び前記カメラ付子機はそれぞれ、送信データが前記伝送路上で減衰される高周波成分を補償するプリエンファシス回路(106、206)を設けることを特徴とする請求項1記載のテレビドアホン装置。
  3. 前記モニタ付親機及び前記カメラ付子機はそれぞれ、受信データが前記伝送路上で減衰される高周波成分を補償する等化器(107、207)を設けることを特徴とする請求項1記載のテレビドアホン装置。
  4. 前記カメラ付子機に、受信したデータのジッタを計測するジッタ計測回路(208)を設け、前記受信データのジッタ量に応じて前記CPUは、前記伝送速度可変回路、前記プリエンファシス回路及び(又は)前記等化器の送信レベルを制御することを特徴とする請求項1乃至請求項何れか1項記載のテレビドアホン装置。
  5. 前記カメラ付子機に、受信データの強度を測定するキャリアセンス回路(209)及び前記キャリアセンス回路の測定結果に応じて前記カメラ付子機の前記CPUの制御により送信データの強弱を可変するとともに、前記キャリアセンス回路の測定結果を前記モニタ付親機に通知するトランシーバ(211)を設け、
    前記モニタ付親機に、通知された前記キャリアセンス回路の測定結果に応じて前記モニタ付親機の前記CPUの制御により送信データの強弱を可変するトランシーバ(108)を設けることを特徴とする請求項1記載のテレビドアホン装置。
  6. 前記モニタ付親機及び前記カメラ付子機はそれぞれ、前記伝送路のミスマッチによる反射して戻ってきた信号と送信した信号を比較するVSWR測定回路(113、217)と、前記VSWR測定回路での比較結果に基づき、送信インピーダンスを可変するインピーダンス可変回路(109、212)を設けることを特徴とする請求項1記載のテレビドアホン装置。
  7. 前記モニタ付親機及び前記カメラ付子機はそれぞれ前記伝送速度可変回路で可変された前記伝送速度に応じて画像/音声信号の圧縮率及び(又は)フレームレートを可変する圧縮率・フレームレート可変回路(114、216)を設けることを特徴とする請求項1記載のテレビドアホン装置。
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