JPH08244678A - タンクバージ式液体貨物輸送船 - Google Patents

タンクバージ式液体貨物輸送船

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JPH08244678A
JPH08244678A JP7976395A JP7976395A JPH08244678A JP H08244678 A JPH08244678 A JP H08244678A JP 7976395 A JP7976395 A JP 7976395A JP 7976395 A JP7976395 A JP 7976395A JP H08244678 A JPH08244678 A JP H08244678A
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JP
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tank
barge
steam
tank barge
ship
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JP7976395A
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English (en)
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Yoshimitsu Ozeki
善光 尾関
Shinji Fujimoto
信司 藤本
Yoshiho Kawai
良穂 川合
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Daiichi Tanker Kk
SHINKURUSHIMA DOCK KK
Original Assignee
Daiichi Tanker Kk
SHINKURUSHIMA DOCK KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 液体輸送船の母船を自航船とし、輸送を必要
とする液体をプッシャボートにより、航行、輸送するよ
うにするとともに、輸送の途中では、タンクの加熱設備
を備えたタンクバージ式液体貨物輸送船を提供する。 【構成】 液体輪送に用いる複数個のタンクバージ2を
上甲板3に積載できる複数組の舷側水密扉と、上甲板下
に配設され、上申板を浮沈させるバラストタンクと、荷
油槽と、自航推進用エンジンを収納する機関室と、上甲
板上中央に配設される箱型縦通材と、上甲板後部に積載
され、荷役回航を行う、少なくとも1隻のプッシャーボ
ート7とを有し、前記機関室には、推進用エンジンと、
蒸気ボイラーとを配置し、タンクバージに蒸気を供給す
る蒸気供給装置を備えたタンクバージ式液体貨物輸送船
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のタンクバージ
を着脱可能に連ねた液体輸送船に関し、特に、タンクバ
ージ内を加熱するための蒸気供給装置を備えたタンクバ
ージ式液体貨物輸送船に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の液体輸送船およびそ
の輸送方法に関しては、本願出願人は、既に、「タンク
バージ、プレッシャボート、マザーバージおよびタンク
バージ搬送方法」の特許出願を提案している(特願平6
ー96925号)。既に提案されているこのような輸送
方法に使用するマザーバージ部およびタンクバージの連
結方法、各バースでの輸送方法について、図面を用いて
説明する。図6、図7は、従来の、この種のタンクバー
ジを用いて液体輸送を図るマザーバージ部および輸送の
概略を示す図である。
【0003】既に提案されているこの輸送方法は、複数
のタンクバージ43にそれぞれ異なった種類の貨物を積
み込み可能にし、これらのタンクバージ43をプッシャ
ボート47によって、マザーバージ1に対しコンテナの
ように積み降し自在とすることにより、需要に見合った
貨物輸送を能率的かつ経済的に実現可能にし、かつ運航
上の利便を大幅に改善できるタンクバージ、プッシャボ
ート、マザーバージおよびタンクバージ搬送方法であ
る。
【0004】すなわち、この従来の搬送方法は、一端に
第1のジョイント部44を、他端に第2のジョイント部
45をそれぞれ有し、これらを介して同一サイズのもの
が互いに縦続連結されるような構成としたものであり、
また、上記第1のジョイント部44および第2のジョイ
ント部45の一方および他方は、互いに他を受け入れて
それぞれ保持する凹部および凸部から構成したタンクバ
ージ43を使用したものである。
【0005】また、この輸送方法にかかるタンクバージ
43には、第1のジョイント部44または第2のジョイ
ント部45を、搭載されるべきマザーバージ41に設け
たマザーバージ側ジョイント部46に受け入れられて保
持される形状としたものであり、さらに、この発明にか
かるタンクバージ43は、第1のジョイント部44また
は第2のジョイント部45を、マザーバージ41と積地
との間を航行するプッシャボート47のプッシャボート
側ジョイント部49に受け入れられて保持される形状と
したものである。
【0006】さらに、この輸送方法にかかるプッシャボ
ート47は、マザーバージ41の後部のプッシャボート
収容部48に設けられたマザーバージ側ジョイント部4
6に受け入れられて保持されるプッシャボート側ジョイ
ント部49を、一端に設けたものである。この輸送方法
にかかるマザーバージ41は、マザーバージ41本体の
両側部に形成された複数のタンクバージ収容部42a、
42bと、該タンクバージ収容部42a、42bに設け
られて該タンクバージ43の収容時に該タンクバージ側
ジョイント部を受け入れて保持するマザーバージ側ジョ
イント部46と、上記マザーバージ41本体の後端部に
形成されたプッシャボート収容部48とを設けて、該プ
ッシャボート収容部48に設けたマザーバージ側ボート
ジョイント部50に、プッシャボート47の収容時に該
プッシャボート側のジョイント部49を受入れて保持さ
せるようにしたものである。
【0007】さらに、この搬送方法は、積地で積荷した
タンクバージ43をプッシャボート47に連結してマザ
ーバージ側に搬送し、該タンクバージ43をマザーバー
ジ41のタンクバージ収容部42a、42bへ収容して
切り離した後、上記プッシャボート47をマザーバージ
41のプッシャボート収容部42a、42bに収容し
て、該プッシャボート47によりマザーバージ41を降
地付近まで押船し、該降地で上記プッシャボート47に
上記マザーバージ41上のタンクバージ43を連結し、
これを上記タンクバージ収容部42a、42bから切り
離して上記プッシャボート47により上記降地まで搬送
できるようにしたものである。
【0008】
【従来技術上の問題点】しかしながら、このような、従
来の輸送方法に係る液体輸送船は、母船が、自航船では
なく、プッシャボートにより航行されるものであるの
で、運行する際の航行効率が悪く、また、輸送を必要と
する液体には、輸送の途中、常に、液体自体を加熱する
必要があることもあるが、自航船ではない従来のもの
は、タンクの加熱設備に要する電力等の供給が充分では
ない。したがって、輸送の途中で輸送品の温度が低下し
て固化が生じてしまい、これがため、船に係わる荷重が
変化して、航行に危険が生じる等の問題点があった。
【0009】
【上記問題点を解決する手段】そこで、本発明は、液体
輸送に用いるタンクバージを複数個甲板上に積載し、荷
役作業時には、船腹に設けられたバラストタンクに注水
して甲板位置を下げ、別途、配置したプッシャボートに
より、液体輸送に用いるタンクバージを荷役バースまで
回航して荷役作業を行うタンクバージ式液体貨物輸送船
において、自走推進手段を有し、この推進手段からエネ
ルギーの供給を受ける蒸気ボイラーと、この蒸気ボイラ
ーから発生する蒸気を導き、積載する複数のタンクバー
ジに蒸気を供給する蒸気配管とを備えたことを特徴とす
る蒸気供給装置を備えたタンクバージ式液体貨物輸送船
とすることにより、上記問題点を克服したものである。
【0010】また、上記のような問題点を解決するため
に、この発明では、複数積載されるタンクバージに関
し、このタンクバージを所定の外径寸法、所定の二重底
付タンクおよび二重底付ダブルハルタンク構造を有し、
内部に、外部からのエネルギーの供給によって、内部温
度を所定に保つ加熱管を備えたことを特徴する液体輸送
用タンクバージとしたものである。
【作用】この発明に係る蒸気供給装置を備えたタンクバ
ージ式液体貨物輸送船は、母船を自航式とすることによ
り、効率良く運行を図ると共に、タンクの維持に必要な
蒸気その他のエネルギーの供給を容易にし、各種様々な
液体の輸送を可能ならしめると共に、輸送に関して、効
率の良い輸送方法の確立を図ろうとするものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、複数のタンクバージを備えた液体輸送母
船の概略を示す正面図であり、図2は、その平面図であ
る。図1および図2において、1は、複数のタンクバー
ジ2を上甲板3上に搭載する母船であり、母船1内に
は、複数の横置隔壁34を有すると共に、船尾に推進手
段(エンジン、プロペラ)5を有する。また、船尾上甲
板上には、プッシャボート格納庫6を配置し、通常の航
行の際には、2隻のプッシャーボート7、7が格納され
る。なお、図中の符号8は、ハンドリングクレーンを示
し、タンクバージ2の取り付け、取り外し、あるいは、
各タンクバージ2へ、加熱管等への蒸気管等を連結する
際の作業を補助するためのものである。
【0012】また、図1および図2から明らかなよう
に、母船1は、上甲板3を箱型の縦通材4および横行材
9で8区画に分けられ、各区画10、10、・・・に
は、4個のタンクバージ2が積載されるようにする。そ
して、各区画10、10、・・・の舷側に観音開きの舷
側水密扉11、11、・・・を設ける。また、母船1の
上甲板3上の中央部には、箱型の縦通材4を設け、内部
を空所にした浮力体とするとともに、前記ハンドリング
クレーン8の走行台および前記加熱管用蒸気を送通する
配管ダクト14とする。この関係の理解の容易なよう
に、前記母船1の縦断面図を図3に示す、図3におい
て、12は、空所からなる浮力体、13は、前記ハンド
リングクレーン8の走行台、14は、配管ダクトであ
る。
【0013】該箱型の縦通材4は、上面に、前記前記ハ
ンドリングクレーン8の走行台としてのレール15が配
置され、このレール15の上を前記ハンドリングクレー
ン8が移動して、必要箇所における荷役作業を助けるこ
ととなる。また、前記箱型の縦通材4のハンドリングク
レーン8の走行台レール15近傍には、前記配管ダクト
14が配置され、内部に蒸気管16が配管される。
【0014】図4は、前記船尾推進器近傍に配置された
蒸気ボイラーから蒸気を導き、積載する各タンクバージ
2、2・・・の蒸気を供給する蒸気配管の概念を示す図
である。図4において、20は、推進手段5のエンジン
ルームであり、その中に、蒸気を発生するボイラー2
1、およびここから供給される蒸気を各タンクバージ
2、2、・・・に供給する蒸気管16が連結され、前述
するように、この蒸気管16は、前記配管ダクト14内
を通り、分岐された各末端において、連結管18を介し
て、各タンクバージ2、2、・・・内の加熱管17とワ
ンタッチカップリング方式の連結手段24、25、2
6、27で連結されている。
【0015】すなわち、ボイラー21から供給された蒸
気は、配管ダクト14内の供給側蒸気管16を通じて、
各タンクバージ2、2、・・・の積載位置まで導かれ、
この位置で必要な分岐がされ、この位置に予め配置され
た連結手段24が開口されている。そこで、積載された
タンクバージ2に蒸気加熱が必要なときは、この連結手
段24と、タンクバージ2のデッキのへッダー(接続金
具)の連結手段26に可撓管からなる連結管18を連結
せしめ、タンクバージ2内に必要な加熱を行う。タンク
バージ2内で熱交換行った後の蒸気は、前記加熱管17
の排出側から、同様に、連結手段27および連結管1
8、連結手段25を通じて、回収側蒸気管16に連結さ
れ、その後、内部に滞留するドレンを除去するドレンク
ーラー23および帰還する蒸気を液化するカスケードタ
ンク22を通じて再び前記ボイラー21に供給されるよ
うに構成される。
【0016】なお、該連結手段は、所定の規格品を用い
て、どのような配管に対しても接続可能なようにするの
が良い。なぜならば、該タンクバージ2は、後述するよ
うに、各地に設けられるバース(基地)において、輸送
する液体貨物の積み込み・積み下ろしを行うのであり、
各地の荷役場毎に異なる連結手段を用いたのでは、必要
な液体加熱に支障をきたす等の弊害が生じるからであ
る。さらに、前述するように、該母船1は、船尾上甲板
上に、プッシャボート格納庫6を配置し、通常の航行の
際には、2隻のプッシャーボート7、7が格納され、該
プッシャボート格納庫6の舷側には、前記タンクバージ
2積載区画10、10、・・・の舷側に設けられた観音
開き舷側水密扉11、11、・・・と同様に舷側扉19
を配置している。
【0017】そして、前記母船1は、バラストタンクの
注排水による浮沈装置(図示外)を有しており、母船甲
板を深く沈めることができるようになっている。バラス
トタンクのタンク割りは、図3に示すように、縦方向に
は、横置隔壁(図示外)で適当な長さで区切られ、横方
向には、2枚の縦通隔壁と水平隔壁30で、所定容積に
区画されている。図3において、WBT(Water Ballas
t tankー脚下水槽)で示すのが、舷側タンク31と船底
タンク32であり、COT(Cargo Oil tankー荷油槽)で
示されるのが、中央タンク33である。
【0018】このようなバラストタンクに注水を行っ
て、前記タンクバージ2の積み込み・積み下ろし時に
は、母船1の吃水をL1の位置にして甲板3を下げ、一
方、前記タンクバージ2の積み込み・積み下ろし作業が
終えたら、前記バラストタンクから排水して、その吃水
L0の位置にして、甲板3の位置を上げて、航行する。
このようにすることにより、タンクバージ2の吃水を下
げ、前記プッシャーボート7で、直接タンクバージ2の
積み込み・積み下ろし作業ができるようにして、タンク
バージ2の積み込み・積み下ろし作業を容易にする。
【0019】なお、各タンクバージ2は、その外形寸法
を規格化した一定寸法で定めてあり、二重底付タンクお
よび二重底付ダブルハルタンク構造とし、貨物に応じて
専用タンクとするものである。そして、このようなタン
クバージ2には、それぞれ前記加熱管17とともに、タ
ンクバージ内に積載される液体貨物を酌み上げる電動油
圧サブマージドポンプ、または、電動サブマージドポン
プが設けられる。このような、タンクバージ2の概略を
示す概略構成図を図5に示す。この図5においては、説
明の関係上、前記加熱管は、省略して説明する。
【0020】図5に示すように、このタンクバージ2
は、母船1同様、WBT(Water Ballast tankー脚下水
槽)の注排水により喫水の調整が行なえるように構成さ
れる。すなわち、このタンクバージ2に設けられたWB
T(Water Ballast tankー脚下水槽)は、WBT底部に
設けられた船底弁51と、その直上近傍に、この船底弁
51の開閉を操作する遠隔操作スタンド52を有する一
方、タンクバージ2の上部には、このWBT内に空気を
送り込み、または排出する空気弁53が設けられ、この
空気弁53も、前記遠隔操作スタンド52によって、そ
の開閉をコントロールされる。
【0021】すなわち、注水時には、この遠隔操作スタ
ンド52により、船底弁51を開き、また、空気弁53
を開く。奏すると、WBT内の空気が追い出され、その
分、海水が入り、吃水Lが深くなる。図5において、L
で表示した線は、吃水を示すものである。そして、排水
時には、同遠隔操作スタンド52により、船底弁51を
開き、空気弁53から、圧縮空気(1〜2kg/cm2
G程度のもの、あるいは、吃水l0mでlka/cm2
G程度のもの)を入れることにより、船底弁51から海
水が排出され、吃水Lが浅〈なる。
【0022】なお、図5中、54は、タンクバージ内に
積載される液体貨物を酌み上げる電動油圧サブマージド
ポンプである。このポンプ54は、高圧の油を送り込む
ことによってポンプモータ55を回転させ、この回転力
によって、内部の液体を酌み上げるというものである。
ただし、本実施例におけるタンクバージ式液体貨物輸送
船においては、輸送する液体をタンクバージに積み込
み、積み下ろしする際には、前述してきたように、タン
クバージ2をプッシャーボート7に回航して、各バース
において、このような積み込み、積み下ろし作業を行う
ので、母船1には、必ずしも、高圧油送配管の設備を必
要としない。
【0023】したがって、このポンプは、タンクバージ
2にも、必ず設けなければならないというものではな
い。タンクバージ2上部に必要な開口部を設けておき、
適宜、この開口部に電動油圧サブマージドポンプ、また
は、電動サブマージドポンプを釣り下ろし、内部の液体
を酌み上げてもよいものである。したがって、各バース
には、電源、電動油圧システム(可搬式パワーパック)
またはエンジン付き油圧システムが設けられ、接続ホー
スおよびその金具は規格化されていることが望ましい。
そして、これは、各バースにおいても、統一化された仕
様(同じ仕様)とすることが望ましい。
【0024】さらに、このようなタンクバージ式液体貨
物輸送船による液体輸送が、システムとして有効に機能
するには、用意されなければならないタンクバージの数
は、母船1積載数の2〜3倍の数のものが、準備される
ことが望ましい。なぜならば、各バースに母船1が係船
され、タンクバージ2の荷役が行われる間に、母船1
は、既に荷役が行われたタンクバージ2を回航して、他
のバースに向かわしめ、そのバースにおけるタンクバー
ジ2の荷役を行うようにするのが効率的に優れたものと
なるからである。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、液体
輸送船の母船自体が、推進機能を有するようにしたの
で、プッシャーボートによる航行式の場合に比し、極め
て効率良く輸送が行えるという効果を有する。また、船
内に推進器を設けたので、この推進器を利用して、輸送
中に各タンクバージ内の輸送物を加熱するためのボイラ
ー手段を備えることができ、このボイラーからの蒸気を
各タンクバージに配給できるようにしたので、輸送中に
も、加熱が必要な液体貨物に容易に加熱でき、輸送中の
製品の劣化や、温度が下がって急激に固化して、それが
ため船の荷重が変更して危険となる等のことがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、複数のタンクバージを備えた液体輸送
母船の概略を示す正面図、
【図2】図2は、複数のタンクバージを備えた液体輸送
母船の概略を示す平面図、
【図3】図3は、前記液体輸送母船の概略を示す縦断面
図、
【図4】図4は、前記船尾推進器近傍に配置された蒸気
ボイラーから蒸気を導き、積載する各タンクバージの蒸
気を供給する蒸気配管の概念を示す図、
【図5】図5は、上記実施例に使用されるタンクバージ
の概略を示す概略構成図、
【図6】図6は、従来の、この種のタンクバージを用い
て液体輸送を図るマザーバージ部の概略構成図、
【図7】図7は、従来の、この種のタンクバージを用い
て液体輸送の概略を示す図、
【符号の説明】
1・・・母船、 2・・・タンクバージ、 3・・・上甲板、 4・・・縦通材、 5・・・推進手段、 6・・・プッシャボート格納庫、 7・・・プッシャーボート、 8・・・ハンドリングクレーン、 9・・・横行材、 10・・・積載区画 11・・・舷側水密扉、 14・・・配管ダクト、 15・・・レール、 16・・・蒸気管、 17・・・加熱管、 18・・・連結管、 19・・・舷側扉、 21・・・ボイラー、 22・・・ケスケードタンク、 23・・・ドレンクーラー、 24、25、26、27・・・連結手段、 30・・・水平隔壁、 31・・・舷側タンク、 32・・・船底タンク、 33・・・中央タンク、 34・・・横置隔壁、 41・・・マザーバージ、 42a・・・タンクバージ収容部、 42a・・・プッシャボート収容部、 43・・・タンクバージ、 44・・・ジョイント部、 45・・・ジョイント部、 46・・・マザーバージ側ジョイント部、 47・・・プッシャボート、 48・・・プッシャボート収容部、 49・・・ジョイント部、 49・・・プッシャボート側ジョイント部、 50・・・マザーバージ側ボートジョイント部、 51・・・船底弁、 52・・・遠隔操作スタンド、 53・・・空気弁、 54・・・ポンプ、 55・・・ポンプモータ、 A・・・積地 B・・・降地 L、L0・・・吃水、
フロントページの続き (72)発明者 川合 良穂 愛媛県越智郡大西町大字新町甲945番地 株式会社新来島どっく内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体輪送に用いる複数個のタンクバージ
    を両舷から上甲板に積載できる複数組の舷側水密扉と、 その上甲板下に配設され、排水、注水を行うことによ
    り、上甲板を浮沈させるバラストタンクと、 荷油槽と、 自航推進用エンジンを収納する機関室と、 上甲板上中央に配設される箱型縦通材と、 上甲板後部に積載され、前記タンクバージを連拮し、荷
    役回航を行う、少なくとも1隻のプッシャーボートとを
    有することを特徴とするタンクバージ式液体貨物輪送
    船。
  2. 【請求項2】 前記機関室に配置された推進用エンジン
    と、 蒸気ボイラーと、 この蒸気ボイラーから発生する蒸気を導き、積載する複
    数のタンクバージに蒸気を供給する蒸気配管からなり、
    この蒸気配管は、上甲板に積載する複数のタンクバージ
    間の中央の箱型の縦通材内を配管されていることを特徴
    とする蒸気供給装置を備えた請求項1記載のタンクバー
    ジ式液体貨物輸送船。
  3. 【請求項3】 前記縦通材は、浮力体として構成される
    ことを特徴とする請求項2記載のタンクバージ式液体貨
    物輸送船。
  4. 【請求項4】 前記縦通材の上部が、ハンドリングクレ
    ーンの走行台としたことを特徴とする請求項2ないし3
    記載のタンクバージ式液体貨物輸送船。
  5. 【請求項5】 所定の外径寸法、所定の二重底付タンク
    および二重底付ダブルハルタンク構造を有し、内部に、
    外部からのエネルギーの供給によって、内部温度を所定
    に保つ加熱管を備えたことを特徴する液体輸送用タンク
    バージ。
  6. 【請求項6】 前記タンクバージは、底部に設けられた
    船底弁と、タンクバージ上部に設けられた空気弁と、前
    記船底弁および空気弁の開閉を連動して制御する遠隔操
    作スタンドを有し、該遠隔操作スタンドによってコント
    ロールされる注排水により喫水の調整が行なえるように
    構成されるWBT(Water Ballast tankー脚下水槽)を
    有するものであることを特徴とする請求項5記載の液体
    輸送用タンクバージ。
  7. 【請求項7】 前記空気弁には、排水時には、1〜2k
    g/c〓G程度の圧縮空気、あるいは、喫水l0mでl
    kg/c〓G程度の圧縮空気を圧入する空気弁であるこ
    とを特徴とする請求項6記載の液体輸送用タンクバー
    ジ。
  8. 【請求項8】 前記タンクバージには、内部に積載され
    る液体貨物を酌み上げる電動油圧サブマージドポンプ、
    または、電動サブマージドポンプが設けられたことを特
    徴とする請求項5ないし7記載の液体輸送用タンクバー
    ジ。
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