JP2008199705A - 電流モード型スイッチング電源 - Google Patents

電流モード型スイッチング電源 Download PDF

Info

Publication number
JP2008199705A
JP2008199705A JP2007029583A JP2007029583A JP2008199705A JP 2008199705 A JP2008199705 A JP 2008199705A JP 2007029583 A JP2007029583 A JP 2007029583A JP 2007029583 A JP2007029583 A JP 2007029583A JP 2008199705 A JP2008199705 A JP 2008199705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
inductor current
turned
current
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007029583A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Wasekura
真樹 早稲倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007029583A priority Critical patent/JP2008199705A/ja
Publication of JP2008199705A publication Critical patent/JP2008199705A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】制御量を連続的に変化させることにより、ハンチング等の発生を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供することを課題とする。
【解決手段】
スイッチング素子2をオンにする直前に電流検出部5によって検出されるインダクタ電流値をサンプルホールド回路11でサンプルホールドし、コイル4のインダクタンスに対するスイッチング素子2がオンのときのコイル4の両端間電圧の比に基づく時間比例により、サンプルホールドしたインダクタ電流の値を増大させる。このようにサンプルホールドしたインダクタ電流の値を増大させて得る模擬インダクタ電流値を演算し、この模擬インダクタ電流と所定値との比較結果に基づき、デューティをオフにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流モードで駆動されるスイッチング電源に関する。
従来より、電流モードで駆動されるスイッチング電源は、PWM駆動されるスイッチング素子と、このスイッチング素子に接続されるコイルとを有し、PWMのデューティ比を制御することによって出力電圧を制御している。電流モードのスイッチング電源は、コイル又はスイッチング素子に流れる電流の値を制御量として用いるため、スイッチングノイズの影響を受けやすい。
このようなノイズによる影響を抑制するために、スイッチング素子の駆動時にインダクタ電流をマスクする手法がある(例えば、特許文献1参照)。また、スイッチング電源が並列接続された場合には、互いのスイッチング素子の駆動ノイズにより誤動作が生じる場合がある。このような誤動作の発生を抑制するために、スイッチング時に同期した信号を重畳させる手法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−017083号公報 特開2003−158871号公報
しかしながら、これらの手法では、スイッチングノイズの部分にマスクをするため、又は、スイッチングノイズの部分に、そのノイズを相殺させるための波形を重畳するため、マスク又は重畳波形の端点で制御量が不連続になる場合があり、ハンチング等の原因になる場合があった。また、波形を重畳させる場合には、重畳波形の作成に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、制御量を連続的に変化させることにより、ハンチング等の発生を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供することを目的とする。
本発明の一局面の電流モード型スイッチング電源は、スイッチング素子と、当該スイッチング素子に接続されるコイルとを有し、当該スイッチング素子をスイッチングサイクル毎に駆動することにより出力電圧を制御する電流モード型スイッチング電源であって、前記コイルに通流するインダクタ電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段によって検出されるインダクタ電流にスイッチングノイズが重畳されていないときのインダクタ電流値を抽出し、前記コイルのインダクタンスと前記コイルの両端間電圧との比に応じて前記抽出したインダクタ電流値を変化させることにより、模擬的なインダクタ電流値を演算する模擬電流演算手段と、前記模擬電流演算手段の演算結果と所定値との比較結果に基づき、前記スイッチング素子をオフにする駆動制御手段とを備える。
また、前記模擬電流演算手段は、前記スイッチング素子をオンにする直前に前記電流検出手段によって検出されるインダクタ電流の値を抽出し、前記コイルのインダクタンスに対する前記スイッチング素子がオンのときの前記コイルの両端間電圧の比に基づく時間比例により、前記抽出したインダクタ電流の値を増大させることにより、前記模擬的なインダクタ電流値を演算してもよい。
また、コイルの両端間には、前記スイッチング素子がオンのときに第1電圧が印加され、前記スイッチング素子がオフのときに前記第1電圧とは異なる第2電圧が印加されるように構成されており、前記模擬電流演算手段は、前記スイッチング素子が前記スイッチングサイクル毎にオフにされる直前に前記電流検出手段によって検出されるインダクタ電流値を抽出し、前記スイッチング素子がオフにされると、前記抽出したインダクタ電流値を前記コイルのインダクタンスに対する前記第2電圧の比に基づく時間比例により減少させ、前記スイッチング素子がオンにされると、前記減少させたインダクタ電流値を前記コイルのインダクタンスに対する前記第1電圧の比に基づく時間比例によって増大させることによって前記模擬的なインダクタ電流値を演算し、前記駆動制御手段は、前記模擬的なインダクタ電流値と所定値との比較結果に基づき、前記スイッチング素子の次回のオフのタイミングを決定してもよい。
また、前記模擬電流演算手段は、前記抽出したインダクタ電流値サンプルホールドするサンプルホールド回路を含んでもよい。
本発明によれば、連続性のある制御量を用いることにより、ハンチング等の不具合を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供できるという特有の効果が得られる。
以下、本発明の電流モード型スイッチング電源を適用した実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。この電流モード型スイッチング電源は、入力電圧端子1、この入力電圧端子1に接続され、PWM駆動されるスイッチング素子2、還流ダイオード3、スイッチング素子2の他端に接続されるコイル4、コイル4に通流するインダクタ電流を検出する電流検出部5、出力コンデンサ6、出力端子7、出力電圧を比較用電圧と比較して誤差増幅する誤差増幅器8、入力電圧と出力電圧の符号反転値を加算する加算器9、加算器9の出力を増幅する増幅器10、電流検出部5で検出されたインダクタ電流をサンプルホールドするサンプルホールド回路11、増幅器10とサンプルホールド回路11との出力を加算する加算器12、及び、誤差増幅器8と加算器12の出力に基づいてスイッチング素子2をPWM駆動するPWM制御部13を備える。なお、増幅器10、サンプルホールド回路11及びPWM制御部13には、制御クロック信号が入力される。また、出力端子7には、負荷14が接続される。
図1に示す電流モード型スイッチング電源において、PWM制御部13によってスイッチング素子2が駆動される直前に、サンプルホールド回路11でインダクタ電流値がサンプルホールドされる。サンプルホールドされたインダクタ電流値は、増幅器10において、スイッチング素子がオンにされているときの「コイル4のインダクタンスに対する両端間電圧の比」によって表される模擬的なインダクタ電流によって時間比例的に増大される。
この「模擬的なインダクタ電流」とは、コイル4のインダクタンスの値Lに対するコイル4の両端間電圧値(Vin−Vout)によって理論的に求められる(スイッチングノイズの影響のない)電流値(Vin−Vout)/Lで表される電流をいう。
この模擬的なインダクタ電流の値が所定値(誤差増幅器8の比較値)を超えると、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号がPWM制御部13によってオフにされる。回路の詳細及びその動作については、以下で図2及び図3を用いて説明する。
図2は、実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の回路構成を示す図である。この図2は、図1に示す概略的な回路構成を具体的な回路として表す図である。ここでは、まず、図2に示す回路と図1に示す概略的な回路構成との対応関係について説明する。なお、入力電圧端子1、スイッチング素子2、還流ダイオード3、コイル4、出力コンデンサ6、出力端子7及び負荷14は、図2に示すものと同一であり、その説明を省略する。
電流検出部5(図1参照)は、図2に示す具体的な回路では、抵抗器5A及びオペアンプ5Bで構成される。抵抗器5Aで検出されたインダクタ電流は、電圧値に変換され、オペアンプ5Bで増幅される。
誤差増幅器8(図1参照)は、図2の具体的な回路に示すように、オペアンプ8Aを含む。電流モード型スイッチング電源の出力電圧Voutは、誤差増幅器8のオペアンプ8Aで所定値と比較される。
加算器9及び増幅器10(図1参照)は、図2に示す具体的な回路では、オペアンプ10A及び10Bで構成される。このオペアンプ10A及び10Bには、図2に示すように抵抗器が接続される。これらの抵抗器は、その分圧比がコイル5のインダクタンスLを表すように設定され、オペアンプ10Bの出力は(Vin−Vout)/Lになる。この出力は、スイッチング素子2がオンにされているときのインダクタ電流を模擬的に表している。
サンプルホールド回路11(図1参照)は、図2の具体的な回路に示すように、コンデンサ11Aとサンプリング用スイッチング素子11Bを含む。オペアンプ5Bで増幅された「インダクタ電流を表す電圧値」は、制御クロック信号によってオンにされるサンプリング用スイッチング素子11Bを介してコンデンサ11Aに供給される。制御クロック信号(c)がオフにされてサンプリング用スイッチング素子11Bがオフにされると、その直前のコンデンサ11Aの電圧値が(コンデンサ11Aによって)サンプルホールドされる。
その後、コンデンサ11Aは、サンプルホールドされた電圧値を基準電圧値として、オペアンプ10A及び10Bを介して供給される模擬的なインダクタ電流(Vin−Vout)/Lによって充電される。このとき、カレントミラー回路10Cによって、オペアンプ10Bの出力側にあるトランジスタのエミッタ電流と同一の値の電流がコンデンサ11Aに供給されることにより、この供給時間に比例した電荷がコンデンサ11Aに蓄積される。すなわち、コンデンサ11Aの電圧値は、スイッチング素子11Bがオフにされた瞬間にサンプルホールドされた電圧値を基準として、充電時間tに比例する(Vin−Vout)×t/Lだけ上昇させられる。
加算器12(図1参照)は、図2に示す具体的な回路では、上述したコンデンサ11A及びカレントミラー回路10Cによって実現される。
PWM制御部13(図1参照)は、図2に示す具体的な回路では、コンパレータ13A、RS型のフリップフロップ13B及び排他的論理和回路(以下、NOR回路)13Cによって実現される。
なお、制御クロック信号(c)は、サンプリング用スイッチング素子11Bの制御端子、フリップフロップ13BのS端子及びNOR回路13Cの一方の端子に入力される。この制御クロック信号(c)は所定幅を有するが、その所定幅については後述する。図2に示す回路では、この制御クロック信号(c)のオフ(立ち下がり)によって、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号がオンにされる。すなわち、制御クロック信号(c)のオン(立ち上がり)は、デューティ信号のオンの直前(前記所定幅に相当する時間だけ前)となる。この動作の詳細は、図3の動作図を用いて説明する。
[動作説明]
図3は、実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。ここで、コイル4には、後述するデューティ信号(図3(h)参照)に従ってスイッチング素子2がオン/オフにされることにより、図3(a)のようにインダクタ電流が流れるものとする。
実際に抵抗器5Aで検出されるインダクタ電流は、スイッチング素子2のスイッチングノイズの影響を受けるため、その波形は、図3(b)に示すようにスイッチングノイズが重畳された波形となる。これは、電源系等を経て抵抗器5Aにノイズが伝達されるためである。抵抗器5Aで検出されたインダクタ電流は、オペアンプ5Bで増幅される。なお、実際に抵抗器5Aで検出される値は、実際にコイル4を通流するインダクタ電流値を表す電圧値であり、この電圧値がオペアンプ5Bで増幅される。
制御クロック信号(c)は、所定幅を有し、スイッチング素子の駆動直前(すなわち、デューティ信号のオンの直前)にオンにされるように設定される。また、この制御クロック信号(c)は、上述のように、サンプリング用スイッチング素子11Bの制御端子、フリップフロップ13BのS端子及びNOR回路13Cの一方の端子に入力される。
この制御クロック信号(c)がオン(“H”レベル)になると(立ち上がると)、サンプリング用スイッチング素子11Bがオンにされる。サンプリング用スイッチング素子11Bがオンになることにより、コンデンサ11Aの電圧値は、「図3(b)に示すノイズ」が重畳される直前のインダクタ電流値を表す電圧値になる。
また、コンデンサ11Aの電圧値は、コンパレータ13Aの非反転入力端子に入力されるが、サンプリング用スイッチング素子11Bがオンにされた時点では、コンパレータ13Aの非反転入力端子に入力される比較値(図3(e)参照)よりも低くなるように設定されている。この比較値は、誤差増幅器8のオペアンプ8Aの出力である。すなわち、誤差増幅器8の出力(図3(e))は、サンプリング用スイッチング素子11Bがオンにされたときのコンデンサ11Aの電圧値よりも高くなるように設定される。
このように、制御クロック信号(c)がオン(“H”レベル)になり、これによってサンプリング用スイッチング素子11Bがオンにされることにより、コンパレータ13Aの反転入力端子への入力電圧は、非反転入力端子への入力電圧よりも低くなり、コンパレータ13Aの出力(f)が“H”レベルになるように構成されている。このコンパレータ13Aの出力(f)は、フリップフロップ13BのR端子に反転入力されるため、制御クロック信号(c)のオンにより、このR端子には“L”レベルの電圧が入力される。
また、制御クロック信号(c)は、フリップフロップ13BのS端子にも入力されるため、制御クロック信号(c)のオンにより、フリップフロップ13BのS端子には“H”レベルの信号が入力されると共に、R端子には“L”レベルの電圧が入力されることになる。すなわち、制御クロック信号(c)のオンにより、フリップフロップ13Bの反転出力端子(Qバー)の出力は“L”レベルとなる。この反転出力端子(Qバー)の出力は、NOR回路13Cの一方の入力端子に入力される。
また、制御クロック信号(c)は、NOR回路13Cの他方の入力端子にも入力されている。このため、制御クロック信号(c)のオンにより、NOR回路13Cの両端子には、それぞれ“H”レベル(クロック(c))と“L”レベル(Qバー)とが入力されるため、NOR回路13Cの出力は“L”レベルに保持される(制御クロック信号(c)がオンになる前(オフのとき)は、Qバーが“H”レベルであるため、NOR回路13Cの出力は“L”レベルである。このため、制御クロック信号(c)が立ち上がってもNOR回路13Cの出力は“L”レベルに保持される)。
NOR回路13Cの出力は、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号である。NOR回路13Cの出力が“L”レベルとなることは、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号がオフであることを表す。
次に、制御クロック信号(c)がオフになると、サンプリング用スイッチング素子11Bがオフになり、コンデンサ11Aによって、サンプリング用スイッチング素子11Bがオフされる直前のインダクタ電流値を表す電圧値がサンプルホールドされる。
また、制御クロック信号(c)がオフになると、コンデンサ11Aは、上述のように、オペアンプ10A及び10Bを介して供給される模擬的なインダクタ電流(Vin−Vout)/Lによって充電される。
すなわち、コンデンサ11Aの電圧値は、スイッチング素子11Bがオフにされた瞬間のインダクタ電流値を表す電圧値にサンプルホールドされるとともに、カレントミラー回路10Cから供給される電流の供給時間に比例して充電されることにより、充電時間tに比例する(Vin−Vout)×t/Lで表される電圧値だけ上昇させられる。この状態は、図3(c)の一番左の制御クロック信号がオフにされた後における図3(d)の中央の波形に表されている。
また、制御クロック信号(c)がオフになると、フリップフロップ13BのS端子の入力が“L”となる。この状態では、「誤差増幅器8から出力される比較値をコンデンサ11Aの電圧が上回っていないように」比較値が設定されているため、コンパレータ13Aの出力は“L”レベルに保持され、フリップフロップ13BのR端子には、“H”レベルが反転入力される。この結果、フリップフロップ13Bの反転出力(Qバー)は、“L”レベルに保持される。
このように、制御クロック信号(c)がオフにされると、NOR回路13Cの入力は、ともに“L”レベル(制御クロック信号(c)とQバー)となり、NOR回路13Cの出力は、“H”レベル(デューティ信号がオン)となる。この結果、スイッチング素子2がオンにされる(図3(c)の中央の示す制御クロック信号がオフになったときの図3(h)参照)。
次に、コンデンサ11Aの電圧が誤差増幅器8の比較値(e)を上回ると、コンパレータ13Aの反転入力端子に入力される電圧が非反転入力端子に入力される電圧を上回るので、コンパレータ13Aの出力(図3(f))は“L”レベルとなる(図3(d)の中央の波形が比較値(e)を上回ったときの図3(f)参照)。
これにより、フリップフロップ13BのR端子には、“H”レベルが反転入力され、また、このときS端子に入力される制御クロック信号(c)は“L”レベルであるため、フリップフロップ13Bの反転出力(Qバー)は、“H”レベルとなる。
以上より、NOR回路13Cには、“H”レベル(Qバー)と“L”レベル(クロック(c))とが入力されるため、その出力は“L”レベルとなり(すなわちデューティ・オフとなり)、スイッチング素子2はオフにされる。
その後は、上述の動作が繰り返し行われる。すなわち、制御クロック信号(c)は、スイッチング素子2がオンにされる直前(制御クロック信号(c)の所定幅分前)にオン(“H”レベル)になり(立ち上がり)、コンデンサ11Aの電圧値が「図3(b)に示すノイズ」が重畳される直前のインダクタ電流値を表す電圧値になる。
そして、制御クロック信号(c)がオフ(“L”レベル)になると(立ち下がると)、サンプリング用スイッチング素子11Bがオフにされ、この直前のインダクタ電流値を表す電圧値がコンデンサ11Aによってサンプルホールドされるとともに、コンデンサ11Aは、オペアンプ10A及び10Bを介して供給される模擬的なインダクタ電流値(Vin−Vout)/Lによって充電される。すなわち、スイッチング素子2のオンによるスイッチングノイズの影響を受けていない模擬的なインダクタ電流によってコンデンサ11Aが充電される。
さらに、コンデンサ11Aの電圧値が、誤差増幅器8の比較値(図3(e)参照)を上回ると、NOR回路13Cの出力が“L”レベルとなり、スイッチング素子2がオフにされる。
以上のように、本実施の形態の電流モード型スイッチング電源によれば、デューティ信号がオンにされてスイッチング素子2が駆動されることにより、抵抗器5Aで検出されるインダクタ電流にスイッチングノイズが重畳されても、このデューティ信号がオンにされる直前のインダクタ電流値をコンデンサ11Aで「サンプルホールド」し、さらに、コンデンサ11Aの電圧値を模擬的なインダクタ電流値(Vin−Vout)/Lで増大させる(図3(d)参照)。そして、コンデンサ11Aの電圧値が誤差増幅器8の比較値(図3(e)参照)を超えた時点でデューティ信号をオフするので、(ノイズが含まれていない)連続的な制御量によってデューティをオフにするタイミングを決定することができ、ハンチング等の不具合を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供できる。
なお、以上の説明では、図2に示すようにアナログ回路で構成される電流モード型スイッチング電源について説明したが、同一動作を実現できるのであれば、回路構成はアナログ回路に限定されるものではなく、デジタル回路で構成されてもよい。
[変形例]
図4は、実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の変形例を示す回路構成図である。また、図5は、その動作図を示す。
図4に示す電流モード型スイッチング電源は、電流検出部5を還流ダイオード3に直列接続することにより、この電流検出部5でコイル4に通流するインダクタ電流を検出する回路構成を有する。このような回路構成では、電流検出部5によって検出されるインダクタ電流は、図5(b)のようになるが、図1に示す回路構成の電流モード型スイッチング電源と同様に、(ノイズが含まれていない)連続的な制御量(模擬的なインダクタ電流)によってデューティをオフにするタイミングを決定することができ、ハンチング等の不具合を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供できる。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。
本実施の形態の電流モード型スイッチング電源は、昇圧型の電流モード型スイッチング電源であり、図6に示すように、スイッチング素子2、還流ダイオード3、コイル4及び電流検出部5の接続の仕方が実施の形態1の降圧型の電流モード型スイッチング電源と異なるとともに、回路構成上、図1及び図4に示す加算器9を備えない。なお、これらの要素の接続の仕方を変更して昇圧型にしたこと以外は、図1に示す降圧型の電流モード型スイッチング電源の構成と同一であり、各要素の機能も同一であるため、図1に示す要素と同一の要素には同一符号を用い、その説明を省略する。
[動作説明]
図7は、実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。ここで、コイル4には、後述するデューティ信号(図7(h)参照)に従ってスイッチング素子2がオン/オフにされることにより、図7(a)のようにインダクタ電流が流れるものとする。
実施の形態1の電流モード型スイッチング電源と同様に、電流検出部5で検出されるインダクタ電流には、図7(b)に示すように、スイッチング素子2の駆動時に生じるスイッチングノイズが重畳される。
実施の形態1の電流モード型スイッチング電源と同様に、制御クロック信号(c)は、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号がオン(“H”レベル)になる直前(制御クロック信号(c)の所定幅分前)に立ち上がり、制御クロック信号(c)のオフによってデューティ信号がオンされるように構成されている。このデューティ信号のオンの直前におけるインダクタ電流を表す電圧値は、サンプルホールド回路11によってサンプルホールドされ、スイッチング素子2がオンにされているときのインダクタンスLに対するコイル4の両端間電圧Vinの比(Vin/L)で表される模擬的なインダクタ電流により時間比例的に増大される(図7(d)参照)。
そして、模擬的なインダクタ電流によって充電されたコンデンサ11Aの電圧値が所定値(誤差増幅器8の比較値)を超えると、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号がPWM制御部13によってオフにされる(図7(f)、(g)及び(h)参照)。
以上、実施の形態2の電流モード型スイッチング電源によれば、デューティ信号がオンにされてスイッチング素子2が駆動されることにより、抵抗器5Aで検出されるインダクタ電流にスイッチングノイズが重畳されても、このデューティ信号がオンにされる直前のインダクタ電流値をコンデンサ11Aで「サンプルホールド」し、さらに、コンデンサ11Aの電圧値を模擬的なインダクタ電流値(Vin/L)で増大させる(図7(d)参照)。そして、コンデンサ11Aの電圧値が誤差増幅器8の比較値(図7(e)参照)を超えた時点でデューティ信号をオフするので、(ノイズが含まれていない)連続的な制御量(模擬的なインダクタ電流)によってデューティをオフにするタイミングを決定することができ、ハンチング等の不具合を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供できる。
[変形例]
図8は、実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の変形例の回路構成を概略的に示す図である。また、図9は、その動作図を示す。
図8に示す電流モード型スイッチング電源は、電流検出部5を還流ダイオード3に直列接続することにより、この電流検出部5でコイル4に通流するインダクタ電流を検出する回路構成を有する。このような回路構成では、電流検出部5によって検出されるインダクタ電流は、図9(b)のようになるが、図6に示す回路構成の電流モード型スイッチング電源と同様に、(ノイズが含まれていない)連続的な制御量(模擬的なインダクタ電流)に応じてデューティ信号をオフにするタイミングを決定することができ、ハンチング等の不具合を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供できる。
[実施の形態3]
図10は、実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。
本実施の形態の電流モード型スイッチング電源は、降圧型の電流モード型スイッチング電源であり、図10に示すように、入力電圧端子1、この入力電圧端子1に接続され、PWM駆動されるスイッチング素子2、還流ダイオード3、スイッチング素子2の他端に接続されるコイル4、コイル4に通流するインダクタ電流を検出する電流検出部5、出力コンデンサ6、出力端子7、出力電圧を比較用電圧と比較して誤差増幅する誤差増幅器8、入力電圧と出力電圧の反転値とを加算する加算器9、加算器9の出力を増幅する増幅器10、電流検出部5で検出されたインダクタ電流をサンプルホールドするサンプルホールド回路11、出力電圧と所定電圧(−Vf)とを加算する加算器19、加算器19の出力を増幅する増幅器20、サンプルホールド回路11の出力と増幅器10又は20のいずれか一方の出力とを加算する加算器12、加算器12に入力する増幅器10又は20の出力を選択するスイッチング素子21、及び、誤差増幅器8と加算器12の出力に基づいてスイッチング素子2をPWM駆動するPWM制御部13を備える。増幅器10、増幅器20及びPWM制御部13には制御クロック信号が入力され、サンプルホールド回路11及びスイッチング素子21には、PWM制御部13から出力されるデューティ信号が入力される。また、出力端子7には、負荷14が接続される。なお、図1に示す要素と同一の要素には同一符号を用い、特に相違点がない限り、その説明を省略する。
図11は、実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の回路構成を示す図である。この図11は、図10に示す概略的な回路構成を具体的な回路として表す図である。ここでは、まず、図11に示す回路と図10に示す概略的な回路構成との対応関係について説明する。この図11において、図2に示す要素と同一の要素には同一符号を用い、特に相違点がない限り、その説明を省略する。
加算器19及び増幅器20(図10参照)は、図11に示す具体的な回路では、オペアンプ20A、20B及びカレントミラー回路10Cで構成される。このオペアンプ20A及び20Bには、図11に示すように抵抗器が接続される。これらの抵抗器は、その分圧比がコイル5のインダクタンスLを表すように設定され、オペアンプ20Aの出力は(Vout−Vin)/Lになり、オペアンプ20Bの出力は{−(Vout+Vf)/L}になる。これらは、それぞれ、スイッチング素子2のオン時/オフ時におけるインダクタ電流値を表しており、コンデンサ11A及び11Cを充電する際に、模擬的なインダクタ電流値として用いられる。なお、所定電圧Vfは、還流ダイオード3での電圧降下分の電圧値に設定される。
サンプルホールド回路11(図10参照)は、図11の具体的な回路に示すように、コンデンサ11A、サンプリング用スイッチング素子11B及びコンデンサ11Cを含む。コンデンサ11A及びコンデンサ11Cは、オペアンプ10Bの出力(Vin−Vout)/L、及び、オペアンプ20Bの出力({−(Vout+Vf)/L})によって充電される(オペアンプ20Bの出力は負の値を取るため、実際にはコンデンサ11A及びコンデンサ11Cに蓄積された電荷は、オペアンプ20Bの出力によって放電される)。
なお、実施の形態3におけるサンプルホールド回路11は、スイッチング素子11BがPWM制御部13のデューティ信号によってオン/オフにされる点が実施の形態1のスイッチング素子11Bと異なる。また、スイッチング素子21のオン/オフは、スイッチング素子11Bのオン/オフとは逆の動作となる。動作の詳細は、図12の動作図を用いて説明する。
[動作説明]
図12は、実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。ここで、コイル4には、後述するデューティ信号(図12(h)参照)に従ってスイッチング素子2がオン/オフにされることにより、図12(a)のようにインダクタ電流が流れるものとする。
実際に抵抗器5Aで検出されるインダクタ電流は、スイッチング素子2のスイッチングノイズの影響を受けるため、その波形は、図12(b)に示すようにスイッチングノイズが重畳された波形となる。これは、電源系等を経て抵抗器5Aにノイズが伝達されるためである。抵抗器5Aで検出されたインダクタ電流は、オペアンプ5Bで増幅される。なお、抵抗器5Aで検出される値は、実際のインダクタ電流値を表す電圧値であり、この電圧値がオペアンプ5Bで増幅される。
制御クロック信号(c)がオンになり、制御クロック信号の所定幅分の時間経過後に制御クロック信号(c)がオフになると、デューティ信号がオンになり(その理由は後述する)、スイッチング素子2及びサンプリング用スイッチング素子11Bがオンにされる。
サンプリング用スイッチング素子11Bがオンにされることにより、抵抗器5によって検出される実際のインダクタ電流(Vin−Vout)/Lがオペアンプ5Bを介して供給され、コンデンサ11Cに電荷が蓄積される。コンデンサ11Cの電圧値は、デューティ信号がオンになっている時間tを用いると、(Vin−Vout)×t/Lで表される(図11(c)の一番左の制御クロック信号がオフにされた後における図12(d1)の中央の波形参照)。このコンデンサ11Cに供給されるインダクタ電流は、抵抗器5Aによって検出された実際のインダクタ電流値を示すため、スイッチング2のオンによるノイズが重畳された波形となる(図12(d1)参照)。
また、スイッチング素子2がオンにされることにより、コンデンサ11Aには、「オペアンプ10Bの出力側にあるトランジスタのエミッタ電流と同一の電流値」がカレントミラー回路10Cを介して供給される。すなわち、デューティ信号がオンになっている時間tを用いると、(Vin−Vout)×t/Lで表される電圧がコンデンサ11Aに充電される(図11(c)の一番左の制御クロック信号がオフにされた後における図12(d2)の中央の波形参照)。このオペアンプ10Bから出力される電流値(Vin−Vout)/Lは、実施の形態1の場合と同様に、模擬的なインダクタ電流値(Vin−Vout)/Lであり、この模擬的なインダクタ電流によってコンデンサ11Aが充電される。
なお、このコンデンサ11Aの電圧値は、コンパレータ13Aの非反転入力端子に入力されるが、サンプリング用スイッチング素子11Bがオンになった時点では、コンパレータ13Aの非反転入力端子に入力される比較値(図12(e)参照)よりも低くなるように設定されている。この比較値は、誤差増幅器8のオペアンプ8Aの出力である。すなわち、誤差増幅器8の出力(図12(e))は、サンプリング用スイッチング素子11Bがオンにされたときのコンデンサ11Aの電圧値よりも高くなるように設定されるものとする。
そして、コンデンサ11Aの電圧値が誤差増幅器8の比較値(図12(e)参照)に到達すると、コンパレータ13Aの出力が反転し、コンパレータ13Aの出力が“L”レベルになる。
コンパレータ13Aの出力が“L”レベルになると、フリップフロップ13BのR端子には“H”レベルが入力される。このとき、フリップフロップ13BのS端子には、制御クロック信号(c)の“L”レベルが入力されるため、フリップフロップ13Bの反転出力(Qバー)は、“H”レベルになる。
フリップフロップ13Bの反転出力(Qバー)が“H”レベルになると、NOR回路13Cには、Qバーの“H”レベルと、制御クロック信号(c)の“L”レベルが入力されるため、NOR回路13Cの出力が“L”レベルになる。これによりデューティ信号がオフとなる。
すなわち、コンデンサ11Aの電位が誤差増幅器8の比較値(図12(e))に到達すると、デューティ信号がオフになることになる。
デューティ信号がオフになると、スイッチング素子2及びサンプリング用スイッチング素子11Bが共にオフにされるとともに、スイッチング素子21がオンにされる。
サンプリング用スイッチング素子11Bがオフにされると、デューティ信号のオフの直前のインダクタ電流値を表す電圧値がコンデンサ11Cによってサンプルホールドされる。このサンプルホールドされた値は、スイッチングサイクルにおける次回のデューティ信号オフのタイミングを決定するために用いられる。なお、このようにデューティ信号がオフにされた時点で、コンデンサ11Aの電圧値は、上述のように、模擬電流2によって(Vin−Vout)×t/Lになっている(tはデューティ信号がオンされている時間を表す)。
また、スイッチング素子21がオンにされることにより、コンデンサ11A及び11Cは、オペアンプ20Bを介して供給される模擬的なインダクタ電流値{−(Vout+Vf)/L}によって放電される。スイッチング素子21がオンになっている時間を充電時間tとすると、コンデンサ11A及び11Cの電圧値は、{−(Vout+Vf)×t/L}だけ低下する。
なお、スイッチング素子21がオンになることにより、コンデンサ11Aの電位は、誤差増幅器8の比較値(図12(e))よりも低くなり、コンパレータ13Aの出力は“H”レベルに戻る。このように、コンパレータ13Aの出力が“L”レベルになるのは一瞬である(図12(f)参照)。なお、コンパレータ13Aの出力が“H”レベルになることにより、フリップフロップ13BのR端子には“L”レベルが入力される。
次に、この状態で、制御クロック信号がオンになると(図12(c)の中央のクロックの立ち上がり参照)、フリップフロップ13BのS端子に“H”レベルが入力され、この結果、フリップフロップ13Bの反転出力(Qバー)は“L”レベルになる。
このとき、NOR回路13Cには、“L”レベル(Qバー)と“H”レベル(制御クロック信号(c)のオン)が入力されるため、NOR回路13Cの出力は“L”レベルに保持される。
次いで、制御クロック信号(c)がオフになると、フリップフロップ13BのS端子に“L”レベルが入力され、R端子に“L”レベルが入力されるため、反転出力(Qバー)は、“L”レベルに保持される。
このとき、NOR回路13Cには、“L”レベル(Qバー)と“L”レベル(クロック(c))が入力されるため、NOR回路13Cの出力は“H”レベルになる。すなわち、制御クロック信号(c)がオフになることにより、デューティ信号がオンになる。
このようにしてデューティ信号がオンにされることにより、スイッチング素子2及びサンプリング用スイッチング素子11Bが共にオンにされる。これにより、コンデンサ11Cは、抵抗器5Aによって検出されるインダクタ電流によって充電され(図12(h)のデューティ信号の一番右の立ち上がり、及び、同図(d1)参照)、コンデンサ11Aは、模擬的なインダクタ電流(Vin−Vout)/Lによって充電される(図12(d2)。
コンデンサ11Aの電位が誤差増幅器8の比較値(図12(e))に到達すると、上述したように、デューティ信号がオフになる。このデューティ信号のオフは、前回のデューティ信号のオフの直前にコンデンサ11Cによってサンプルホールドされたインダクタ電流値に基づいて行われるものである。
デューティ信号がオフになると、サンプリング用スイッチング素子11Bがオフにされ、デューティ信号のオフの直前のインダクタ電流値を表す電圧値がコンデンサ11Cによってサンプルホールドされる。このサンプルホールドされた値は、スイッチングサイクルにおける次回のデューティ信号オフのタイミングを決定するために用いられる。
その後は、上述の動作が繰り返し行われる。すなわち、制御クロック信号(c)は、スイッチング素子2がオンになる直前(制御クロック信号(c)の所定幅分前)にオン(“H”レベル)になり(立ち上がり)、制御クロック信号(c)がオフになると、デューティ信号がオンになり、これによりスイッチング素子2及びサンプリング用スイッチング素子11Bが共にオンになる。
スイッチング素子2及びサンプリング用スイッチング素子11Bが共にオンになると、コンデンサ11Cが実際のインダクタ電流によって充電されると共に、オペアンプ10Bを介して供給される模擬的なインダクタ電流(Vin−Vout)/L(模擬電流2)によってコンデンサ11Aが充電される。
コンデンサ11Aの電圧値が誤差増幅器8の比較値に達すると、デューティ信号がオフにされ、スイッチング素子2及びサンプリング用スイッチング素子11Bが共にオフにされる。このとき、デューティ信号のオフの直前のインダクタ電流値を表す電圧値がコンデンサ11Cによってサンプルホールドされる。
また、デューティ信号がオフにされることにより、スイッチング素子21がオンにされる。スイッチング素子21がオンにされると、コンデンサ11A及び11Cの電圧値は、オペアンプ20Bを介して供給される模擬的なインダクタ電流{−(Vout+Vf)/L}によって放電される。すなわち、模擬電流1及び2の値が低下する(図12(d1)(d2)参照)。
再び制御クロック信号がオンされた所定時間後(制御クロック信号(c)の所定幅分の時間経過後)に制御クロック信号がオンにされ、上述の動作が繰り返される。
なお、以上の説明では、制御クロック信号がオンにされるタイミングをデューティ信号がオンにされるタイミングの直前(制御クロック信号の所定幅分の時間前)に設定し、デューティ信号がオフにされる直前のインダクタ電流値をサンプルホールドし、サンプルホールドしたインダクタ電流値に基づいて演算される模擬インダクタ電流を用いて、スイッチングサイクルにおいてデューティ信号を次回オフにするタイミングを決定する形態について説明した。
これは、デューティ信号のオン/オフ及びその直後は、インダクタ電流に(スイッチング素子2の駆動による)スイッチングノイズが重畳されるため、このようなタイミングを避けて、スイッチングノイズの重畳されていないインダクタ電流をサンプルホールドするためである。
以上のように、本実施の形態の電流モード型スイッチング電源によれば、デューティ信号がオンにされてスイッチング素子2が駆動されることにより、抵抗器5Aで検出されるインダクタ電流にスイッチングノイズが重畳されても、このスイッチングノイズがインダクタ電流に重畳されていない時点(デューティのオフの直前)のインダクタ電流値を「サンプルホールド」し、模擬的なインダクタ電流値{−(Vout+Vf)/L}でコンデンサ11A及び11Cの電圧値を低下させ、さらに、デューティ信号がオンになった後は、模擬的なインダクタ電流値(Vin−Vout)/Lでコンデンサ11Aの電圧値を増大させる(図12(d2)参照)。
この動作を繰り返すことにより、コンデンサ11Aの電極間電圧が誤差増幅器8の比較値(図12(e)参照)に達した時点でデューティ信号をオフにするので、(ノイズが含まれていない)連続的な制御量(模擬的なインダクタ電流)に応じてデューティをオフにするタイミングを決定することができ、ハンチング等の発生を抑制した降圧型の電流モード型スイッチング電源を提供することができる。なお、デューティ信号をオフにした後は、模擬的なインダクタ電流値{−(Vout+Vf)/L}でコンデンサ11A及び11Cの電圧値を低下させ、上述の動作が繰り返される。
なお、インダクタ電流値をサンプルホールドするタイミングは、上述のタイミングに限定されるものではなく、「デューティ信号がオンにされるタイミング」及び「デューティ信号のオンの直後」と、「デューティ信号がオフにされるタイミング」及び「デューティ信号のオフの直後」以外のタイミングであれば、いつでもよい。
このようなタイミングでサンプルホールドするインダクタ電流には、スイッチングノイズが重畳されないため、サンプルホールドしたインダクタ電流値を表す電圧値に基づいて上述のように制御量を演算すれば、ハンチング等の発生を抑制した降圧型の電流モード型スイッチング電源を提供することができる。
また、以上の説明では、図11に示すようにアナログ回路で構成される電流モード型スイッチング電源について説明したが、同一動作を実現できるのであれば、回路構成はアナログ回路に限定されるものではなく、デジタル回路で構成されてもよい。例えば、スイッチング周波数と同一の周波数のクロック信号を用いてインダクタ電流のサンプルホールドを行い、アナログ−デジタルコンバータを用いてデジタル値に変換する。デューティがオフの間は、オフしている時間tに応じて、サンプルホールドした値を−(Vout+Vf)×t/Lだけ減少させ、デューティがオンの間は、オンしている時間tに応じて、サンプルホールドした値を(Vin−Vout)×t/Lだけ増加させることにより、上述のアナログ回路の場合と同様に、模擬的なインダクタ電流の値に基づいてデューティをオフにするタイミングを決定することができる。
[変形例]
図13は、実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の変形例の回路構成を概略的に示す図である。
本実施の形態の電流モード型スイッチング電源は、降圧型の電流モード型スイッチング電源であり、図13に示すように、スイッチング素子2、還流ダイオード3、コイル4及び電流検出部5の接続の仕方が図10に示す電流モード型スイッチング電源と異なる。なお、これらの要素の接続の仕方を変更したこと以外は、図10に示す降圧型の電流モード型スイッチング電源の構成と同一であり、各要素の機能も同一であるため、図10に示す要素と同一の要素には同一符号を用い、その説明を省略する。
図14は、実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の変形例の動作を示す図である。ここで、コイル4には、後述するデューティ信号(図14(h)参照)に従ってスイッチング素子2がオン/オフされることにより、図14(a)のようにインダクタ電流が流れるものとする。
図11に示す電流モード型スイッチング電源と同様に、電流検出部5で検出されるインダクタ電流には、図14(b)に示すように、スイッチング素子2の駆動時に生じるスイッチングノイズが重畳される。
また、図11に示す電流モード型スイッチング電源と同様に、制御クロック信号(c)は、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号がオン(“H”レベル)にされる直前(制御クロック信号(c)の所定幅分前)に立ち上がり、デューティ信号のオフの直前にサンプルホールド回路11によってインダクタ電流がサンプルホールドされるように構成される。
サンプルホールド回路11内において、サンプリングされたインダクタ電流を表す電圧値は、模擬的なインダクタ電流値{−(Vout+Vf)/L}の供給時間に比例する電圧値だけ低下させられる。また、スイッチング素子2がオンにされると、コンデンサ11Aの電圧値は、コイル4の両端間電圧とインダクタンスの比によって表される模擬的なインダクタ電流値(Vin−Vout)/Lで増大される(図14(d2)参照)。さらに、コンデンサ11Aの電極間電圧が誤差増幅器8の比較値(図12(e)参照)に達した時点でデューティ信号がオフされる。
以上、実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の変形例においても、図11に示す電流モード型スイッチング電源と同様に、(ノイズが含まれていない)連続的な制御量(模擬的なインダクタ電流)によってデューティをオフにするタイミングを決定することができ、ハンチング等の不具合を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供できる。
[実施の形態4]
図15は、実施の形態4の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。
本実施の形態の電流モード型スイッチング電源は、昇圧型の電流モード型スイッチング電源であり、図15に示すように、スイッチング素子2、還流ダイオード3、コイル4及び電流検出部5の接続の仕方が実施の形態1の降圧型の電流モード型スイッチング電源と異なるとともに、回路構成上、図10及び図11に示す加算器9及び19の代わりに加算器49を備える。なお、これらの要素の接続の仕方を変更して昇圧型にしたこと以外は、図10に示す降圧型の電流モード型スイッチング電源の構成と同一であり、各要素の機能も同一であるため、図10に示す要素と同一の要素には同一符号を用い、その説明を省略する。
[動作説明]
図16は、実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。ここで、コイル4には、後述するデューティ信号(図16(h)参照)に従ってスイッチング素子2がオン/オフにされることにより、図16(a)のようにインダクタ電流が流れるものとする。
実施の形態3の電流モード型スイッチング電源と同様に、電流検出部5で検出されるインダクタ電流には、図16(b)に示すように、スイッチング素子2の駆動時に生じるスイッチングノイズが重畳される。
実施の形態3の電流モード型スイッチング電源と同様に、制御クロック信号(c)は、スイッチング素子2を駆動するためのデューティ信号がオン(“H”レベル)になる直前(制御クロック信号(c)の所定幅分前)に立ち上がるように構成されている。また、デューティ信号がオフされる直前に、サンプルホールド回路11によってインダクタ電流がサンプルホールドされるように構成されている。
サンプルホールド回路11内において、サンプリングされたインダクタ電流を表す電圧値は、模擬的なインダクタ電流値−(VIN−Vout−Vf)/Lの供給時間tに比例する電圧値だけ低下させられる。また、スイッチング素子2がオンにされると、コンデンサ11Aの電圧値は、コイル4の両端間電圧とインダクタンスの比によって表される模擬的なインダクタ電流値(Vin/L)で増大される(図16(d2)参照)。さらに、コンデンサ11Aの電極間電圧が誤差増幅器8の比較値(図16(e)参照)に達した時点でデューティ信号がオフされる。
このように、実施の形態4の電流モード型スイッチング電源によれば、ノイズが含まれていない連続的な変化量(模擬的なインダクタ電流)に応じてデューティをオフにするタイミングを決定することができるので、ハンチング等の発生を抑制した降圧型の電流モード型スイッチング電源を提供することができる(図16(f)、(g)及び(h)参照)。なお、デューティ信号をオフにした後は、模擬的なインダクタ電流値−(VIN−Vout−Vf)/Lでコンデンサ11A及び11Cの電圧値を低下させ、上述の動作が繰り返される。
[変形例]
図17は、実施の形態4の電流モード型スイッチング電源の変形例の回路構成を概略的に示す図である。また、図18は、その動作図を示す。
図17に示す電流モード型スイッチング電源は、電流検出部5を還流ダイオード3に直列接続することにより、この電流検出部5でコイル4に通流するインダクタ電流を検出する回路構成を有する。このような回路構成では、電流検出部5によって検出されるインダクタ電流は、図18(b)のようになるが、図15に示す回路構成の電流モード型スイッチング電源と同様に、(ノイズが含まれていない)連続的な制御量(模擬的なインダクタ電流)に応じてデューティ信号をオフにするタイミングを決定することができ、ハンチング等の不具合を抑制した電流モード型スイッチング電源を提供できる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の電流モード型スイッチング電源について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。 実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の回路構成を示す図である。 実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。 実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の変形例を示す回路構成図である。 実施の形態1の電流モード型スイッチング電源の変形例の動作を示す図である。 実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。 実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。 実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の変形例の回路構成を概略的に示す図である。 実施の形態2の電流モード型スイッチング電源の変形例動作を示す図である。 実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。 実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の回路構成を示す図である。 実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。 実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の変形例の回路構成を概略的に示す図である。 実施の形態3の電流モード型スイッチング電源の変形例の動作を示す図である。 実施の形態4の電流モード型スイッチング電源の回路構成を概略的に示す図である。 実施の形態4の電流モード型スイッチング電源の動作を示す図である。 実施の形態4の電流モード型スイッチング電源の変形例の回路構成を概略的に示す図である。 実施の形態4の電流モード型スイッチング電源の変形例動作を示す図である。
符号の説明
1 入力電圧端子
2 スイッチング素子
3 還流ダイオード
4 コイル
5 電流検出部
5A 抵抗器
5B オペアンプ
6 出力コンデンサ
7 出力端子
8 誤差増幅器
8A オペアンプ
9、19、49 加算器
10、20 増幅器
10A、10B オペアンプ
10C カレントミラー回路
11 サンプルホールド回路
11A、11C コンデンサ
11B サンプリング用スイッチング素子
12 加算器
13 PWM制御部
13A コンパレータ
13B フリップフロップ
13C NOR回路
14 負荷
21 スイッチング素子

Claims (4)

  1. スイッチング素子と、当該スイッチング素子に接続されるコイルとを有し、当該スイッチング素子をスイッチングサイクル毎に駆動することにより出力電圧を制御する電流モード型スイッチング電源であって、
    前記コイルに通流するインダクタ電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段によって検出されるインダクタ電流にスイッチングノイズが重畳されていないときのインダクタ電流値を抽出し、前記コイルのインダクタンスと前記コイルの両端間電圧との比に応じて前記抽出したインダクタ電流値を変化させることにより、模擬的なインダクタ電流値を演算する模擬電流演算手段と、
    前記模擬電流演算手段の演算結果と所定値との比較結果に基づき、前記スイッチング素子をオフにする駆動制御手段と
    を備える電流モード型スイッチング電源。
  2. 前記模擬電流演算手段は、前記スイッチング素子をオンにする直前に前記電流検出手段によって検出されるインダクタ電流の値を抽出し、前記コイルのインダクタンスに対する前記スイッチング素子がオンのときの前記コイルの両端間電圧の比に基づく時間比例により、前記抽出したインダクタ電流の値を増大させることにより、前記模擬的なインダクタ電流値を演算する、請求項1に記載の電流モード型スイッチング電源。
  3. 前記コイルの両端間には、前記スイッチング素子がオンのときに第1電圧が印加され、前記スイッチング素子がオフのときに前記第1電圧とは異なる第2電圧が印加されるように構成されており、
    前記模擬電流演算手段は、前記スイッチング素子が前記スイッチングサイクル毎にオフにされる直前に前記電流検出手段によって検出されるインダクタ電流値を抽出し、前記スイッチング素子がオフにされると、前記抽出したインダクタ電流値を前記コイルのインダクタンスに対する前記第2電圧の比に基づく時間比例により減少させ、前記スイッチング素子がオンにされると、前記減少させたインダクタ電流値を前記コイルのインダクタンスに対する前記第1電圧の比に基づく時間比例によって増大させることによって前記模擬的なインダクタ電流値を演算し、
    前記駆動制御手段は、前記模擬的なインダクタ電流値と所定値との比較結果に基づき、前記スイッチング素子の次回のオフのタイミングを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流モード型スイッチング電源。
  4. 前記模擬電流演算手段は、前記抽出したインダクタ電流値サンプルホールドするサンプルホールド回路を含む、請求項1乃至3のうちのいずれかの項に記載の電流モード型スイッチング電源。
JP2007029583A 2007-02-08 2007-02-08 電流モード型スイッチング電源 Withdrawn JP2008199705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007029583A JP2008199705A (ja) 2007-02-08 2007-02-08 電流モード型スイッチング電源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007029583A JP2008199705A (ja) 2007-02-08 2007-02-08 電流モード型スイッチング電源

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008199705A true JP2008199705A (ja) 2008-08-28

Family

ID=39758167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007029583A Withdrawn JP2008199705A (ja) 2007-02-08 2007-02-08 電流モード型スイッチング電源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008199705A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063333A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Ricoh Co Ltd 電流モード制御型スイッチングレギュレータ及びその動作制御方法
JP2010193603A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Fujitsu Semiconductor Ltd Dc−dcコンバータの制御方法、dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータ
JP2012060759A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2012110119A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Toshiba Corp 電源回路
WO2012157242A1 (ja) * 2011-05-13 2012-11-22 ローム株式会社 非絶縁降圧スイッチングレギュレータおよびその制御回路、電子機器、acアダプタ
CN107546986A (zh) * 2016-06-27 2018-01-05 株式会社东芝 沿面放电元件驱动用电源电路
JP7456891B2 (ja) 2020-08-28 2024-03-27 日清紡マイクロデバイス株式会社 スイッチング電源装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063333A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Ricoh Co Ltd 電流モード制御型スイッチングレギュレータ及びその動作制御方法
JP2010193603A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Fujitsu Semiconductor Ltd Dc−dcコンバータの制御方法、dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータ
JP2012060759A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2012110119A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Toshiba Corp 電源回路
WO2012157242A1 (ja) * 2011-05-13 2012-11-22 ローム株式会社 非絶縁降圧スイッチングレギュレータおよびその制御回路、電子機器、acアダプタ
JPWO2012157242A1 (ja) * 2011-05-13 2014-07-31 ローム株式会社 非絶縁降圧スイッチングレギュレータおよびその制御回路、電子機器、acアダプタ
US8837181B2 (en) 2011-05-13 2014-09-16 Rohm Co., Ltd. Step down switching regulator
JP5952809B2 (ja) * 2011-05-13 2016-07-13 ローム株式会社 非絶縁降圧スイッチングレギュレータおよびその制御回路、電子機器、acアダプタ
CN107546986A (zh) * 2016-06-27 2018-01-05 株式会社东芝 沿面放电元件驱动用电源电路
JP2018007309A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 株式会社東芝 沿面放電素子駆動用電源回路
CN107546986B (zh) * 2016-06-27 2020-08-18 株式会社东芝 沿面放电元件驱动用电源电路
JP7456891B2 (ja) 2020-08-28 2024-03-27 日清紡マイクロデバイス株式会社 スイッチング電源装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6486139B2 (ja) デッドタイム調整回路
JP2008199705A (ja) 電流モード型スイッチング電源
JP5091028B2 (ja) スイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを備えた半導体装置
JP4810283B2 (ja) スイッチング制御回路
JP4926625B2 (ja) スイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを有する半導体装置
EP2546989B1 (en) Control device of electromagnetic inductive load
JP4686745B2 (ja) スイッチング電源回路
JP2009284671A (ja) 力率改善回路
JP4841329B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP2012191821A (ja) 電流方向検出回路及びdc−dcコンバータ
JP2010268542A (ja) 電流検出回路及びこれを用いたスイッチングレギュレータ
JP2011182533A (ja) 電源装置、制御回路及び電源装置の制御方法
JP2005150550A (ja) ソレノイド駆動装置
JP2007202281A (ja) 電源回路
JP5648519B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2011097732A (ja) 昇降圧回路
JP2019161808A (ja) 車載用のdcdcコンバータ
CN103312198A (zh) 用于开关功率变换器的导通时间补偿
JP5212494B2 (ja) 複数電圧出力型電源装置
JP4934442B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2010093909A (ja) 直流電源装置
JP2004180294A (ja) 電力増幅装置
JP6418965B2 (ja) ホール素子駆動回路およびセンサ回路
JP2005295754A (ja) スイッチングレギュレータ
JP5895338B2 (ja) 電源の制御回路、電子機器、および電源の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090619

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091216