JP2008193266A - 画像処理装置、画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】主走査毎に、予め定められた制約情報に基づいたN値化処理(Nは2以上の整数)を行うことにより、画像の低周波成分に依存した粒状性劣化を抑制し、高画質画像を形成する。
【解決手段】複数ノズルを備える記録ヘッドによる複数パス印字を行う際に、入力画像データに応じて、走査Duty設定部105で記録ヘッドの走査ごとに、ノズルごとの走査Dutyを算出する。ハーフトーン処理部108では、該算出された走査Dutyに対し、予め定められた制約情報に基づくN値化を施して形成対象となるドットパターンを作成する。この制約情報は、既に記録されたドットパターンに対して次に作成されるドットパターンの空間周波数の位相が低周波域で逆位相となるように設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像処理装置、画像形成装置およびその制御方法に関し、特に、入力画像よりも低階調による画像形成を行うための画像処理装置、画像形成装置およびその制御方法に関する。
ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ、ファクシミリ等の画像出力装置としては一般に、所望される文字や画像等の情報を、用紙やフィルム等のシート状の記録媒体に記録する記録装置が用いられる。このような記録装置としては様々な記録方式のものがあるが、なかでも記録媒体に記録剤を付着させることで記録媒体上に画像を形成する方式が広く実用化されており、このような方式の代表例として、インクジェット記録方式が知られている。
インクジェット記録方式を適用した記録装置においては、記録速度の向上や高画質化等を実現するために、同一色同一濃度のインクを吐出可能なインク吐出口(ノズル)の複数を集積配列したノズル群を備える。さらに、画質の向上を実現するために、同一色で濃度の異なるインクを吐出可能としたノズル群や、同一色で同一濃度のインクの吐出量を何段階かに変えて吐出可能としたノズル群が設けられる場合もある。
このような記録装置において、多値の入力画像データをドットの記録信号にあたる2値画像(またはN値:Nは2条の整数であり、入力画像データの階調数より少ない階調数)に変換する手法として、誤差拡散法が知られている。誤差拡散法によれば、ある画素で生じた2値化誤差(またはN値化誤差)を以降の複数画素へ拡散することにより、擬似的に階調表現を行う。
また、上述した誤差拡散法のほかに、多値の入力画像データをドットの記録信号にあたる2値画像(またはN値)に変換する手段として、ディザ法が知られている。ディザ法によれば、予め用意した閾値マトリクスと多値の入力データを比較してN値化を行なうことで、擬似的に階調表現を行う。ディザ法は誤差拡散法よりも処理が単純であるため、より高速な処理を行うことが可能となる。
上述した誤差拡散法やディザ法によって階調数が変換された画像を、実際に記録媒体上に形成する際に、その画質向上を目的として、形成順や配置を決定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる技術によれば、走査毎に誤差拡散法を適用することにより、各走査のレジストレーションが変動した場合でも、濃度ムラなどによる画像品質の低下を抑えることが可能となる。具体的には、所定の記録媒体における同一の主走査記録領域に対して異なるノズル群によって複数回主走査を行い、その主走査毎に誤差拡散法により2値(またはN値)画像を形成する。このように主走査毎に誤差拡散法を実施して2値(またはN値)画像を生成する場合、主走査内のドット配置の分散性が高く均一となる。したがって、複数の主走査によって画像が形成される際に、記録媒体の送り量や記録素子の位置などの物理的なレジストレーションが変動しても、粒状性の変化は発生しにくくなるという効果がある。さらに、複数の走査間のドット配置において相関が少ないため、レジストレーションが変動しても、紙面に対するドットの被覆率変化が低減され、濃度ムラがかなり緩和される。
特開2000-103088号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された手法によれば、主走査間のドット配置で相関性が小さいために、複数の走査によって生成される画像の低周波成分が強調されてしまうという問題がある。この低周波成分は、走査の回数が増えるほど強調されることになり、視覚上目障りな粒状性として認識されてしまう。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、以下のような機能を有する画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。すなわち、主走査毎に、予め定められた制約情報に基づいたN値化処理(Nは2以上の整数)を行うことにより、画像の低周波成分に依存した粒状性劣化を抑制し、高画質画像を形成可能とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の画像形成装置は以下の構成を備える。
すなわち、複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体上で走査することによって画像を形成する画像形成装置であって、画像データを入力する画像データ入力手段と、
該画像データに応じて、前記記録ヘッドの主走査ごとに、前記記録素子ごとの記録量を算出する走査内記録量算出手段と、前記走査内記録量算出手段で算出された記録量に対し、予め定められた制約情報に基づくN値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となるドットパターンを作成するN値化手段と、を有し、前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が低周波域で逆位相となるように設定されていることを特徴とする。
さらに、前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が高周波域で無相関となるように設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、主走査毎に、予め定められた制約情報に基づいたN値化処理を行うことにより、画像の低周波成分に依存した粒状性劣化を抑制し、高画質画像を形成することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成システムの構成を示したブロック図である。図1において、1は画像処理装置、2はプリンタを示し、また3は制約情報演算部である。なお、画像処理装置1は例えば一般的なパーソナルコンピュータにインストールされたプリンタドライバによって実施され得る。その場合、以下に説明する画像処理装置1の各部は、コンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現されることになる。また、別の構成としては、例えば、プリンタ2が画像処理装置1を含む構成としてもよいし、制約情報演算部3が画像処理装置1に含まれていても良い。
画像処理装置1とプリンタ2は、プリンタインタフェース又は回路によって接続されている。画像処理装置1は、画像データ入力端子101より印刷対象の画像データを入力し、これを入力画像バッファ102に格納する。色分解処理部103は、入力された画像データをプリンタ2が備えるインク色へ色分解する。この色分解処理に際しては、色分解用ルックアップテーブル(LUT)104が参照される。走査Duty設定部105は、走査Duty設定用LUT106に基づき、色分解処理部103にて分解された各インク色値をさらに走査毎の各インク色値へ変換し、走査Dutyバッファ107にそのデータを格納する。本実施形態における走査Dutyデータはすなわち、各走査における記録インク量を示すものである。
ハーフトーン処理部108は、走査Duty設定部105によって得られた走査毎の各色の多階調(3階調以上)値を、後述する制約情報メモリ109に蓄えられた値に基づいて2値画像データに変換する。
制約情報メモリ109には、記録される画像上のアドレスに、ドットが形成されやすいか否かを示す情報が蓄えられている。なお、制約情報メモリ109はインク色毎に確保するものとする。
ハーフトーン画像格納バッファ110には、ハーフトーン処理部108にて得られた各色の2値画像データが格納される。ハーフトーン画像格納バッファ110に格納された2値画像データは、出力端子111よりプリンタ2へ出力される。
プリンタ2においては、記録ヘッド201を記録媒体202に対して相対的に縦横に移動することにより、画像処理装置1にて形成された2値画像データを記録媒体上に形成する。記録ヘッド201としては熱転写方式、電子写真方式、インクジェット方式等のものを用いることができ、いずれも一つ以上の記録素子(インクジェット方式であればノズル)を有する。移動部203は、ヘッド制御部204の制御下で、記録ヘッド201を移動する。搬送部205は、ヘッド制御部204の制御下で、記録媒体を搬送する。また、インク色選択部206は、画像処理装置1により形成された各色の2値画像データに基づいて、記録ヘッド201に搭載されるインク色の中から、インク色を選択する。
制約情報演算部3は、本実施形態の特徴である、2値化処理の際に参照される制約情報を、最適化によって予め算出し、制約情報メモリ109に設定する。この制約情報の算出処理の詳細については後述する。
図2は、記録ヘッド201の構成例を示す図である。本実施形態ではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクに加え、相対的にインク濃度が低い淡シアン(Lc)、淡マゼンタ(Lm)を含めた6色のインクを、記録ヘッド201に搭載している。
なお、図2においては、説明を簡単にするため用紙搬送方向にノズルが一列に配置された構成を示しているが、ノズルの数、配置はこの例に限られるものではない。例えば、同一色でも吐出量が異なるノズル列を有しても良いし、同一吐出量ノズルが複数列あっても良いし、ノズルがジグザグに配置されているような構成であっても良い。また、図2ではインク色の配置順序はヘッド移動方向に一列となっているが、用紙搬送方向に一列に配置する構成であっても良い。
次に、上述した機能構成を備えた本実施形態の画像処理装置1における画像形成処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、多階調のカラー入力画像データが入力端子101より入力され、入力画像バッファ102に格納される(S101)。ここで入力画像データは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3つの色成分によりカラー画像データを構築している。
次に、色分解処理部103にて、入力画像バッファ102に格納された多階調のカラー入力画像データに対し、色分解用LUT104を用いて、RGBからCMYK及びLcLmのインク色プレーンへの色分解処理を行う(S102)。本実施形態では、色分解処理後の各画素データを8ビットとして扱うが、それ以上の階調数への変換を行っても構わない。
上述したように本実施形態における記録ヘッド201は、6種類の各インク色を保有する。そのため、RGBのカラー入力画像データは、CMYKLcLm各プレーンの計6プレーンの画像データへ変換される。即ち、6種類のインク色に対応した6種類のプレーンの画像データが生成される。
以下、本実施形態における色分解処理の詳細について、図4を用いて説明する。
図4は、色分解処理部103における入出力データの詳細を示している。同図に示すように入力された画像データR'G'B'は、色分解用LUT104を参照して次式の通りに、CMYKLcLmデータへ変換される。
C=C_LUT_3D(R',G',B') ・・・(1)
K=M_LUT_3D(R',G',B') ・・・(2)
Y=Y_LUT_3D(R',G',B') ・・・(3)
K=K_LUT_3D(R',G',B') ・・・(4)
Lc=Lc_LUT_3D(R',G',B') ・・・(5)
Lm=Lm_LUT_3D(R',G',B') ・・・(6)
ここで、式(1)〜(6)の右辺に定義される各関数が、色分解用LUT104の内容に該当する。色分解用LUT104はレッド、グリーン、ブルーの3入力値から、各インク色への出力値を定める。本実施形態では、CMYKLcLmの6色を具備する構成であるため、3入力値から6出力値を得るLUT構成となる。
以上の処理により、本実施形態における色分解処理が完了する。
図3に戻り、次に、走査Duty設定部105は、走査番号k及び色分解データ切り出し位置としてのY座標を示すYcut(k)を設定する(S103)。Ycut(k)はすなわち、走査番号kにおける色分解データ切り出し位置であり、ノズル上端座標に相当する。なお、走査番号kの初期値は1であり、処理ループ毎に1づつインクリメントされる。
ここで、16個のノズル列を具備し、画像上の同一主走査記録領域に対して4回のスキャンで画像を形成させる4パス印字の場合を例として、色分解データ切り出し位置Y座標Ycutの設定法を説明する。
一般的に4パス印字の場合、図5に示すように、走査番号の初期値(k=1)では、ノズル下端1/4のみを使用して画像形成を行い、走査番号k=2では走査番号k=1に対してノズル長さ1/4分紙送りしてから画像形成を行う。さらに走査番号k=3では走査番号k=2に対してノズル長さ1/4分紙送りしてから画像を形成する。このような画像形成および紙送りを繰り返して、最終出力画像が形成される。そのため、走査番号k=1の場合、ノズル上端座標に相当する色分解データ切り出し位置Ycut=−12となる。
上述した色分解データ切り出し位置Ycut(k)を一般化すると、ノズル列数:Nzzl、パス数:Pass、走査番号:k、として次式で与えられる。
Ycut(k)=−Nzzl+(Nzzl/Pass)×k ・・・(7)
以上のようにYcut(k)が設定されると、次に走査Duty設定部105は、走査Duty設定用LUT106と各色分解処理プレーンの画像データに基づき、走査毎のDuty値を設定する(S104)。
走査Duty設定用LUT106によれば、4パスの場合、図6に示すような値が与えられる。図6は16ノズル、4パスの例を表しており、縦軸がノズル位置、横軸がDuty分割率を示す。図6によれば、P1〜P4の変曲点を4ノズル毎に設定し、その各変曲点を線形補間した16ノズル分のDuty分割率が、走査Duty設定用LUT106として保持されている。ここで、P1〜P4の数値は、以下のように設定される。
P1+P2+P3+P4=1.0 ・・・(8)
なお、走査Duty設定用LUT106として保持される値は上記設定法に限られるものではなく、例えば変曲点を細かく設定してもよいし、ノズル毎に直接指定しても良い。 ステップS104で設定される走査Dutyは、図7に示すように、走査Duty設定用LUT106と色分解データの積として設定される。すなわち、図7の左項に示されるように、色分解後のデータに対して、ノズルごとに設定されたDuty分割率を乗じることにより、その結果が図7の右項に示されるように、ノズルごとの走査Dutyとして設定される。これにより、実際の走査時には、ターゲットとする色分解データに対し、各ノズルは走査Duty分のみのインクを吐出して画像を形成する。
ここで本実施形態においては、対応するノズルが画像Yアドレスの領域外座標になるときは、走査Dutyを0とする。例えば、走査番号k=1では、図8に示すように、ノズル列上端3/4で画像Yアドレスが負になるため走査Duty値=0が代入され、ノズル列下端1/4には有意な値が代入される。
また、色分解データ切り出し位置Ycut(k)は走査番号kによって決まるため、走査番号k=1〜7の場合、走査Dutyは図9に示すように決定される。図9においては、各走査番号ごとのノズル位置に対する走査Dutyが示されており、走査番号ごとに走査Dutyが異なっていることが分かる。図9における各走査Dutyは、色分解データと、走査Duty設定用LUT106の積により定まるため、紙送りしながらLUTとの積をとると、領域1の部分では、走査番号k=1〜4の4回の走査で形成される1ラスタの合計値が色分解データと同じになる。同様に領域2、3、4においても、1ラスタの合計値が色分解データと同じになる。
本実施形態においては図9に示すように走査Dutyが分解されるが、予めDuty分解閾値D_Th3を用意しておき、該閾値と色分解データを比較する。そしてD_Th3よりも色分解データ値が小さい場合(後述する式(10)〜(15)に相当)には、4回の走査で画像形成を行うことはせず、1〜3回の走査で画像形成を行うようにする。
上述したような走査Duty設定部105における走査Duty設定を、例えばシアンC(X,Y)に限って式で詳細に表すと、以下のように与えられる。なお、C_d(X,Y)はアドレス(X,Y)における走査Dutyを、S_LUT(Y)はアドレスYにおける走査Duty設定用LUT106の値をそれぞれ示す。また、0≦nx<画像Xサイズ、0≦ny<Nzzl(ノズル列数:この場合16)、である。また、Duty分解閾値として、上述したD_Th3に加えて、さらに小さい閾値を示すD_Th2,D_Th1(D_Th3>D_Th2>D_Th1)が定義されている。
C(nx,Ycut(k)+ny)>D_Th3のとき、
C_d(nx,ny)=C(nx,Ycut(k)+ny)×S_LUT(ny)・・・(9)

C(nx,Ycut(k)+ny)≦D_Th1のとき、
「走査番号k=1,5,・・・,4n+1(nは0以上の整数)」については
C_d(nx,ny)=C(nx,Ycut(k)+ny) ・・・(10)
「上記以外の走査番号」については
C_d(nx,ny)=0 ・・・(11)
C(nx,Ycut(k)+ny)≦D_Th2のとき、
「走査番号k=1,5,・・・,4n+1」および
「走査番号k=2,6,・・・,4n+2」については、
C_d(nx,ny)=C(nx,Ycut(k)+ny)/2 ・・・(12)
「上記以外の走査番号」については、
C_d(nx,ny)=0 ・・・(13)
C(nx,Ycut(k)+ny)≦D_Th3のとき、
「走査番号k=1,5,・・・,4n+1」および
「走査番号k=2,6,・・・,4n+2」および
「走査番号k=3,7,・・・,4n+3」については、
C_d(nx,ny)=C(nx,Ycut(k)+ny)/3 ・・・(14)
「上記以外の走査番号」については、
C_d(nx,ny)=0 ・・・(15)
上記式(9)が通常のDuty分解処理であり、式(10)〜(15)が例外Duty分解処理を示す。色分解データ値がD_Th1よりも小さい場合には、式(10),(11)で示すように1回の走査で画像形成を行うようにし、D_Th2よりも小さい場合には、式(12),(13)で示すように2回の走査で画像形成を行うようにする。そして、D_Th3よりも小さい場合には、式(14),(15)で示すように3回の走査で画像形成を行うようにする。
Lc(X,Y)、M(X,Y)、Lm(X,Y)、Y(X,Y)、K(X,Y)に対しても同様に、上記式により走査Dutyへの分解が行われる。
なお、本実施形態では4パスを例として説明したため、式(10)〜(15)のように例外のDuty分解処理を設定したが、例えば8パスでも同様に、Duty分解閾値D_Th1〜D_Th7を設定して例外のDuty分解処理を行う必要がある。
以上のように走査Duty設定部105で設定された走査Dutyデータは、走査Dutyバッファ107に格納される(S105)。すなわち、走査Dutyバッファ107は図10に示すように、縦方向がノズル数、横方向が画像のXサイズに相当するバンド状の走査Dutyデータ値を、各色毎に格納する。
次に、ハーフトーン処理部108において、走査Dutyバッファ107に格納された走査Dutyデータと、制約情報メモリ109に格納された制約情報データの合計値を、2レベルの階調値(2値データ)に変換するハーフトーン処理を行う(S106)。
制約情報メモリ109も図11に示すように、縦方向がノズル数、横方向が画像のXサイズに相当するバンド状の制約情報データ値を、各色毎に格納している。制約情報メモリ109には、記録される画像上のアドレスに2値画像が形成されやすいか否かを示す制約情報が、各色ごとに予め格納されている。すなわち、制約情報の値が小さいほど、その箇所にドットが形成されにくく、逆に値が大きいほどドットが形成されやすい。
以下、本実施形態における制約情報について詳細に説明する。
制約情報の値は、図11の領域A〜Dのそれぞれで平均が0となるように、値が設定されている。すなわち制御情報として、該当箇所にドットが形成されやすい場合には正の値が、該当箇所にドットが形成されにくい場合には負の値が設定されている。
本実施形態の制約情報は、詳細は後述するが、所定の領域同士において「低周波成分が逆位相となり」、「高周波が無相関となる」ように設定されていることを特徴とする。例えば、図12に示すように各領域A〜Dをそれぞれ、Dmn_A(X,Y)、Dmn_B(X,Y)、Dmn_C(X,Y)、Dmn_D(X,Y)とすると、これら領域同士において以下のような関係が成立するように、制約情報が設定されている。なお、領域A〜Dの左上座標を(0,0)とする。
・領域Aと領域Bにおいて、低周波成分は逆位相、高周波成分は無相関関係となる。
Dmn_A(X,Y)⇔Dmn_B(X,Y) ・・・(16)
・領域A+Bと領域Cにおいて、低周波成分は逆位相、高周波成分は無相関関係となる。
Dmn_A(X,Y)+Dmn_B(X,Y)⇔Dmn_C(X,Y) ・・・(17)
・領域A+B+Cと領域Dにおいて、低周波成分は逆位相、高周波成分は無相関関係となる。
Dmn_A(X,Y)+Dmn_B(X,Y)+Dmn_C(X,Y)⇔Dmn_D(X,Y)
・・・(18)
ここで、本実施形態における制約情報の算出処理について詳細に説明する。本実施形態の制約情報は、2値画像最適化処理により算出された制約情報に対して、低周波逆位相化フィルタLPF_Sをかけることによって求められる。以下、領域A〜Dに対する制約情報の算出処理について、図13のブロック図および図14のフローチャートを用いて詳細に説明する。図13は、制約情報演算部3の構成を示すブロック図であり、図14は制約情報演算部3における演算処理を示すフローチャートである。なお、後述する制約情報の最適化ブロックにおける説明の都合上、記録ヘッド201が96個のノズル列を具備し、4パス印字を行う場合を例として説明する。ただし、上述した16ノズルやその他のノズル数による構成であっても、同様に制約情報を設定することが可能である。
まず、図14のステップS201において、評価フィルタ設定部301にて評価フィルタF_Eを設定する。最終的に、最適化後の2値画像に対して該評価フィルタF_Eをかけた画像が、本実施形態における制約情報となる。すなわち評価フィルタF_Eによって、制約情報の空間周波数特性が決定される。
評価フィルタF_Eは、ローパス(低域通過)型でも、バンドストップ(帯域阻止)型でも、バンドパス(帯域通過)型でも良いが、後述する低周波逆位相化フィルタLPF_Sとは別のフィルタである。
次にステップS202において、低周波逆位相化フィルタ設定部302にて低周波逆位相化フィルタLPF_Sを設定する。低周波逆位相化フィルタLPF_Sは、各領域A〜Dを、式(16)〜(18)に示すような、所定領域の低周波成分を逆位相とする演算に使用される。この低周波を逆位相とする演算については後述する。本実施形態では、低周波逆位相化フィルタLPF_Sを、遮断周波数=10[cycle/mm]のローパスフィルタとして説明するが、遮断周波数はこの例に限定されず、さらに低くても高くても良い。
次にステップS203において、各領域A〜Dの最適化用の原画像を設定する。このとき、4パス96ノズルの場合における、領域A〜Dの原画像を設定するため、各領域A〜Dの原画像は図15に示すように、縦画素数N=24画素となる。なお、説明の簡略化のため、横画素数M=32画素として説明するが、もちろんこのサイズに限定されるものではない。本実施形態では原画像として、8ビットによる64階調(黒が0、白が255)の画像が設定されるが、それ以外の階調値を指定しても良い。以下、領域A〜Dの原画像をそれぞれ、g_a、g_b、g_c、g_dとする。
次に、ステップS204において最適化部303で、領域Aの制約情報を最適化する。具体的には、評価部304で算出される評価値Iを最小化する。この評価値Iは下式に示すように、領域Aの原画像g_aと、その2値画像b_aに対し、評価フィルタF_Eを畳み込んだ画像の誤差より算出される。ただし、L:ブロックサイズ、g_a(X,Y):領域Aの原画像、b_a(X,Y):2値画像である。なお、式(19)に示す評価関数は一例に過ぎず、他の評価関数を適用するこも可能である。
なお、
O_DmnA'(X,Y)=b_a(X,Y)*F_E ・・・(20)
ただし、*はコンボリューション(畳み込み)を示す
以下、ステップS204における最適化について、図16のフローチャートを用いて詳細に説明する。本実施形態においては、制約情報の最適化に遺伝的アルゴリズムを用いるが、その他の最適化アルゴリズムを適用しても良い。なお、遺伝的アルゴリズムは周知であるため、詳細な説明は割愛する。
最適化部303にて最適化処理を行う際は、画像を小さなブロックに分けて最適化する。これは、最適化するサイズが大きいと、最適解を見つけるまでに多大な時間を要してしまうためである。ブロックサイズは、領域A〜Dのサイズの約数とする。以下、図17に示すように、ブロックサイズをL×L、最適化対象領域の画像全体のサイズをN×M(N、MはLの整数倍)として説明するが、本実施形態ではL=8、N=24、M=32とする。なお、本実施形態では図17に示すように、画像の左上から順次最適化処理を行っていく例を説明するが、その他の順番で最適化を行っても良い。
まずステップS301において、画像全範囲(N×Mサイズ)の最適化が終了したか否かの判定を行う。終了した場合はステップS308へ、未終了である場合はステップS302へ進む。
ステップS302では、P個のL×Lブロックについての初期ランダム画像を生成する。このランダム画像の生成は、遺伝的アルゴリズムにおいてP個の初期集団を生成することと等価である。ここで集団とは、個体(遺伝的アルゴリズムにおける染色体)の集まりを示す。図18に、8×8の初期ランダム画像の例を示す。同図において、遺伝子:1に相当するのが白画素、遺伝子:0に相当するのが黒画素である。
次にステップS303において、P個の画像に対する評価値Iを算出する。この評価は、最適化ブロックの位置によって評価方法が異なる。図17のように、画像の左上から順次最適化することを考えると、図19に示すように、ブロックの位置によって周辺画像の扱い方が異なる。これは、評価フィルタF_Eによる畳み込み処理を行うにあたり、周辺に余分な画素が必要となるためである。さらには、得られる画像に不連続性を持たせないようにする意味もある。
例えば、図19に示すブロック番号1のブロックを最適化する場合、既に最適化済みのブロックは存在しない。したがって、ブロックの左と上の部分はブロック画像を鏡のように反転した画像(以下、鏡反転画像)を配置し、右と下の位置には原画像g_aを配置して、畳み込みを行う。
次のブロック番号2のブロックを最適化する場合、左隣のブロックは既に最適化済みである。したがって、左隣には既に最適化した画像を配置し、上には鏡反転画像を配置し、さらに、右と下には原画像g_aを配置して、畳み込みを行う。なお、既最適化ブロックの画像と、入力原画像は配置するのみであい、最適化途中においてその内容は変化しないが、当然ながら鏡反転画像は最適化途中の反転画像であるので、最適化途中に常に変化する。
遺伝的アルゴリズムは、適応度が大きい個体を探索するアルゴリズムであるため、評価値が小さいほど大きな適応度を持たせる必要がある。このために、適応度Fを例えば以下のように設定する。なお、βは正の定数、Imaxはその世代における集団が持つ最大の評価値(最も評価値が悪い個体の値)である。
F=(Imax−I)+β ・・・(21)
なお、評価値Iから適応度Fへの変換式は式(21)に限るものではなく、シグモイド関数などを用いて、評価値Iが小さくなるほど適応度Fを大きくするようにしても良い。
以上のように評価値Iが算出されると、次にステップS304において、ブロック画像に対する最適化が終了したか否かを判定する。終了した場合は次のブロックの処理へ移行するためにステップS301へ進むが、未終了である場合はステップS305へ進む。
ステップS305においては、遺伝的アルゴリズムの選択を行う。遺伝的アルゴリズムの選択は、適応度Fの大きな個体を次の世代に残す処理である。適応度Fが大きいほど選択される確率が大きくなるように、ルーレットルールを設定する。この他、トーナメント方式による選択を行っても良い。なお、ルーレットルールやトーナメント方式は、遺伝的アルゴリズムにおける周知の処理であるから、ここでは説明を省略する。
次にステップS306において、ステップS305で選択された個体同士を交叉確率pc(0≦pc≦1)で交叉させる。この交叉としては図20に示すような縦交叉と横交叉がある。該交叉における交叉位置と、縦交叉と横交叉のいずれを行うかは、ランダムに切り替えられる。
次にステップS307において、突然変異確率pm(0≦pm≦1)で個体を突然変異させる。この突然変異としては図21に示すように、白画素を黒画素に反転する操作を行う。なお、対象画素が黒画素であればこれを白画素に反転させる。突然変異の位置はランダムに決定される。突然変異が終了すると、処理はステップS303に戻る。
一方、ステップS308では、最適化が終了した2値画像b_aに対し、下式に示すように評価フィルタF_Eをかける。評価フィルタF_Eをかけた後に得られるO_DmnAは多値(多階調)の画像となる。
O_DmnA(X,Y)=b_a(X,Y)*F_E ・・・(22)
さらに、O_DmnAの平均値(DC成分)を0にするため、下式に示すように、O_DmnAの平均値Ave_Aを減算して領域Aの最終的な制約情報Dmn_Aを算出する。
Dmn_A(X,Y)=O_DmnA(X,Y)−Ave_A ・・・(23)
以上で、図14のステップS204における領域Aの最適化が終了する。
次にステップS205において、領域Aの制約情報における低周波成分を、原画像Bから減算する。すなわち、まず下式に示すように、領域Aの制約情報Dmn_Aに対し、上述した低周波逆位相化フィルタLPF_Sをかけて、領域Aの制約情報の低周波成分Dmn_A_Fを算出する。
Dmn_A_F(X,Y)=Dmn_A(X,Y)*LPF_S ・・・(24)
次に下式に示すように、制約情報の低周波成分Dmn_A_Fを領域Bの原画像g_bから減算して、領域Bの補正後データg_b'を算出する。
g_b'(X,Y)=g_b(X,Y)−Dmn_A_F(X,Y) ・・・(25)
次にステップS206では、最適化部303で領域Bの制約情報を最適化する。具体的には、評価部304で算出される評価値Iを最小化する。この評価値Iは、領域Bの補正後画像g_b'と、その2値画像b_bに対し、評価フィルタF_Eを畳み込んだ画像の誤差より算出される。なお、ステップS206における処理は、上述したステップS204(すなわち図16のフローチャート)と同様の処理であるため、説明を省略する。
ステップS206では、領域Bの最終的な制約情報Dmn_Bが算出される。この時点で、領域Aの制約情報Dmn_Aと、領域Bの制約情報Dmn_Bが算出されたことになる。ここでDmn_Bは、式(25)に示すように、Dmn_Aの低周波成分が減算されたデータに対して、誤差を最小化するように最適化されるため、Dmn_AとDmn_Bの低周波成分は互いに逆位相となる。なお、Dmn_AとDmn_Bの低周波成分はいずれも、10[cycle/mm]以下である。
図22に、Dmn_AとDmn_Bのクロススペクトルを算出し、空間周波数毎の位相差を算出したグラフを示す。図22には、空間周波数とDmn_A、Dmn_Bの平均位相差関係が示されており、10[cycle/mm]以下の低周波域では完全に逆位相ではないものの、逆位相に近い値となっていることが分かる。また、10[cycle/mm]以上の高周波域では逆位相と同位相の中間値となり、位相差が無相関となっていることが分かる。すなわち、式(16)に示した関係が満足されていることが分かる。
次にステップS207において、領域A,Bの制約情報における低周波成分を、原画像Cから減算する。すなわち、まず下式に示すように、領域Bの制約情報Dmn_Bに対し、上述した低周波逆位相化フィルタLPF_Sをかけて、領域Bの制約情報の低周波成分Dmn_B_Fを算出する。
Dmn_B_F(X,Y)=Dmn_B(X,Y)*LPF_S ・・・(26)
次に次式に示すように、領域AおよびBの制約情報の低周波成分Dmn_A_FおよびDmn_B_Fを、領域Cの原画像g_cから減算して、領域Cの補正後データg_c'を算出する。
g_c'(X,Y)=g_c(X,Y)−Dmn_A_F(X,Y)
−Dmn_B_F(X,Y) ・・・(27)
次にステップS208では、最適化部303で領域Cの制約情報を最適化する。具体的には、評価部304で算出される評価値Iを最小化する。この評価値Iは、領域Cの補正後画像g_c'と、その2値画像b_cに対し、評価フィルタF_Eを畳み込んだ画像の誤差より算出される。なお、ステップS208における処理は、上述したステップS204(すなわち図16のフローチャート)と同様の処理であるため、説明を省略する。
ステップS208では、領域Cの最終的な制約情報Dmn_Cが算出される。ここでDmn_Cは、式(27)に示すように、Dmn_AとDmn_Bの低周波成分が減算されたデータに対して、誤差を最小化するように最適化される。したがって、Dmn_A+Dmn_BとDmn_Cの低周波成分は互いに逆位相となる。
この場合、Dmn_A+Dmn_BとDmn_Cのクロススペクトルから算出される空間周波数毎の位相差も、上述した図22と同様の傾向を示す。よって、式(17)に示した関係が満足されていることが分かる。
次にステップS209において、領域A,B,Cの制約情報における低周波成分を、原画像Dから減算する。すなわち、まず下式に示すように、領域Cの制約情報Dmn_Cに対し、上述した低周波逆位相化フィルタLPF_Sをかけて、領域Cの制約情報の低周波成分Dmn_C_Fを算出する。
Dmn_C_F(X,Y)=Dmn_C(X,Y)*LPF_S ・・・(28)
次に次式に示すように、領域A,B,Cの制約情報の低周波成分Dmn_A_F,Dmn_B_F,Dmn_C_Fを、領域Dの原画像g_dから減算して、領域Dの補正後データg_d'を算出する。
g_d'(X,Y)=g_d(X,Y)−Dmn_A_F(X,Y)
−Dmn_B_F(X,Y)
−Dmn_C_F(X,Y) ・・・(29)
次にステップS210では、最適化部303で領域Dの制約情報を最適化する。具体的には、評価部304で算出される評価値Iを最小化する。この評価値Iは、領域Dの補正後画像g_d'と、その2値画像b_dに対し、評価フィルタF_Eを畳み込んだ画像の誤差より算出される。なお、ステップS210における処理は、上述したステップS204(すなわち図16のフローチャート)と同様の処理であるため、説明を省略する。
ステップS210では、領域Dの最終的な制約情報Dmn_Dが算出される。ここでDmn_Dは、式(29)に示すように、Dmn_A,Dmn_B,Dmn_Cの低周波成分が減算されたデータに対して、誤差を最小化するように最適化される。したがって、Dmn_A+Dmn_B+Dmn_CとDmn_Dの低周波成分は互いに逆位相となる。
この場合、Dmn_A+Dmn_B+Dmn_CとDmn_Dのクロススペクトルから算出される空間周波数毎の位相差も、上述した図22と同様の傾向を示す。よって、式(18)に示した関係が満足されていることが分かる。
以上で領域A〜Dの制約情報の設定算出が終了する。本実施形態ではこのように算出された制約情報が、制約情報メモリ109に各色毎に予め格納されているのである。
以上説明したように本実施形態においては、所定の領域間の濃度分布において低周波域で逆位相を、高周波域で位相の無相関を実現するような制約情報を設定する。ここで、低周波成分のみを逆位相とする理由について、図23を参照して説明する。
図23はレジストレーションズレ(以下、レジズレ)に対する印刷画像の変化を、高周波領域と低周波領域に分けて模式的に表した図である。まず、印刷画像の高周波領域について考える。先に配置された濃度分布とあごに配置された濃度分布が逆位相となる場合(2301)は、レジズレなしの時に濃度分布の山谷が補間されており、ドットが紙面を満遍なく埋めるため紙白部分が発生しづらい。そのため濃度が高くなるが、例えばわずかに(図23では20μm)がズレただけで、互いの濃度分布が重なる傾向になり、紙白部分が見えやすくなって濃度が薄くなる傾向になる。すなわち、印刷画像上、高周波成分で濃度分布が逆位相となると、レジズレに対する濃度耐性が低くなる。しかし、高周波成分で濃度分布が無相関となる場合(2302)は、多少レジズレが発生しても濃度は変わりづらく、粒状性悪化もほとんど起こらない。
一方、印刷画像の低周波領域については、濃度分布が逆位相となる場合(2303)、視覚上目障りな低周波成分が少なくなり粒状性悪化が抑制される。さらに、多少レジズレが発生しても分布上の山谷の関係がほとんど変わらないので、濃度耐性は強い。しかし、低周波成分で濃度分布を無相関とする場合(2304)は、レジズレの発生の有無に関わらず、低周波成分が画像上に現れてしまうため、粒状性が悪化してしまう。
以上のように図23によれば、印刷画像上のレジズレに対して濃度ムラ耐性が強く、かつ粒状性を良好とするためには、走査間において以下の2点を実現することが重要となることが分かる。すなわち、1)視覚上目障りな低周波成分は逆位相にする。2)高周波成分は逆位相にせず、無相関関係にする。
このような理由により本実施形態においては、制約情報メモリ109に予め格納しておく制約情報値を、所定の領域同士において「低周波成分が逆位相となり」、「高周波が無相関となる」ように設定する。
続いて、本実施形態において所定の領域間における関係を式(16)〜(18)のように定める理由を、図5に示す領域1を例として、図11に基づいて用いて説明する。
図5の領域1に注目すると、まず初めにドットが形成されるのは、走査番号k=1の場合におけるノズル上端から3/4〜4/4の部分であり、この部分は図11の領域Aに該当する。そして、2回目にドットが形成されるのは、走査番号k=2の場合におけるノズルの2/4〜3/4の部分であり、この部分は図11の領域Bに該当する。すなわち、画像形成順としては、まず図11の領域Aが形成され、その後、領域Bが形成される。よって、式(16)のように、領域Aの値と領域Bの値が低周波領域で逆位相となり、高周波領域で無相関となるよう設定するのである。
また、3回目にドットが形成されるのは、走査番号k=3の場合におけるノズル上端から1/4〜2/4の部分であり、該部分は図11の領域Cに該当する。よって、画像形成順としては必ず、領域A,Bの形成後に、領域Cが形成される。よって、式(17)のように、領域A,Bの合計値と領域Cの値が低周波領域で逆位相となり、高周波領域で無相関となるよう設定するのである。
同様に、4回目にドットが形成されるのは領域Dであるため、式(18)のように、領域A,B,Cの合計値と領域Dの値が低周波領域で逆位相となり、高周波領域で無相関となるよう設定するのである。
以下、上述した制約情報に基づく、ステップS106のハーフトーン処理について詳細に説明する。本実施形態におけるハーフトーン処理は、多値の入力画像データを2値画像(または2値以上で入力階調数より少ない階調数の画像)に変換する処理として、例えば周知の誤差拡散法を用いる。以下、本実施形態におけるハーフトーン処理について、図24のブロック図と図25のフローチャートを用いて詳細に説明するが、説明を簡略化するため、4パス印字、走査番号k=1におけるシアンのハーフトーン処理を例として説明する。図24は、ハーフトーン処理部108の詳細構成を示すブロック図であり、図25はハーフトーン処理部108におけるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。
まず図25に示すステップS401において、シアンの走査Dutyと制約情報の合計を入力する。すなわち、図24に示す制約情報加算部401において、シアン走査DutyであるC_dとシアン制約情報C_rの合計値データIcを以下のように算出する。ただし、走査番号k=1のとき、制約情報C_rは全て0である。
Ic=C_d+C_r ・・・(30)
次にステップS402において、誤差拡散処理用に累積誤差を加算する。以下、累積誤差の加算処理について詳細に説明する。
本実施形態においては、誤差拡散処理のための誤差拡散係数として、図26に示すようにK1〜K4の4つの係数を持つとする。例えば、K1=7/16、K2=3/16、K3=5/16、K4=1/16とする。ただし、拡散係数は上記のように固定とする必要はなく、階調に応じて(例えばC_dに応じて)変更させても良いし、上記4係数に限らずさらに多くの係数を持たせても良い。
このような誤差拡散係数により誤差を拡散、累積するために、ハーフトーン処理部108では累積誤差ラインバッファをシアンに対して4組確保し(402〜405)、使用する累積誤差ラインバッファを走査番号ごとに、例えば以下のように切り替える。
「走査番号k=1,5,・・・,4n+1(nは0以上の整数)のとき」
シアン(4n+1)累積誤差ラインバッファ402を使用
「走査番号k=2,6,・・・,4n+2のとき」
シアン(4n+2)累積誤差ラインバッファ403を使用
「走査番号k=3,7,・・・,4n+3のとき」
シアン(4n+3)累積誤差ラインバッファ404を使用
「走査番号k=4,8,・・・,4n+4のとき」
シアン(4n+4)累積誤差ラインバッファ405を使用
なお、各シアン累積誤差ラインバッファ402,403,404,405はそれぞれ、図27の2701〜2704に示す4組の記憶領域からなる。すなわち、「Ec1_0,Ec1(x)」、「Ec2_0,Ec2(x)」、「Ec3_0,Ec3(x)」、「Ec4_0,Ec4(x)」の4組である。例えば、シアン(4n+1)累積誤差バッファ402は、1個の記憶領域Ec1_0と、入力画像の横画素数Wと同数の記憶領域Ec1_(x)(x=1〜W)を有する。また、各シアン累積誤差ラインバッファ402,403,404,405はそれぞれ、走査番号k=1,2,3,4の処理開始時のみ、全て初期値0で初期化されている。例えば走査番号k=5の処理開始時には、(4n+1)累積誤差バッファ402は初期化されない。
本実施形態では、1色あたり上述した4組の累積誤差ラインバッファが必要になるため、これを6色分用意する必要がある。すなわち、合計4×6=24組のラインバッファが必要になる。
ここでは、走査番号k=1についてのハーフトーン処理を例として説明するため、シアン(4n+1)累積誤差バッファ402を使用して誤差拡散処理を実施するとする。すなわち、累積誤差加算部406において、走査Dutyと制約情報の合計である入力データ値に対して、入力画素データの横画素位置xに対応する誤差Ec1(x)が加算される。即ち、入力された注目データをIc、累積誤差加算後のデータをIc'とすると、以下の式が成り立つ。
Ic'=Ic+Ec1(x) ・・・(31)
次にステップS403において、閾値選択部407は閾値Tを選択する。閾値Tは、例えば以下のように設定される。
T=128 ・・・(32)
或いは、ドット生成遅延を回避するため、平均量子化誤差が小さくなるよう、C_dに応じて閾値Tを以下のように細かく変更しても良い。
T=f(C_d) ・・・(33)
次にステップS404において、量子化部408は、誤差加算後の画素データIc'と閾値Tを比較し、ドットの2値化結果であるOut_cを決定する。その規則は次の通りである。
Ic'<Tのとき、
Out_c=0 ・・・(34)
Ic'≧Tのとき、
Out_c=255 ・・・(35)
次にステップS405において、誤差演算部409は、注目画素Icに誤差を加算した画素データIc'と、出力画素値Out_cとの差分Err_cを、次のように算出する。
Err_c(x)=Ic'−Out_c ・・・(36)
次にステップS406において、誤差拡散部410が誤差を拡散する。即ち、シアン(4n+1)累積誤差ラインバッファ402を用いて、横画素位置xに応じた誤差Err_c(x)の拡散処理が、以下のように行われる。
Ec1(x+1)←Ec1(x+1)+Err_c(x)×7/16 (x<W)
Ec1(x−1)←Ec1(x−1)+Err_c(x)×3/16 (x>1)
Ec1(x)←Ec1_0+Err_c(x)×5/16 (1<x<W)
Ec1(x)←Ec1_0+Err_c(x)×8/16 (x=1)
Ec1(x)←Ec1_0+Err_c(x)×13/16 (x=W)
Ec1_0←Err_c(x)×1/16 (x<W)
Ec1_0←0 (x=W)
・・・(37)
以上で、走査番号k=1のシアン1画素分の2値化(量子化値0,255)が完了する。
以上説明したステップS401〜S406の処理を、バンド内のアドレス(0,0)〜(W−1,Nzzl−1)まで行う(S407)ことにより、ハーフトーン画像データのドット位置、すなわちドットのオン/オフを決定することができる。
なお、以上は走査番号k=1について説明したが、走査番号k=2〜4については、それぞれのシアン累積誤差ラインバッファ403〜405を用いて上記ハーフトーン処理を行う。走査番号k=5の処理では、走査番号k=1と同じシアン(4n+1)累積誤差ラインバッファ402を、初期化せずに(全0を代入せずに)そのまま用いる。これは図28に示すように、走査番号k=1と走査番号k=5の印字領域が上下に隣接しているため、保存されている累積誤差をそのまま、隣接下の領域に適用するためである。もしも、k=5でシアン累積誤差ラインバッファ402を初期化すると、k=1と隣接する境界部で誤差が保存されなくなり、ドットの連続性が保てなくなってしまう。
図3に戻り、以上説明したようにステップS106におけるハーフトーン処理が終了すると、次に、ハーフトーン処理後の2値画像データはハーフトーン画像格納バッファ110に格納される(S107)。ここで図29に、走査番号k=1の走査Dutyをハーフトーン処理した結果が、ハーフトーン画像格納バッファ110に格納された様子を示す。同図に示されるようにハーフトーン画像格納バッファ110には、走査Dutyの画素位置に対応する(ノズル数:Nzzl)×(画像Xサイズ:W)分の2値画像データが格納される。
以上により、走査番号k=1でのハーフトーン処理が終了し、その結果、各色分の一回のヘッド動作で形成される2値画像が、各色分のハーフトーン画像格納バッファ110に格納されることになる。
次に、ハーフトーン画像格納バッファ110に蓄えられた、縦方向がノズル数(Nzzl)、横方向が画像のXサイズ(W)に相当するバンドデータが、画像出力端子111より出力される(S108)。
次にステップS109において、ハーフトーンデータを受けたプリンタ2では、該画像データに適合するインク色が選択され、印字動作が開始される。ステップS109においては、記録ヘッド201が記録媒体に対して左から右に移動しながら、一定の駆動間隔で各ノズルを駆動して記録媒体上に画像を記録する主走査を1回行う。さらに該主走査が終了すると、主走査と垂直方向の走査である副走査が1回行なわれる。
次にステップS110において、全ての走査が終了したか否かの判定を行う。終了した場合には一連の画像形成処理が完了し、終了していない場合にはステップS103に戻る。以上により、処理の全てが終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、主走査毎に2値化処理を実施する記録方式において、単一の主走査内で形成される出力ドット配置に高い分散性を持たせて、レジストレーションズレに対する粒状性劣化を抑制する際に、さらに以下の効果を得る。すなわち、複数領域間の出力ドット配置においては、低周波成分を逆位相にすることで、レジストレーションズレの発生有無に関わらず良好な粒状性を確保する。さらに、高周波成分では相関を少なくしてランダム性を持たせることで、レジストレーションズレによる濃度ムラを低減することが可能となる。
具体的には、記録媒体上の同一領域において、既に記録された同一色ドットパターンの低周波成分を常に逆位相にするよう、走査ごとのドットパターンを誤差拡散法で形成する。このときに参照される制約情報を、低周波成分を逆位相とし、高周波成分を無相関にするように、遺伝的アルゴリズムにて予め算出しておく。すなわち式(30)に示すように、該制約情報C_rを入力データC_dに反映させることによって、低周波成分を逆位相とし、高周波成分を無相関にする。これにより、印刷画像上のレジズレに対して濃度ムラ耐性が強く、かつ粒状性を良好とすることが可能となる。
なお、低周波成分を逆位相とし、高周波成分を無相関となることの実現は、本実施形態の手法に限られるものではない。他の手法として、低周波成分を取り出した制約情報を、例えば閾値や量子化誤差に反映させても良い。
また、本実施形態ではハーフトーン処理として誤差拡散法を用いる例を示したが、これに代えて平均誤差最小法を用いても良い。
また、制約情報を制約情報メモリ109に保持する例を示したが、走査Duty設定用LUT106内に制約情報を保持するような構成であっても良い。
<第2実施形態>
以下、本発明に係る第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、ハーフトーン処理部108にて誤差拡散処理を行う例を説明した。第2実施形態では、誤差拡散法に代えてディザ法を用いる例を示す。上述したように、ディザ法は誤差拡散法に比べて高速に処理を行えるため、第2実施形態では高速処理が可能となり、さらに第1実施形態と同様の制約情報を用いるため、第1実施形態と同様の効果が得られる。
第2実施形態における画像形成装置の詳細構成は、ハーフトーン処理部108以外は第1実施形態と同様である。以下では説明を簡略化するため、第1実施形態と同様に4パス印字、走査番号k=1におけるシアンのハーフトーン処理の詳細について、図30のブロック図と図31のフローチャートを用いて説明する。図30は、第2実施形態におけるハーフトーン処理部108の詳細構成を示すブロック図であり、図31は第2実施形態におけるハーフトーン処理の詳細を示すフローチャートである。
まず図31に示すステップS501において、図30に示す制約情報加算部501で下式に示すように、シアン走査DutyであるC_dと、シアン制約情報であるC_rの合計値データIcを算出する。ただし、走査番号k=1の制約情報C_rは全て0である。
Ic=C_d+C_r ・・・(38)
次にステップS502で量子化部503において、上記I_cとしきい値マトリクス502の該当要素値との比較を行い、ステップS503にて2値化データを出力する。ここで図32に、第2実施形態におけるディザ処理による2値化の概要を示す。このときの2値化の規則は、しきい値マトリクス502の要素値Th(0〜255)が以下のように表される。なお、Thは図32に示すように、印刷画像上のアドレスに対応した閾値群である。
I_c≦Thのとき、 Out_c=0 ・・・(39)
Th<I_cのとき、 Out_c=255 ・・・(40)
第2実施形態におけるThとしては、周知のしきい値マトリクスを使用すれば良い。例えばBayer配列であっても良いし、ドット集中型であっても良いし、ブルーノイズマスク配列であっても良い。また、しきい値マトリクス502は、走査番号毎に異なるマトリクスを用いても良いし、常に同一のマトリクスを用いても良い。
そしてステップS504において、上述したステップS501〜S503の処理をバンド内のアドレス(0,0)〜(W−1,Nzzl−1)まで行なうことによって、ハーフトーンデータのドット位置が決定される。これにより、走査番号k=1でのハーフトーン処理が終了し、その結果、各色分の1回のヘッド動作で形成される2値画像が、各色分のハーフトーン画像格納バッファ110に格納される。
以上説明したように第2実施形態によれば、ハーフトーン処理を誤差拡散に代えてディザ法で行うことによって、第1実施形態に比べて高速処理を可能としつつ、第1実施形態と同様にレジズレに対する耐性を持った高画質な画像形成が可能となる。
<他の実施形態>
上述した各実施形態では、所定方向に配列された複数のノズルを有する記録ヘッドをノズルの配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて、記録媒体にインクを吐出することで画像を形成するインクジェット記録方式を用いた画像処理装置を説明した。しかしながら本発明は、インクジェット方式以外の他の方式に従って記録を行う記録装置(例えば熱転写方式や電子写真方式)に対しても適用できる。この場合、インク滴を吐出するノズルはドットを記録する記録素子やレーザー発光素子に対応することとなる。
また本発明は例えば、記録媒体の記録幅に対応する長さの記録ヘッドを有し、記録ヘッドに対して記録媒体を移動させて記録を行う、いわゆるフルライン型の記録装置などにも適用できる。
本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。なお、この場合のプログラムとは、実施形態において図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、以下に示す媒体がある。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM,DVD-R)などである。
プログラムの供給方法としては、以下に示す方法も可能である。すなわち、クライアントコンピュータのブラウザからインターネットのホームページに接続し、そこから本発明のコンピュータプログラムそのもの(又は圧縮され自動インストール機能を含むファイル)をハードディスク等の記録媒体にダウンロードする。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせることも可能である。すなわち該ユーザは、その鍵情報を使用することによって暗号化されたプログラムを実行し、コンピュータにインストールさせることができる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、実行されることによっても、前述した実施形態の機能が実現される。すなわち、該プログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことが可能である。
本発明に係る一実施形態における画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態のプリンタにおける記録ヘッドの構成例を示す図である。 本実施形態における画像形成処理を示すフローチャートである。 本実施形態の色分解処理部における入出力データの詳細を示す図である。 本実施形態における16ノズル、4パス印字による画像形成の概要を示す図である。 本実施形態における走査Duty設定用LUTに保持されたDuty分割率の一例を示す図である。 本実施形態における走査Dutyの設定方法の概要を示す図である。 本実施形態における走査Dutyの設定方法の概要を示す図である。 本実施形態における走査Dutyの設定方法の概要を示す図である。 本実施形態における走査Dutyバッファのバンド構成例を示す図である。 本実施形態における制約情報メモリのバンド構成例を示す図である。 本実施形態における制約情報メモリの領域分割例を示す図である。 本実施形態における制約情報演算部の構成を示すブロック図である。 本実施形態における制約情報演算処理を示すフローチャートである。 本実施形態における制約情報メモリの領域ごとの原画像例を示す図である。 本実施形態における制約情報メモリ領域の最適化処理を示すフローチャートである。 本実施形態の最適化処理における最適化ブロックサイズを示す図である。 本実施形態の最適化処理における初期ランダム画像例を示す図である。 本実施形態の最適化処理における最適化ブロックの位置に応じた処理例を示す図である。 本実施形態の最適化処理における交叉例を示す図である。 本実施形態の最適化処理における突然変異例を示すである。 本実施形態の最適化処理における空間周波数ごとの位相差を示すグラフである。 本実施形態における印刷画像の周波数領域による対レジズレ特性を示す図である。 本実施形態におけるハーフトーン処理部の詳細構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるハーフトーン処理を示すフローチャートである。 本実施形態における誤差拡散係数の一例を示す図である。 本実施形態における各シアン累積誤差ラインバッファの記憶領域を示す図である。 本実施形態における印字領域の隣接の様子を示す図である。 本実施形態におけるハーフトーン処理結果の格納例を示す図である。 第2実施形態におけるハーフトーン処理部の詳細構成を示すブロック図である。 第2実施形態におけるハーフトーン処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるディザ処理の概要を示す図である。

Claims (18)

  1. 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体上で走査することによって画像を形成する画像形成装置であって、
    画像データを入力する画像データ入力手段と、
    該画像データに応じて、前記記録ヘッドの主走査ごとに、前記記録素子ごとの記録量を算出する走査内記録量算出手段と、
    前記走査内記録量算出手段で算出された記録量に対し、予め定められた制約情報に基づくN値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となるドットパターンを作成するN値化手段と、を有し、
    前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が低周波域で逆位相となるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が高周波域で無相関となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制約情報は、前記記録ヘッドの分割された領域ごとに、予め定められた画像を最適化して設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記最適化は、遺伝的アルゴリズムに基づいて行われることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記走査内記録量算出手段は、前記記録ヘッドにおける前記記録素子の位置に応じて前記画像データに応じた記録量を分割することによって、前記記録素子ごとの記録量を算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記走査内記録量算出手段は、前記記録媒体上の同一領域に対する前記記録素子ごとの記録量の合計が、前記画像データに応じた記録量となるように、前記記録素子ごとの記録量を算出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記N値化手段は、誤差拡散法によるN値化を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記N値化手段は、ディザ法によるN値化を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録ヘッドを複数の色ごとに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体上で走査することによって画像を形成する画像形成装置にドットパターンを出力する画像処理装置であって、
    画像データを入力する画像データ入力手段と、
    該画像データに応じて、前記記録ヘッドの主走査ごとに、前記記録素子ごとの記録量を算出する走査内記録量算出手段と、
    前記走査内記録量算出手段で算出された記録量に対し、予め定められた制約情報に基づくN値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となるドットパターンを作成するN値化手段と、を有し、
    前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が低周波域で逆位相となるように設定されていることを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が高周波域で無相関となるように設定されていることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体上で走査することによって画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    画像入力手段が、画像データを入力する画像データ入力ステップと、
    走査内記録量算出手段が、該画像データに応じて、前記記録ヘッドの主走査ごとに、前記記録素子ごとの記録量を算出する走査内記録量算出ステップと、
    N値化手段が、前記走査内記録量算出ステップで算出された記録量に対し、予め定められた制約情報に基づくN値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となるドットパターンを作成するN値化ステップと、を有し、
    前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が低周波域で逆位相となるように設定されていることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が高周波域で無相関となるように設定されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 複数の記録素子を備えた記録ヘッドを記録媒体上で走査することによって画像を形成する画像形成装置にドットパターンを出力する画像処理装置の制御方法であって、
    画像入力手段が、画像データを入力する画像入力ステップと、
    走査内記録量算出手段が、該画像データに応じて、前記記録ヘッドの主走査ごとに、前記記録素子ごとの記録量を算出する走査内記録量算出ステップと、
    N値化手段が、前記走査内記録量算出ステップで算出された記録量に対し、予め定められた制約情報に基づくN値化処理(Nは2以上の整数)を施して形成対象となるドットパターンを作成するN値化ステップと、を有し、
    前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が低周波域で逆位相となるように設定されていることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  15. 前記制約情報は、前記記録媒体上の同一領域に既に記録されたドットパターンに対し、前記N値化手段で作成されるドットパターンの位相が高周波域で無相関となるように設定されていることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置の制御方法。
  16. コンピュータで実行されることにより、該コンピュータに請求項12または13に記載の画像形成装置の制御方法を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. コンピュータで実行されることにより、該コンピュータに請求項14または15に記載の画像処理装置の制御方法を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. 請求項16または17に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ可読な記憶媒体。
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