JP2008194870A - 印刷テープカット装置およびテープ印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でフルカットおよびハーフカットが可能な印刷テープカット装置、および、これを備えたテープ印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】印刷テープカット装置50は、装置ケース3に形成したテープ排出口11に臨み、印刷用の印刷テープTを直行する方向からフルカットするフルカッタ刃520と、同様にテープ排出口11に臨み、印刷用の印刷テープTを直行する方向からハーフカットするハーフカッタ刃530と、フルカッタ刃520とハーフカッタ刃530とを印刷テープTを挟んで対向させ、略直線状に配置して保持するカッタホルダ510と、カッタホルダ510をスライドさせるホルダ駆動部600と、を有し、フルカッタ刃520およびハーフカッタ刃530は、カッタホルダ510がホルダ駆動部600によりスライドすることに連動して印刷テープTをフルカットおよびハーフカットの少なくとも一方の動作をする。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷用の印刷テープをカッタでカットする印刷テープカット装置およびこれを備えたテープ印刷装置に関するものである。
従来、印刷用の印刷テープをカッタでカットする印刷テープカット装置として、ハサミ形式のフルカッタ刃やハーフカッタ刃などを別々のユニットとして構成している。また、特許文献1では、テープ切断装置(印刷テープカット装置)は、印刷用のテープ状部材(印刷テープ)を直行する方向から切断するスライドカッタと、スライドカッタを切断動作させるカッタ機構部とを備え、カッタ機構部は、スライドカッタを先方から手前にスライドさせてテープ状部材(印刷テープ)を引き切りで切断することが開示されている。
特開2003−237155号公報
しかし、ハサミ形式のフルカッタ刃やハーフカッタ刃などを別々のユニットとして構成することは、構造が複雑となる。また、特許文献1では、印刷テープをフルカットのみ行なうテープ切断装置を開示しており、ハーフカットすることは開示されていない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でフルカットおよびハーフカットが可能な印刷テープカット装置、および、これを備えたテープ印刷装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の印刷テープカット装置は、装置ケースに形成したテープ排出口に臨み、印刷用の印刷テープを直行する方向からフルカットするフルカッタ刃と、同様に装置ケースに形成したテープ排出口に臨み、印刷用の印刷テープを直行する方向からハーフカットするハーフカッタ刃と、フルカッタ刃とハーフカッタ刃とを印刷テープを挟んで対向させ、略直線状に配置して保持するカッタホルダと、カッタホルダをスライドさせるホルダ駆動部と、を有し、フルカッタ刃およびハーフカッタ刃は、カッタホルダがホルダ駆動部によりスライドすることに連動して印刷テープをフルカットおよびハーフカットの少なくとも一方の動作をすることを特徴とする。
このような印刷テープカット装置によれば、カッタホルダは、フルカッタ刃とハーフカッタ刃とを印刷テープを挟んで対向させて略直線状に配置して保持している。そして、ホルダ駆動部によりカッタホルダがスライドする。このカッタホルダのスライドに連動してフルカッタ刃は印刷用の印刷テープを直行する方向からフルカットする。また、カッタホルダのスライドに連動してハーフカッタ刃は印刷用の印刷テープを直行する方向からハーフカットする。この構造と動作により、簡易な構成でフルカットおよびハーフカットの少なくとも一方の動作が可能な印刷テープカット装置が実現できる。また、フルカッタ刃のみならずハーフカッタ刃も印刷テープを挟んで対向させて略直線状に配置してカッタホルダに保持しているため、従来のハサミ形式のフルカッタ刃やハーフカッタ刃などを別々のユニットとして用いる構成に比較して、コンパクトな構成となるため、省スペース化が実現できる。
また、印刷テープカット装置において、印刷テープは、裏面に粘着材層が設けられて印刷される記録テープと、粘着材層により貼付される剥離テープとから構成され、フルカッタ刃は、剥離テープ側から印刷テープをフルカットすることが好ましい。
このような印刷テープカット装置によれば、フルカッタ刃は、剥離テープ側から印刷テープをフルカットできる構成とすることにより、フルカッタ刃に対向するハーフカッタ刃は、記録テープ側からハーフカットできる構成とすることが可能となる。
また、印刷テープカット装置において、カッタホルダは、切込み動作するフルカッタ刃に先行して、印刷テープを押圧するフルカット用テープ押え部を有していることが好ましい。
このような印刷テープカット装置によれば、フルカット用テープ押え部がフルカッタ刃に先行して、印刷テープを押圧するため、フルカッタ刃は安定した切込み動作およびフルカットを行なうことができる。
また、印刷テープカット装置において、切込み動作するハーフカッタ刃に対して略直行する方向に移動してハーフカッタ刃を受けるハーフカッタ受部と、切込み動作するハーフカッタ刃に先行して、印刷テープをハーフカッタ受部との間で押圧するハーフカット用テープ押え部と、を有することが好ましい。
このような印刷テープカット装置によれば、ハーフカッタ受部は、ハーフカッタ刃に略直行する方向に移動し、また、ハーフカット用テープ押え部は、ハーフカッタ刃の切込み動作に先行して印刷テープをハーフカッタ受部との間で押圧することにより、ハーフカッタ刃は安定した切込み動作およびハーフカットを行なうことができる。
また、印刷テープカット装置において、ハーフカッタ受部は、ハーフカッタ刃に略直行する方向に進退自在となりハーフカッタ刃を受けるハーフカッタ受部材と、ハーフカッタ受部材を駆動する受部駆動部と、を有していることが好ましい。
このような印刷テープカット装置によれば、ハーフカッタ受部は、受部駆動部により、ハーフカッタ受部材をハーフカッタ刃に略直行する方向に進退自在とするため、ハーフカッタ刃がハーフカットする場合には、ハーフカッタ受部材が進出して受部としての動作を行なう。そして、フルカッタ刃がフルカットする場合には、ハーフカッタ受部材は後退することで、フルカット刃の動作に影響を与えないようにすることができる。
また、印刷テープカット装置において、ホルダ駆動部は、駆動源となるホルダ駆動モータと、ホルダ駆動モータの動力を伝達する伝達ギヤ部と、伝達ギヤ部に接続してホルダ駆動モータの回転動作をカッタホルダのスライド動作に変換させるスライド変換部と、を有していることが好ましい。
このような印刷テープカット装置によれば、ホルダ駆動部は、ホルダ駆動モータ、伝達ギヤ部およびスライド変換部という簡易な構成で、カッタホルダをスライドさせることができる。
また、印刷テープカット装置において、伝達ギヤ部は、ホルダ駆動モータの正逆の回転動作に連動して動力伝達経路を切り替えるクラッチ部を有してスライド変換部に動力を伝達することが好ましい。
このような印刷テープカット装置によれば、伝達ギヤ部は、クラッチ部が、ホルダ駆動モータの正逆の回転動作に連動して動力伝達経路を切り替えるため、ホルダ駆動モータを1つ使用することで、カッタホルダをスライドさせることができ、印刷テープカット装置の小型化および低コスト化が図れる。
また、上述した目的を達成するために、本発明のテープ印刷装置は、上述したいずれかの印刷テープカット装置と、印刷テープをテープカートリッジに収容して装着するカートリッジ装着部と、テープカートリッジから繰り出された印刷テープを送りながら印刷を行なう印刷機構と、を備えたことを特徴とする。
このようなテープ印刷装置によれば、フルカットおよびハーフカットが簡易な構成で可能なテープ印刷装置が実現できる。また、フルカッタ刃のみならずハーフカッタ刃もカッタホルダに保持した印刷テープカット装置により、従来のハサミ形式のフルカッタ刃やハーフカッタ刃などを用いる構成に比較して、コンパクトな構成となるため、省スペース化が可能なテープ印刷装置が実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るテープ印刷装置の斜視図である。また、図2は、蓋を開いた状態のテープ印刷装置の斜視図である。なお、図2は、テープ印刷装置1の開閉蓋8を開放し、テープカートリッジCが非装着の状態を示している。図1、図2を参照して、テープ印刷装置1を説明する。
テープ印刷装置1は、印刷テープTに対して、文字印刷を行なう装置本体2と、印刷テープTおよびインクリボンRを収容して装置本体2に着脱自在に装着されるテープカートリッジCとを備えている。
装置本体2は、装置ケース3により筐体が形成されている。装置ケース3の前半部上面には、操作部101を構成するキーボード4が配設されている。装置ケース3の後半部上面の左部には、テープカートリッジCを着脱自在に装着することができるカートリッジ装着部20が、カートリッジケース33の外形に略相似形状で窪んで形成されている。
カートリッジ装着部20の上部には、テープカートリッジCをカートリッジ装着部20に着脱する際に開閉する開閉蓋8が設けられている。また、開閉蓋8の表側にはキーボード4からの入力結果などを表示する長方形のディスプレイ9が形成されていると共に、開閉蓋8を閉塞した状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓10が形成されている。
装置ケース3の左側面部には、カートリッジ装着部20と外部を連通するテープ排出口11が形成されている。そして、装置本体2の内部には、印刷された印刷テープTが送られてくるテープ送り方向の下流側となるテープ排出口11に臨んで、テープカートリッジCから送り出された印刷テープTを切断(フルカットまたはハーフカット)するための印刷テープカット装置50(詳細には、カッタホルダ510(図3参照)を含むカット機構部500)が設置されている。印刷テープTの印刷が済んだ部分(印刷済み部分)が印刷テープカット装置50により切断(フルカット)され、テープ排出口11からテープ片T1が排出される。
なお、以降の説明において、切断と呼称する場合は、フルカットまたはハーフカットを示し、切断の内容を異ならせる場合には、適宜、フルカットまたはハーフカットと呼称する。
一方、装置ケース3の右側面部には、電源供給のための電源供給口12と図外のパーソナルコンピュータなどの外部装置と接続するための接続口13が形成されている。また、図では省略するが、装置ケース3の内部には、テープ印刷装置1を統括制御する制御部を構成する回路基板が搭載されている。
カートリッジ装着部20には、発熱素子を有しヘッドカバー24に覆われた印刷ヘッド22と、テープカートリッジCの印刷テープTおよびインクリボンRを送るためのプラテン駆動軸(図示省略)および巻取り駆動軸(図示省略)が突設されている。また、カートリッジ装着部20の裏側(内部)には、プラテン駆動軸および巻取り駆動軸を駆動する印刷送りモータ(図示省略)やギヤ列(図示省略)などが内蔵されている。
上記のプラテン駆動軸、巻取り駆動軸、印刷送りモータおよびギヤ列などを有して、テープカートリッジCから繰り出された印刷テープTを送りながら印刷を行なう印刷機構が構成されている。また、印刷送りモータやギヤ列の下方には、印刷テープカット装置50を構成するホルダ駆動部600(図3参照)などが構成されている。
テープカートリッジCを上記のカートリッジ装着部20に装着すると、テープカートリッジCの貫通開口34にヘッドカバー24(印刷ヘッド22)が差し込まれると共に、プラテンローラ35およびリボン巻取りリール32にプラテン駆動軸および巻取り駆動軸がそれぞれ係合する。この状態で、開閉蓋8を閉塞すると、これに連動して、印刷ヘッド22が印刷テープTおよびインクリボンRを挟み込んでプラテンローラ35に当接し、印刷待機状態となる。
そして、印刷機構が動作することにより、プラテンローラ35およびリボン巻取りリール32を駆動して印刷テープTおよびインクリボンRを送りながら、上記のキーボード4などから入力された文字情報などの入力データに基づいて、印刷ヘッド22により印刷が行なわれる。印刷後、印刷テープTのみがテープカートリッジCのテープ送出口36を介してテープ排出口11から装置本体2外部に送り出され、インクリボンRはリボン巻取りリール32に巻き取られるようになっている。
なお、プラテンローラ35により、送り出された印刷済みの印刷テープTは、印刷済み部分を切断する印刷テープカット装置50のカット機構部500(詳細にはカッタホルダ510に有するテープ送り切欠口512(図3参照))に臨むように送られる。
なお、カートリッジ装着部20の隅部には、複数のマイクロスイッチで構成され、印刷テープTの種別を識別するためのテープ識別センサ(図示省略)が設けられている。
また、印刷テープTは、裏面に粘着材層が設けられた樹脂製の記録テープSrと、この粘着材層に貼付された樹脂製の剥離テープSpとから構成されている。印刷テープTは、記録テープSrを外側にし、かつ剥離テープSpを内側にしてロール状に巻回されてカートリッジケース33内に収容されている。テープカートリッジCに収容されている印刷テープTのテープ幅は12mm,24mmなど複数種類あり、カートリッジケース33の裏面には、小さな複数の被検出孔(図示省略)が形成されており、上記のテープ識別センサによってこの複数の被検出孔が識別され、印刷テープTの種別を識別するようになっている。
図3は、切断待機位置における印刷テープカット装置の全体構成を示す図であり、同図(a)は、平面図を示し、同図(b)は、側面図を示す。なお、図3(a)は、テープ印刷装置1の右側を図面上部となるように配置し、テープ印刷装置1の上面から、装置本体2内部に設置した印刷テープカット装置50を見た場合の概平面図を示している。また、図3(b)は、図3(a)に対応して、テープ印刷装置1の左側面から印刷テープカット装置50を見た場合の概側面図を示している。図3を参照して、印刷テープカット装置50の構成を説明する。
図3に示すように、印刷テープカット装置50は、カット機構部500とホルダ駆動部600とを有して構成されている。
カット機構部500の構成を説明する。
カット機構部500は、カッタホルダ510とフルカッタ刃520とハーフカッタ刃530とフルカット用テープ押え部540とハーフカット用テープ押え部550とハーフカッタ受部580とを有して構成されている。
そして、カッタホルダ510は、側面視略矩形状で平面視略板状に形成されるカッタホルダ本体511と、カッタホルダ本体511の側面略中央部で上方向に開口を有する略U字状に切り欠いて形成されるテープ送り切欠口512とを有している。そして、カッタホルダ本体511は、側面下方の2つのコーナ部に、テープ送り方向の上流側に突き出るように延設された係止突片513,514を有している。なお、テープ送り切欠口512は、その略中央部に、テープ送り方向の上流側から送り出されてくる印刷済みの印刷テープTを案内している。
カッタホルダ本体511は、テープ送り方向下流側に、テープ送り切欠口512に臨み、印刷テープTをフルカットするフルカッタ刃520が設置され保持している。フルカッタ刃520は、本実施形態では、65°の傾きを持つ平行四辺形薄板形状の傾刃で構成され、刃先521を上向きにして設置されている。また、フルカッタ刃520は、取付け外面515から所定の距離を有して刃先521を突出させて設置されている。なお、所定の距離とは、フルカッタ刃520で印刷テープTをフルカットする際に、印刷テープTと当接しない距離としている。
また、カッタホルダ本体511には、フルカッタ刃520に隣接してテープ送り方向下流側に、印刷テープTをフルカットする際にテープ排出口11の側面部に構成するフルカッタ受部11aとの間に印刷テープTを押圧するフルカット用テープ押え部540が設置されている。このフルカット用テープ押え部540は、板状のテープ押え部材541と、テープ押え部材541を付勢するテープ押えバネ542とを有して構成され、テープ押え部材541は、テープ押えバネ542に付勢された状態で、スライド自在に設置されている。
また、カッタホルダ本体511は、テープ送り方向下流側に、フルカッタ刃520に対向して、テープ送り切欠口512に臨み、印刷テープTをハーフカットするハーフカッタ刃530が設置され保持している。ハーフカッタ刃530は、本実施形態では、矩形の薄板形状で構成されて設置されている。
この構成により、フルカッタ刃520とハーフカッタ刃530とは、カッタホルダ本体511のテープ送り方向下流側に、印刷テープTを挟んで対向し、略直線状に配置される形態となる。また、フルカッタ刃520とハーフカッタ刃530とは、装置ケース3に形成したテープ排出口11に臨む形態となる。
また、ハーフカッタ刃530の刃先531は、印刷テープTの印刷面に対して略平行に設置されている。そして、ハーフカッタ刃530は、取付け外面516から所定の距離を有して刃先531を突出させて設置されている。なお、所定の距離とは、ハーフカッタ刃530で印刷テープTをハーフカットする際に、印刷テープTと当接しない距離としている。
また、カッタホルダ本体511は、テープ送り方向上流側に、ハーフカッタ刃530に相対して、印刷テープTをハーフカットする際にハーフカッタ受部580(後述する)との間に印刷テープTを押圧するハーフカット用テープ押え部550が設置されている。このハーフカット用テープ押え部550は、板状のテープ押え部材551と、テープ押え部材551を付勢するテープ押えバネ552とを有して構成され、テープ押え部材551は、テープ押えバネ552に付勢された状態で、スライド自在に設置されている。
ハーフカッタ受部580は、ハーフカッタ受部材581と受部駆動部582とを有して構成されている。ハーフカッタ受部材581は、板状の部材で構成され、受部駆動部582により駆動される。また、受部駆動部582は、本実施形態では、いわゆるソレノイド(図示省略)と、ソレノイドが駆動(動作)することによるプランジャ(図示省略)の動作をハーフカッタ受部材581に伝達する伝達部(図示省略)とを有して構成されている。
また、ハーフカッタ受部580(ハーフカッタ受部材581および受部駆動部582)は、カッタホルダ510に対して、テープ送り方向上流側に設置されている。そして、ハーフカットの動作開始時に、スイッチ信号により、受部駆動部582が動作することにより、ハーフカッタ受部材581は、テープ送り方向上流側から下流側の方向で、ハーフカッタ刃530に対して略直行する方向に移動する。なお、ハーフカットの動作終了時には、ハーフカッタ受部材581は、受部駆動部582が動作することにより、逆の動作(移動)を行なう。
すなわち、ハーフカッタ受部材581は、受部駆動部582により、ハーフカッタ刃530に略直行する方向に進退自在に動作する。そして、ハーフカッタ受部材581は、ハーフカッタ刃530がハーフカットする場合には移動(進出)を行ない、受部としての動作を行なう。また、ハーフカッタ受部材581は、フルカッタ刃520がフルカットする場合には逆の移動(後退)を行なう。
カッタホルダ本体511の端面517,518には、カッタホルダ510を切断待機位置に戻すための戻しバネ561,562が設置され、図示しない固定フレームに各々固定されている。なお、固定フレームは、後述するホルダ駆動部600を案内および固定している。また、固定フレームは、カッタホルダ本体511と共に、カッタホルダ510を印刷テープTに対して垂直方向にスライドさせるための図示しない案内部を備えて構成されている。
ホルダ駆動部600の構成および動作を説明する。
ホルダ駆動部600は、ホルダ駆動モータ610と伝達ギヤ部620とスライド変換部を構成する変換カム650とを有して構成されている。なお、ホルダ駆動部600は、上記の固定フレームに固定され、装置本体2内部において、印刷機構が構成されている下方に構成されている。
そして、駆動源となるホルダ駆動モータ610は、主軸610aにウォーム611を固定している。また、伝達ギヤ部620は、ウォームホイール621とクラッチ部622とフルカット用伝達ギヤ部623とハーフカット用伝達ギヤ部624とを有して構成されている。また、スライド変換部を構成する変換カム650は、フルカット用変換カム651とハーフカット用変換カム652とを有して構成されている。
ホルダ駆動モータ610は、本実施形態では1つ使用している。また、ホルダ駆動モータ610は正逆回転を行なう。
ウォームホイール621は、固定フレームに回転自在に組み込まれてウォーム611と噛み合う。そして、ホルダ駆動モータ610の正逆回転による回転動力をクラッチ部622に伝達する。
クラッチ部622は、クラッチアーム622aと小ギヤ622bとクラッチギヤ622cとを有して構成されている。詳細には、クラッチ部622は、ウォームホイール621の同軸上で小ギヤ622bが固定され、かつ、クラッチアーム622aが回動自在に装着されている。そして、クラッチアーム622aの先端部に小ギヤ622bと噛み合うクラッチギヤ622cが回転自在に取り付けられている。
なお、クラッチ部622は、ホルダ駆動モータ610の正逆回転に連動して動力伝達経路を切り替える動作を行なう。本実施形態では、ホルダ駆動モータ610の正回転に対して、クラッチ部622は、フルカット用伝達ギヤ部623に動力伝達経路を切り替えている。また、ホルダ駆動モータ610の逆回転に対して、クラッチ部622は、ハーフカット用伝達ギヤ部624に動力伝達経路を切り替えている。
フルカット用伝達ギヤ部623は、カット機構部500をスライドさせて印刷テープTをフルカットさせるために、クラッチ部622により伝達された動力をフルカット用変換カム651に伝達している。
そして、フルカット用伝達ギヤ部623は、固定フレームに回転自在に組み込まれている。フルカット用伝達ギヤ部623は、詳細には、クラッチギヤ622cと噛み合う第1ギヤ623aと、第1ギヤ623aと噛み合う第2ギヤ623bと、第2ギヤ623bと噛み合う最終段のギヤとなる第3ギヤ623cとを有して構成されている。
また、第1ギヤ623aと第2ギヤ623bは各々大小のギヤで構成され、減速されたホルダ駆動モータ610の回転が、第3ギヤ623cを介してフルカット用変換カム651を回転させる。
フルカット用変換カム651は、本実施形態では、第3ギヤ623cの同軸上に接続され、第3ギヤ623cの回転と共に回転するいわゆる回転板カムである。そして、フルカット用変換カム651は、略渦巻状の戻し動作部651bと、戻し動作部651bの端部どうしを結ぶ直線状のフルカット動作部651aとを連ねたカム形状として構成されている。詳細には、戻し動作部651bは、略1周にわたって渦巻状に延在し、フルカット動作部651aは、略径方向に延在している。
フルカット用変換カム651は、フルカット動作時には、カット機構部500のカッタホルダ510に形成される係止突片513にフルカット動作部651aの基部が当接して、第3ギヤ623cの回転を、カッタホルダ510のスライドに変換させる。なお、以降の説明において、フルカットすることを、適宜、フルカット動作と呼称する。
ハーフカット用伝達ギヤ部624は、フルカット用伝達ギヤ部623と略同様に構成されている。詳細には、ハーフカット用伝達ギヤ部624は、カット機構部500をスライドさせて印刷テープTをハーフカットさせるために、クラッチ部622により伝達された動力をハーフカット用変換カム652に伝達している。
そして、ハーフカット用伝達ギヤ部624は、固定フレームに回転自在に組み込まれている。ハーフカット用伝達ギヤ部624は、クラッチギヤ622cと噛み合う第1ギヤ624aと、第1ギヤ624aと噛み合う第2ギヤ624bと、第2ギヤ624bと噛み合う最終段のギヤとなる第3ギヤ624cとを有して構成されている。
また、第1ギヤ624aと第2ギヤ624bは各々大小のギヤで構成され、減速されたホルダ駆動モータ610の回転が、第3ギヤ624cを介してハーフカット用変換カム652を回転させる。
ハーフカット用変換カム652は、フルカット用変換カム651と略同様に構成されている。詳細には、ハーフカット用変換カム652は、本実施形態では、第3ギヤ624cの同軸上に接続され、第3ギヤ624cの回転と共に回転するいわゆる回転板カムである。そして、ハーフカット用変換カム652は、フルカット用変換カム651と略同様に、略渦巻状の戻し動作部652bと、戻し動作部652bの端部どうしを結ぶ直線状のハーフカット動作部652aとを連ねたカム形状として構成されている。詳細には、戻し動作部652bは、略1周にわたって渦巻状に延在し、ハーフカット動作部652aは、略径方向に延在している。
ハーフカット用変換カム652は、ハーフカット動作時には、カット機構部500のカッタホルダ510に形成される係止突片514にハーフカット動作部652aの基部が当接して、第3ギヤ624cの回転を、カッタホルダ510のスライドに変換させる。なお、以降の説明において、ハーフカットすることを、適宜、ハーフカット動作と呼称する。
フルカット用変換カム651とハーフカット用変換カム652とは、平面形状が略対象となる形態で設置されている。
図3に示すように、カット機構部500の切断待機位置においては、印刷テープカット装置50は動作せず、カット機構部500に設置された戻しバネ561,562により、カット機構部500が固定されてスライド動作が停止している状態となっている。なお、以降の説明において、スライドすることを、適宜、スライド動作と呼称する。
カット機構部500が切断待機位置でスライド動作を停止している状態において、フルカット用変換カム651の戻し動作部651bとフルカット動作部651aは、係止突片513がスライドしても接触しない回転位置まで回転した状態で停止している。また、ハーフカット用変換カム652も同様に、ハーフカット用変換カム652の戻し動作部652bとハーフカット動作部652aは、係止突片514がスライドしても接触しない回転位置まで回転した状態で停止している。なお、変換カム650の各々の回転位置は、変換カム650の回転位置を検出する図示しない検出スイッチと、ホルダ駆動モータ610および図示しない制御部により制御されている。
印刷機構が印刷テープTに印刷を行なう場合には、カット機構部500は、切断待機位置に停止している。そして、印刷済みの印刷テープTは、カッタホルダ510に形成されるテープ送り切欠口512に臨みながらテープ送り方向下流側に送られる。
図4は、印刷テープカット装置のフルカット動作を示す図であり、同図(a)は、平面図を示し、同図(b)は、側面図を示す。図4を参照して、印刷テープカット装置50のフルカット動作を説明する。
図4に示すように、フルカット動作時には、ホルダ駆動モータ610が正回転を行なう。それにより、クラッチ部622は、フルカット用伝達ギヤ部623にホルダ駆動モータ610の動力が伝達するように切り替える。フルカット用伝達ギヤ部623の駆動により、フルカット用変換カム651のフルカット動作部651aの基部が、切断待機位置(図3参照)での係止突片513に当接する。
フルカット動作部651aの基部が、係止突片513に当接した後もフルカット用変換カム651の回転が進むことにより、係止突片513は図示右方向にスライド動作を開始する。すなわち、カット機構部500(カッタホルダ510)が図示右方向にスライド動作を開始する。なお、図示右方向にスライドするとは、テープ印刷装置1の後部から前部の方向にスライドすることを意味する。
更にスライド動作が進むと、フルカッタ刃520の刃先521が印刷テープTに当接するのに先行して、フルカット用テープ押え部材541の先端面541aが印刷テープTに当接し、フルカッタ受部11aとの間に印刷テープTを押圧する(押し付ける)。更にスライド動作が進むと、テープ押えバネ542に抗しつつフルカット用テープ押え部材541は、カッタホルダ510に対し相対的にスライドして印刷テープTを押えた状態を維持する。また、同時に、フルカッタ刃520が進み、印刷テープTを切り込んで行くことにより、印刷テープTはフルカットされる。なお、フルカッタ刃520は、印刷テープTの剥離テープSp側から切り込んでフルカットしている。
以上のように、印刷テープカット装置50により、印刷テープTのフルカット動作が行なわれる。なお、図4に示すのは、印刷テープTがフルカットされた状態(フルカット動作が終了した状態)を示している。
図5は、印刷テープカット装置のフルカット動作終了後の動作を示す図であり、同図(a)は、平面図を示し、同図(b)は、側面図を示す。図5を参照して、印刷テープカット装置50のフルカット動作終了後の動作を説明する。
図5に示すように、フルカット動作が終了した場合には、フルカット用変換カム651の回転が更に進むことにより、係止突片513の接触部分がフルカット動作部651aから略渦巻状の戻し動作部651bに移行する。そして、カット機構部500は、戻しバネ561のばね力により、切断待機位置(図3参照)に向かって図示左方向にスライド動作を開始する。なお、図示左方向にスライドするとは、テープ印刷装置1の前部から後部の方向にスライドすることを意味する。
なお、スライド動作が進むと、同時に、テープ押えバネ542も開放されて切断待機位置での状態に戻る。更にスライド動作が進むと、フルカット用テープ押え部材541もフルカットした印刷テープTから離れて行く。そして、切断待機位置に戻りスライド動作を停止する。
なお、カット機構部500が切断待機位置に達すると、図示しない検出スイッチにより検出され、ホルダ駆動モータ610などが制御される。
図6は、印刷テープカット装置のハーフカット動作を示す図であり、同図(a)は、平面図を示し、同図(b)は、側面図を示す。図6を参照して、印刷テープカット装置50のハーフカット動作を説明する。なお、以降の説明において、ハーフカットすることを、適宜、ハーフカット動作と呼称する。
図6に示すように、ハーフカット動作時には、ホルダ駆動モータ610が逆回転を行なう。それにより、クラッチ部622は、ハーフカット用伝達ギヤ部624にホルダ駆動モータ610の動力が伝達するように切り替える。ハーフカット用伝達ギヤ部624の駆動により、ハーフカット用変換カム652のハーフカット動作部652aの基部が、切断待機位置(図3参照)での係止突片514に当接する。
ハーフカット動作部652aの基部が、係止突片514に当接した後もハーフカット用変換カム652の回転が進むことにより、係止突片514は図示左方向にスライド動作を開始する。すなわち、カット機構部500(カッタホルダ510)が図示左方向にスライド動作を開始する。なお、図示左方向にスライドするとは、テープ印刷装置1の前部から後部の方向にスライドすることを意味する。
なお、ハーフカット動作が開始した場合には、受部駆動部582が駆動(動作)して、ハーフカッタ受部材581は、ハーフカッタ刃530に対して略直行する方向にテープ送り方向上流側から移動(進出)する。
更にスライド動作が進むと、ハーフカッタ刃530の刃先531が印刷テープTに当接するのに先行して、ハーフカット用テープ押え部材551の先端面551aが印刷テープTに当接し、ハーフカッタ受部材581との間に印刷テープTを押圧する(押し付ける)。更にスライド動作が進むと、テープ押えバネ552に抗しつつハーフカット用テープ押え部材551は、カッタホルダ510に対し相対的にスライドして印刷テープTを押えた状態を維持する。また、同時に、ハーフカッタ刃530が進み、印刷テープTを切り込んで行くことにより、印刷テープTはハーフカットされる。なお、ハーフカッタ刃530は、印刷テープTの記録テープSr側から切り込んで、若干、剥離テープSpに切込み、ハーフカットしている。
以上のように、印刷テープカット装置50により、印刷テープTのハーフカット動作が行なわれる。なお、図6に示すのは、印刷テープTがハーフカットされた状態(ハーフカット動作が終了した状態)を示している。
図7は、印刷テープカット装置のハーフカット動作終了後の動作を示す図であり、同図(a)は、平面図を示し、同図(b)は、側面図を示す。図7を参照して、印刷テープカット装置50のハーフカット動作終了後の動作を説明する。
図7に示すように、ハーフカット動作が終了した場合には、ハーフカット用変換カム652の回転が更に進むことにより、係止突片514の接触部分がハーフカット動作部652aから略渦巻状の戻し動作部652bに移行する。そして、カット機構部500は、戻しバネ562のばね力により、切断待機位置(図3参照)に向かって図示右方向にスライド動作を開始する。なお、図示右方向にスライドするとは、テープ印刷装置1の後部から前部の方向にスライドすることを意味する。
また、ハーフカット動作が終了した場合には、同時に、受部駆動部582が駆動(動作)して、ハーフカッタ受部材581は、逆の移動(後退)を行なう。
そして、スライド動作が進むと、同時に、テープ押えバネ552も開放されて切断待機位置での状態に戻る。更にスライド動作が進むと、ハーフカット用テープ押え部材551もハーフカットした印刷テープTから離れて行く。そして、切断待機位置に戻りスライド動作を停止する。
なお、カット機構部500が切断待機位置に達すると、図示しない検出スイッチにより検出され、ホルダ駆動モータ610などが制御される。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の印刷テープカット装置50によれば、カット機構部500のカッタホルダ510は、フルカッタ刃520とハーフカッタ刃530とを印刷テープTを挟んで対向させて略直線状に配置して保持している。そして、ホルダ駆動部600によりカッタホルダ510がスライドする。このカッタホルダ510のスライドに連動してフルカッタ刃520は印刷済み(印刷後)の印刷テープTを直行する方向からフルカットする。また、カッタホルダ510のスライドに連動してハーフカッタ刃530は印刷済みの印刷テープTを直行する方向からハーフカットする。この構造と動作により、簡易な構成でフルカットおよびハーフカットが可能な印刷テープカット装置50を実現できる。
また、フルカッタ刃520のみならずハーフカッタ刃530も印刷テープTを挟んで対向させて略直線状に配置してカッタホルダ510に保持しているため、従来のハサミ形式のフルカッタ刃やハーフカッタ刃などを別々のユニットとして用いる構成に比較して、カット機構部500をコンパクトに構成できるため、省スペース化が実現できる。また、コンパクトな構成となるため、従来に比べて、部品数も少なく、部品コストおよび組立コストも低減することができる。
(2)本実施形態の印刷テープカット装置50によれば、フルカッタ刃520は、剥離テープSp側から印刷テープTをフルカットできる構成としているため、フルカッタ刃520に対向するハーフカッタ刃530は、記録テープSr側からハーフカットできる構成とすることが可能となる。
(3)本実施形態の印刷テープカット装置50によれば、フルカット用テープ押え部540がフルカッタ刃520に先行して、印刷テープTを押圧するため、フルカッタ刃520は安定した切込み動作およびフルカットを行なうことができる。
(4)本実施形態の印刷テープカット装置50によれば、ハーフカッタ受部材581は、ハーフカッタ刃530に略直行する方向に移動し、また、ハーフカット用テープ押え部550は、ハーフカッタ刃530の切込み動作に先行して印刷テープTをハーフカッタ受部材581との間で押圧することにより、ハーフカッタ刃530は安定した切込み動作およびハーフカットを行なうことができる。
(5)本実施形態の印刷テープカット装置50によれば、ハーフカッタ受部580は、ハーフカッタ受部材581と受部駆動部582とを有している。そして、受部駆動部582により、ハーフカッタ受部材581はハーフカッタ刃530に略直行する方向に進退自在となる。それによりハーフカッタ受部材581は、ハーフカッタ刃530がハーフカットする場合には移動(進出)して受部としての動作を行なうことができる。また、ハーフカッタ受部材581は、フルカッタ刃520がフルカットする場合には逆移動(後退)することで、フルカッタ刃520の動作に影響を与えないようにすることができる。
(6)本実施形態の印刷テープカット装置50によれば、ホルダ駆動部600は、ホルダ駆動モータ610、伝達ギヤ部620(ウォームホイール621、クラッチ部622、フルカット用伝達ギヤ部623およびハーフカット用伝達ギヤ部624)およびスライド変換部を構成する変換カム650(フルカット用変換カム651およびハーフカット用変換カム652)という簡易な構成で、カッタホルダ510をスライド動作させることができる。
(7)本実施形態の印刷テープカット装置50によれば、伝達ギヤ部620は、クラッチ部622が、ホルダ駆動モータ610の正逆回転に連動して動力伝達経路を切り替えるため、ホルダ駆動モータ610を1つ使用することで、カッタホルダ510をスライド動作させることができ、印刷テープカット装置50の小型化および低コスト化が図れる。
(8)本実施形態のテープ印刷装置1によれば、印刷テープカット装置50と、印刷テープTをテープカートリッジCに収容して装着するカートリッジ装着部20と、テープカートリッジCから繰り出された印刷テープTを送りながら印刷を行なう印刷機構とを備えており、フルカットおよびハーフカットが簡易な構成で可能なテープ印刷装置1が実現できる。また、フルカッタ刃520のみならずハーフカッタ刃530もカッタホルダ510に保持した印刷テープカット装置50(カット機構部500)により、従来のハサミ形式のフルカッタ刃やハーフカッタ刃などを用いる構成に比較して、コンパクトな構成となるため、省スペース化が可能なテープ印刷装置1が実現できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態において、伝達ギヤ部620の各種ギヤ構成は、本実施形態に限定されず、適宜構成することができる。
(変形例2)前記実施形態において、フルカッタ刃520は、65°の傾きを持つ平行四辺形薄板形状の傾刃で構成され、刃先521を上向きにして設置されている。しかし、傾刃の角度は切込み易さを考慮して適宜設定することができる。また、刃先521の向きも、上向き/下向き、どちらでも良く、適宜設定することができる。
(変形例3)前記実施形態において、ハーフカッタ受部材581を動作させる受部駆動部582は、ソレノイドを使用しているが、これに限らず、ハーフカッタ受部材581を進退自在に動作させる駆動系を用いることでも良い。
(変形例4)前記実施形態において、印刷テープカット装置50のホルダ駆動部600は、ホルダ駆動モータ610、伝達ギヤ部620(ウォームホイール621、クラッチ部622、フルカット用伝達ギヤ部623およびハーフカット用伝達ギヤ部624)およびスライド変換部を構成する変換カム650(フルカット用変換カム651およびハーフカット用変換カム652)などにより構成されている。しかし、これに限らず、ホルダ駆動部は、ラック、ピニオンおよびホルダ駆動モータ610などを有して構成させることでも良い。その場合、カッタホルダ510にラックを有し、ホルダ駆動モータ610によりピニオンがラックに噛み合う構造としてカッタホルダ510をスライド動作させることができる。このような構造にすることで、印刷テープカット装置の構造が更に簡易となり、コンパクトな印刷テープカット装置が実現できる。
なお、本発明を実施するための最良の形態を、上記記載で開示しているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して図示し、かつ、説明しているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、上述した実施形態に対し、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形(変更ならびに改良)を加えることができるものである。従って、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形を加えることにより実施する場合も本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係るテープ印刷装置の斜視図。 蓋を開いた状態のテープ印刷装置の斜視図。 切断待機位置における印刷テープカット装置の全体構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 印刷テープカット装置のフルカット動作を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 印刷テープカット装置のフルカット動作終了後の動作を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 印刷テープカット装置のハーフカット動作を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 印刷テープカット装置のハーフカット動作終了後の動作を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。
符号の説明
1…テープ印刷装置、2…装置本体、11…テープ排出口、20…カートリッジ装着部、50…印刷テープカット装置、500…カット機構部、510…カッタホルダ、520…フルカッタ刃、530…ハーフカッタ刃、540…フルカット用テープ押え部、550…ハーフカット用テープ押え部、580…ハーフカッタ受部、581…ハーフカッタ受部材、582…受部駆動部、600…ホルダ駆動部、610…ホルダ駆動モータ、620…伝達ギヤ部、650…スライド変換部を構成する変換カム、C…テープカートリッジ、Sp…剥離テープ、Sr…記録テープ、T…印刷テープ。

Claims (8)

  1. 装置ケースに形成したテープ排出口に臨み、印刷用の印刷テープを直行する方向からフルカットするフルカッタ刃と、
    同様に前記装置ケースに形成した前記テープ排出口に臨み、前記印刷用の印刷テープを直行する方向からハーフカットするハーフカッタ刃と、
    前記フルカッタ刃と前記ハーフカッタ刃とを前記印刷テープを挟んで対向させ、略直線状に配置して保持するカッタホルダと、
    前記カッタホルダをスライドさせるホルダ駆動部と、を有し、
    前記フルカッタ刃および前記ハーフカッタ刃は、前記カッタホルダが前記ホルダ駆動部によりスライドすることに連動して前記印刷テープをフルカットおよびハーフカットの少なくとも一方の動作をすることを特徴とする印刷テープカット装置。
  2. 請求項1に記載の印刷テープカット装置であって、
    前記印刷テープは、裏面に粘着材層が設けられて前記印刷される記録テープと、前記粘着材層により貼付される剥離テープとから構成され、
    前記フルカッタ刃は、前記剥離テープ側から前記印刷テープをフルカットすることを特徴とする印刷テープカット装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷テープカット装置であって、
    前記カッタホルダは、切込み動作する前記フルカッタ刃に先行して前記印刷テープを押圧するフルカット用テープ押え部を有していることを特徴とする印刷テープカット装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の印刷テープカット装置であって、
    切込み動作する前記ハーフカッタ刃に対して略直行する方向に移動して前記ハーフカッタ刃を受けるハーフカッタ受部と、
    前記切込み動作する前記フルカッタ刃に先行して前記印刷テープを前記ハーフカッタ受部との間で押圧するハーフカット用テープ押え部と、を有することを特徴とする印刷テープカット装置。
  5. 請求項4に記載の印刷テープカット装置であって、
    前記ハーフカッタ受部は、前記ハーフカッタ刃に略直行する方向に進退自在となり前記ハーフカッタ刃を受けるハーフカッタ受部材と、当該ハーフカッタ受部材を駆動する受部駆動部と、を有していることを特徴とする印刷テープカット装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の印刷テープカット装置であって、
    前記ホルダ駆動部は、駆動源となるホルダ駆動モータと、当該ホルダ駆動モータの動力を伝達する伝達ギヤ部と、当該伝達ギヤ部に接続して回転動作を前記カッタホルダのスライド動作に変換させるスライド変換部と、を有していることを特徴とする印刷テープカット装置。
  7. 請求項6に記載の印刷テープカット装置であって、
    前記伝達ギヤ部は、前記ホルダ駆動モータの正逆の回転動作に連動して動力伝達経路を切り替えるクラッチ部を有して前記スライド変換部に動力を伝達することを特徴とする印刷テープカット装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の印刷テープカット装置と、
    前記印刷テープをテープカートリッジに収容して装着するカートリッジ装着部と、
    前記テープカートリッジから繰り出された前記印刷テープを送りながら印刷を行なう印刷機構と、を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
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