JP2008196632A - 回転センサ付き転がり軸受 - Google Patents

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Hiroyoshi Ito
浩義 伊藤
Seiichi Takada
声一 高田
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Abstract

【課題】センサユニットと磁気エンコーダとの間の開口から、磁性異物がセンサユニットの内部に侵入しないようにすることである。
【解決手段】磁気センサ7が組み込まれたセンサユニット8の内部に通じる開口10の近傍で、回転部材側のモータの主軸21の外径面にリング状のゴム磁石12を装着することにより、開口10の近傍に来る磁性異物をゴム磁石12で吸着し、磁性異物がセンサユニット8の内部に侵入しないようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転センサ付き転がり軸受に関する。
各種回転機器の回転部材を支持する転がり軸受には、その回転速度(回転数)を検出するために回転センサ付き転がり軸受が使用されることがある。この回転センサ付き転がり軸受は、内外輪の軌道輪のうちの回転部材に取り付けられる回転軌道輪に、円周方向で交互に異なる磁極に着磁された環状の磁気エンコーダを装着し、固定部材に取り付けられる固定軌道輪に、磁気エンコーダと対向させて、その回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサを組み込んだセンサユニットを装着して、回転部材の回転を検出するものである。
このような回転センサ付き転がり軸受では、通常、センサユニットと磁気エンコーダとの間に、磁気センサが組み込まれたセンサユニットの内部に通じる開口が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−349556号公報
特許文献1に記載されたように、センサユニットと磁気エンコーダとの間に、磁気センサが組み込まれたセンサユニットの内部に通じる開口が形成された回転センサ付き転がり軸受では、鉄粉等の外部の細かい磁性異物が、センサユニットと磁気エンコーダの間の開口からセンサユニットの内部に侵入し、センサユニットの内部に組み込まれた磁気センサの検出出力の外乱となる問題がある。このため、回転センサの検出精度が低下したり、場合によっては、磁気センサの検出出力が不安定となって、回転センサが誤動作する恐れもある。
そこで、本発明の課題は、センサユニットと磁気エンコーダとの間の開口から、磁性異物がセンサユニットの内部に侵入しないようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、内外輪の軌道輪のうちの回転部材に取り付けられる回転軌道輪に、円周方向で交互に異なる磁極に着磁された環状の磁気エンコーダを装着し、固定部材に取り付けられる固定軌道輪に、前記磁気エンコーダと対向させて、その回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサを組み込んだセンサユニットを装着し、このセンサユニットと前記磁気エンコーダとの間に、前記磁気センサが組み込まれたセンサユニットの内部に通じる開口が形成された回転センサ付き転がり軸受において、前記センサユニットの内部に通じる開口の近傍で、前記回転部材側または前記固定部材側に磁石を装着した構成を採用した。
すなわち、センサユニットの内部に通じる開口の近傍で、回転部材側または固定部材側に磁石を装着することにより、開口近傍に来る磁性異物を磁石で吸着し、磁性異物がセンサユニットの内部に侵入しないようにした。
前記磁石は、前記固定部材側の前記センサユニットの外側面に装着することができる。
前記磁石をリング状のものとし、このリング状の磁石と、その装着側と対向する前記固定部材側または回転部材側の対向部材との間で、前記センサユニットの内部に通じる開口の外側に、半径方向隙間または軸方向隙間を有する環状隙間を形成することにより、開口近傍に来る磁性異物をより確実に磁石で吸着することができる。
前記環状隙間は1mm以下とするのが好ましい。
前記リング状の磁石または前記対向部材に段差部を設け、前記環状隙間を半径方向隙間と軸方向隙間が連なるものとすることにより、さらに確実に磁性異物を磁石で吸着することができる。
前記リング状の磁石をゴム磁石とすることにより、リング状の磁石を容易に装着することができる。
前記リング状のゴム磁石を軸部材の外径面に装着されるものとする場合は、このゴム磁石をゴムの緊縛力で前記軸部材の外径面に装着することができる。
前記リング状のゴム磁石は、加硫接着または接着剤で装着することもできる。
本発明の回転センサ付き転がり軸受は、センサユニットの内部に通じる開口の近傍で、回転部材側または固定部材側に磁石を装着したので、開口近傍に来る磁性異物を磁石で吸着して、磁性異物がセンサユニットの内部に侵入しないようにすることができ、磁気センサの検出精度の低下や、回転センサの誤動作を防止することができる。
前記磁石をリング状のものとし、このリング状の磁石と、その装着側と対向する固定部材側または回転部材側の対向部材との間で、センサユニットの内部に通じる開口の外側に、半径方向隙間または軸方向隙間を有する環状隙間を形成することにより、開口近傍に来る磁性異物をより確実に磁石で吸着することができる。
前記リング状の磁石または対向部材に段差部を設け、環状隙間を半径方向隙間と軸方向隙間が連なるものとすることにより、さらに確実に磁性異物を磁石で吸着することができる。
前記リング状の磁石をゴム磁石とすることにより、リング状の磁石を容易に装着することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図3は、第1の実施形態を示す。この回転センサ付き転がり軸受は、図1に示すように、回転部材としてのモータの主軸21の回転速度を検出する玉軸受であり、内輪1が主軸21に外嵌された回転軌道輪、外輪2がモータのハウジング22の蓋22aに内嵌された固定軌道輪とされ、これらの間に転動体としての複数のボール3が保持器4に保持されて、アウトボード側がシール部材5でシールされている。なお、モータのハウジング22の内径面にはステータ23が取り付けられ、主軸21の外径面にはロータ24が取り付けられている。
図2に示すように、前記内輪1のインボード側には、円周方向で交互に異なる磁極に着磁された環状の磁気エンコーダ6が装着され、外輪2のインボード側には、磁気エンコーダ6と対向し、その回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサ7を組み込んだセンサユニット8が装着されている。磁気エンコーダ6は芯金6aで内輪1の外径面に嵌合固定され、センサユニット8は外環8aで外輪2の内径面に嵌合固定されている。
前記センサユニット8は、外環8aと、一体に形成された側板8bおよび内環8cで3方を覆われ、その内部に磁気センサ7と、その検出出力を処理する回路基板7aが、モールド樹脂9で固定されている。磁気エンコーダ6とセンサユニット8の間には、センサユニット8の内部に通ずる開口10が形成されており、この開口10の近傍には、その軸方向外側で内環8cの内径面との間に径方向の環状隙間11aを形成するように、リング状のゴム磁石12が、回転部材側である主軸21の外径面に装着されている。ゴム磁石12は、主軸21の外径面に設けられた凹溝21aにゴムの緊縛力で装着されており、環状隙間11aの径方向隙間は1mm以下とされている。
図3(a)、(b)、(c)は、前記リング状のゴム磁石12の着磁形態を示す。図3(a)は、N極とS極をゴム磁石12の半径方向に着磁したもの、図3(b)は、N極とS極をゴム磁石12の軸方向に着磁したもの、図3(c)は、N極とS極をゴム磁石12の円周方向に交互に配して半径方向に着磁したものである。
図4乃至図6は、第1の実施形態の変形例を示す。図4の変形例は、前記主軸21の凹溝21aがなく、前記リング状のゴム磁石12を主軸21の外径面に接着剤で接着したもの、図5の変形例は、前記リング状のゴム磁石12に段差部12aを設け、この段差部12aと側板8bとの間で、前記径方向の環状隙間11aに連なる軸方向の環状隙間11bを形成したもの、図6の変形例は、前記リング状のゴム磁石12を厚肉にして、側板8bの軸方向外側で主軸21の凹溝21aに装着し、側板8bとの間で軸方向の環状隙間11bを形成したものである。
図7は、第2の実施形態を示す。この回転センサ付き転がり軸受は、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、リング状のゴム磁石12が、固定部材側であるセンサユニット8の内環8cの内径面に加硫接着で装着され、前記開口10近傍の軸方向外側で、主軸21の外径面との間に径方向の環状隙間11aが形成されている点が異なる。その他の部分は、第1の実施形態のものと同じである。
図8および図9は、第2の実施形態の変形例を示す。図8の変形例は、前記主軸21の外径面に段差部21bを設け、前記リング状のゴム磁石12と段差部21bとの間で、前記径方向の環状隙間11aに連なる軸方向の環状隙間11bを形成したもの、図9の変形例は、前記リング状のゴム磁石12を径方向に細長断面のものとして側板8bに加硫接着し、主軸21の外径面と段差部21bとの間で、径方向の環状隙間11aと軸方向の環状隙間11bが連なるように形成したものである。
上述した各実施形態と変形例では、磁石をリング状のゴム磁石としたが、この磁石はセンサユニットの内部に通ずる開口の近傍で磁性異物を吸着できるものであればよく、ゴム磁石に限定されることはなく、形状もリング状のものに限定されることはない。
また、上述した各実施形態では、転がり軸受を内輪が回転軌道輪とされた玉軸受としたが、本発明に係る回転センサ付き転がり軸受は、ころ軸受等の他のタイプの転がり軸受にも適用することができる。また、外輪が回転軌道輪とされた転がり軸受にも適用でき、この場合は、回転センサの磁気エンコーダを外輪側に、磁気センサを組み込んだセンサユニットを内輪側に装着すればよい。
モータに取り付けた第1の実施形態の回転センサ付き転がり軸受を示す縦断面図 図1の回転センサ付き転がり軸受を拡大して示す縦断面図 a、b、cは、それぞれ図2のゴム磁石の着磁形態を示す断面図または正面図 図2の変形例を示す縦断面図 図2の変形例を示す縦断面図 図2の変形例を示す縦断面図 第2の実施形態の回転センサ付き転がり軸受を拡大して示す縦断面図 図7の変形例を示す縦断面図 図7の変形例を示す縦断面図
符号の説明
1 内輪
2 外輪
3 ボール
4 保持器
5 シール部材
6 磁気エンコーダ
6a 芯金
7 磁気センサ
7a 回路基板
8 センサユニット
8a 外環
8b 側板
8c 内環
9 モールド樹脂
10 開口
11a、11b 環状隙間
12 ゴム磁石
12a 段差部
21 主軸
21a 凹溝
21b 段差部
22 ハウジング
22a 蓋
23 ステータ
24 ロータ

Claims (8)

  1. 内外輪の軌道輪のうちの回転部材に取り付けられる回転軌道輪に、円周方向で交互に異なる磁極に着磁された環状の磁気エンコーダを装着し、固定部材に取り付けられる固定軌道輪に、前記磁気エンコーダと対向させて、その回転に伴う磁束の変化を検出する磁気センサを組み込んだセンサユニットを装着し、このセンサユニットと前記磁気エンコーダとの間に、前記磁気センサが組み込まれたセンサユニットの内部に通ずる開口が形成された回転センサ付き転がり軸受において、前記センサユニットの内部に通じる開口の近傍で、前記回転部材側または前記固定部材側に磁石を装着したことを特徴とする回転センサ付き転がり軸受。
  2. 前記磁石を、前記固定部材側の前記センサユニットの外側面に装着した請求項1に記載の回転センサ付き転がり軸受。
  3. 前記磁石をリング状のものとし、このリング状の磁石と、その装着側と対向する前記固定部材側または回転部材側の対向部材との間で、前記センサユニットの内部に通じる開口の外側に、半径方向隙間または軸方向隙間を有する環状隙間を形成した請求項1または2に記載の回転センサ付き転がり軸受。
  4. 前記環状隙間を1mm以下とした請求項3に記載の回転センサ付き転がり軸受。
  5. 前記リング状の磁石または前記対向部材に段差部を設け、前記環状隙間を半径方向隙間と軸方向隙間が連なるものとした請求項3または4に記載の回転センサ付き転がり軸受。
  6. 前記リング状の磁石をゴム磁石とした請求項3乃至5のいずれかに記載の回転センサ付き転がり軸受。
  7. 前記リング状のゴム磁石を軸部材の外径面に装着されるものとし、このゴム磁石をゴムの緊縛力で前記軸部材の外径面に装着した請求項6に記載の回転センサ付き転がり軸受。
  8. 前記リング状のゴム磁石を、加硫接着または接着剤で装着した請求項6に記載の回転センサ付き転がり軸受。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103883628A (zh) * 2014-03-12 2014-06-25 摩士集团股份有限公司 一种带有运动检测功能的轴承

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