JPS63500161A - 繋留と輸送を行う装置及びその方法 - Google Patents

繋留と輸送を行う装置及びその方法

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JPS63500161A
JPS63500161A JP61502532A JP50253286A JPS63500161A JP S63500161 A JPS63500161 A JP S63500161A JP 61502532 A JP61502532 A JP 61502532A JP 50253286 A JP50253286 A JP 50253286A JP S63500161 A JPS63500161 A JP S63500161A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 浄書(内容に変更なし) 繋留と輸送を行う装置及びその方法 技術分野 本発明は繋留及び輸送を行なうための装置に係り、より詳細には、流体物をタン カーとそれ以外の場所等との間で積込み及び積下しを行なうことができ、迅速な 展開及び回収が可能の撃留輸送装置に関する。特に本装置は、軍用に適し、沿岸 近くに繋留し、/<イブラインを用いてタンカーから燃料を陸上げするための方 法及び装置に関する。なお、本発明は民間企業の商業活動にも応用することがで きる。
背景技術 タンカーに積み込んだ流体物、たとえば石油製品を沿岸に陸上げする装置には公 知のものがある。軍事活動においては、タンカーを沿岸に接近させ、繋留し、ノ くイブラインを敷設し、そのバイブラインを用いて燃料を、上陸した軍隊に供給 する場合があり得るし、この場合、上記繋留及び陸上げを極めて迅速に行なわな ければならない。燃料をヘリコプタ等で空輸することもあり得るが、上陸軍の規 模が大きい場合には、これに補給する燃料も大量になるから、外航用タンカーを 使用せざるを得な〜)。
この場合、石油類特に燃料をタンカーから陸上げする作業を極めて迅速に行なわ なければならないことは、いわば自明である。
発明の開示 そこで本発明は、船舶と船舶以外の場所との間で流体物の受授を行なうために、 迅速な展開及び撤収が可能の、繋留及び輸送を行う装置を提供することを目的と する。
本発明の他の目的は、沖合に繋留し、ばら積みの液状物を迅速に陸上げする装置 及び、上記作業を行う方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、比較的浅い沿岸に外航タンカーを繋留し、このタン カーから海岸までパイプラインを敷設できる装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、液状の積荷を沖合から迅速に陸上げでき、比較的深 い海上で使用する陸上げ装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、タンカーから海岸まで展開することができ、繋留位 置まで運搬することができ、1つの装置としてまとめられた繋留ブイ及び迅速敷 設型パイプラインを提供することにある。
上記目的は、要約すれば次のようになる本発明に基く撃留輸送装置によって達成 される。すなわち、上記撃留輸送装置は基部と、この基部に取り付けられた浮上 槽とを有し、バルク積みされた流体、積荷を繋留位置から海岸に陸−Lげする間 、上記浮上槽によって浮上している沖合繋合陸揚げ装置である。上記浮上槽は上 記沖合繋合陸上げ装置を海底に繋留して流体の積荷を大量に陸上げするためのも のである。
また、本発明は、沖合繋留型陸上げ装置を海底に繋留する方法を開示する。上記 陸上げ装置は基部を有し、この基部は第1の端部と第2の端部とを有し、この第 1の端部はこれに積荷を大量に送り込む装置を有し、上記第2の端部はこれに積 荷を大量に送り込む装置を有する。
上記繋留方法は上記沖合撃留型陸」二げ装置を繋留すべき位置に正確に繋留する 段階と、上記沖合繋留型陸上げ装置の第1の端部を海底まで沈下させてこの第1 の端部に積荷を大量に送る段階とを有する。次に上記第1の端部を海底から所定 の高さに保持する。次に上記第1の端部を水没させる。これは上記基部の第2の 端部が海底に達するまでの間、上記基部が上記第1の端部を中心として自由−に 回転できるようにするためである。最後に、上記第1の端部の固定を解除して、 この第1の端部を海底に沈める。
上記繋留方法の代りに、沖合撃留型バラ積み荷物陸上げ装置を海底に展開する第 2の繋留方法をも開示する。
上記繋合装置は基部を宵し、この基部は第1の端部及び第2の端部を有し、この 第1の端部と第2の端部を水没させる装置を有する。さらに−に記撃留装置は上 記第1の端部及び第2の端部を所定の深さに保持する装置を有する。上記第2の 繋留方法は上記沖合撃留型陸−トげ装置を所期の展開位置に位置決めする段階を 有する。次に上記第1の端部を海底に沈める。この第1の端部を海底近くまで沈 めた後、この第】の端部をそのままの状態に保持する。次に上記第2の端部を固 定解除し、上記第1の端部を中心として回転できる状態にして、上記第1の端部 よりもさらに深く沈める。次に上記第1の端部を上記第2の端部の周囲で回転で きるようにする。この手順を、上記第1の端部又は第2の端部が海底に届くまで 繰り返えして、上記第1の端部及び第2の端部の何れか所望の端部を回転できる 状態にする。
図面の簡単な説明 第1図及び第2図は本発明に基いて迅速に繋留し陸上げする輸送装置の基部、浮 上槽、繋留ブイ、輸送物導管巻枠及びホース巻枠の側面図及び上面図、第3図乃 至第6図は第1図及び第2図の迅速繋合輸送装置を比較的浅い海中に展開する方 法の説明図、第7図乃至第10図は可撓性を有する上記導管を海岸の施設に接続 し、可撓性を有するホースをタンカーに接続し、そのタンカーを繋留ブイにつな ぐ方法の説明図、第11図乃至第13図は水深の深い所で使用される本発明に基 く他の撃留輸送装置の第1の滑車装置と、繋留ブイに使用する第1のウィンチと 第2の滑車装置と、上記第1のウィンチの反対側に取り付けるウィンチとを備え た部分の上面図及び断面図、第14図乃至第17図は第11図乃至第13図に示 した水深の深い所で使用する撃留輸送装置の敷設方法の説明図、第18図は第1 図及び第2図又は第11図乃至第13図の撃留輸送装置からパイプラインを除い た構造の本発明に基づく他の実施例の部分破断側面図、第19図および第20図 は第1図及び第2図又は第11図乃至第13図の撃留輸送装置のパイプライン及 びホースリールを除き、タンカーと上記基部との接続のために敷設されるタンカ ーホースを着脱できるように上記基部に取り付けた構造の本発明に基く他の撃留 輸送装置の立面図及び上面図、第21図乃至第24図はウィンチで可撓性を有す るパイプラインを海岸につなぎ、導管を導管巻枠から繰り出しながら沖合の繋留 位置まで曳航する方法の説明図、第24図乃至第28図は垂直に延びる補助的な 第2のブイと、海底に設置された上記基部に接続される錨索と、タンカーから上 記錨索まで延びる撃留索取付装置とを有し、特に水深の浅い所で使用するタイプ の本発明に基く他の撃留輸送装置、第29図乃至第36図は水深の深い所で使用 するタイプの本発明に基く他の撃留帖送装置の敷設方法の説明図(この図におい て、敷設箇所に潮流がある場合には、上記撃留輸送装置の基部の上記水流の上流 側になる端部すなわち第1の端部を海底から所定の高さに保持し、上記基部の下 流側になる端部すなわぢ第2の端部を、上記第1の端部の周囲で回転できる状態 で、上記第1の端部の下流側になる海底上の位置まで降ろし、さらに上記第1の 端部の固定を解除し、上記基部が海底に着くまで上記第1の端部を完全に水没さ せる)、第37図乃至第41図は沖合撃留型撃留輸送装置を回収するための装置 及び方法の説明図、第42図乃至第44図はタンカーホースが上記基部に着脱で きるように取り付けられ、浮槽が上記基部の側部の端から端に取り付けられた構 造の本発明に基く他の撃留輸送装置の側面図、上面図、及び断面図、第45図乃 至第48図は上記基部を海底に4段階で敷設するための主ブイ及び補助ブイを有 し、水深の深い所で使用するタイプの基発明に基く他の撃留輸送装置及びその敷 設方法の説明図である。
本発明を実施するための最良の形態 まず、ホースリール及びパイプラインを有し、水深の浅い所で使用する撃留輸送 装置について説明する。
第1図及び第2図は本発明に基く輸送装置の実施例の側面図及び平面図である。
この輸送装置は特に水深が浅い所で使用するものである。上記輸送装置10は基 盤20を含み、このU盤20は水没させ書る浮槽21゜22を有し、この浮p5 21.22はそれぞれ上記基盤の各端部に配設される。上記基盤に支持構造部3 8があり、この支持構造部38に繋留ブイ23が、これを保持するためのヒンジ 結合型の2個のブラケット40.40と、着脱可能に支持された固定案39.3 9によって固定される。上記基盤に輸送物を送る導管を巻く導管巻枠25が取り 付けられ、この導管巻枠25は案内輪51,51゜・・・上で、中心線50を中 心として自由に回転する。上記導管巻枠は、上記輸送装置が繋留位置まで運搬さ れる間、可撓性を有する導管27をコイル状に巻いて保持し、上記輸送装置が海 底に設置された後に、上記導管27を海岸まで繰り出す。ホース巻枠26は、上 記輸送装置が繋留位置まで運搬される間、可撓性を有し、タンカーに接続される ホース28をコイル状に巻いて保持し、上記輸送装置が海底に設置された後に、 上記ホース28をタンカーまで繰り出す。自在管継手すなわち流体物の貨物を陸 上げするための自在管継手29は、導管巻枠25にコイル状に巻かれた導管27 と、ホース巻枠26にコイル状に巻かれたホース28とを、回転できるように接 続するために設は蟇れる。
上記ホース巻枠26は、導管巻枠25の案内輪52の上に、上記導管巻枠25と 同軸に、かつ、この導管巻枠25に対して回転できるように取り付けられる。自 在継手29は、その中心が中心線50に一致するように配置され、この自在継手 の中央部53は導管継手25に固定され、この自在継手の外側の自在接続部54 は上記中央部53から独立に自由に回転する。管路55は導管27の内側の端部 と自在継手29の中央部53とを接続する。
上記外側の自在接続部54は管路接続具56を含み、この管路接続具56に上記 コイル状のタンカーホース28の内側の端部が接続される。
上記導管巻枠25とホース巻枠26は相互に自由に回転し、上記基盤20に対し ても自由に回転し、上記ホース28と導管27は上記自在接続部29及び管路5 5を介して相互に接続される。
撃留索24は繋留ブイ23の下端部に取りけられる。
この撃留索24は自在接続部29の中央部53の頂部に取す付けるのが好ましい 。ユニバーサルジヨイントすなわち自在接続具30.31は上記撃留索24の端 部に設けられ、それぞれ繋留ブイ23の端部及び自在接続部29の頂部に取り付 けられる。錨の脚部の自在接続一部37は、上記繋留ブイを自由に回転できる状 態にするものであり、上記撃留索の途中に取り付けるのが好ましい。
上記基盤は複数の区画に分割され、このうちの何個かの区画33. 33.・・ ・は図示したようにコンクリートバラストが詰められる。上記以外の区画34, 34.・・・は中空であり、上記輸送装置が繋留位置まで運搬される間、上記基 盤を浮上させ、上記輸送装置が繋留位置に設置された時に−り記基盤を水没させ ることができる。海底の土に食い込むスカート35と、上記上に突き刺さるリブ 36は、上記輸送装置が海底に下された後に、海底との間の剪断抵抗作用により 、船の対海底移動を防止する。
このスカート35及びリブ36の代りに、短く、かつ、先のとがった多数の杭状 の部材を取り付け、これを海底に突き刺して、海底に対して適当な移動抵抗を発 揮させることもできる。
以上説明した形態の本発明に基く輸送装置は比較的浅い海で使用するものであり 、その水深は上記基盤の長さの約70%未満である。
第3図乃至第6図に、上記輸送装置10を海底100まで降す方法を、順を追っ て示す。第3図に示すように、曳航船60を用いて上記輸送装置10を所期の設 置位置まで曳航する。この曳航を行なっている間に、上記撃留索すなわち錨鎖2 4の長さを設置位置の水深に合わせる調節を行なう。
第4図に上記輸送装置10を海底に沈める段階を示す。
この段階では、上記基盤の外殻を形成している空の区画62.62’、・・・に 注水され、ブイを固縛している索39が解かれている。上記ブイ23を図に示す ように拘束せずに浮上させた後は、−り記ヒンジ結合型ブイ固定枠40をブイ支 持構造体の上部に下ろす。これは上記輸送装置の設置後の状態における全高を最 小にするためである。
上記浮槽21に注入した時の状態を第4図に示す。この状態で上記基盤20は徐 々に傾斜して沈降する。この傾斜沈降は上記輸送装置10が海底に達し、スカー ト35が海底に係合した時に止まる。
第5図に、浮槽22に注水した時の、輸送装置10の状態を示す。浮槽22に満 水になるまで注水すれば、輸送装置10の反対側の端部66が沈降して海底に達 する。
第6図に、上記輸送装置1−0が海底100に着き、繋留ブイ23が最終すなわ ち垂直な姿勢になった時の状態を示す。このブイ23は錨索24により上記輸送 装置10につながれる。この錨索24の長さは、繋留ブイ23に適当な浮力が生 じる深さまで、この繋留ブイを引き下げる長さにする。この適当な浮力は、弱い 潮流の作用で錨索24が所定の張力で張った時に、上記ブイが直立できる大きさ の浮力である。
第7図乃至第10図に導管27及び可撓性を有するホース28の敷設要領を示す 。導管巻枠25に巻かれた可撓性を有する導管27の端部を曳航船102につな ぐ。
この導管は、空の状態で完全に水没した時には、海底で安定できる重さになり、 しかも、海底に対して過大な摩擦抵抗を生じることなく、充分に海岸まで引ける 程度の軽さである。
曳航船102が行動できない程浅い所では、陸上のウィンチ112から用銅11 0をくり出し、この用銅110を導管27の端部に接続させる。第9図に示すよ うに、上記ウィンチ112で導管27を引き上げれば、第10図に示すように陸 上の貯蔵施設置15に上記導管を接続することができる。
第8図に示すように、上記ホース巻枠26に巻いである可撓性を有するホース2 8の端部を、曳航船103で引いて、上記ホース28を引き出す。このホース2 8は、それ自体が適当な浮力を何するので、タンカー125に接続する時だけで なく、陸上げする流体貨物で満たされた時も浮く。次に、第9図のように、撃留 網120を用いて、タンカーを繋留ブイ23に繋留し、上記ホース28をこのタ ンカー125に接続して流体貨物を陸上げ又は積込みを行う。
第10図に、ホース巻枠26から引き出されたホース28と、導管25から引き 出された導管27の平面図を示す。
上記輸送装置を所期の位置に沈めるために、上記輸送装置の第2の端部から曳航 船に保持網を渡し、この保持網を動力で引くか、又は、錨の爪を利用して海底に 固定するという方法を採ることもできる。
以゛上説明した方法と装置によって、燃料その他の液体貨物を積載したタンカー を繋留し、その液体貨物を陸上の貯蔵施設に陸、トげすることを迅速に行うこと ができる。
次にホース巻取枠と導管巻取枠とを有し、水深の深い所で使用するタイプの輸送 装置について説明する。
本発明の他の実施態様としての上記水深の深い所で使用する陸上げ装置10′の 側面図、上面図、及び断面図を第11図ないし第13図に示す。この陸上げ装置 は、基本的には第1図及び第2図に示した陸上げ装置と同じであり、相違する点 は水深が比較的深い所で上記陸上げ装置を安全に制御できる装置を付加したこと にある。ブロックと複動滑車から成る滑車装置150をウィンチ付ブイ固定枠1 70に取り付ける。このブイ固定枠170の第1のウィンチ171は上記滑車装 置150に接続されてこの滑車装W150を作動させ、この滑車装置150は上 記基盤の第1の端部を海底まで降す。」上記滑車装置150のフック173を基 盤20の掛具20に掛ける。上記基盤20の第2の端部に補助ブイ180を設け 、この補助ブイ180は第2のウィンチ181とブロック及び複動滑車から成る 滑車装置182とを有し、この滑車装置182のフック183が基盤20の掛具 184に掛けられる。上記第2のウィンチ181は上記基部の第2の端部を海底 まで降すためのものである。これ以外の点については、第11図乃至第13図に 示す陸上げ装置10′は第1図及び第2図に示した陸上げ装置と同様である。
導管巻枠、ホース巻枠、及び自在管継手は、既説明の浅海で使用するタイプの陸 上げ装置と同様に基盤に取り付けられる。ブイ固定枠170は上記基盤の第1の 端部に着脱できるように取り付けられ、このブイ固定枠170に上記陸上げ装置 の主ブイが着脱できるように取り付けられる。撃留索は」1記基盤と主ブイに接 続される。
すでに説明したと同様に、自在管継手は導管巻枠にコイル状に巻かれた可撓性を 有する導管と、上記ホース巻枠にコイル状に巻かれたホースすなわちタンカーに つなぐホースとを、回転できるように接続する。
第14図乃至第17図に、上記深海使用型の陸上げ装置10′を海底まで降す手 順を示す。これは陸上からの導管27と上記ホース28とを接続するための準備 作業である。第14図に、上記陸上げ装置10′の敷設作業の第1段階を示す。
この段階には、先づ、上記陸上げ装置を設置位置まで曳航した後、基盤の中空の 全ての区画に水を注入する。次いで浮槽21に注水する。この注水は上記陸上げ 装置10′の第1の端部が水没し始める時点まで行う。次に滑車装置150をブ イ固定枠170のウィンチ17コで制御して、上記陸上げ装置10′の第1の端 部を、第14図に示すように、傾斜降下させる。
第15図に、浮槽22への注水段階を示す。この注水は上記陸上げ装置の第2の 端部が水没し始める時まで行う。この水没開始の時点で、上記陸上げ装置は第1 5図に示すように傾斜した姿勢になる。この状態で、」1記ウィンチ171で上 記滑車装置150を作動させ、ウィンチ181で滑車装置182を作動させるこ とにより、上記陸上げ装置10′の両端部の速さをほぼ同じにして上記陸上げ装 置10′を沈降させる。この作業は、上記注水された浮槽2]が海底100に達 するまで行う。次に1−記浮槽21に、さらに満水になるまで注水し、ウインチ 171が空転するまで作動させれば、上記陸上げ装置の基盤を海底に完全に沈着 させることができる。次にブイ固定枠39を外し、フック173を上記陸上げ装 置10′から外す。この時に、上記ブイ固定枠170をブイ23から外し、この ブイ23を第16図に示すように浮遊させる。ただし、このブイ23は撃留索で 上記基盤につながれている。
第17図に、上記深海使用型陸上げ装置10’の設置要領の次の段階を示す。こ の装置10′の4槽22が取り付けである端部を、補助ブイのウィンチ181を 用いて海底まで下し、上記第2の4槽22に満水になるまで注水した後に、上記 補助ウィンチ181及び滑車装置182を、上記陸上げ装置10′から外す。こ の陸上げ装置の基盤が第17図に示すように海底に沈着した後に曳航索65も基 盤20から外す。次に導管巻枠25に巻いである導管27を、第7図乃至第10 図で説明したと同じ要領で、くり出して海岸の陸上の貯蔵施設に接続する。また 、ホース巻枠26に巻いであるホース27も、同様に、くり出して、上記繋留ブ イ23に繋留したタンカーに接続する。この導管及びホースを接続すれば、この 導管及びホースを用いて、タンカーの液状積荷を陸上げできる状態になる。
以上の作業によって、上記本発明の第2の実施形態である深い所で使用するタイ プの迅速敷設型撃留陸上げ装置及びタンカーにばら積みされた液状貨物を海岸の 上陸した部隊たとえば海兵隊に補給するための装置の設置が完了する。
上記タンカーからの陸上げ作業が済めば、上記繋合陸上げ装置及び液状貨物補給 装置は、次に敷設が必要になる場合に備えて、全て回収できる。この回収手順は 上記手順を逆順に実施するだけでよい。
次に、ホース巻枠を有するが、導管巻枠を備えていない浅海使用型撃留陸上げ装 置について説明する。
この陸上げ装置を第18図に示す。この陸上げ装置は第1図及び第2図に示した 浅い所で使用するタイプの陸上げ装置、又は第11図乃至第13図に示した浅い 所で使用するタイプの陸上げ装置と共に使用することができる。この第18図に 示す陸上げ装置は、この図に示すように、第1図及び第2図、又は第11図乃至 第13図に示した導管巻枠25が取り付けられない。この陸上げ装置を海底に設 置した後、導管を管路25に接続し、この導管を海底に沿って陸上の貯蔵施設ま で延ばせばよい。
この作業は別の特殊な形状の敷設装置又は海兵隊が従来が使用しているパイプラ イン敷設装置、及びその操作方法を用いて行うことができる。上記導管、管路2 5、自在管継手29、及びホース28を接続して、液体貨物陸上げ路を形成する 。次にホース28をタンカーに接続し、このタンカーを上記繋留ブイに繋留する 。この接続及び繋留の方法はすでに説明したと同様である。
次にホース部を備えているがホース巻枠及び導管巻枠を備えず、浅瀬でも深い所 でも使用できるタイプの陸上げ装置について説明する。
このタイプの陸上げ装置を第19図及び第20図に示す。この陸上げ装置は、第 1図、第2図及び第11図乃至第13図の導管巻枠とホース巻枠を、部分的なボ ース90.90.・・・およびこの部分的なホース90,90゜・・・を上記陸 上げ装置の基盤20に固縛する固縛装置91゜91、・・・で置換した構造であ る。この部分的なホース90は接続装置94.93を有し、この接続装置94゜ 93は」1記ホース部の各端部に設けられ、荷を積んでいるタンカーと自在管継 手29′の接続用管路86のホース接続用フランジとに接続される。上記接続装 置94゜93はボルト結合型迅速継手又はその他のタイプの迅速継手である。接 続菅路87の導管接続フランジは導管を陸上の貯蔵施設に接続するためのもので 、この接続は、従来のルール型バルジその他の別の特殊な形状の敷設用装置を用 いて行う。
上記第19図及び第20図に示す陸上げ装置は、使用する時には、海岸の陸上貯 蔵施設と欠航タンカーとを接続し易い位置に曳航される。この陸上げ装置が水深 の浅い場所である場合には、第3図乃至第6図を用いて説明した方法で設置する 。この陸上げ装置の基盤を海底に沈める時には、部分ホース90. 90.・・ ・を固定装置91゜91、・・・から取り外す。上記基盤を海底に沈める作業を している間に、部分的なホース90の端部を、ホースを浮かせながら引くホース けん引索の端部に接続する。このホースけん引索は部分的なホース90と同じ長 さであり、上記基盤20を海底に沈めている間又は沈めた後に、自在管継手29 ′のホース接続用管路86に接続される。
このホースけん引索をタンカーにも接続する。第19図及び第20図に示す陸上 げ装置を敷設する時には、上記部分的なホースをタンカーに接続するホースに組 み立てる作業及び自在管継手29′の管路86に上記ホースを接続する作業をし なければならず、この作業を行なうためには潜水夫の援助が必要である。
上記以外の点については、第19図及び第20図の陸上げ装置は第1図及び第2 図の陸上げ装置と同じである。
第11図乃至第13図に示し、た水深が比較的深い所で使用するタイプの陸上げ 装置(勿論、導管巻枠及びホース巻枠は外しである)は、基盤20を比較的深い 海底に沈めて設置する作業を制御するために、第19図及び第20図に示す陸上 げ装置と共に使用することもできる。
次に水深が浅い所又は凍い所に上記陸上げ装置を設定するための他の方法につい て説明する。
第21図乃至第24図に上記浅瀬用陸上げ装置又は深い所で使用する陸上げ装置 10(又は10′)を設置するための他の方法を示す。第21図に曳航船102 を用いて、上記陸上げ装置10を、海岸のすぐ近くまで曳航する状態を示す。第 22図に、陸上げ装置10を海底に沈める前に、この陸上げ装置10の導管27 の端部を、陸上からウィンチ112でくり出したけん引索110に接続した状態 を示す。その後に、上記陸上げW@:10を設置位置まで曳航船102で(第2 3図に示すように)曳航する。この間、導管27はその巻枠25から引き出され る。その後に、上記陸上げ装置を、すでに説明した本発明に基く浅瀬での設置法 又は深い所での設置法により、第24図に示すように設置する。
次に、極めて浅い浅瀬で使用するために補助ブイを備えたタイプの陸上げ装置に ついて説明する。
第25図乃至第28図に、陸上げ装置の主ブイの錨の作用をする錨索を充分に垂 直方向に延ばし得ない程、極端に浅い場所に設置するための、本発明に基く他の 実施例形態としての陸上げ装置及びその設置方法を示す。この陸上げ装置は主ブ イ23の他に補助ブイ23′を有し、この補助ブイ23′は上記陸上げ装置の基 盤に錨索24′で接続される。第26図に示す設置位置で、上記陸上げ装置10 ’を海底に沈めた時に、主ブイ23を自由浮上させる。この主ブイ23を上記陸 上げ装置10′から離すために、補助曳航船111を使用することもできる。
上記陸上げ装置10′を海底に沈めた時に、補助ブイ23′を水面に浮上さゼ、 その錨索24′が垂直に延びるようにする。
この状態になればタンカーを繋留することができる◇このタンカー125は第2 8図に示すように、撃留索120を錨索24′とブイ23′につなぎ、ホース2 8をこのタンカーから陸上げ装置10′接続する。導管を海岸まで延ばし、陸上 の貯蔵施設とタンカー128につないで燃料等を送るパイプライン28を構成す ることは、以上説明した方法及び陸上げ装置の何れかを用いれば可能である。
ここで注意すべきことは、上記補助ブイ23′は小型であり、上記主ブイよりも 撃留力が小さいという点である。それ故、上記陸上げ装置は撃留装置としての力 が弱いから、上記主ブイを使用するような苛酷な条件の下では夕°ンカーを安全 に繋留することができない。
次に、水深の深い場所に、3段階で設置するタイプの撃留陸上げ装置について説 明する。
第29図乃至第36図に、水深の深い場所に設置するタイプの本発明に基く他の 撃留陸上げ装置及びその設置方法を示す。第31図に最も判り易く示すように、 海岸から離れた位置に設置して、流体貨物を陸上げする撃留陸上げ装置は基盤1 30を備え、この基盤130は第1の端部132及び第2の端部134を宵する 。この撃留陸上げ装置は、さらに、第1の端部132に第1の4槽136及び第 2の4槽138を有し、第2の端部134に第3の4槽140及び第4の4槽1 42を有する。」二足載4の4槽は多数の室を内蔵し、この各室に個別的に部分 注水を行なうことができる。
上記撃留陸上げ装置の基盤130は、第29図乃至第41図に示すように、タン カーに接続するための部分的なホース90,90.・・・を有し、この部分的な ホース90は第19図及び第20図に示すように上記基盤130に着脱できるよ うに固定される。部分的なホース90は比較的固く、端部93と端部94を合わ せるように接続されて、水没するホース索145を形成する。このホース索14 5はタンカー(図示せず)から上記基盤130の自在管継手29′の入口側端部 に接続される。
水没する導管146は石油等を貯蔵する施設又は容器詰めしない状態で供給する 供給源(たとえば油井等、図示せず)に接続するためのものであるが、この導管 146はすでに説明した本発明に基づく何れかの方法を用いて上記基盤から分離 した状態で組み立てて、第36図に示すように、自在管継手29′の吐出側端部 に接続する。
繋留ブイ23を、第29図に示すように、最初に基盤130て設置位置まで運搬 し、長く、かつ、可撓性を有するボース147をブイ23の周囲に巻き付ける。
基盤130を海底100に沈めた後、ホース147を−に配水中のホース索14 5の端部に接続する。これはタンカー等に接続するためである。
錨の脚部又は錨索24をブイ23と自在管継手29′に接続して基盤130の第 1の端部130の周囲に下げる。基盤130の添えロープ144を解けば、基盤 130が海底100まで沈み、錨索24が張った状態になる。上記ブイ23は錨 索で上記海底に設置された基盤に直接つながっているので、流体貨物を陸上げし ている間、タンカー(図示せず)を撃留索190で上記ブイ23に繋留しておく ことができる。
基盤130を海底100に設置する時に、第31図乃至第34図に最も分り易く 示すように、添えローブ144を用いて、上記基盤の第1の端部132を海底1 00から所定の高さに保持する。
上記陸上げ装置を使用し、作動させる場合、設置する場所に実質的に潮流がない 場合には、基盤を潮流に合わゼる必要はないが、潮流がある場所ならば、何より も先に、基盤を第29図乃至第36図に示すように潮流に合わせる必要がある。
そのためには水中のホース145を自在管継手29′に接続(7、曳航船102 を使用して上記陸上げ装置を1@流の中に曳航する。これを第29図に示す。こ れは−基盤130を沈降させるための準低として行なうものである。次にこの基 盤130を海底に沈めるが、その時に、1隻以上の曳航船を使用して、基盤13 0を所期の設置位置よりも実質的に潮流の」−流側1J成る距離さかのぼる位置 まで曳航する。その後に、支持索143を曳航船から基盤130に掛けて、その 基盤130の位置決めをやり易くする。さらに他の支持索(図示ゼず)を他の曳 航船から上記基盤に掛け、この支持索を潮流の上流側と下流側から掛けるように すれば、上記基盤130の位置決めがより容易になる。この位置決めが済んだ後 に、上記基盤1.30を支持していた支持索を解く。
次に上記基盤の第1の4槽136に注水して、第30図に示すように、上記基盤 130の船首の部分]32を水没させる。上記注水の速度を減少させ、それによ り基盤の沈降速度を制御するために、上記基盤130の頂部にある制御弁(図示 せず)を選択的に開閉する。上記基盤の船首(すなわち第1図の端部、上記基盤 を潮流の中で敷設する場合には潮流の上流側にする端部)132を添えローブ1 44を用いて所定の位置で止め、又はその位置に保持する。この添えローブ14 4は浮上するブイ23の下側に取り付けである。次に第31図に示すように、4 槽136に満水になるまで注水して、上記添えローブ144を張った状態の添え ローブ144は、上記基盤の船尾の部分(すなわち第2の端部、潮流中では「下 流側端部」になる部分)が沈降する時に、上記基盤の安定を維持する。
次に上記基盤130の第2の端部134の4槽142への注水を開始する。そ・ うすイ1ば、上記基部130は、第33図に示すように、」二足載1の端部13 2を中心として、上記船尾すなわち第2の端部134が海底100に着くまで回 転する。上記添えローブ144の長さ、従って上記第1の端部132の水没する 深さは第31図乃至第34図に示す段階では変化しない。
次に、第35図に示すように、基盤の船首すなわち第]の端部132が海底10 0に着くまで沈降する間、この基盤130の第2の端部134の安定を確保する ために、上記浮室142に満水になるまで注水すると、ブイ23の掛は外しでき る索148が下に引がれ、この索148が、添えローブ144をブイ23の底部 につなげている掛具を外す。このようになれば、基盤の船首すなわち第1の端部 132が海底100まで、徐々に沈降する。次に4槽138.140に満水にな るまで注水して、第36図に示すように、基盤130を海底100に完全に沈着 させる。次に第36図に示すように、上記可撓性を有するホース147を、水中 のホース索につなぐために、ブイ23から外す。
次に上記基盤を海底から回収する方法について説明する。
第37図乃至第40図に、上記基盤130を海底100から回収する方法を示す 。潜水夫が位置決め用の索152を上記基盤の第1の端部すなわち船首132に 取り付け、位置決め用の索154を上記基盤130の船首すなわち第2の端部1 34に取り付ける。さらに、上記基盤〕30が海面に浮上するまでの間、陸上げ 装置全体が偏位するのを確実に防止するために、位置決め用の補助索を曳航船か ら上記基部に掛けることもできる。上記基部130が海底の泥土の中に固着して いるためにこれを泥土から分離させる必要がある場合には、潜水夫が加圧空気管 156及び水噴射管158を曳航船102から延ばす。この場合、曳航船102 は4−記基盤】30からの安全距離をとる。次に水噴射管158から」1記基盤 130の底部と海底100との間に水を噴射させて、基盤130と海底100と の固着を破る。
次に第38図に示すように、上記船尾134の4槽140.142のバラ7、ト を投棄して、上記基部をほぼ垂直になるまで回転させる。このバラスト投棄は、 加圧空気管156から加圧空気を噴射させて強制排水することにより行う。次に 上記位置決め用の索152,154を、それぞの曳航船(図示せず)で引いて張 った状態にして、基盤130の方向舎潮流の方向に合わせ(必要に応じて実施) 、上記基部を浮上させる間、上記装置全体の姿勢を維持する。この状態で、第3 9図に示すように1、第1の端部132の4槽1.36.138からバラストを 部分的に投棄して、基部130を垂直な姿勢になるように浮上させる。
さらに4槽136,138からバラストを投棄して、第40図に示すように、第 1の端部132を回転させて水面に顔を出させる。次に上記基盤]30を曳航船 102で他の位置に曳航する。ブイ23、錨索24、及び水中のホース索145 を、それぞれ、曳航船で引いて基部130から外す。この引き外しを行う前に、 基盤の全ての区画のバラストを投棄し、全ての弁、逃気孔、及び点検用ハツチを しっかり閉める。
次に長手方向に4槽を設けて、水深の深い場所に使用できるようにした陸上げ装 置について説明する。
このタイプの陸上げ装置を第42図乃至第44図に示す。この装置では、第1図 及び第2図に示した導管巻枠及びホース巻枠は取除かれる。タンカーに接続する ホースの部分的なホース160,160.・・・は、接続部164.166を有 し、タンカー又は曳航船と自在管継手]68の吐出口とを接続するために使用さ れる。これは索145と同様である。上記接続部164,166はフランジをボ ルトで締める3タイプ又はその他の迅速継手のタイプである。上記自在管継手1 68の入口は海岸の貯蔵施設又は海底油井につなぐ導管を接続するためのもので ある。この導管は第36図に示した導管146と同様であり、従来のリールバル ヂ型敷設装置又は上記陸上げ装置に含まれない他の特殊形状の敷設装置を用いて 敷設することもできる。
第42図ないし第44図に示す形態は、すでに説明した形態とほぼ同様であり、 相違点は4槽170.172が基盤1620両側に長手方向に配設された点であ る。
第42図に最も良く示すように、複数の4槽170A乃至170Gは、基盤の一 方の側部に、端部突き合せで配設される。上記基盤162の他方の側部には、4 橘172A乃至172Gが上記4槽170乃至170GI:対応するように配設 される。
第43図は、第42図の線43−43に沿う断面図であり、基盤162における ブイ174の位置を示す図面である。錨の脚部すなわち錨索176は、ブイ17 4と自在管継手168との間に接続されるもので、基盤162の船首側端部17 8の周囲に懸吊される。この錨索176の長さは基盤]62を水深の深い場所に 設置し、ブイ174を海面に浮がせることのできる長さである。
第44図は第43図の線44−44に沿う断面図であり、基盤162及びこれに 取り付けられた4槽172G。
170G及びブイ174を示す。この陸上げ装置もばらの状態の流体を搬送する ためのもので、第42図乃至第44図に示すように、基盤162を備え、この基 盤162は第1の端部178と第2の端部180とを有する。上記4槽170, 172は多数の区画を内蔵し、この各区画は個別に部分注水することができる。
第42図乃至第44図に示す陸上げ装置を使用する時には、これを海岸から離れ た位置に運搬する。基盤の敷設前に、タンカーに接続するホースの部分ホース1 6o。
160、・・・を基盤162から取り外し、第29図乃至第40図のホース14 5と同様、端部突き合せで接続してホースに組み上げる。このホースを、上記基 盤の海底への沈降前に、自在管継手168に接続する。
第42図乃至第44図に示すように、上記陸上げ装置は第29図乃至第41図に 示した方法で使用することができる。選定した4槽170.172に注水して、 基盤162の選定した端部を水没させる。たとえば、第1の端部178を水没さ せるためには、4槽170G。
172Gに注水し、必要に応じて4槽170F、170Fにも注水する。これと 同様に、基部162の第2の端部180を水没させるためには、4槽170A、 172Aに注水し、必要に応じて4槽170B、172Bにも注水する。この基 盤162への注水の速さ、沈降度及び速度は、各4槽170,172の頂部制御 弁を選択的に開くことにより制御する。上記基盤162は、第37図乃至第40 図で説明した基部130と同じ要領で、海底から回収することができる。回収す る時には加圧空気管を用いて4槽170.172からバラストを投棄する。
必要に応じて、水噴射管を使用して、基盤162の底部と海底100との固着を 除去する。
次に水深の深い場所で使用する4段階敷設型の形態を説明する。
第45図乃至第48図に、本発明の他の形態である水深が深い場所で使用する4 段階設置形の陸上げ装置及びその設置方法を示す。第45図乃至第47図に最も 良く示すように、上記沿岸設置型の流体貨物搬送装置は基盤191を有し、この 基盤191は第1の端部192及び第2の端部194を有する。上記搬送装置は 上記第1の端部192に4槽196を有し、第2の端部194に第2のl♀槽1 98を有する。上記4槽は第42乃至第44図に示した形態と同様に上記基盤1 91の各側部に長手方向に配置するのが好ましく、第19図及び第20図に示し たような位置に配設することもできる。各4槽は複数の室を内蔵し、この各室は 部分的に注水することができる。
さらに上記第45図乃至第48図に示す基部191は、第19図、第20図、及 び第42図、第43図に示したと同様の、タンカーに着脱できるように接続する 部分ホースを宵する。
第45図及び第46図に示したと同様、まず、種撃留ブイ200を、基部191 に載せて敷設位置に運搬する。
次に可撓性を有する長いホースを、すでに説明したと同様に、タンカー及び基部 191への接続のために、ブイ200の周囲に巻く。
次に錨の脚部すなわち錨索202を、ブイ200と自在管継手204につなぎ、 基盤191の第1の端部192の周囲に懸吊する。主ブイ200を、基盤191 の敷設後に、この基盤191に直結するものであり、上記流体貨物搬送実施中、 この主ブイ200に、第48図に示すように、タンカー(図示せず)を撃留する ことができる。支持スリング206を用いて、上記基盤191の注水された第1 の端部192を所定の深さに保持する。
補助ブイ208と第2の支持スリング210を用いて、基盤191の第2の端部 を所定の深さに保持する。この補助ブイ208は上記基盤に載せるか、或いはそ れぞれ独立に曳航船で曳航して設置位置に運ぶ。上記支持スリング210を補助 ブイ208と第2の端部194に着脱できるように取り付ける。
上記ばら積みの流体貨物を陸上げする搬送装置を使用する時には、設置場所が潮 流のない場所である場合には、潮流の方向を考慮することなく、この装置を設置 して差し支えない。潮流がある場所に設置する場合には、まず、第45図乃至第 48図に示すように、基盤19]の方向を潮流の方向に合わせる。そのためには 、第45図に示すように、基盤19]を水没させる準備として曳航船に曳航索2 11を取り付りる。基盤]91の位置決めを容易にするために、第2の端部19 4と海底への固定のための錨に索2]2を取り付+フるのが好ましい。さらに他 の索(図示せず)を上記基部]−91から潮流の上流側と下流側に張って、この 基盤191の位置決めをより容易にすることもできる。主ブイ200及び補助ブ イ208と基盤191を結合する索(図示せず)を解く。
第45図に示すように、第1の端部192に注水して、基盤191を水没させる 。この第1の端部192への注水は、第42図乃至第44図で説明したように行 うのが好ましい。この注水の速さ、基盤の沈降度及び速度は、この基盤191の 頂部の制御弁(図示せず)を選択的に開くことで制御する。基盤191の第1の 端部すなわち潮流の下流側の端部192は、上記主ブイ200の下側に取り付け た支持スリング200を用いて所定の深さに保持する。第45図及び第46図に 示すように、支持スリング206が張るまで、4槽196に注水する。この支持 スリング206で、上記第2の端部ずなわぢ潮流の上流側になる端部194への 注水の間、基盤コ91の安定を維持する。
次に上記基盤191の第2の端部]−94の4槽198への注水を開始する。そ うすれば、基盤191は、第2の端部194が第1の端部192よりも深い位置 まで沈むまでの間、第1の端部192を中心と17で回転する。
この第2の端部194は、第1の端部192を中心として約90°回転させ、そ の位置に支持スリング210を用いて保F!iするのが好ましい。この支持スリ ング210は上記補助ブイ208と第2の端部194に接続する。
主ブイ200の吊索を下に引い゛C掛具216を外す。
この掛具2〕6は支持スリング206を主ブイ200の底部に保持するものであ る。上記掛具216を外せば第1の端部192は徐々に海底214まで沈降する 。第47図に示すように、基盤191が海底214に沈着すると、錨索202が 張った状態になる。第2端部の吊索208を下に引いて、支持スリング210を 補助ブイ208の底部に保持している掛具218を外す。そうすれば、第2の端 部194が徐々に海底214まで沈降する。次に未注水浮槽に満水になるまで注 水して、第48図に示すように基盤191が海底214に沈着して、そこに固定 される。導管とホースを第36図に示すように接続すれば、敷設が完了する。
基盤19]−を海底214から回収する方法は、第37図乃至第40図で説明し た本発明に基づく方法を用いることができる。
以」二説明した装置及び方法は、本明細書の記載事項を基にして、本発明の範囲 内で、各種の改良及び変更を加え得るものであることは、この分野の熟練者にと っては自明であり、上記改良及び変更は本発明に含まれるものである。
FIG、 72 10’ ヘ / い / ゛ −シ町;<5;ト;2−ア−=;5;ゝ;巴WFIG、  25 FIG、Δ0 FIG、l、5 FIG、l;7 手続補′iE書(方式) 昭和62年9月29日

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.基盤を有し、この基盤は第1の端部及び第2の端部を有し、上記第1の端部 はこの第1の端部への注水装置を有し、上記第2の端部はこの第2の端部への注 水装置を有し、海岸から離れた位置に設置され、流体物をバルク状態で搬送する ために使用される輸送装置を設置する方法において、上記輸送装置を設置する方 法は、上記輸送装置を設置位置に位置決めする段階と、上記輸送装置の基盤の第 1の端部に注水して、上記第1の端部を海底に向けて沈降させる段階と、上記第 1の端部と浮上したブイとの間に保持される添えロープを用いて、上記基盤の第 1の端部を海底から所定の高さに保持する段階と、 上記基盤を、上記第1の端部を中心として、上記基盤の第2の端部が海底に沈着 するまで回転させるように、上記基部の第2の端部に注水する段階と、上記基部 の第1の端部が海底まで沈降し得るように、上記基盤の第1の端部の固定を解除 する段階とを有することを特徴とする輸送装置を設置する方法。
  2. 2.上記輸送装置を実質的に潮流の方向に合うように位置決めする段階を有し、 これにより、上記輸送装置の基盤の第1の端部を上記基盤の潮流の上流側の端部 とし、上記基盤の第2の端部を上記基盤の潮流の下流側の端部とすることを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の輸送装置を設置する方法。
  3. 3.上記輸送装置に、 上記基盤の第1の端部に1箇以上の浮槽と、上記基盤の第2の端部に1箇以上の 浮槽とを設け、上記浮槽を用いて、上記輸送装置を繋留位置に位置づける間、上 記輸送装置を浮力を与え、上記輪送装置を海底に設置できるように上記浮槽に注 水することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の輸送装置を設置する方法。
  4. 4.上記輸送装置に継手装置を設け、この継手装置を導管とタンカーへの接続用 ホースとを接続するために、上記基盤に配置することを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の輸送装置を設置する方法。
  5. 5.上記輸送装置に繋留ブイを設け、このブイを上記輸送装置の基部で保持し、 上記輸送装置に錨索を設け、この錨索を上記基部と上記ブイとの間で保持し、上 記輸送装置を設置する方法は、 上記繋留ブイを、上記基部につないだ状態で、上記基部を海面まで浮上するよう に解放する段階を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の輸送装置を 設置する方法。
  6. 6.導管を上記継手装置と貯蔵施設との間に接続させる段階と、 上記ホースを船舶と上記継手装置との間に接続させる段階とを有することを特徴 とする請求の範囲第4項に記載の輪送装置を設置する方法。
  7. 7.上記ホースは、上記継手装置により接続された複数の固い部分ホースと、上 記固い部分ホースと上記曵航船との間に接続された可撓性を有するホースとを含 むことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の輸送装置を設置する方法。
  8. 8.上記導管を上記継手装置とバルク状態の流体供給源との間に接続する段階と 、 上記ホースを船舶と上記継手装置との間に接続する段階とを有することを特徴と する請求の範囲第4項に記載の輸送装置を設置する方法。
  9. 9.上記注水の段階は、 上記第1の端部を海底に沈めるために上記第1端部の浮槽に注水する段階と、 上記第2の端部が海底に着くまで、上記第2の端部が上記第1の端部を中心とし て回転するように、上記第2の端部の浮槽に注水する段階と、 上記基盤を海底に保持するために、上記基盤の全ての浮槽に注水する段階とを有 することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の輸送装置を設置する方法。
  10. 10.上記輸送装置は上記繋留ブイの周囲に着脱できるように保持された可撓性 のホースと、上記基盤に配置された継手装置とを含み、上記輸送装置を設置する 方法は、 船舶と上記継手装置とを接続するために、上記可撓性ホースを上記繋留ブイから 取り外す段階を含むことを特徴とする輸送装置を設置する方法。
  11. 11.海岸から離れた位置に設置されてバルク状態の流体物を搬送するために使 用される輸送装置を、海底から回収する方法において、上記輸送装置を回収する 方法は、 位置決め用の索を上記輸送装置の基盤の第1の端部と第2の端部とに接続する段 階と、 上記基盤が海面まで浮上する間、上記基盤を適当な位置に保持するために、上記 索を張る段階と、上記基盤と海底との間の係合を破るために、上記基盤と海底と の間に水を噴射する段階と、 上記基盤の端部をほぼ垂直な姿勢になるように上昇させるために、上記基盤の第 1の端部に配置された浮槽からバラストを投棄する段階と、 上記第1の端部を海面まで上昇させるために、上記基盤の第2の端部に配置され た浮槽からバラストを投棄する段階と、 上記基盤の海面曵航を行ない得るように、上記基盤の第2の端部をさらに海面に 達するまで回転させるために、上記第2の端部に配置された浮槽からバラストを 投棄する段階とを有することを特徴とする輪送装置を回収する方法。
  12. 12.海岸から離れた位置に設置され、バルク状態の液体物を搬送する輪送装置 において、上記輪送装置は、第1の端部及び第2の端部を有する基盤と、上記基 盤の第1の端部に設けられた1個以上の浮槽と、上記基盤の第2の端部に設けら れた1個以上の浮槽と、上記輸送装置を繋留位置に位置決めする間上記繋留装置 に浮力を与え、上記輪送装置を海底に設置できるようにするために注水を行なう ことのできる上記浮槽と、海面に浮くための繋留装置を含み、上記基盤の第1の 端部を海底から所定の高さに保持するための装置と、上記基盤の第1の端部と上 記繋留ブイ装置との間に着脱できるように接続される添えロープとを有すること を特徴とする輸送装置。
  13. 13.貯蔵施設と上記基盤との間に導管を接続するために上記基盤に取り付けら れた結合装置と、船舶と上記基盤との間に設けられたホースとを有することを特 徴とする請求の範囲第12項に記載の輪送装置。
  14. 14.上記基盤に設けられた結合装置を有し、この結合装置は輸送のための導管 とホースとを結合し、上記導管はバルク状態の液状物の供給源に接続され、上記 ホースは船舶と上記基盤との間に設けられることを特徴とする請求の範囲第12 項に記載の輸送装置。
  15. 15.上記基盤につながる第2の繋留ブイ装置を有することを特徴とする請求の 範囲第12項の輪送装置。
  16. 16.上記基盤の第1の側部及び第2の側部と、上記第1の側部に隣接する上記 基盤の第1の端部と第2の端部との間に端部突合せにより設けられた多数の浮槽 と、 上記第2の側部に隣接する上記基盤の第1の端部と第2の端部の間に端部突合せ に設けられた多数の浮槽とを有することを特徴とする請求の範囲第12項に記載 の輸送装置。
  17. 17.海岸から離れた位置に設備されてバルク状態の流体物を送るために使用さ れる輸送装置が基盤を有し、この基盤が第1の端部及び第2の端部を有し、上記 第1の端部がこの第1の端部に注水する装置を有し、上記第2の端部がこの第2 の端部に注水する装置を有し、上記輪送装置が上記基盤の第1の端部を所定の水 深に支持するための支持装置を有し、上記支持装置が主繋留ブイ及び第1の支持 スリングを有し、上記輸送装置が上記基盤の第2の端部を支持するための支持装 置を有し、この支持装置が上記基部の第2の端部を所定の水深に保持するための 支持装置を有し、この支持装置が補助ブイ及び第2の支持スリングを含む構造の 上記輸送装置を設置する方法において、上記輪送装置を設置する方法は上記輪送 装置を設置位置に位置決めする段階と、上記輸送装置の基盤の第1の端部に注水 して上記第1の端部を海底に向けて沈降させる段階と、上記基盤の第1の端部と 上記主繋留ブイとの間に接続された上記第1の支持スリングを用いて、上記基盤 の第1の端部を上記第2の端部より海底に近い深さに支持する段階と、 上記基盤の第2の端部に注水する段階と、上記基盤の第2の端部を海底に向けて 沈め、その間に上記第2の端部を上記第1の端部を中心として回転させる段階と 、 上記基盤の第2の端部と上記補助ブイとの間に接続された上記第2の支持スリン グを用いて、上記基盤の第2の端部を上記第1の端部よりも海底に近い深さに支 持する段階と、 上記基盤の第1の端部を上記第2の端部を中心とする回転ができるように上記基 盤の第1の端部を下げる段階と、 上記基盤の第1の及び第2の端部が海底に係合するまで、上記第1のの支持スリ ングを用いて、上記基盤の第1の端部を上記第2の端部より海底に近い深さに支 持する段階と、上記第2の端部を海底に向けて沈め、その間に上記第2の端部を 上記第1の端部を中心として回転させる段階と、上記第2の支持スリングを用い て上記基盤の第2の端部を上記第1の端部より海底に近い深さに支持する段階と 、上記第1の端部を上記第2の端部を中心とする回転ができるように上記基盤の 第1の端部を下げる段階とを反覆する段階とを有することを特徴とする輸送装置 を設置する方法。
  18. 18.上記輸送装置を設置位置に位置決めする段階において、上記輸送装置を潮 流に合わせるよう位置決めする段階を有し、これにより上記基盤の第1の端部を 上記基盤の潮流に対する上流側の端部とし、上記基盤の第2の端部を上記基盤の 潮流に対する下流側の端部とすることを特徴とする請求第17項に記載の輸送装 置を設置する方法。
  19. 19.上記輪送装置に、 上記基盤の第1の端部に設けられた1個以上の浮槽と、上記基盤の第2の端部に 設けられた1個以上の浮槽と、上記輪送装置を繋留位置に対する位置決めを行っ ている間上記輸送装置に浮力を与え、上記輸送装置を海底に設置するために注水 を行うことのできる上記浮槽とを設けることを特徴とする請求の範囲第17項の 輸送装置を設置する方法。
  20. 20.上記輪送装置に、 沿岸の貯蔵施設と上記基盤との間に設けられた導管と、船舶と上記基盤との間に 設けられてタンカーに接続されるホースとを接続するために、上記基盤に取り付 けられた結合装置を設けることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の輸送装 置を設置する方法。
  21. 21.上記輸送装置に上記基盤に着脱できるように保持される主繋留ブイと、上 記基盤と上記主繋留ブイとの間の錨索とを設け、 上記繋留ブイを上記基盤につないだ侭、この繋留ブイを海面に浮上させるために 上記基盤から離す段階を有することを特徴とする請求の範囲第17項に記載の輸 送装置を設置する方法。
  22. 22.上記注水段階は、 上記第1の端部に注水して上記第1段階を海底に向けて沈める段階において上記 第1の端部を海底に向けて沈めるために、上記第1の端部の浮槽に注水する段階 と、上記第2の端部に注水する段階において、上記第2の端部を上記第1の端部 を中心とする回転を行なわせるために上記第2の端部の浮槽に注水する段階と、 上記基盤が海面に達した時に、上記基盤の全ての浮槽に注水する段階とを有する ことを特徴とする請求の範囲第19項の輸送装置を設置する方法。
  23. 23.上記一方の端部が海底に達した時に、上記他方の端部の支持スリングを解 除することを特徴とする請求の範囲第17項の輸送装置を設置する方法。
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