JP2008201246A - 車両用ドア - Google Patents

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Tetsuya Gomi
哲也 五味
Yoshihisa Saeki
芳久 佐伯
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Honda Motor Co Ltd
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【課題】側面衝突時の衝撃エネルギの吸収効率を低下させずに防護範囲を拡大することのできる車両用ドアを提供する。
【解決手段】互いに離間して平行に延在する一対のインパクトバー5・6をアウタパネル2の内面に対向配置してなる車両用ドア1において、一対のインパクトバー5・6同士間に、例えばインパクトバーの延在方向に直交する方向にその繊維を配向させた長繊維強化樹脂製のシート9などの抗張力部材を所定範囲に渡って隙間なく張設するものとした。特に一対のインパクトバー同士の中間部を補強部材8にて互いに接続すると良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ドアに関し、特に、側面衝突時の乗員保護効果をより一層高められるように構成された車両用ドアに関するものである。
近年の自動車においては、側面衝突時にドアが車室内に食い込むことを防止すると同時に衝突時の衝撃的なエネルギを吸収するために、インパクトバーと呼ばれる補強部材をドアの内部に設けることが通例となってきている。このインパクトバーとしては、1本から2本のパイプ材を車体の前後方向に沿って延設することが一般的である(特許文献1を参照されたい)。
特開平10−250370号公報
しかしこの従来の構造によると、インパクトバーを設ける部位が限定的なため、特にサイドフレームの先端などのような面積の小さな部分がインパクトバーを外れた部位に衝突した場合には、所期の衝撃吸収作用を得ることができないという不都合がある。ハニカム構造体のような比較的広い面積をカバーできる衝撃エネルギ吸収体も知られているが、窓ガラスの収容部及び開閉機構などとの干渉を避けてこのような衝撃エネルギ吸収体をドア内部の所望の部位に設けることは極めて困難である。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、側面衝突時の衝撃エネルギの吸収効率を低下させずに防護範囲を拡大することのできる車両用ドアを提供することにある。
このような課題を解決するために本発明は、互いに離間して平行に延在する一対のインパクトバー5・6をアウタパネル2の内面に対向配置してなる車両用ドア1において、一対のインパクトバー同士間に、例えばインパクトバーの延在方向に直交する方向にその繊維を配向させた長繊維強化樹脂製のシート9などの抗張力部材を所定範囲に渡って隙間なく張設するものとした。特に一対のインパクトバー同士の中間部を補強部材8にて互いに接続すると良い。
このような請求項1の構成によれば、2本のインパクトバー同士間にスクリーン状に張設した抗張力部材により、広い面積で衝撃力を受け止めて減衰させることができる。しかもインパクトバー同士間に隙間が生じないので相手車両のサイドフレーム先端などが突き抜けることを防止することができる。またインパクトバーの直径を僅かに上回る寸法で設置することができるので、ドア内部にコンパクトに配置することができる。特に請求項2の構成によれば、2本のインパクトバー同士の間隔維持力が高まるので、抗張力部材の反力が高まり、車室保護効果をより一層高めることができる。また請求項3の構成によれば、軽量化の推進に寄与することができる。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に基づき構成された自動車のサイドドアを示している。このサイドドア1は、アウタパネル2とインナパネル3とを例えば溶接にて一体的に結合してなるものであり、アウタパネル2とインナパネル3との間に空間4が画成されている。
サイドドア1の内部空間4には、上下に移動自在なサイドガラスと、これを昇降駆動する駆動装置と、サイドドアを閉鎖状態に保持するドアロック機構などが設けられるが、これらは周知のものと何ら変わるところはないので、その説明を省略する。
サイドドア1の内部空間4の上下方向中間位置には、車室内のシートに着座した乗員のウエストラインに略対応する高さとなるように第1インパクトバー5が配設され、内部空間4の下端部には、着座面に略対応する高さとなるように第2インパクトバー6が配設されている。
第1、第2両インパクトバー5・6は、鋼管材で構成されており、共にアウタパネル2の内面に近接する位置にサイドドア1の前後方向の略全長に渡って略水平に延設され、且つインナパネル3に設けられた取付座面(図示せず)にブラケット7を介してその両端を固着されている。
第1、第2両インパクトバー5・6の前後方向中間部の適宜な位置には、縦向きの補強バー8が連結されている。これにより、第1、第2両インパクトバー5・6の前後方向中間部の上下方向についての曲げ剛性を高めている。
第1、第2両インパクトバー5・6同士の間には、より短寸な第2インパクトバー6の全長に渡り、抗張力部材としての炭素繊維強化樹脂製シート9が張設されている。このシート9は、両端を繋ぎ合わせた無端環状をなし、適宜な初期張力を加えられた状態で第1、第2両インパクトバー5・6に掛け渡されている。
ここで炭素繊維は、上下のインパクトバー5・6同士間を最短距離で結ぶ方向に配向すると良い。本実施例においては、両インパクトバー5・6を共に水平方向に延在させているので、これに直交する垂直方向に繊維を配向するのが良い。
このような構成のサイドドア1の側面に相手車両の例えばサイドメンバSの先端部が衝突した場合、ドアアウタパネル2と共にドアアウタパネル2に近接配置したシート9が車室内方へ撓み、この時の抗張力により、衝撃エネルギが受け止められる(図3参照)。これによると、相手車両のサイドメンバSの集中荷重をシート9の広い面積で受け止めるので、サイドメンバSが車室内に突き抜ける心配がない。
インパクトバー5・6が金属材の場合は、炭素繊維と直接接触すると接触部の電位差で電食が発生するので、両者の接触部に絶縁層を設けると良い。
なお、抗張力部材としては、上述の炭素繊維強化樹脂製シートに限らず、紐状あるいはテープ状のものを前後方向の隙間がないように張っても良い。また繊維強化樹脂材に限らず、スチール製のロープや、スチールの薄板材からなるシートあるいはテープを張設しても良い。
本発明が適用された自動車用サイドドアの構成図である。 図1のII−II線に沿う切断部端面図である。 本発明の作用の説明図である。
符号の説明
1 サイドドア
5・6 インパクトバー
2 アウタパネル
8 補強バー
9 炭素繊維強化樹脂製シート

Claims (3)

  1. インパクトバーをアウタパネルの内面に対向配置してなる車両用ドアであって、
    前記インパクトバーは、互いに離間して平行に延在する一対からなり、該一対のインパクトバー同士間に、抗張力部材を所定範囲に渡って隙間なく張設したことを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記一対のインパクトバー同士の中間部を補強部材にて互いに接続したことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
  3. 前記抗張力部材は、前記一対のインパクトバーの延在方向に直交する方向にその繊維を配向させた長繊維強化樹脂製のシートであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドア。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012111090A (ja) * 2010-11-23 2012-06-14 Takagi Seiko Corp Cfrp体と金属体との連結構造
CN108382462A (zh) * 2017-02-03 2018-08-10 保时捷股份公司 车身的附加部件

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