JP2008202350A - 舗装機械 - Google Patents

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Fumio Hirai
文夫 平井
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Abstract

【課題】 従来の計量板を用いた舗装機械では、隙間に舗装材が固着して、計量板が荷重に応じて上下動しなくなり、舗装材の重量の正確な計量が行なえなくなってしまう。
【解決手段】 バー45により搬送される舗装材60が、傾斜下側および上側の隙間53を通過する際、舗装材60の一部が隙間53に挟まることがあるが、隙間53における底板40および計量板50の対峙する側面40a,50aが、底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bから厚み方向73および75に沿って離れるに従って広がるように角度θおよびθを有して傾斜して形成されているため、底板40および計量板50の側面40aおよび50aから、隙間53に挟まった舗装材60をその場にとどまらせようとする作用は働かない。従って、隙間53に挟まった舗装材60は速やかに落下する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、バーフィーダなどの搬送装置によって計量板の計量面上に搬送される舗装材の重量を計量する計量手段を備えた舗装機械に関するものである。
従来、この種の舗装機械としては、例えば、下記の特許文献1に開示された自走式道路装置がある。この自走式道路装置が道路に沿って移動するときにミリングドラムにより除去されたアスファルト粒子は、バケットコンベヤを経由して振動スクリーンに搬送される。搬送されたアスファルト粒子のうち振動スクリーンで分離された微細粒子は、傾斜トレイ部分および長手方向コンベアによって自走式道路装置後方に移送される。この長手方向コンベアには、通過するアスファルト粒子の重量を計量するためのロードセルが連結されており、ロードセルからの出力に基づいて調量制御装置によって、通過する微細粒子の重量が算出される。ロードセルによって重量が計量されて自走式道路装置の後方に移送された微細粒子は、パグミルタイプのミキサ内に供給される。ミキサ内に供給された微細粒子は、ミキサ内において、調量制御装置によって算出された重量に応じた適切な量の加熱アスファルトやアスファルトエマルジョンなどの液体添加物と混合された後、後方排出出口から道路の表面上にアスファルト混合材料として排出される。このようにして道路表面上に排出された混合材料は、自走式道路装置に追従して移動する舗装装置によって舗装道路として再生される。
また、下記の特許文献2には、アスファルトプラントにおける骨材供給制御方法が記載されている。この特許文献2に示すアスファルトプラントでは、可変速フィーダによって骨材ホッパから切り出された骨材が、引出しコンベアおよび計量コンベアを介してドライヤに投入される。計量コンベアは、ロードセルなどの計量手段を有しており、計量コンベアでは、引出しコンベアから搬送される骨材の重量が計量される。骨材ホッパからの骨材の切り出しは、計量コンベヤによって計測される総骨材量が予め操作盤で設定された量に達すると、終了する。また、ドライヤに投入されて加熱昇温された骨材は、バケットエレベータによってプラント本体上部まで持ち上げられ、振動篩によって粒径別に貯蔵される。そして、操作盤で予め設定された出荷合材の骨材配合比に基づいて貯蔵装置から払い出された各骨材が、石粉および溶融アスファルトと共にミキサ内で混合されて、アスファルト合材が製造される。
上記の特許文献1に示す自走式道路装置や特許文献2に示すアスファルトプラントなどにおけるアスファルト粒子や骨材などの舗装材の搬送には、コンベアとしてバーフィーダが用いられることもある。バーフィーダが用いられる場合、搬送される舗装材の重量は、図1の断面図に示すような計量板12を用いて計量される。計量板12は、バーフィーダの底板11に形成した切り欠き部に設けられており、底板11と計量板12との間には、それらの側面11a,12aが平行になって形成された隙間13が設けられている。計量板12は、この隙間13により、バーによって搬送されて計量面12b上にある舗装材の重量に応じて、荷重方向、同図においては上下方向に移動する。計量板12の下方には、図示しないロードセルが設けられており、舗装材の重量は、計量板12を介してロードセルにかかる荷重に基づいて計量される。
特表平5−501434号公報(第4頁右下欄第15行〜第5頁右上欄第6行) 特開平8−177008号公報(段落[0010]〜[0014],[0031],[0032])
しかしながら、上記従来の計量板12を用いた舗装機械では、バーによって底板11の上面11bから計量板12の計量面12bへ舗装材が隙間13を介して搬送される際、舗装材の一部が隙間13に入り込むと、この舗装材が隙間13に挟まってしまい、隙間13に固着してしまうことがある。このように隙間13に舗装材が固着してしまうと、計量板12が荷重に応じて上下動しなくなる。この結果、ロードセルから正確な出力が得られなくなり、計量板12による舗装材の重量の正確な計量が行なえなくなってしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
舗装材が供給される底板を有し、この底板上に供給された舗装材を、所定間隔を空けて設けられたバーによって底板の上面に沿って搬送する、走行車両に支持された搬送装置と、
底板の一部を切り欠いて形成された切り欠き部に設けられ、底板の上面と同一面上に位置する計量面を有して、切り欠き部との間に所定の間隔の隙間が空けられ、舗装材の荷重がかかる方向に移動自在に設けられた計量板と、
搬送装置によって底板の上面から隙間を介して計量板の計量面上に搬送される舗装材の重量を計量する計量手段とを備え、
隙間における底板および計量板の対峙する側面が、上面および計量面から離れるに従って相互の間隔が広がるように各板の厚み方向に対して傾斜していることを特徴とする舗装機械を構成した。
この構成によれば、バーにより搬送される舗装材が隙間を通過する際、舗装材の一部が隙間に挟まることがあるが、隙間における底板および計量板の対峙する側面が、底板の上面および計量板の計量面から離れるに従って広がるように傾斜して形成されているため、底板および計量板の側面から、隙間に挟まった舗装材をその場にとどまらせようとする作用は働かない。このため、隙間に挟まった舗装材は下方に速やかに落下するようになり、従来のように隙間に舗装材が溜まって固着してしまうことにより、荷重に応じた計量板の移動に支障をきたすことが防止される。従って、計量板によって舗装材の重量を常に正確に計量できる舗装機械が提供されるようになる。
また、本発明は、搬送装置の底板の上面および計量板の計量面が、水平面に対して所定角度だけ傾斜した状態で設けられており、底板および計量板の対峙する側面のうち傾斜の下側に位置する側面の傾斜する角度が、所定角度よりも大きくされていることを特徴とする。
この構成によれば、搬送装置の底板および計量板の対峙する側面のうち、傾斜の下側に位置する側面の傾斜する角度が所定角度よりも大きいので、傾斜の下側に位置する側面が舗装材の落下を阻まないようになる。このため、搬送装置および計量板が傾斜して設けられている場合でも、隙間に挟まった舗装材は下方に速やかに落下し、従来のように隙間に舗装材が溜まって固着してしまうことにより、荷重に応じた計量板の移動に支障をきたすことが防止される。
本発明による舗装機械によれば、上記のように、搬送装置の底板および計量板の間の隙間に舗装材が溜まって固着してしまうことにより、荷重に応じた計量板の移動に支障をきたすことが防止される。従って、計量板によって舗装材の重量を常に正確に計量できる舗装機械が提供されるようになる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図2は、本実施形態による路上再生道路舗装機械2の構成の概略を示す側面図である。
同図に示すように、路上再生道路舗装機械2は、走行車両21の前方および後方に前輪27a,27aおよび後輪27b,27bが設けられており、走行車両21は、前輪27a,27aおよび後輪27b,27bによって地面に支持されている。走行車両21の後端部におけるスクリード装置26a,26bの上方には操作部28および座席29が設けられている。操作部28には、走行車両21やスクリード装置26a,26b等を操作するためのレバーやスイッチなどが設けられている。
また、路上再生道路舗装機械2には、走行車両21の最前部上方に支持されて、舗装材であるアスファルト合材の新材を収容するホッパ3が設けられている。ホッパ3は、路上再生道路舗装機械2の前を走る他の車輌を介して、ダンプトラックの荷台からの舗装材の供給を受ける。ホッパ3の下方の走行車両21には、舗装材の搬送装置であるバーフィーダ4が設けられている。バーフィーダ4は先端部がホッパ3の直下に位置し、後端部が走行車両21の後部側に延び、操作部28の前方に位置している。本実施形態では、バーフィーダ4は、先端部よりも後端部の位置が高くなるように傾斜して走行車両21に設けられている。
ホッパ3の下方の走行車両21の最前部には、収集装置22が配置されている。路面の古い舗装は路上再生道路舗装機械2の前を走る機械によって掻きほぐされ、この掻きほぐされた古い舗装が再生材として収集装置22により掻き集められる。収集装置22は、左右で一対のスクリュを内蔵しており、掻きほぐされた舗装は回転する各スクリュにより収集される。収集装置22の後方にはフィーダ23が設けられている。フィーダ23は、前端が収集装置22の内部にまで延び、後端が走行車両21の内部に延びている。路面から掻きほぐされてフィーダ23により収集された再生材は、フィーダ23の後端に位置する計量フィーダによって路上再生道路舗装機械2の後方へ搬送されると共に、この計量フィーダによって重量が算出される。計量フィーダは、その一端側を支点としてその他端側に加わる荷重をロードセルを用いて計測する構造を有している。
走行車両21には、図示しないパネルヒータおよびパグミルミキサが内蔵されている。パネルヒータは、パグミルミキサの底部を加熱する。計量フィーダで搬送された再生材およびバーフィーダ4で搬送された新材は、パグミルミキサ内に投入される。このパグミルミキサには、計量フィーダによって計量された再生材の重量およびバーフィーダ4の後述する計量板50によって計量された新材の重量に基づいて算出される量の添加剤が添加される。再生材および新材は、パグミルミキサ内で添加剤と練り混ぜられることにより、再生混合物となる。
走行車両21の中央からは、走行車両21の両側に回動自在に軸支された一対のレベリングアーム24,24が後方に延びている。走行車両21の後方にはスクリュスプレッダ25a,25bが取り付けられており、各スクリュスプレッダの直後には、それぞれスクリード装置26a,26bが取り付けられている。スクリード装置26a,26bはレベリングアーム24,24によって牽引される。前方のスクリュスプレッダ25aおよびスクリード装置26aは油圧シリンダ30a、後方のスクリュスプレッダ25bおよびスクリード装置26bは油圧シリンダ30bの伸縮に応じてそれぞれ昇降される。油圧シリンダ30a,30bは、それぞれ走行車両21に備えられた図示しない油圧ポンプとホースを介して接続されており、油圧ポンプから圧油の供給を受けて駆動される。スクリュスプレッダ25aは、パグミルミキサで製造されて地面に投下された再生混合物を左右の幅方向に撒き出し、スクリード装置26aは、地面に撒き出された再生混合物を締め固めて舗装面を平滑に仕上げる。また、スクリュスプレッダ25bは、ホッパ3から搬送されてきて、再生混合物で締め固められた舗装面上に投下された舗装材を左右の幅方向に撒き出し、スクリード装置26bは、地面に撒き出された舗装材を再生混合物上に締め固めて舗装面を平滑に仕上げる。
図3,図4は、舗装材の搬送装置を構成する上記のバーフィーダ4の構成の概略を示す図であり、図3はその側面図、図4はその平面図である。なお、図3および図4において同一または相当する部分には同一の符号を付してある。
ホッパ3の直下には、上述したようにバーフィーダ4が設けられている。バーフィーダ4は、直方体状のケーシング41内部に設けられている。ケーシング41の底板40は、所定の厚みを有しており、ホッパ3に収容された舗装材がバー45によって搬送される際の滑らせ板となっている。ケーシング41の先端部には従動軸42、後端部には駆動軸43がそれぞれ取り付けられている。従動軸42および駆動軸43は、互いに平行に位置してケーシング41内に配置されている。従動軸42の両端部には、一対のスプロケット42a,42aが取り付けられている。また、駆動軸43の両端部には、内側に位置する一対のスプロケット43a,43a、および外側に位置する一対のスプロケット43b,43bの二対のスプロケットが取り付けられている。従動軸42の右側のスプロケット42aと駆動軸43の右側のスプロケット43aとの間、および、従動軸42の左側のスプロケット42aと駆動軸43の左側のスプロケット43aとの間には、それぞれ1条のチェーン44が架け渡されている。両チェーン44,44間には所定間隔で複数のバー45が架け渡されて取り付けられている。
従動軸42の両端のスプロケット42a,42aと駆動軸43の両端のスプロケット43a,43aとの間に架け渡された2条のチェーン44,44は、ケーシング41の底板40上を移動する搬送軌道と、この搬送軌道の上方を通ってホッパ3内を通過する戻り軌道との間を、駆動軸43の回転に従い循環する。バー45は、戻り軌道ではホッパ3のホッパ底板31の直上を通過し、搬送軌道ではホッパ3の下方に位置するケーシング41の底板40の直上を移動する。つまり、バーフィーダ4は、底板40上に供給された舗装材を底板40の表面に沿って搬送する搬送軌道およびホッパ3内を通過する戻り軌道からなるバー45の循環軌道を有する。バーフィーダ4は、ホッパ3の下方の走行車両21に支持されてホッパ3に収容された舗装材が供給される底板40を有し、この底板40上に供給された舗装材を、所定間隔を空けて設けられたバー45によって底板40の上面に沿って搬送する搬送装置を構成している。
駆動軸43の近傍のケーシング41の片側上端には、油圧モータ46が設けられている。油圧モータ46は、走行車両21に備えられた図示しない油圧ポンプとホースを介して接続されており、油圧ポンプから圧油の供給を受けて駆動される。油圧モータ46の回転軸46aの両端には一対のスプロケット46bが取り付けられている。駆動軸43の右側のスプロケット43bと回転軸46aの右側のスプロケット46bとの間、および、駆動軸43の左側のスプロケット43bと回転軸46aの左側のスプロケット43bとの間には、1条のチェーン47がそれぞれ図3に示すように架け渡されている。駆動軸43は、油圧モータ46によって各スプロケット46bが回転し、この回転がチェーン47によって各スプロケット43bに伝えられることにより、回転駆動される。
また、ケーシング41の先端部および後端部における底板40の下方には、それぞれ一対の取付片41a,41aが設けられている。走行車両21には、取付片41a,41aが取り付けられる支持部材21a,21aが設けられている。ケーシング41は、先端部にある取付片41aがピン6により支持部材21aに回動自在に取り付けられ、後端部にある取付片41aに挿入されたピン7が吊り下げ支持されることで、上述したように、バーフィーダ4の後端部の位置が先端部よりも高くなるように、傾斜して、走行車両21に設けられている。
ホッパ3は、ホッパ底板31を挟んで互いに向かい合う側壁32,32を備える。ホッパ底板31は、戻り方向の循環軌道を移動するバーフィーダ4のバー45の直下に位置している。ホッパ底板31は、走行車両21に取り付けられた図示しないホッパ支持部材により、走行車両21に据え付けられている。また、側壁32,32は、内側および外側に回動自在にホッパ支持部材に取り付けられている。このホッパ支持部材は、バーフィーダ4の支持部材21a,21aよりも外側に位置している。ホッパ支持部材には、それぞれシリンダ34が備えるチューブ35の基端が軸支されており、側壁32,32には、それぞれシリンダ34の備えるロッド36の先端が軸支されている。チューブ35は、ホースを介して走行車両21が備える油圧ポンプに接続されており、油圧ポンプから圧油の供給を受けてロッド36を伸縮させ、ホッパ底板31に対する側壁32,32の角度を変える。
また、ケーシング41の底板40には、図4に示すように切り欠き部49が形成されており、バー45によって搬送される舗装材の重量を計量するための計量板50がこの切り欠き部49に設けられている。
図5は、上記の計量板50の構造を示す一部拡大斜視図である。なお、同図においてケーシング41の上面および側面の図示は省略してある。また、同図において図3および図4と同一部分には同一の符号を付して説明する。
計量板50は、ケーシング41の底板40の一部を切り欠いて形成された切り欠き部49に、この切り欠き部49との間に所定の間隔の隙間53が空けられた状態で設けられており、底板40の上面40bと同一面上に位置する計量面50bを有している。同図に示すように、計量板50の下面の四隅近傍には、弾性体の変形を電気抵抗の変化に変換することで荷重を検出する圧縮型のロードセル51が設けられている。各ロードセル51は、走行車両21上に据え付けられた固定台52に固定されている。計量板50は、計量面50b上の舗装材の荷重がかかる方向、同図においては上下方向にロードセルの圧縮に応じて自在に移動する。また、バー45は、上述した駆動軸43の回転に基づいて同図に矢印で示す方向に移動しながら、舗装材を計量面50b上に搬送する。各ロードセル51は、バー45によって底板40の上面から隙間53を介して計量板50の計量面50b上に搬送される舗装材の重量を計量する計量手段を構成している。
図6は、バーフィーダ4を矢印で示すその搬送方向に沿って破断した一部破断側面図である。なお、同図において図5と同一部分には同一の符号を付して説明する。
バーフィーダ4の先端部側の同図左方に位置するホッパ3からケーシング41の底板40上に供給された舗装材60は、底板40上を移動するバー45によって同図の矢印方向に搬送される。計量板50の傾斜方向の下側、同図では左側に位置する隙間53を介して計量面50b上まで舗装材60が搬送されると、この舗装材60の重量がロードセル51により計量される。計量された舗装材60は、バー45によって計量板50の傾斜方向の上側、同図では右側に位置する隙間53を介して再び底板40上に搬送され、バーフィーダ4の後端部側へ搬送される。
図7(a)は、図5に示すVII−VII線で破断した隙間53部分の矢視断面図である。なお、同図において図5および図6と同一部分には同一の符号を付して説明する。
上述したようにバーフィーダ4は後端部の位置が高くなるように傾斜しており、底板40および計量板50は、点線71で示す水平面方向に対して角度θを有する点線72で示す傾斜方向に沿って配置されている。従って、バーフィーダ4の底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bは、水平面に対して所定角度θだけ傾斜した状態で設けられている。
また、各隙間53における底板40および計量板50の対峙する側面40aおよび50aは、上面40bおよび計量面50bから離れるに従って相互の間隔が広がるように各板の厚み方向73および75に対してそれぞれθおよびθの角度で傾斜している。また、底板40および計量板50の対峙する側面40aおよび50aのうち傾斜の下側に位置する側面、つまり、傾斜の下側に位置する隙間53では底板40の側面40a、傾斜の上側に位置する隙間53では計量板50の側面50aの傾斜する角度θは、いずれも、バーフィーダ4が水平方向71に対して傾く角度θよりも大きくされている。
すなわち、同図に示すように、傾斜の下側に位置する隙間53では、傾斜の下側に位置する底板40の側面40aは、底板40の厚み方向73に対して角度θよりも大きな角度θで傾斜しており、舗装材60の落下方向(鉛直方向)74に存在しないように落下方向74よりもバーフィーダ4の先端部側に傾斜している。また、計量板50の側面50aは、計量板50の厚み方向75に対して角度θよりも小さな角度θで傾斜しており、厚み方向75よりもバーフィーダ4の後端部側に傾斜している。
また、傾斜の上側に位置する図示しない隙間53では、計量板50の側面50aは、同図(a)に示す傾斜の下側に位置する隙間53における底板40の側面40aと平行になるように、底板40の側面40aは、同図(a)に示す傾斜の下側に位置する隙間53における計量板50の側面50aと平行になるように形成されている。
次に、本実施形態による路上再生道路舗装機械2の動作について説明する。
路上再生道路舗装機械2の前を走る他の車輌から路上再生道路舗装機械2のホッパ3に投入された舗装材60は、ホッパ3のホッパ底板31上に堆積する。ホッパ底板31上に堆積した舗装材60は、戻り方向の循環軌道を移動するバー45によって所定量ずつ掻き出され、バーフィーダ4の先端部側において底板40上に供給される。底板40上に供給された舗装材60は、搬送方向の循環軌道を移動するバー45によって底板40上をバーフィーダ4の後端部側へ搬送される。このようにして搬送される舗装材60は、底板40の上面40bから傾斜下側の隙間53を介して計量板50の計量面50b上に移動する。このようにして計量面50b上に移動した舗装材60は、その重量がロードセル51によって計量される。その後、計量された舗装材60は、傾斜上側の隙間53を介して傾斜上側の底板40の上面40bに移動し、バーフィーダ4のさらに後端部側へ搬送される。
このような本実施形態による路上再生道路舗装機械2によれば、上述したように、バー45により搬送される舗装材60が、傾斜下側および上側の隙間53を通過する際、舗装材60の一部が隙間53に挟まることがあるが、隙間53における底板40および計量板50の対峙する側面40a,50aが、底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bから厚み方向73および75に沿って離れるに従って広がるように角度θおよびθを有して傾斜して形成されているため、底板40および計量板50の側面40aおよび50aから、隙間53に挟まった舗装材60をその場にとどまらせようとする作用は働かない。このため、隙間53に挟まった舗装材60は下方に速やかに落下するようになり、従来のように隙間53に舗装材60が溜まって固着してしまうことにより、荷重に応じた計量板50の移動に支障をきたすことが防止される。従って、計量板50によって舗装材60の重量を常に正確に計量できる路上再生道路舗装機械2が提供されるようになる。
また、本実施形態では、バーフィーダ4の底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bが、水平面に対して所定角度θだけ傾斜した状態で設けられていると共に、バーフィーダ4の底板40および計量板50の対峙する側面40aおよび50aのうち、傾斜の下側に位置する側面が、バーフィーダ4が傾く角度θよりも大きいので、傾斜の下側に位置する側面が舗装材60の落下を阻まないようになる。このため、バーフィーダ4および計量板50が傾斜して設けられている場合でも、隙間53に挟まった舗装材60は下方に速やかに落下し、従来のように隙間53に舗装材60が溜まって固着してしまうことにより、荷重に応じた計量板50の移動に支障をきたすことが防止される。
なお、上記実施形態では、図7(a)に示すように、傾斜の上側に位置する計量板50の側面50aの厚み方向75に対する角度θが、傾斜の下側に位置する底板40の側面40aの厚み方向73に対する角度θよりも小さくなっている場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。角度θの大きさは、側面50aが計量板50の厚み方向75に沿って離れるに従ってバーフィーダ4の後端部側に傾斜して形成されている限り、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、バーフィーダ4の底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bが、水平面に対して所定角度θだけ傾斜した状態で設けられている場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、バーフィーダ4の底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bが、水平面と平行に設けられるようにしてもよい。
図7(b)は、バーフィーダ4の底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bをこのように水平面と平行に設けた場合における、隙間53部分の断面図である。なお、同図において図7(a)と同一または相当する部分には同一の符号を付して説明する。
同図(b)に示すように、バーフィーダ4の先端部側および後端部側に位置する各隙間53では、底板40および計量板50の対峙する側面40dおよび50dが、底板40の上面40bおよび計量面50bから厚み方向73および75に沿って離れるに従って広がるように、角度θおよびθの同じ角度を有して傾斜して形成されている。
上記のように、バーフィーダ4の底板40の上面40bおよび計量板50の計量面50bを水平面と平行に設けた場合にも、バー45により搬送される舗装材60が、バーフィーダ4の先端部側および後端部側の隙間53を通過する際、舗装材60の一部が隙間53に挟まることがあるが、この場合にも、底板40および計量板50の側面40d,50dから、隙間53に挟まった舗装材60をその場にとどまらせようとする作用は働かない。このため、この構成においても、隙間53に挟まった舗装材60は下方に速やかに落下するようになり、従来のように隙間53に舗装材60が溜まって固着してしまうことにより、荷重に応じた計量板50の移動に支障をきたすことが防止される。従って、この場合にも、計量板50によって舗装材60の重量を常に正確に計量できる路上再生道路舗装機械2が提供されるようになる。
また、上記実施形態では、収集装置22により収集される再生材の重量の計量構造と、ホッパ3に投入される新材の重量の計量構造とが異なる場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、再生材を搬送するフィーダに上記実施形態と同様な計量板を設け、新材の重量の計量構造と同じ計量構造によって、収集装置22により収集される再生材の重量を計量する構成としてもよい。
上記実施形態においては、本発明による舗装機械を路上再生道路舗装機械に適用した場合について説明したが、バーフィーダなどの搬送装置によって計量板の計量面上に搬送される舗装材の重量を計量する計量手段を備えた他の舗装機械に本発明を適用することも可能である。このような舗装機械に本発明を適用した場合においても上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
従来の舗装機械に用いられるバーフィーダの計量板の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態による路上再生道路舗装機械の構成の概略を示す側面図である。 図2に示す路上再生道路舗装機械が備えるバーフィーダの構成の概略を示す側面図である。 図2に示す路上再生道路舗装機械が備えるバーフィーダの構成の概略を示す平面図である。 図4に示す計量板の構造を示す一部拡大斜視図である。 バーフィーダを搬送方向に沿って破断した一部破断側面図である。 (a)は、図5に示すVII−VII線で破断した隙間部分の矢視断面図、(b)は、本発明の変形例による隙間部分の断面図である。
符号の説明
2…路上再生道路舗装機械
3…ホッパ
4…バーフィーダ
21…走行車両
40…底板
40a,40d…底板の側面
40b…底板の上面
41…ケーシング
49…切り欠き部
50…計量板
50a,50d…計量板の側面
50b…計量面
51…ロードセル
52…固定台
53…隙間
60…舗装材

Claims (2)

  1. 舗装材が供給される底板を有し、この底板上に供給された舗装材を、所定間隔を空けて設けられたバーによって前記底板の上面に沿って搬送する、走行車両に支持された搬送装置と、
    前記底板の一部を切り欠いて形成された切り欠き部に設けられ、前記底板の上面と同一面上に位置する計量面を有して、前記切り欠き部との間に所定の間隔の隙間が空けられ、舗装材の荷重がかかる方向に移動自在に設けられた計量板と、
    前記搬送装置によって前記底板の上面から前記隙間を介して前記計量板の計量面上に搬送される舗装材の重量を計量する計量手段とを備え、
    前記隙間における前記底板および前記計量板の対峙する側面は、前記上面および前記計量面から離れるに従って相互の間隔が広がるように各板の厚み方向に対して傾斜していることを特徴とする舗装機械。
  2. 前記搬送装置の底板の上面および前記計量板の計量面は、水平面に対して所定角度だけ傾斜した状態で設けられており、
    前記底板および前記計量板の対峙する前記側面のうち前記傾斜の下側に位置する側面の傾斜する角度は、前記所定角度よりも大きくされていることを特徴とする請求項1に記載の舗装機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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