JP2008200417A - 遊技機用制御装置及び当該遊技機用制御装置を備えた遊技機 - Google Patents

遊技機用制御装置及び当該遊技機用制御装置を備えた遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】容量が異なる複数種類のメモリ基板の接続や、1枚の遊技制御基板に対する複数枚のメモリ基板の接続を自由に行うことができる、汎用性のある遊技機用制御装置及び当該遊技機用制御装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】複数のROMの中の1つを選択する信号を生成する第一デコード回路125,135をメモリ基板120,130に設ける。そして、複数のメモリ基板と演出制御基板43とを接続する中継基板100に、複数のメモリ基板のうちの1つを選択する信号を生成する第二デコード回路101を設ける。さらに、メモリ基板120,130には、自身の記憶容量を示すID情報が記憶されているため、このID情報に基づいてデコードを行うことで、空きの無い連続したメモリマップを作成することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技機の演出の制御を行う制御装置及び当該遊技機用制御装置を備えた遊技機に関し、詳細には、構成部品が汎用性を有する遊技機用制御装置及び当該遊技機用制御装置を備えた遊技機に関する。
従来、液晶表示装置やスピーカ、電飾ランプ等を用いて、遊技内容に同期した様々な演出を行う遊技機が知られている。例えば、遊技機の一形態であるパチンコ機では、遊技盤上に設けられた特定の入賞口へ遊技球が入賞すると、液晶表示装置に表示されている複数の図柄を変動させると共に、この図柄の変動に合わせて音や光を発生させることで、遊技者の興趣を惹き付けている。そして、所定時間後に停止する複数の図柄が「大当たり」の組み合わせとなれば、遊技者が多数の遊技球を取得可能な「大当たり状態」へ移行し、大入賞口の開閉部材が開放されて遊技球の入賞が可能な状態となる。また、スロットマシンにおいても、遊技者を楽しませるために画像や音等を用いるものが多数提案されている。
そして、遊技機の背面側又は内部に、これらの様々な動作を制御するための制御装置が備えられている。ここで、遊技機が行う動作は遊技機の種類によって異なるため、制御装置は遊技機の種類に応じて個々に作成しなければならなかった。よって、遊技機の製造コストを削減することが困難であった。
そこで、複数種類の遊技機に対して共通に使用できる遊技制御基板と、遊技機の種類毎に固有の情報を記憶するメモリ基板(ROM基板)とを別々に作成し、これらが相互に接続されることで制御装置全体が構成された遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この遊技機によると、古い遊技機の部品を利用して新しい遊技機を製造する場合、共通に使用できる遊技制御基板はそのまま使用することができ、遊技機の種類毎に固有のメモリ基板のみを交換すればよい。具体的には、液晶表示装置の表示を制御する液晶表示制御装置に関して、液晶表示装置へ画像信号を出力するコントローラ等を備えた演出制御基板と、当該演出制御基板に着脱可能に設けられ、遊技機の種類毎に異なる画像データを記憶したメモリ基板とを別々に作成する。このように構成することで、新しい種類の遊技機を製造する場合にはメモリ基板を交換するだけでよく、液晶表示制御装置自体を新たに作成する必要が無くなる。従って、遊技機の製造コストを削減することができる。
そして、制御装置によって行われる演出は遊技の中で重要な位置を占めている。よって、いかに変化の富んだ面白みのある演出を行うか、いかに美しい画像や音を出力するか等の努力がなされると共に、液晶表示装置に関しては、迫力のある画像を表示させるために表示画面の大型化も図られてきた。このため、演出を行うために必要な記憶容量は急速に増加する傾向がある。そこで、メモリ基板に複数のメモリチップ(ROM)を設けることで、記憶容量の増大に対応することが行われている。例えば、演出制御基板に接続するメモリ基板の種類を、容量が1GBのメモリチップ2枚を有する2GBのメモリ基板から、1GBのメモリチップ4枚を有する4GBのメモリ基板に変更することで、記憶容量の増大に対応している。そして、複数のメモリチップを有するメモリ基板を用いる場合には、アドレス信号に応じて複数のメモリチップの中の1つを選択するためのデコード回路が設けられている。
特開2001−62120号公報
しかしながら、このような従来の遊技機では、複数種類の遊技機に対して共通に使用できる遊技制御基板にデコード回路を設けると、この遊技制御基板に接続できるメモリ基板の容量が限定されてしまうため、遊技制御基板の共通化ができないという問題点があった。また、特定の容量(例えば、2GB)のメモリ基板の在庫が多数残っている場合でも、遊技制御基板が使用する容量が異なると(例えば、4GB)、在庫量を減らすことができないという問題点もあった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、容量が異なる複数種類のメモリ基板の接続や、1枚の遊技制御基板に対する複数枚のメモリ基板の接続を自由に行うことができる、汎用性のある遊技機用制御装置及び当該遊技機用制御装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遊技機用制御装置は、遊技の主制御を司る主制御基板と、アドレスバスに接続されたコントローラを有し、前記主制御基板から送信される信号を受けて演出の制御を行う副制御基板と、データが記憶されたメモリを複数有し、前記副制御基板に着脱可能に取り付けられるメモリ基板と、前記アドレスバスにより入力されるアドレス信号を受けて、前記複数のメモリの中の1つを選択する信号を生成する第一デコード回路とを備えた遊技機用制御装置であって、前記第一デコード回路を前記メモリ基板に設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の遊技機用制御装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、複数の前記メモリ基板の中の1つを選択する信号を生成する第二デコード回路を有し、前記副制御基板と前記複数のメモリ基板とを接続する中継基板を備え、前記副制御基板から出力される複数のアドレス信号は、前記複数のメモリの中の1つを選択するためのチップセレクト信号と、前記チップセレクト信号の上位ビットに位置し、前記複数のメモリ基板の中の1つを選択するためのメモリ基板選択用信号とを含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の遊技機用制御装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記メモリ基板は、自身の記憶容量を示す情報であるID情報を記憶していることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の遊技機用制御装置は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記メモリ基板は、自身の記憶容量を示す情報であるID情報を記憶しており、マッピングを行うための信号を前記ID情報から生成するID情報デコード手段を備え、前記中継基板の前記第二デコード回路は、前記メモリ基板を選択するための信号を、前記ID情報デコード手段により生成される信号を用いて生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の遊技機用制御装置は、請求項3又は4に記載の発明の構成に加え、前記コントローラは、前記ID情報を用いて、前記副制御基板に接続される前記メモリ基板の記憶容量を認識することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の遊技機用制御装置は、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記副制御基板に接続される適切な前記メモリ基板の記憶容量をあらかじめ記憶する適正記憶容量記憶手段を備え、前記コントローラは、前記適正記憶容量記憶手段に記憶されている記憶容量と、前記ID情報により認識される記憶容量とを参照して、前記副制御基板に接続されている前記メモリ基板の記憶容量があらかじめ設定された記憶容量であるか否かを判断することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の遊技機用制御装置は、請求項3乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ID情報は2ビットであることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の遊技機用制御装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記副制御基板は、演出の制御を行うためのプログラムが記憶されたプログラムメモリを備えている。
また、本発明の請求項9に記載の遊技機は、請求項1乃至8のいずれかに記載の遊技機用制御装置を備えている。
請求項1に記載の遊技機用制御装置によると、複数のメモリの中の1つを選択する信号を生成する第一デコード回路をメモリ基板に設けたため、搭載されたメモリの数が異なる複数種類のメモリ基板を副制御基板に接続することができる。よって、副制御基板に汎用性を持たせることができ、メモリ基板の種類毎に副制御基板を製造する場合に比べて製造コストを削減することができる。
また、本発明の請求項2に記載の遊技機用制御装置は、請求項1に記載の発明の効果に加え、副制御基板と複数のメモリ基板とを接続する中継基板に、複数のメモリ基板の中の1つを選択する信号を生成する第二デコード回路を設け、この第二デコード回路は、チップセレクト信号の上位ビットに位置するメモリ選択信号により信号を生成することができる。従って、1つの副制御基板に複数のメモリ基板を接続することができ、副制御基板に対するメモリ基板の接続の自由度を向上させることができる。
また、本発明の請求項3に記載の遊技機用制御装置は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、メモリ基板が自身の記憶容量を示す情報であるID情報を記憶しているため、副制御基板はこのID情報を利用して、メモリ基板の記憶容量に応じた演出の制御を行うことができる。
また、本発明の請求項4に記載の遊技機用制御装置は、請求項2に記載の発明の効果に加え、メモリ基板が自身の記憶容量を示す情報であるID情報を記憶しており、第二デコード回路は、ID情報デコード手段により生成される信号に従ってメモリ基板を選択するための信号を生成するため、空きが生じることのない連続したメモリマップを形成することができる。
また、本発明の請求項5に記載の遊技機用制御装置は、請求項3又は4に記載の発明の効果に加え、コントローラは、副制御基板に接続されるメモリ基板の記憶容量を、ID情報を用いて認識するため、副制御基板はメモリ基板の記憶容量に応じた制御を行うことができる。
また、本発明の請求項6に記載の遊技機用制御装置は、請求項5に記載の発明の効果に加え、副制御基板に接続される適切なメモリ基板の記憶容量をあらかじめ記憶する適正記憶容量記憶手段を備え、あらかじめ設定された記憶容量と、実際に接続されているメモリ基板の記憶容量とが一致しているか否かがコントローラによって判断されるため、設定通りの容量のメモリ基板が正しく副制御基板に接続されているか否かの判断を行うことができる。
また、本発明の請求項7に記載の遊技機用制御装置は、請求項3乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、ID情報が2ビットであるため、コントローラは4種類の容量の違いを容易に認識することができる。
また、本発明の請求項8に記載の遊技機用制御装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加え、演出の制御を行うためのプログラムが記憶されたプログラムメモリがあらかじめ副制御基板に設けられているため、副制御基板を他の遊技機用制御装置に用いる場合でも、プログラムの変更や追加を行うことなくそのまま使用することができる。
また、本発明の請求項9に記載の遊技機は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。
以下、本発明の本実施の形態の演出制御装置35を備えたパチンコ機1について、図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、パチンコ機1の機械的構成について説明する。図1は、パチンコ機1の表枠14及び中枠13が開いた状態を斜め前方から見た斜視図であり、図2は、パチンコ機1の正面図である。尚、以下の説明において、図2の紙面手前側を「パチンコ機1の正面側」、紙面奥行き側を「パチンコ機1の背面側」とする。
はじめに、パチンコ機1の概略構成について説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、遊技場の島設備(図示外)に配設され、パチンコ機1の本体を支持する正面視略長方形状の外枠12を備えている。外枠12は、パチンコ機1の本体を支持し、遊技場の島設備(図示外)に取り付けられる枠部材である。そして、この外枠12の外枠左柱部12a近傍に、中枠13の左柱部近傍が軸支されるようになっている。
この中枠13は、正面視略長方形状の金属製のアングル部材からなる。この中枠13の左柱部が、上ヒンジ22及び下ヒンジ21を介して外枠12の外枠左柱部12a近傍に軸支されることにより、中枠13が外枠12に対して略水平方向に回動可能(開閉可能)となっている。そして、中枠13の上半分には遊技盤2が配設されている。さらに、中枠13の正面側における遊技盤2の下方には、発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受け入れる上皿5が設けられており、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けられている。当該下皿6の右側には、発射機による遊技球の発射を調節する発射ハンドル7が設けられている。また、当該遊技盤2の正面側には、正面視略矩形状の表枠14が設けられている。
また、パチンコ機1の中枠13の背面側にはセンターカバー27が設けられており、当該パチンコ機1を構成する各部を制御するための後述する主基板41、サブ統合基板58、電源基板42、演出制御装置35等の多数の制御装置(図4参照)を保護している。本発明では、この演出制御装置35の構造に特徴を有するが、詳細は後述する。また、センターカバー27の下方には下部カバー28が設けられており、パチンコ機1を動作させるための様々な部品が保護されている。さらに、センターカバー27の上方には、遊技機設置島から供給される遊技球を貯留する遊技球タンク29が設けられている。
次に、表枠14について説明する。図2に示すように、表枠14は正面視略長方形状であり、遊技盤2の遊技領域4を前側から視認し得るように、略中央に開口部が開設されている。この開口部には透明版であるガラス窓23(図1参照)が嵌め込まれており、当該ガラス窓23を介して遊技領域4を視認可能となっている。そして、表枠14の表枠左側端部14a(図1参照)が中枠13の左柱部の近傍に軸支されることにより、表枠14が中枠13に対して略水平方向に回動可能(開閉可能)となっている。また、表枠14の左上部にはスピーカ32が、右上部にはスピーカ33がそれぞれ配設されており、2つのスピーカ32,33は配線によってサブ統合基板58(図4参照)に接続されている。そして、スピーカ32,33からはサブ統合基板58の制御によって様々な音が発生する。また、表枠14の前面には演出用の電飾ランプが多数設けられている。
次に、遊技盤2について説明する。発射ハンドル7の操作により、発射手段である発射機(図示外)から発射された遊技球が遊技盤2及びガラス窓23によって形成された空間を流下する。この遊技盤2は、中枠13の裏面側に固定された遊技盤固定枠の遊技盤用開口部(図示外)の正面側に支持され、ガラス窓23を略中央に保持した表枠14によって保護されている。図1に示すように、遊技盤2の正面には、外レール3に囲まれ、発射手段によって発射された遊技球が流下する正面視略円形状の遊技領域4が設けられている。
そして、図2に示すように、この遊技領域4の略中央には、液晶表示装置36や各種ランプ及びLEDを備えた図柄表示装置8が設けられている。また、この図柄表示装置8の下側には特別図柄始動電動役物15が設けられており、当該特別図柄始動電動役物15の左右には普通図柄始動ゲート19,20がそれぞれ配設されている。そして、普通図柄始動ゲート19の左方には普通入賞口10が、普通図柄始動ゲート20の右方には普通入賞口11が設けられている。さらに、特別図柄始動電動役物15の下方には大入賞口16が設けられており、当該大入賞口16の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球が回収されるアウト口30が設けられている。
次に、図柄表示装置8について説明する。図2に示すように、図柄表示装置8の下部には4つのLEDから構成される特別図柄記憶数表示LED60が設けられており、その右隣には、2つの7セグメントLEDから構成される特別図柄表示部25が設けられている。また、図柄表示装置8の上部には4つのLEDから構成される普通図柄記憶数表示LED59が設けられており、その上方には普通図柄表示部24が設けられている。そして、図柄表示装置8は、中央に液晶表示装置36を備えている。この液晶表示装置36には動画やメッセージ等様々な映像が表示されるが、特に大当たり判定の結果を報知するために、3つのデモ図柄を表示する。そして、このデモ図柄には、遊技者の目を惹くように特別図柄表示部25に表示される特別図柄よりも大きい図柄が用いられている。
次に、図3を参照して、パチンコ機1の電気的構成について説明する。図3は、パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部40は、主に主基板41、電源基板42、演出制御装置35、払出制御基板45、電飾基板46、中間基板47及びサブ統合基板58から構成されている。そして、演出制御装置35は、演出制御基板43、中継基板100、第一メモリ基板120、及び第二メモリ基板130により構成されている。この制御部40は、パチンコ機1の裏側(背面側)に設けられており、センターカバー27(図1参照)によって保護されている。
はじめに、主基板41について説明する。パチンコ機1の主制御を司る主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行う主基板CPUユニット50が設けられている。この主基板CPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51と、演算処理中に発生するデータの値等を一時的に記憶するRAM52と、制御プログラム、各種データの初期値、他の基板への指示を行うコマンド等を記憶したROM53とが設けられており、これらは1つのLSIとして一体にモールディングされている。また、CPUユニット50には割込信号発生回路57が接続されており、CPU51は、この割込信号発生回路57から割込信号が入力される毎に、ROM53に記憶されている制御プログラムを実行する。
また、主基板41にはI/Oインタフェイス54が設けられており、サブ統合基板58、払出制御基板45、中間基板47等のサブ基板、及び特別図柄始動電動役物15に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72が接続されている。また、主基板41のI/Oインタフェイス54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続されている。
次いで、払出制御基板45及び中間基板47について説明する。払出制御基板45には、CPU45aや図示外の入力インタフェイス、RAM及びROMが内蔵されており、賞品球払出装置49に接続されている。そして、主基板41から送信されるコマンドに従って、賞品球払出装置49の制御を行う。また、中間基板47には、大入賞口16の開閉部材を開放・閉鎖する大入賞口開放ソレノイド70、特別図柄始動電動役物15の開閉部材を開放・閉鎖する電動役物開放ソレノイド71、普通図柄始動ゲート19,20を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ73,74、大入賞口16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、普通入賞口10,11に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ76,77、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示LED59及び特別図柄記憶数表示LED60、1つのLEDで構成された普通図柄表示部24、2つの7セグメントLEDから構成された特別図柄表示部25が接続されている。そして、中間基板47は、スイッチやソレノイドの配線の中継と、主基板41から直接制御を受ける表示部等への中継とを行っている。
次いで、サブ統合基板58及び電飾基板46について説明する。サブ統合基板58には、CPU581、RAM582、及びROM583が設けられており、演出制御基板43、電飾基板46、及びスピーカ32,33に接続されている。そして、主基板41から送信されるコマンドに従って、演出制御基板43、電飾基板46、及びスピーカ32,33の総合的な制御を行っている。また、電飾基板46はCPU46aや図示外の入力インタフェイス、RAM及びROMを内蔵し、電飾ランプ63の制御を行っている。
次いで、演出制御装置35について説明する。演出制御装置35は、演出制御基板43、中継基板100、第一メモリ基板120、及び第二メモリ基板130により構成されている。そして、演出制御基板43は、CPU、RAM、ROM等を有し、サブ統合基板58から受信するコマンドに従って表示制御データを出力する表示制御ユニット48と、当該表示制御ユニット48から入力される信号に従って液晶表示装置36に画像信号を出力する画像表示プロセッサ(Video Display Proceccor、以下「VDP」という。)80とを備えている。また、演出制御基板43には1GBのROM121〜124を備えた4GBの第一メモリ基板120と、1GBのROM131,132を備えた2GBの第二メモリ基板130とが、中継基板100を介して接続されている。そして、VDP80は、表示制御ユニット48から入力される表示制御データに応じて、2つのメモリ基板120,130の複数のROMに記憶されている画像生成データの中から必要なデータを読み出し、パチンコ機1の遊技状態に応じた画像データ(RGBデータ)を生成する。この画像データをVRAM82(図4参照)に展開して一時的に記憶させ、表示制御データに応じて液晶表示装置36へ出力する。
次に、図4を参照して、演出制御基板43、第一メモリ基板120、第二メモリ基板130、及び中継基板100の詳細について説明する。図4は、演出制御装置35の詳細を示すブロック図である。
まず、演出制御基板43について説明する。演出制御基板43は、表示制御ユニット48、VDP80、発振器81、及びVRAM82から構成されている。そして、表示制御ユニット48は、表示制御CPU91、表示制御RAM92、表示制御ROM93からなる。表示制御ROM93は、液晶表示装置36の表示制御プログラムや、画像の表示態様を制御するデータ等を記憶しており、表示制御CPU91へ信号やデータを送信する。また、表示制御RAM92も同様に表示制御CPU91へ接続されており、各種カウンタ、フラグ、データ、信号等が一時的に記憶される。
また、表示制御CPU91は、記憶容量が8GBのメモリに対応可能なCPUであり、サブ統合基板58から液晶表示装置36の表示態様を制御するコマンドを受信し、受信した制御コマンドに基づいて画像の表示態様を選定する。そして、選定した表示態様を表示させるための表示制御データを、接続されているVDP80へ送信する。また、表示制御CPU91にはアドレスバス及びデータバスが接続されており、アドレス信号及びデータ信号を出力する。このアドレス信号には、複数のメモリ基板の内の1つを選択するためのメモリ基板選択用信号と、メモリ基板に設けられた複数のROMの内の1つを選択するためのチップセレクト信号とが含まれており、後述する第一デコード回路125,135及び第二デコード回路101によりデコードされる。そして、各ROMは入力されたチップセレクト信号によってアクセスされているか否かを認識し、アクセスされている場合にデータアクセスが可能となる。ここで、本実施の形態の表示制御CPU91は、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の容量を、メモリ基板に記憶されているID情報を用いて認識する。
また、発振器81は一定のドットクロック周波数を発振しており、VDP80へ接続されている。そして、VDP80は、発振器81により発振されたドットクロック周波数を基準として、映像表示のタイミングを取るために必要な同期信号を液晶表示装置36へ送信する。そして、表示制御CPU91から送信された表示制御データに応じて、後述するメモリ基板120,130内のROMから必要な画像生成データを読み出し、パチンコ機1の遊技状態に応じた画像データ(RGBデータ)を生成する。この画像データをVRAM82に展開して一時的に記憶させ、表示制御データに応じてVRAM82から画像データを読み出して、同期信号に合わせて液晶表示装置36へ送信する。また、VDP80には、レジスタ等をチェックするためのLSIが内蔵されている。そして、以上説明した演出制御基板43にはコネクタ88が設けられており、このコネクタ88を介して中継基板100又はメモリ基板120,130が接続可能となっている。
次いで、第一メモリ基板120について説明する。第一メモリ基板120には、記憶容量が1GBであるROM121〜124と、第一デコード回路125とが設けられており、コネクタ118により他の基板に接続される。第一デコード回路125は、アドレスバスにより送信されるチップセレクト信号に応じて、4つのROM121〜124の中の1つを選択するための回路である。そして、第一デコード回路125とROM121〜124とはチップセレクト信号線により接続されており、コネクタ118から第一デコード回路125へはアドレスバスの一部であるデコード回路入力線が接続されている。さらに、コネクタ118からROM121〜124へはアドレスバス及びデータバスが接続されている。ここで、図4に示すブロック図ではコネクタ118から延びる線を一本で表現しているが、実際は複数のアドレスバス及びデータバスからなる。そして、説明の簡略化のため、以下でも同様に複数の信号線を1本の線で表現するものとする。また、第一メモリ基板120に搭載されているROM121〜124が4つであるため、コネクタ118から第一デコード回路125へ接続されているデコード回路入力線は、実際は2本である。
また、第一メモリ基板120には、自身の記憶容量を示すID情報を記憶しているID情報格納部126が設けられている。このID情報格納部126内におけるID0信号線127は電源電位に、ID1信号線128はグランド電位に接続されており、これにより自身の記憶容量が4GBであることを示すが、この詳細は後述する。そして、ID0信号線127及びID1信号線128は共にコネクタ118に接続されている。
次いで、第二メモリ基板130について説明する。第二メモリ基板130には、記憶容量が1GBであるROM131,132と、第一デコード回路135とが設けられており、コネクタ119により他の基板に接続される。第二メモリ基板130における第一デコード回路135は、第一メモリ基板120における第一デコード回路125とは異なり、2つのROM131,132のいずれかを選択するための回路である。そして、コネクタ119からROM131,132へはアドレスバス及びデータバスが、コネクタ119から第一デコード回路135へはアドレスバスの一部であるデコード回路入力線が、第一デコード回路135からROM131,132へはチップセレクト信号線がそれぞれ接続されている。
また、第二メモリ基板130にも第一メモリ基板120と同様に、自身の記憶容量を示すID情報格納部136が設けられている。そして、コネクタ119からID情報格納部136へID0信号線137及びID1信号線138が接続されており、これら2本の信号線が共にグランド電位に接続されることで、自身の記憶容量が2GBであることを示す。この詳細は後述する。
尚、第一メモリ基板120に設けられているROM121〜124、及び第二メモリ基板130に設けられているROM131,132は、いずれも電気的書き換えが可能なフラッシュROMである。従って、古い遊技機の部品を利用して新しい種類の遊技機を製造する際に、ROM121〜124、及びROM131,132の内容を書き換えて用いることで、コストの削減を行うことができる。
次いで、中継基板100について説明する。中継基板100には、第二デコード回路101と、ID情報デコード回路102とが設けられている。そして、演出制御基板43のコネクタ88へ接続されるコネクタ115、メモリ基板120,130が接続されるコネクタ116及びコネクタ117を備えている。
そして、ID情報デコード回路102は、第一メモリ基板120のID情報格納部126及び第二メモリ基板130のID情報格納部136から、端子1A,1B,2A,2Bを介して入力されるID情報をデコードし、モード信号を生成して第二デコード回路101へ出力する。このモードとしては、コネクタ116及びコネクタ117に接続されているメモリ基板の記憶容量に応じて4種類のモードが設定されており、モードに対応したモード信号が出力される。具体的には、コネクタ116及びコネクタ117の両方に2GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード0」、コネクタ116に4GB且つコネクタ117に2GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード1」、コネクタ116に2GB且つコネクタ117に4GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード2」、コネクタ116及びコネクタ117の両方に4GBのメモリ基板が接続されている場合に「モード3」を示すモード信号が出力される。本実施の形態では、コネクタ116に4GBの第一メモリ基板120が、また、コネクタ117に2GBの第二メモリ基板130が接続されているため、ID情報デコード回路102から第二デコード回路101へは「モード1」を示すモード信号が出力される。
また、ID情報デコード回路102から表示制御CPU91へは、中継基板100に接続されている2つのメモリ基板の記憶容量を示すID情報が出力される。表示制御CPU91は、コネクタ88を介して接続されているメモリ基板の記憶容量を、このID情報に基づいて認識する。
そして、第二デコード回路101は、演出制御基板43の表示制御CPU91、第一メモリ基板120の第一デコード回路125、及び第二メモリ基板130の第一デコード回路135にアドレスバスを介して接続されている。この第二デコード回路101は、ID情報デコード回路102から入力されるモード信号に応じてマッピングを決定する。ここで、第二デコード回路101は、アドレスに空きが生じることなく連続するようにマッピングを決定する。そして、チップセレクト信号の上位ビットに位置するメモリ基板選択用信号に応じて、第一メモリ基板120及び第二メモリ基板130のいずれか一方を選択する。尚、中継基板100において、コネクタ116,117からコネクタ115へはデータバスが接続されている。
次に、図4及び図5を参照して、表示制御CPU91に入力されるID情報と、メモリ基板120,130の記憶容量との関係について説明する。図5は、表示制御CPU91に入力されるID情報と、表示制御CPU91が認識する記憶容量との関係を示す図である。図4に示すように、表示制御CPU91からコネクタ88へは、ID0及びID1の2つの端子が接続されている。そして、演出制御基板43へは、4GBの第一メモリ基板120若しくは2GBの第二メモリ基板130を直接接続することができ、中継基板100を介して2つのメモリ基板を接続することもできる。また、先述したように、4GBの第一メモリ基板120のID情報格納部126において、ID0信号線127は電源電位(High)に、ID1信号線128はグランド電位(Low)に接続されている。また、2GBの第二メモリ基板130のID情報格納部136において、ID0信号線137及びID1信号線138は共にグランド電位(Low)に接続されている。
そして、中継基板100を介さずに、メモリ基板120,130を直接演出制御基板43へ接続した場合、ID0信号線127,137が表示制御CPU91のID0へ接続され、ID1信号線128,138が表示制御CPU91のID1へ接続される。すると表示制御CPU91は、図5に示すように、ID0及びID1が共に「Low」である場合はメモリ基板の容量が2GBであると認識し、ID0が「High」、ID1が「Low」である場合がメモリ基板の容量が4GBであると認識する。
また、中継基板100を介して2つのメモリ基板を演出制御基板43へ接続した場合、第一メモリ基板120のID0信号線127は1Aに、ID1信号線は1Bに入力される。また、第二メモリ基板130のID0信号線137は2Aに、ID1信号線は2Bに入力される。そして、2つのメモリ基板120,130のID情報がID情報デコード回路102により変換されて、表示制御CPU91のID0及びID1へ出力される。
そして、図5に示すように、中継基板100のコネクタ116,117の両方に2GBの第二メモリ基板130が接続されると、表示制御CPU91のID0には「High」が、ID1には「Low」が入力され、表示制御CPU91はメモリ基板の容量を4GBであると認識する。また、コネクタ116に4GBの第一メモリ基板120が接続され、コネクタ117に2GBの第二メモリ基板130が接続されると、ID0には「Low」が、ID1には「High」が入力され、容量が6GBであると認識される。また、コネクタ116に4GB、コネクタ117に2GBのメモリ基板が接続された場合にも同様に、ID0には「Low」が、ID1には「High」が入力される。そして、コネクタ116,117の両方に4GBの第一メモリ基板120が接続されると、ID0及びID1には共に「High」が入力されて、容量が8GBであると認識される。このように、表示制御CPU91は、ID0及びID1により入力されるID情報に基づいてメモリ基板の記憶容量を認識し、各制御を行うことができる。
次に、図6を参照して、中継基板100においてデコードする際にID情報を利用したことの効果について説明する。図6は、ID情報を用いない場合のメモリマップとID情報を用いた場合のメモリマップとを比較した図である。図6に示すように、中継基板100においてデコードする際にID情報を用いない方法では、2GBの第二メモリ基板130を、中継基板100を介して2つ演出制御基板43に接続させた際に、メモリマップに空きが生じるという問題がある。同様に、コネクタ116に2GBの第二メモリ基板130を、コネクタ117に4GBの第一メモリ基板120を接続させた場合にもメモリマップに空きが生じる。そして、表示制御CPU91は、接続されているメモリ基板の容量が4GBであると認識していても、4GBの第一メモリ基板120が1つ接続されている場合と、2GBの第二メモリ基板130が2つ接続されている場合とでメモリマップが異なるため、問題が生じていた。また、接続されているメモリ基板の容量が6GBである場合にも、コネクタ116,117のどちらに4GBの第一メモリ基板120が接続されているのかを判別することができなかった。
一方で、本実施の形態では、中継基板100においてデコードする際にID情報を使用し、アドレスに空きが生じることなく連続してマッピングを決定することができる。これにより、4GBの第一メモリ基板120を1つ使用した場合と、2GBの第二メモリ基板130を2つ使用した場合とで、メモリマップが同一となる。同様に、4GBの第一メモリ基板120及び2GBの第二メモリ基板130を1つずつ使用した場合には、コネクタ116,117のどちらに4GBの第二メモリ基板130を接続してもメモリマップが同一となる。従って、演出制御基板43に接続するメモリ基板の種類や数を変更した場合でも、演出制御基板43を再設計する必要がない。すなわち、演出制御基板43に汎用性を持たせることができる。
以上説明したように、本実施の形態の演出制御装置35によると、複数のROMの中の1つを選択する信号を生成する第一デコード回路125,135を、メモリ基板120,130に設けたため、容量の異なる複数種類のメモリ基板を演出制御基板43に接続することができる。さらに、2つのメモリ基板と演出制御基板43とを接続するための中継基板100に、2つのメモリ基板のうちの1つを選択する信号を生成する第二デコード回路101を設けることで、演出制御基板43に2つのメモリ基板を接続することを可能にしている。
そして、メモリ基板120,130には、自身の記憶容量を示すID情報が記憶されており、演出制御装置35は、このID情報を用いることでメモリ基板の容量に応じた制御を行うことができる。詳細には、まず、演出制御基板43に接続されているメモリ基板の容量が、このID情報によって表示制御CPU91に認識されるため、メモリ基板の容量に応じた制御を行うことができる。また、中継基板100の第二デコード回路101は、ID情報に基づいたモード信号により連続してマッピングを決定することができる。従って、複数種類のパチンコ機に対して演出制御基板43を共通に使用することができる。
また、ID情報は2ビットの情報であるため、2種類のメモリ基板120,130の、演出制御基板43への全ての接続方式に対して、単純な構成で容量を認識することができる。また、表示制御CPU91を制御するためのプログラムに関しては、演出制御基板43内の表示制御ROM93に記憶されているため、演出制御基板43を他の種類のパチンコ機に使用する場合でも、表示制御CPU91の制御プログラムを変更・追加せずにそのまま使用することができる。
尚、本実施の形態における主基板が本発明の「主制御基板」に相当し、演出制御基板43が「副制御基板」に相当する。また、表示制御CPU91が「コントローラ」に相当し、メモリ基板120,130に設けられたROM121〜124、131,132が「メモリ」に相当する。また、表示制御ROM93が「プログラムメモリ」に相当する。
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは言うまでもない。以下、図7を参照して、本実施の形態の変形例である演出制御装置235について説明する。図7は、変形例である演出制御装置235の詳細を示すブロック図である。尚、図7で示す変形例では、中継基板200の構造が先述した演出制御装置35の中継基板100と異なるのみであり、あらかじめ設定された容量のメモリ基板が接続されているか否かの判断を、ID情報を用いて簡易な構成で行うことができる点に特徴を有する。よって、演出制御装置35と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、上記実施の形態の変形例である演出制御装置235の中継基板200には、コネクタ116,117に接続される2つのメモリ基板のうちの1つを選択するための第二デコード回路201と、コネクタ116,117を介して入力されるID情報を変換して演出制御基板43の表示制御CPU91に出力するID情報変換回路202とが備えられている。そして、このID情報変換回路202には、トランジスタ205及びフォトカプラ210が設けられている。フォトカプラ210は、発光ダイオード211とフォトトランジスタ212とからなるICであり、これを用いることによって入力信号と出力信号とが電気的に絶縁されるため、電気的ノイズを避けることができる。
次いで、ID情報変換回路202の回路構造について説明する。まず、トランジスタ205のベースは端子1A及び端子ID1に、コレクタは電源電位に接続されており、エミッタは、フォトカプラ210における発光ダイオード211のアノードに接続されている。また発光ダイオード211のカソードは端子2Aに接続されている。そして、フォトカプラ210におけるフォトトランジスタ212のコレクタは電源電位及び端子ID0に、エミッタはグランドに接続されている。また、端子1B及び端子2Bは共にグランドに接続されている。
次いで、ID情報変換回路202から表示制御CPUに出力される信号について説明する。第一メモリ基板120のID0信号線127は電源電位に接続されているため、端子1Aを介してID0信号線127に接続されている表示制御CPU91側の端子ID1へは、「High」を示す信号が出力される。そして、トランジスタ205では、ベースとエミッタとの間にベースを正とする電圧がかかるため、トランジスタ205に電流が流れて、フォトカプラ210の発光ダイオード211が発光する。すると、フォトカプラ210におけるフォトトランジスタ212に電流が流れるため、表示制御CPU91側の端子ID0へは「Low」を示す信号が出力される。
そして、表示制御CPU91は、端子ID0に「Low」が、端子ID1に「High」が入力されることで、中継基板200のコネクタ116側に4GBの第一メモリ基板120が、コネクタ117側に2GBの第二メモリ基板130が接続されていることを認識する。また、サブ統合基板58のROM583には、演出制御基板43に接続されるべき正規のメモリ基板の容量を示す信号が記憶されており、表示制御CPU91に出力される。そして、表示制御CPU91は、中継基板200から入力される信号により認識されたメモリ基板の容量と、サブ統合基板58から入力される信号により認識された容量とが整合しているか否かの判断を行い、整合していると判断された場合には、認識された容量に基づいて液晶表示装置36の制御を行うことができる。尚、サブ統合基板58のROM583が本発明の「適正記憶容量記憶手段」に相当する。
このように、メモリ基板120,130に記憶されたID情報を利用して、あらかじめサブ統合基板58に設定されている正規のメモリ基板の容量と、実際に演出制御基板43に接続されたメモリ基板の容量とが整合しているか否かの判断を行うことができ、この判断結果に基づいて液晶表示装置36の制御を行うことができる。ここで、図7に示すID情報変換回路202の回路構成はこれに限られず、適宜変更が可能であることは勿論である。
また、本実施の形態では、液晶表示装置36の表示を制御する演出制御装置35について説明したが、本発明は他の制御装置にも適用できる。例えば、サブ統合基板58にメモリ基板を接続する場合や、電飾ランプ63を制御するための電飾基板46にメモリ基板を接続する場合等、CPU等のコントローラを有する基板にメモリ基板を接続する構造の制御装置であれば、本発明を適用することができる。
また、中継基板100,200は2枚のメモリ基板を演出制御基板43に接続させるための基板であるが、中継基板100,200の構造を変形することで、3枚以上のメモリ基板を演出制御基板43に接続することもできる。また、演出制御基板43の表示制御CPU91は最大8GB対応のCPUであるが、これを変更することができるのは言うまでもない。さらに、本実施の形態では4GBの第一メモリ基板120及び2GBの第二メモリ基板130を演出制御基板43に接続する場合について説明したが、6GBや8GB等、様々な容量のメモリ基板を用いる場合であっても本発明が適用できるのは勿論である。すなわち、3種類以上のメモリ基板を1つの基板に接続する際に本発明を適用できる。
また、メモリ基板に搭載されているROMの記憶容量は1GBに限られず適宜変更が可能であるし、記憶容量が異なる複数種類のROMを1つのメモリ基板に搭載することもできる。例えば、本実施の形態では、容量が4GBの第一メモリ基板120に1GBのROM121〜124を4枚用いているが、3GBのROM及び1GBのROMを1つずつ用いることもできる。また、本実施の形態のメモリ基板とは容量が異なるメモリ基板(例えば、5GB以上の容量を有するメモリ基板)を使用する場合であっても、メモリ基板の容量に合わせて、搭載するROMの個数及び容量を変更すればよい。これにより、搭載するROMを容量の大きいROMに変更すれば、使用するROMの数を減らすことができ、一方で、容量の小さいROMの在庫が余っている状況であれば、使用するROMの数を増やすことで容量の大きいメモリ基板を作成することができる。
また、本実施の形態では、メモリ基板120,130のコネクタ118,119は、中継基板100のコネクタ116及び演出制御基板43のコネクタ88の両方に接続できる構造となっている。よって、中継基板100を介して複数のメモリ基板を演出制御基板43に接続することもできるし、1つのメモリ基板を直接演出制御基板43に接続することもできるため、接続の自由度を向上させることができる。
一方で、複数種類のコネクタを用いることもでき、これにより、接続すべきメモリ基板の容量が決定している場合に、接続の間違いを減らすことができる。具体的には、4GBの第一メモリ基板120専用のコネクタの形状と、2GBのメモリ基板130専用のコネクタの形状とを異なるものにすることで、4GB専用のコネクタには2GBのメモリ基板が接続できなくなり、間違いが減る。また、1つの基板が対応するメモリ基板の種類毎に、コネクタの形状を変更することもでき、この場合、同一の形状のコネクタを備えた基板同士であれば、自由に接続させることができる。例えば、コネクタA専用の演出制御基板Xと、コネクタB専用の演出制御基板Yとを作成し、演出制御基板Xに接続すべきメモリ基板にコネクタAを、演出制御基板Yに接続すべきメモリ基板にコネクタBを設ける。他の例として、プログラムROMを搭載したメモリ基板にコネクタCを設けると共に、GCROMを搭載したメモリ基板にコネクタDを設ける。これにより、同一種類のメモリ基板内の接続の自由度や、部品の再利用という面での自由度を保持しつつ、異なる種類のメモリ基板が接続されることを防止することができる。尚、1つの基板に設けられるコネクタの数は任意に変更が可能であり、複数種類のコネクタを1つの基板に設けてもよい。
また、コネクタの形状が異なる複数種類のメモリ基板を接続可能とするために、演出制御基板側にあらかじめ複数種類のコネクタを設けておくこともできる。具体的には、1つの演出制御基板にコネクタA及びコネクタBをあらかじめ設けておき、接続するするメモリ基板に設けられているコネクタがコネクタAであれば、演出制御基板のコネクタAに嵌め合わせる。その後、この演出制御基板を他の種類の遊技機に適用する際に、接続するメモリ基板に設けられているコネクタがコネクタBであった場合には、演出制御基板のコネクタBに嵌め合わせる。これにより、記憶容量の異なる複数種類のメモリ基板を演出制御基板に接続できることに加えて、1つの演出制御基板にコネクタの形状が異なる複数種類のメモリ基板を接続することができ、1つのメモリ基板を複数種類の演出制御基板に接続することも可能となる。すなわち、演出制御基板及びメモリ基板の汎用性を向上させることができる。従って、記憶容量及びコネクタの形状が異なる様々な種類のメモリ基板を演出制御基板に接続可能とすることで、部品の再利用や設計のし易さ等の面でのコストの削減をより容易に行うことができる。尚、先述したように、1つの基板に設けられるメモリ基板用のコネクタの数は2つに限られず、3つ以上設けてもよい。同様に、1つの基板に設けられるコネクタの種類も3種類以上としてもよい。
また、中継基板に関しても、コネクタの形状が異なる複数種類のメモリ基板及び演出制御基板を接続可能とするために、中継基板側にあらかじめ複数種類のコネクタを設けることができる。この場合、例えば、メモリ基板を接続するためのコネクタとしてコネクタC及びコネクタDを設けてもよいし、演出制御基板に接続するためのコネクタとしてコネクタE及びコネクタFを設けてもよい。この中継基板を用いることで、様々な記憶容量のメモリ基板を演出制御基板に同時に複数接続できることに加えて、コネクタの形状が異なる様々なメモリ基板を1つの演出制御基板に複数接続することができるため、中継基板の汎用性をさらに向上させることができる。よって、記憶容量に対する自由度と共に、コネクタの形状に対する自由度を向上させて、より効率的に制御装置を作成することができる。また、演出制御基板のコネクタの形状と、メモリ基板のコネクタの形状とが異なる場合であっても、コネクタの一方が演出制御基板側のコネクタの形状に対応しており、他方がメモリ基板側のコネクタの形状に対応している中継基板を用いることで、メモリ基板及び演出制御基板に互換性を持たせることができる。尚、先述したように、中継基板に設けられるメモリ基板用のコネクタの数は2つに限られず、3つ以上設けてもよい。また、コネクタの種類も2種類に限られず、3種類以上のコネクタを用いてもよい。
また、図4に示す中継基板100のコネクタ116,117に、さらに別の種類の中継基板を接続することで、使用するメモリ基板の数を増やすこともできる。この場合、中継基板に設けられるデコード回路を変更・追加すればよい。そして、1つの中継基板に複数のデコード回路を設けてもよいし、同様に、1つのメモリ基板に複数のデコード回路を設けることもできる。これにより、メモリ基板に搭載されたROMの個数や容量に合わせてデコード回路を対応させることができるため、メモリ基板の構造の自由度を向上させることができる。このように、メモリ基板自体の構成や使用するメモリ基板の種類等は、在庫量や設計のし易さ等の条件に合わせて様々な変更ができるため、効率よく制御装置を作成することができる。さらに、多くの種類のメモリ基板を使用して制御装置を構成することができるため、様々な記憶容量のメモリを搭載した制御装置を作成することができ、部品の再利用という面でも本発明は有利に作用する。そして、本実施の形態ではID情報を2ビットで構成しているが、ID情報のビット数は、メモリ基板の数や種類に応じて変更すればよい。
本発明の遊技機は、パチンコ機に限られず、パチコン機、パチスロ機等の各種遊技機及びその演出制御装置に適用可能である。
パチンコ機1の表枠14及び中枠13が開いた状態を斜め前方から見た斜視図である。 パチンコ機1の正面図である パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。 演出制御装置35の詳細を示すブロック図である。 表示制御CPU91に入力されるID情報と、表示制御CPU91が認識する記憶容量との関係を示す図である。 ID情報を用いない場合のメモリマップとID情報を用いた場合のメモリマップとを比較した図である。 変形例である演出制御装置235の詳細を示すブロック図である。
符号の説明
1 パチンコ機
35,235 演出制御装置
36 液晶表示装置
41 主基板
43 演出制御基板
48 表示制御ユニット
58 サブ統合基板
80 VDP
91 表示制御CPU
100,200 中継基板
101,201 第二デコード回路
102 ID情報デコード回路
120 第一メモリ基板
121〜124 ROM
125 第一デコード回路
126 ID情報格納部
130 第二メモリ基板
131,132 ROM
135 第一デコード回路
136 ID情報格納部
202 ID情報変換回路
581 CPU
583 ROM

Claims (9)

  1. 遊技の主制御を司る主制御基板と、
    アドレスバスに接続されたコントローラを有し、前記主制御基板から送信される信号を受けて演出の制御を行う副制御基板と、
    データが記憶されたメモリを複数有し、前記副制御基板に着脱可能に取り付けられるメモリ基板と、
    前記アドレスバスにより入力されるアドレス信号を受けて、前記複数のメモリの中の1つを選択する信号を生成する第一デコード回路とを備えた遊技機用制御装置であって、
    前記第一デコード回路を前記メモリ基板に設けたことを特徴とする遊技機用制御装置。
  2. 複数の前記メモリ基板の中の1つを選択する信号を生成する第二デコード回路を有し、前記副制御基板と前記複数のメモリ基板とを接続する中継基板を備え、
    前記副制御基板から出力される複数のアドレス信号は、前記複数のメモリの中の1つを選択するためのチップセレクト信号と、前記チップセレクト信号の上位ビットに位置し、前記複数のメモリ基板の中の1つを選択するためのメモリ基板選択用信号とを含むことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用制御装置。
  3. 前記メモリ基板は、自身の記憶容量を示す情報であるID情報を記憶していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用制御装置。
  4. 前記メモリ基板は、自身の記憶容量を示す情報であるID情報を記憶しており、
    マッピングを行うための信号を前記ID情報から生成するID情報デコード手段を備え、
    前記中継基板の前記第二デコード回路は、前記メモリ基板を選択するための信号を、前記ID情報デコード手段により生成される信号を用いて生成することを特徴とする請求項2に記載の遊技機用制御装置。
  5. 前記コントローラは、前記ID情報を用いて、前記副制御基板に接続される前記メモリ基板の記憶容量を認識することを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機用制御装置。
  6. 前記副制御基板に接続される適切な前記メモリ基板の記憶容量をあらかじめ記憶する適正記憶容量記憶手段を備え、
    前記コントローラは、前記適正記憶容量記憶手段に記憶されている記憶容量と、前記ID情報により認識される記憶容量とを参照して、前記副制御基板に接続されている前記メモリ基板の記憶容量があらかじめ設定された記憶容量であるか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の遊技機用制御装置。
  7. 前記ID情報は2ビットであることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の遊技機用制御装置。
  8. 前記副制御基板は、演出の制御を行うためのプログラムが記憶されたプログラムメモリを備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の遊技機用制御装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の遊技機用制御装置を備えたことを特徴とする遊技機。
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