JP2008192836A - 搬送制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の搬送経路がある場合には、搬送が特定の装置に偏らないように搬送経路を別途定義することで、搬送経路を効率的に利用可能とする。
【解決手段】搬送装置21、分岐装置22及び生産装置30の利用順をマトリックスで定義した第1中継定義テーブルと、を記憶する中継経路記憶手段と、複数の搬送装置21のうち、複数の分岐装置22に接続している特定搬送装置から中継する一つの分岐装置22を定義した第1中継定義テーブルとを備えており、搬送経路決定部14は、第1中継定義テーブルの情報と、搬送物位置情報領域11aに記憶された搬送物の現在位置及び搬送先装置の情報とに基づいて、搬送物が到着した装置から次の装置までの搬送経路を決定する一方、搬送経路に前記特定搬送装置が含まれている場合には、この特定搬送装置に関しては第2中継定義テーブルの情報に基づいて次の中継装置を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の搬送装置と、前記搬送装置間を接続する複数の中継装置とで構成される搬送システムに接続された搬送制御装置に関し、特に、搬送物を搬送する搬送経路を選定する際に、この搬送経路を構成する搬送装置及び分岐装置の選択を効率的に行う搬送制御装置に関する。
搬送システムによって搬送される搬送物の一例として、半導体デバイスを製造する際に用いられるウエハがある。この半導体デバイスは、ウエハに対して、洗浄や成膜、レジストコーティング、露光、及びエッチングなどといった一連の製造工程を、定められた層の数だけ繰り返し行って、配線や回路素子を形成することで製造される。その後、ウエハを分断することで、最終的にチップとなる。
これらの製造工程は、例えば、処理内容別に設置された複数台の生産装置によってそれぞれ実施される。この場合、ロット(すなわち、搬送物であり、各製造工程が同時に実施される複数の基板(ウエハ)からなるもの。)は、所定の生産装置において第1製造工程を終えた後、搬送装置によってこの生産装置から複数の棚を保有した分岐装置に搬送され、この分岐装置において保管される。そして、このロットに対して第2製造工程を実施する際には、ロットは、搬送装置によって分岐装置から所定の生産装置へ搬送される。そして、この生産装置での処理終了後は、第3製造工程を実施する生産装置へロットを搬送するために、搬送装置によって、第2製造工程を実施した生産装置から複数の棚を保有した分岐装置へロットが搬送される。
生産装置、搬送装置及び分岐装置が複数ある工場では、搬送元から搬送先までに経由する全ての中継ポイントを示した搬送定義テーブルは膨大である。そこで、本発明者は、この搬送経路テーブルを、搬送元(中継装置)と搬送先とをマトリックスで定義することにより、変更に要する時間の短縮や変更による設定ミスを防ぐようにした搬送制御装置をすでに提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−245416号公報(第16頁、第7図)
しかしながら、特許文献1の搬送制御装置の搬送経路テーブルの構成では、複数の経路があるにも係わらず、特定の搬送装置に偏りが発生し、最適な搬送装置を定義できない。ここで、特許文献1に係る搬送制御装置の搬送制御方法を、本搬送システムの実施形態のレイアウトを示す図2と、第1中継定義テーブルを示す図3とを参照して説明する。
図2は、1階のレイアウト201と2階のレイアウト202とを平面的に示しており、生産装置30a〜30h、搬送装置21a〜21h、分岐装置22a〜22hがそれぞれ所定のレイアウトで配置されている。また、図2では、生産装置30a〜30hにPR1〜PR8、搬送装置21a〜21hにDL1〜DL8、分岐装置22a〜22hにST1〜ST8といった個々の装置を識別するための装置名が割り当てられている。以下の説明では、必要に応じて各装置をその装置名でも表記するものとする。
搬送装置DL3は、1階の分岐装置ST3と2階の分岐装置ST7の間を搬送するリフタである。搬送装置DL4は、1階の分岐装置ST4と2階の分岐装置ST8の間を搬送するリフタである。
搬送装置DL5は、搬送物(ロット)を分岐装置ST1、分岐装置ST2、分岐装置ST3及び分岐装置ST4のいずれかで受け取って搬送する第1搬送車221及び第2搬送車222を備えており、この第1搬送車221及び第2搬送車222を、搬送経路211に沿って一方向(搬送方向A)に周回搬送させる。
搬送装置DL8は、搬送物(ロット)を分岐装置ST5、分岐装置ST6、分岐装置ST7及び分岐装置ST8のいずれかで受け取って搬送する第1搬送車223及び第2搬送車224を備えており、この第1搬送車223及び第2搬送車224を、搬送経路212に沿って一方向(搬送方向B)に周回搬送させる。すなわち、搬送経路211と搬送経路212とは逆方向の搬送となっている。
図3は、図2のレイアウトにおいて、搬送物(ロット)を搬送する装置(搬送装置、分岐装置、生産装置の全てを含む)の順番をマトリックスで定義した第1中継定義テーブルを示す説明図である。
図3に示すように、第1中継定義テーブル301において、1行目(最上行)は搬送先の装置名(PR1〜PR8及びST1〜ST8)で構成されており、1列目(最左例)はFrom(起点)となる装置名(PR1〜PR8、ST1〜ST8及びDL1〜DL8)で構成されており、この行と列で構成されるマトリクスの各枡の中には、Fromから搬送先へ搬送物(ロット)を搬送するための装置名が定義されている。
例えば、搬送元であるPR1から搬送先であるST5までの搬送経路を取得する場合は、この第1中継定義テーブル301を用いて以下のように搬送経路が決定される。
すなわち、最初の装置は、PR1行、ST5列のDL1、2番目の装置は、DL1行、ST5列のST1、3番目の装置は、ST1行、ST5列のDL5、4番目の装置は、DL5行、ST5列のST4、5番目の装置は、ST4行、ST列のDL4、6番目の装置は、DL4行、ST5列のST8、7番目の装置は、ST8行、ST5列のDL8、8番目の装置は、DL8行、ST5列のST5、となる。従って、これらを繰り返したPR1からST5までの搬送経路は、
DL1→ST1→DL5→ST4→DL4→ST8→DL8→ST5となる。
同様にして、例えば搬送元であるPR2から搬送先であるST5までの搬送経路は、
DL1→ST1→DL5→ST4→DL4→ST8→DL8→ST5となる。
また、搬送元であるPR3から搬送先であるST5までの搬送経路は、
DL2→ST2→DL5→ST4→DL4→ST8→DL8→ST5となる。
さらに、搬送元であるPR4から搬送先であるST5までの搬送経路は、
DL2→ST2→DL5→ST4→DL4→ST8→DL8→ST5となる。
すなわち、PR4からST5までの搬送経路と、PR3からST5までの搬送経路が全く同じ搬送経路となる。
このように、特許文献1に係る搬送制御装置の搬送制御方法を適用した場合には、搬送元が異なる(PR1またはPR2またはPR3またはPR4)にも係わらず、搬送装置DL5から搬送先のPR5までは同じ経路になり、搬送装置DL4が必ず使用されることになる。
この場合、搬送元がPR1及びPR2については、搬送装置DL4よりも近くに配置されている搬送装置DL3で搬送する方が、搬送先のST5までの搬送距離は短くなるが、特許文献1に係る搬送制御装置の搬送制御方法を適用した場合には、搬送装置DL3を使用することができず、搬送経路を効率的に利用することができないといった問題が残されていた。仮に、搬送元がPR1及びPR2の場合に、搬送装置DL4ではなく搬送装置DL3を利用するように第1中継定義テーブル301を書き換えたとしても、こんどは逆に、搬送元がPR3及びPR4については、搬送装置DL4よりも遠くに配置(搬送方向Aに対して遠くに配置)されている搬送装置DL3を利用することになり、第1中継定義テーブル301の書き換えだけで対応することは不可能である。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、複数の搬送経路がある場合には、搬送が特定の装置に偏らないように搬送経路を別途定義することで、搬送経路を効率的に利用可能とした搬送制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の搬送制御装置は、複数の搬送装置と、前記搬送装置間を接続する複数の中継装置とを含む搬送システムにおいて、搬送物を搬送する経路である搬送経路を決定する際に、この搬送経路を構成する前記搬送装置及び前記中継装置の選択に関する制御を行う搬送制御装置であって、前記搬送装置及び前記中継装置の利用順をマトリックスで定義した第1中継定義テーブルを記憶する第1中継経路記憶手段と、前記複数の搬送装置のうち、複数の中継装置に接続している特定搬送装置を記憶する搬送装置情報記憶手段と、搬送元装置から搬送先装置までの経路に前記特定搬送装置が含まれる場合には、前記特定搬送装置から中継する一つの中継装置を定義した第2中継定義テーブルを記憶する第2中継経路記憶手段と、搬送物の現在位置である搬送元装置と搬送先装置とを示す情報を、搬送物ごとに記憶する搬送物位置情報記憶手段と、前記第1中継経路記憶手段に記憶された第1中継定義テーブルの情報と、前記搬送物位置情報記憶手段に記憶された搬送物の現在位置及び搬送先装置の情報とに基づいて、搬送物が到着した装置から次の装置までの搬送経路を決定する搬送経路決定手段とを備え、前記搬送経路決定手段は、搬送経路に前記特定搬送装置が含まれている場合には、前記特定搬送装置に関しては前記第2中継経路記憶手段に記憶された第2中継定義テーブルの情報に基づいて次の中継装置を決定することを特徴としている。
すなわち、搬送経路決定手段は、基本的には第1中継定義テーブルに基づいて次の装置を選択する一方、搬送物の搬送元装置と搬送先装置との間に前記特定搬送装置が含まれている場合には、第2中継定義テーブルを参照して、当該搬送物の搬送経路に含まれる特定搬送装置が第2中継定義テーブルに定義されているか否かを確認し、定義されている場合には、第1中継定義テーブルの定義に優先して第2中継定義テーブルの定義を利用する。
例えば、上記従来技術において、搬送物が搬送元であるPR1から搬送先であるST5までの搬送経路で搬送される場合において、特定搬送装置であるDL5の搬送先が第2中継定義テーブルに例えばST3として定義されている場合には、その定義に従って、DL5→ST3と搬送する。その結果、従来技術では、
DL1→ST1→DL5→ST4→DL4→ST8→DL8→ST5
であった搬送経路が、第2中継定義テーブルを利用することで、
DL1→ST1→DL5→ST3→DL3→ST7→DL8→ST5
となる。すなわち、1Fから2Fに搬送するときに、ST4ではなく搬送元であるPR1により近いST3を使用することで、搬送距離を短くすることができ、これにより、搬送システム全体の搬送効率を向上させることが可能となる。
一方、搬送経路決定手段は、搬送経路に特定搬送装置が含まれている場合であっても、その特定搬送装置に関する情報が第2中継定義テーブルに定義されていない場合には、従来通り、第1中継定義テーブルの情報に基づいて次の中継装置を決定する。
本発明の搬送制御装置によれば、基本的には第1中継定義テーブルに基づいて次の中継装置を選択する一方、搬送物の搬送元装置と搬送先装置との間に前記特定搬送装置が含まれている場合には、第2中継定義テーブルを参照し、当該搬送物の搬送経路に含まれる特定搬送装置が第2中継定義テーブルに定義されている場合には、第1中継定義テーブルの定義に優先して第2中継定義テーブルの定義を用いるように構成している。これにより、第1中継定義テーブルの定義では遠い搬送経路となる場合に、第2中継定義テーブルにおいてより近い搬送経路を定義しておくことで、当該搬送物の搬送経路を短くすることができ、これにより、搬送システム全体を効率よく稼動させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の搬送制御装置の一実施形態及びこの搬送制御装置が適用される搬送システムのシステム構成の一例を示す説明図である。
なお、本実施形態においては、半導体デバイスの製造工程において用いられる搬送システムを例に挙げて説明を行うものとする。
この半導体デバイスの製造工程において使用される搬送システム20は、複数の搬送装置21(搬送装置(DL1)21a,搬送装置(DL2)21b,・・・)と、複数の分岐装置22(分岐装置(ST1)22a,分岐装置(ST2)22b,・・・)と、複数の生産装置30(生産装置(PR1)30a,生産装置(PR2)30b,・・・)とから構成されている。また、この搬送システム20は、例えばLANやインターネットといったネットワーク23を介して、搬送制御装置10と接続されている。
搬送装置21は、生産装置30と分岐装置22との間でウエハの搬送を行うものである。また、分岐装置22は、仕掛りウエハ(すなわち、搬送物)を保管する複数の棚を保有しており、搬送経路の分岐点となるものである。
本実施形態では、搬送システムをこのような構成としたので、搬送経路は、搬送装置21、分岐装置22及び生産装置30によって構成される。また、搬送元は、搬送装置21または分岐装置22または生産装置30のいずれかであり、搬送先は、分岐装置22または生産装置30のいずれかである。なお、図1においては、搬送装置21、分岐装置22及び生産装置30がそれぞれ2台ずつ示されているが、台数はこれに限定されるものではない。
本実施形態の搬送制御装置10は、搬送先指示部12、搬送情報管理部13、搬送経路決定部14及び装置管理部15を備えており、さらに、搬送物位置情報領域11a、中継経路定義領域11b及び搬送装置情報領域11cから構成されるデータベース11を搭載している。中継経路定義領域11bには、第1中継定義テーブルと第2中継定義テーブルとが格納されている。これらの領域についての説明は後述する。また、これらの領域を記憶するデータベース11は、物理的に単一の装置に搭載する必要はなく、異なる装置に分散して配置されたデータベースによって実現してもよい。
搬送先指示部12は、各ウエハに対して次の製造工程を実施する生産装置30と、この製造工程後にウエハを保管する分岐装置22とを指示するものである。
搬送情報管理部13は、装置管理部15によって管理している搬送物(ロット)の現在位置に関する情報を収集し、搬送物位置情報領域11cに搬送物(ロット)単位で格納する。
搬送経路決定部14は、中継経路定義領域11bに格納されている第1中継定義テーブル301の情報に基づき搬送経路を決定する。
装置管理部15は、搬送経路決定部14で決定した搬送経路に従い、搬送装置21または分岐装置22または搬送装置30に対して搬送物を搬送するように指示する。
生産装置30は、1つの製造工程に少なくとも1つ割り当てられており、ウエハが製造工程の順に各生産装置を通過すると同時に、このウエハに対して処理が施されることによって半導体デバイスが完成する。このとき、ウエハは、複数の生産装置30間にウエハを搬送する搬送装置21と、ウエハを保管するとともに搬送経路の分岐点となる分岐装置22とを経由する。
次の製造工程を実施する生産装置30と、この製造工程を実施した後にウエハを保管する分岐装置22とは、搬送先指示部12によって指示される。このとき、搬送情報管理部13は、生産装置30と分岐装置22とを示す情報を、ウエハ単位で搬送物位置情報領域11cに格納する。
装置管理部15は、指示された搬送経路を構成する生産装置30、搬送装置21及び分岐装置22に対して、ネットワーク23を通じてウエハの処理を指示する。この指示によって、ウエハは保管されている分岐装置22(すなわち、搬送元)から、搬送装置21を経由して、生産装置30に搬送され、所定の製造工程が実施される。その後、この製造工程が終了すると、搬送装置21を経由して、搬送先である分岐装置22に運ばれ保管される。このとき、ウエハの位置情報は、生産装置30、搬送装置21及び分岐装置22に到着した際に、ネットワーク23を通じて搬送物位置情報領域11cに順次格納される。
以上が、本実施形態の搬送制御装置10及びこの搬送制御装置10が接続された搬送システム20の構成と基本動作の概略説明であるが、以下に搬送制御装置10及び搬送システム20のより詳細な動作について、図1ないし図7を参照して説明する。
図2は、図1に示す搬送装置21、分岐装置22及び生産装置30のレイアウトの一例を示す説明図である。
なお、ここでは、搬送装置21として、搬送装置21a〜21hの8台の搬送装置が配置されており、これら8台の搬送装置21a〜21hには、DL1〜DL8といった個々の装置を識別するための装置名がそれぞれ割り当てられている。また、分岐装置22として、分岐装置22a〜22hの8台の分岐装置が配置されており、これら8台の分岐装置22a〜22hには、ST1〜ST8といった個々の装置を識別するための装置名がそれぞれ割り当てられている。さらに、生産装置30として、生産装置30a〜30hが配置されており、これら8台の生産装置30a〜30hには、PR1〜PR8といった個々の装置を識別するための装置名がそれぞれ割り当てられている。以下、必要に応じて割り当てられた装置名を使用する。
なお、搬送装置21、分岐装置22及び生産装置30については、すでに従来技術のところで説明しているので、ここでは個別の説明を省略する。
次に、本実施形態の搬送制御装置10において実施される搬送制御方法の一例について説明する。
図4は、図1に示す搬送制御装置10によって実施される搬送制御方法の一例を示すフローチャートである。まず、このフローチャートに従って、本実施形態の搬送制御方法の処理手順を説明し、その後で、具体的に搬送先と搬送元とを設定して実際に搬送経路を決定していく手順について具体的に説明する。
<本実施形態の搬送制御方法の処理手順の説明>
まず、第2中継定義テーブル701(これについては後述する)の使用フラグを0に初期化する(ステップS1)。
次に、搬送先指示部12は、搬送する搬送物(以下、「ロット」という。)のロットNo.(例えば、LOT001A)と、次の製造工程を実施する生産装置の装置名(例えば、PR1)と、製造工程終了後にロットを保管する分岐装置の装置名(例えば、ST5)とを示す情報を、搬送経路決定部14に対して送信する。また、搬送先指示部12は、搬送情報管理部13に対しても、前記の搬送するロット(例えば、ロットNo.がLOT001Aのロット)の位置情報として、次の製造工程を実施する生産装置の装置名(例えば、PR1)と、製造工程終了後にロットを保管する分岐装置の装置名(例えば、ST5)とを示す情報を送信する(ステップS2)。なお、「ロットNo.」とは、全てのロットで重複しないように投入時に各々のロットに割り振られた番号である。
ここで、搬送物位置情報領域11aに格納されているロット単位の搬送物位置情報の詳細内容について、図5を参照しつつ説明する。図5は、搬送物位置情報領域11aに格納されているロット単位の位置情報500の詳細内容を示す説明図である。
位置情報500には、ロットを識別する情報であるロットNo.と、前記ロットを保管している装置(搬送元)を識別する情報である装置名と、次の製造工程実施後に、前記ロットを保管する装置(搬送先)を識別する情報である装置名と、次の製造工程を実施する生産装置(次の生産装置)を識別する情報である装置名と、搬送元から搬送先までの搬送経路内で、前記ロットが現在どの装置に位置しているのか(現在位置)を識別する情報である装置名とが含まれる。
次に、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(例えば、LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(例えば、ST1)を取得する(ステップS3)。
次いで、取得した装置名(例えば、ST1)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを識別する(ステップS4)。この識別は、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している搬送装置名(以下、特定搬送装置名という。)と、前記取得した装置名とが一致するか否かで行われる。
ここで、搬送装置定義領域11cに格納されている搬送装置情報600の詳細内容について、図6を参照しつつ説明する。図6は、搬送装置定義領域11cに格納されている搬送装置情報の詳細内容を示す説明図である。
搬送装置情報600は、図6に示すように、複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名で構成されている。
具体的に説明すると、搬送装置情報600には、図2のレイアウトで示すように、中継装置ST1、中継装置ST2、中継装置ST3、及び中継装置ST4といった4台の中継装置が接続されている搬送装置(特定搬送装置)DL5と、中継装置ST5、中継装置ST6、中継装置ST7、及び中継装置ST8といった4台の中継装置が接続されている搬送装置(特定搬送装置)DL8とが含まれている。
従って、上記ステップS3で取得した現在位置の装置名(例えば、ST1)が、複数の分岐装置と接続されていないと識別された場合(ステップS4での判断結果がNoである場合)、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している装置から次にロットを保持する装置(分岐装置または生産装置)までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている第1中継定義テーブル301を参照して取得し(ステップS5)、その後、後述するステップS10に進むことになる。
なお、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301については、すでに従来技術のところで説明しているので、ここでは説明を省略する。
一方、上記ステップS3で、取得した現在位置の装置名(例えば、DL5)が複数の分岐装置と接続されていると識別された場合(ステップS4での判断結果がYesである場合)には、搬送経路決定部14は、第2中継定義テーブル701の使用フラグが1でないことを確認後(ステップS6)、現在ロットを保持している装置(例えば、DL5)から次にロットを保持する装置(分岐装置または生産装置)までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている第2中継定義テーブル701を参照して、取得する(ステップS7)。
ここで、中継経路定義領域11bに格納されている第2中継定義テーブル701の一例について、図7を参照しつつ説明する。
図7は、図2のレイアウトにおいて、搬送元の生産装置と搬送先の分岐装置とに対応させて、ロットを搬送する分岐装置を定義した第2中継定義テーブル701の一例を示す説明図である。図7に示すように、第2中継定義テーブル701において、1行目(最上行)は搬送先の分岐装置名(ST1〜ST8)で構成されており、1列目(最左列)はFrom(搬送元)となる生産装置名PR1〜PR8で構成されており、この行と列とで構成されるマトリクスの各枡の中には、Fromから搬送先へ搬送する装置名が定義されている。ここで「−」と表記されている枡は、定義していないこと示している。
搬送経路決定部14は、位置情報500から取得した次の生産装置PR1をFrom(起点)とし、搬送先の装置をST5とする対応関係にある分岐装置を、第2中継定義テーブル701から取得する(ステップS7)。この場合、第2中継定義テーブル701には、搬送元装置PR1と搬送先装置ST5とに対応する分岐装置としてST3が定義されており、ステップS8でNoと判断されるので、この場合には、第2中継定義テーブル701からこの分岐装置ST3を搬送経路として取得し、第2中継定義テーブル701の使用フラグを1に設定する(ステップS9)。一方、搬送元装置と搬送先装置とに対応する分岐装置が定義されていない場合(ステップS8でYesと判断された場合)には、ステップS5に進んで、第1中継定義テーブル301から搬送経路を取得することになる。
次に、決定した搬送経路に従ってロットを搬送するように、装置管理部15が、ネットワーク23を通じて、搬送装置21または分岐装置22に指示する(ステップS10)。
そして、ロットが搬送装置21または分岐装置22(または生産装置30)に到着すると、搬送装置21または分岐装置22または生産装置30は、ネットワーク23を通じて、ロットが到着したことを示す信号を搬送情報管理部13に送信する。搬送情報管理部13は、この信号を受けると、搬送物位置情報領域11cに格納している位置情報500の現在位置に、ロットが到着した装置(搬送装置21または分岐装置22または生産装置30)の装置名を格納する(ステップS11)。なお、到着した装置が生産装置30である場合には、生産装置30において所定の製造工程が実施される。
もし、ロットが、搬送先である分岐装置22(例えば、装置名がST5の分岐装置22e)または生産装置30(例えば、装置名がPR1の生産装置30a)に到達していなければ(ステップS12での判断がNoである間は)、ステップS3に戻り、上記した手順と同様の手順で処理を実施する。
一方、ロットが、生産装置30(例えば、装置名がPR1の生産装置30a)に到達すると(ステップS12での判断がYesかつステップS13での判断がYesになると)、搬送情報管理部13は、搬送物位置情報領域11cに格納している位置情報500の搬送元に、ロットが到着した生産装置30aの装置名(PR1)を格納する(ステップS14)。その後、ステップS3に戻り、上記した手順と同様の手順で処理を実施する。
一方、ロットが、搬送先である分岐装置22(例えば、装置名がST5の分岐装置22e)に到達すると(ステップS12での判断がYesかつステップS13での判断がNoになると)、1つの製造工程に関わる一連の搬送制御処理が終了する。
以上が、フローチャートに従った本実施形態の搬送制御方法の基本的な処理の説明である。
<搬送先と搬送元とを具体的に設定して実際に搬送経路を決定していく手順の説明>
ここでは、一つの製造工程に関わる一連の搬送制御処理として、分岐装置ST1に保管されているロットを、生産装置PR1で製造工程を実施した後、分岐装置ST5へ搬送する場合、すなわち、搬送元装置がST1、生産装置がPR1、搬送先装置がST5の場合の搬送経路の決定手順について説明する。なお、本実施形態では、一つの製造工程に関わる一連の搬送制御処理において、第2中継定義テーブル701の使用上限が1回に制限されている場合について説明する。
まず、第2中継定義テーブル701の使用フラグを0に初期化する(ステップS1)。
次に、搬送先指示部12は、搬送するロットのロットNo.(例えば、LOT001A)と、製造工程を実施した生産装置の装置名(ここでは、PR1)と、製造工程終了後にロットを保管する分岐装置の装置名(ここでは、ST5)とを示す情報を、搬送経路決定部14に対して送信する。また、搬送先指示部12は、搬送情報管理部13に対しても、前記の搬送するロット(例えば、ロットNo.がLOT001Aのロット)の位置情報として、次の製造工程を実施する生産装置の装置名(PR1)と、製造工程終了後にロットを保管する分岐装置の装置名(ST5)とを示す情報を送信する(ステップS2)。
次に、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から搬送元の装置名(ST1)を取得する(ステップS3)。
次いで、取得した装置名(ST1)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している分岐装置ST1から次にロットを保持する装置(ここでは生産装置PR1)までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のST1列、PR1行に格納されているDL1を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理(ここでは、ステップS12でNoと判断されるまでの処理)を適宜実施し、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(DL1)を取得する。
次いで、取得した装置名(DL1)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している搬送装置DL1から次にロットを保持する装置(ここでは生産装置PR1)までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のDL1列、PR1行に格納されているPR1を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理を適宜実施するのであるが、この場合、生産装置PR1で製造工程を終了することになるので、ステップS12での判断がYes、ステップS13での判断がYesとなり、ステップS14において、位置情報500の搬送元にこの生産装置PR1を格納する。すなわち、この時点で、搬送元が、元々のST1からPR1に変更されることになる。この後、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(PR1)を取得する。
次いで、取得した装置名(PR1)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している生産装置PR1から次にロットを保持する搬送先の分岐装置ST5までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のPR1列、ST5行に格納されているDL1を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理(ここでは、ステップS12でNoと判断されるまでの処理)を適宜実施し、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(DL1)を取得する(ステップS4)。
次いで、取得した装置名(DL1)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している搬送装置DL1から次にロットを保持する装置までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のDL1列、ST5行に格納されているST1を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理(ここでは、ステップS12でNoと判断されるまでの処理)を適宜実施し、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(ST1)を取得する。
次いで、取得した装置名(ST1)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している分岐装置ST1から次にロットを保持する装置までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のST1列、ST5行に格納されているDL5を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理(ここでは、ステップS12でNoと判断されるまでの処理)を適宜実施し、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(DL5)を取得する。
次いで、取得した装置名(DL5)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Yesと判断されるので、ステップS6に進み、第2中継定義テーブル701の使用フラグが1であるか否かを確認する。その結果、使用フラグが1でない場合(ステップS6でNoと判断される場合)には、ステップS7へと進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している搬送装置DL5から次にロットを保持する装置までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図7に示す第2中継定義テーブル701を参照して取得する。具体的には、図7に示す第2中継定義テーブル701のPR1列、ST5行に格納されているST3を取得する。一方、第2中継定義テーブル701に定義されていなかった場合(ステップS8でNoと判断された場合)には、ステップS5に進み、第1中継定義テーブル301を参照して搬送経路を取得することになる。また、第2中継定義テーブル701から搬送経路を取得した場合(ステップS8でYesと判断された場合)には、ステップS9に進んで、第2中継定義テーブル701の使用フラグを1とする。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理(ここでは、ステップS12でNoと判断されるまでの処理)を適宜実施し、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(ST3)を取得する。
次いで、取得した装置名(ST3)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している分岐装置ST3から次にロットを保持する装置までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のST3列、ST5行に格納されているDL3を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理(ここでは、ステップS12でNoと判断されるまでの処理)を適宜実施し、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(DL3)を取得する。
次いで、取得した装置名(DL3)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している搬送装置DL3から次にロットを保持する装置までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のDL3列、ST5行に格納されているST7を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理(ここでは、ステップS12でNoと判断されるまでの処理)を適宜実施し、ステップS3に戻って、搬送経路決定部14は、搬送するロットのロットNo.(LOT001A)をキーとして、位置情報500から現在位置の装置名(ST7)を取得する。
次いで、取得した装置名(ST7)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Noと判断されるので、ステップS5に進む。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している分岐装置ST7から次にロットを保持する装置までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のST7列、ST5行に格納されているDL8を取得する。
次いで、取得した装置名(DL8)が、複数の分岐装置と接続している搬送装置か否かを、搬送装置情報領域11cに格納されている複数の分岐装置と接続している特定搬送装置名と比較して識別する(ステップS4)。ここでは、Yesと判断されるので、ステップS6に進み、第1中継定義テーブル701の使用フラグが1であるか否かを確認する。その結果、使用フラグが1であり、第2中継定義テーブル701がすでに使用済みであるので、ステップS5へと処理を進める。
すなわち、搬送経路決定部14は、現在ロットを保持している搬送装置DL8から次にロットを保持する装置までの搬送経路を、中継経路定義領域11bに格納されている図3に示す第1中継定義テーブル301を参照して取得する。具体的には、図3に示す第1中継定義テーブル301のDL8列、ST5行に格納されているST5を取得する。
この後、ステップS10〜ステップS14の処理を適宜実施するのであるが、この場合にはステップS13での判断がNoとなり、搬送先まで搬送しているので、この時点で処理を終了する。
すなわち、本実施形態による搬送経路の決定方法によれば、搬送元装置がST1、搬送先装置がST5の場合の搬送経路は、
DL→PR1→DL1→ST1→DL5→ST3→DL3→ST7→DL8→ST5
となり、特に、PR1からST5までの搬送経路に着目すると、
DL1→ST1→DL5→ST3→DL3→ST7→DL8→ST5
となる。つまり、上記従来技術の搬送経路の決定方法では、
DL1→ST1→DL5→ST4→DL4→ST8→DL8→ST5
となり、1Fから2Fへ搬送するのにDL4の搬送装置(リフタ)を使用しているが、本実施形態では、PR1により近い位置に配置されているDL3の搬送装置(リフタ)を使用するので、搬送先のST5までの搬送距離が短くなり、搬送を効率的に行うことが可能となる。なお、説明は省略するが、搬送元装置がPR2、搬送先装置がST5の場合の搬送経路も上記と同様となる。
一方、詳細な説明は省略するが、例えば搬送元装置がPR3またはPR4で、搬送先装置がPR5の場合には、本実施形態による搬送経路の決定方法においても、上記従来技術の搬送経路の決定方法と同様、
DL2→ST2→DL5→ST4→DL4→ST8→DL8→ST5
となり、1Fから2Fへ搬送するのにDL4の搬送装置(リフタ)を使用することになる。
なお、上記実施形態では、本発明の搬送制御装置を適用する搬送システムとして、半導体デバイスの製造工程を例示しているが、このような半導体デバイスの製造工程に限定されず、例えば液晶パネルなどの製造工程にも適用可能である。要するに、本発明の搬送制御装置は、複数の搬送装置と、これら搬送装置間を接続する複数の中継装置とからなり、前記複数の搬送装置の中に、複数の中継装置に接続している搬送装置が含まれているようなレイアウトの搬送システムであれば、搬送対象物は上記の半導体デバイスや液晶パネルに限定されるものではない。
本発明の搬送制御装置は、複数の搬送装置と、これら搬送装置間を接続する複数の中継装置とからなり、前記複数の搬送装置の中に、複数の中継装置に接続している搬送装置が含まれているようなレイアウトの搬送システムにおいて、搬送経路を効率的に決定したい場合に利用可能である。
本発明の搬送制御装置の一実施形態及びこの搬送制御装置が適用される搬送システムのシステム構成図である。 本発明に係わる搬送装置、分岐装置及び生産装置のレイアウトの一例を示す説明図である。 ロットを搬送するための装置の順番を定義した第1中継定義テーブルの構成例を示す説明図である。 本発明の搬送制御装置によって実施される搬送制御方法の一例を示すフローチャートである。 ロット単位の搬送物情報の構成例を示す説明図である。 搬送装置定義領域に格納されている搬送装置情報の詳細内容を示す説明図である。 搬送元の生産装置と搬送先の分岐装置とに対応させて、ロットを搬送する分岐装置を定義した第2中継定義テーブルの構成例を示す説明図である。
符号の説明
10 搬送制御装置
11 データベース
11a 搬送物位置情報領域
12a 中継経路定義領域
13a 搬送装置情報領域
12 搬送先指示部
13 搬送情報管理部
14 搬送経路決定部
15 装置管理部
20 搬送システム
21(21a〜21h) 搬送装置
22(22a〜22h) 分岐装置
23 ネットワーク
30(30a〜30h) 生産装置
301 第1中継定義テーブル
701 第2中継定義テーブル

Claims (3)

  1. 複数の搬送装置と、前記搬送装置間を接続する複数の中継装置とを含む搬送システムにおいて、搬送物を搬送する経路である搬送経路を決定する際に、この搬送経路を構成する前記搬送装置及び前記中継装置の選択に関する制御を行う搬送制御装置であって、
    前記搬送装置及び前記中継装置の利用順をマトリックスで定義した第1中継定義テーブルを記憶する第1中継経路記憶手段と、
    前記複数の搬送装置のうち、複数の中継装置に接続している特定搬送装置を記憶する搬送装置情報記憶手段と、
    搬送元装置から搬送先装置までの経路に前記特定搬送装置が含まれる場合には、前記特定搬送装置から中継する一つの中継装置を定義した第2中継定義テーブルを記憶する第2中継経路記憶手段と、
    搬送物の現在位置である搬送元装置と搬送先装置とを示す情報を、搬送物ごとに記憶する搬送物位置情報記憶手段と、
    前記第1中継経路記憶手段に記憶された第1中継定義テーブルの情報と、前記搬送物位置情報記憶手段に記憶された搬送物の現在位置及び搬送先装置の情報とに基づいて、搬送物が到着した装置から次の装置までの搬送経路を決定する搬送経路決定手段とを備え、
    前記搬送経路決定手段は、搬送経路に前記特定搬送装置が含まれている場合には、前記特定搬送装置に関しては前記第2中継経路記憶手段に記憶された第2中継定義テーブルの情報に基づいて次の中継装置を決定することを特徴とする搬送制御装置。
  2. 前記搬送経路決定手段は、搬送経路に前記特定搬送装置が含まれている場合において、前記特定搬送装置に関する情報が前記第2中継定義テーブルに定義されていない場合には、前記第1中継定義テーブルの情報に基づいて次の中継装置を決定することを特徴とする請求項1に記載の搬送制御装置。
  3. 前記中継装置が分岐装置及び生産装置を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送制御装置。
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