JP2008193271A - 受動光網システムおよびその運用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
複数の子局から親局へ送信される高速のバースト信号を経済的な構成で受信できる親局を実現し、複数の子局から親局への帯域使用効率の優れた受動光網システムを提供する。
【解決手段】
システム立上げ時や運用中に新たな子局が追加された際に、親局が子局毎の受信信号の大きさに基づき、予め設定しておいた複数の閾値候補の中から受信信号の識別に適当な閾値を選択して記憶し、システムの運用中は、親局が各子局に対して信号の送信許可を出すことに対応して、光信号を送信してくる子局が変わる毎に、記憶しておいた子局対応の閾値を受信回路に設定して光信号を受信する構成を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の加入者接続装置が光伝送回線を共有する受動光網システムの構成ならびに運用方法に関する。
大容量の画像信号やデータを通信網を介して送受信する為に、通信網の高速・広帯域化が加入者を通信網へ接続するアクセス網でも進められ、国際電気通信連合(以下ITU−Tと称す)の勧告G984.1−3等で規定された光受動網システム(Passive Optical Network system:以下PONと称する)の導入が図られている。PONは、上位の通信網と接続される光多重終端装置(Optical Line Terminator:以下OLTと称する)と、複数の加入者の端末(PCや電話)を収容する光網終端装置(Optical Network Unit:以下ONUと称する)とを、基幹光ファイバと光スプリッタと複数の支線光ファイバとから成る光受動網で接続したシステムである。具体的には、各ONUに接続された端末(PC他)からの信号を光信号で支線光ファイバから光スプリッタを介して基幹光ファイバで光学(時分割)多重してOLTに送り、OLTが各ONUからの信号を通信処理して上位の通信網に送信する、あるいは、OLTに接続される他のONUに送信するという形態で通信を行うものである。
各ONUは、例えばG984.1の8および9章の規定では、OLTから基幹光ファイバと支線光ファイバを併せた光ファイバの長さ(伝送距離)が0〜20km、20km〜40km、40km〜60kmの範囲内で任意に設定される。すなわち、各ONUとOLT間の伝送遅延がばらつく為、各ONUが信号を送信しても基幹光ファイバ上で各ONUから出力される光信号同士が衝突・干渉する可能性がある。このため、例えばG984.3の10章で規定したレンジング技術を用いて、OLTとONUとの間の距離測定を行った後に、各ONUがあたかもOLTから等距離(例えば20km)に設置されたかのように、各ONUの出力信号の遅延を調整する。そして、OLTは、各ONUに送信を許可する信号の帯域を決めると、各OLTとの距離が等距離であるとの前提で、各ONUからの光信号が基幹光ファイバ上で衝突・干渉しないように各ONUへ送信タイミングを指定する。尚、各ONUからの信号の先頭にはOLTが基幹光ファイバで多重された各ONUからの信号を識別して処理できるように、例えばG.984.2の8.8.3章に規定であれば、最大12バイトからなる干渉防止用のガードタイム、OLT内受信器の信号識別閾値の決定およびクロック抽出に利用するプリアンブル、受信信号の区切りを識別するデリミタが付加されている。
しかし、上述のように光信号同士の衝突を避けても、実際の光ファイバ長は異なっているのでOLTで受信する各OUNからの光信号の受信レベルは大きく異なる。このため、OLTでは各ONUからの光信号を受信する毎に、光信号のプリアンブルを用いて受信した光信号の受信レベルを測定してOLT内の受信器の信号識別閾値やクロックの位相を該ONU対応に調整後、各ONUからの信号を受信する構成である。尚、特開2002−57627号公報(特許文献1)に開示されたように、信号識別閾値を調整する代わりに、受信信号レベルを測定後に光増幅器を用いて受信信号を所定のレベルまで増幅してから信号を受信する構成をとることも可能である。
ITU−T勧告G984.1 ITU−T勧告G984.2 ITU−T勧告G984.3 特開2002−57627(特許第3567867号) 特開2001−292148
PONの開発・導入は64kbit/秒のような低速信号から始まり、より高速なBPON(Broadband PON)や2.4Gbit/秒程度の信号を扱うGPON(Gigabit PON)の導入を進めている。更に、今後は10Gbit/秒から40Gbit/秒の信号を扱うことが可能な高速PONの実現が求められている。また、これらのPONは、従来の固定長信号からバースト状の可変長信号(バースト信号)も扱うようになってきている。
上述したように、各ONUからの多重化された光信号を受信するOLTのバースト信号の受信回路は、光信号の受信レベルが大きく異なるので、このばらつきに対応可能な広いダイナミックレンジと、短時間で各ONUからの光信号を正確に受信出来るような高速追従性の両者が求められる。しかし、例えば光信号の伝送速度が1.2Gbit/秒であれば、OLTの受信回路において数バイトの短時間で受信信号の信号識別閾値決定やクロックの調整を行う高速追従性を達成するには、光信号伝送速度の数倍以上の速度(4Gbit/秒から10Gbit/秒程度)で動作する高速デバイスを用いた受信回路の実現が要求される。この傾向は今後の更なる高速化においても同様である。このような高速の伝送速度に対応できるデバイスを用いた受信回路の経済的な供給は容易ではない。もちろん、受信回路を高速化せずにバースト信号に先立つプリアンブルを長くし、ゆっくりと各ONUからの信号に追従する構成とすれば受信器の追従性として求められる性能は緩和される。しかし、プリアンブルを長くすれば、各ONUからの信号の伝送に使用できる正味の帯域が減少して帯域使用効率が低下する。すなわち、システムを高速化する目的に反してしまう。また、特許文献1のような増幅器を導入する構成では、受信回路の構成は若干簡単になるが、受信した光信号の受信レベル測定が必要なことに変わりは無く、能動素子を使用した高価な増幅器を用いる構成になってしまうため、受動素子で構成されたPONの経済化は達成し難くなる。
本発明の目的は、上記のような課題を解決する構成を備えたPONを提供することにある。すなわち、高速のバースト信号を経済的な構成で受信でき、各ONUからのプリアンブルをなくす、あるいは短くすることで各ONUから送信できる信号を増やすことができる帯域使用効率の優れたPONを提供することにある。
上記課題は、PONのシステム立上げ時や運用中に新たなONUが追加された際に、OLTがONU毎の受信信号の大きさに基づき、予め設定しておいた複数の閾値候補の中から受信信号の識別に適当な閾値を選択して記憶し、PONの運用中は、OLTが各ONUに対して信号の送信許可を出すことに対応して、光信号を送信してくるONUが変わる毎に、記憶しておいた該ONU対応の閾値を受信回路に設定して光信号を受信する構成を備えることで解決される。
予め設定しておいた複数の閾値候補の中からの閾値選択は、ONUが通常運用に入る前に実施するレンジング(距離補正)の過程において、受信器で信号を受信できる閾値の候補を所定の規則に基づく順序で受信回路に与えてレンジングを行い、レンジングが成功した閾値を該ONU対応の閾値として記憶する構成とした。
尚、距離が遠いONUからの信号ほど光ファイバでの損失が大きいために受信する光信号のレベルが小さくなり、かつ、OLTとONU間の距離に比例した遅延時間後に受信されるので、レンジングの過程において、ONUからの光信号をレンジングの始めでは大きな閾値で待ち、時間の経過に対応して小さい閾値に切替えて光信号を待つ構成としても良い。この構成によれば、予め設定しておいた複数の閾値候補を満遍なく試さなくとも、よりレンジングが成功する確率の高い閾値候補の中から適当な閾値を短時間で探すことが可能となり、PONやONUの起動時間を短縮することも出来る。
本発明により、高速のバースト信号を経済的な構成で受信でき、各ONUから送信できる信号を増やすことができる帯域使用効率の優れたPONを提供できる。
以下、図面を用いて本発明によるPONの構成と動作を、ITU−T勧告G984で規定されたGPONの構成と動作を例に挙げて、詳細に説明する。
図1は、PONを使用した光アクセス網の構成例を示す網構成図。図2と図3は、それぞれ、OLTからONUへの光信号とONUからOLTへの光信号の構成を示すフレーム構成図である。また、図4は、PONの動作シーケンスの一例を示すシーケンス図で、図5は、PONの動作例を示した説明図である。
図1で示したように、アクセス網1は、PON10を介して上位の通信網である公衆通信網(PSTN)/インターネット20(以下、上位網と称することがある)と加入者の端末(Tel:400,PC:410等)とを接続して通信を行う網である。PON10は、上位網20と接続されるOLT(以下、親局と称することがある)200、加入者の端末(電話(Tel)400、PC410等)を収容する複数のONU(以下、子局と称することがある)300とを備え、基幹光ファイバ110と光スプリッタ100と複数の支線光ファイバ120からなる光受動網でOLT200と各ONU30を接続して上位網20と加入者端末400,410との通信、または、加入者端末400,410同士の通信を行うものである。ONU300は、勧告G984に従えば、最大64台迄OLT200に接続可能である。図1では、5台のONU300が図示されており、それぞれOLT200からの光ファイバ長が異なる状況を示している。同図では、ONU300−1をOLT200からの光ファイバ長が1km、ONU300−2をOLT200からの光ファイバ長が10km、ONU300−3をOLT200からの光ファイバ長が20km、ONU300−4をOLT200からの光ファイバ長が10km、ONU300−nをOLT200からの光ファイバ長が15kmの距離にそれぞれ設置した例を示している。
OLT200から各ONU300への信号は下り信号130と呼ばれ、図2(a)で示したように、125μSのフレーム内に、フレーム同期パタン1901、PLOAM領域1902、グラント指示領域領域(US Bandwidth MAP)1903からなる制御信号と、各ONU300への信号が時分割多重されたフレームペイロード1904とで構成され各ONUに同報される。各ONU300は、制御信号から受信信号が自分宛の信号であるか否かを判定して、以下で説明する制御信号に応じた各種動作を行ったり、信号を宛先の端末400、410に送信したりする。
一方、各ONU300からOLT200への信号は上り信号150と呼ばれ、図3で示したように、PLOAM領域1203、キュー長領域1204からなる制御信号と該ONUの端末400、410からの信号を入れた可変長のフレームペイロード1205とからなるバーストデータ2000に、OLT200が各ONU300からのバーストデータ認識して処理するためのプリアンブル2101とデリミタ2102とからなるバーストオーバヘッド2100を付加したものである。尚、プリアンブル2101の前に示したガードタイム1617は、各ONUからの送信信号を分離するための無信号(光信号OFF状態)領域であり、勧告G984.3では、このガードタイム1617とバーストオーバヘッド2100の合計が最大12バイトと規定されている。図1に示したように、ONU300−1の上り信号150−1、ONU300−2の上り信号150−2、ONU300−3の上り信号150−3、ONU300−4の上り信号150−4、ONU300−nの上り信号150−nは、光スプリッタ100を通った後に基幹光ファイバ110上で時分割多重され、多重光信号140となりOLT200に到達する。尚、ONU300とOLT200の間の光ファイバ長が異なるため、多重光信号140は、図示したように、各ONUからの光信号のレベルが異なる信号が時分割多重される形態となる。
PON10では、OLT200と各ONU300との伝送距離が異なるため、各ONU300からの上り信号150が基幹光ファイバ110上で衝突・干渉しないようにレンジングという動作が運用開始時やONU追加の際に実行される。具体的には、図4で示したように、OLT200からあるONU300(例えばONU#1:300−1)にグラント指示領域1903を用いてRanging request信号310−1を送信すると、ONU300−1は、該request信号310−1受信後に規定された時間だけ遅らせたタイミングでRanging response信号311−1をOLT200に送信する。OLT200は、Ranging request信号310―1の送信タイミングとRanging response信号311―1の受信タイミングの差からONU300−1までの距離を判定後、該OLT300−1があたかも所定の距離(例えば20km)に設置されたかのように見える遅延量を求め、PLOAM領域1902を用いたRanging time message312−1でこの遅延量を通知する。ONU300−1ではこの遅延量を装置内に設定して以降の動作(通信)に備える。図4で示したように、他のONU300にも同様な制御が繰り返されると、図5で示したように、各ONU300がOLT200から同じ伝送距離に設置されたかのように見えて以降の運用が実施される。
本発明のPON20では、詳細は後述するが、上述したレンジングの期間に、各ONU300から受信するRanging response信号311を利用して、予めOLT200内に設定しておいた複数の受信信号の識別閾値候補の内から各ONU300からの光信号を正しく受信できる閾値を選択して記憶し、以降のPON20の動作では、各ONU300からの信号を受信する際に受信回路がこの記憶した閾値を使用して光信号を確実に受信して通信を行うものである。
具体的には、レンジングが終了してOLT200と各ONU300とでの通信(信号の送受信)が開始されると、OLT200は、各ONUからの要求や予め契約等で決定しておいた制御パラメータに基づき各ONU300へ送信許可する信号の量(帯域)を決定する動的帯域割当て(Dinamic Bandwidth Assignment:以下DBAと称する)を行う。具体的には、グラント指示領域1903を用いて、図2(b)で示した制御信号2001により各ONU300に信号を送信許可するタイミングをバイト単位で指定する。同図において、TCONTID2002は、帯域を割り当てる対象の識別子、Start2003はPLOAM領域1203の一部を除いた制御信号とフレームペイロード1205の信号を含んだバーストデータの送信開始タイミング、End2004はバーストデータ2000の送信終了タイミングを示している。ここで、TCONTとは、ONU300の内部で帯域を割り当てが実施可能な単位である。ITU−T勧告では、ONU300に複数個のTCONTが設定でき、上り送信許可タイミングの指定はこのTCONT毎に行われる。尚、本実施例では、各ONU300に1個のTCONTがあるという設定で説明を行う。
図5は、DBAが行われた後のPONの動作例を示したもので、上り信号の帯域を効率的に使用するため、各ONU300からの上り信号150が互いに衝突せず、かつ、大きく離れることもなく時分割多重されてOLT200で受信される。図2(b)と図5の例では、ONU#1(300−1)からの上り信号150−1は100から150の50バイト、ONU#2(300−2)からの上り信号150−2は170から200の50バイト、ONU#3(300−3)からの上り信号150−3は220から250の30バイト、さらにONU#n(300−n)からの上り信号150−nは270から300の30バイトが、基幹光ファイバ110上で、それぞれの光信号レベルが異なった状態で時分割多重されてOLT200で受信される様子を示している。尚、同図では各上り信号150として上記DBAで決定された帯域のバーストデータの送信位置を示したもので、先に説明したバーストオーバヘッド2100やガードタイムは、これら上り信号150の間(各上り信号150の前)に設置されている。本発明は、ガードタイムの間にOLT200の受信回路の閾値を次に光受信するONUに対応して記憶された閾値に設定することで光信号を正しく受信して通信を行い、バーストオーバヘッド2100やガードタイムを短くして上り信号の帯域の有効利用を図るものである。
以下、図面を用いてOLTの構成や動作を更に詳細に説明する。図6は、OLTの構成例を示すブロック図である。
OLT200は、図6(a)で示したように、上位網20と信号の送受信を行うインタフェースである網IF201、上位網20やONU300と送受信する信号を一旦蓄積するパケットバッファ202、送受信信号に通信処理(スイッチングや信号変換等)を行う通信処理部203、図2で示した下り信号130を組み立てる下りフレーム組立部204、電気信号を光信号に変換するE/O部210、基幹光ファイバ110と接続され受動光網を介してONU300と光信号の送受信を行うWDM(波長多重)フィルタ206、ONU300からの光信号をWDMフィルタ206経由で受信する受信回路220、図3で示した上り信号150のバーストデータ2000から制御信号とONUの端末400,410等からの信号を分離する上りフレーム分解部205、OLT全体を制御する制御部230とから構成した。尚、受信回路220は、受信光信号を電気信号に変換するO/E部221と、光信号のON/OFF状態をO/E部221で変換した電気信号から信号を、後述するような記憶してある閾値を用いて、識別(0/1の判定)する識別部(以下、ATC(Automatic Threshold Control)部と称する)222と、受信信号からクロックを抽出して位相調整を行うクロック抽出部223と、先に説明した信号の区切りを示すデリミタ(図3,2102)を検出するデリミタ検出部224とで構成され、各ONU300からの上り信号150からバーストオーバヘッド2100を除いたバーストデータ2000を出力するものである。又、制御部230は、各種制御データや各種機能を実現する制御プログラムを蓄積するメモリ322と、これら制御プログラムを実行してOLT200全体の制御を実行するCPU231、外部の保守装置(図示せず)とPON20の保守・運用に用いるデータを送受信するI/O233とで構成され、詳細は後述するが図6(b)で示したように、レンジングを行う距離測定部241、受信回路220のATC部222に設定するONU300からの受信光信号を識別するための閾値を管理する閾値管理部242と閾値記憶部243、DBAを行う帯域設定部244等の各種制御を行う機能ブロックを形成する。
上記構成のOLT200は、以下のように動作する。
(1)PONのシステム立上げ時や新たなONU300の設置時に、OLT200は、距離測定部241を用いたレンジングを行う。尚、距離測定部241は、詳細な説明は省略するが、制御部230に備えたCPU231とメモリ232の備えたプログラムにより、図4を用いて先に説明したような信号の送受信と動作を行うものである。OLT200は、距離測定部241が実施するレンジングの過程において、閾値管理部242とも連動して閾値記憶部243に予め設定しておいた受信信号の複数の識別閾値候補の中から所定の順序やタイミングで閾値の値を切替えながらATC222に設定することでレンジングの対象となるONU300からのRenging response(図4:311)を正しく受信できる(以下、レンジング成功と称することもある)ようにして、このレンジング成功時の閾値を該ONUの受信信号の閾値として閾値記憶部243に記憶させる。
(2)距離測定部241でのレンジングが終了すると、OLT200の帯域設定部244は、各ONU300から受信したキュー長領域(図3:1204)に格納されたONUが送信を待っている信号の量と、予め契約等に基づき設定されたトラヒック条件(例えば、該ONUあるいはTCONT毎の最低保証帯域や最大帯域)とを考慮してDBAを行い、各ONUに信号(バーストデータ2000)の送信タイミングをグラント指示領域(図2(b))で通知する。各ONU300は、OLT200に指示されたタイミングで上り信号150を送信するので、OLT200の受信回路220に各ONU300からの上り信号150が時分割多重された光多重信号140が入力される(図5参照)。
(3)OLT200は、上記のDBA動作の過程で、どのONU300から何時のタイミングで上り信号150が受信できるかを記憶しているので、帯域設定部243と閾値管理部242とが連動して、任意のONU300からの上り信号150を受信する前のガードタイムの間に閾値記憶部243にレンジングの結果で記憶しておいた該ONU300の受信信号の閾値をATC222に設定して該上り信号150を受信する。このプロセスは、光多重信号140に時分割多重された上り信号150の送信元ONU300が変わる毎に実施される。
上述のような構成と動作を行えば高速(高価な)デバイスを受信回路に用いなくともONU300からの光信号が受信できる。また、先に説明したようなバースデータ2000の前に付加するプリアンブル領域2101やデリミタ領域2102が短くしても(あるいは無くしても)バーストデータ2000が正しく受信できるので、この短くした分のバイトをONU300からの信号を入れるフレームペイロード1205に割り当てることで帯域の有効利用が可能となる。
ここで、受信信号を識別する閾値の設定例について説明する。図7は、閾値記憶部243に設定する閾値候補の例を示した説明図である。
受信信号を識別識別する最適な閾値値とは、1レベルの電圧と0レベルの電圧の中点であり、0レベルの電圧を0Vとみなすと最適閾値は1レベルの電圧の半分の値となる。ここで、例えばOLT200での受信信号のレベルが変動しうるダイナミックレンジを、光ファイバーと光スプリッタの損失のばらつきとして15dB、ONUの送信パワーのばらつきとして5dB、計20dBとして見込むとする。この20dBのダイナミックレンジは100倍の振幅差に相当するから、受信した光信号を受信器内で10mVから1000mVの電圧に変換するようにO/E部221を構成すれば、ATC222に設定する閾値は5mVから500mVの間で変化させなければならない。ATC222に設定する閾値と理想的な閾値との設定誤差は振幅の大きい信号ほど許容されるので、予め準備する複数の閾値候補の値をリニアスケールで設定せず、図7に示すような指数関数的なスケールで設定することが合理的である。本実施例では、閾値V1を5mV、閾値V11を50mV、閾値V21を500mVとし、その間の電圧を指数関数で補完して、V1〜V21の21個の閾値を候補として予め閾値記憶部243に設定しておく構成とした。尚、上記説明は一例であり、光ファイバ110,120や光スプリッタ100の特性(損失)やO/E部221の変換特性によってダイナミックレンジは変動するし、PONで許容される信号の誤り率によって準備する閾値候補の数や各候補値の補完関係は変わりうるもので、本実施例に限定されるものではない。
図8は、OLTの受信回路220の構成例を示したブロック図であり、O/E部221とATC220の構成例を示したものである。
O/E部221は、高電圧バイアス源2210に接続されたAPD(アバランシェフォトダイオード)2211が高電圧で逆バイアスされて受信した光信号をアバランシェ効果により増幅して電流に変換するものである。この増幅作用により、1Gbit/秒を超える高速信号が−30dBm程度の微弱な光信号として入力される場合でも正しくデータを識別することが可能となる。変換された電流は抵抗2212と増幅器2213から構成されるTIA(トランスインピーダンスアンプ)2214で電圧に変換される。閾値管理部242から与えられた閾値は、D/A変換器2220でアナログ電圧2222に変換されて増幅器2221に与えられ、TIA2214からの電圧は、このアナログ電圧2222と比較されて0または1に識別された信号が出力される。このように、閾値を増幅器2221に与えて受信信号を識別する構成とすれば、先に述べたようなレベル測定回路等を実現するための高速(高価な)デバイスを付加しなくてもATC222が提供できる。すなわち、高速のバースト光信号を経済的な構成で受信出来るようになる。
図9は、OLTの帯域設定部244の構成例を示したブロック図である。
OLT200には、各ONU300を備えた加入者との契約により定めたトラヒック条件(最低保証帯域、最大許容帯域、優先度等)が外部の保守装置(図示せず)からI/O233を介して制御部230に予め設定されている。具体的には、帯域設定部244の中で各ONUへの帯域割当て等のDBA処理を行う帯域割当て部2440に設定されている。尚、これらのトラヒック条件の設定を各ONU300からの信号に入れて、上りバーストフレーム分解部205で分離した制御信号を用いて設定する構成をとっても良い。一方、各ONU300からは、TCONTと呼ばれる帯域割り当て単位で送信を待っている信号の量を通知するキュー長レポートがキュー長レポート領域(図3:1204)によって通知されるので、このキュー長レポートを上りバーストフレーム分解部205を経由して帯域割当て部2440に入力する。帯域割当て部2440では、これら各ONU(あるいはその中のTCONT)毎の送信待ち信号量とトラヒック条件を用いて、例えば特開2001−292148(特許文献2)で示されたようなDBAのアルゴリズムに従って、各ONU300に割り当てる帯域(送信を許可するフレームペイロードの大きさ:Length)を計算する。尚、DBAのアルゴリズムはPONの要求条件によって変わりうるもので、上記アルゴリズムに限定されるものではない。Start/End決定部2441は、計算された各ONU(あるいはTCONT)毎のLengthに基づき、ガードタイムやバーストオーバヘッド2100の長さを考慮した上で、各ONU300からの上り信号150が基幹光ファイバ110上で衝突・干渉しないように、各バーストデータ2000の送信開始タイミングStartと送信終了タイミングEndをバイト単位で決定し、該バーストデータの識別子TCONTIDとともにグラントテーブル2442に記憶させる。尚、システム立上げ時や新たなONU300設置時には、先に説明したようなレンジングが行われ、上記DBAによるバーストデータの送信タイミング設定が中止されるが、これを示す信号もStart/End決定部2441が生成する構成とした。
上記TCONTID、Start、Endの値やレンジングの有無は、下りフレーム組立部204に送信され、下り信号130のグラント指示領域1903等の制御信号を用いて各ONU300に通知される。各ONU300では、受信した制御信号に基づき指定されたタイミングでバーストデータ2000を含む上り信号150をOLT200に向け送信する。また、上記TCONTID、Start、Endの値やレンジングの有無は、閾値管理部242にも送信され、後述するような本発明のATC222への閾値設定に使用される。
図10は、OLTの閾値管理部242と閾値記憶部243の構成例を示したブロック図である。
閾値管理部242は、レンジングの実施中の時間(バイト数)を計数するレンジング窓カウンタ2421と、あるONU300に対して実行するレンジングの回数を計数するレンジング回数カウンタ2422と、距離測定部241や帯域設定部244からの制御信号および前記2つのカウンタ2421と2422の値を用いて閾値記憶部243に設定しておいた複数の閾値から適当な閾値を選択する閾値選択演算部2420と、該演算部2430の指示で閾値記憶部243から選択された閾値をATC222に出力するセレクタ2423とで構成した。また、閾値記憶部243には、レンジングの際に用いる複数の閾値候補を記憶しておくレンジング時閾値テーブル2430と、レンジングの際に各ONU300対応に複数の閾値候補の中から選択された受信信号の識別閾値を記憶する運用中閾値テーブル2431とを備える構成とした。レンジング時閾値テーブル2430には、図7で説明したような、PON20に対応して決定した複数の閾値候補を予め監視制御部230のI/O233を介して保守端末(図示せず)から設定しておき、運用中閾値テーブル2431は、レンジングを実施した際に閾値管理部242が複数の閾値候補の中からONU毎に正しく上り信号150を受信する閾値を設定するものである。尚、本実施例では、閾値を格納する2種類のテーブルを備える構成としたが、運用中に受信回路220に設定する閾値が何らかの記憶手段に格納されていれば良いものであり、本実施例の構成に限定されることはない。
図11は、閾値選択演算部2420の動作例を示した動作フロー図、図12は、レンジング時閾値テーブル2430の構成例(閾値候補の設定例)を示したメモリ構成図である。また、図13は、レンジング時にATC222に設定される閾値とレンジングの動作例を示したPON20の動作説明図である。以下、本発明のOLT200がレンジングを利用して各ONU300から受信する光信号の信号識別に適当な閾値を選択していく動作を説明する。
レンジング自身は、例えばG984.3等勧告で規定され、先に図4を用いて説明したようにPON20の運用開始時や新たなONU300の追加があった場合に実行されるもので、各ONU300からのRanging response信号311をOLT200が正しく受信することで実施される。あるONU300に対するレンジングは、各ONU300からの信号送信を停止した上で、所定の期間内に該ONUからのRanging response信号311を捜す(受信する)ものである。尚、本実施例では、この所定期間を最大でOLT200から20km離れたONU300がRanging response信号311を送信してもOLT200で受信可能な遅延時間を考慮して250μ秒とした。もちろん、PONの構成に依存するもので、この値に限定されるものではない。また、レンジングは成功するまで所定の間隔で繰返し実行されるものであり、本実施例では、あるONUに対するレンジングを1m秒に成功するまで繰り返す構成とした。この値もPONの構成や運用方法により代わりうる値で、本実施例の値に限定されるものではない。
一般にOLT200とONU300との距離が短いほど伝送遅延は小さく、また、ONU300からの光信号も減衰を受けずに大きなレベルでOLT200に受信される。すなわち、レンジングを実施しているときは、OLT200から近くに位置するONU300からは信号レベルの大きい(高い)Ranging response信号311がレンジング開始から短時間で受信され、遠くに位置するONU300からは信号レベルの小さい(低い)Ranging response信号311がレンジング開始から遅れて受信されることになる。本発明のOLT200は、この性質を利用して、1回のレンジング期間を複数の区間に分け、レンジング開始直後の区間は大きな閾値をATC222に設定してRanging response信号311を受けるようにし、以降時間が経過する毎にある区間でATC222に設定する閾値をより小さな値に切り替えてRanging response信号311を受けるようにしたものである。そして、レンジング成功までレンジングを繰返し、レンジングが成功した(Ranging response信号311を正しく受信した)時点でATC222に設定されていた閾値を記憶しておき、以降の運用中に該ONU300からの上り信号150を受信する際は、ATC222にこの記憶された閾値を設定するものである。
具体的には、250μSのレンジング期間を1区間が12.5μSの20区間に分け、各区間毎に予め準備した閾値をATC222に設定してONU300からのRanging response信号311を受信するようにしたもので、レンジング時閾値テーブル2430を、図7で説明した閾値候補を用いて、図12のメモリ構成図に示したように構成した。すなわち、レンジング回数24300に対応して各区間毎24301にATC220へ設定する閾値23402を変えて記憶させる構成である。同図では、レンジング回数が1〜3回の場合は、レンジング開始時の最初の0〜12.5μS(ONU300までの距離が0〜1kmに相当)に最大の閾値V21を設定し、レンジング時間が12.5〜25μS(ONU300までの距離が1〜2kmに相当)では閾値V20を設定し、以下、12.5μS経過(ONU300までの距離が1km延長相当)毎に閾値の値を小さく設定する構成とした。尚、レンジング回数を1〜3回としたのは、上り伝送路でランダム誤りが存在するのでレンジングを通常複数回(本実施例では3回)行うのに対応させたためである。
より詳細には、(1)帯域設定部244からレンジングの実行か通常の運用かの指示が来るので、閾値選択演算部2420は、まずレンジングの開始時に(図11:5000)レンジング回数カウンタ2422でレンジングの回数を確認してレンジング時閾値テーブル2430から該当レンジング回数での初期設定閾値を読み出すアドレスを指定して閾値を読み出し、セレクタ2423を介してATC220に読み出した閾値を設定する他、レンジング実施中の時間を計測するレンジング窓カウンタ2421をスタートさせる(図11:5100)。
(2)閾値選択演算部2420は、レンジング窓カウンタ2421が所定の時間(区間長の12.5μS)を計測する毎に、次に設定する閾値を読み出すアドレスを指定して新たな閾値を読出しATC222に設定し直す(図11:5200,5300)。この過程で、受信回路220がRanging response信号311を正しく受信すると、レンジングの成功を距離測定部241が通知してくるので(図11:5400)、その時にATC222に設置していた閾値を運用中閾値テーブル2431に書き込むように閾値記憶部243の各テーブル2430と2431を制御し、各カウンタ2421と2422をリセットする(図10、図11:5700)。
図13は、あるONU300に対するレンジング期間中1802の各区間12.5μS毎にATC222に設定される閾値2222が変更される様子を示している。ここで、該ONU300からのRanging response信号311が、図示したように閾値V19を設定している区間で受信できれば、このV19の値が該ONUの識別子とともに運用中閾値テーブル2431に記憶される。もちろん、この時点でレンジングは終了して図示したV19以降の動作は省略されるが、ATC222に設定した閾値とRanging response信号311の受信タイミングとが上手く合わない場合はレンジングが成功しないので、以下の手順に進む。
(3)閾値選択演算部2420は、各区間での閾値の変更をレンジング期間実施して(図11:5500)、この間にレンジング成功を受信しなければ、一旦レンジング窓カウンタ2421をリセットし、レンジング回数カウンタ2422を+1増加して次のレンジング開始に備える(図11:5600)。
(4)閾値選択演算部2420は、例えば、1〜3回のレンジングが成功しないために閾値を選択できなければ、次のレンジング実行時にはレンジング時閾値テーブル2430内の4〜6回目の閾値しきい値(1〜3回の閾値以下に設定してある)を用いて次のレンジングを試みる。
このように本実施例では、最大63回のレンジングを行えば、あるONU300のレンジングが完了して運用中に該ONUからの上り信号150を正しく受信できる受信回路の閾値が複数の閾値候補の中から選択され設定できる。尚、レンジング実施の周期を1m秒としても、最悪63m秒でレンジングと閾値の選択が完了するのでONU300の起動が長時間待たされることはない。尚、本実施例で説明したレンジング期間の長さ、分割する区間の数、各区間で設定する閾値の値、レンジングの実施周期や回数は、図7の説明でも述べたように、PON20の構成や要求される性能によって適宜変更して構わないものであり、この値に限定されるものではない。
上述した構成や動作により閾値をATC222に与えて受信信号を識別する構成とすれば、レベル測定回路等を実現するための高速(高価な)デバイスを付加しなくてもATC222が提供できるので、高速のバースト光信号を経済的な構成で受信出来るようになる。
図14は、レンジング実施時に設定された運用中閾値テーブル2431の構成例(閾値候補からONU300毎に選択された閾値の設定例)を示したメモリ構成図である。また、図15は、運用中にONU300から受信した上り信号150とATC222に設定した閾値との関係の一例を示したOLT200の動作説明図である。以下、本発明のOLT200が各ONU300から上り信号150を受信する際に適当な閾値を設定して信号を受信する動作を説明する。
運用中閾値テーブル2431は、ONU300の識別子(ONUID24310)と上述したレンジングの際に複数の閾値候補の中から選択された閾値24311とを記憶しておくもので、同図では、ONU#1〜ONU#3からの上り信号150を受信する場合に受信回路220に設定する閾値の値を示している。PONの運用中は、先に説明したようにOLT200の帯域設定部244がDBAにより各ONU300あるいはTCONT毎に送信を許可する信号の量を決定して送信を許可するタイミングを各ONU300に通知し、各ONU300は、この通知に基づき上り信号150を送信してくる。OLT200では、これらの上り信号が基幹ファイバ110上で時分割多重された多重光信号140を受信する際、どのONU300から送信された上り信号150かを認識した上で、該ONUの受信に適当な閾値を上り信号の受信前にATC222に設定して受信を行う。
具体的には、帯域設定部244がDBAで各ONU300での信号送信タイミングをバーストデータのStartとEnd指定するので、レンジングで各ONUの遅延量が調整された運用中であれば、どのタイミングでどのONU300からの信号を受信出来るか(受信しているか)をOLT200の制御部230は知っている。すなわち、(1)閾値選択演算部2420は、帯域設定部344からのレンジングの実行か通常の運用かの指示で運用中であることを認識すると(図11:5000)、図示しないタイマ(カウンタ)を動作させて現時点で受信している信号の時刻やフレーム内でのバイト位置を計数して、あるONU300(例えばONU#1:300−1)の指示した上り信号150が送信終了となるEndのタイミングになったかを調べる(図11:6000)。
(2)閾値選択演算部2420は、Endのタイミングであれば、次に受信する上り信号150に指示されたTCONTID、Start、Endの値を帯域設定部244から取り込み、どのONUからの上り信号であるかを識別した後、次に設定する閾値(例えばONU#2:300−2に対応した閾値V5)を読み出すアドレスを指定して運用中閾値テーブル2431から新たな閾値を読出しセレクタ2423を介してATC222に設定し直す(図11:6200)。この設定が終わると、取り込んだEndの値を用いて(1)の手順に戻る(図11:6300)。
図15は、ONU#1(300−1)、ONU#2(300−2),ONU#3(300−3)の順に上り信号150がDBAにより割り当てられ、多重化された多重光信号140をATC222の閾値を変更して受信していく様子を示している。ONU#1(300−1)からの上り信号150の受信が終了すると、次に来るONU#2(300−2)からの上り信号150が受信されるまでのガードタイム1617−1の間で、ATC222に設定される閾値2222がV17からV1に代わり、ONU#2からの上り信号150が受信出来るようになる。ONU#2(300−2)の信号受信が終了すれば、同様にガードタイム1617−2の間にATC222に設定される閾値2222がV1からV5に変更され次に来るONU#3(300−1)からの上り信号150が受信出来る。
上述した構成や動作により閾値をATC222に与えて受信信号を識別する構成とすれば、図15で示したように、ガードタイムの間に新たな閾値が設置できるので、プリアンブルとデリミタからなるバーストオーバヘッドを、従来のように勧告G984.3で規定された最大12バイトに設定する必要なく、ガードタイムと数ビットのデリミタがあれば上り信号の受信を可能とすることが出来る。すなわち、この削減したバイト分だけ各ONUにDBAで割り当てる帯域を増やすことが出来るので、帯域の有効利用が図ることも可能になる。例えば、勧告G984.3で規定された上り信号が1.24416Gbit/秒の速度で最大62個のONUに対して帯域を割り当てる場合であれば、仮にガードタイムとプリアンブルとガードタイムを2バイト迄短く出来れば、155,520ビット/フレームの中で10バイト×8ビット/バイト×62個/フレームの信号がペイロードに割当てることが可能となり、約1%の帯域がさらに有効に利用出来るようになる。
なお、運用中においては、温度変化等の環境変化や部品特性の経年変動等の変動要因により、OLTとONU間の実際の伝送距離が変動するので、ONUからの上り信号が指定したタイミングからずれて受信されることがある。このため、レンジングのプロセスでは、運用中の信号受信タイミングの変動を監視して、タイミングに変動が合った場合にはONUに設定する遅延量を補正している。この場合、受信信号のレベルも実際の伝送距離の変動に応じて変動するので、所定の値以上の遅延補正が発生した際には、上述した閾値候補の選択をやり直して運用中の適当な閾値を再設定する動作を追加すれば良い。
上記実施例の説明では、ITU−T勧告G.984.3準拠のGPONを例に挙げて説明したが、他のPON、例えば、同じくITU−T勧告G983.1準拠のBPONやIEEE802.3規格の64章で規定されるイーサネット(登録商標)PONや今後開発導入が進むであろう10Gbit/秒以上の高速信号を扱うPONでも適用可能であることは勿論である。
PONを使用した光アクセス網の構成例を示す網構成図である。 OLTからONUへの光信号の構成例を示すフレーム構成図である。 ONUからOLTへの光信号の構成例を示すフレーム構成図である。 PONの動作シーケンスの一例を示すシーケンス図である。 PONの動作例(1)を示した説明図である。 OLTの構成例を示すブロック図である。 OLTに備える閾値記憶部に設定する閾値候補の例を示した説明図である。 OLTに備える受信回路の構成例を示したブロック図である。 OLTに備える帯域設定部の構成例を示したブロック図である。 OLTに備える閾値管理部と閾値記憶部の構成例を示したブロック図である。 閾値管理部に備える閾値選択演算部動作例を示した動作フロー図である。 閾値記憶部に備えるレンジング時閾値テーブルの構成例を示したメモリ構成図である。 PONの動作例(2)を示した説明図である。 閾値記憶部に備える運用中閾値テーブルの構成例を示したメモリ構成図である。 PONの動作例(3)を示した説明図である。
符号の説明
20・・・光受動網システム(PON)、 100・・・光スプリッタ、
110・・・基幹光ファイバ、 120・・・支線光ファイバ、
200・・・光多重終端装置(OLT)、 300・・・光終端装置(ONU)、
220・・・受信回路、 222・・・ATC、 230・・・制御部、
231・・・CPU、 232・・・メモリ、
241・・・距離測定部、 242・・・閾値管理部、 243・・・閾値記憶部、
244・・・帯域設定部、 2420・・・閾値選択演算部。

Claims (9)

  1. 親局と複数の子局とを光スプリッタを含む光ファイバ網で接続した受動光網システムであって、
    前記親局は、前記複数の子局の各々からの光信号を0または1に識別する閾値を用いて受信する受信回路と、
    前記複数の子局の各々が光信号を送信するタイミングを決定して該複数の子局の各々に通知する帯域設定部、および、複数の光信号の閾値候補を備え、前記複数の子局の各々からの光信号を受信する閾値を子局に対応して該複数の閾値候補から選択して記憶する閾値管理部とから成る制御部とを備え、
    前記制御部は、任意の子局からの光信号の受信時は、前記帯域設定部の決定したタイミングに基づき、該子局の前に光信号を送信している別の子局の光信号送信が終了すると、前記閾値管理部が記憶した該子局対応の閾値を前記受信回路に設定することを特徴とする受動光網システム。
  2. 上記制御部は、上記受動光網システムの初期設定時、もしくは、新たな子局の接続時に、上記閾値管理部が所定の規則に基づき上記複数の閾値候補から上記複数の子局の各々に対応した閾値を選択して記憶することを特徴とする請求項1に記載の受動光網システム。
  3. 上記制御部は、上記複数の閾値候補から任意の子局に対応した閾値を選択する期間を計測して複数の区間に分けるカウンタを備え、該カウンタが第1区間から第2区間への移行を検出すると前記複数の閾値候補の中から該第2区間で上記受信回路に設定する閾値を前記第1区間で設定した閾値以下の閾値に切替え設定し、該子局からの光信号を受信出来た閾値を該子局に対応した閾値として記憶することを特徴とする請求項1もしくは2いずれかに記載の受動光網システム。
  4. 親局と複数の子局とを光スプリッタを含む光ファイバ網で接続した受動光網システムの運用方法であって、
    前記親局は、前記受動光網システムの初期設定時に、接続された前記複数の子局の各々から受信した光信号を0または1に識別する閾値を複数の閾値候補から前記複数の子局対応に選択して記憶し、
    運用中は、前記複数の子局の各々が光信号を送信するタイミングを決定して該複数の子局の各々に通知し、
    任意の子局からの光信号の受信時は、前記決定タイミングに基づき、該子局の前に光信号を送信している別の子局の光信号送信が終了すると、前記記憶した該子局対応の閾値を受信回路に設定することで各子局からの光信号を受信することを特徴とする受動光網システムの運用方法。
  5. 上記親局は、新たな子局の接続時も該子局から受信した光信号を0または1に識別する閾値を複数の閾値候補から選択記憶し、該子局の運用中は、上記決定タイミングに基づき、該子局の前に光信号を送信している別の子局の光信号送信が終了すると、記憶した該子局の閾値を上記受信回路に設定することで該子局からの光信号を受信することを特徴とする請求項4に記載の受動光網システムの運用方法。
  6. 上記親局は、上記複数の閾値候補から任意の子局に対応した閾値を選択する期間を複数の区間に分け、第1区間から第2区間へ時間が経過すると、前記複数の閾値候補の中から該第2区間で上記受信回路に設定する閾値を前記第1区間で設定した閾値以下の閾値に切替え設定し、該子局からの光信号を受信出来た閾値を該子局に対応した閾値として記憶することを特徴とする請求項4もしくは5いずれかに記載の受動光網システムの運用方法。
  7. 親局と複数の子局とを光スプリッタを含む光ファイバ網で接続した受動光網システムであって、
    前記親局は、前記複数の子局の各々と光信号を送受信する波長多重フィルタと、
    前記波長多重フィルタを介した前記複数の子局の各々からのオーバヘッドおよび制御信号と主信号から成るバーストデータとで構成された光信号を0または1に識別する閾値を用いて受信して該バーストデータを出力する受信回路と、
    受信した前記バーストデータを前記制御信号と主信号に分離するフレーム分解回路と、
    前記複数の子局宛の主信号と制御信号をフレーム信号に組み立てるフレーム組立て回路と、
    前記フレーム信号を光信号に変換して前記波長多重フィルタを介して前記複数の子局に送る電気−光変換回路と、
    上位網と前記親局とを接続する網インタフェースと、
    前記親局全体の制御を行う制御部とで構成され、
    前記制御部は、
    複数の光信号の閾値候補を備え、該複数の子局の各々からの光信号を受信する閾値を子局に対応して該複数の閾値候補から選択して記憶し、
    前記複数の子局の各々が光信号を送信するタイミングを決定して前記フレーム組立て回路を介して該複数の子局に通知し、
    任意の子局からの光信号の受信時は、前記決定したタイミングに基づき、該子局の前に光信号を送信している別の子局の光信号送信が終了すると、前記記憶した該子局対応の閾値を前記受信回路に設定して前記複数の子局からの光信号を受信することを特徴とする受動光網システム。
  8. 前記制御部は、前記複数の子局の各々が光信号を送信するタイミングを決定して該複数の子局の各々に通知する帯域設定部、および、上記複数の光信号の閾値候補を備え、前記複数の子局の各々からの光信号を受信する閾値を子局に対応して該複数の閾値候補から選択して記憶する閾値管理部とから構成され、
    任意の子局からの光信号の受信時は、前記帯域設定部の決定したタイミングに基づき、該子局の前に光信号を送信している別の子局の光信号送信が終了すると、前記閾値管理部が記憶した該子局対応の閾値を上記受信回路に設定することを特徴とする請求項7に記載の受動光網システム。
  9. 上記制御部は、上記複数の閾値候補から任意の子局に対応した閾値を選択する期間を計測して複数の区間に分けるカウンタを備え、該カウンタが第1区間から第2区間への移行を検出すると前記複数の閾値候補の中から該第2区間で上記受信回路に設定する閾値を前記第1区間で設定した閾値以下の閾値に切替え設定し、該子局からの光信号を受信出来た閾値を該子局に対応した閾値として記憶することを特徴とする請求項7もしくは8いずれかに記載の受動光網システム。
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