JP2008201308A - 船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、船舶の損傷時における復原性を確保するための対策が求められている。
【解決手段】船舶の船底のボイドスペースを形成する最下層の水密甲板に遠隔で開放可能な海水導入手段を備えたことを特徴とする。これにより、船舶の船側外板等が破損して、海水が船内に進入した場合、最下層の水密甲板に備えられた海水導入手段を開放することにより、船内に進入した海水をボイドスペースに導入することができるため、通常は膨大な予備浮力であるボイドスペースを、一種の海水バラストタンクとして機能させることができ、船舶の復原力を回復させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶の損傷時における復原性を確保するための船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船に関する。
船舶の損傷時における復原性を確保するための対策が求められている。
例えば、客船等の複数の区画を有する船体において、損傷時の浸水量を制約することにより復原性を確保すべく、隣接する区画を仕切るための壁要素であって、所定荷重を支持することができ耐火性を有する主壁要素と、主壁要素と協働して隣接する区画を仕切るための壁を形成し且つ主壁要素の下方に位置する、内部に液体を充填させない耐火性を有する付加要素とを備え、さらに、付加要素は、隣接する区画間の加熱気体の移動を遮断すると共に、隣接区画の一方に海水が進入した際には隣接する区画の他方への海水の移動を許容するよう構成されたウォータトラップ(Water Trap)を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1。)。
この特許文献1に記載のものによれば、ウォータトラップにより船体の損傷により隣接区画の一方に海水が浸入した場合には他の区画にも海水が進入することとなる。
これにより、船体内部の複数の区画に浸水させた状態となり、船体の軸周りの回転モーメントを抑えることができ、船体の復原性能が向上する。
しかしながら、自動車運搬船等に上記のウォータトラップを適用する場合、(a)車両搭載区画内に複数のバルクヘッド(水密隔壁)を設ける必要があり、区画の制限を受ける、(b)車両搭載甲板間に水密すべり戸等で区画を仕切らなければならない、(c)車両搭載区画を仕切ることにより物量が増えコストアップとなる、(d)車両搭載区画を仕切ることにより物量が増え船体重量が増える(L/W増)、(e)車両搭載区画を仕切ることにより建造時の作業効率が悪化する、(f)車両搭載区画を仕切ることにより乗組員の作業効率が悪化する、(g)車両搭載制約が発生し搭載台数が減少する、等の問題がある。
一方、何等の対策を行なわない場合、自動車運搬船等において損傷時における復原性を確保するためには、GoM(横メタセンタ高さ)の要求値が大きくなり、GoMの要求値が大きくなれば運航時において車両の積み付け制限を受け、車両の積み付け制限を受けるとオペレーションの幅が狭くなるという問題がある。
或いは、損傷時における復原性を確保するために、重心降下用のバラストが必要となり自動車運搬船等では車両搭載台数が減少するという問題がある。
また、船底の平らな主船体と、この主船体の船底下部に海水出入り圧力伝達開放孔と空気抜きベント管を有する浸水槽外部船殻を付加して浸水槽補助船体を構成し、主船体の船底下部と浸水槽補助船体の内部間に接合固定キール(深竜骨)を設けて、従来の船舶理論を基にした船の機能を果たす主船体と、新たな概念を包含する船の転覆防止機能を担う浸水槽補助船体で形成(構成)することにより、見掛け上の重心を下部へ移動して転覆しにくいようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2。)。
しかしながら、特許文献2に記載のものでは、重心降下用のバラストを設けたものと実質的に同一であり、車両搭載台数が減少する等の問題がある。
特開2004−9950号公報 特開平7−304490号公報
本発明は、上記問題点を解決するために提案されたものであって、船底付近に膨大なボイドスペース(パイプスペース)等の予備浮力を有する船舶において、そのボイドスペース(パイプスペース)等を有効に活用して、船舶の損傷時における復原性を確保する船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船を提供することを目的とする。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたもので、特許請求の範囲に記載された各発明は、船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船として、それぞれ以下に述べる各手段を採用したものである。
(1)第1の手段の船舶の復原力回復装置は、
船舶の船底のボイドスペース上の最下層の水密甲板に遠隔で開放可能な海水導入手段を備えたことを特徴とする。
(2)第2の手段は、第1の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記海水導入手段は、
前記水密甲板の舷側近傍に開けられた海水導入孔と、
前記海水導入孔の下面を塞ぐ水密扉と、
前記水密扉を開放する水密扉開放装置とを備えたことを特徴とする。
(3)第3の手段は、第1の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記海水導入手段は、
前記水密甲板の舷側近傍に開けられた海水導入孔と、
前記海水導入孔を囲むように前記水密甲板の下面に設けられた水密箱と、
前記水密箱の側面に開けられた第2の海水導入孔と、
前記第2の海水導入孔を塞ぐ水密扉と、
前記水密扉を開放する水密扉開放装置とを備えたことを特徴とする。
(4)第4の手段は、第2又は3の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記水密甲板上に設けられた浸水検知装置と、
前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
前記水密扉を開放するための操作信号を前記水密扉開放装置に出力する水密扉操作器とを備えたことを特徴とする。
(5)第5の手段は、第4の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記船舶の非水密区画に復原力監視制御装置を備え、
前記浸水表示器及び前記水密扉操作器は、前記復原力監視制御装置に設けられていることを特徴とする。
(6)第6の手段は、第5の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記復原力監視制御装置は、
前記船舶の状態が入力される自動開放条件入力端と、
前記前記浸水検知装置からの浸水を検知した信号と自動開放条件入力端に入力された前記船舶の状態とに基づき前記水密扉を自動開放するか否かを判定し、自動開放と判定した場合に水密扉を開放する操作信号を出力する自動開放判定器と、
前記水密扉操作器からの操作信号及び前記自動開放判定器からの操作信号のいずれかを選択して前記水密扉を開放するための操作信号を前記水密扉開放装置に出力する手動/自動切換え器とを備えたことを特徴とする。
(7)第7の手段は、第5又は6の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記ボイドスペースに水位計を備えると共に、前記復原力監視制御装置に前記水位計からの信号を受信して前記ボイドスペース内の海水のレベルを表示する海水レベル表示器を備えたことを特徴とする。
(8)第8の手段は、第1の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記海水導入手段は、
前記ボイドスペース内に設けられた海水導入開閉弁と、
前記海水導入開閉弁に接続され前記水密甲板に開口する海水導入管を有すると共に、
前記水密甲板上の前記水密扉の近傍に設けられた浸水検知装置と、
前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
前記海水導入開閉弁を操作する弁遠隔操作棒と、
前記弁遠隔操作棒の先端に設けられた弁操作ハンドルと、
を備えたことを特徴とする。
(9)第9の手段は、第1の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記海水導入手段は、
前記水密甲板の舷側近傍に開けられた海水導入孔と、
前記海水導入孔を囲むように前記最下層の水密甲板の下面に設けられた水密箱と、
前記水密箱の側面に開けられた第2の海水導入孔とを有すると共に、
前記水密甲板上の前記水密扉の近傍に設けられた浸水検知装置と、
前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
を備えたことを特徴とする。
(10)第10の手段は、第1の手段の船舶の復原力回復装置において、
前記海水導入手段は、前記水密甲板の左右舷に設けられた複数本の空気抜き管を連通する縦通連通管であり、
前記水密甲板上の船側外板の近傍に設けられた浸水検知装置と、
前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
を備えたことを特徴とする。
(11)第11の手段は、第8乃至10のいずれかの手段の船舶の復原力回復装置において、
前記ボイドスペースに水位計を備えると共に、前記水位計からの信号を受信して前記ボイドスペース内の海水のレベルを表示する海水レベル表示器を備えたことを特徴とする。
(12)第12の手段の自動車運搬船は、第1乃至11のいずれかの手段の船舶の復原力回復装置を備えたことを特徴とする。
特許請求の範囲に記載の各請求項に係る発明の船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船は、上記の各手段を採用しているので、以下の効果を奏する。
本願の各請求項に係る発明によれば、船舶の船側外板等が破損して、海水が船内に進入した場合、最下層の水密甲板に備えられた海水導入手段を開放することにより、船内に進入した海水をボイドスペース(パイプスペース)に導入することができるため、通常は膨大な予備浮力であるボイドスペース(パイプスペース)を、一種の海水バラストタンクとして機能させることができ、船舶の復原力を回復させることができる。
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図、図2は、同復原力監視制御装置の回路図である。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図、図4は、本発明の第3の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図、図5は、本発明の第4の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図、図6は、本発明の第5の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図である。
先ず、図1、2に基づき、本発明の第1の実施の形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の構成につき説明する。
図1に図示のように、自動車運搬船1は、船側外板2と船底外板3とにより、横断面形状が略箱状に形成されている。
この自動車運搬船1の内部は、乾舷甲板4(車両搬出入甲板、水密甲板)、複数層の車両搭載用の水密甲板5a、5b及び多数層の車両搭載用の非水密甲板6が設けられている。
即ち、自動車運搬船1の上下方向中央付近には、水密の乾舷甲板4が設けられている。
この乾舷甲板4には、車両がロールオン・ロールオフするために図示略の船外ランプが連結されている。
自動車運搬船1に最下部には、車両搭載用の水密甲板5aが設けられ、乾舷甲板4の上部にも車両搭載用の水密甲板5bが設けられている。
更に、乾舷甲板4と上部の車両搭載用の水密甲板5bとの間、乾舷甲板4と最下部の車両搭載用の水密甲板5aとの間には、少なくとも1層以上の車両搭載用の非水密甲板6が設けられている。
また、上部の水密甲板5bの上部にも、複数層(5〜7層)の車両搭載用の非水密甲板6が設けられている。
そして、乾舷甲板4、複数層の水密甲板5a、5b、多数層の非水密甲板6間に、多数層(例えば、10〜12層)の車両搭載区画CSが形成されている。
一方、最下部の車両搭載用の水密甲板5a下には、バラストタンク7(或いは、燃料タンク等)が設けられている。
なお、燃料タンクの場合は、船底損傷時に燃料が流出するのを防止するために二重殻する必要があり、船底外板3から上方に離れて設けられている。
船底外板3と最下部の水密甲板5a或いはバラストタンク7(或いは、燃料タンク等)のタンク底板との間には、ボイドスペース8(パイプスペース)が形成されており、このボイドスペース8には、バラスト水、燃料等搬送用の多数本の配管9が配設されている。
このボイドスペース8(或いはボイドスペース)は、バラスト(固定、或いは海水)等には使用されておらず、膨大な予備浮力となっている。
本実施の形態の船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船は、このボイドスペース8の膨大な予備浮力を有しておりながら、予備浮力を有効に活用できない船舶に対して、残存復原力を回復させようとするものである。
従来の船舶では、満載状態では要求値を満足するものの、特に軽荷状態では残存復原力が不足し、要求値を満足できていない船舶が多々見受けられてる点に着眼している。
即ち、従来の船舶では、軽荷状態等では浸水後の横傾斜による影響等が起因し、復原力(GZ)不足に陥るものと考え、本実施の形態の船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船においては、横傾斜の是正及び重心降下策による横メタセンター高さを増加させようとするものである。
なお、従来の考え方では、浸水区画の容積を減らし、損傷時の残存復原力を確保するのが通例であるが、本実施の形態の船舶の復原力回復装置及びこれを備えた自動車運搬船によれば、満載状態では要求値を満足できることから、膨大な予備浮力を有効活用し残存復原力を確保するために、浸水容積を増し浸水後の喫水を深くし、復原力(GZ)確保を確保しようとするものである。
そこで、本発明の第1の実施形態に係る船舶の復原力回復装置、或いはこれを備えた自動車運搬船には、上述の構成に加えて、最下部の車両搭載用の水密甲板5の左右の船側外板2付近に明けられた海水導入孔13に、水密扉16(水密ハッチ等の形態のものも含む)が設けられている。
水密扉16は、図2に図示のように、海水導入孔13のフランジ等に、一端がヒンジピン等により連結され、他端がストッパ22(キー等の形態のものも含む)により閉じられている。
このストッパ22には、油圧シリンダ装置23が連結されている。
そして、ストッパ22及び油圧シリンダ装置23により構成された水密扉開放装置24を駆動させることにより、ストッパ22が水密扉16から外れ、水密扉16が開くようになっている。
なお、水密扉開放装置24は、ストッパ22及び油圧シリンダ装置23により構成されたものに限定されるものではなく、水密扉16の開放及び閉鎖を行う開閉用油圧シリンダとしても良い。
また、図示を省略しているが、油圧シリンダ装置23とは、油圧シリンダのみならず、作動油の流れを制御する各種の弁類及び弁類を駆動する電磁コイル等を含むものである。
そして、遠隔で開放操作可能な海水導入手段25は、海水導入孔13、フランジ、水密扉16、ストッパ22、油圧シリンダ装置23等により構成されている。
なお、従来の自動車運搬船1等においては、最下部の車両搭載用の水密甲板5aにハッチ等が設けられているものも存在していた。
しかしながら、従来のハッチは多数のボルトナット等により閉じられており、ハッチを開放するためにはハッチに近づいて多数のナットを外す必要があった。
一方、本実施の形態における最下部の車両搭載用の水密甲板5aに設けられた海水導入手段25は、遠隔操作により開放できるようになっている。
したがって、従来のハッチ等とは異なり、その場所に海水が浸水しても簡単に遠隔で海水導入手段25を開放することができるものである。
また、車両搭載用の水密甲板5a上の最下層の車両搭載区画CS内には、浸水検知器、テレビカメラ或いはレベルスイッチ等の浸水検知装置11が設けられている。
この浸水検知装置11は、左右舷の船側外板2付近に、船首尾方向に各々複数個(例えば、船首付近、中央、船尾付近の少なくとも3箇所)に設けることが望ましい。
なお、浸水検知装置11は、例えば、船側外板2内面に電線、光ファイバ等を張り付けておき、船体が損傷し、電線、光ファイバが切断されたことを検知することにより、浸水を検知するようにしたものでも良い。
また、ボイドスペース8内には、流入した海水の水位を検出するための水位計12が設けられている。
従来の船舶においては、ボイドスペース8内には海水を導入しないことを前提としており、船底外板3上面付近に簡単なレベルスイッチ(例えば、ビルジポンプ発停用のフロートスイッチ)等が設けられている程度であった。
本実施の形態のものでは、ボイドスペース8内に海水を導入するものであるため、ボイドスペース8内に水位計12が設けられている。
この水位計12は、例えば、ボイドスペース8の下部、上部、中央位置の少なくとも3箇所にレベルスイッチ(フロートスイッチ)を設けたものとすることができる。
なお、水位計12に替えて、測深管を採用しても良い。
一方、自動車運搬船1の船舶の乾舷甲板4より上方の非水密区画、例えば、操舵室、荷役管理室等には、復原力監視制御装置30が設けられている。
復原力監視制御装置30と水密扉16を駆動する水密扉開放装置24とは、弁操作信号線L3により接続されている。
復原力監視制御装置30と浸水検知装置11とは、検出信号線L1により接続されている。
復原力監視制御装置30と水位計12とは、海水レベル検出信号線L2により接続されている。
復原力監視制御装置30には、浸水表示器31(浸水表示ランプ、或いはテレビ画像)、手動/自動切換え器33(切換えスイッチ)、手動の水密扉操作器34(押しボタン式いはスイッチ)、海水レベル検出信号線L2を介して入力されたボイドスペース8内の海水レベルを表示する海水レベル表示器35が設けられている。
更に、復原力監視制御装置30には、自動開放判定器32及び自動開放条件入力端36も備えている。
この自動開放条件入力端36に入力される船舶の状態(自動開放判定条件)としては、例えば、自動車運搬船1が軽荷状態であるという信号、既存の喫水計にて計測された自動車運搬船1の喫水が所定値(軽荷状態)以下であるとういう喫水計からの信号、或いは、自動車運搬船1が許容値以上傾いているという傾斜計からの信号、自動車運搬船1が強い衝撃を受けたという衝撃加速度計からの信号、強風であるという風速計からの信号等がある。
これらの各自動開放判定条件は、開放条件信号線L4を介して入力されるようになっている。
自動開放条件入力端36に入力された信号は、自動開放判定器32に送信される。
自動開放判定器32は、検出信号線L1を介して受信した浸水検知装置11からの浸水を検知した信号と自動開放条件入力端36からの船舶の状態(自動開放判定条件)の信号とを受信して、これらの信号に基づき自動開放するか否かを判定する。
例えば、浸水検知且つ異常傾斜のとき、或いは、浸水検知、且つ浅喫水(軽荷状態)である、異常傾斜している、強い衝撃を受けた、強風であるとの全ての条件が重なったとき等に、自動開放要と判定する。
自動開放判定器32にて、自動開放要と判定された場合は、水密扉16を開放する操作信号を手動/自動切換え器33に出力する。
手動/自動切換え器33は、手動に切換えられているときは、手動の水密扉操作器34からの信号を選択して水密扉開放装置24に弁操作信号線L3を介して送信し、自動に切換えられているときは、自動開放判定器32からの信号を選択して弁操作信号線L3を介して送信する。
なお、復原力監視制御装置30内の各操作器、演算処理器は、個々の電気回路により構成された形態のものに限定されるものではなく、例えば、自動車運搬船1の運航を統括制御監視するコンピュータを備えた操船制御監視盤等において、サブプログラム或いはサブシーケンス等の形態のものも含まれるものである。
本発明の第1の実施形態に係る船舶の復原力回復装置、或いはこれを備えた自動車運搬船は、上述のごとく構成されており、自動車運搬船1の船側外板2等が損傷し、海水が最下層の車両搭載区画CS内に進入すると、その状態は浸水検知装置11により検知され、検知信号は検出信号線L1を介して復原力監視制御装置30に送信される。
復原力監視制御装置30では、浸水表示器31(浸水表示ランプ、或いはテレビ画像)に、その情報が表示される。
復原力監視制御装置30において、手動/自動切換え器33が「手動」に切換えられている場合、操作員が、浸水表示器31により海水が最下層の車両搭載区画CS内に進入したことを確認し、手動の水密扉操作器34を操作する。
すると、その操作信号は、弁操作信号線L3を介して水密扉開放装置24の油圧シリンダ装置23に送信され、油圧シリンダ装置23は駆動しストッパ22が水密扉16から外れ、水密扉16が開放される。
また、復原力監視制御装置30の手動/自動切換え器33が「自動」に切換えられていた場合、浸水検知装置11から浸水検知信号を検出信号線L1を介して受信すると、浸水表示器31(浸水表示ランプ、或いはテレビ画像)にその情報が表示されると共に、自動開放判定器32に送信される。
そして、自動開放判定器32では、自動開放条件入力端36から自動開放条件信号を受信していた場合、海水が最下層の車両搭載区画CS内に進入したものと判断さる。
すると、自動開放判定器32から、直ちに弁操作信号線L3を介して水密扉開放装置24の油圧シリンダ装置23に油圧シリンダ装置23を駆動する操作信号が発信される。
水密扉開放装置24では、油圧シリンダ装置23によりストッパ22は水密扉16から外され、水密扉16が開放される。
このようにして、海水導入手段25は遠隔にて開放操作される。
水密扉16が開くと、最下層の車両搭載区画CS内に進入した海水は、水密扉16を通りボイドスペース8内に進入する。
また、ボイドスペース8内に進入した海水の状態(水位)は、水位計12にて検出され、その検出信号は海水レベル検出信号線L2を介して復原力監視制御装置30内の海水レベル表示器35に表示される。
このようにして、自動車運搬船1の船側外板2等が破損して、海水が船内に進入した場合、最下層の水密甲板5aに備えられた海水導入手段25を開放することにより、船内に進入した海水をボイドスペース8に導入することができるため、通常は膨大な予備浮力であるボイドスペース8を、一種の海水バラストタンクとして機能させることができ、自動車運搬船1の復原力を回復させることができる。
なお、ボイドスペース8内に溜まった海水は、図示略の通常のビルジポンプ等により船外に排出する。
(第2の実施の形態)
次に、図3(及び図2)に基づき、本発明の第2の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船につき説明する。
本発明の第2の実施形態のものは、図1に図示の本発明の第1の実施形態のもののように水密甲板5aに水密扉16が直接設けられているのではなく、水密甲板5aの左右舷に各々海水導入孔13が明けられ、各海水導入孔13を囲む水密箱14が水密甲板5aの下面に各々設けられ、この各水密箱14の側面に第2の海水導入孔15が明けられ、この各第2の海水導入孔15に水密扉16が設けられている。
各々の水密扉16は、図2に図示のものと同様に、水密箱14の側面に、上端部がヒンジピン等により連結され垂直方向に設けられている。
また、水密扉16は、ストッパ22及び油圧シリンダ装置23により開放可能になるようになっている。
そして、遠隔で開放操作可能な海水導入手段25は、海水導入孔13、水密箱14、フランジ、第2の海水導入孔15、水密扉16、図2に図示のストッパ22、油圧シリンダ装置23等により構成されている。
なお、水密甲板5aの左右舷の各海水導入孔13には、ボイドスペース8内に固形物が落下するのを防止するためにグレーチング等が設けられている。
なお、空気抜き管10と水密箱14とは、重ならないようになっている。
その他の、浸水検知装置11、水位計12、復原力監視制御装置30、浸水表示器31、自動開放判定器32、手動/自動切換え器33、手動の水密扉操作器34、海水レベル表示器35、自動開放条件入力端36等は、図1、2に図示の本発明の第1の実施形態のものと同様に設けられている。
本発明の第2の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船によれば、本発明の第1の実施形態のものと同様の作用効果を奏すると共に、水密扉16はヒンジピン等により連結され垂直方向に設けられているので、海水の流入時には海水の流入力により水密扉16は開くが、逆の場合は閉じられるため、逆止弁として機能し、バラストタンク7内に流入した海水が再び外部に漏れ出ることがない。
(第3の実施の形態)
次に、図4に基づき、本発明の第3の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船につき説明する。
本発明の第3の実施形態のものは、図1に図示の本発明の第1の実施形態のものの水密扉16等に替えて、海水導入開閉弁18が設けられている。
即ち、車両搭載用の水密甲板5aの船体中央付近に海水導入管17が接続され、海水導入管17の先端に海水導入開閉弁18が接続されている。
そして、海水導入開閉弁18は、乾舷甲板4より上方迄延在する弁遠隔操作棒19及び、弁遠隔操作棒19の上端に設けられた弁操作ハンドル20により開閉できるようになっている。
なお、遠隔で開放操作可能な海水導入手段25は、海水導入管17、海水導入開閉弁18等により構成されている。
その他の、浸水検知装置11、水位計12、復原力監視制御装置30、浸水表示器31、海水レベル表示器35等は、図1、2に図示の本発明の第1の実施形態のものと同様に設けられている。
なお、上記の海水導入開閉弁18、弁遠隔操作棒19及び弁操作ハンドル20に代えて、遠隔操作の海水導入開閉弁18を採用することができる。
この場合、図4に点線で図示のように、海水導入開閉弁18には、遠隔操作用の弁操作信号線L3が接続されている。
この場合、復原力監視制御装置30には、図2に図示のように、自動開放判定器32、手動/自動切換え器33、手動の水密扉操作器34、自動開放条件入力端36も有している。
本発明の第3の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船によれば、本発明の第1の実施形態のものと同様の作用効果を奏する。
(第4の実施の形態)
次に、図5に基づき、本発明の第4の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船につき説明する。
本発明の第4の実施形態のものは、図3に図示の本発明の第2の実施形態のものに対し、水密扉16を省略したものである。
即ち、各水密箱14の側面は、各々海水導入孔13が明けられたのみとなっている。
この場合、ボイドスペース8aは、車両搭載区画と看做されるため、車両搭載区画CSと同様の設備(火災検知器、スプリンクラー、照明等)を設ける必要がある。
なお、空気抜き管10は水密箱14に通じるようにしても良く、重ならないようにしても良い。
そして、遠隔で開放操作可能な海水導入手段25は、海水導入孔13、水密箱14、フランジ、第2の海水導入孔15等により構成されている。
その他の、浸水検知装置11、水位計12、復原力監視制御装置30、浸水表示器31、海水レベル表示器35等は、図1、2に図示の本発明の第1の実施形態のものと同様に設けられている。
本発明の第4の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船によれば、本発明の第1の実施形態のものと同様の作用効果を奏すると共に、可動部がないため、装置が簡素になるという効果がある。
(第5の実施の形態)
次に、図6に基づき、本発明の第5の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船につき説明する。
本発明の第5の実施形態のものは、自動車運搬船1の船側外板2に沿って複数本設けられている空気抜き管10を利用して、船首尾方向に船側外板2に沿って延在すると共に複数本の空気抜き管10を連通する縦通連通管21が設けられている。
この縦通連通管21は、乾舷甲板4より下方において、水密甲板5aの上部の車両搭載区画CS及び下部の車両搭載区画CSに2本(左右舷合わせて合計4本)設けられている。
そして、遠隔で開放操作可能な海水導入手段25は、空気抜き管10、縦通連通管21等により構成されている。
上記の構成において、自動車運搬船1の船側外板2が損傷したときに、この縦通連通管21も同時に破損、破裂する。
すると、海水は、破損した箇所から縦通連通管21、空気抜き管10を通り、ボイドスペース8内に流入する。
その他の、浸水検知装置11、水位計12、復原力監視制御装置30、浸水表示器31、海水レベル表示器35等は、図1、2に図示の本発明の第1の実施形態のものと同様に設けられている。
本発明の第5の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船によれば、本発明の第1の実施形態のものと同様の作用効果を奏すると共に、可動部がないため、装置が簡素になるという効果がある。
更に、ボイドスペース8は、車両搭載区画ではないため、本発明の第4の実施形態のもののように車両搭載区画CSと同様の設備(火災検知器、スプリンクラー、照明等)を設ける必要もない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図である。 同復原力監視制御装置の回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る船舶の復原力回復装置を備えた自動車運搬船の正面断面図である。
符号の説明
1 自動車運搬船
2 船側外板
3 船底外板
4 乾舷甲板
5a、5b 水密甲板
6 車両搭載用の非水密甲板
7 バラストタンク
8、8a ボイドスペース
9 配管
10 空気抜き管
11 浸水検知装置
12 水位計
13 海水導入孔
14 水密箱
15 第2の海水導入孔
16 水密扉
17 海水導入管
18 海水導入開閉弁
19 弁遠隔操作棒
20 弁操作ハンドル
21 縦通連通管
22 ストッパ
23 油圧シリンダ装置
24 水密扉開放装置
25 海水導入手段
30 復原力監視制御装置
31 浸水表示器
32 自動開放判定器
33 手動/自動切換え器
34 手動の水密扉操作器
35 海水レベル表示器
36 自動開放条件入力端
L1 検出信号線
L2 海水レベル検出信号線
L3 弁操作信号線
L4 開放条件信号線
CS 車両搭載区画

Claims (12)

  1. 船舶の船底のボイドスペース上の最下層の水密甲板に遠隔で開放可能な海水導入手段を備えたことを特徴とする船舶の復原力回復装置。
  2. 前記海水導入手段は、
    前記水密甲板の舷側近傍に開けられた海水導入孔と、
    前記海水導入孔の下面を塞ぐ水密扉と、
    前記水密扉を開放する水密扉開放装置とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の船舶の復原力回復装置。
  3. 前記海水導入手段は、
    前記水密甲板の舷側近傍に開けられた海水導入孔と、
    前記海水導入孔を囲むように前記水密甲板の下面に設けられた水密箱と、
    前記水密箱の側面に開けられた第2の海水導入孔と、
    前記第2の海水導入孔を塞ぐ水密扉と、
    前記水密扉を開放する水密扉開放装置とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の船舶の復原力回復装置。
  4. 前記水密甲板上に設けられた浸水検知装置と、
    前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
    前記水密扉を開放するための操作信号を前記水密扉開放装置に出力する水密扉操作器とを備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の船舶の復原力回復装置。
  5. 前記船舶の非水密区画に復原力監視制御装置を備え、
    前記浸水表示器及び前記水密扉操作器は、前記復原力監視制御装置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の船舶の復原力回復装置。
  6. 前記復原力監視制御装置は、
    前記船舶の状態が入力される自動開放条件入力端と、
    前記前記浸水検知装置からの浸水を検知した信号と自動開放条件入力端に入力された前記船舶の状態とに基づき前記水密扉を自動開放するか否かを判定し、自動開放と判定した場合に水密扉を開放する操作信号を出力する自動開放判定器と、
    前記水密扉操作器からの操作信号及び前記自動開放判定器からの操作信号のいずれかを選択して前記水密扉を開放するための操作信号を前記水密扉開放装置に出力する手動/自動切換え器とを備えたことを特徴とする請求項5に記載の船舶の復原力回復装置。
  7. 前記ボイドスペースに水位計を備えると共に、前記復原力監視制御装置に前記水位計からの信号を受信して前記ボイドスペース内の海水のレベルを表示する海水レベル表示器を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の船舶の復原力回復装置。
  8. 前記海水導入手段は、
    前記ボイドスペース内に設けられた海水導入開閉弁と、
    前記海水導入開閉弁に接続され前記水密甲板に開口する海水導入管を有すると共に、
    前記水密甲板上の前記水密扉の近傍に設けられた浸水検知装置と、
    前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
    前記海水導入開閉弁を操作する弁遠隔操作棒と、
    前記弁遠隔操作棒の先端に設けられた弁操作ハンドルと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の船舶の復原力回復装置。
  9. 前記海水導入手段は、
    前記水密甲板の舷側近傍に開けられた海水導入孔と、
    前記海水導入孔を囲むように前記最下層の水密甲板の下面に設けられた水密箱と、
    前記水密箱の側面に開けられた第2の海水導入孔とを有すると共に、
    前記水密甲板上の前記水密扉の近傍に設けられた浸水検知装置と、
    前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の船舶の復原力回復装置。
  10. 前記海水導入手段は、前記水密甲板の左右舷に設けられた複数本の空気抜き管を連通する縦通連通管であり、
    前記水密甲板上の船側外板の近傍に設けられた浸水検知装置と、
    前記浸水検知装置が浸水を検知したことを表示する浸水表示器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の船舶の復原力回復装置。
  11. 前記ボイドスペースに水位計を備えると共に、前記水位計からの信号を受信して前記ボイドスペース内の海水のレベルを表示する海水レベル表示器を備えたことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の船舶の復原力回復装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の船舶の復原力回復装置を備えたことを特徴とする自動車運搬船。
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