JP6098420B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents
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Description
前輪の後方でかつ車室前端部に配設された左右一対の車体構成部材と、車幅方向に伸びて該左右一対の車体構成部材同士を連結するインパネメンバと、前後方向に伸びるステアリングシャフトを回動自在に保持すると共に該インパネメンバに支持されたステアリングコラムと、を備えた車両の前部車体構造であって、
左右一方側の前記車体構成部材が衝突荷重によって後方へ変位したときに、該インパネメンバのうち該左右一方側の端部が該ステアリングコラムに対して相対移動されつつ後方かつ車幅方向内方側へ変位されるように設定され、
前記インパネメンバに第1ブラケットが固定され、
前記ステアリングコラムに第2ブラケットが固定され、
前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとが固定具によって固定され、
前記固定具による固定が、前記一方側の前記車体構成部材が衝突荷重によって後方へ変位したときに、該第1ブラケットが該第2ブラケットに対して後方かつ車幅方向内方側へスライド変位可能となるように行われている、
ようにしてある。
前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとのいずれか一方に、後方に向かうにつれて車幅方向内方側に位置するように傾斜された長孔が形成され、
前記固定具が,前記長孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合された前記第1ブラケットと第2ブラケットとを締結するナットと、を有し、
前記一方側の前記車体構成部材が衝突荷重によって後方へ変位したときに、前記ボルトが前記長孔内を相対移動することにより、前記第1ブラケットが前記第2ブラケットに対して後方かつ車幅方向内方側へスライド変位される、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、長孔内でのボルトの移動という極めて簡単な構成によって、両ブラケット同士を確実に所望方向に相対変位させることができる。
前記各長孔内にそれぞれ前記ボルトが挿通されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、請求項3に対応した効果をより一層十分に発揮させることができる。
前記インパネメンバの前方に、カウルパネルが配設され、
前記第2ブラケットと、前記カウルパネルのうち前記ステアリングコラムよりも車幅方向内方側に位置する部分とが、前後方向の剛性に比して車幅方向の剛性が大きくなるように設定された補強ブラケットによって連結されている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、前後方向には変形しやすくかつ車幅方向には変形しにくい補強ブラケットを利用して、インパネメンバの後方かつ車幅方向内方側への変位を許容しつつ、ステアリングコラムの平常時の向き位置を維持させる機能を高めることができる。とりわけ、補強ブラケットを車両前後方向には潰れ易くして(突っ張り棒のように作用しない)、前突性能への影響を抑制することが可能となる。また、補強ブラケットを、オフセット衝突で移動量が比較的少ないカウルパネル中央付近に連結することで、ステアリングコラムの移動を抑制することが可能である。
E:エンジンルーム
C:車室
1:フロントサイドフレーム
2:バンパレインフォースメント
3:前輪
4:ダッシュパネル
4a:カウルパネル
5:ヒンジピラー(車体構成部材)
10:インパネメンバ
11:ステアリングコラム
12:ステアリングシャフト
13:ステアリングハンドル
14:エアバッグ
20:障害物
31:第1ブラケット
31a:平板状部分
32:第2ブラケット
32a:平板状部分
33:固定具
34:ボルト
35:ナット
36:締結用カラー
37:スライド用ブッシュ
41:第1取付孔
42:内2取付孔(長孔)
50:補強ブラケット
51:固定具
52:固定具
Claims (4)
- 前輪の後方でかつ車室前端部に配設された左右一対の車体構成部材と、車幅方向に伸びて該左右一対の車体構成部材同士を連結するインパネメンバと、前後方向に伸びるステアリングシャフトを回動自在に保持すると共に該インパネメンバに支持されたステアリングコラムと、を備えた車両の前部車体構造であって、
左右一方側の前記車体構成部材が衝突荷重によって後方へ変位したときに、該インパネメンバのうち該左右一方側の端部が該ステアリングコラムに対して相対移動されつつ後方かつ車幅方向内方側へ変位されるように設定され、
前記インパネメンバに第1ブラケットが固定され、
前記ステアリングコラムに第2ブラケットが固定され、
前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとが固定具によって固定され、
前記固定具による固定が、前記一方側の前記車体構成部材が衝突荷重によって後方へ変位したときに、該第1ブラケットが該第2ブラケットに対して後方かつ車幅方向内方側へスライド変位可能となるように行われている、
ことを特徴とする車両の前部車体構造。 - 請求項1において、
前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとのいずれか一方に、後方に向かうにつれて車幅方向内方側に位置するように傾斜された長孔が形成され、
前記固定具が,前記長孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合された前記第1ブラケットと第2ブラケットとを締結するナットと、を有し、
前記一方側の前記車体構成部材が衝突荷重によって後方へ変位したときに、前記ボルトが前記長孔内を相対移動することにより、前記第1ブラケットが前記第2ブラケットに対して後方かつ車幅方向内方側へスライド変位される、
ことを特徴とする車両の前部車体構造。 - 請求項2において、
前記長孔が、互いに平行に複数設けられ、
前記各長孔内にそれぞれ前記ボルトが挿通されている、
ことを特徴とする車両の前部車体構造。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
前記インパネメンバによる前記ステアリングコラムの支持位置が、該インパネメンバの車幅方向中心位置よりも左右いずれか一方側に片寄った位置となるようにされ、
前記インパネメンバの前方に、カウルパネルが配設され、
前記第2ブラケットと、前記カウルパネルのうち前記ステアリングコラムよりも車幅方向内方側に位置する部分とが、前後方向の剛性に比して車幅方向の剛性が大きくなるように設定された補強ブラケットによって連結されている、
ことを特徴とする車両の前部車体構造。
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2013
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