JP4941225B2 - 光信号送信タイミング調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の加入者接続装置が光伝送回線を共有する受動光網PON(Passive Optical Network)システムに関する。
光アクセスシステムとして、局側に配置されるOLT(Optical Line Terminal)と加入者の側に配置されるONU(Optical Network Unit)の間を光スプリッタ等の光信号の合分波を受動的に行なう機器により1対n(nは2以上の整数)で接続するPONが知られている。複数のONUはそれぞれ加入者の端末(例えばPC等)に接続されており、端末からの電気信号を光信号に変換してOLTへ向けて送信する。複数のONUからの光信号を受信した光スプリッタは、それら光信号を光学(時分割)多重してOLTに送信する。逆に、OLTからの光信号は光スプリッタにより複数の光信号に分岐されて複数のONUへ向けて送信され、各ONUは送信された信号の中から自分宛の信号を選択的に受信して処理する。
上述のように複数のONUからOLTへ向けて送信される上り光信号は光スプリッタにより時分割多重される。OLTは複数のONUからの光信号が衝突しないようにそれぞれのONUに対して光信号の送信タイミングを決定・通知し、各ONUは通知されたタイミングにて光信号を順次送信する。各ONUは非特許文献1の8章および9章に規定されるように例えば光ファイバ長0〜20km、20km〜40kmないし40km〜60kmの範囲の中に任意に設置されるため、OLTと各ONUとの間の距離つまり光ファイバ長は必ずしも等しくなく、各ONUからOLTへ向けて送信される光信号の伝送遅延時間も異なる。よってOLTは各ONUの距離の違いから生じる光信号の送信遅延時間を考慮して光信号の送信タイミングを決定する必要がある。
これを実現するためOLTは非特許文献2の第10章に記載されたレンジングという技術を用いており、これによりOLTは各ONUがあたかも等距離に設置されたかのようにそれぞれのONUの送信タイミングを調整して、複数のONUからの光信号が光ファイバ上で互いに干渉しないようにしている。つまりOLTは全てのONUが等しく同じ距離だけ離れていると仮定して、各ONUが光信号を送信するタイミングを決定・通知し、さらにOLTは当該仮定した距離と各ONUが実際に設置されている距離との差分から生じる光信号の遅延時間を各ONUに通知し、各ONUはOLTから通知された送信タイミングから、通知された遅延時間だけ遅れたタイミングで光信号を送信する。
また、複数のONUにより1本の光ファイバの通信帯域を公平かつ効率よく共用するため、OLTが各ONUからの要求に応じてONUの上流の帯域(データ送信位置/時間)を割り当てるDBA(Dynamic Bandwidth Assignment)という技術も非特許文献3で規定され、OLTは該技術に基づく帯域制御も行なう。
ITU−T勧告G.984.1 ITU−T勧告G.984.3 ITU−T勧告G.983.4
レンジングにより複数のONUからの光信号の衝突は回避できるが、OLTと各ONUとの間の距離が異なることによって生じる問題は光信号の衝突だけではない。つまりOLT−ONU間の距離の違いによりばらつきが生じるのは伝送遅延時間だけではなく、光伝送路の長さの違いにより光信号の減衰量も異なるため、OLTが各ONUから受信する光信号のパワーレベルもまた大きくばらつきを生じる。例えば各ONUが等しいパワーレベルの光信号を送信したとしても、OLTの近くのONUからは大レベル、OLTから遠いONUからは小レベルの光信号がOLTに到達する。
ONUからの光信号のパワーは、ITU−T勧告G.984.2の表2−d、表2−e、表2−fおよび表2−gで規定されているが、実際の光ファイバの長さにより減衰量が異なるので、OLTの受信ポイントにおいては上記の表中に示されるように各ONUからの光信号のレベルは大きくばらつく。
OLTではこれらの信号が受信できるように高感度の受信回路を構成するが、最近のPONのように高速(例えば1Gbit/秒以上) かつ微弱(例えば−30dBm程度)な光信号を受信するために用いられるAPD(Avalanche Photo Diode)のような受光素子では大信号による出力飽和や強い光信号の受信に伴う熱上昇がAPDの増倍率を変動させるため、大レベルの光を受信後、数10から数100ビット時間の間、続いて入力される信号を歪ませる現象が発生する可能性があることが判ってきた。
ITU−T勧告G.984.3は、その第8章の図8−2に示すように、複数のONUからの信号同士が干渉することを考慮して、各上り信号の直前に前のバースト信号との衝突防止のために12バイトのガードタイムを設定することを規定している。
しかしOLTでは前述のDBA技術により、各ONUからの光信号の間隔をできるだけ詰めて送るように帯域を割り当てる。このため先のレンジング処理が行われてG.984.3に規定されるようなガードタイムを付加した場合でも、あるONUからの信号を受けた後、APDの動作が安定しないうちに次のONUからの信号を受信し、その信号が歪みを受けるため正常に受信されない可能性がある。例えば近い距離のONUから大きなレベルの光信号を受信した直後に遠い距離にあるONUから小さなレベルの光信号を受信する場合などは特に、APDの誤動作により遠い距離にあるONUからの光信号をOLTで正常に受信できない場合が生じる。
本発明の目的は、ONUからの光信号のパワーレベルにばらつきがある場合であっても、各ONUからの光信号を正常に受信することができるOLTを提供することにある。
上記課題は、OLTがONUから受信する光信号の大きさを測定し、光信号のパワーに応じて各ONUの光信号の送信タイミングを調整することで解決される。つまり、OLTによって、受信光信号のパワーが大きいONUの次に光信号を受信することとなるONUの光信号の送信タイミングを遅らせることで、OLTはAPDの動作が正常になってから光信号を受信することが可能となる。
本発明により、ONUからOLTへ高速かつ微弱な信号が伝送される場合であっても、OLTが各ONUからの光信号を正しく受信できるPONを提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1に本発明が適用される光アクセス網の構成を示す。PON10は光スプリッタ100、通信事業者等の局舎に設置される局側装置であるOLT200、OLT200と光スプリッタを接続する幹線ファイバ110、それぞれの加入者宅内やその近くに設置される加入者側装置である複数のONU300、光スプリッタ100と複数のONU300をそれぞれ接続する複数の支線ファイバ120から構成される。OLT200は、幹線ファイバ110、光スプリッタ100および支線ファイバ120を介して、たとえば32台のONU300と接続可能である。また、複数のONU300にはそれぞれ、電話400やパーソナルコンピュータ410等のユーザ端末が接続される。PON10はOLT200を介してPSTN(Public Switched Telephone Networks)やインターネット20に接続されて、外部のネットワークとの間でデータを送受信する。
図1には5台のONUが図示されており、それぞれOLT200からのファイバ長が異なる。図1では、ONU300−1はOLT200からのファイバ長が1km、ONU300−2はOLT200からのファイバ長が10km、ONU300−3はOLT200からのファイバ長が20km、ONU300−4はOLT200からのファイバ長が10km、ONU300−nはOLT200からのファイバ長が15kmである。OLT200からONU300の下り方向に伝送される信号130にはそれぞれのONU300宛の信号が時分割多重されている。各ONU300は信号130を受信して、自分宛の信号であるか否かを判定し、さらに自分宛の信号であった場合には信号のあて先に基づいて、電話400やパーソナルコンピュータ410に信号を配信する。
また、ONU300からOLT200の上り方向では、ONU300−1から伝送される信号150−1、ONU300−2から伝送される信号150−2、ONU300−3から伝送される信号150−3、ONU300−4から伝送される信号150−4.ONU300−nから伝送される信号150−nは、光スプリッタ100を通った後に時分割多重されて信号140となりOLT200に到達する。OLT200は、どのタイミングにどのONUからの信号を受信するかがあらかじめ分かっているため、受信したタイミングに応じて各ONUからの信号を識別し、処理を行なう。
図15にOLT200から各ONU300へ送信される下りPON信号フレームの例を示す。下りフレームはフレーム同期パタン1501、PLOAM領域1502、グラント指示領域1503、フレームペイロード1504から構成される。後述する図3におけるranging timeメッセージはPLOAM領域1502に格納され、ranging request信号310―1や、各ONUにどのタイミングで光信号の送信を開始するかの情報を含むgrant、request report信号320はグラント指示領域1503に格納される。フレームペイロード1504には、OLT200からONU300へ向かうユーザ信号が格納される。詳細はITU−T勧告G.984.3に記載されている。
また、図16にOLTからONUへ送信されるグラント指示領域1503の実施例を示す。グラント指示領域1503は、ONU300−1を制御するためのT−CONT#1用信号1601、ONU300−2を制御するためのT−CONT#2用信号1602、ONU300−nを制御するためのT−CONT#n用信号1603より構成され、さらにT−CONT#1用信号1601は、T−CONT ID領域1611、start値1612およびStop値1613より構成される。ここでT−CONT(Trail CONTainer)とはDBAにおける帯域の割当単位であり、例えばONUが複数の送信バッファを有する場合にはそれぞれのバッファにT−CONTの識別情報であるT−CONT IDを付与して、OLTからバッファ毎に制御することも可能である。以下の実施例では、1つのONUが1つのT−CONT(バッファ)を有する場合について説明するが、1つのONUに複数のT−CONTがある場合でも本発明を同様に適用することができる。ONUを識別する情報であるONU−IDとT−CONT IDの関係については、各ONU−IDに対しどのT−CONT IDが含まれるのかを示すテーブルを作成することで対応関係を管理することができる。
Start値1612は各ONUに光信号の送信の開始を許可するタイミングを指示している。また、Stop値1613は送信許可の終了タイミングを指示している。Start値1612およびStop値1613はバイト単位で指定され、後述する図18の上り信号150−1の部分にStart値およびStop値を表記している。このバイト長は送信する信号の何バイト目にあたるかを示すものであり、ONU−OLT間の信号の送信ビットレートによって実際の時間の長さが変化する。例えばStart値が40バイトであっても、信号の送信ビットレートが高ければ40バイトを送信する時間は短いため「40バイト」というデータ量により指定される実時間は短く、逆に信号の送信ビットレートが低ければ40バイトを送信する時間は長くなるため「40バイト」というデータ量により指定される実時間も長くなる。
図17にONUからOLTへ送信される上りPON信号フレームの実施例を示す。ONU300−1からの上り信号150−1は、プリアンブル領域1701、デリミタ領域1702、PLOAM領域1703、キュー長領域1704、フレームペイロード1705より構成される。上記Start値1612は、PLOAM領域1703の開始位置を指示しており、End値1613はフレームペイロード1705の終了位置を示している。ITU−T勧告G.984.3のガードタイム1706は上り信号のフレームペイロード1705の終了位置(End値)から次の上り信号のプリアンブル領域1701の開始位置までを指す。
OLTが各ONUに設定・通知できるのは図17におけるStart値とEnd値であり、本実施例では直前の光信号のパワーレベルに応じて次の光信号のEnd値を調整するため、本実施例ではEnd値とStart値の差分であるフレーム間ギャップ1707の長さを調整することになる。なお、フレーム間ギャップ1707はガードタイム1706にプリアンブル領域1701の長さとデリミタ領域1702の長さを足したものであり、プリアンブル領域1701の長さとデリミタ領域1702の長さは固定長であるため、本実施例においてフレーム間ギャップ1707を調整することは、ガードタイム1706を調整することと同じ意味を持つ。つまりフレーム間ギャップ1707を増減させるとガードタイム1706も同じだけ増減する。
図2に本発明によるOLT200の構成例を示す。ONU送受信部201はONU300との間で光信号を送受信するものであり、光信号と電気信号の変換等を行なう。網送受信部202はPSTNやインターネット20等の、より上位のネットワークとの間で信号の送受信を行なう。制御部203は、入出力する信号に対してPONのプロトコルに従った処理を行なう。監視制御部204は、外部の制御装置から受信する制御信号に基づいてOLTの制御情報、例えば各ONUに設定すべき帯域設定情報等を生成し、制御部205へ出力する。
ONU送受信部201はさらに、各ONU300から受信した光信号の大きさを測定して制御部203へ出力する受信光パワー測定部210を有する。また制御部203はさらに、OLT200と各ONU300との間の距離を測定するレンジング処理を行なう距離測定部205と、各ONUに対して信号の送信タイミングを決定する送信許可部206と、OLT200からの各ONU300の距離や受信する光信号の大きさに基づいて各ONU300が光信号を送信するタイミングを調整する送信時間調整部209とを有する。送信時間調整部209は後述するように、各ONU300から受信した信号に含まれる誤りを検出する誤り検出部207と、各ONUから受信する光信号の大きさ等を記憶するONU管理情報208とを有する。なお、送信許可部206は送信時間調整部209を含むように構成しても良い。
図19にOLT200のハードウェア構成の一例を示す。OLT200は装置全体の動作を管理する制御ボード1900と、それぞれネットワークに接続されて信号の送受信を行なう複数のネットワークインタフェースボード1940、1950、1960を有する。制御ボード1900はメモリ1910やCPU1920を有し、HUB1930を介して各ネットワークインタフェースボードを制御する。各ネットワークインタフェースボードはONU送受信部201や網送受信部202、ONUとインターネットやPSTNとの間における信号の送受信に必要な処理を行なうCPU1970やメモリ1980を有する。本実施例における各種処理は、例えばメモリ1980に格納されたプログラムをCPU1970が実行するなどして機能する。もしくは、必要に応じて各処理に特化した専用のハードウェア(LSI等)を用意し、これにより処理を実行しても良い。なお、OLTのハードウェア構成はこれに限られることなく、適宜必要に応じて様々な実装が行われて良い。
次に、OLT200が各ONUに対して光信号の送信タイミングを指示する一連の動作について説明する。図3に、距離測定部205が行なうレンジング処理の概要を示す。このレンジング処理は、ITU−T勧告G.984.3の10章に規定された処理である。距離測定部205の制御に従いOLT200はONU300−1に向けてranging request信号310―1を送信する。ONU300−1は、ranging request信号310―1を受信後、決められた一定時間後にranging response信号311―1を送信する。OLT200の距離測定部205は、ranging request信号310―1の送信タイミングとranging response信号311―1の受信タイミングの差からONU300−1までの距離を判定し、光伝送路の距離の違いにより生じる伝送遅延を補償するための等価遅延量(EqD:Equalization Delay)を算出する。そしてOLT200の距離測定部205は、等価遅延量330−1を含むranging timeメッセージ312−1を送信し、ONU300−1に等価遅延量330−1を設定する。
この等価遅延量とは、例えば全てのONU300が等しく20km離れた距離に設置されていると仮定して、OLT200が各ONUに対し光信号の送信タイミングを決定した場合に、実際のOLT200とONU300との間の距離が20kmとは異なるために生じる伝送時間のずれを吸収するために設定される値であり、OLT200とONU300の間の距離に応じて異なる値である。この等価遅延量330−1の働きにより、図18に示したように、ONU300−1は物理的な設置位置にかかわらず、例えばOLT200からの距離があたかも20kmであるように調整されている。同様に、OLT200は他のONUについてもすべて例えば20kmの距離で接続されているかのように扱うことができるため、複数のONUの光信号が衝突せずに並ぶように、各ONUに対して光信号の送信タイミングを決定することができる。なお、20kmという距離はあくまでも例示であって、この距離に限られるものではない。
以下、同様にONU300−2、ONU300−3の距離測定が行われ、距離測定部205は各ONU300に対して設定すべき等価遅延量を算出する。距離測定部205はこうして得られた各ONU300の等価遅延量を、送信許可部206に通知する。送信許可部206は、各ONU300がOLT200から等しく例えば20kmの距離にあると仮定して、光信号が衝突しないようにそれぞれのONU300が光信号を送信するタイミングを決定し、この決定した送信タイミング(Start値)を含むgrantメッセージを各ONU300へ送信する。
図3に示す実施例では、OLT200はgrantおよびrequest reportメッセージ320を送信することで、ONU300−1、ONU300−2、ONU300−3に対して、上り光信号の送信許可を与えると共に、各ONU300がOLT200へ送信する必要があるデータ量を通知するよう要求する。このメッセージに対応して、ONU300−1はユーザデータおよびレポート321−1をOLT200へ送信する。レポートには、ONU300−1内で送信を待っている上り信号の量がバイト数で格納されている。ONU300−1は、指示された光信号の送信タイミング331−1に対して等価遅延量330−1だけ遅延したタイミングでユーザデータおよびレポート321−1を送信する。
ONU300−2、ONU300−3の送信制御も同様であり、この動作によって、OLT200が上り信号を受信する時には、ONU300−1からのユーザデータおよびレポート321−1、ONU300−2からのユーザデータおよびレポート321−2、ONU300−3からのユーザデータおよびレポート321−3は、互いに衝突せずかつ大きく離れることもなく、効率的に整列させられてOLT200に届く。
OLT200の送信許可部206は、各ONU300から受信したレポートを基に、各ONU300がどれだけの送信待ちデータを有しているかを知ることができ、より多くの送信待ちデータを有しているONU300により多くの送信帯域を割り当てる等の動的帯域割当(DBA)処理を周期的に行なう。その他、送信許可部206には監視制御部204からのONU300に対する帯域設定情報、例えばあるONUに対して最低限割り与えられるべき帯域の情報である最低帯域保証情報等も必要に応じて入力され、送信許可部206ではこのような情報もあわせて各ONU300にどれだけの通信帯域を割り与えるかを決定し、各ONUの光信号送信タイミングを決定する。この通信帯域は、本実施例では各ONUのstart値とend値の差分、つまり光信号の送信を許可される時間の長さである。なお、送信許可部206がDBA処理を行なうにあたり、監視制御部204からの帯域設定情報を利用するか否かはPONの管理者のポリシーに従うため任意である。
図4は送信許可部206、送信時間調整部209をさらに詳細に説明する図である。送信許可部206は送信タイミングテーブル213を有する。この送信タイミングテーブル213は各ONU300を一意に識別する情報であるONU−IDと、ONU−IDごとに当該ONUが光信号の送信を開始するタイミングを表わすstart値と、光信号の送信を停止するタイミングを表わすend値とを保持する。例えば図4に示した例で送信許可部206は、ONU−IDが1のONUに対して100バイト目のタイミングでPLOAM領域の光信号の送信開始を許可し、180バイト目のタイミングでフレームペイロードの光信号の送信を停止するよう決定している。送信許可部206は各ONU300に対しこの送信タイミングテーブル213で決められたstart値とend値をgrantメッセージにより通知する。
送信時間長決定部211は、監視制御部204を経由して装置外部から受信する各ONU300への帯域設定情報や、各ONU300から受信したレポートメッセージに含まれる送信待ちデータの量などから、各ONU300に光信号の送信を許可するバイト長(length値)を決定する。送信時間長決定部211は前述のDBA処理を行なうものであり、各ONU300に光信号の送信時間長を設定することで通信帯域の割り当てを行なう。
送信時間調整部209は、ONU管理情報208に記憶された情報に基づいて、連続して光信号を送信する2つのONUにつき、先に光信号を送信するONUのend値と、その次に光信号を送信するONUのstart値との差分であるフレーム間ギャップ1707を適切に調整するものである。なお、演算部212は送信時間調整部209をその一部として含んでいても良い。
図5および図6にONU管理情報208の一例を示す。図5に示す受信信号管理テーブル500は、受信光パワー測定部210により測定した各ONU300からの光信号の強度を、ONU−IDに対応付けて保持するものである。また、図6に示すフレーム間ギャップデータ600は、連続して光信号を受信する2つのONUにつき、先に受信したONUの光信号の大きさに対し、次に光信号を受信するONUに対して設定すべきフレーム間ギャップの値を対応付けて保持するものである。フレーム間ギャップデータ600における光信号の大きさとフレーム間ギャップ長との関係は、使用するAPDによって異なる。
送信時間調整部209は、送信許可部206からONU−IDを受信すると、受信信号管理テーブル500を参照して当該ONUの受信光強度を取得する。ONU−IDは、各ONUにバッファが1つしかない場合にはT−CONT IDの値をONU−IDの値としてそのまま流用しても良いし、またはONU−IDとT−CONT IDの対応テーブルを用意しておき、そのT−CONT IDが属するONUのONU−IDを送信許可部206から送信時間調整部209に通知しても良い。
次に送信時間調整部209は、取得した受信光強度を用いてフレーム間ギャップデータ600を参照し、その受信光強度に対応するフレーム間ギャップ長を取得する。送信許可部206は、そのONU−IDに対応付けて保持されているend値も送信時間調整部209に送信し、送信時間調整部209は取得したフレーム間ギャップと受信したend値とを加算して、当該ONU−IDで識別されるONUの次に光信号を受信するONUのstart値を計算し、そのstart値を送信許可部206の演算部212へ出力する。
演算部212は、送信時間調整部209が決定したstart値に、送信時間長決定部211が決定したlength値を加えることで、各ONU300のend値を計算する。そして演算部212は送信時間調整部209からのstart値と自ら計算したend値とを、ONU−ID毎に送信タイミングテーブル213に記憶させる。演算部212はlength値、start値ともにONU−ID毎に処理を行ない、送信タイミングテーブル213を作成する。このために送信許可部はONU−IDに対応してlength値を保持するテーブル等を用意し、演算部212が当該テーブルにアクセスすることでONU−ID毎の処理を行なえるようにしても良い。
なお、この実施例では送信時間調整部209がstart値を計算するものとしたが、送信許可部206がONU管理情報208から直接フレーム間ギャップを取得して、演算部212によりend値とフレーム間ギャップを加算することでstart値を算出するようにしても良い。また、図4に示す実施例ではONU−IDの昇順でONUから光信号を受信するが、光信号を受信するONUの順番はONU−IDによって決定されるものではなく、OLTは光信号を送信するONUの順番を任意に決定し得る。
図7に本実施例の一連の処理をフローチャートにて示す。本実施例は、ONU300毎に受信パワーを測定/蓄積し、その大きさに対応したフレーム間ギャップを設定するものである。まず、OLT200のAPDがどの程度の強度の光信号であれば正常に受信できるかをテストする等して、どの大きさの光信号に対してどれだけのフレーム間ギャップを割り当てるかを決定し、フレーム間ギャップデータ600を作成する(701)。次に、距離測定部205により、OLT200と各ONU300との間の距離を測定するレンジング処理を行なう(702)。このレンジング処理と同時に、各ONU300から返信されるranging responseメッセージ光信号の強度を受信光パワー測定部210で測定することで、受信信号管理テーブル500を作成する(703)。
以上の初期設定動作が終わると、OLT200と各ONU300の間でデータの送受信が行なわれる。このときOLT200は例えば1ms毎等、周期的にDBA処理を行なう(704)。DBA周期になると、OLT200は各ONU300に対し送信待ちデータのレポートを送信するよう要求し、これを受信する(705)。OLT200は各ONU300にどれだけのデータが溜まっているかを考慮しながら各ONU300に割り当てる帯域を決定、つまり各ONU300のlength値を決定する(706)。OLT200は同時に複数のONUがどのような順番で光信号を送信するかも決定する。
そしてOLT200は一番最初に光信号を送信するONUのONU−IDを取得し(707)、受信信号管理テーブル500からそのONU−IDの受信光パワーを取得し(708)、さらにガードデータタイムを参照してその受信光パワーに対応するフレーム間ギャップを取得する(709)。そしてOLT200は、そのONU−IDのstart値にlength値を加えることで当該ONU−IDのend値を算出し(710)、このend値に取得したフレーム間ギャップを加えて次に光信号を送信するONUのstart値を取得する(711)。
そしてOLT200は送信タイミングテーブル213に、end値については先に光信号を送信するONUのエントリに、start値についてはその後に光信号を送信するONUのエントリに、それぞれ格納する(712)。その後OLT200は先に取得したONU−IDが最後から2番目に光信号を送信するONUのものか否かを確認し(713)、そうであれば再びDBA周期を待ち(704)、そうでなければ次に光信号を送信するONU、つまりさきほどstart値を格納したONUのONU−IDを次の処理ターンで使用するONU−IDとして取得し(714)、再び(708)の処理に戻る。
別の実施例として、図6のフレーム間ギャップの代わりに図8に示すフレーム間ギャップを使用しても良い。このテーブルは、大振幅のバースト信号の直後に大きな信号歪が発生するとしても、続いて受信される信号振幅も大きければ、その信号に与える劣化は小さいため、長いフレーム間ギャップを割り当てる必要はないという考え方に基づく。図8のフレーム間ギャップは、先に受信する光信号の大きさとその後に受信する光信号の大きさの関係を調べておき、フレーム間ギャップデータ800にはその関係に対応してそれぞれ適切なフレーム間ギャップが記憶されている。
図9は本実施例の一連の処理をフローチャートで示したものである。図7の処理と同じものについては同じ参照番号を付している。この実施例では、まずOLT200について受信光の各強度と当該受信光を正常に受信できるかどうかを調べるなどして図8のフレーム間ギャップデータ800を作成する。そしてOLT200はDBA処理後(706)、連続して光信号を受信するONUについて、先に光信号を受信するONUのONU−IDをONU−ID(1)として(902)、その次に光信号を受信するONUのONU−IDをONU−ID(2)として(903)それぞれ取得する。次にOLT200は、受信信号管理テーブル500からONU−ID(1)とONU−ID(2)の受信光パワーをそれぞれ読み出し(904)、フレーム間ギャップデータ800を参照してONU−ID(1)の受信光パワーを前方受信光パワー、ONU−ID(2)の受信光パワーを後方受信光パワーとするエントリに格納されたフレーム間ギャップ長を取得する(905)。
そしてOLT200はONU−ID(1)のstart値にlength値を足した値をONU−ID(1)のend値として算出し(906)、このend値に先ほど取得したフレーム間ギャップを加算してONU−ID(2)のstart値を算出し(907)、これらONU−ID(1)のend値とONU−ID(2)のstart値を送信タイミングテーブル213に格納する(908)。
最後にONU−ID(1)が最後から2番目に光信号を送信するONUであるかどうかを調べ(909)、そうであれば再びDBA周期を待ち(704)、そうでなければ次に光信号を送信するONUのONU−ID(2)、つまりONU−ID(2)を次の処理ターンで使用するONU−ID(1)とし(910)、再び(903)の処理に戻る。
さらに別の実施例として、図5の受信信号管理テーブル500に代えて図10のONU距離テーブル1000を、図6のフレーム間ギャップデータ600に代えて図11のフレーム間ギャップデータ1100を使用するものが考えられる。この実施例では、ONU300毎に受信パワーを測定/蓄積する代わりに、ONU300毎に測定された距離の値を用いる。この実施例は、ONU300から受信される光信号のパワーは距離の値が長いほど小さくなるとの考え方に基づき、距離の値を光受信パワーに代えて使用し、適切なフレーム間ギャップを設定するものである。
このためONU距離テーブル1000には、ONU−IDとそのONUに対応するOLTからの距離が格納される。また、フレーム間ギャップ1100には、それぞれの距離に対応して設定すべきフレーム間ギャップを格納する。この実施例における処理フローは図7に示したものと同様であり、異なるのは、OLT200が(702)で受信光パワーを測定せずにレンジング処理で得られた距離をもとに次の(703)でONU距離テーブル1000を作成する部分と、(708)の処理でONU−IDに対応する距離を取得し、(709)の処理で当該距離に対応するフレーム間ギャップを取得する部分である。つまり、ONU距離テーブル1000にはOLT200が各ONU300の距離を測定した結果が記憶される。
この実施例では、実施例1や実施例2、実施例3に従いあらかじめ図12に示すONU−フレーム間ギャップ対応テーブル1200を作成しておき、装置の運用中に各ONU300から受信する信号の誤り数を誤り検出部207にて計数し、その誤り数に基づいて各ONU−IDに対応するフレーム間ギャップ長を増減して調整することを繰り返すものである。図12のONU−フレーム間ギャップ対応テーブル1200は、ONU−IDと、そのONUの次に光信号を受信するONUに設定すべきフレーム間ギャップ長とを対応付けて保持している。
図13にこの実施例のフローチャートを示す。このフローチャートではフレーム間ギャップの設定部分については省略し、ONU−フレーム間ギャップ対応テーブル1200に格納されたフレーム間ギャップを調整する部分について説明している。本実施例では、あるONUから受信する信号にビット誤りが多発した場合に、そのONUの直前に信号を受信するONUに問題があると推定して処理を行なうものである。つまり、OLT200はビット誤りが多発するONUの直前のONUのフレーム間ギャップを増やす処理を行なう。またこれとは逆に、ビット誤りが少ない場合にはその直前のONUのフレーム間ギャップを減らし、これら処理を繰りかえすものである。
まず、OLT200は初期値となるフレーム間ギャップをフレーム間ギャップデータ600やフレーム間ギャップデータ1100に設定する(1301)。次にOLT200はONU300毎に距離測定や受信光パワー測定を行ない(1302)、各種テーブルを作成する(1303)。そして、OLT200はフレーム間ギャップデータと各種テーブルからONU−フレーム間ギャップ対応テーブル1200を生成し(1304)、図7や図9に示されるようなDBA処理、start値やend値の設定処理を行なう(1305)。そしてOLT200はONU毎に誤り数を計数し(1306)、誤り数の度合いに応じてその誤り数を記録したONUの直前に光信号を送信するONUのONU−IDを特定した後(1307)、ONU−フレーム間ギャップ対応テーブル1200のフレーム間ギャップを調整する(1308)。なお、OLT200はstart値やend値を設定するときに、ONU−フレーム間ギャップ対応テーブル1200を参照することでONU−IDの値から直接フレーム間ギャップを得ることができる。これは、実施例1乃至3についても同様の対応テーブルを作成すれば同じである。
さらに、より簡素な実施例として、ONUの起動前に適切なフレーム間ギャップの値をOLTに対して設定しておき、OLTは設定されたフレーム間ギャップの値に基づいてグラント値を生成する方法も有効である。
本発明の上述した複数の実施例による効果を図14を用いて説明する。図14中、上段の図は従来技術のものであり、下段の図が本発明の実施例による効果を表わす。上段の図では、それぞれ異なるONU300からの上りの光バースト信号1401−1、1401−2および1401−3は時分割多重されてOLT200に入力され受信される。OLT200は図示された3つの光バースト信号が衝突することを防ぐため、それぞれのバースト信号の間にフレーム間ギャップ1407−1、1407−2を割り当てている。OLT200とONU300の間の距離はONU300の設置位置によって異なるため、図示するように光バースト信号1401−1、1401−2および1401−3の振幅は異なる。
APDに振幅が異なる信号を入力する時、APDは大信号による出力飽和のために光バースト信号1401−1の最後が長く裾を引く波形になったり、強い光信号の受信に伴う熱上昇がAPDの増倍率を変動させるため、光バースト信号1401−2の振幅が前は低い増倍率によって振幅が小さく、光バースト信号1401−1から離れるにつれて増倍率が回復して振幅が大きくなっていくような現象が発生する可能性がある。一方、ATCしきい値1410は信号波形のピーク値の半分を保ちつつ、ATCリセットパルスが入力されると、0レベルまで放電される。上記のように光バースト信号1401−1および1401−2の波形歪が発生する場合、ATCしきい値1410は図示されたレベルが生成されるため、識別された信号1406は送信されたデータと異なってしまう。
これに対し本発明の実施例によると下段に示すように、光バースト信号1411−1、1411−2および1411−3の振幅に基づいて、続くフレーム間ギャップ1417−1および1417−2の長さを変えることが、光バースト信号1411−1、1411−2に波形歪が発生することを防ぐことができる。大振幅である光バースト信号1411−1に裾引きが発生しても、フレーム間ギャップ1417−1を十分長く割り当てることにより、光バースト信号1411−2に波形歪を発生させることは防止される。同時にAPDの増倍率変動も長いフレーム間ギャップ1417−1の後では安定することが期待され、この意味でも光バースト信号1411−2に波形歪を発生させることは防止される。この場合、ATCしきい値1420は図示されたように期待通りに生成され、識別された信号1416は正しい値を示す。
上記説明した実施例では、グラントはITU−T勧告G.984シリーズで規定されるGPONを想定して説明したが、IEEE802.3規格の64章で規定されるEPONシステムにも適用可能である。この時、送信許可の開始を指定するStart値と送信を許可する長さであるLength値でグラントは表現されており、End値はStart値にLength値を加えた値で求められる。
光アクセス網の構成図である。 OLTの構成図である。 レンジング処理の信号を説明する図である。 送信タイミングを決定する部分の詳細図である。 実施例1の受信信号管理テーブルである。 実施例1のフレーム間ギャップデータである。 実施例1のフローチャートである。 実施例2のフレーム間ギャップデータである。 実施例2のフローチャートである。 実施例3のONU距離テーブルである。 実施例3のフレーム間ギャップデータである。 実施例4のONU−フレーム間ギャップ対応テーブルである。 実施例4のフローチャートである。 発明の効果を説明する図である。 下りPON信号フレームの例を示す図。 グラント信号の実施例を示す図。 上りPON信号フレームの実施例を示す図。 レンジング動作の図である。 OLTのハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
10 PON
200 OLT
300 ONU
209 送信時間調整部
213 送信タイミングテーブル
500 受信信号管理テーブル
600 800 1100 フレーム間ギャップデータ
1000 ONU距離テーブル
1200 ONU−フレーム間ギャップ対応テーブル

Claims (7)

  1. 複数の加入者側通信装置と光合分波装置を介して接続された局側通信装置による、各々の前記加入者側通信装置に対する光信号の送信タイミングの調整方法であって、
    第1の前記加入者側通信装置の次に第2の前記加入者通信装置から光信号を受信する場合に、前記第1の加入者側通信装置の光信号の大きさに基づいて、前記第2の加入者側通信装置が前記局側通信装置に送信する光信号の送信開始タイミングを決定することを特徴とする光信号の送信タイミングの調整方法。
  2. 請求項1に記載の光信号の送信タイミングの調整方法であって、
    前記第1の加入者側通信装置の光信号の大きさがより大きくなるほど、前記第1の加入者側通信装置が光信号の送信を終了するタイミングと、前記第2の加入者側通信装置の前記送信開始タイミングとの間隔がより大きくなるように、前記第2の加入者側通信装置の送信開始タイミングを決定することを特徴とする光信号の送信タイミングの調整方法。
  3. 請求項1に記載の光信号の送信タイミングの調整方法であって、
    前記第1の加入者側通信装置の光信号の大きさから前記第2の加入者側通信装置の光信号の大きさを減じた値がより大きくなるほど、前記第1の加入者側通信装置が光信号の送信を終了するタイミングと、前記第2の加入者側通信装置の前記送信開始タイミングとの間隔がより大きくなるように、前記第2の加入者側通信装置の送信開始タイミングを決定することを特徴とする光信号の送信タイミングの調整方法。
  4. 請求項1に記載の光信号の送信タイミングの調整方法であって、
    複数の光信号の大きさと、各々異なる時間とを一対一に対応付けて記憶し、
    前記第1の加入者側通信装置の光信号の大きさに対応付けて記憶された時間を用いて、前記第2の加入者側通信装置の前記送信開始タイミングを決定することを特徴とする光信号の送信タイミングの調整方法。
  5. 請求項4に記載の光信号の送信タイミングの調整方法であって、
    前記光信号の大きさと時間との対応関係は、前記加入者側通信装置から受信した光信号を電流に変換する素子の特性に基づいて決定することを特徴とする光信号の送信タイミングの調整方法。
  6. 請求項5に記載の光信号の送信タイミングの調整方法であって、
    前記素子はAvalanche Photo Diode(APD)であることを特徴とする光信号の送信タイミングの調整方法。
  7. 請求項4に記載の光信号の送信タイミングの調整方法であって、
    大きさのより大きい光信号に対して、より長い時間を対応付けて記憶することを特徴とする光信号の送信タイミングの調整方法。
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