JP2008194219A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】球受皿の下に球箱が置かれていないときに球抜き操作をして遊技球を散逸させるのを防止する。
【解決手段】供給皿15から遊技球を排出するための排出樋24の下端に隣接して測距センサSが設置されている。主制御装置70は、測距センサSの計測値が不在値から縁部値を経て底部値に変化すれば排出樋24の下方に球箱61が配置されたと判定し、ランプ制御装置73を介してリニアステッピングアクチュエータ90a、90bを制御して球抜きボタン23の押し込み及び球抜きレバー31のスライド操作を可能な状態にするので、遊技者が球箱61が置かれていないのを失念して球抜きボタン23又は球抜きレバー31を開操作してしまって、遊技球を散逸させるのを防止できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技球を使用する遊技機の技術分野に属する。
遊技球を使用する遊技機は各種あるが、代表例となるのはパチンコ機である。また、遊技球を投入して遊技を行うスロットマシンもある。
これらの遊技機には、賞球又は貸球として払出装置から払い出された遊技球を受け容れて貯留する球受皿が備わっている。
また、球受皿が満杯になったときや遊技を終了するときには球受皿の遊技球を機外に排出する必要があるので、前記球受皿に貯留されている遊技球を、遊技機に取り込ませるための経路とは異なる経路にて誘導して、遊技機の前面側の機外へ排出するための排出路と、前記排出路による遊技球の排出を遮断する閉状態と前記排出路による遊技球の排出を許す開状態とに可変の開閉手段とを備えるのが普通である。なお、開閉手段の前記閉状態から前記開状態への切り替わりには遊技者による開操作を必要とするのが一般的である。
排出路から機外へ排出された遊技球は、排出路の排出口の下方に配置された球箱に受けるのであるが、遊技者が球箱が置かれていないのを失念して開閉手段を開操作してしまって、遊技球が散逸することがある。或いは球箱が置かれていても位置がずれていたために、同様に散逸することがある。
このような事故を防止するために、球箱の位置決め凸部が位置決め凹部に嵌め込まれて位置決めされたか否かを検出する位置決めセンサーを備えて、位置決めセンサーによって球箱が検出されなければ、パチンコ制御装置が排出路のシャッターを閉じてしまい、球箱がないときは遊技者はシャッターを開放できないパチンコ機が、特開平9−308746号公報に開示されている。
特開平9−308746号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、パチンコ機には位置決め凹部を、球箱には位置決め凸部を設けなければならない。つまり、位置決め凹部に対応した位置決め凸部が設けられた、所定の球箱のみを位置決めすることができるにすぎず、汎用性が無かった。
請求項1記載の遊技機は、
払出装置から払い出された遊技球を受け容れて貯留する球受皿と、
前記球受皿に貯留されている遊技球を、遊技機に取り込ませるための経路とは異なる経路にて誘導して、遊技機の前面側の機外へ排出するための排出路と、
前記排出路による遊技球の排出を遮断する閉状態と前記排出路による遊技球の排出を許す開状態とに可変の開閉手段と
を備える遊技機において、
前記排出路から機外へ排出される遊技球を受け容れるために前記排出路の排出口の下方に配置された球箱の底部の上方になる位置に設置されて、自身の下方に位置する物体との距離を計測する測距センサと、
前記測距センサの計測値が、
前記排出口の下方に球箱が存在しないことを示す不在値から、
前記排出口の下方に球箱の縁部が存在することを示す縁部値を経て、
前記排出口の下方に球箱の底部が存在することを示す底部値に
変化すれば前記排出口の下方に球箱が配置されたと判定し、
該球箱が配置されたとの判定を前提条件として、前記開閉手段の前記閉状態から前記開状態への切り替わりを可能にする切替許可手段と
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の遊技機は、
請求項1記載の遊技機において、
前記切替許可手段は、前記測距センサの計測値が前記底部値又は縁部値から前記不在値に変化すれば、前記排出口の下方から球箱が除去されたと判定し、前記開閉手段の前記閉状態から前記開状態への切り替わりを禁止する
ことを特徴とする。
一般的な球箱61は、図1に示すように、底部62、側壁部63、上縁部64からなっている。また、上縁部64の短辺部64aは、球箱61を持つときに取っ手とされるために、長辺部64bよりも幅広になっている(或いは張出等が設けられている)。従って、断面構造は図1(b)のようになる。
図2(a)に示すように、平面Hの上方に配置した測距センサSにて、測距センサSと鉛直下方の物体との距離を計測するように構成する。そして、球箱61を平面H上にて、測距センサSの下方を横切るように横に移動させると、そのときの測距センサSの測定値は、短辺部64aが測距センサSの下方を横切れば図2(b)のように、長辺部64bが測距センサSの下方を横切れば図2(c)のように変化する。
短辺部64aが測距センサSの下方を横切ろうと、長辺部64bが測距センサSの下方を横切ろうとも、測定値は最大値(測距センサSと平面Hとの距離)、最小値(測距センサSと上縁部64との距離)、その中間の値(測距センサSと底部62との距離)と変化する。そして、この順序で変化して中間の値(測距センサSと底部62との距離)を維持する状態になれば、測距センサSの鉛直下方には底部62が存在し、測距センサSは球箱61の上縁部64の内周(内法)を上方に平行移動させたときの筒状の領域の内側になっている。
つまり、前記排出路から機外へ排出される遊技球を受け容れるために前記排出路の排出口の下方に配置された球箱61の底部62の上方になる位置に設置されて、自身の下方に位置する物体との距離を計測する測距センサSの計測値が、前記排出口の下方に球箱61が存在しないことを示す不在値(上記の最大値に相当)から、前記排出口の下方に球箱61の上縁部64が存在することを示す縁部値(上記の最小値に相当)を経て、前記排出口の下方に球箱61の底部62が存在することを示す底部値(上記の中間の値に相当)に変化すれば前記排出口の下方に球箱61が配置されたと判定して差し支えない。
但し、排出口と測距センサSの位置とが大きく離れていたりすると、測距センサSのの下方に球箱61の底部62が存在しても排出口の下方には球箱61の底部62が存在しないこともあり得る。従って、測距センサSの位置は、排出口の直下に球箱61の中心部(底部62の中央を中心とした適宜半径の領域)が位置したときに、底部値を計測する(測距センサSの計測値が底部値になる)ように設定すればよい。
そして、切替許可手段は、測距センサSの計測値が不在値から縁部値を経て底部値に変化すれば前記排出口の下方に球箱61が配置されたと判定し、該球箱61が配置されたとの判定を前提条件として、前記開閉手段の前記閉状態から前記開状態への切り替わりを可能にするので、遊技者が球箱が置かれていないのを失念して開閉手段を開操作してしまって、遊技球が散逸することはなく、或いは球箱が置かれていても位置がずれていたために同様に散逸することもない。
しかも、特許文献1のように、パチンコ機に位置決め凹部を、球箱に位置決め凸部を設ける必要はなく、そのような特別な球箱ではない一般に販売されている球箱を使用できる。
なお、球箱には容量の大小はあるものの、その高さは、どの遊技機メーカーの遊技機でも共用可能とするために、ほぼ同じにされているから、縁部値はこれに基づいて最大縁部値を設定し、それ以下なら縁部値と判断するように構成すればよい。
不在値は、いうまでもなく本願発明を適用した遊技機が設置される設置枠台の上面(上記平面Hに相当)と測距センサSとの距離、すなわち遊技機における測距センサSの設置高さに応じて設定される。
底部値は、球箱61が常に空というわけではないので、球箱61を平面H上に置いたときの底部内面の高さを基準として、ある程度の幅を持たせて設定するのが好ましい。例えば上記の底部内面の高さに対応する値(最大底部値)〜縁部値を少し上回る値(最小底部値)で設定すれば、遊技球が入っている球箱61でも問題ない。
従って、切替許可手段は、不在値以上はすべて不在値、最大底部値〜最小底部値は底部値、最大縁部値以下なら縁部値と判断するように構成すればよい。
測距センサSは、不在値、底部値、縁部値を計測可能である限りにおいて、方式などに制限はない。ただし、比較的短い距離(100mm程度以下)を計測するので、それに適した方式が好ましい。
また、請求項2記載のように、前記切替許可手段は、前記測距センサの計測値が前記底部値又は縁部値から前記不在値に変化すれば、前記排出口の下方から球箱が除去されたと判定し、前記開閉手段の前記閉状態から前記開状態への切り替わりを禁止する構成とすれば、球箱が取り去られたときにも上記の遊技球の散逸を防止できる。
[実施例]
次に、実施例等により発明の実施の形態をより具体的に説明する。
図3に示すように、遊技機の一種であるパチンコ機1の前面部には、上から順に盤面窓枠2、皿扉3、下部ユニット4が配されている。
これらは外枠5に保持された中枠6に取り付けられている。盤面窓枠2及び皿扉3はヒンジにて中枠6に軸支され、それぞれ扉状に開閉できるが、下部ユニット4は中枠6に固定されている。下部ユニット4には発射ハンドル4aや灰皿4bが取り付けられている。
中枠6には盤面窓枠2を施錠するための錠部7が設けられており、錠部7を開錠すると盤面窓枠2を開放でき、盤面窓枠2を開放すると皿扉3を開放可能になる。
盤面窓枠2には円形の窓10が設けられ、その周辺に電飾レンズ12が配されている。また盤面窓枠2の外形は略矩形であるが、錠部7に対応する錠部切欠13やヒンジのための切欠14等が設けられている。
そして、盤面窓枠2の背後の窓10に臨んだ位置には、中枠6に保持された遊技盤11(詳細の図示は省略)が配されている。
皿扉3の前面部には供給皿15が取り付けられている。供給皿15には遊技球を貯留するための球池16が凹部として設けられている。一方、皿扉3の前壁3aには、払出装置44(図4参照)から払い出された遊技球を球池16に放出するための球放出樋17が開口している。このため、球放出樋17から放出された遊技球は球池16に受け容れられて貯留される。
球池16には、前壁3aに沿った発射球誘導路18が設けられている。球池16に貯留されている遊技球は、発射球誘導路18にて一列に整列されて誘導され、その先端部に設けられた送球口19から球送り装置(図示略)に流入する。球送り装置(整流器ともいう)は、発射装置の稼動に呼応して遊技球を1球ずつ発射装置に送り出す。従って、球池16に貯留されている遊技球は、発射装置が1球発射する毎に1球ずつ発射装置へと送り込まれる。
また、発射球誘導路18の先端部の底部には、先端排出弁21が設けられている。先端排出弁21は、その下方に配されている先端排出路22の入口を開閉する弁であり、球抜きボタン23を押し込み操作すると先端排出弁21が開弁されて、遊技球が発射球誘導路18から先端排出路22に流入する。先端排出路22の下端は、供給皿15の下端部に開口している排出樋24に接続されており、先端排出路22に流入した遊技球は排出樋24の下端から落下する。
なお、球抜きボタン23を押し込んでいた力を解除すれば、図示しないばねの働きにより球抜きボタン23は元の位置に戻り先端排出弁21は閉弁する。
但し、排出樋24の下端部の奥側に隣接して測距センサSが設置されており、この測距センサSの検出値に基づいて球抜きボタン23の押し込み(先端排出弁21の開弁)が不可能にされることがある。この点については後述する。
球池16の底部は、段差部25により流部26と湾部27とに区分されている。流部26には発射球誘導路18が連なり、全体として先端排出弁21(送球口19)が最低になるように傾斜している。
一方、湾部27は流部26とは逆向きに傾斜しており、湾部27に遊技球があれば、これが流部26へと転動、流出するようになっている。
段差部25での流部26と湾部27の高低差は、球放出樋17側(流部26における上流側)では遊技球の半径に満たず、流部26が漏斗状に絞られている発射球誘導路18との接続部付近では遊技球の半径を上回っている。また、この段差部25は傾斜面になっている。
従って、球放出樋17に近い部分では、遊技球が段差部25を乗り越えて流部26から湾部27に移動するのは比較的容易であるが、発射球誘導路18との接続部付近では流部26から湾部27に移動するのは難しい。但し、これは流部26に存在する遊技球の量が少ない(例えば一段に並ぶ程度)ときであり、2段、3段と遊技球が重なる状態では、その2段目や3段目の遊技球は比較的たやすく流部26から湾部27に移動できる。
また、湾部27には、球放出樋17の正面よりもやや右よりの位置に池内排出弁28が設けられている。池内排出弁28は、その下方に配されている池内排出路29の入口を開閉する弁であり、球抜きレバー31を右方向へスライド操作すると池内排出弁28が開弁されて、遊技球が球池16から池内排出路29に流入する。池内排出路29の下端は排出樋24に接続されており、池内排出路29に流入した遊技球は排出樋24の下端から落下する。
なお、球抜きレバー31をスライド操作する力を解除すれば、図示しないばねの働きにより球抜きレバー31は元の位置に戻り池内排出弁28は閉弁する。
また、球抜きボタン23の押し込み(先端排出弁21の開弁)と同様、球抜きレバー31のスライド操作(池内排出弁28の開弁)も、測距センサSの検出値に基づいて不可能にされることがある。この点については後述する。
供給皿15の前縁部には満杯警報ランプ33、貸出し要求ボタン34、残高表示器35、精算要求ボタン36が設置されている。
図4に示すように、パチンコ機1の背面側には、球タンク41、タンクレール42、中継樋43、払出装置44、賞球樋45等からなる賞球払出のための構成が備わっている。賞球樋45の下端は球放出樋17と接続されている。従って、払出装置44を稼動させれば、球タンク41から供給される遊技球を賞球として供給皿15へ排出できる。また、いわゆるCR機として使用する場合には、払出装置44を球貸装置として機能させて、貸球としての遊技球を供給皿15へ排出できる。なお、このパチンコ機1は、いわゆる下皿を備えていないので、賞球を下皿へと導くための構成は存在しない。
また、賞球樋45の下端部と、その上方の屈曲部とに、満杯検出スイッチ51、52が設置されている。満杯検出スイッチ51、52は、賞球樋45内の遊技球によって検出片51a、52aが押されるとオンになるスイッチである。
満杯検出スイッチ51は球放出樋17の内部に略1段積みになるように遊技球が蓄積すると検出片51aが押されてオンになり、満杯検出スイッチ52は球放出樋17はもとより、賞球樋45の下部までもが遊技球で満たされると検出片52aが押されてオンになる。従って、満杯検出スイッチ51がオンになれば供給皿15が満杯に近い状態であり、満杯検出スイッチ52がオンしたときには供給皿15が満杯状態になっていることになる。
そして、満杯検出スイッチ51がオンすると満杯警報ランプ33が点滅を繰り返す。また、満杯検出スイッチ52がオンすると満杯警報ランプ33は点灯したままになり、払出装置44が稼動しなくなる。
満杯警報ランプ33の点滅及び点灯は、供給皿15からの遊技球の排出(球抜きレバー31又は球抜きボタン23の操作)を促すためである。
遊技者が、満杯警報ランプ33の点滅に応じて、球抜きレバー31又は球抜きボタン23を操作して供給皿15の遊技球を排出すれば(排出された遊技球は球箱に受ける)、満杯検出スイッチ51がオフになって満杯警報ランプ33は消灯する。
満杯警報ランプ33が点灯したままになったときも、同様に供給皿15の遊技球を排出すればよい。この場合は、まず満杯検出スイッチ52がオフになって満杯警報ランプ33が点灯状態から点滅状態に変化し、更に遊技球を排出すれば上記のように消灯する。
すなわち、満杯警報ランプ33の点滅により、供給皿15が満杯になる前の段階で警報を行って供給皿15からの遊技球の排出を促して、満杯になるのを予防でき、供給皿15が満杯状態になれば満杯警報ランプ33が点灯したままとなって、これにても供給皿15からの遊技球の排出を促すことができる。
これにより、供給皿15が満杯状態になるのを可及的に回避でき、満杯に伴う各種の不都合も予防できる。
なお、供給皿15からの遊技球の排出は、球抜きレバー31を操作しても、球抜きボタン23を操作しても可能である。しかし、球抜きボタン23を操作した場合は発射球誘導路18から送球口19、すなわち球送り装置経由で発射装置に供給される遊技球が途絶するので、遊技球の発射が行われなくなる。そのため、パチンコ遊技を続けながら供給皿15から遊技球を排出するには、球抜きレバー31を操作するのが好ましい。
抜きレバー31を操作したときに開弁する池内排出弁28は湾部27に配されているので、池内排出弁28から最大限に遊技球を排出しても、流部26の遊技球までは排出されない。従って、流部26から発射球誘導路18、送球口19、球送り装置、発射装置という遊技球の流れは確保されるので、遊技球の発射すなわち遊技を行うことが可能である。
次に、球抜きボタン23の押し込み(先端排出弁21の開弁)及び球抜きレバー31のスライド操作(池内排出弁28の開弁)が可能な状態と不可能な状態とに切り替えるための構成と動作を説明する。
本実施例の測距センサSは、特開平5−172565号に開示されている検出原理を利用したものであり、発光ダイオードを光源、PSD(Position Sensitive Photodetector)を受光素子として光源と受光素子とを適宜間隔(例えば20mm程度)で配置し、光源からレーザや指向性の高い赤外線を放射し、これが対象物で反射した反射光を受光素子で受けて、放射光と反射光の角度に応じて変化する反射光の受光素子での入射スポット位置から対象物までの距離に応じた測距信号を出力する。
図5に示すように、測距センサSの出力信号は、主制御装置70に入力される構成である。この主制御装置70は、遊技盤11に装着されているチューリップ式やアタッカー式の可変入賞装置(図示略)の開閉制御、始動入賞があったときの当たり外れの判定等を行うためのもので、周知のCPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備えるマイクロコンピュータとして構成されている。
また、主制御装置70には、遊技盤11に装着されている入賞装置の入賞信号、ゲートや特定領域などの通過信号等が遊技盤情報として入力され、遊技盤11以外の各所における遊技球の検出信号、中枠6、盤面窓枠2、皿扉3などの開放信号、発射ハンドル4aの導電性のタッチ部からのタッチ信号等が枠情報として入力される。測距センサSの出力信号も枠情報の一種として主制御装置70に入力される。
さらに、主制御装置70には、演出表示装置の映像表示を制御する表示制御装置71、音声出力を制御する音声制御装置72、LED、電球、ソレノイド等(但し、主制御装置70によって制御されるものを除く)への電力供給を制御するランプ制御装置73、発射装置を制御する発射制御装置74、払出装置44を制御する払出制御装置75等が接続されている。これらの制御装置の構成及び動作は公知のものと同様である。
主制御装置70は、遊技盤情報や枠情報に基づいて遊技盤11に装着されている可変入賞装置などを制御するとともに各種のコマンドを表示制御装置71、音声制御装置72、ランプ制御装置73、発射制御装置74、払出制御装置75に送って、制御動作などを指示できる。
このパチンコ機1においては、主制御装置70は、パチンコゲームに必要な各種の制御処理、例えば可変入賞装置の開閉制御、始動入賞があったときの大当たり判定、特別図柄表示装置における大当たり判定結果の表示制御、大当たり判定が当たりであったときに大入賞装置(図示略)を開放して特別遊技を実行するための制御処理等を行う。これらの制御処理等は公知のものと同様である。
但し、図5に示すように、ランプ制御装置73には2つのリニアステッピングアクチュエータ90a、90bが接続されており、主制御装置70は、ランプ制御装置73を介してこれらリニアステッピングアクチュエータ90a、90bを制御するための球箱判定処理(図6)を繰り返し実行している。
リニアステッピングアクチュエータ90a、90bは、ステッピングモータである本体91、固定用のプレート92、前部軸受93、出力部材に該当するシャフト94等からなっている。
リニアステッピングアクチュエータ90a、90bの本体91の構造は公知のステッピングモータとほぼ同様である。ただ、シャフト94はロータ(図示しない)を貫通していて、ロータと共回りするものの、その軸方向に沿ってロータとの相対位置を変化可能である点、つまりシャフト94が前後に移動可能である点が通常のステッピングモータとは異なる。また、前部軸受93には雌ねじが設けられシャフト94にはこれに整合する雄ねじが設けられている点でも通常のステッピングモータとは異なる。
こうした特徴により、ロータが回転すると、その回転方向に応じてシャフト94が前後に移動する。また、ロータが停止すればシャフト94はその時の位置で止まったままになる。
リニアステッピングアクチュエータ90aは球抜きボタン23の背後に配置されており、シャフト94を前進させるとこれが球抜きボタン23の背部に当接して押し込みを阻み、シャフト94を後退させると球抜きボタン23の背部から離れるので球抜きボタン23を押し込み可能になる。
リニアステッピングアクチュエータ90bは球抜きレバー31の後方に配置されており、シャフト94を前進させるとこれが球抜きレバー31のスライド経路に進出して球抜きレバー31のスライド操作を阻み、シャフト94を後退させるとスライド経路から退去するので球抜きレバー31のスライド操作が可能になる。
図6に示すように、球箱判定処理では、主制御装置70は、まず測距センサSの計測値を入力し(S101)、その計測値が不在値、縁部値、底部値のいずれになるかを判断する(S102)。上述したように不在値、最大縁部値、最大底部値及び最小底部値が設定されており、不在値以上はすべて不在値、最大底部値〜最小底部値は底部値、最大縁部値以下なら縁部値と判断する。
そして、その判断結果(不在値、縁部値、底部値を示すデータ)を測定値記憶部に記憶する(S103)。
測定値記憶部には上記の判断結果のデータが時系列に記憶される構成であり、今回のデータが上記の時系列上では最新のものになる。また、測定値記憶部の記憶容量には限度があり、これが満杯状態になると最古のデータが消去され、最新のデータの記憶を可能にする。
次に、測定値記憶部のデータを比較して(S104)、不在値から縁部値への変化が認められるか(変化1)、縁部値から底部値への変化が認められるか(変化2)、底部値又は縁部値から不在値への変化が認められるか(変化3)或いは変化なしかを判断する(S105)。
不在値から縁部値への変化が認められたときは(変化1)、測距センサSの下方に球箱61の上縁部64が進入してきたと見てよいので(図2参照)、縁部フラグをセットする(S106)。
縁部値から底部値への変化が認められて(変化2)、縁部フラグがセットされているなら(S107:YES)、測距センサSの下方を上縁部64が通過して底部62が測距センサSの下方にあると、すなわち球箱61が排出樋24の下方に適切に配置されたと見てよいので(図2参照)、球抜きボタン23の押し込み(先端排出弁21の開弁)及び球抜きレバー31のスライド操作(池内排出弁28の開弁)を可能な状態にする(S108)。
具体的には、シャフト後退を指示するコマンドをランプ制御装置73に送信する。ランプ制御装置73は、このコマンド受けると2つのリニアステッピングアクチュエータ90a、90bを稼動させてシャフト94を後退させる。これにより、球抜きボタン23の押し込み操作及び球抜きレバー31のスライド操作が可能になる。なお、リニアステッピングアクチュエータ90a、90bへの通電を停止すれば、シャフト94はその時の位置で止まったままになるので、給電(稼動)はシャフト94を後退させる間だけである。
また、球箱61が排出樋24の下方に存在することを示す球箱フラグをセットして、測定値記憶部に記憶されていた判断結果のデータを全て消去する(S109)。
一方、縁部値から底部値への変化が認められても(変化2)、縁部フラグがセットされていなければ(S107:NO)、何らかのエラーがあったことになるから、S108、S109の処理は行わない。
底部値又は縁部値から不在値への変化が認められて(変化3)、球箱フラグがセットされているなら(S110:YES)、測距センサSの下方すなわち排出樋24の下方から球箱61が除去されたと見てよいので、球抜きボタン23の押し込み(先端排出弁21の開弁)及び球抜きレバー31のスライド操作(池内排出弁28の開弁)を不可能な状態にする(S111)。
具体的には、シャフト前進を指示するコマンドをランプ制御装置73に送信する。ランプ制御装置73は、このコマンド受けると2つのリニアステッピングアクチュエータ90a、90bを稼動させてシャフト94を前進させる。これにより、球抜きボタン23の押し込み操作及び球抜きレバー31のスライド操作が阻まれる(不可能になる)。なお、リニアステッピングアクチュエータ90a、90bへの通電を停止すれば、シャフト94はその時の位置で止まったままになるので、給電(稼動)はシャフト94を前進させる間だけである。
また、球箱フラグをクリアして、測定値記憶部に記憶されていた判断結果のデータを全て消去する(S112)。
以上のように、本実施例のパチンコ機では、主制御装置70が測距センサSの計測値を監視していて、測距センサSの計測値が不在値から縁部値を経て底部値に変化すれば排出樋24の下方に球箱61が配置されたと判定し、ランプ制御装置73を介してリニアステッピングアクチュエータ90a、90bを制御して球抜きボタン23の押し込み(先端排出弁21の開弁)及び球抜きレバー31のスライド操作(池内排出弁28の開弁)を可能な状態にするので、遊技者が球箱61が置かれていないのを失念して球抜きボタン23又は球抜きレバー31を開操作してしまって、遊技球を散逸させるのを防止できる。また、球箱61が置かれていても位置がずれていたために同様に散逸するのも防止できる。
しかも、パチンコ機や球箱に位置決め用の凹部又は凸部などを設ける必要はなく、そのような特別な球箱ではない一般に販売されている球箱を使用できる。
また、測距センサSの計測値が底部値又は縁部値から不在値に変化すれば、排出樋24の下方から球箱61が除去されたと判定し、ランプ制御装置73を介してリニアステッピングアクチュエータ90a、90bを制御して球抜きボタン23の押し込み(先端排出弁21の開弁)及び球抜きレバー31のスライド操作(池内排出弁28の開弁)を不可能な状態にするので、球箱61が取り去られたときにも上記の遊技球の散逸を防止できる。
[その他]
実施例では測距センサSの計測値を主制御装置70に入力し、主制御装置70が図6の箱判定処理を行う構成としているが、リニアステッピングアクチュエータ90a、90bを制御する制御装置(実施例ではランプ制御装置73)に測距センサSの計測値を入力し、この制御装置が図6と同様の箱判定処理を行って、自身でリニアステッピングアクチュエータ90a、90bを制御する構成にしてもよい。
また、リニアステッピングアクチュエータ90a、90bをソレノイド等に変更することも可能である。
球箱の一例の斜視図(a)及び断面図(b)。 測距センサによる測距の説明図。 実施例のパチンコ機の平面図(a)及び正面図(b)。 実施例のパチンコ機の背面図。 実施例のパチンコ機の制御系の主要部説明図。 実施例のパチンコ機で主制御装置が実行する箱判定処理のフローチャート。
符号の説明
1・・・パチンコ機(遊技機)、
15・・・供給皿、
21・・・先端排出弁、
22・・・先端排出路、
23・・・球抜きボタン、
24・・・排出樋、
28・・・池内排出弁、
29・・・池内排出路、
31・・・球抜きレバー、
44・・・払出装置、
61・・・球箱、
62・・・底部、
63・・・側壁部、
64・・・上縁部、
70・・・主制御装置、
73・・・ランプ制御装置、
90a、90b・・・リニアステッピングアクチュエータ、
S・・・測距センサ。

Claims (2)

  1. 払出装置から払い出された遊技球を受け容れて貯留する球受皿と、
    前記球受皿に貯留されている遊技球を、遊技機に取り込ませるための経路とは異なる経路にて誘導して、遊技機の前面側の機外へ排出するための排出路と、
    前記排出路による遊技球の排出を遮断する閉状態と前記排出路による遊技球の排出を許す開状態とに可変の開閉手段と
    を備える遊技機において、
    前記排出路から機外へ排出される遊技球を受け容れるために前記排出路の排出口の下方に配置された球箱の底部の上方になる位置に設置されて、自身の下方に位置する物体との距離を計測する測距センサと、
    前記測距センサの計測値が、
    前記排出口の下方に球箱が存在しないことを示す不在値から、
    前記排出口の下方に球箱の縁部が存在することを示す縁部値を経て、
    前記排出口の下方に球箱の底部が存在することを示す底部値に
    変化すれば前記排出口の下方に球箱が配置されたと判定し、
    該球箱が配置されたとの判定を前提条件として、前記開閉手段の前記閉状態から前記開状態への切り替わりを可能にする切替許可手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    前記切替許可手段は、前記測距センサの計測値が前記底部値又は縁部値から前記不在値に変化すれば、前記排出口の下方から球箱が除去されたと判定し、前記開閉手段の前記閉状態から前記開状態への切り替わりを禁止する
    ことを特徴とする遊技機。
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