JP2008197623A - 流体および磁気軸受の補償技術 - Google Patents

流体および磁気軸受の補償技術 Download PDF

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Abstract

【課題】ガイドの平坦性誤差および/または支持部のシフトを補償するために用いられるシステムを提供する。
【解決手段】このシステムは、1つ以上の支持装置と、駆動システムと、ガイドと、流体または磁気軸受と、補償システムとを備える。1つ以上の支持装置は、1つ以上の開口部を有する。支持装置は、駆動システムに結合され、駆動システムは、支持装置を動かすよう構成される。ガイドは、開口部のそれぞれを通る。流体または磁気軸受は、ガイドに沿ってそれぞれの支持装置を案内するよう構成される。補償システムは、流体または磁気軸受に近接した支持装置のそれぞれに結合される。補償システムは、ガイドの平坦でない領域または支持装置のシフト(たとえば熱シフト)を補償するよう構成され、この補償は、ガイドに沿った支持装置の移動の間に、支持装置をガイドに対して移動させることによりなされる。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学系に関する。
露光装置は、所望のパターンを基板または基板の一部に転写する機械である。露光装置はたとえばフラットパネルディスプレイや集積回路(IC)、微細構造を有する他のデバイスの製造に用いられる。通常はたとえばマスクまたはレチクルと称されるパターニング用デバイスを使用して、フラットパネルディスプレイ(または他のデバイス)の各層に対応した回路パターンを形成する。このパターンは、基板に塗布された照射感応材料(たとえばレジスト)層への像形成により基板(たとえばガラスプレート)の全体または一部に転写される。
パターニング手段を使用して、回路パターンではなく、たとえばカラーフィルタのパターンやドットのマトリックス状配列などの他のパターンを形成する場合もある。マスクに代えて、パターニング用デバイスは、それぞれ個別に制御可能である素子の配列(以下「個別制御可能素子アレイ」という場合もある)を備えるパターニングアレイを備えてもよい。このような方式では、マスクを使用する方式に比べて迅速かつ低コストにパターンを変更することができる。
フラットパネルディスプレイの基板は、通常長方形である。この種の基板を露光するための露光装置は、長方形基板の幅全体またはその一部(たとえば全幅の半分)をカバーする露光空間を有するように設計される。この露光空間の最下部で基板が走査されるとともに、マスク又はレチクルが基板の走査に同期してビームに対して走査される。このようにして基板にパターンが転写される。露光空間が基板の幅全体をカバーする場合には、1回の走査で露光が完了する。露光空間がたとえば基板の幅の半分をカバーする場合には、1回目の露光後に横方向に基板を移動させ、通常は基板の残りを露光するための走査をもう一度行う。
現在のところ、1自由度の長い移動範囲を必要とする段階では、ガイド機構および駆動機構による偏心の影響は、無視されるか、予算に組み込まれるか、または追加的なアクチュエータを用いて補償されている。ある場合には、磁気軸受の場合にそうであるように、ガイド機構がそれを許容するとき、ガイドおよび駆動機構における固有の偏心の影響を測定し、補償するために、干渉計などの外部基準が用いられる。
2以上の自由度における偏心は、熱的効果、ストレスによる材料変形によって生じるか、または現在の技術および価格により制限される製造トレランスにより生じる可能性がある。その他の偏心効果の原因は、駆動および/またはガイド機構技術の性質による可能性がある。たとえば、駆動機構として、ころ軸受および親ねじを用いたとき、移動方向に垂直な軸における多少の動きは、偏心を生じさせる可能性がある。偏心のさらにその他の原因は、製造、ストレス、熱効果、駆動機構における偏心力、および振動によるガイド機構の変形である。
光学的マスクレスリソグラフィ(OML)照明器の1つの光学設計は、移動軸に対して垂直な方向において約±200nm以下の偏心感度で、最大約700mmの一軸における移動範囲を有する複数の光学素子を用いる。干渉計または類似の装置は、これらのシステムにおいて、レンズの実際の偏心を測定し、追加的な一連の光学部品を用いて光学的効果を補償するために用いられる。しかしながら、これらのトレランスは、数週間とまではいかなくても、キャリブレーションの間の数日間は維持されなければならない。また、温度変化に対する光学素子の感度を考えると、全てとはいかないまでも、ほとんどのモータなどの熱を発生する部品を光学的パスから離しておくことが望ましい。加えて、いくつかの光学要素は、移動に対して垂直な方向の光学的パスに関して、サブミクロン範囲でのアライメントを維持することを必要とするかもしれない。
従って、光学系において光学素子の偏心を補償するシステムおよび方法が必要とされている。
本発明の一実施形態では、1つ以上の支持装置と、駆動システムと、ガイドと、流体または磁気軸受と、補償システムとを備えるシステムが提供される。1つ以上の支持装置は、1つ以上の開口部を有する。支持装置は、駆動システムに結合され、駆動システムは、支持装置を動かすよう構成される。ガイドは、開口部のそれぞれを通る。流体または磁気軸受は、ガイドに沿ってそれぞれの支持装置を案内するよう構成される。補償システムは、流体または磁気軸受に近接した支持装置のそれぞれに結合される。補償システムは、ガイドの平坦でない領域または支持装置のシフト(たとえば熱シフト)を補償するよう構成され、この補償は、ガイドに沿った支持装置の移動の間に、支持装置をガイドに対して(たとえば、横切って)移動させることによりなされる。加えて、または代えて、補償システムは、ガイドに沿った支持装置の移動の間に、支持装置の傾斜を補償する回転運動を発生するよう構成される。
一例では、上述のシステムは、たとえば露光システムにおける照明系の一部である。
本発明のさらなる実施形態や特徴、効果は、本発明のさまざまな実施形態の構成及び作用とともに添付の図面を参照して以下に詳細に説明される。
添付の図面は、ここに組み込まれ、本明細書の一部を構成しているが、明細書と共に本発明を説明し、さらに、本発明の原理を説明し、当業者が本発明を利用するのに役立つものである。
本明細書は、本発明の特徴を組み込んだ一つ以上の実施形態を開示している。開示された実施形態は、単に本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲は、開示された実施形態に限られない。本発明は、この文書に添付された特許請求の範囲によって定義される。
本明細書において「一実施形態」、「実施形態の一実施例」とは、説明した実施形態が特定のフィーチャ、構造、または特徴を含んでいてもよいことを表すが、すべての実施形態がその特定のフィーチャ、構造、または特徴を必ずしも含んでいるわけではない。さらにまた、上記のフレーズは必ずしも同じ実施形態を指すものではない。さらに、特定のフィーチャ、構造、または特徴を一実施形態に関して説明するとき、明示的に説明しようがしまいが、他の実施形態に関してそのような特定のフィーチャ、構造、または特徴を作用させることは、当業者の知識の範囲内であるとして理解すべきである。
本発明の実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施形態は、また、一つ以上のプロセッサにより読み込まれ、実行されるコンピュータ読み取り可能媒体に記憶されたインストラクションとして実現されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、機械により読み取り可能な形式の情報を記憶または伝送するメカニズムを含んでもよい(たとえば、コンピュータデバイス)。たとえば、コンピュータ読み取り可能媒体は、読み出し専用メモリ(ROM);ランダムアクセスメモリ(RAM);磁気ディスク記憶媒体;光記憶媒体;フラッシュメモリ装置;電気的、光学的、音響的またはその他の形式の伝搬信号などである。さらに、ファームウェア、ソフトウェア、ルーチン、インストラクションは、特定の動作を実行できるものとして、ここで説明されてもよい。しかしながら、このような説明は、単に便宜上のためだけであり、このような動作は、実際は、ファームウェア、ソフトウェア、ルーチン、インストラクションなどを実行するコンピュータデバイス、プロセッサ、コントローラ、その他のデバイスによって生じるものであると理解すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る露光装置を模式的に示す図である。この装置は、照明光学系IL、パターニング用デバイスPD、基板テーブルWT、及び投影光学系PSを備える。照明光学系(照明器)ILは、放射ビームB(たとえばUV放射)を調整するよう構成されている。
基板テーブルWTは、基板(たとえばレジストが塗布された基板)Wを支持するよう構成されており、あるパラメータに従って基板を正確に位置決めする位置決め装置PWに接続されている。
投影光学系(たとえば屈折投影レンズ光学系)PSは、個別制御可能素子アレイにより変調された放射ビームを基板Wの(たとえば1つ又は複数のダイからなる)目標部分Cに投影するよう構成されている。本明細書では投影光学系または投影系という用語は、使用される露光光、あるいは液浸露光用液体や真空の利用などの他の要因に関して適切とされるいかなる投影光学系をも包含するよう広く解釈されるべきである。投影光学系にはたとえば屈折光学系、反射光学系、反射屈折光学系、磁気的光学系、電磁気的光学系、静電的光学系、またはこれらの任意の組み合わせなどが含まれる。以下では「投影レンズ」という用語は、より一般的な用語である投影光学系または投影系という用語と同義に用いられ得る。
投影光学系PSは、下記に説明する同期走査ミラー(synchronous scanning mirror)SSMなどの動的要素を含んでもよい。同期走査ミラーSSMは、機能するために、すなわち、同期走査ミラーSSMの共振振動数を制御するために、放射源SOからの周波数信号Fと基板テーブルWTからの走査速度信号SVとを要求してもよい。
照明光学系は、屈折光学素子、反射光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、あるいは他の種類の光学素子などの各種の光学素子、またはこれらの組合せを含み、放射ビームの向きや形状、あるいは他の特性を制御するためのものである。
パターニング用デバイスPD(たとえばレチクル、マスク、または個別制御可能素子アレイ)はビームを変調する。普通は個別制御可能素子アレイは投影光学系PSに対して位置が固定されるが、あるパラメータに従って正確に位置決めする位置決め装置に接続されていてもよい。
本明細書において「パターニング用デバイス」または「コントラストデバイス」なる用語は、たとえば基板の目標部分にパターンを生成する等、放射ビーム断面を変調するのに用い得るいかなるデバイスをも示すよう広く解釈されるべきである。これらのデバイスは静的なパターニング用デバイス(たとえばマスクやレチクル)であってもよいし、動的なパターニング用デバイス(たとえばプログラム可能な素子の配列)であってもよい。簡単のために本説明のほとんどは動的パターニング用デバイスの観点でなされているが、本発明の範囲を逸脱することなく静的パターニング用デバイスを用いることも可能であるものと理解されたい。
放射ビームに付与されるパターンは、パターンが位相シフトフィーチャあるいはいわゆるアシストフィーチャをたとえば含む場合には基板の目標部分に所望されるパターンと厳密に一致していなくてもよい。また、基板に最終的に形成されるパターンは、個別制御可能素子アレイ上に形成されるパターンにどの時点においても一致しないようになっていてもよい。このような事態は、基板の各部に形成される最終的なパターンが所定時間または所定回数の露光の重ね合わせにより形成され、かつこの所定の露光中に個別制御可能素子アレイ上のパターン及び/またはアレイと基板との相対位置が変化する場合に起こりうる。
通常、基板の目標部分に生成されるパターンは、その目標部分に生成されるデバイスたとえば集積回路やフラットパネルディスプレイの特定の機能層に対応する(たとえばフラットパネルディスプレイのカラーフィルタ層や薄膜トランジスタ層)。パターニング用デバイスの例としては、レチクル、プログラマブルミラーアレイ、レーザダイオードアレイ、LEDアレイ、グレーティングライトバルブ、及びLCDアレイなどがある。
電子的手段(たとえばコンピュータ)によりパターンをプログラム可能であるパターニング用デバイスは、たとえば複数のプログラム可能な素子を含むパターニング用デバイス(たとえば1つ前の文章に挙げたものではレチクルを除くすべてのものが該当する)であり、本明細書では総称して「コントラストデバイス」と呼ぶこととする。パターニング用デバイスは少なくとも10個、少なくとも100個、少なくとも1,000個、少なくとも10,000個、少なくとも100,000個、少なくとも1,000,000個、または少なくとも10,000,000個のプログラム可能な素子を備えてもよい。
プログラマブルミラーアレイは、粘弾性制御層と反射表面とを有するマトリックス状のアドレス指定可能な表面を備えてもよい。この装置の基本的な原理はたとえば、反射表面のうちアドレス指定されている区域が入射光を回折光として反射する一方、アドレス指定されていない区域が入射光を非回折光として反射するというものである。適当な空間フィルタを用いることにより、反射光ビームから非回折光を取り除いて回折光だけを基板に到達させるようにすることができる。このようにして、マトリックス状のアドレス指定可能表面にアドレス指定により形成されるパターンに従ってビームにパターンが付与される。
なお代替例として、フィルタにより回折光を取り除いて基板に非回折光を到達させるようにしてもよい。
同様にして回折光学MEMS(微小電気機械システム)デバイスを用いることもできる。一例としては、回折光学MEMSデバイスは、入射光を回折光として反射する回折格子を形成するよう変形される複数の反射性のリボン状部位を備える。
プログラマブルミラーアレイの他の例においては、マトリックス状の微小ミラーの配列が用いられる。各微小ミラーは局所的に電界を適宜付与されることによりまたは圧電駆動手段を使用することにより各々が独立に軸周りに傾斜しうる。繰り返しになるが、ミラーはマトリックス状にアドレス指定可能に構成されており、アドレス指定されたミラーは入射する放射ビームをアドレス指定されていないミラーとは異なる方向に反射する。このようにしてマトリックス状のアドレス指定可能なミラーにより形成されるパターンに従って反射ビームにパターンが付与されうる。必要とされるマトリックス状アドレス指定は、適宜の電子的手段を使用して実行することができる。
パターニング用デバイスPDの他の例はプログラム可能なLCDアレイである。
露光装置は1つ以上のコントラストデバイスを備えてもよい。たとえば、露光装置は、複数の個別制御可能素子アレイを有し、それぞれの素子が互いに独立に制御されるものであってもよい。この構成においては、個別制御可能素子アレイのうちのいくつかのアレイまたはすべてのアレイが少なくとも1つの照明光学系(または照明光学系の一部)を共有していてもよい。斯かるアレイは当該アレイ用の支持構造及び/または投影光学系(または投影光学系の一部)を共有していてもよい。
一実施例としては、図1に示される実施形態のように、基板Wは実質的に円形状である。基板Wは周縁部にノッチ及び/または平坦部を有していてもよい。他の実施例としては、基板はたとえば長方形などの多角形形状でもよい。
基板の形状が実質的に円形の場合、基板の直径は少なくとも25mm、少なくとも50mm、少なくとも75mm、少なくとも100mm、少なくとも125mm、少なくとも150mm、少なくとも175mm、少なくとも200mm、少なくとも250mm、または少なくとも300mmである。あるいは、基板の直径は長くても500mm、長くても400mm、長くても350mm、長くても300mm、長くても250mm、長くても200mm、長くても150mm、長くても100mm、または長くても75mmである。
基板がたとえば長方形などの多角形の場合、基板の少なくとも1辺の長さ、またはたとえば少なくとも2辺または少なくとも3辺の長さが、少なくとも5cm、少なくとも25cm、少なくとも50cm、少なくとも100cm、少なくとも150cm、少なくとも200cm、または少なくとも250cmである。
基板の少なくとも1辺の長さは、長くても1000cm、長くても750cm、長くても500cm、長くても350cm、長くても250cm、長くても150cm、または長くても75cmである。
一実施例においては、基板Wはウエハであり、たとえば半導体ウエハである。ウエハの材料は、Si(ケイ素)、SiGe(シリコンゲルマニウム)、SiGeC(シリコンゲルマニウムカーボン)、SiC(炭化ケイ素)、Ge(ゲルマニウム)、GaAs(ガリウムヒ素)、InP(インジウムリン)、InAs(インジウムヒ素)から成るグループから選択される。一実施例ではウエハはIII−V族化合物半導体ウエハであってよい。一実施例ではウエハはシリコンウエハであってよい。一実施例では基板はセラミック基板であってよい。一実施例では基板はガラス基板であってよい。一実施例では基板はプラスチック基板であってよい。一実施例では基板は(ヒトの裸眼で)透明であってよい。一実施例では基板は有色であってよい。一実施例では基板は無色であってよい。
この基板の厚さは、基板材料及び/または基板寸法に応じてある程度変更される。基板の厚さは、少なくとも50μm、少なくとも100μm、少なくとも200μm、少なくとも300μm、少なくとも400μm、少なくとも500μm、または少なくとも600μmとすることができる。あるいは、基板の厚さは、厚くても5000μm、たとえば厚くても3500μm、厚くても2500μm、厚くても1750μm、厚くても1250μm、厚くても1000μm、厚くても800μm、厚くても600μm、厚くても500μm、厚くても400μm、または厚くても300μmであってもよい。
基板は露光前または露光後においてたとえばトラック(典型的にはレジスト層を基板に塗布し、露光後のレジストを現像する装置)、計測装置、及び/または検査装置により処理されてもよい。一実施例ではレジスト層が基板に設けられる。
投影系は、個別制御可能素子アレイにおけるパターンが基板上にコヒーレントに形成されるように当該パターンの像を形成する。これに代えて投影系は二次光源の像を形成してもよく、この場合個別制御可能素子アレイの各素子はシャッタとして動作してもよい。この場合には投影系は、たとえば二次光源を形成し基板上にスポット状に像形成するために、たとえばマイクロレンズアレイ(micro lens array、MLAとして知られている)やフレネルレンズアレイなどの合焦用素子のアレイを含んでもよい。合焦用素子のアレイ(たとえばMLA)は少なくとも10個、少なくとも100個、少なくとも1,000個、少なくとも10,000個、少なくとも100,000個、または少なくとも1,000,000個の合焦用素子を備えてもよい。
パターニング用デバイスにおける個別制御可能素子の数と合焦用素子のアレイにおける合焦用素子の数とは等しいか、あるいは、パターニング用デバイスにおける個別制御可能素子の数が合焦用素子のアレイにおける合焦用素子の数よりも多い。合焦用素子のアレイにおける1つ以上(たとえばたいていは各アレイにつき1000以上)の合焦用素子は、個別制御可能素子アレイにおける1つ以上(たとえば2つ以上、または3つ以上、5つ以上、10以上、20以上、25以上、35以上、または50以上)の個別制御可能素子に光学的に連関していてもよい。
MLAは、少なくとも基板に近づく方向及び遠ざかる方向にたとえば1以上のアクチュエータを用いて移動可能であってもよい。基板に近づく方向及び遠ざかる方向にMLAを移動させることができる場合には、基板を動かすことなくたとえば焦点合わせをすることが可能となる。
図1及び図2に示されるように本装置は反射型(たとえば反射型の個別制御可能素子アレイを用いる)である。透過型(たとえば透過型の個別制御可能素子アレイを用いる)の装置を代替的に用いてもよい。
露光装置は2つ以上(2つの場合にはデュアルステージと呼ばれる)の基板テーブルを備えてもよい。このような多重ステージ型の装置においては、追加されたテーブルは並行して使用されるか、あるいは1以上のテーブルで露光が行われている間に1以上の他のテーブルで準備工程が実行されるようにしてもよい。
露光装置は、基板の少なくとも一部が「液浸露光用の液体」で覆われるものであってもよい。この液体は比較的高い屈折率を有するたとえば水などの液体であり、投影系と基板との間の空隙を満たす。液浸露光用の液体は、たとえばパターニング用デバイスと投影系との間などの露光装置の他の空間に適用されるものであってもよい。液浸技術は投影系の開口数を増大させる技術として周知である。本明細書では「液浸」という用語は、基板等の構造体が液体に完全に浸されているということを意味するのではなく、露光の際に投影系と基板との間に液体が存在するということを意味するに過ぎない。
図1に示されるように照明器ILは放射源SOから放射ビームを受け取る。放射源により、少なくとも5nm、少なくとも10nm、少なくとも11−13nm、少なくとも50nm、少なくとも100nm、少なくとも150nm、少なくとも175nm、少なくとも200nm、少なくとも250nm、少なくとも275nm、少なくとも300nm、少なくとも325nm、少なくとも350nm、または少なくとも360nmの波長を有する放射が供される。あるいは、放射源SOにより供される放射は、長くても450nm、長くても425nm、長くても375nm、長くても360nm、長くても325nm、長くても275nm、長くても250nm、長くても225nm、長くても200nm、または長くても175nmの波長を有する。この放射は、436nm、405nm、365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、及び/または126nmの波長を含んでもよい。
たとえば光源がエキシマレーザである場合には、光源と露光装置とは別体であってもよい。この場合、光源は露光装置の一部を構成しているとはみなされなく、放射ビームは光源SOから照明器ILへとビーム搬送系BDを介して受け渡される。ビーム搬送系BDはたとえば適当な方向変更用ミラー及び/またはビームエキスパンダを含んで構成される。あるいは光源が水銀ランプである場合には、光源は露光装置に一体に構成されていてもよい。光源SOと照明器ILとは、またビーム搬送系BDが必要とされる場合にはこれも合わせて、放射系と総称される。
照明器ILは放射ビームの角強度分布を調整するためのアジャスタADを備えてもよい。一般にはアジャスタADにより、照明器の瞳面における強度分布の少なくとも半径方向外径及び/または内径(通常それぞれ「シグマ−アウタ(σ−outer)」、「シグマ−インナ(σ−inner)」と呼ばれる)が調整される。加えて照明器ILは、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの他の要素を備えてもよい。照明器はビーム断面における所望の均一性及び強度分布を得るべく放射ビームを調整するために用いられる。照明器IL及び追加の関連構成要素は放射ビームを複数の分割ビームに分割するように構成されていてもよい。たとえば各分割ビームが個別制御可能素子アレイにおける1つまたは複数の個別制御可能素子に対応するように構成してもよい。放射ビームを分割ビームに分割するのにたとえば二次元の回折格子を用いてもよい。本明細書においては「放射ビーム」という用語は、放射ビームがこれらの複数の分割ビームを含むという状況も包含するが、これに限定されないものとする。
放射ビームBは、パターニング用デバイスPD(たとえば、個別制御可能素子アレイ)に入射して、当該パターニング用デバイスにより変調される。放射ビームはパターニング用デバイスPDにより反射され、投影系PSを通過する。投影系PSはビームを基板Wの目標部分Cに合焦させる。位置決め装置PWと位置センサIF(たとえば、干渉計、リニアエンコーダ、静電容量センサなど)により基板テーブルWTは正確に移動され、たとえば放射ビームBの経路に異なる複数の目標部分Cをそれぞれ位置決めするように移動される。また、個別制御可能素子アレイ用の位置決め手段が設けられ、たとえば走査中にビームBの経路に対してパターニング用デバイスPDの位置を正確に補正するために用いられてもよい。
一実施例においては、ロングストロークモジュール(粗い位置決め用)及びショートストロークモジュール(精細な位置決め用)により基板テーブルWTの移動を実現する。ロングストロークモジュール及びショートストロークモジュールは図1には明示されていない。一実施例では基板テーブルWTを移動させるためのショートストロークモジュールを省略してもよい。個別制御可能素子アレイを位置決めするためにも同様のシステムを用いることができる。必要な相対運動を実現するために、対象物テーブル及び/または個別制御可能素子アレイの位置を固定する一方、放射ビームBを代替的にまたは追加的に移動可能としてもよいということも理解されよう。この構成は装置の大きさを小さくするのに役立ち得る。たとえばフラットパネルディスプレイの製造に適用可能な更なる代替例として、基板テーブルWT及び投影系PSを固定し、基板Wを基板テーブルWTに対して移動させるように構成してもよい。たとえば基板テーブルWTは、実質的に一定の速度で基板Wを走査させるための機構を備えてもよい。
図1に示されるように放射ビームBはビームスプリッタBSによりパターニング用デバイスPDに向けられるようにしてもよい。このビームスプリッタBSは、放射ビームがまずビームスプリッタBSにより反射されてパターニング用デバイスPDに入射するように構成される。ビームスプリッタを使わずに放射ビームをパターニング用デバイスに入射させるようにすることもできる。放射ビームは0度から90度の間の角度でパターニング用デバイスに入射する。またはたとえば5度から85度の間、15度から75度の間、25度から65度の間、または35度から55度の間の角度であってもよい(図1には90度の例が示されている)。パターニング用デバイスPDは放射ビームBを変調し、再度ビームスプリッタBSに向かって戻るように放射ビームBを反射する。ビームスプリッタBSは変調されたビームを投影系PSへと伝達する。しかしながら放射ビームBをパターニング用デバイスPDに入射させ、そのまま更に投影系PSに入射させるという代替的な構成も可能であることも理解されよう。特に透過型のパターニング用デバイスが用いられる場合には図1に示される構成は必要とはされない。
図示の装置はいくつかのモードで使用することができる。
1.ステップモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンの全体が1回の照射で目標部分Cに投影される間、個別制御可能素子アレイ及び基板は実質的に静止状態とされる(すなわち1回の静的な露光)。そして基板テーブルWTがX方向及び/またはY方向に移動されて、異なる目標部分Cが露光される。ステップモードでは露光フィールドの最大サイズによって、1回の静的露光で結像される目標部分Cの寸法が制限されることになる。
2.スキャンモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影される間、個別制御可能素子アレイ及び基板は同期して走査される(すなわち1回の動的な露光)。個別制御可能素子アレイに対する基板の速度及び方向は、投影系PSの拡大(縮小)特性及び像反転特性により定められる。スキャンモードでは露光フィールドの最大サイズが1回の動的露光での目標部分Cの(非走査方向の)幅を制限し、走査移動距離が目標部分の(走査方向の)長さを決定する。
3.パルスモードにおいては、個別制御可能素子アレイは実質的に静止状態とされ、パルス放射源により基板Wの目標部分Cにパターンの全体が投影される。基板テーブルWTが実質的に一定の速度で移動して、ビームBは基板上を線状に走査させられる。個別制御可能素子アレイ上のパターンは放射系からのパルス間に必要に応じて更新される。パルス照射のタイミングは、基板上の複数の目標部分Cが連続して露光されるように調整される。その結果、基板上の1つの短冊状領域にパターンが完全に露光されるようビームBにより基板Wが走査されることになる。この短冊状領域の露光を順次繰り返すことにより基板Wは完全に露光される。
4.連続スキャンモードは基本的にパルスモードと同様である。異なるのは、変調された放射ビームBに対して基板Wが実質的に等速で走査され、ビームBが基板W上を走査し露光しているときに個別制御可能素子アレイ上のパターンが更新されることである。個別制御可能素子アレイのパターンの更新に同期させるようにした、実質的に一定の放射源またはパルス放射源を用いることができる。
5.ピクセルグリッド結像モードでは、基板Wに形成されるパターンはスポット状の露光を連続的に行うことにより実現される。このモードは図2の露光装置を使用して実現することができる。このスポット状の露光はスポット発生器により形成され、スポット発生器はパターニング用デバイスPDに適切に方向付けられて配置されている。スポット状の露光はそれぞれ実質的に同形状である。基板W上には露光スポットにより最終的に実質的に格子が描かれる。一実施例では、このスポットの寸法は最終的に基板上に描かれる格子のピッチよりも大きいが、毎回の露光時に露光スポットが形成する格子の大きさよりもかなり小さい。転写されるスポットの強度を変化させることによりパターンが形成される。露光照射の合間に各スポットの強度分布が変更される。
上記で記載したモードを組み合わせて動作させてもよいし、モードに変更を加えて動作させてもよく、さらに全く別のモードで使用してもよい。
リソグラフィでは基板上のレジスト層にパターンが露光される。そしてレジストが現像される。続いて追加の処理工程が基板に施される。基板の各部分へのこれらの追加の処理工程の作用は、レジストへの露光の程度によって異なる。特にこの処理は、所与の線量閾値を超える照射量を受けた基板の部位が示す反応と、その閾値以下の照射量を受けた部位が示す反応とが異なるように調整されている。たとえば、エッチング工程においては上記の閾値を超える照射量を受けた基板上の区域は、レジスト層が現像されることによりエッチングから保護される。一方、この閾値以下の照射量を受けたレジストは露光後の現像工程で除去され、基板のその区域はエッチングから保護されない。このため、所望のパターンにエッチングがなされる。特に、パターニング用デバイス内の個別制御可能素子は、パターン図形内部となる基板上の区域での露光中の照射量が線量閾値を超えるように実質的に高強度であるように設定される。基板の他の領域は、ゼロまたはかなり低い放射強度を受けるように対応の個別制御可能素子が設定されることにより、線量閾値以下の放射を受ける。
実際には、パターン図形端部での照射量は所与の最大線量からゼロへと急激に変化するわけではない。この照射量は、たとえ図形の境界部分の一方の側への放射強度が最大となり、かつその図形境界部分の他方の側への放射強度が最小となるように個別制御可能素子が設定されていたとしても急激には変化しない。回折の影響により、照射量の大きさは移行領域を介して低下するからである。パターン図形の境界位置は最終的にレジストの現像により形成される。その境界位置は、照射された線量が閾値を下回る位置によって定められる。この移行領域での線量低下のプロファイル、ひいてはパターン図形の境界の正確な位置は、当該図形境界上または近傍に位置する基板上の各点に放射を与える個別制御可能素子の設定により、より正確に制御できるであろう。これは、強度レベルの最大値または最小値を制御するだけではなく、当該最大値及び最小値の間の強度レベルにも制御することによっても可能となるであろう。これは通常「グレイスケーリング」と呼ばれる。
グレイスケーリングによれば、個別制御可能素子により基板に2値の放射強度(つまり最大値と最小値)だけが与えられるリソグラフィーシステムよりも、パターン図形の境界位置の制御性を向上させることができる。少なくとも3種類、少なくとも4種類の放射強度、少なくとも8種類の放射強度、少なくとも16種類の放射強度、少なくとも32種類の放射強度、少なくとも64種類の放射強度、少なくとも128種類の放射強度、または少なくとも256種類の放射強度が基板に投影されてもよい。
グレイスケーリングは上述の目的に加えてまたは上述の目的に代えて使用されてもよい。たとえば、照射された線量レベルに応じて基板の各領域が2種以上の反応を可能とするように、露光後の基板への処理が調整されていてもよい。たとえば、第1の線量閾値以下の放射を受けた基板の部位では第1の種類の反応が生じ、第1の線量閾値以上で第2の線量閾値以下の放射を受けた基板の部位では第2の種類の反応が生じ、第2の線量閾値以上の放射を受けた基板の部位では第3の種類の反応が生じるようにしてもよい。したがって、グレイスケーリングは、基板上での線量のプロファイルが2以上の望ましい線量レベルを有するようにするのに用いることができる。この線量プロファイルは少なくとも2つの所望の線量レベル、少なくとも3つの所望の線量レベル、少なくとも4つの所望の線量レベル、少なくとも6つの所望の線量レベル、または少なくとも8つの所望の線量レベルを有してもよい。
線量プロファイルの制御は、上述のように基板上の各点が受ける放射強度を単に制御するという方法以外の方法によっても可能である。たとえば、基板上の各点が受ける照射量は、各点への露光時間を代替的にまたは追加的に制御することによっても制御することができる。他の例として、基板上の各点は、連続的な複数の露光により放射を受けてもよい。このような連続的複数露光から一部の露光を選択して用いることにより代替的にまたは追加的に各点が受ける照射量を制御することが可能となる。
基板上に要求されるパターンを形成するために、露光処理中の各段階でパターニング用デバイスの各個別制御可能素子を必要な状態に設定する必要がある。よって、この必要状態を表す制御信号が各個別制御可能素子に伝達されなければならない。一実施例では、露光装置はこの制御信号を生成する制御部を含む。基板に形成されるべきパターンは、たとえばGDSIIなどのベクトルで規定されるフォーマットで露光装置に供給されうる。デザイン情報を各個別制御可能素子用の制御信号に変換するために、制御部は、1つ以上のデータ処理装置を含む。各データ処理装置は、パターンを表すデータストリームに処理を施すように構成されている。データ処理装置は「データパス」とも総称される。
このデータパス及びデータ処理装置は、次に示す機能の1つ以上を実行するように構成されていてもよい。その機能とは、ベクトルベースのデザイン情報をビットマップのパターンデータに変換すること、ビットマップのパターンデータを必要とされる線量マップ(つまり基板上で必要とされる線量のプロファイル)に変換すること、必要とされる線量マップを各個別制御可能素子用の必要放射強度値に変換すること、及び、各個別制御可能素子用の必要放射強度値を対応する制御信号に変換することである。
図2は、本発明に係る露光装置の一例を示す図である。この実施例はたとえばフラットパネルディスプレイの製造に用いることができる。図1に示される構成要素に対応するものには図2においても同じ参照符号を付している。また、基板やコントラストデバイス、MLA、放射ビームなどについてののさまざまな構成例などを含む上述のさまざまな変形例は同様に適用可能である。
図2に示されるように、投影系PSは、2つのレンズL1、L2を備えるビームエキスパンダを含む。第1のレンズL1は、変調された放射ビームBを受け、開口絞りASの開口部で合焦させる。開口部には他のレンズALを設けてもよい。そして放射ビームBは発散し、第2のレンズL2(たとえばフィールドレンズ)により合焦させられる。
投影系PSは、拡大された変調放射ビームBを受けるように構成されているレンズアレイMLAをさらに備える。変調放射ビームBの異なる部分はそれぞれレンズアレイMLAの異なるレンズMLを通過する。この変調放射ビームBの異なる部分はそれぞれ、パターニング用デバイスPDの1つ以上の個別制御可能素子に対応している。各レンズは変調放射ビームBの各部分を基板W上の点に合焦させる。このようにして基板W上に照射スポットSの配列が露光される。図示されているレンズアレイには8つのレンズ14が示されているだけであるが、レンズアレイは数千のレンズを含んでもよい(パターニング用デバイスPDとして用いられる個別制御可能素子アレイについても同様である)。
図3は、本発明の一実施形態に係り、図2のシステムを用いて基板W上にどのようにパターンが生成されるのかを模式的に示す図である。図中の黒丸は、投影系PSのレンズアレイMLAによって基板に投影されるスポットSの配列を示す。基板は、基板上での露光が進むにつれて投影系に対してY方向に移動する。図中の白丸は、基板上で既に露光されている露光スポットSEを示す。図示されるように投影系PSのレンズアレイMLAによって基板に投影された各スポットは基板上に露光スポット列Rを形成する。各スポットSEの露光により形成される露光スポット列Rがすべて合わさって、基板にパターンが完全に形成される。上述のようにこのような方式はよく「ピクセルグリッド結像」と称される。
照射スポットSの配列が基板Wに対して角度θをなして配置されている様子が示されている(基板Wの端部はそれぞれX方向及びY方向に平行である)。これは、基板が走査方向(Y方向)に移動するときに、各照射スポットが基板の異なる領域を通過するようにするためである。これにより、照射スポット15の配列により基板の全領域がカバーされることになる。角度θは大きくても20°、大きくても10°、大きくても5°、大きくても3°、大きくても1°、大きくても0.5°、大きくても0.25°、大きくても0.10°、大きくても0.05°、または大きくても0.01°であってよい。あるいは、角度θは小さくても0.001°である。
図4は、本発明の一実施形態において、どのようにしてフラットパネルディスプレイの基板W全体が複数の光学エンジンを用いて1回の走査で露光されるのかを模式的に示す図である。この例では照射スポットSの配列SAが8つの光学エンジン(図示せず)により形成される。光学エンジンはチェス盤のように2つの列R1、R2に配置されている。照射スポットの配列の端部が隣接の照射スポット配列の端部に(走査方向であるY方向において)少し重なるように形成される。一実施例では光学エンジンは少なくとも3列、たとえば4列または5列に配列される。このようにして、照射の帯が基板Wの幅を横切って延び、1回の走査で基板全体の露光が実現されることとなる。光学エンジンの数は適宜変更してもよい。一実施例では、光学エンジンの数は少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも4個、少なくとも8個、少なくとも10個、少なくとも12個、少なくとも14個、または少なくとも17個である。あるいは、光学エンジンの数は40個未満、30個未満または20個未満である。
各光学エンジンは、上述の照明系IL、パターニング用デバイスPD、及び投影系PSを別個に備えてもよい。あるいは2個以上の光学エンジンが1以上の照明系、パターニング用デバイス、及び投影系の少なくとも一部を共有してもよい。
典型的な光学系
図5は、システム500を示す。たとえば、システム500は、図1における照明器ILおよび/または投影系PSであってよい。システム500は、オブジェクト504(たとえば、光学素子)を支持する支持装置502を含む。支持装置502は、図示した例においては、第1アーム506a〜第4アーム506dを有する。他のアプリケーションでは、これより多い、または少ないアーム506を用いることができることを理解されたい。各アーム506は、開口部508および510と、一例では、補償システム512とを含む。一つ以上のアーム506はまた、カウンターバランス518を含んでもよい。たとえば、カウンターバランス518は、作動システム(たとえば、図7におけるエレメント620および728を参照)におけるトルクを避けるために、支持装置502の重心を移動させるのに用いられる。開口部508は、たとえば、支持装置502を移動させる作動システムの一部(たとえば、図6におけるスクリュー620)を入れることができる。開口部510は、流体または空気軸受システム(たとえば、図6におけるエレメント626を参照)と関連するガイド(たとえば、図7におけるエレメント726を参照)を受け入れる。補償システム512は、センサ514と、補償装置516とを含む。
一例では、補償システム512は、自身を他の部品と分離状態に保つハウジングを含んでもよい。補償システム512は、様々な不要な動き、ガイド表面の平坦度の変動、温度変動により生じる支持装置502および/またはオブジェクト504の熱シフトまたは熱変形を補償するために用いられる。
図6は、図5のシステム500における1つのアーム506の領域AおよびBの拡大図を示す。図6の拡大された領域Aは、スクリュー620、ナット622、およびフレクシャー(flexures)624と、開口部508との相互関係を示している。拡大された領域Bは、開口部510(ここをガイドが通る)と、補償装置616Aおよび616Bとを含んだ補償システム512の詳細を示している。たとえば、各補償装置616Aおよび616Bは、入口において、流体または空気源(図示せず)から流体または空気の流れを受ける。そして、各補償装置616Aおよび616Bは、開口部510(ここをガイドが通る)に面する表面の多孔質表面または複数の孔を介して、流体または空気を出力し、後述する図7のエレメント726に圧力を加える。各補償装置616A、616Bと、開口部510との間には、それぞれエアーギャップa、a’がある。一例では、a+a’は、定数である。従って、aの大きさが大きくなると、a’の大きさは小さくなる。
図7は、複数層配置のシステム700を示す。たとえば、各層は、図5のシステム500を備えてもよい。この例では、3つの支持装置502−1から502−3が積み重ねられ、モータ728が支持装置502−1から502−3の1つ若しくは複数に接続されたスクリュー620を駆動する。スクリュー620は、スクリュー620が曲がるのを防止するために、アセンブリのフリーサイド(free side)において軸受(図示せず)に接続されてもよい。上述したように、傾斜を避けるために、各支持装置502−1から502−3の重心をオフセットするカウンターバランス518を用いてもよい。ガイド726、データム730、および偏心位置センサ(図5および6のエレメント514を参照)は、張力緩和フレクシャーを用いてマウントされてもよい。データム730は、オブジェクト504の位置を決定する基準面として用いられる。データム730は、スチールなどで形成された平坦な側面の棒(たとえば、正方形または長方形)である。データム730の少なくとも1つの側面は、計測に使用可能なレベルに研磨される。または、データム730の1つの側面は、計測に用いることのできるゼロデュア(Zerodur)を含んでもよい。データム730は、物理的負荷または軸受荷重から切り離されなければならない。
一例では、補償システム516は、ガイド726の平坦でない面または支持装置502のシフト(たとえば、熱シフト)を補償するよう構成される。これは、ガイド726に沿った支持装置502の移動の間に、ガイド726に対して(たとえば、横切って)支持装置502を移動することにより達成される。
図5−7に見られるように、一例では、エアーギャップaおよびa’の一方または両方を変化させることにより、光学素子504を中心に保つことが達成される。たとえば、エアーギャップaおよびa’は、約5〜10ミクロンのオーダである。作動中、エアーギャップaおよびa’は、データム730の位置の測定に基づいて調整され、補償装置616A、616Bのそれぞれから出力された空気圧は、光学素子504のアライメントを維持するために、個別に、および/または独立して調整される。この例において、光学素子504は、補償装置616A、616Bと、ガイド726との間のギャップaおよびa’の大きさを変えることにより、中心合わせされる。上述したように、1つまたは複数の支持装置502は、移動方向において堅い一連のフレクシャー624を用いて駆動スクリュー620に接続される。傾斜を防止するために、支持装置502の重心をスクリュー620の位置の方向に移動させるカウンターウェイト518が用いられる。
一例において、ガイド726は、ゼロデュア(登録商標)または実質的に熱膨張のないその他の材料で形成することができ、約1メートルの長さ、またはさらに長くてもよい。ガイド726は、曲げを生じさせる可能性のある応力を逃がすために、モーメント緩和フレクシャー(図示せず)を用いて支持構造502に取り付けられてもよい。加えて、または代えて、各ガイド726の1面が、約100nm以下の平坦度を達成するよう非常に精密に製造されてもよい。
一例において、図7のシステム700は、レンズ504の精密な中心合わせにより超精密な倍率制御を可能とする、2つ以上の光学素子またはレンズ504を含む拡大システムの配置であってもよい。これは、たとえば数ミクロン未満の、非常に小さい偏心トレランスが要求される、たとえばリソグラフィの拡大システムにおいて用いられる。上述または後述されるように、通常、これを達成するためには、ガイドの少なくとも1つの面が高精度に機械加工されている必要がある。しかしながら、このレベルの機械加工は、常に達成できるわけではない。たとえば、エアーギャップaおよびa’として上述の約5〜10ミクロンの範囲を用いて、ガイド726が1〜2ミクロンの表面変動を有する場合、レンズ504の偏心が発生する可能性がある。従って、本発明の実施形態および例においては、移動の間における光学素子504の偏心を避けるために、ガイド726の面の品質にかかわらずガイド726が支持部502をできるだけ真っ直ぐまたは直線的に動かすようにする補償システム512が用いられる。
ギャップaおよびa’を測定するセンサ514のために、キャップゲージが用いられてもよい。ガイド726の面は、キャップゲージ514のグラウンドとして用いるために、めっきされてもよい。キャップゲージ514により測定された距離に基づいて、ギャップaおよびa’を修正するために補償装置616Aおよび616Bから出力された圧力または流量が変化され、これにより、光学素子504の正確な中心合わせ(センタリング)が維持される。各種の例においては、キャップゲージ514の位置および数は、傾斜を測定して補正するために修正されてもよい。
別の例において、センサ514として、2次元の位置エンコーダが用いられてもよい。ガイド726に刻まれたグリッド(図示せず)と相互作用する2次元エンコーダからの第1面内信号は、補償システム512にフィードバックされてもよい。第1面内信号は、支持部502の移動する方向に垂直な軸に沿った移動を測定するために用いられ、2次元エンコーダ514からの第2面内信号は、支持部502の移動方向に沿った移動を検出するために用いられる。第1および第2信号は、補償システム512にフィードバックされる。偏心の方向は、エンコーダ514の基準としてガイド726に用いられるグレーチングの方向に影響を与える。
加えて、または代えて、センサ514は、干渉計、イメージセンサ、または測定を行うための技術として知られるその他の光学的なセンサシステムであってもよいが、これらに限定されるものではない。
加えて、または代えて、比較的低い周波数の振動を補償するために、空気圧式ループ(pneumatic loop)が用いられてもよい。
本来は空気または流体軸受を意図しているが、本発明は、流体ギャップが変化しうるあらゆるタイプの流体軸受を用いた支持部502に適用可能である。磁気軸受のギャップが可変である限り、空気軸受に代えて磁気軸受により浮揚させられた支持部もまた、本発明の範囲を逸脱することなしに用いることができることは当業者にとって明らかである。
流体または磁気軸受は、最大4自由度(2変位自由度、2回転自由度)を加えるだけでなく、堅い支持部を提供しつつ、追加的なダンピングを提供することも可能である。この望ましい堅い支持部は、約100Hzまで発生してもよい。加えて、空気軸受を用いることにより、追加の自由度による追加的な放熱を最小限にすることができる。
図8は、複数層配置でのスクリュー620を示す、図7のシステムの一部を示す。その動作は、図6および図7に関して説明したものと類似している。たとえば、モータ(図示せず、たとえば、図7のエレメント728を参照)は、ナット622を介して支持部の1つ、たとえば支持部502−1に接続されたスクリュー620を駆動するために用いられる。スクリュー620は、それが制御しない支持部502における一連の孔508を通っている。
図9は、補償システム912の別の構成を示す。図5および図6に示す補償システム512と比較すると、補償システム912は、2つの補償装置616Aおよび616Bに代えて、1つの補償装置916を含む。この1つの補償装置916は、支持部502および/またはオブジェクト504の位置を変えるプッシュとプル両方の機能を有する。たとえば、補償装置916は、流量または圧力により、支持部502をプッシュする出力動作と、支持部502をプルする真空動作とを行わせる。さもなければ、補償システム512は、上述のaまたはa’を調整する操作と同じように機能する。
図10は、ガイド(図示せず)のための、開口部1010に対する補償システム1016の配置を示す。同様に、図11は、ガイド(図示せず)のための、開口部1110に対する補償装置1116Aおよび1116Bの別の配置を示す。これらの両配置において、ガイドは三角形状/「V」形状であり、図5に示されるような正方形状/長方形状ではない。
図12は、補償装置516と同じ平面に位置されたセンサ1214を示す。また、図13は、補償装置516に垂直な平面に位置されたセンサ1314を示す。
図14は、キャップゲージセンサ1414と、基準装置またはデータム1430とを示す。データム1430は、たとえば接地面や、ゼロデュアがめっきされた平坦な基準面や、キャップゲージセンサ1414とともに測定動作に用いることのできる実質的に熱膨張がない構成要素であってよい。また、データム1430は、オブジェクト504の移動が水平または垂直方向の場合にかかわらず、重力による変形または曲げが実質的にないように構成されなければならない。
図15は、エンコーダセンサ1514と、スケール1530とを示す。スケール1530は、たとえば、エンコーダセンサ1514とともに測定作業に用いることのできるゼロデュアがめっきされたスケールであってよい。これもまた、上記において簡単に説明されている。
代わって、または加えて、基準装置1430およびスケール1530は、耐熱性および/または堅い(リジッドな)面であってもよい。
図16は、システム1600の上面図を示す。図17は、システム1600の斜視図を示す。システム1600は、支持装置1602と、オブジェクト1604と、ガイド1626と、ガイド1626と支持部1602に結合された流体軸受1640と、スプリング1644を介してガイド1626に直接、支持部1602を連結する流体軸受1642とを含む。支持部1602は、モータとスクリューの配置1646を介して、駆動機構ガイド1648に沿って駆動される。移動するセルに堅く取り付けられた流体軸受1640と、スプリングに取り付けられた流体軸受1642を使用することにより、ガイド1648に必要とされる高いトレランスが緩和される。このアプローチを用いて、ガイド1648の1つの面だけが、光学的レベルのトレランスまで研磨される必要がある。平坦面は、たとえばキャップゲージ、2次元エンコーダなどの補償システム(図示せず)で用いられる測定装置(図示せず)に共用されることを目的としている。
今、図17を参照すると、マス(mass)の中心で支持部1602(図16参照)に力を印加するために、ガイド1648は、2点でフレクシャー1752により支持部1602に接続された「フォーク(fork)」1750で構成されてもよい。「駆動フォーク(drive fork)」1750は、モータ1728により駆動されるスクリュー1720を用いて作動される。その動きは、カウンターウェイト1754とボールベアリングリニアステージ(図示せず)を用いてバランスが保たれる。
偏心の問題を解決するのに加えて、本発明の実施形態は、全てのモータと放熱源を光学素子、たとえばエレメント1604から離すために用いることができる。たとえば、図17に示すように、スクリュー1720は、光学素子1604から所望の距離に配置され、駆動フォーク1750によりのみ接続されている。この配置において、スクリューコンパートメントにおいて低い空気圧を維持することにより、スクリュー駆動部を部分的に囲み、それをパージすることは容易である。パージガスは、空気軸受により自然に供給される。
加えて、または代えて、ステージの偏心を測定し、追加的な一連の光学部品を用いることによりこの偏心による影響を補償するために、干渉計などのレーザ基準が用いられてもよい。
加えて、または代えて、数ミクロンの非平坦誤差(non-flatness error)が各ガイドに許容されているとき、静止した、動的ではない調整がなされてもよい。この例では、ガイドに沿って移動の一端から他端へと支持部を移動し、移動の間にガイド表面の平坦度を検出することによりガイドが組み立てられた後に、たとえばプレキャリブレーションなどのマッピングが、ガイド表面の非平坦性のために行われる。非平坦誤差の補正は、マッピング、すなわち平坦度の既知の誤差に基づいてギャップaおよびa’を変化させることにより行われる。このアプリケーションに適した流体軸受は、ギャップaおよびa’が約5〜15ミクロンの範囲内において好適に動作する。それゆえ、流体軸受の入口圧力を変化させて、補償装置をガイドから約5〜15ミクロンの間のどこかに位置させることにより、約10ミクロンの平坦度補正範囲が利用可能となる。入口圧力の変化は、当技術分野において知られるように、たとえばギャップセンサからのフィードバックを用いたリニア流量制御バルブにより達成することができる。
プリキャリブレーションやマッピングを連続検出と併用した動的且つ静的な補償スキームを用いることが可能であることを理解されたい。
一例では、回転流体または磁気軸受は、本発明の範囲を逸脱することなしに、上述のリニア空気軸受の場所に用いられてもよい。
図18は、システム1800の上面図を示す。システム1800とシステム1600の主な違いは、センサ1814と検出面1830が追加されていることである。たとえば、エレメント1814と1830は、上述した図14のエレメント1414および1430、または図7の面730と類似していてもよい。領域1430を含むエレメント1626の内面は、研磨されたスチールか、または同種のものか、ゼロデュアの細長い一辺か、類似の材料であってよく、面に結合されてもよい。この構成において、センサ1814は、面1830までの距離を測定する。この透視図において、X方向の測定および補正は、センサ1830の上部および底部を用いて実行され、Y方向の測定および補正は、センサ1830の右および左を用いて実行される。オブジェクト1604を調整するために、軸受1640の圧力の増加、および軸受1642の圧力の減少が必要とされ、またはその逆に、測定されたオブジェクト1614のXおよびY方向の位置に基づいてもよい。
エンコーダスケールを有する前面1614の側部からの距離を測定するために、適切なセンサが純粋な(sheer)構成に配置されてもよいことを理解されたい。
図19は、システム1900の上面図を示す。システム1800とシステム1900の主な違いは、システム1900において、基準バー1950と1952が追加されていることである。システム1900は、オブジェクト1604が水平または垂直に移動されている場合にかかわらず、位置の効果的な測定を可能とするために設計されている。従って、オブジェクト1604が水平に移動しているときの重力に関連する撓みまたは曲げの影響は、基準バー1950および1952の測定面1930の位置に影響を及ぼさない。それらは、支持部1602のどんな軸受荷重からも切り離されているからである。従って、水平方向の移動は、測定の精度に影響を与えない。基準バー1950および1952の撓みまたは曲げは、定数且つ既知であるので、測定信号の処理の間に補償される。この構成において、センサ1614は、オブジェクト1604の正確な位置を決定するために、基準バー1950/1952の基準面1930を測定する。上述したように、基準面1930は、測定に要求される平滑度まで研磨されたスチールか、ゼロデュアまたはそこに結合された類似のプレートを含んでもよい。2つの基準バー1950および1952が示されているが、これに代えて、その他の数の基準バーが用いられてもよい。
図20および図21は、それぞれ、制御システムの概略図とブロック図である。
図20において、流量バルブ2060は、流路2064を通る空気/流体2062の流量を制御する。空気/流体2062の圧力は、上述したように、空気軸受2016の位置を調節するために用いられる。基準平面2030は、所望のエアーギャップa(またはa’)と相関性があるよう配置される。基準平面2030に対する空気軸受2016の調整は、制御システム2100を用いて空気/流体2062の流量制御により行われるが、これについては以下において詳述する。
図21に示されるように、制御システム2100は、加算器2102と、制御部2104と、比例制御バルブ制御部2106と、ガイド軸受ギャップ検出部2108と、位置決定装置2110とを含む。制御部2104は、制御アルゴリズム、または加算器2102からの信号2103を処理し、それから信号2105を生成する同種のものを含んでもよい。比例制御バルブ制御部2106は、たとえば流量バルブ2060などの流量バルブ制御するために用いられる。流量バルブ2060は、信号2107により、空気軸受の位置を調整するために用いられる空気または流体の流量を制御する。ガイド軸受ギャップ検出部2108は、信号2107に基づいて、基準平面と空気軸受の間の現在のギャップを決定し、それに基づいて信号2109を出力する。ガイド軸受ギャップ検出部2108からの信号2109に基づいて、位置決定装置2110は、加算器2102にフィードバックする実際の軸受位置信号2112を生成する。この実際の軸受位置信号2112は、加算器2102において目標エレメント位置信号2114と比較され、信号2103を生成する。
図22は、図7に表される典型的なシステムの一部を示す。図22において、可動支持部2202は、光学素子(図示せず)を支持する。一実施形態において、支持部2202における開口部(図示せず)は、ガイド2226および2246を受け入れてもよく、モータ728により駆動されるスクリュー620などの駆動システムの一部は、ガイド2226および2246に沿って、矢印2204で表される移動方向に支持部2202を進めてもよい。
図22の実施形態において、補償システム2212および2232は、それぞれガイド2226および2246と関連している。補償システム2212および2232は、不要な動き、ガイド表面の平坦度の変動、セル2202および/またはオブジェクトまたは支持部2202により支持されるオブジェクトの熱シフトまたは熱変形を補償してもよい。さらに、図5〜7において説明した補償システムと比較して、補償システム2212および2232はまた、支持部2202および/またはオブジェクトまたは支持部2202により支持されるオブジェクトが受けるどんな傾斜または好ましくない回転をも補償するよう構成される。
図22において、補償システム2212および2232は、それぞれ、図5のセンサ514などのセンサ(図示せず)と、3つのエアーパッドを含んでもよい。このエアーパッドは、入口において流体または空気源(図示せず)から流体または空気の流れを受け、それぞれガイド2226および2246に面する表面の多孔質表面または複数の孔を介して、流体または空気の流れを実質的に出力する。一実施形態において、センサからの出力は、支持部2202および/または支持部2202により支持される光学素子の偏心および傾斜を補償するために、各エアーパッドごとに独立して空気圧を調整するのに用いられてもよい。これに代えて、センサからの出力は、偏心および傾斜を補償するために、2つ以上のエアーパッドのグループを独立して調整してもよい。当業者であれば、本発明の精神または範囲を逸脱することなしに、独立しておよび/またはグループで制御される様々なエアーパッドの構成が、支持部2202の偏心および傾斜を補償してもよいことを理解するであろう。
さらに、追加の実施形態においては、少なくとも1つのエアーパッドが剛結合を用いて支持部2202にマウントされてもよく、少なくとも1つのエアーパッドが、フレクシャル結合(flexural connection)を用いて支持部2202にマウントされてもよい。フレクシャル結合はスプリングを含んでもよいが、限定されるものではない。柔軟にマウントされたエアーパッドの使用は、システム2200内において経験される応力に関係する変形のレベルを実質的に低下させる。
図22において、補償装置2212は、第1のエアーパッド2216Aを含み、これはフレクシャル結合部(図示せず)を用いて支持部2202にマウントされる。さらに、補償装置2212はまた、それぞれ、剛結合部2217および2218を用いて支持部2202にマウントされる第2および第3のエアーパッド2216Bおよび2216Cを含む。第2および第3のエアーパッド2216Bおよび2216Cは、それぞれ、ガイド2226の第1のエアーパッド2216Aと反対側の面に配置される。
同様に、補償装置2232は、第1エアーパッド2236Aを含み、これはフレクシャル結合部(図示せず)を用いて支持部2202にマウントされる。さらに、補償装置2232はまた、それぞれ、剛結合部2237および2238を用いて支持部2202にマウントされる第2および第3のエアーパッド2236Bおよび2236Cを含む。第2のエアーパッド2236Bおよび第3のエアーパッド2236Cは、それぞれ、ガイド2246の第1のエアーパッド2236Aと反対側の面に配置される。
一実施形態において、支持部2202は、ガイド2226と、エアーパッド2216A、2216B、2216Cとの間のエアーギャップの大きさを変化させ、さらに、ガイド2246と、エアーパッド2236A、2236B、2236Cとの間のエアーギャップの大きさを変化させることにより中心を合わせられてもよい。これらの各エアーギャップは、約5〜10ミクロンのオーダであってもよい。図5〜7に関連して上述したように、支持部2202に支持された光学素子のアライメントを維持するために、センサは、図7のデータム730などのデータム(図示せず)に対して支持部の位置を測定してもよく、各エアーパッドから出力された空気圧は、個々におよび/または独立して測定に基づいて調整されてもよい。
さらに、図7に関連して上述したように、支持部2202は、ガイド2226および2246に沿って進む間に傾斜することが多い。誘発された傾斜を最小化するために、図5〜図7のように、各支持部の重心を各支持部を駆動する駆動システムの一部の部位に移動するカウンターウェイトが1つ以上の支持部に適用される。
図5〜図7のシステムと比較して、各補償システム2212および2232に関連するセンサは、データムに対して支持部2202の傾斜または回転を測定し、支持部2202の傾斜または回転を適応的に補償する。一実施形態においては、測定された支持部2202の傾斜に基づいて、エアーパッド2236Bの空気圧出力は、エアーパッド2216Bの空気圧出力とは異なる。それゆえ、エアーパッド2236Bとガイド2246の間のギャップはまた、エアーパッド2216Bとガイド2226の間のギャップとは異なり、空気圧出力の不一致は、測定された支持部2202の傾斜を補償する回転運動を発生させる。さらに、空気軸受パッド2236Cと2216Cの間の空気圧出力の不一致は、空気軸受パッド2236Bとガイド2246間、および空気軸受パッド2216Bとガイド2226間のギャップの類似の変動という結果となる。従って、回転運動の発生は、測定された支持部2202の傾斜をさらに補償する。
補償システム2212および2232は、支持部2202がガイド2226および2246に沿って垂直に動くという観点で説明されている。しかしながら、本発明は、そのような実施形態に限定されない。追加的な実施形態では、図22の補償システムは、ガイド2226および2246に沿って水平に移動する、またはこれに代えて、ガイド2226および2246に沿って当業者にとって明らかな任意の角度で移動する支持部2202の中心および/または傾斜を補正してもよい。
一実施形態では、補償システム2212および2232は、図22に表されるように、x−z平面における支持部2202の傾斜を測定し補償してもよい。しかしながら、本発明は、そのような実施形態に限定されない。追加の実施形態では、補償システム2212および2232は、x−y平面における、または本発明の精神または範囲を逸脱しない範囲で当業者にとって明らかな任意の追加的な平面における、支持部2202の傾斜を測定し補償してもよい。
図23は、図5および図6の典型的なシステムに組み込むことができる補償システム2312を示す。図5の補償システム512と同様に、補償システム2312は、不要な動き、ガイド表面の平坦度の変動、温度変動により生じる支持部および/またはオブジェクトの熱シフトまたは熱変形を補償する。さらに、図5〜7の補償システムと比較して、補償システム2312もまた、支持部および/または支持部により支持されたオブジェクトの移動の間に誘発された傾斜または回転を測定し補償する。
一実施形態において、補償システム2312は、図5のセンサ514などのセンサ(図示せず)と、補償装置2316A、2316B、2316Cとを含む。たとえば、それぞれの補償装置2316A、2316B、2316Cは、入口において、流体または空気源(図示せず)からの流体または空気のフローを受ける。補償装置2316A、2316B、2316Cは、その後、図7のエレメント726などの開口部2310を通るエレメントに圧力を印加するために、開口部2310に面する表面における多孔質表面または複数の孔を介してそれぞれ流体または空気のフローを出力する。
補償装置2316Aと開口部2310の間には、エアーギャップaが存在し、開口部2310と補償装置2316Bおよび2316Cの間には、それぞれエアーギャップa’およびa’’が存在する。一実施形態において、各補償装置からの流体フローは、エアーギャップa’がa’’と等しくなり、さらにa+a’(およびa+a’’)の値が定数となるように、開口部2310を通るエレメントに圧力を印加する。従って、aの大きさが増大すると、a’およびa’’ともに大きさが減少する。追加の実施形態では、補償装置2316Bを開口部2310から分離するエアーギャップa’が、補償装置2316Cを開口部2310から分離するエアーギャップa’’と大きさが変わるように、各補償装置からの流体フローは、開口部2310を通るエレメントに圧力を印加する。
補償システム2312は、上述の図7に表されるシステム700などの複数層配置を有するシステムに組み込むことができる。そうした配置において、補償システム2312は、図7のガイド726などのガイドの平坦でない面、または図7の支持装置502などの支持装置のシフト(たとえば熱シフト)を補償するよう構成される。ガイドに沿った支持装置を移動の間に、ガイドに対して(たとえば横切って)支持装置を移動することにより、補償システム2312は、平坦でない面を補償し、これは、支持装置およびこれらの装置により支持される光学素子を中心合わせ(センタリング)する。
一実施形態では、複数層配置における光学素子は、まずエアーギャップa’およびa’’を定数に維持し、次にエアーギャップaおよびa’(およびa’’)の一方または両方を変化させることにより、中心合わせされてもよい。たとえば、エアーギャップa、a’およびa’’は、約5〜10ミクロンのオーダであってよく、動作においては、エアーギャップaおよびa’は、図7のデータム730などのデータム(図示せず)に対する位置の測定に基づいて調整されてもよい。この場合、各補償装置2316A、2316B、2316Cからの空気圧出力は、複数層配置内において光学素子の中心合わせをするために、個々におよび/または独立して調整される。
追加の実施形態において、補償システム2312は、支持部の傾斜または回転を測定し、誘発された傾斜または回転を直接補償するために、複数層配置に組み込まれてもよい。一実施形態において、センサは、データムに対する支持部の傾斜または回転を測定する。補償システム2312は、その後、ギャップa’の大きさがギャップa’’の大きさと異なるようにエアーギャップa、a’およびa’’を調整することにより、複数層配置における傾斜の影響を補正する。この場合、測定された光学素子の傾斜を補正する相当の回転運動を発生するために、各補償装置2316A、2316Bおよび2316Cからの空気圧出力は、個々におよび/または独立して調整される。
従って、各補償装置2316A、2316Bおよび2316Cは、図7の複数層配置における光学素子のアライメントを維持し、傾斜を補償するために、1つのデータムに対して得られた測定に基づいて動的に調整されてもよい。さらに、追加の実施形態では、このような自動調整が、カウンターウェイトのアプリケーションを複数層配置内における1つ以上の支持部に減らすまたは除去してもよい。
空気または流体軸受の観点から説明したが、図22および図23に記載された補償システムは、このような実施形態に限定されない。図22および図23に関して記載された補償システムは、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、ギャップが変化しうる様々な流体および磁気軸受を収容してもよい。
本説明においては露光装置の用途を特定の装置(たとえば集積回路やフラットパネルディスプレイ)の製造としているが、ここでの露光装置は他の用途にも適用することが可能であるものと理解されたい。他の用途としては、集積回路や光集積回路システム、磁区メモリ用ガイダンスおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド、微小電気機械素子(MEMS)、LEDなどの製造に用いることが可能であり、これらに限られない。また、たとえばフラットパネルディスプレイに関しては、本発明に係る装置は、たとえば薄膜トランジスタ層及び/またはカラーフィルター層などのさまざまな層の製造に用いることができる。
ここでは特に光学的なリソグラフィーを本発明に係る実施形態に適用したものを例として説明しているが、本発明はたとえばインプリントリソグラフィーなど文脈が許す限り他にも適用可能であり、光学的なリソグラフィーに限られるものではない。インプリントリソグラフィーでは、パターニング用デバイスのトポグラフィーが基板に生成されるパターンを決める。パターニング用デバイスのトポグラフィーが基板に塗布されているレジスト層に押し付けられ、電磁放射や熱、圧力、あるいはこれらの組み合わせによってレジストが硬化される。レジストが硬化されてから、パターニング用デバイスは、パターンが生成されたレジストから外されて外部に移動される。
結語
本発明の種々の実施例を上に記載したが、それらはあくまでも例示であって、それらに限定されるものではない。本発明の精神と範囲に反することなく種々に変更することができるということは、関連技術の当業者には明らかなことである。本発明の範囲と精神は上記で述べた例示に限定されるものではなく、請求項とその均等物によってのみ定義されるものである。
「課題を解決する手段」及び「要約書」の項ではなく「発明の詳細な説明」の項が請求項を解釈するのに使用されるように意図されている。「課題を解決する手段」及び「要約書」の欄は本発明者が考えた本発明の実施例の1つ以上を示すものであるが、すべてを説明するものではない。よって、本発明及び請求項をいかなる形にも限定するものではない。
本発明の各実施形態に係る露光装置を示す図である。 本発明の各実施形態に係る露光装置を示す図である。 図2に示される本発明の一実施形態により基板にパターンを転写する1つのモードを示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学エンジンの配置を示す図である。 システムを示す図である。 図5のシステムの1つのアームの領域AおよびBの拡大図である。 図5のシステムの1つのアームの領域AおよびBの拡大図である。 図5のシステムの1つのアームの領域AおよびBの拡大図である。 複数層配置を含むシステムを示す図である。 スクリューに基づく駆動システムを表す図7のシステムの一部を示す図である。 補償システムの別の配置を示す図である。 ガイドを受け入れる支持装置の開口部に対する補償装置の配置を示す図である。 ガイドを受け入れる支持装置の開口部に対する補償装置の別の配置を示す図である。 補償装置と同じ平面に位置するセンサを示す図である。 補償装置と垂直な平面に位置するセンサを示す図である。 キャップゲージセンサと、それと共に用いられる基準装置を示す図である。 エンコーダセンサと、それと共に用いられる基準装置を示す図である。 別のシステムの上面図である。 別のシステムの斜視図である。 種々のシステムの上面図である。 種々のシステムの上面図である。 制御システムの概略図である。 制御システムのブロック図である。 図7の典型的なシステムの一部を示す図である。 図5および図6の典型的なシステムに組み込むことができる補償システムを示す図である。
符号の説明
500、700 システム、 502、1602 支持装置、 508、510 開口部、 512、912、2212、2312 補償システム、 514 センサ、 616、916 補償装置、 620 スクリュー、 726、1626、2226 ガイド、 728 モータ、 B 放射ビーム、 C 目標部分、 IL 照明光学系、 PD パターニング用デバイス、 PS 投影光学系、 SO 放射源、 W 基板、 WT 基板テーブル。

Claims (46)

  1. 1つ以上の開口部を有する1つ以上の支持装置であって、当該支持装置を動かす駆動システムに結合された支持装置と、
    前記開口部のそれぞれを通るガイドと、
    前記ガイドに沿ってそれぞれの前記支持装置を案内する流体または磁気軸受と、
    前記流体または磁気軸受の各々に近接した前記支持装置のそれぞれに結合された補償システムであって、前記ガイドの平坦でない領域または前記支持装置のシフトを補償するよう構成され、この補償は、前記ガイドに沿った前記支持装置の移動の間に、前記支持装置を前記ガイドに対し横切って移動させることによりなされる補償システムと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 前記支持装置は、光学素子を支持し、
    前記補償システムは、前記光学素子の中心軸が一直線になるように前記支持装置を移動するよう構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記補償システムは、
    前記ガイドの基準面に対する前記支持装置の位置を測定するよう構成されたセンサと、
    前記センサからの信号に基づいて前記ガイドに対する前記支持装置の位置を調整するために、前記ガイドの表面に向かって流体を出力するよう構成された補償装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記補償装置は、前記ガイドの一面上に位置することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記補償装置は、前記ガイドを間にして位置する第1および第2の補償装置を含むことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  6. 前記センサは、近接センサを備えることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  7. 前記センサは、キャップゲージセンサを備えることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  8. 前記センサは、エンコーダを備えることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  9. 前記センサは、光学センサを備えることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  10. 前記センサは、空気または磁気軸受と同じ平面に位置することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  11. 前記センサは、空気または磁気軸受の平面に対して垂直な平面に位置することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  12. 前記支持装置の少なくとも1つは、光学素子を支持し、
    前記センサは、前記光学素子の光学特性を検出することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  13. 前記ガイドと前記補償システムの間のギャップは、約5から10ミクロンであり、
    前記補償装置は、各支持装置が前記ガイドに沿って移動する間に、一定のギャップの大きさを維持するよう構成されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  14. 流体または空気軸受は、リニア流体または空気軸受であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  15. 流体または空気軸受は、回転流体または空気軸受であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  16. 前記ガイドは、環状、長方形状、正方形状、または三角形状の断面形状を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  17. 空気または磁気軸受は、圧縮空気軸受、空気軸受、または油圧軸受であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  18. 前記支持装置のうち第1から第3の支持装置は、それぞれ拡大システムの第1から第3のレンズを支持し、
    前記駆動システムは、それぞれ前記第1から第3の支持装置に結合され、
    前記補償システムは、拡大操作の間に前記レンズの中心軸が一直線になるように、前記支持装置の各々を個々に移動するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  19. 前記駆動システムは、
    モータと、
    前記モータおよび前記支持装置のそれぞれに結合されたスクリューであって、当該スクリューが回転したときに、前記支持装置のそれぞれが前記ガイドに沿って2つの方向のうち一方の方向に移動するスクリューと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  20. 前記支持装置の各々は、カウンターウェイト装置を含むまたは結合されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  21. 前記補償システムは、前記支持装置の熱シフトを検出して補償するよう構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  22. 前記支持装置、ガイド、軸受、補償システムは、放射ビームを調整するよう構成された照明系の一部を形成することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  23. 露光装置の照明系であって、
    1つ以上の開口部を有する1つ以上の支持装置であって、当該支持装置を動かす駆動システムに結合された支持装置と、
    前記開口部のそれぞれを通るガイドと、
    前記ガイドに沿ってそれぞれの前記支持装置を案内する流体または磁気軸受と、
    前記流体または磁気軸受の各々に近接した前記支持装置のそれぞれに結合された補償システムであって、前記ガイドの平坦でない領域または前記支持装置のシフトを補償するよう構成され、この補償は、前記ガイドに沿った前記支持装置の移動の間に、前記支持装置を前記ガイドに対し横切って移動させることによりなされる補償システムと、
    を備えることを特徴とする照明系。
  24. 1つ以上の開口部を有する1つ以上の支持装置であって、当該支持装置を動かす駆動システムに結合された支持装置と、
    前記開口部のそれぞれを通るガイドと、
    前記ガイドに沿ってそれぞれの前記支持装置を案内する流体または磁気軸受と、
    前記流体または磁気軸受の各々に近接した前記支持装置のそれぞれに結合されるとともに、前記ガイドに沿った前記支持装置の移動の間に、前記支持装置の傾斜を補償する回転運動を発生するよう構成された補償システムと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  25. 前記補償システムは、前記ガイドに沿って前記支持装置が移動する間に、前記支持装置を前記ガイドに対し横切って移動させることにより、前記ガイドの平坦でない領域または前記支持装置のシフトを補償するよう構成されることを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  26. 前記補償システムは、
    前記ガイドの基準面に対する前記支持装置の位置または傾斜の少なくとも1つを測定するよう構成されたセンサと、
    前記センサからの信号に基づいて前記支持装置に回転運動を与えるために、前記ガイドの表面に向かって流体を出力するよう構成された補償装置と、
    を備えることを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  27. 前記補償装置は、前記ガイドの1つの面上に位置された第1の補償装置と、前記ガイドの反対側の面上に位置された第2の補償装置および第3の補償装置とを備えることを特徴とする請求項26に記載のシステム。
  28. 前記ガイドと、前記第1、第2、および第3の補償装置の各々との間のギャップは、約5から10ミクロンであり、
    前記第1、第2、および第3の補償装置は、前記ガイドに沿ってそれぞれの支持装置が移動する間に、一定のギャップを維持するよう構成されることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
  29. 前記ガイドと、前記第1、第2、および第3の補償装置の各々との間のギャップは、約5から10ミクロンであり、
    前記ガイドと前記第1の補償装置との間のギャップは、前記ガイドと前記第2の補償装置との間のギャップまたは前記ガイドと前記第3の補償装置との間のギャップの少なくとも一方と異なっていることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
  30. 前記第2の補償装置により出力された流量は、前記第3の補償装置により出力された流量と等しいことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
  31. 前記第2の補償装置により出力された流量は、前記第3の補償装置により出力された流量と異なっていることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
  32. 前記支持装置の少なくとも1つは、光学素子を支持し、
    センサは、前記光学素子の光学特性を検出し、
    前記補償システムは、前記光学素子の中心軸が一直線になるように前記支持装置を回転するよう構成されることを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  33. 露光装置の照明系であって、
    1つ以上の開口部を有する1つ以上の支持装置であって、当該支持装置を動かす駆動システムに結合された支持装置と、
    前記開口部のそれぞれを通るガイドと、
    前記ガイドに沿ってそれぞれの前記支持装置を案内する流体または磁気軸受と、
    前記流体または磁気軸受の各々に近接した前記支持装置のそれぞれに結合されるとともに、前記ガイドに沿って前記支持装置が移動する間に、前記支持装置の傾斜を補償する回転運動を発生するよう構成された補償システムと、
    を備えることを特徴とする照明系。
  34. 前記補償システムは、
    前記ガイドの基準面に対する前記支持装置の位置または傾斜の少なくとも1つを測定するよう構成されたセンサと、
    前記センサからの信号に基づいて前記支持装置に回転運動を与えるために、前記ガイドの表面に向かって流体を出力するよう構成された補償装置と、
    を備えることを特徴とする請求項33に記載の照明系。
  35. 前記補償装置は、前記ガイドの1つの面上に位置された第1の補償装置と、前記ガイドの反対側の面上に位置された第2の補償装置および第3の補償装置とを備えることを特徴とする請求項34に記載の照明系。
  36. 前記ガイドと、前記第1、第2、および第3の補償装置の各々との間のギャップは、約5から10ミクロンであり、
    前記第1、第2、および第3の補償装置は、前記ガイドに沿ってそれぞれの支持装置が移動する間に、一定のギャップを維持するよう構成されることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
  37. 前記ガイドと、前記第1、第2、および第3の補償装置の各々との間のギャップは、約5から10ミクロンであり、
    前記ガイドと前記第1の補償装置との間のギャップは、前記ガイドと前記第2の補償装置との間のギャップまたは前記ガイドと前記第3の補償装置との間のギャップの少なくとも一方と異なっていることを特徴とする請求項35に記載の照明系。
  38. 前記第2の補償装置により出力された流量は、前記第3の補償装置により出力された流量と等しいことを特徴とする請求項35に記載の照明系。
  39. 前記第2の補償装置により出力された流量は、前記第3の補償装置により出力された流量と異なっていることを特徴とする請求項35に記載の照明系。
  40. 放射ビームを生成するよう構成された照明系と、
    前記放射ビームにパターンを付与するよう構成されたパターニングデバイスと、
    パターン付与されたビームを基板の目標部分に投影するよう構成された投影系と、
    を備えた露光装置であって、
    前記照明系は、
    1つ以上の開口部を有する1つ以上の支持装置であって、当該支持装置を動かす駆動システムに結合された支持装置と、
    前記開口部のそれぞれを通るガイドと、
    前記ガイドに沿ってそれぞれの前記支持装置を案内する流体または磁気軸受と、
    前記流体または磁気軸受の各々に近接した前記支持装置のそれぞれに結合されるとともに、前記ガイドに沿って前記支持装置が移動する間に、前記支持装置の傾斜を補償する回転運動を発生するよう構成された補償システムと、
    を備えることを特徴とする露光装置。
  41. 前記補償システムは、
    前記ガイドの基準面に対する前記支持装置の位置または傾斜の少なくとも1つを測定するよう構成されたセンサと、
    前記センサからの信号に基づいて前記支持装置に回転運動を与えるために、前記ガイドの表面に向かって流体を出力するよう構成された補償装置と、
    を備えることを特徴とする請求項40に記載の露光装置。
  42. 前記補償装置は、前記ガイドの1つの面上に位置された第1の補償装置と、前記ガイドの反対側の面上に位置された第2の補償装置および第3の補償装置とを備えることを特徴とする請求項41に記載の露光装置。
  43. 前記ガイドと、前記第1、第2、および第3の補償装置の各々との間のギャップは、約5から10ミクロンであり、
    前記第1、第2、および第3の補償装置は、前記ガイドに沿ってそれぞれの支持装置が移動する間に、一定のギャップを維持するよう構成されることを特徴とする請求項42に記載のシス露光装置。
  44. 前記ガイドと、前記第1、第2、および第3の補償装置の各々との間のギャップは、約5から10ミクロンであり、
    前記ガイドと前記第1の補償装置との間のギャップは、前記ガイドと前記第2の補償装置との間のギャップまたは前記ガイドと前記第3の補償装置との間のギャップの少なくとも一方と異なっていることを特徴とする請求項42に記載の露光装置。
  45. 前記第2の補償装置により出力された流量は、前記第3の補償装置により出力された流量と等しいことを特徴とする請求項42に記載の露光装置。
  46. 前記第2の補償装置により出力された流量は、前記第3の補償装置により出力された流量と異なっていることを特徴とする請求項42に記載の露光装置。
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