JPWO2010116487A1 - 光多重終端装置、受動光網システム、波長割当て方法 - Google Patents

光多重終端装置、受動光網システム、波長割当て方法 Download PDF

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Abstract

エンドユーザトラヒックに基づいて消費電力の無駄を極力減らすことの可能な受動光網システムを実現する。OLTは自身のDBA機能を用いて、要求帯域の小さいONUから順番に、伝送速度のより小さい波長を順次用いて、帯域割り当てを実施する。この時、各ONUに割り当てる帯域が、割り当てた波長で伝送できる最大帯域を下回るように、割り当てる波長が選択される。OLTは、DBA機能によりグラント領域を用いて子局へ子局の送信タイミングを指示するが、このグラント情報を格納される領域に併せて、新たに使用する波長を指示する情報を格納する領域を設ける。ONUは、OLTより指示された波長とその波長で決められた伝送速度を用いて上り方向の通信を行うことになる。

Description

本発明は、光多重終端装置、受動光網システム、波長割当て方法に係り、特に、複数の加入者接続装置等の光網終端装置が光伝送回線を共有する受動光網システムにおける光多重終端装置、受動光網システム、波長割当て方法に関する。
大容量の画像信号やデータを通信網を介して送受信する為に、通信網の高速・広帯域化が加入者を通信網へ接続するアクセス網でも進められ、国際電気通信連合(以下ITU−Tと称す)の勧告G.984.1−3等で規定された受動網光システム(Passive Optical Network system:以下PONと称する)の導入が図られている。PONは、上位の通信網と接続される光多重終端装置(Optical Line Terminator:以下OLTと称する)と、複数の加入者の端末(PCや電話)を収容する光網終端装置(Optical Network Unit:以下ONUと称する)とを、基幹光ファイバと光スプリッタと複数の支線光ファイバとを含む光受動網で接続したシステムである。具体的には、各ONUに接続された端末(PC他)からの信号を光信号で支線光ファイバから光スプリッタを介して基幹光ファイバで光学(時分割)多重してOLTに送り、OLTが各ONUからの信号を通信処理して上位の通信網に送信する、あるいは、OLTに接続される他のONUに送信するという形態で通信を行うものである。
PONの開発・導入は64kbit/秒のような低速信号を扱うシステムから始まり、固定長のATMセルを最大約600Mbit/秒で送受信するBPON(Broadband PON)あるいはイーサネット(登録商標)の可変長パケットを最大約1Gbit/秒で送受信するイーサネットPON(EPON)や、より高速な2.4Gbit/秒程度の信号を扱うITU−T勧告G.984.1、G.984.2およびG.984.3で標準化されたGPON(Gigabit PON)の導入が進められている。更に、今後は10Gbit/秒から40Gbit/秒の信号を扱うことが可能な高速PONの実現が求められている。これらの高速PONを実現する手段としては、複数の信号を時分割多重するTDM(Time Division Multiplexing)、波長多重するWDM(Wavelength Division Multiplexing)、符号多重するCDM(Code Division Multiplexing)等の多重化方法が検討されている。なお、現状のPONはTDMを採用しており、例えば、GPONは、上り(ONUからOLT)の信号と下り(OLTからONU)の信号とで異なる波長を用い、OLTと各ONU間の通信は、各ONUに対して信号の通信時間を割当てる構成である。また、従来の固定長信号を処理する構成から、より多様な種別の信号(音声、画像、データ等)を扱い易いバースト状の可変長信号(バースト信号)も処理する構成になってきている。
一方WDM方式では、OLTとONUの間に上り信号、下り信号に共に複数の波長の異なる波を接続し、各ONUは特定の波長を受信、送信することにより、通信を行う。OLTから各ONUに対して個別の波長を割り当てて通信を行うことにより、通信帯域を著しく向上させることが出来る。例えば、最大32台のONUを接続できるWDM−PONの1つの実現方法は、下りM個の波長(ただし32波長各ONUに上り下りそれぞれ1つずつの波長を割り当てる、すなわち1つのPONで使用する波長数は接続されるONUの最大数の2倍とすることである。ただしここで最大32台のONUを接続できるWDM−PONでも従来のTDM−PONの考え方を踏襲して、上り波長数をn個(ただし32波長以下)に制限することにより、高価な光部品の数を減じて経済的にPONを構築するという考え方もありうる。下り信号は、高品質映像分配の普及によりユーザーが大容量の伝送容量を求める可能性が高いが、上り信号はインターネットアクセス時のファイルアップロード信号等に利用され、常時大容量を使用する可能性は小さいと考えられるためである。この時、上り信号は複数のONUからの送信信号を時分割多重して伝送するため、WDM−PONでありながら後に述べるレンジング手順や動的帯域割当てが必要となることは注意すべきである。
上記各PONの形態では、様々な場所に点在する加入者宅にONUを設置するためOLTから各ONUまでの距離が異なる。すなわち、OLTから各ONU迄の基幹光ファイバと支線光ファイバを併せた光ファイバの長さ(伝送距離)がばらつくため、各ONUとOLT間の伝送遅延(遅延量)がばらつき、各ONUが異なるタイミングで信号を送信しても基幹光ファイバ上で各ONUから出力される光信号同士が衝突・干渉する可能性がある。このため、各PONにおいては、例えばG.984.3の10章で規定したような、レンジングと称される技術を用いて、OLTとONUとの間の距離測定を行った後に、各ONUからの信号出力が衝突しないように各ONUの出力信号の遅延を調整するようにしている。
更に、OLTは、動的帯域割当て(Dynamic Bandwidth Assignment:以下DBAと称する)と称される技術を用いて各ONUからの送信要求に基づき該ONUに送信を許可する信号の帯域を決めると、上述したレンジングで測定した遅延量も考慮した上で、各ONUからの光信号が基幹光ファイバ上で衝突・干渉しないように各ONUへ送信タイミングを指定するようにしている。すなわち、PONは、OLTと各ONU間で送受信される信号のタイミングがシステム内で管理された状態で通信の運用がなされるように構成されている。
OLTと各ONU間との信号の送受信においては、例えばG.984.2の8.3.3章の規定によれば、ONUからOLTの信号は、OLTが基幹光ファイバで多重された各ONUからの信号を識別して処理できるように、各ONUからの信号の先頭に最大12バイトからなる干渉防止用のガードタイムと、OLT内受信器の信号識別閾値の決定およびクロック抽出に利用するプリアンブルと、受信信号の区切りを識別するデリミタと呼ばれるバーストオーバヘッドバイトと、PONの制御信号(オーバヘッドあるいはヘッダと称することもある)とがデータ(ペイロードと称することもある)に付加される。なお、各データは可変長のバーストデータであるため、各データの先頭には、可変長データを処理するためのGEM(G−PON Encapsulation Method)ヘッダと呼ばれるヘッダも付加される。
一方、OLTから各ONU宛の信号には、各ONUがOLTからの信号を識別して処理できるように、OLTから各ONUに向けて送信される信号の先頭に、先頭を識別するためのフレーム同期パタンと、監視・保守・制御情報を送信するPLOAM領域と、各ONUの信号送信タイミングを指示するグラント指示領域と呼ばれるオーバヘッド(ヘッダと称されることもある)とが各ONU宛に時分割多重化されたデータに付加される構成である。なお、多重化される各ONU宛のデータには、ONUからの信号と同様に、可変長データを処理するためのGEMヘッダが付加されている。OLTは、グラント指示領域を用いて各ONUの上り送信許可タイミング(送信開始(Start)と終了(Stop))を各ONUにバイト単位で指定する。この送信許可タイミングをグラントと称している。そして、各ONUが該許可タイミングでOLT宛のデータを送信すると、これらが光ファイバー上で光学(時分割)多重されOLTで受信される。
ITU−T勧告G.984.1 ITU−T勧告G.984.2 ITU−T勧告G.984.3 ITU−T勧告G.984.2 Amendment 1
上述したように、PONは、BPONからGPONへの移行のように、低速信号を処理するものから、より高速信号を処理するものへと開発・導入が進んできている。ところで、PONの信号伝送機能を提供する要素部品である光モジュールやLSIは、伝送速度が速いほど大量の電力を消費することが知られている。例えば光モジュールはより高い伝送速度を達成するために、伝送速度が高いほど大量の電流を流すことで必要な帯域を確保している傾向にある。またCMOS技術によるデジタル信号処理LSIは、使用されるクロックの速度にほぼ比例した電力を消費することは良く知られている。上述の事情から、今後、伝送速度が速ければ速いほど大量の消費電力が消費される傾向にあることは容易に予想されるところである。一方、エンドユーザーがより速い伝送速度を求める傾向があるといえども、エンドユーザーは常時速い伝送速度を欲しているわけではない。通信を行っていない時間帯には当然速い伝送速度を要求しないことはもちろん、通信中でも特にインターネットアクセスにおけるデータ伝送においては、大量の画像データや大容量ファイルをダウンロードないしアップロードする瞬間のみ速い伝送速度を欲し、内容の閲覧中や作業中は速い伝送速度を要求しないことは当然であろう。また、データ伝送に用いられるTCPプロトコルにおいては、一定数のパケットを受信すると確認信号パケットを返送することが必要であり、データの送信側は確認信号パケットを受信するまで、後続のデータを送信しない。この帰結として、データ伝送中であってもデータトラヒックは極めてバースト性の高い伝送形態となることは明らかである。にもかかわらず、PON装置を構成する光モジュールやLSIは実質的にデータを伝送しない時間帯も動作して電力を消費しており、著しい電力の無駄を生じる原因となる。このため、エンドユーザトラヒックが小さい時は低速の伝送速度で伝送を行い、エンドユーザトラヒックが大きい時は高速の伝送速度で伝送を行うことの可能なPONシステムが求められることになる。
本発明は以上の点に鑑み、エンドユーザトラヒックに基づいて消費電力の無駄を極力減らすことの可能な光多重終端装置、受動光網システム、波長割当て方法を実現することを目的とする。
以上のような課題は、上述したような上り波長数をn個(ただし32波長以下)に制限したWDM−PONの上り信号において、波長毎に異なる伝送速度(伝送クロック速度)を使用し、要求帯域の小さいONUの上り信号には伝送速度の小さい波長を用いて上り信号通信を行うことで解決できる。
具体的には、OLTは自身のDBA機能を用いて、要求帯域の小さいONUから順番に、伝送速度のより小さい波長を順次用いて、帯域割り当てを実施する。この時、各ONUに割り当てる帯域が、割り当てた波長で伝送できる最大帯域を下回るように、割り当てる波長が選択されなければならない。例えば、4つの上り波長を使用し、それら波長で使用する伝送速度を順番に、波長1=100Mbit/s、波長2=500Mbit/s、波長3=1Gbit/s、波長4=10Gbit/sを使用するとする。ここで、600Mbit/sの帯域をあるONUに割り当てたい場合は、たとえ波長1ないし波長2に帯域割り当ての余りがあったとしてもそれらの波長を使用せず、波長3=1Gbit/sの波長を割り当て波長として選択しなければならない。
これは以下の理由による。ONUが1つの波長可変レーザーを搭載し、OLTからの指示に基づいて波長を選択動作する場合、波長可変レーザーは1度に1つの波長の光を発することしかできない。もし上述の例で波長1=100Mbit/s、波長2=500Mbit/sの2波長を使用しようと試みると、波長可変レーザーには同時に波長1と波長2の光を発することが求められることにより、原理的に実現できないことになる。言い替えると、上述の例では合計割り当て可能帯域は600Mbit/sで帯域割り当てが可能に思えるが、既に説明した“波長可変レーザーは1度に1つの波長の光を発することしかできない“との制約のため、600Mbit/sの伝送を実現することはできないことになる。
なお上述の制約は、以下のように1つのONUに対する時分割に2つの波長を用いて行うことを妨げない。今度は1Gbit/sの帯域要求を持つONUに波長3と波長4を時分割で割り当てる場合を考える。具体的には、波長3を用いてDBA周期の後半2分の1を用いて500Mbit/sの情報を伝送する。さらに波長4(10Gbit/sの帯域に対応を用いてDBA周期の前半20分の1を用いて500Mbit/sの情報を伝送する。この時分割の波長割り当てであれば、波長可変レーザーは同時に波長3と波長4の光を発する必要はないことになる。このような時分割の波長割り当ては、上述のように要求帯域の小さいONUから順番に、伝送速度のより小さい波長を順次用いて、帯域割り当てを実施することによって見通し良く実現するものである。
続いて、OLTがONUに使用する波長を指示する方法を説明する。OLTは、DBA機能により上述のグラント領域を用いて前記子局へ前記子局の送信タイミングを指示するが、このグラント情報を格納される領域に併せて、新たに使用する波長を指示する情報を格納する領域を設ける。ONUは、OLTより指示された波長とその波長で決められた伝送速度を用いて上り方向の通信を行うことになる。ONUはより低速の伝送速度で通信するときは、低速用の光モジュールを使用し、かつLSIの上り信号処理部分に供給するクロックの周波数を落とすため、ONUの消費電力が低減される。
本発明によると、例えば、親局と複数の子局とが光スプリッタおよび複数の光ファイバから成る光ファイバ網で接続されており、
前記親局から前記子局への方向の通信は、前記子局毎に割り当てたそれぞれ異なる波長を使用し、
前記子局から前記親局への方向の通信は、前記親局に接続された前記子局の総数より少ない数の複数の波長を使用する波長多重受動光網システムであって、
各波長は異なる伝送速度で動作することを特長とする波長多重受動光網システムが提供される。
前記親局は、前記複数の子局の要求に基づき前記子局の夫々に送信許可する信号の量を一定の周期毎に決める帯域制御部と、
前記決定された信号の量に基づき、前記信号を送信する子局の送信タイミングと使用する波長を決める送信タイミング制御部とを備えることができる。
前記送信タイミング制御部は、前記子局へ前記子局の送信タイミングを指示することと合わせて、使用する波長を指示することができる。
前記親局から前記子局への信号伝送フォーマット内に前記送信タイミング制御部が前記子局へ指示する前記子局の送信タイミングを格納する領域を備えており、かつ前記子局から前記親局への方向の通信に使用する波長を指示する領域を備えることができる。
前記帯域制御部は前記子局から前記親局への方向の通信に使用する前記複数の波長に対応する伝送速度の総和を上限として、該子局の夫々に送信許可する信号の量を一定の周期毎に決め、また前記送信タイミング制御部は、前記帯域制御部により決められた送信許可する信号の量が少ない該子局から順番に、帯域割り当てが完了していない前記波長の中から、対応する伝送速度が最も遅い前記波長を選択して送信タイミングの割り当てを行うことができる。
前記送信タイミング制御部は、前記帯域制御部により決められた送信許可する信号の量と、前記一定の周期毎に前記波長に対応する前記伝送速度にて伝送可能な最大の信号量を比較し、前記送信許可する信号の量が前記伝送可能な最大の信号量を上回らないときのみ、前記比較に使用した前記波長を用いて送信タイミングの割り当てを行うことができる。
本発明の第1の解決手段によると、
上位の通信網と接続される光多重終端装置と、加入者端末を収容するための複数の光網終端装置とが、光スプリッタおよび複数の光ファイバを備えた光ファイバ網で接続されており、前記光多重終端装置から前記光網終端装置への方向の通信は、前記光網終端装置毎に割り当てたそれぞれ異なる波長を使用し、前記光網終端装置から前記光多重終端装置への方向の通信は、前記光多重終端装置に接続された前記光網終端装置の総数より少ない数の複数の異なるタイムスロット長で動作する波長を使用する受動光網システムにおける前記光多重終端装置であって、
光網終端装置IDに対して、上り波長種別、送信タイムスロットのスタート位置、送信タイムスロットのエンド位置を記憶した送信タイミングテーブルと、
光網終端装置IDに対して、送信を許可するデータ量を示す割当バイト長を記憶した割当バイト長テーブルと、
前記送信タイミングテーブル及び前記割当バイト長テーブルを参照し、各光網終端装置に上り波長種別及び送信タイムスロットを割当るための制御部と、
を備え、

前記制御部は、
前記割当バイト長テーブルを参照し、光網終端装置ID毎の割当バイト長の小さい順に並べて処理順を付け、
前記割当バイト長テーブルを参照し、前記処理順の小さい光網終端装置IDから順に、波長に相当するタイムスロット長が小さい順に上り波長種別を選択し、
選択された上り波長種別に相当するタイムスロット長と、前記割当バイト長テーブルから読み出された光網終端装置IDの割当バイト長とを比較し、
選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい値の場合、その波長種別を第1の波長種別として割当て、一方、選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも小さい値の場合、選択された波長種別よりタイムスロット長が大きく、且つ、タイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい波長を第1の波長種別として割当て、
第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられれば送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、
一方、第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられなければ、第1の上り波長種別のタイムスロット長内に割当てられる分のバイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、さらに、第1の上り波長種別よりタイムスロット長が次に大きく、送信タイムスロットがまだ割り当てられていない第2の波長種別のタイムスロット長内に、残りの割当バイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第2の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶する
前記光多重終端装置
が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
上位の通信網と接続される光多重終端装置と、加入者端末を収容するための複数の光網終端装置とが、光スプリッタおよび複数の光ファイバを備えた光ファイバ網で接続されており、前記光多重終端装置から前記光網終端装置への方向の通信は、前記光網終端装置毎に割り当てたそれぞれ異なる波長を使用し、前記光網終端装置から前記光多重終端装置への方向の通信は、前記光多重終端装置に接続された前記光網終端装置の総数より少ない数の複数の異なるタイムスロット長で動作する波長を使用する受動光網システムであって、
前記光多重終端装置は、
光網終端装置IDに対して、上り波長種別、送信タイムスロットのスタート位置、送信タイムスロットのエンド位置を記憶した送信タイミングテーブルと、
光網終端装置IDに対して、送信を許可するデータ量を示す割当バイト長を記憶した割当バイト長テーブルと、
前記送信タイミングテーブル及び前記割当バイト長テーブルを参照し、各光網終端装置に上り波長種別及び送信タイムスロットを割当るための制御部と、
を備え、

前記制御部は、
前記割当バイト長テーブルを参照し、光網終端装置ID毎の割当バイト長の小さい順に並べて処理順を付け、
前記割当バイト長テーブルを参照し、前記処理順の小さい光網終端装置IDから順に、波長に相当するタイムスロット長が小さい順に上り波長種別を選択し、
選択された上り波長種別に相当するタイムスロット長と、前記割当バイト長テーブルから読み出された光網終端装置IDの割当バイト長とを比較し、
選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい値の場合、その波長種別を第1の波長種別として割当て、一方、選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも小さい値の場合、選択された波長種別よりタイムスロット長が大きく、且つ、タイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい波長を第1の波長種別として割当て、
第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられれば送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、
一方、第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられなければ、第1の上り波長種別のタイムスロット長内に割当てられる分のバイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、さらに、第1の上り波長種別よりタイムスロット長が次に大きく、送信タイムスロットがまだ割り当てられていない第2の波長種別のタイムスロット長内に、残りの割当バイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第2の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶する
前記受動光網システム
が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
上位の通信網と接続される光多重終端装置と、加入者端末を収容するための複数の光網終端装置とが、光スプリッタおよび複数の光ファイバを備えた光ファイバ網で接続されており、前記光多重終端装置から前記光網終端装置への方向の通信は、前記光網終端装置毎に割り当てたそれぞれ異なる波長を使用し、前記光網終端装置から前記光多重終端装置への方向の通信は、前記光多重終端装置に接続された前記光網終端装置の総数より少ない数の複数の異なるタイムスロット長で動作する波長を使用する受動光網システムにおいて、
前記光多重終端装置は、
光網終端装置IDに対して、上り波長種別、送信タイムスロットのスタート位置、送信タイムスロットのエンド位置を記憶した送信タイミングテーブルと、
光網終端装置IDに対して、送信を許可するデータ量を示す割当バイト長を記憶した割当バイト長テーブルと、
前記送信タイミングテーブル及び前記割当バイト長テーブルを参照し、各光網終端装置に上り波長種別及び送信タイムスロットを割当るための制御部と、
を備えた前記受動光網システムにおける波長割当て方法であって、

前記制御部は、
前記割当バイト長テーブルを参照し、光網終端装置ID毎の割当バイト長の小さい順に並べて処理順を付け、
前記割当バイト長テーブルを参照し、前記処理順の小さい光網終端装置IDから順に、波長に相当するタイムスロット長が小さい順に上り波長種別を選択し、
選択された上り波長種別に相当するタイムスロット長と、前記割当バイト長テーブルから読み出された光網終端装置IDの割当バイト長とを比較し、
選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい値の場合、その波長種別を第1の波長種別として割当て、一方、選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも小さい値の場合、選択された波長種別よりタイムスロット長が大きく、且つ、タイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい波長を第1の波長種別として割当て、
第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられれば送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、
一方、第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられなければ、第1の上り波長種別のタイムスロット長内に割当てられる分のバイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、さらに、第1の上り波長種別よりタイムスロット長が次に大きく、送信タイムスロットがまだ割り当てられていない第2の波長種別のタイムスロット長内に、残りの割当バイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第2の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶する
前記波長割当て方法
が提供される。
本発明によると、エンドユーザトラヒックに基づいて消費電力の無駄を極力減らすことの可能な光多重終端装置、受動光網システム、波長割当て方法を実現することができる。
本実施の形態のPONを用いた光アクセス網の構成例を示す網構成図。 OLTからONUへの光信号(下り信号)の構成例を示すフレーム構成図。 ONUからOLTへの光信号(上り信号)の構成例を示す信号構成図。 本実施の形態のONUの構成例を示すブロック構成図。 本実施の形態のOLTの構成例を示すブロック構成図。 OLTの一部詳細な構成例を示すブロック構成図。 制御部の構成と動作例を説明する説明図。 下り信号処理部と下り光信号制御部の構成例を示すブロック構成図。 上り信号処理部と上り光信号制御部の構成例を示すブロック構成図。 割当バイト長テーブルの構成例を示すメモリ構成図。 送信タイミングテーブル(割当て帯域をTCONT−ID順に割当てた場合)の構成例を示すメモリ構成図。 送信タイミングテーブル(割当て帯域を帯域が小さい順に割当てた場合)の構成例を示すメモリ構成図。 送信タイミングテーブル(割当て帯域を帯域が小さい順に割当て且つ割当て帯域<各波長毎に設定された最大帯域)の構成例を示すメモリ構成図。 図10の割当バイト決定方法の処理実施例を示すフローチャート。 図11の送信タイミングテーブル使用した場合の上り波長毎の上りタイムスロット。 図12の送信タイミングテーブル使用した場合の上り波長毎の上りタイムスロット。 図13の送信タイミングテーブル使用した場合の上り波長毎の上りタイムスロット。 図10の割当バイトテーブルのデータを割当てバイト長の小さい順に並び替えた図。 図13の上り波長種別並びにStart/End決定方法の処理実施例を示すフローチャート。
以下、図面を用いて本実施の形態によるPONの構成と動作、本手段を実現するための波長割当て方法を詳細に説明する。

1.受動光網システム
以下の説明では、OLTに接続されている5台のONU毎に波長を割当ててデータを波長分割多重して処理する構成のPONを想定したもので、OLTから各ONUへの下りデータに割当てる波長は各ONU1つに対してユニークな波長(λd1、λd2、…、λd5)を静的に割り当て、またONUからOLTへの上りデータへ割当てる波長は、100Mbit/s(正確には103.68Mbit/sでありタイムスロットの長さは1620バイト)、500Mbit/s(正確には518.4Mbit/sでありタイムスロットの長さは8100バイト)、1Gbit/s(正確には1036.8Mbit/sでありタイムスロットの長さは16200バイト)、10Gbit/s(正確には10368Mbit/sでありタイムスロットの長さは162000バイト)分のデータを送信できる波長(λu1、λu2、λu3、λu4)を動的に割り当てる例をとり説明する。なお、これらの数値は一例であり、他の伝送速度であってもよく、本実施の形態がこの数値に限定されるものではない。また、上り波長は4つ以上、ONUは5つ以上あってもよく、あるいは上り波長は3つ以下、ONUは4つ以下であってもよい。
図1に、本実施の形態が適用される光アクセス網の構成図を示す。
PON10はPSTN/インターネット20に接続されて、データを送受信する。PON10は光スプリッタ100、幹線ファイバ110、支線ファイバ120、OLT200およびONU300,電話400、パーソナルコンピュータ410を備える。OLT200には、1本の幹線ファイバ110、光スプリッタ100および支線ファイバ120を介して、たとえば32台のONU300が接続可能である。図1には5台のONUが図示されており、それぞれ使用する波長が異なる。図示された例では、下り波長はONU毎にそれぞれONU300−1はλd1、ONU300−2はλd2、ONU300−3はλd3、ONU300−4はλd4、ONU300−5はλd5がそれぞれ使用される。一方、上り波長は4波長をONU5台で共有するという状況を一例としてONU300−1はλu1、ONU300−2はλu3、ONU300−3はλu4、ONU300−4はλu4、ONU300−5はλu2と図示している。各ONUは時分割で波長を切替えて使うことが出来る。OLT200からONU300の方向に伝送される信号にはそれぞれのONU300宛の信号が波長多重されて伝送される。ONU300で受信された信号は、自分宛の波長を選択してONU300内で受信し、信号のあて先に基づいて、電話400やパーソナルコンピュータ410に送られる。また、ONU300からOLT200の方向では、ONU300−1、ONU300−2、ONU300−3、ONU300−4.ONU300−5から伝送される信号は、OLT200から指示されたタイミング・波長でデータを送信し、光スプリッタ100を通った後に波長多重されて、OLT200に到達する。
図1の例では、5台のONU300が図示され、OLT200に接続されている。なお、OLT200に接続されるONUの数、接続可能な最大数は適宜の数でもよい。
図2は、OLTからONUへの光信号(下り信号)の構成例を示すフレーム構成図である。PON下りフレーム等の下り信号(以下、下りフレーム、もしくは、単にフレームと称することがある)は、例えば、ITU−T勧告G984.3に規定されたように、フレーム同期パタン20、PLOAM21、グラント指示22、フレームペイロード23を含む。フレームペイロード23には、OLT200から各ONU300へ向かうユーザ信号が格納される。グラント指示22は、各ONU300の上り信号送信タイミング(グラント)を指示するもので、より詳細には、各ONU300の内部でのユーザ信号制御単位であるTCONT(Transmission Container)毎にグラントを指示するものである。同図は、図1で示した構成に対応した一構成例を示したもので、ONU300−1の制御をするためのTCONT0用信号24を示している。尚、これらのTCONT用信号は、TCONTを識別するためのTCONT ID27、信号の送信開始タイミングを示すStrat28と送信終了タイミングを示すEnd29と、伝送波長指定領域40とを含む。ここで伝送波長指定領域40は、ITU−T勧告G984.3に記載はなく、本発明及び本実施の形態で始めて提案されたものである。尚、Start28とEnd29は、例えば、バイト単位で指定される。OLT200は、各ONU300に周期的にグラント指示22を含む上りデータの送信を許可するメッセージを送信し、各TCONTにどれだけの上り通信帯域を使用すれば良いかを指示する。このStart28とEnd29は、OLT200がグラント指示を送信する各周期の中で、どのタイミングでデータの送信を開始して終了すれば良いかを示す情報である。この指定された区間内で、ONU300は伝送波長指定領域40で指定された波長で上り信号を送信する。尚、End29の代わりに、送信すべきデータのデータ長を指定し、Start28のタイミングから指定されたデータ長だけデータを送信するように指示しても良い。
図3は、ONUからOLTへの光信号(上り信号)の構成例を示す信号構成図である。PON上りフレーム等の上り信号(以下、GEMパケット、もしくは、単にパケットと称することがある)は、固定長のバーストオーバーヘッド36と、可変長のパケットであるバーストデータ37を含む、バーストオーバーヘッド36は、プリアンブル30とデリミタ31を含む。バーストデータ37は、PLOAM32とキュー長33からなる制御信号、および、5バイトのGEMヘッダ34と可変長のGEMペイロード35からなる信号を含む。上述したTCOUNT用信号24のStart28は、PLOAM32の開始位置、すなわちバーストデータ37の開始位置を指示しており、End値29はGEMペイロード35(バーストデータ27)の終了位置を示している。ガードタイム38は、GEMペイロード34の終了位置から次のパケットのプリアンブル30の開始位置までの無信号区間で、各ONU300から送信されるパケットの基幹光ファイバ110上での衝突や干渉を防ぐために、例えば、ITU−T勧告G984.3で規定された長さの無信号区間がとられる。したがって、各ONU300(あるいはTCONT)から送信されるバーストデータ37の間には、ガードタイム38やプリアンブル領域30とデリミタ領域31が介在するため、前のバーストデータ37のEnd29と次のバーストデータ37のStrat28との間には数バイトの間隔が生じる。
2.ONU
図4は、本実施の形態が適用されるONU300の構成例を示すブロック構成図である。
支線ファイバ120から受信した光信号は、WDMフィルタ301にて波長分離され、波長可変フィルタ302にて下り波長λd1からλd32の内、1つを選択透過する。E/O302にて光信号は電気信号に変換され、AGC(Automatic Gain Control)304にて振幅値が一定となるように制御を行い、クロック抽出部305にてリタイミングを行い、PONフレーム終端部306で、図2で説明した信号の分離を行う。PLOAM領域21、グラント指示領域22の信号はメッセージ受信バッファ308に送られ、そしてフレームペイロード領域23の信号はユーザーIF307に送られて出力される。
またユーザーIF307から入力された信号は、バッファ309に一時的に格納された後、フレーム送信制御部310の制御のもとに読み出され、PONフレーム生成部311にて図3にて説明したフォーマットに組み立てられる。パケットバッファ309はキュー長監視部314によりバッファの使用量が監視される。バッファ使用量情報はキュー長33としてPON区間フレームに格納されてOLTに伝えられ、OLTはこのキュー長33の情報に基づいて発行するグラント量を制御する。組み立てられた信号はドライバー312にて波長可変レーザー313を電流駆動することにより光信号に変換され、WDMフィルタ301を経て支線ファイバ120に向けて送信される。CPU323、メモリ324は対になってONU300内の各ブロックの監視制御を行う。例えばCPU323は、ONU起動直後やONUがファイバに接続された直後に波長管理メモリ322に事前に決められた波長、例えば下り波長λd1、上り波長λu1を初期値としてリセットする。受信波長制御部321は波長管理メモリ322に格納されている値にもとづき波長可変フィルタ302の波長を設定し、送信波長制御部320は波長管理メモリ322に格納されている値にもとづき可変波長レーザー313の波長を設定する。また、CPU323は、タイマ325を参照しながらメッセージ受信バッファ308およびメッセージ送信バッファ310を用いてOLT200と波長割り当てメッセージの授受を行い、波長管理メモリ322に自身の割り当て波長を設定する。
ONU300にて使用するクロックは、下り信号ブロックでは、下り用クロック生成317からのクロックを常時使用し、上り信号ブロックでは、グラント指示領域22の波長指定領域40にて指定される波長に適合したクロック316(本例では、λu1は100Mクロック、λu2は500Mクロック、λu3は1Gクロック、λu4は10Gクロック)をセレクタ315で選択し動作する。
3.OLT
図5は、本実施の形態のPONで用いるOLTの構成例を示すブロック構成図である。
OLT200は、装置全体の動作を管理する制御ボード603と、ネットワークに接続されて信号の送受信を行う複数のネットワークインタフェースボード600〜602とを備える。ここで、制御ボード603は、CPU608とメモリ609とHUB610とを備え、CPU608がHUB610を介して各ネットワークインタフェースボード600〜602制御する。また、ネットワークインタフェースボード600〜602の夫々は、ONU300からの光信号を波長毎に分離する光信号IF部606と、インターネット等の上位網20との間で信号の送受信を行う網IF(インタフェース)部607と、ONU300と上位網20との間での信号の送受信に必要な処理を行うCPU604とメモリ605を備える。以下で説明する各種の動作・運用方法は、メモリ605に格納されたプログラムをCPU604が実行するものである。もちろん、これらの機能を必要に応じて各処理に特化した専用のハードウェア(LSI等)により処理を実行しても良い。また、OLT200のハードウェア構成は、上記説明に限られることなく適宜必要に応じて様々な実装が行われて良い。
図6は、OLTに備えたネットワークインタフェースボードの構成例を示すブロック構成図である。
ネットワークインタフェースボードの600は、大きく網IF部607、制御部700、送信部710、受信部711、光信号IF部606を備える。送信部710は、下りデータバッファ701、下り信号処理部702、下り光信号制御部703を備える。また、受信部711は、上り光信号制御部704、上り信号処理部705、上りデータバッファ706を備える。下りデータバッファ701は、上位網20から網IF部607を介して受信したデータを一時的に蓄える。下り信号処理部702は、上位網20からの信号をONU300に中継するために必要な処理を行う。下り光信号制御部703は、電気信号を光信号に変換して、光信号IF部606を介してONUに光信号(下り信号)を送信する。上り光信号制御部704は、ONU300から光信号IF部606を介して受信した光信号を電気信号に変換する。上り信号処理部705は、ONU300からの信号を上位網20に中継するために必要な処理を行う。上りデータバッファ706は、上位網20へ網IF部607を介して送信するデータを一時的に蓄える。
制御部700は、上述した各機能ブロックと接続され、複数のONU300と通信(監視・制御等)を行うための必要な各種処理を実行したり、上位網20とONU300との間の信号を中継する機能を有する。DBA処理部707は、あらかじめ定められたDBA周期毎(本例では0.5m秒周期)に、該周期内でOLTが収容した複数のONU300(TCONT)の夫々にどれだけの通信帯域を割り当てるかを決定する動的帯域割当処理を行なう。この通信帯域は、1つのDBA周期中に送信できる総バイト長内で、どれだけのバイト長を各ONU300(TCONT)割り当てるかを示している。レンジング処理部708は、OLT200がONU300とのデータ送受信に先立って、各ONUに距離測定に関するレンジング信号を送信し、当該信号に対する返答を受信するまでの時間を測定することでOLT200と各ONU300との間の距離を測定し、各ONU300からOLT200への信号が衝突・干渉しないよう送信する信号の遅延時間を調整する。OLT200が送信遅延時間を各ONU300に通知すると、各ONU300は、OLT200からDBAで指定されたデータの送信を許可されたタイミング(グラント指示)に、通知された送信遅延時間を加えてデータを送信する。データ送信許可部709は、DBA処理部707が決定した各ONU300へ許可する送信データのバイト長に基づき、各ONU300があるグラント周期においてデータ送信を開始すべきタイミングStart(図2:28)と送信を終了すべきタイミングEnd(図2:29)をそれぞれバイト長で決定し、データ量に適した上り信号の波長(図2:40)を指定する。すなわち、グラント指示を指定する。記憶部710は、制御部700の処理に必要な情報を記憶するメモリである。尚、制御部700は、PONに備えた監視制御部(例えば、PCで構成した保守端末)と通信を行い、予め制御に必要な制御パラメータ(例えば、ONUの加入条件、契約トラヒック等)を制御部に設定しておいたり、保守者の要求に基づいて監視情報(例えば、障害発生状況や各ONUへの送信許可データ量等)を受信したりする。
図7は、OLTに備えた制御部の構成と動作例を説明する説明図である。
制御部700では、DBA処理部707は、上り信号に含まれるキュー長(図3:33)から各ONU300が保持する送信待ちデータ量を受信する。例えば、受信したキュー長を送信待ちデータ量とすることができる。また、DBA処理部707には、ONU毎に通信帯域パラメータが契約に基づいて設定されている。DBA処理部707は、受信した送信待ちデータ量(例、キュー長等)と契約で設定された通信帯域パラメータに基づいて、DBA周期毎に各ONU300に送信を許可するデータ量をバイト長で決定し、各ONUのTCONT識別子であるTCONT−IDと割り当てたバイト長を対応付けた割当バイト長テーブル802を作成して記憶部710に格納する(図7:(1))。
図10に、割当バイト長テーブル802の構成例を示す。割当てバイト長テーブル802は、TCONTの識別子であるTCONT−ID901と、DBAでTCONTに割り当てたバイト長902を含む。
図14に、割当てバイト長テーブル802のバイト長の決定方法の一例を示す。なお、バイト長の決定方法は様々なバリエーションが可能であり、本例に留まるものではない。先ず、DBA処理部707は、各ONU300の送信待ちデータ量を集約(1401)し、TCONT−IDの初期値0とし(1402)、処理対象TCONT−IDを決定する(1403)。DBA処理部707は、予め設定された契約パラメータと送信待ちデータ量を比較(1404)し、契約パラメータよりも送信待ちデータ量が小さい場合には契約パラメータを割当てバイト長とし(1405)、バイト長を割当てバイト長テーブル802へ書込む(1407)。DBA処理部707は、逆に契約パラメータと送信待ちデータ量を比較し(1404)、契約パラメータよりも送信待ちデータ量が大きい場合には送信待ちデータ量を割当てバイト長とし(1406)、バイト長を割当てバイト長テーブル802へ書込む(1407)。DBA処理部707は、この処理を登録されているTCONT−IDすべてに行なう(1408)。そして、DBA周期を満了後1409に(1409)、再びDBA処理部707は、各ONU300の送信待ちデータ量を集約(1401)し、同処理を実施する。
データ送信許可部709に備えられた送信タイミング決定部801は、割当てバイト長テーブル802の内容を読み出して(図7:(2))、各TCONTに割り当てたバイト長902に対応するタイムスロットをグラント周期毎に割り当て、TCONT−IDと各グラント周期内に割り当てたバイト長を対応付けた送信タイミングテーブル803を作成して記憶部710に格納する(図7:(3))。ここで、データ送信許可部709に備えたフラグメンテーション検出部800が、あるTCONTに割り当てたバイト長のデータを複数のグラント周期のタイムスロットに分割して割り当てるフラグメンテーションの発生を検出すると、フラグメンテーションにより分割された後半のデータに新たに付加するGEMヘッダの長さ5バイト分のバイト長の加算を行うよう送信タイミング決定部801に指示し、該送信タイミング決定部801が加算後のバイト数に基づきタイムスロットの割り当てを行う。また、送信タイミング決定部801は、作成した送信タイミングテーブル803の内容に従って、グラント指示22を含む送信許可メッセージを作成し、各ONU300に送信してデータの送信タイミングを通知する。
図11に、送信タイミングテーブル803の構成例を示す。送信タイミングテーブル803は、TCONTの識別子であるTCONT−ID901と、あるグラント周期内でのデータ送信開始タイミングStart28を格納するStartエリア1002と、データ送信終了タイミングEnd29を格納するEndエリア1003と、上り波長種別1004を含む。
図8は、下り信号処理部と下り光信号制御部の詳細構成例を示す図である。
下りデータバッファ701からの下り信号を信号振分部503にてONU単位に振分けてPONフレーム生成部504−1から504−nの中の対応するブロックにパケット信号を転送する。OLT200内には接続できる最大のONUがn台の時、n個のPONフレーム生成部504、ドライバー505、E/O506を備えている。PONフレーム生成部504は制御部700から通知されるPLOAM情報21やグラント指示22、信号振分部203からのフレームペイロード23をもとに図2にて説明したフォーマットにフレームが組み立てられる。組み立てられた信号はドライバ505がE/O506を電流駆動することで電気信号を光信号にし変換し、光信号IF部606を経て幹線ファイバ110向けて送信される。
図9は、上り光信号制御部と上り信号処理部の詳細構成例を示す図である。
本例では、100Mbit/s用の波長、500Mbit/s用の波長、1Gbit/s用の波長、10Gbit/s用の波長の4波長を使用した場合を例にとって説明するため、OLT200内には、4個のO/E508、増幅器509、クロック抽出部510およびPONフレーム分解部511を備えている。光信号IF部606を介して受信された光信号は、O/E508にて電気信号に変換され、増幅器509にて増幅され、クロック抽出部510にてリタイミングされ、PONフレーム分解部511にてオーバーヘッドが分離されて信号多重部516へパケットが送信され、上りデータバッファ706へ送信される。メッセージ受信バッファ523では、制御部700での処理に必要な図3に示される制御信号(PLOAM32、キュー長33)を格納し、制御部700へ転送する。
4.波長割当て
図10〜図13、図15〜図17では、本実施の形態におけるエンドユーザトラヒックに応じた動的波長割り当ての実現例を示す。
図10には、一例として、ONU300からキュー長33をそれぞれ受信しOLT200内の制御部700でDBA処理をした結果、ONU#1に割り当てバイト長486バイト(帯域30Mbit/s相当(正確には31.104Mbit/s))、ONU#2に割り当てバイト長11340バイト(帯域700Mbit/s相当(正確には725.76Mbit/s))、ONU#3に割り当てバイト長32400バイト(帯域2Gbit/s相当(正確には2073.6Mbit/s))、ONU#4に割り当てバイト長12960バイト(帯域800Mbit/s相当(正確には829.44Mbit/s))、ONU#5に割り当てバイト長1458バイト(帯域90Mbit/s相当(正確には93.312Mbit/s))を割当てる場合の割当バイトテーブルを示す。
図11には、従来のGPONシステムで適用されているDBA制御と同様に割り当て帯域をTCONT−ID順に割当てた場合の送信タイミングテーブルを示す。すなわち、各波長は、次のような帯域と割当てタイムスロット長に相当する。波長毎のタイムスロット長は、記憶部710等の適宜のテーブルに予め保存することができる。
λu1:帯域100Mbit/s (正確には103.68Mbit/s)用波長、割当てタイムスロット長:1620バイト
λu2:帯域500Mbit/s (正確には518.4Mbit/s)用波長、割当てタイムスロット長:8100バイト
λu3:帯域1Gbit/s (正確には1036.8Mbit/s)用波長、割当てタイムスロット長:16200バイト
λu4:帯域10Gbit/s (正確には10368Mbit/s)用波長、割当てタイムスロット長:162000バイト
また、図15には、図11の送信タイミングテーブル803の例における上り波長毎の上りタイムスロット図を示す。図15は、各波長に対する割当てタイムスロット長が示され、各TCONT−IDのONUへの上り信号の波長と送信タイミング(送信タイムスロット)を表している。なお、本例においては、上り波長の割り当て順番は帯域が小さいものから割当てることとしている。また、本例では、λu1を帯域100Mbit/s用の波長、λu2を帯域500Mbit/s用の波長、λu3を帯域1Gbit/s用の波長、λu4を帯域10Gbit/s用の波長とする。この割り当て例では、割当バイト(帯域)の大きいTCONT−IDに低速用クロック(低帯域)で動作する上り波長が割当てられてしまう。その一方で、割当バイト(帯域)の小さいTCONT−IDに高速用クロック(高帯域)で動作する上り波長が割当てられてしまう。例えば、割当バイト長11340、即ち、帯域700Mbit/sを割り当てられたONU#2(TCONT−ID=2)が100Mbit/s用の波長λu1と500Mbit/s用の波長λu2を使用して上り信号を送信するのに対し、割当バイト長1458、即ち、帯域90Mbit/sを割り当てられたONU#5(TCONT−ID=5)が10Gbit/s用の波長λu4を使用して上り信号を送信してしまうことになる(図中、矢印参照)。このような割当て例では、割当て帯域の小さいONUの方が周波数の高いクロックを使用してしまうことになり、課題の解決とは矛盾した状況となってしまう。
そこで、つぎに、図11での問題点を解決するための例を示す。図16には図12の送信タイミングテーブル803の例における上り波長毎の上りタイムスロット図を示す。図16は、各波長に対する割当てタイムスロット長が示され、各TCONT−IDのONUへの上り信号の波長と送信タイミング(送信タイムスロット)を表している。図12には、図11のように割り当て帯域をTCONT−ID順に実施するのではなく、割り当て帯域の小さい順から割当てた場合の送信タイミングテーブルを示す。図10を参照すると、TCONT−IDが1、5、2、4、3の順に割当バイト長、即ち、割当て帯域が小さいので、図12及び図16では、この順に従い、小さい帯域からλu1、λu2、λu3、λu4の順で各波長を割当てたものである。本例であれば、割当て帯域の小さい順から低い周波数の波長が割当てられ、図10にて浮上した問題が解決できる。
しかし、図12の例においても別の問題点が浮上する。例えば、タイムスロット372〜3623の間、TCONT−ID=2のONUは上り波長λu2とλu3が同時に割当てられてしまう。すなわち、TCONT−ID=2のONUの割当てタイムスロットが、波長λu2ではStart372値から始まりStop値8099まで割当てられ、一方、波長λu2では割当て切れなかったバイト数が波長λu3にてStart値12から始まりStop値3623まで割当てられている。TCONT−ID=2のONUにおいては、Start値372からStop値3623までのタイムスロットでは割り当て波長がλu2とλu3が2つ存在してしまうことになり(図中、矢印参照)、物理的に上り信号をOLTへ送信できないことになる。
図13には、図11での問題点を解決するための例を示す。この送信タイミングテーブル803は、割当て帯域を帯域が小さい順に割当て、且つ、割当て帯域が各波長毎に設定された最大帯域より小さくするように割当てる場合を示す。図17には、図13の送信タイミングテーブル803の例における上り波長毎の上りタイムスロット図を示す。図17は、各波長に対する割当てタイムスロット長が示され、各TCONT−IDのONUへの上り信号の波長と送信タイミング(送信タイムスロット)を表している。この割当て例では、割当バイト(帯域)の小さいTCONT−IDには(例えば、TCONT−ID=1及び5)、低速用クロック(低帯域)で動作する上り波長が割当てられる。また、割当バイト(帯域)の大きいTCONT−IDには(例えば、TCONT−ID=2及び4及び3)、高速用クロック(高帯域)で動作する上り波長が割当てられる。そして、この例では各TCONT−IDにおいて、上り波長が同時に(同じ送信タイムスロット又は送信タイミングに重なって)割当てられることがない。このように波長に設定された帯域(例えば、λu1であれば100Mbit/s)以上の帯域が割当てられているONUに対しては、その波長を割当てずに次の波長を割当てることで、図12での問題が解決できる。すなわち、例えば、TCONT−ID=5のONUにおいては、タイムスロット510〜1619で波長λu1を用い、1112〜359で波長λu2を用いているので、あるタイムスロットにおける割り当て波長がひとつのみ存在することになる。
5.送信タイミングテーブル生成処理
図18及び図19には、図10の割当バイト長テーブル802を用いて図13の送信タイミングテーブル803を生成するための処理を示す。
図18には図10の割当バイトテーブルのデータを割当てバイト長の小さい順に並び替えたテーブルの図を示す。処理順1801が小さいTCONT−ID901順に送信タイミング決定処理が実施される。
図19には図13の上り波長種別並びにStart/End決定方法の処理実施例フローチャートを示す。このフローチャートは、例えば、制御部700、特に、送信タイミング決定部801等により実行される。先ず、送信タイミング決定部801は、図10の割当てバイト長テーブル802を参照し、割当てバイト長の小さい順に並べ替えて処理順をつけ、iを処理順1801、B_alloc(i)を割当てバイト長902とする(1901)。並び替えたテーブルは割当てバイト長テーブル802の他のエリアに記憶するか、それに上書きすることができる。割当てバイト長902は、処理フローの初期値設定としてiに1を、上り波長種別を表わすjに1を、i_minに1を代入する(1902)。送信タイミング決定部801は、Start、Endの初期値設定としてStartに1を、Endに−1を代入する(1903)。送信タイミング決定部801はiにi_minを代入する(1904)。B_total(j)は各波長のタイムスロットの長さであり、本実施の形態では、λu1のB_total(1)は1620バイト、λu2のB_total(2)は8100バイト、λu3のB_total(3)は16200バイト、λu4のB_total(4)は162000バイトとしている。なお、波長毎のタイムスロット長は、記憶部760等の適宜の記憶領域に予め記憶されており、送信タイミング決定部801は、それを参照してB_total(j)を求めることができる。送信タイミング決定部801は、B_total(j)とB_alloc(i)を比較(1905)し、B_total(j)の方が大きい場合にはStartに(前のEnd値)+1+12を代入(1906)して、Startを決定する。送信タイミング決定部801は、小さい場合にはjを1増加させてi_minにiを代入(1910)して、ステップ1903へ戻る。送信タイミング決定部801は、Startが決定(1906)後はB_total(j)−1とStart+B_alloc(i)−1を比較(1907)し、B_total(j)−1の方が大きい場合にはEndにStart+B_alloc(i)−1を代入(1911)してEndを決定し、上り波長をλujに決定する。送信タイミング決定部801は、その後の処理1912では、iが最終処理順であれば、処理を終了し、iが最終処理順でなければi_minにi+1を代入(1913)してステップ1904へ戻る。送信タイミング決定部801は、比較ステップ1907にてB_total(j)−1の方が小さい場合にはEndにB_alloc(i)−1を代入し、Start+B_alloc(i)−1を代入(1911)してEndを決定する1908。また、送信タイミング決定部801は、同時にB_alloc(i)にStart+B_alloc(i)−B_total(j)を代入(1908)し、上り波長をλujに決定する(1908)。その後、送信タイミング決定部801は、ステップ1909で、jが最終割当て波長であれば、処理を終了し、jが最終割当て波長でなければjを1増加させてi_minにiを代入(1910)して処理1903へ戻る。なお、処理中+1、+12等は、データのStart/End又はガードタイム等のデータ間のためのバイト長であり、適宜の値に予め設定することができる。なお、送信タイミング決定部801は、上述の各ステップにおいて、Start、End、上り波長等の各データの設定後に、適宜のタイミングでそれらデータを送信タイミングテーブル803の該当するTCONT−IDの欄に記憶する。
以下に、図19のフローチャートに従い、図18のテーブルを用い、図17のように割当てる場合の例について説明する。
まず、処理順i=1で、TCONT−ID=1の割当バイト長486についてはステップ1901〜ステップ1905を経てλu1のタイムスロット長1620と比較され、ステップ1906に移り、Start=‘12’となる。さらに、ステップ1907により、
1620>12+486−1
であるから、ステップ1911によりEnd=‘497’、上り波長=λu1と設定される。
次に、ステップ1912、ステップ1913の処理の後、処理順i=2で、TCONT−ID=5の割当バイト表1458については、ステップ1904、ステップ1905を経て、λu1のタイムスロット長1620と比較されステップ1906に移りStart=‘510’(=497+1+12)となる。さらにステップ1907により、
1620−1<510+1458−1
であるから、ステップ1908により、End=‘1619’上り波長λu1と設定される。さらに、残りの割当てバイト長については(B_alloc(i)=510+1458−1620=348)、ステップ1910を経て波長がλu2に変更され、ステップ1903〜ステップ1906によりStart=‘12’、上り波長λu2と設定され、さらにステップ1907〜ステップ1911によりEnd=12+348−1=‘359’、上り波長λu2に設定される。
同様に、処理順i=3以降も処理される。
本発明は、例えばPONシステムに利用可能であるが、この他にも各端末や終端装置に上り波長を割り当てるシステムに適用可能である。

Claims (6)

  1. 上位の通信網と接続される光多重終端装置と、加入者端末を収容するための複数の光網終端装置とが、光スプリッタおよび複数の光ファイバを備えた光ファイバ網で接続されており、前記光多重終端装置から前記光網終端装置への方向の通信は、前記光網終端装置毎に割り当てたそれぞれ異なる波長を使用し、前記光網終端装置から前記光多重終端装置への方向の通信は、前記光多重終端装置に接続された前記光網終端装置の総数より少ない数の複数の異なるタイムスロット長で動作する波長を使用する受動光網システムにおける前記光多重終端装置であって、
    光網終端装置IDに対して、上り波長種別、送信タイムスロットのスタート位置、送信タイムスロットのエンド位置を記憶した送信タイミングテーブルと、
    光網終端装置IDに対して、送信を許可するデータ量を示す割当バイト長を記憶した割当バイト長テーブルと、
    前記送信タイミングテーブル及び前記割当バイト長テーブルを参照し、各光網終端装置に上り波長種別及び送信タイムスロットを割当るための制御部と、
    を備え、

    前記制御部は、
    前記割当バイト長テーブルを参照し、光網終端装置ID毎の割当バイト長の小さい順に並べて処理順を付け、
    前記割当バイト長テーブルを参照し、前記処理順の小さい光網終端装置IDから順に、波長に相当するタイムスロット長が小さい順に上り波長種別を選択し、
    選択された上り波長種別に相当するタイムスロット長と、前記割当バイト長テーブルから読み出された光網終端装置IDの割当バイト長とを比較し、
    選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい値の場合、その波長種別を第1の波長種別として割当て、一方、選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも小さい値の場合、選択された波長種別よりタイムスロット長が大きく、且つ、タイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい波長を第1の波長種別として割当て、
    第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられれば送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、
    一方、第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられなければ、第1の上り波長種別のタイムスロット長内に割当てられる分のバイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、さらに、第1の上り波長種別よりタイムスロット長が次に大きく、送信タイムスロットがまだ割り当てられていない第2の波長種別のタイムスロット長内に、残りの割当バイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第2の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶する
    前記光多重終端装置。
  2. 前記制御部は、さらに、光網終端装置ID毎にガードタイマ、及び/又は、スタート位置のためのバイト、及び/又は、エンド位置のためのタイムスロットを割当てることを特徴とする請求項1に記載の光多重終端装置。
  3. 前記制御部は、
    各光網終端装置から送信待ちデータ量を示す情報を受信し、
    予め設定された契約パラメータと送信待ちデータ量を比較し、
    契約パラメータが送信待ちデータ量よりも大きい場合には契約パラメータを割当てバイト長とし、割当てバイト長を前記割当バイトテーブルへ書込み、一方、契約パラメータよりも送信待ちデータ量が大きい場合には送信待ちデータ量を割当てバイト長とし、割当てバイト長を前記割当バイトテーブルへ書込むことを特徴とする請求項1に記載の光多重終端装置。
  4. 前記制御部は、さらに、前記送信タイミングテーブルを参照し、光網終端装置ID、スタート位置、エンド位置、上り波長種別を含む情報を設定したグラント指示を含む下りフレームを作成することを特徴とする請求項1に記載の光多重終端装置。
  5. 上位の通信網と接続される光多重終端装置と、加入者端末を収容するための複数の光網終端装置とが、光スプリッタおよび複数の光ファイバを備えた光ファイバ網で接続されており、前記光多重終端装置から前記光網終端装置への方向の通信は、前記光網終端装置毎に割り当てたそれぞれ異なる波長を使用し、前記光網終端装置から前記光多重終端装置への方向の通信は、前記光多重終端装置に接続された前記光網終端装置の総数より少ない数の複数の異なるタイムスロット長で動作する波長を使用する受動光網システムであって、
    前記光多重終端装置は、
    光網終端装置IDに対して、上り波長種別、送信タイムスロットのスタート位置、送信タイムスロットのエンド位置を記憶した送信タイミングテーブルと、
    光網終端装置IDに対して、送信を許可するデータ量を示す割当バイト長を記憶した割当バイト長テーブルと、
    前記送信タイミングテーブル及び前記割当バイト長テーブルを参照し、各光網終端装置に上り波長種別及び送信タイムスロットを割当るための制御部と、
    を備え、

    前記制御部は、
    前記割当バイト長テーブルを参照し、光網終端装置ID毎の割当バイト長の小さい順に並べて処理順を付け、
    前記割当バイト長テーブルを参照し、前記処理順の小さい光網終端装置IDから順に、波長に相当するタイムスロット長が小さい順に上り波長種別を選択し、
    選択された上り波長種別に相当するタイムスロット長と、前記割当バイト長テーブルから読み出された光網終端装置IDの割当バイト長とを比較し、
    選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい値の場合、その波長種別を第1の波長種別として割当て、一方、選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも小さい値の場合、選択された波長種別よりタイムスロット長が大きく、且つ、タイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい波長を第1の波長種別として割当て、
    第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられれば送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、
    一方、第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられなければ、第1の上り波長種別のタイムスロット長内に割当てられる分のバイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、さらに、第1の上り波長種別よりタイムスロット長が次に大きく、送信タイムスロットがまだ割り当てられていない第2の波長種別のタイムスロット長内に、残りの割当バイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第2の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶する
    前記受動光網システム。
  6. 上位の通信網と接続される光多重終端装置と、加入者端末を収容するための複数の光網終端装置とが、光スプリッタおよび複数の光ファイバを備えた光ファイバ網で接続されており、前記光多重終端装置から前記光網終端装置への方向の通信は、前記光網終端装置毎に割り当てたそれぞれ異なる波長を使用し、前記光網終端装置から前記光多重終端装置への方向の通信は、前記光多重終端装置に接続された前記光網終端装置の総数より少ない数の複数の異なるタイムスロット長で動作する波長を使用する受動光網システムにおいて、
    前記光多重終端装置は、
    光網終端装置IDに対して、上り波長種別、送信タイムスロットのスタート位置、送信タイムスロットのエンド位置を記憶した送信タイミングテーブルと、
    光網終端装置IDに対して、送信を許可するデータ量を示す割当バイト長を記憶した割当バイト長テーブルと、
    前記送信タイミングテーブル及び前記割当バイト長テーブルを参照し、各光網終端装置に上り波長種別及び送信タイムスロットを割当るための制御部と、
    を備えた前記受動光網システムにおける波長割当て方法であって、

    前記制御部は、
    前記割当バイト長テーブルを参照し、光網終端装置ID毎の割当バイト長の小さい順に並べて処理順を付け、
    前記割当バイト長テーブルを参照し、前記処理順の小さい光網終端装置IDから順に、波長に相当するタイムスロット長が小さい順に上り波長種別を選択し、
    選択された上り波長種別に相当するタイムスロット長と、前記割当バイト長テーブルから読み出された光網終端装置IDの割当バイト長とを比較し、
    選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい値の場合、その波長種別を第1の波長種別として割当て、一方、選択された波長種別のタイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも小さい値の場合、選択された波長種別よりタイムスロット長が大きく、且つ、タイムスロット長が光網終端装置IDの割当バイト長よりも大きい波長を第1の波長種別として割当て、
    第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられれば送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、
    一方、第1の波長種別で送信タイムスロットが割り当てられていないタイムスロット長内に、全ての割当バイト長が割当てられなければ、第1の上り波長種別のタイムスロット長内に割当てられる分のバイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第1の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶し、さらに、第1の上り波長種別よりタイムスロット長が次に大きく、送信タイムスロットがまだ割り当てられていない第2の波長種別のタイムスロット長内に、残りの割当バイト長を割当て、送信タイムスロットのスタート位置とエンド位置を設定し、第2の上り波長種別とともにスタート位置とエンド位置を前記送信タイミングテーブルに光網終端装置IDに対応して記憶する
    前記波長割当て方法。
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