JP2008196101A - 石英ガラス不織布の製造方法と製造装置 - Google Patents

石英ガラス不織布の製造方法と製造装置 Download PDF

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朗 藤ノ木
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Abstract

【課題】 従来の問題を解決するものであり、石英ガラス繊維を用いた加工性の優れた不織布およびこの不織布を安価に製造することのできる製造方法および装置を提供する。
【解決手段】 本発明の石英ガラス不織布の製造方法は、石英ガラスを火炎で吹き飛ばして繊維に形成する工程と、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性のエンドレス走行する網に付着させる工程と、前記網に付着した石英ガラス繊維にバインダーを塗布する工程と、前記バインダーを塗布された石英ガラス繊維を圧縮する工程とにより、石英ガラス不織布を連続的に製造することを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に高周波回路に必要な低誘電率、低誘電正接であるプリント基板に用いられる石英ガラス繊維を用いた不織布の製造方法および製造方法に関するものである。
従来、プリント基板には、ガラスクロスと樹脂の複合材料が使用されており、ガラスクロスとしては、一般的にEガラスが用いられている。また、半導体素子の高速化、および通信機器、放送機器等の高速大容量伝送の要求が急速に高まっており、半導体素子が実装されるプリント基板等の高周波特性の改善が求められている。これまで、プリント基板には、Eガラスが使用されていたが、高周波回路などでは、低損失なDガラスやNEガラスが開発され、使用されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。また、ガラスの中で特に誘電率および誘電正接の小さな石英ガラスが注目されている。
特開平03−37136号公報
特開平10−167759号公報
しかしながら、プリント基板に用いられるこれらDガラス、NEガラスおよび石英ガラスは、一般的に用いられているEガラスと比較して値段が高いため、一部の高周波回路に限定されて使用されるにとどまっていた。また、ガラスの中で特に誘電率および誘電正接の小さな石英ガラス繊維は、高価であることに加え、Eガラスに比べてプリント基板にした時の加工性が悪いという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、石英ガラス繊維を用いた加工性の優れた不織布を安価に製造することのできる製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明者らは、低誘電率および低誘電正接であるプリント基板を得るために、鋭意検討を行った結果、石英ガラス繊維の径および長さ、石英ガラス不織布の目付および厚さが重要であることを見出した。また、シランカップリング剤をバインダーとすることで、樹脂との親和性を良くし、プリント基板とした時に発泡などの問題を引き起こし難くすることができた。
具体的には、本発明による石英ガラス不織布の製造方法および製造装置は、以下の(1)〜(6)の構成のものである。
(1) 石英ガラスを火炎で吹き飛ばして繊維に形成する工程と、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性のエンドレス走行する網に付着させる工程と、前記網に付着した石英ガラス繊維にバインダーを塗布する工程と、前記バインダーを塗布された石英ガラス繊維を圧縮する工程とにより、石英ガラス不織布を連続的に製造する石英ガラス不織布の製造方法。
(2) 石英ガラスを火炎で吹き飛ばして繊維に形成する工程と、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性のエンドレス走行する網に付着させる工程と、前記網に堆積した石英ガラス繊維に純水を噴出することで繊維同士を絡合させる工程と、前記絡合させる石英ガラス繊維を圧縮する工程とにより、石英ガラス不織布を連続的に製造する石英ガラス不織布の製造方法。
(3) バインダーとしてシランカップリング剤、アルコキシシラン、エポキシ、ウレタン、SBR(スチレン-ブタジエン重合体)、EVA(エチレン酢酸ビニル)、酢酸ビニル、NBR(アクリロニトリル-ブタジエン重合体)、BR(ポリブタジエン)、MBR(メチルメタクリレート-ブタジエン重合体)、VP(2-ビニルピリジン-スチレン-ブタジエン重合体)、CR(クロロプレンラテックス)から構成されたぐんから選択された1種のバインダーを用いた上記(1)に記載の石英ガラス不織布の製造方法。
(4) シランカップリング剤が、Rn−Si−X4-n の一般式で示されることを特徴とする上記(3)に記載の石英ガラス不織布の製造方法。(ただし、式中Rは少なくとも1個の炭素原子を有する炭化水素基であって[アミノ基、エポキシ基などの官能基を含んでもよい]、nは1〜3であり、XはOH基または加水分解基である。)
(5) 石英ガラス長繊維またはロッドを火炎で吹き飛ばして繊維に形成するバーナーと、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性の網に付着させるエアーサクションと、前記網をエンドレス走行させるフィードローラーと、前記網に付着した石英ガラス繊維にバインダーを塗布するスプレーと、前記バインダーを塗布された石英ガラス繊維を圧縮するプレスローラーとを備えた石英ガラス不織布の製造装置。
(6) 石英ガラス長繊維またはロッドを火炎で吹き飛ばして繊維に形成するバーナーと、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性の網に付着させるエアーサクションと、前記網をエンドレス走行させるフィードローラーと、前記網に堆積した石英ガラス繊維に純水を噴出することで繊維同士を絡合させるウォータージェットインジェクタと、前記絡合された石英ガラス繊維を圧縮するプレスローラーとを備えた石英ガラス不織布の製造装置。
以上のように、本発明によれば、安価で加工性に優れた低誘電率、低誘電正接を有するプリント基板用の石英ガラス不織布を容易に得ることができる。
本発明の製造方法および製造装置で製造される石英ガラス不織布(以下、本発明の石英ガラス不織布と称することもある)は、用いる石英ガラス繊維の95%以上の石英ガラス繊維が繊維径D95が0.1μm以上80μm以下、好ましくは0.5μm以上、30μm以下、繊維長L95が5mm以上、好ましくは50mm以上1000mm以下、バルク密度が10kg/m以上400kg/m2以下、好ましくは20kg/m以上400kg/m以下、厚さが0.05mm以上20mm以下、好ましくは0.05mm以上2mm以下であることを特徴とする。これらの数値が上記した範囲外であると、加工特性が悪くなり、折り曲げ特性が悪化する。使用する石英ガラス繊維は、断面が円形または楕円形の繊維である。
また、本発明の石英ガラス不織布は、1MHzから10GHzにおける誘電率が3.8以下、10GHzにおける誘電正接が2×10-1以下であることが好ましい。これらの数値が上記した範囲外であると、プリント基板とした時の高周波特性が低下する。
また、本発明の石英ガラス不織布は、引張り強度が1N以上であることが好ましい。この数値がこの値以外であると、プリント基板とした時の破断強度や耐久性が低下する。
また、本発明の石英ガラス不織布は、バインダーを使用し、あるいは使用せずに作製することができる。バインダーとしては、シランカップリング剤、アルコキシシラン、エポキシ、ウレタン、SBR(スチレン-ブタジエン重合体)、EVA(エチレン酢酸ビニル)、酢酸ビニル、NBR(アクリロニトリル-ブタジエン重合体)、BR(ポリブタジエン)、MBR(メチルメタクリレート-ブタジエン重合体)、VP(2-ビニルピリジン-スチレン-ブタジエン重合体)、CR(クロロプレンラテックス)から構成されたぐんから選択された1種のバインダーを用いることができる。この構成により、従来のようなバインダーとカップリング剤の両方を用いることなしに石英ガラス繊維を結合することができる。
また、本発明の石英ガラス不織布においては、シランカップリング剤を用いることが好ましい。使用するシランカップリング剤はRn−Si−X4-n の一般式で示されることが好ましい(ただし、式中Rは少なくとも1個の炭素原子を有する炭化水素基であって[アミノ基、エポキシ基などの官能基を含んでもよい]、nは1〜3であり、XはOH基または加水分解基である。)。この構成により、樹脂との親和性を良くし、プリント基板とした時に発泡などの問題を抑制することができる。
また、本発明は、上記した石英ガラス不織布を用いたプリント基板であり、耐熱性、耐久性、加工性および高周波特性に優れたプリント基板を実現することができる。作成された石英ガラス不織布は、単層または積層されたものの上に銅箔が熱圧着されて、プリント基板として構成される。
また、本発明は、図1に示すように、石英ガラスを火炎で吹き飛ばして繊維に形成する工程aと、吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性の網に付着させる工程bと、網に付着した石英ガラス繊維にシランカップリング剤を塗布する工程cと、シランカップリング剤を塗布された石英ガラス繊維を圧縮する工程dとを備えた石英ガラス不織布の製造方法である。この方法により、石英ガラス不織布を安価に製造することができる。
また、本発明は、石英ガラス長繊維またはロッドを火炎で吹き飛ばして繊維に形成するバーナーと、吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性の網に付着させるエアーサクションと、網を搬送するフィードローラーと、網に付着した石英ガラス繊維にシランカップリング剤水溶液を塗布するスプレーと、シランカップリング剤水溶液を塗布された石英ガラス繊維を圧縮するプレスローラーとを備えた石英ガラス不織布の製造装置である。この装置により、石英ガラス不織布を安価に製造することができる。
図2は本実施の形態における石英ガラス不織布を製造するための装置を示す模式図である。図2において、本装置は、原料供給ローラー1により供給された石英ガラス2をバーナー3の火炎で吹き飛ばし、吹き飛ばされて生成された石英ガラスの繊維4を、吹き付けた反対側からエアーサクション5にて吸引することで、エンドレス走行する耐熱性の金網6に付着させ、さらに金網6に堆積した石英ガラス繊維4にスプレー7からバインダーとしてのシランカップリング剤水溶液を塗布した後、プレスローラー8で圧縮することで、不織布9を連続生産する。生産された不織布9は、搬送ローラー10の位置で分離爪(図示せず)により網6から剥離され、図示されないリールに巻き取られる。なお、金網6の代わりに樹脂製またはセラミック製の網を使用してもよく、網のメッシュは石英ガラス繊維の通過を阻止できればよい。また、バーナー3は、酸水素バーナーまたはプロパンガスバーナーが好適である。このようにして製造された不織布9は、プリプレグ状に裁断したものを重ねて積層板として使用されるか、または単層のまま使用される。
また、上記の例はバインダーを用いた例について説明したが、本石英ガラス不織布はバインダーなしで形成することもできる。
以下、そのための装置について説明する。
本装置は、図5において、原料供給ローラー1により供給された石英ガラス2をバーナー3の火炎で吹き飛ばし、吹き飛ばされて生成された石英ガラスの繊維4を、吹き付けた反対側からエアーサクション5にて吸引することで、エンドレス走行する耐熱性の金網6に付着させ、さらに金網6に堆積した石英ガラス繊維4にウォータージェットインジェクタ12から純水を噴出することで繊維同士を絡合させ、プレスローラー8で圧縮することで、不織布9を連続生産する。生産された不織布9は、搬送ローラー10の位置で分離爪(図示せず)により網6から剥離され、図示されないリールに巻き取られる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明するが、これらの実施例は例示的に示されるものであり、限定的に解釈されるべきでないことはいうまでもない。
図2において、直径0.3mmの石英ガラスロッド2を12本ずつ2本に束ね、線速度1.8m/minで回転する原料供給ローラー1により6連の酸水素バーナー3の火炎の中に導入するとともに、その上方からエアーサクション5により吸引して排気する。この時、酸水素バーナー3の水素の圧力を2kg/cm2、酸素の圧力を8kg/cmとした。これにより石英ガラスロッド2が溶融して吹き飛ばされ、石英ガラス繊維4となって、搬送ローラー10により線速度100mm/minで移動している金網6に吹き付けられる。金網6に吹き付けられた石英ガラス繊維4にスプレーにより、0.4%の[3−(2−アミノエチル)アミノプロピル]トリメトキシシラン水溶液を塗布し、プレスローラー8にて圧縮する。圧縮された石英ガラス繊維4を乾燥することでサンプル1の石英ガラス不織布9を作成した。得られた石英ガラス不織布9の特性を表1に、誘電率および誘電正接を表2に示した。また、繊維径分布を図3に示した。
表1に示すように、サンプル1による石英ガラス不織布は、バルク密度が180kg/m、厚さが0.06mm、平均繊維径が5μmであり、1MHzにおける誘電率が3.6であり、10GHzにおける誘電率が3.7であり、1MHzにおける誘電正接が9×10-5、10GHzにおける誘電正接が1×10-4である。
次いで、酸水素バーナー3の水素の圧力を2kg/cm、酸素の圧力を2kg/cmとした以外は、サンプル1と同様にしてサンプル2の石英ガラス不織布を作成した。得られた石英ガラス不織布の特性を表1に、誘電率および誘電正接を表2に示した。また、繊維径分布を図4に示した。
表1に示すように、サンプル2による石英ガラス不織布は、バルク密度が30kg/m、厚さが2mm、平均繊維径が10μmであり、酸水素バーナー3の吹き付け圧力を弱くすることにより、バルク密度、厚さおよび平均繊維径が大きくなることが分かる。また、1MHzにおける誘電率が3.65、10GHzにおける誘電率が3.72であり、1MHzにおける誘電正接が1.0×10-4、10GHzにおける誘電正接が2×10-4であり、誘電率は実施例1と大差がないものの、誘電正接は変化している。また、酸素と水素の圧力を種々変え、サンプル3〜7の石英ガラス不織布を作製した。それぞれの特性を表3に示した。
繊維径9μmの石英ガラス長繊維200本をヤーンとし、それを縦糸44本/25mm、横糸32本/25mmの平織りのガラスクロス(サンプル8)を作成した。
加工性評価
本発明の範囲内のサンプル1〜2においては、総合判定がともにAであった。これにより、本発明の効果が明らかである。
上記石英ガラス不織布において、バインダーとして、エポキシ樹脂を用いたサンプルを作成し、ドリル加工性評価を行ったところ、表3のような結果であった。
実施例1の場合と同様に、直径0.3mmの石英ガラスロッド2を12本ずつ2本に束ね、線速度1.8m/minで回転する原料供給ローラー1により6連のプロパンバーナー14の火炎の中に導入するとともに、その上方からエアーサクション5により吸引して排気する。この時、プロパンバーナーのプロパンの圧力を2kg/cm2、酸素の圧力を8kg/cm2とした。これにより石英ガラスロッド2が溶融して吹き飛ばされ、石英ガラス繊維4となって、搬送ローラー10により線速度100mm/minで移動している金網6に吹き付けられる。金網6に吹き付けられた石英ガラス4にウォータージェットインジェクタ12(図5)より純水を噴出して石英ガラス繊維を絡合させ、プレスローラー8にて圧縮する。圧縮された石英ガラス繊維4を乾燥することでサンプル9〜15の石英ガラス不織布9を作成した。
これらのサンプル9〜15の構造的特性を表4に、電気的特性を表5に、ドリル加工性試験の結果を表6に示した。これらの表から分かるように、上記実施例1の場合と、ほぼ同様の結果が得られた。
以上のように、本発明によれば、安価で加工性に優れた低誘電率、低誘電正接を有するプリント基板用の石英ガラス不織布を容易に得ることができる。

本発明の実施の形態における石英ガラス不織布の製造方法の工程図である。 本発明の実施の形態における石英ガラス不織布の製造装置の模式図である。 サンプル1の石英ガラス不織布の繊維径分布を示す特性図である。 サンプル2の石英ガラス不織布の繊維径分布を示す特性図である。 本発明の実施の形態における石英ガラス不織布の製造装置の変形例の模式図である。
符号の説明
1 原料供給ローラー
2 石英ガラスロッド
3 酸水素バーナー
4 石英ガラス繊維
5 エアーサクション
6 金網
7 スプレー
8 プレスローラー
9 石英ガラス不織布
10 網搬送ローラー

Claims (6)

  1. 石英ガラスを火炎で吹き飛ばして繊維に形成する工程と、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性のエンドレス走行する網に付着させる工程と、前記網に付着した石英ガラス繊維にバインダーを塗布する工程と、前記バインダーを塗布された石英ガラス繊維を圧縮する工程とにより、石英ガラス不織布を連続的に製造する石英ガラス不織布の製造方法。
  2. 石英ガラスを火炎で吹き飛ばして繊維に形成する工程と、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性のエンドレス走行する網に付着させる工程と、前記網に堆積した石英ガラス繊維に純水を噴出することで繊維同士を絡合させる工程と、前記絡合させる石英ガラス繊維を圧縮する工程とにより、石英ガラス不織布を連続的に製造する石英ガラス不織布の製造方法。
  3. バインダーとしてシランカップリング剤、アルコキシシラン、エポキシ、ウレタン、SBR(スチレン-ブタジエン重合体)、EVA(エチレン酢酸ビニル)、酢酸ビニル、NBR(アクリロニトリル-ブタジエン重合体)、BR(ポリブタジエン)、MBR(メチルメタクリレート-ブタジエン重合体)、VP(2-ビニルピリジン-スチレン-ブタジエン重合体)、CR(クロロプレンラテックス)から構成されたぐんから選択された1種のバインダーを用いた請求項1に記載の石英ガラス不織布の製造方法。
  4. シランカップリング剤が、Rn−Si−X4-n の一般式で示されることを特徴とする請求項3に記載の石英ガラス不織布の製造方法。(ただし、式中Rは少なくとも1個の炭素原子を有する炭化水素基であって[アミノ基、エポキシ基などの官能基を含んでもよい]、nは1〜3であり、XはOH基または加水分解基である。)
  5. 石英ガラス長繊維またはロッドを火炎で吹き飛ばして繊維に形成するバーナーと、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性の網に付着させるエアーサクションと、前記網をエンドレス走行させるフィードローラーと、前記網に付着した石英ガラス繊維にバインダーを塗布するスプレーと、前記バインダーを塗布された石英ガラス繊維を圧縮するプレスローラーとを備えた石英ガラス不織布の製造装置。
  6. 石英ガラス長繊維またはロッドを火炎で吹き飛ばして繊維に形成するバーナーと、前記吹き飛ばされた石英ガラスの繊維を耐熱性の網に付着させるエアーサクションと、前記網をエンドレス走行させるフィードローラーと、前記網に堆積した石英ガラス繊維に純水を噴出することで繊維同士を絡合させるウォータージェットインジェクタと、前記絡合された石英ガラス繊維を圧縮するプレスローラーとを備えた石英ガラス不織布の製造装置。
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