JP2008195274A - 車軸支持装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】チェーンアジャスタを外観されにくくする。
【構成】リヤフォークを構成するアーム部40の後端部を車体内方へ開放されたコ字状断面の凹部に形成して車軸支持部46とし、この車軸支持部46の内側面にチェーンアジャスタ15のアジャストプレート60を重ねる。アジャストプレート60は前端62を車軸支持部46の内側面に設けられたストッパ57により支持して脱落を防止し、かつ車軸支持部46に設けられた補強プレート53の後端にフランジ部54を設け、ここに支持させて内方へ抜け止め支持させる。これにより、チェーンアジャスタ15の大部分を車軸支持部46の外側面から外観されないようにすることができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、自動2輪車のチェーンアジャスタ等に適用される車軸支持装置に関する。
自動2輪車のチェーンアジャスタとして、リヤフォークを構成する左右のアーム部の各後端外側面を外方へ向かって開放されたコ字状断面とし、ここにアジャストプレート等のチェーンアジャスタ機構を収容するものがある(一例として特許文献1参照)。
また、アジャストプレートを摺動保持するための構造として、アーム部側に蟻溝を設け、アジャストプレート側をこの蟻溝に嵌合する蟻形状にしたものもある(特許文献2参照)。
特公平7−84196号公報 実開平5−89184号公報
上記特許文献1及び2はいずれもアーム部の外側面に凹部を形成するものであるから、アジャスター機構を構成する凹部やアジャストプレートが外観されることになる。そこでこれらを外観されないようにすることが望まれる。
しかし、凹部やアジャストプレートをアーム部の内側面に設けるとすれば、外側面に設けたときのようにアジャストプレートをボルト状をなす後輪車軸の頭部やナットで保持できないので、内側へ脱落しないように保持することが必要となる。
ところが、このような保持構造は簡単であることが求められ、特許文献2のような加工に手間のかかるものは実際的ではない。しかも蟻溝と蟻の組合せ構造では、アジャストプレートをアーム部の後端から差し込まなければならないから、アーム部後端にフランジ部を設けてアジャストボルトをナットで固定する一般的な形式のものには適用できなくなる。
したがって、簡単な構造で脱落防止ができ、かつアジャストプレートを内側方から取付けできることが望まれる。本願発明は係る要請の実現を目的とする。
上記課題を解決するため、車軸支持装置に係る請求項1の発明は、リヤフォークを構成する一対のアーム部の各後端間に掛け渡した後輪車軸を、左右のアーム部の各後端側面に設けたアジャストプレートに貫通支持させ、各アジャストプレートを前後方向へ移動させることにより後輪車軸の前後方向位置を調節するにおいて、
前記各アーム部の後端側面に内方へ開放された凹部を設け、この凹部内へ前記アジャストプレートを前後方向移動自在に収容するとともに、
前記凹部を囲む上壁部と下壁部間を上下につなぎ、前記アジャストプレートの内面を支持して脱落を防止するストッパを設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記ストッパが棒状部材であることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1において、前記アジャストプレートがアジャストボルトを備え、このアジャストボルトを支持するため前記アーム部の後端部へ回り込むフランジ部を設けるとともに、このフランジ部に前記アジャストボルトを前後方向へ貫通させかつ内方への抜け止めをなす穴又は溝を設け、前記アジャストプレートを前記ストッパと前記フランジ部により、前記アーム部の内側面へ保持したことを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項3において、前記アジャストボルトの抜け止めが、内方へ向かって斜め上がりに傾斜する溝であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、アジャストプレートを収容する凹部をアーム部の内側面に設けたので、凹部やアジャストプレートがアーム部の外側面に表れないから外観性が向上するとともに、凹部を囲む上壁部と下壁部間を上下につなぎ、アジャストプレートの内面を支持して脱落を防止するストッパを設けたので、簡単な構造でアジャストプレートをアーム部の内側面に保持させることができ、しかもアジャストプレートを内側方から凹部へ収容させることができるので、アジャストボルトを支持するフランジ部を有するもの等へも適用可能になり、容易に組み付けることができる。
請求項2の発明によれば、ストッパを棒状部材としたので、構造が簡単で安価になるとともに、あまり幅をとらないので、アジャストプレートを内側方から取付けることがさらに容易になる。
請求項3の発明によれば、アジャストボルトとフランジ部を有するものであるが、アジャストボルトをフランジ部の穴又は溝へ入れ、アジャストボルトと反対側のアジャストプレートの端部をストッパの内側へ入れることにより、やはりアジャストプレートを内側方から取付けることができる。
しかも、アジャストボルトをフランジ部の穴又は溝へ入れて抜け止めすることにより、アジャストプレートをストッパとフランジ部によりアーム部の内側面へより確実に保持することができる。
請求項4の発明によれば、アジャストボルトの抜け止めが、内方へ向かって斜め上がりに傾斜する溝であるから、アジャストボルトを傾斜する溝の上方開口部から落とし込むだけで簡単に溝内へ入れることができ、しかもその後の抜け止めが確実になる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本願発明の適用された自動2輪車の左側面図である。1は前輪、2はフロントフォーク、3はステアリング軸、4はハンドルであり、ステアリング軸3は車体フレーム5の前端に設けられたヘッドパイプ6へ回動自在に支持されている。
車体フレーム5は、ヘッドパイプ6から斜め下がりに後方へ延びるメインパイプ7と、その後端部から下方へ延びるピボットプレート8と、メインパイプ7の後端部から斜め上がりに後方へ延びるパイプ部材のシートレール9を備える。メインパイプ7は車体中心に沿って前後方向へ一本で配設され、ピボットプレート8及びシートレール9はそれぞれ左右一対で設けられる。
ピボットプレート8にはリヤフォーク10の前端がピボット軸11により上下方向へ揺動自在に支持され、リヤフォーク10の後端部には後輪車軸12を介して後輪13が支持される。また、リヤフォーク10の後端部とシートレール9の間にはリヤクッション14が設けられている。さらにリヤフォーク10の後端には後輪車軸12の位置を前後調節するためのチェーンアジャスタ15が設けられている(図では一部のみが見えている)。
ピボットプレート8にはピリオンステップホルダ16の前端部が取付けられ、さらに別体に形成されたホルダカバー17で覆われている。ピリオンステップホルダ16はピボットプレート8から後方へ長く延出し、後端部にはピリオンステップ18が設けられている。ピリオンステップ18は側面視でチェーンケース19の側方に重なる位置になっている。
ピボットプレート8の前方かつメインパイプ7の下方にはエンジン20が配置されている。エンジン20はシリンダヘッド21a及びシリンダ21bとクランクケース22を備え、メインパイプ7の下方にそのシリンダ軸線が前後方向へ略水平となるように寝かせた空冷4サイクル式であり、クランクケース22がピボットプレート8へ支持されている。
シリンダヘッド21aの上方にはヘッドパイプ6近傍にてメインパイプ7に支持されたエアクリーナ24が配置され、その下方に気化器25が配置され、エアクリーナ24の空気とシートレール9に支持された燃料タンク23の燃料とを混合した混合気を気化器25からシリンダヘッド21aの吸気口へ供給する。シリンダヘッド21aの排気口からは排気管26が下方へ延出し、後方へ曲がってクランクケース22の下方を通り、後輪13側方のマフラー27へ接続している。マフラー27はステップホルダ16の後端部に支持されている。
クランクケース22の側面下部にはライダー用ステップ28が設けられている。29はチェーンであり、クランクケース22の後部に設けられたドライブスプロケット20aと後輪13と同心のドリブンスプロケット13aとの間に巻き掛けられ、エンジン20により後輪13を駆動するようになっている。
30はハンドルカバー、31はフロントトップカバー、32はレッグシールド、33はメインパイプ7の前半部側上部を覆うメインパイプカバー、34はメインパイプ7の前半部側面下部から車体側面を覆うメインパイプサイドカバーであり、下部はアンダーカウル部34aをなしてレッグシールド32よりも下方へ延出し、シリンダヘッド21aとシリンダ21bの側方を覆う。35はタンデムシート36の下方から車体後部を覆うリヤカバーである。タンデムシート36はシートレール9の上に支持され、前端のヒンジ部を中心に後端側を上下へ回動自在であり、タンデムシート36の下方にてシートレール9に支持される燃料タンク23を開閉する。
37はフロントトップカバー31に設けられるウインカ、38はハンドルカバー30の上部に設けられるメータである。39はヘッドライトでありハンドルカバーの前部に設けられる。各カバーは適宜の硬質樹脂で成形されている。
以下、チェーンアジャスタ15について詳述する。図2はリヤフォーク10の側面図、図3はリヤフォーク10の平面図である。これらの図において、リヤフォーク10は軽合金等適宜金属を用いたパイプ部材からなる左右一対をなすアーム部40と、その前端部間を連結するクロス部41、左右のアーム部40の各前端に設けられた軸受けパイプ42を備える。43はチェーンケース19の前側を支持するボルト止め用ボス、44はリヤクッション14の下部を取付けるステーであり、車体左側のステー44にはチェーンケース19の後端を支持する取付プレート45が後方へ突出して一体化されている。
各アーム部40の後端部は、内側面をつぶして扁平にした車軸支持部46をなし、ここに長尺ボルト状の後輪車軸12が掛け渡されている。後輪車軸12の一端は頭部47をなし、例えば、右側のアーム部40における車軸支持部46の外側面へ当接し、他端に設けられたボルト部48は他方側、例えば左側のアーム部40における車軸支持部46から外方へ突出され、このボルト部48へ外方からアクスルナット49を締結して車軸支持部46の外側面へ当接させることにより、後輪車軸12が取付けられる。車軸支持部46の側面には前後方向へ長い長穴状の車軸穴50が設けられ(図2)、この車軸穴50へ通された後輪車軸12がチェーンアジャスタ15により前後方向へ位置を調節可能である。
図4は図3における4−4線に沿う断面図である。パイプ部材製のアーム部40は車軸支持部46にて側壁をつぶして扁平にするため、外側壁51へ内側壁52が接近することにより比較的狭い間隙が形成されるので、この間隙内へ補強プレート53が挿入され、薄くなった車軸支持部46の剛性を確保する。補強プレート53はアーム部40と同一又は異なる金属材料からなり肉厚は外側壁51及び内側壁52の肉厚よりも大きい。また、外側壁51及び内側壁52と共に同じ車軸穴50が設けられる。
図3に示すように、補強プレート53は車軸支持部46の長さ方向ほぼ全長に沿って設けられ、補強プレート53の後端部は車軸支持部46の後端より後方へ突出して車体内方へ曲がったフランジ部54をなしている。
再び図4において、車軸支持部46の内側面側は、内側壁52が外方へ入り込んで凹部をなすので、上壁部55及び下壁部56はそれぞれ内方へフランジ状に張り出す。上壁部55及び下壁部56はそれぞれ板材が二重に重なった構造になっている。この上壁部55及び下壁部56並びに内側壁52に間に囲まれた凹部空間は断面コ字状をなして車体内方へ開放され、ここにチェーンアジャスタ15の主体部をなすアジャストプレート60が収容される。
アジャストプレート60には車軸穴50と重なる位置に後輪車軸12とほぼ同径の丸穴からなる車軸通し穴61が設けられ、後輪車軸12を内外へ貫通させている。アジャストプレート60の上壁部55及び下壁部56と接触する縁部はアール状に面取りされて摺動時の摩擦を軽減している。またアジャストプレート60の内側面は、上壁部55及び下壁部56間に設けられたストッパ57に支持されて脱落を防止されている。
図5は左側のアーム部40における車軸支持部46を車体内方から示した拡大側面図、図6は同じ部位を車体内方から示す斜視図である。これらの図に示すように、アジャストプレート60は略菱形をなし、その前端62はストッパ57により内側面を支持されてスライド自在である。ストッパ57は、例えば略コ字状の棒状部材であって、上下方向両端を屈曲させて上壁部55及び下壁部56の内側へ溶接一体化したものである。このときストッパ57の溶接部をステー44の下方へ位置させてあり、ステー44をアーム部40の上面へ溶接する作業に連続して、ストッパ57を溶接できるようになっているので、作業性が向上する。
但し、ストッパ57の材料、形状、取付方法は任意であり、その取付位置は予定されたアジャストプレート60の前後方向の調節ストローク内において、前端62を保持できる位置であればよい。
図5に示す状態では今後の最大ストロークaに対して前端62がストッパ57より延出する量bが大きければよい。前端62の最前進位置は、内壁面52が次第に内方へ張り出しでやがて凹入しなくなるまでの斜面部58に先端が突き当たった状態である。
アジャストプレート60の中央上下部は上壁部55及び下壁部56の内側へ略点状に接触する角部63をなす。アジャストプレート60の後端部64にはアジャストボルト65が取付けられ、後方へ長く延出し、フランジ部54と交差してフランジ部54よりさらに後方へ突出し、ここでダブルナット66を締結して緩み止めすることにより、アジャストプレート60の前後方向が位置決めされる。後輪車軸12はチェーン18により前方へ引っ張られているため、アジャストプレート60をチェーン18の緩みがない状態まで後方へ引っ張ってからダブルナット66を締め付ければ、アジャストプレート60が固定され、後輪車軸12も固定されることになる。
図7は左側の車軸支持部46におけるフランジ部54を車体後方から示す図であり、フランジ部54には傾斜溝67が設けられている。傾斜溝67をアジャストボルト65を通す幅を有するとともに、開口端68がフランジ部54の車体外側方端部上で、アジャストボルト65を支持する底部69よりも上方になるよう斜め上向きに形成される。
これにより、アジャストボルト65を開口端68より入れて底部69へ着底させると、後輪車軸12は水平方向外方へ抜け出すことを規制されるので、傾斜溝67がアジャストボルト65の抜け止めとなる。
補強プレート53の車軸支持部46後端から突出する部分は車軸支持部46の後端にて溶接により一体化されている。
次に、本実施例の作用を説明する。図3に示すように、左右のアーム部40における車軸支持部46は、それぞれ車体内側面にアジャストプレート60を支持することになり、従来のように外側面に支持されるものと異なり、後輪車軸12の頭部47とアクスルナット49による脱落防止を期待できない。
ところが、ストッパ57を設けてアジャストプレート60の前端62に対する脱落を防止し、かつ傾斜溝67によりアジャストボルト65の側方に対する抜け止めを行ったので、これらの簡単な構造によりアジャストプレート60の脱落防止が可能となった。
このため、アジャスタ保持部58を車体内方へ向けてアジャストプレート60を車軸支持部46の内側面へ設けることができ、アジャストプレート60を車軸支持部46の外側面へ形成しないで済むため、チェーンアジャスタ15のほとんど全体を車軸支持部46の内側面へ設け、これらを外観させないようにすることができる。
このため、外観上比較的目立つリヤフォーク10の後部側面をスッキリさせることができ、外観性向上に貢献することができる。すなわち図3に明らかなように、左側のアーム部40における車軸支持部46の外側面は、車軸穴50、アクスルナット49及び後輪車軸12の端面のみであるから、アジャストプレート60やそのガイド部となる凹溝等が外観されず。右側のアーム部40においても同様であるから、外観性を向上させることができる。
また、ストッパ57が上壁部55と下壁部56を上下に連絡する棒状部材のため、構造が簡単で安価になるとともに、あまり幅をとらないので、アジャストプレート60の前端62を差し込み易くなり、長ストローク用の長いものでも容易に着脱できるので、取扱性が良好となる。
さらに、前端62をストッパ57の内側へ差し込み、アジャストボルト65を傾斜溝67の開口端68から落とし込ませてフランジ部54へ支持させることにより、アジャストプレート60を車軸支持部46の内側面から容易に組み付けることができる。逆に取り外しも容易であるから、着脱が容易になる。
しかも、傾斜溝67が直線状であるため、アジャストボルト65の着脱が容易かつ迅速になる。
そのうえ、アジャストボルト65が傾斜溝67へ入ればその後の抜け止めを確実にでき、前端62をストッパ57で支持し、後部のアジャストボルト65を傾斜溝67で抜け止めするので、アジャストプレート60を車軸支持部46の内側面へより確実に保持できる。
また、アジャストボルト65とフランジ部54を有するものであり、アーム部40の後端部から長さ方向へアジャストプレート60を差し込むことができない形式にもかかわらず、アジャストボルト65を傾斜溝67へ入れることにより内側方からの取付が可能になる。
しかも、フランジ部54が車軸支持部46に対する補強部材53の一端部をフランジ状に屈曲させたものであるから、補強部材53を有効に利用してフランジ部54を容易に形成できる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、本願発明における車軸支持部46は必ずしもパイプ部材のアーム部40を用いて設ける必要がなく、リヤフォーク10全体又は車軸支持部46のみを鋳造品とする等非パイプ部材を用いることもできる。この場合、ストッパ57及びフランジ部54は車軸支持部46と一体に形成することができる。
また、傾斜溝67は必ずしも直線状のものではなく、L字状に屈曲する等したものでもよい。取付性を多少犠牲にしてもよい場合にはフランジ部へ単なる通し穴を設け、この通し穴へアジャストボルトを貫通させることにより内方への抜け止めとしてもよい。さらにフランジ部54は予めL字断面等をなす別体の板状部材を用意し、これをアーム部の後端へ溶接等にて取付けたものでもよい。

実施例に係る自動2輪車の側面図 リヤフォークの側面図 同平面図 図3の4−4線に沿う断面図 チェーンアジャスタを車体内方から示す図 上記同様部位を示す斜視図 フランジ部を後方から示す図
符号の説明
10:リヤフォーク、12:後輪車軸、15:チェーンアジャスタ、40:アーム部、46:車軸支持部、50:車軸穴、51:外側壁、52:内側壁、53:補強プレート、54:フランジ部、55:上壁部、56:下壁部、60:アジャストプレート、61:車軸通し穴、62:前端、57:ストッパ、66:アジャストボルト、66:ダブルナット、67:傾斜溝

Claims (4)

  1. リヤフォークを構成する一対のアーム部の各後端間に掛け渡した後輪車軸を、左右のアーム部の各後端側面に設けたアジャストプレートに貫通支持させ、各アジャストプレートを前後方向へ移動させることにより後輪車軸の前後方向位置を調節する車軸支持装置において、
    前記各アーム部の後端側面に内方へ開放された凹部を設け、この凹部内へ前記アジャストプレートを前後方向移動自在に収容するとともに、
    前記凹部を囲む上壁部と下壁部間を上下につなぎ、前記アジャストプレートの内面を支持して脱落を防止するストッパを設けたことを特徴とする車軸支持装置。
  2. 前記ストッパは棒状部材であることを特徴とする請求項1に記載した車軸支持装置。
  3. 前記アジャストプレートはアジャストボルトを備え、このアジャストボルトを支持するため前記アーム部の後端部へ回り込むフランジ部を設けるとともに、このフランジ部に前記アジャストボルトを前後方向へ貫通させかつ内方への抜け止めをなす穴又は溝を設け、前記アジャストプレートを前記ストッパと前記フランジ部により、前記アーム部の内側面へ保持したことを特徴とする請求項1に記載した車軸支持装置。
  4. 前記アジャストボルトの抜け止めは、内方へ向かって斜め上がりに傾斜する溝であることを特徴とする請求項3に記載した車軸支持装置。




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