JP2009110085A - 搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置 - Google Patents

搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送システムをより効率的に利用することができる搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置を提供する。
【解決手段】中継定義テーブルを記憶した中継経路定義領域11bと、特定搬送装置の情報を記憶した搬送装置情報記憶領域11cと、各搬送物の搬送元情報と搬送先情報と現在位置情報とを記憶した搬送物位置情報領域11aと、中継定義テーブルと現在位置情報と搬送先情報とに基づいて次に搬送物を保持する装置を決定するステップと、次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置であるか否かを判断するステップと、特定搬送装置である場合に、特定搬送装置の情報と搬送先情報と中継定義テーブルとに基づいて次の次に搬送物を保持する装置を決定するステップと、現在搬送物を保持している装置から最短時間で搬送物を受け取る特定搬送装置を次に搬送物を保持する装置に変更するステップとを実施する搬送経路決定部14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の生産装置と前記生産装置間を接続する複数の搬送装置とから構成された搬送システムを用いて、前記生産装置および搬送装置で構成された搬送経路で搬送物の搬送を行う際に、前記搬送経路を構成する搬送装置の取得を行うための搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置に関するものである。
搬送システムにおいて搬送される搬送物の一例として、半導体デバイスを製造する際に用いられるウエハがある。この半導体デバイスは、ウエハに対して、洗浄や成膜、レジストコーティング、露光、およびエッチング等といった一連の製造工程を、定められた層の数だけ繰り返し行って、配線や回路素子を形成することで製造される。さらに、このような一連の製造工程を実施した後、ウエハを分断することで、最終的に半導体チップを得ている。
各製造工程は、例えば、処理内容別に設置された複数台の生産装置によってそれぞれ実施される。一般的に、各生産装置では、一つの製造工程を複数のウエハに対して同時に実施する。この場合、ウエハの搬送は、同時に製造工程が実施される複数のウエハを1ロットとするロット単位で行われる。
前記ウエハは、一つの生産装置での第1製造工程を終えた後、搬送装置を構成する搬送手段によってこの一つの生産装置から搬送装置内の複数の棚のうちのいずれか一つの棚に搬送され保管される。そして、このウエハに対して第2製造工程を実施する際には、ウエハは、搬送装置の搬送手段によって前記棚から他の一つの生産装置に搬送される。さらに、前記他の一つの生産装置での第2製造工程が終了した後、搬送装置の搬送手段によってこの他の一つの生産装置から搬送装置内の複数の棚のうちのいずれか一つの棚に搬送され保管される。その後、このウエハに対して第3製造工程を実施する際には、ウエハは、搬送装置の搬送手段によって前記棚からさらに他の1つの生産装置に搬送される。
また、生産装置および搬送装置が複数配置されている生産工場においては、ウエハを搬送元から搬送先まで搬送する際に経由する全ての中継ポイントを示した搬送経路テーブルが膨大な容量のデータになってしまう。そのため、従来の搬送制御装置では、前記搬送経路テーブルを搬送元と搬送先とをマトリクスで定義することによって、搬送経路の変更に要する時間を短縮したり、搬送ミスを防止したりしていた。
このような搬送制御装置の一従来例として、特開2006−245416号公報に開示されている搬送制御装置があった。この搬送制御装置は、複数の搬送装置と複数の分岐装置とを含む搬送システムにネットワークを介して接続されているものである。この搬送制御装置では、搬送経路を取得する際に、搬送元から搬送先まで搬送物を搬送する際に用いられる生産装置および搬送装置をマトリクスで定義した中継定義テーブルを用いていた。
特開2006−245416号公報
しかしながら、前述の特開2006−245416号公報に開示されている搬送制御装置では、一つの搬送元から一つの搬送先までをつなぐ搬送経路が複数ある場合に、全ての搬送経路を抽出し、これらの搬送経路の中から最適な搬送経路を取得することができないといった問題があった。
以下に、特開2006−245416号公報に開示されている搬送制御装置において実施される搬送制御方法の一例を説明する。
図9は、搬送システムの一例を示す説明図であり、(a)は2階に配置されている部分のレイアウトを示す平面図であり、(b)は1階に配置されている部分のレイアウトを示す平面図である。また、図10は、図9に示す搬送システムによって搬送物を搬送する際に搬送経路を取得するために用いられる中継定義テーブルの一従来例を示す説明図である。
図9に示すように、搬送システムは、8台の生産装置(第1生産装置22a、第2生産装置22b、第3生産装置22c、第4生産装置22d、第5生産装置22e、第6生産装置22f、第7生産装置22gおよび第8生産装置22h)に搬送物を搬送するための、8台の搬送装置(第1搬送装置21a、第2搬送装置21b、第3搬送装置21c、第4搬送装置21d、第5搬送装置21e、第6搬送装置21f、第7搬送装置21gおよび第8搬送装置21h)を備えている。
なお、生産装置にはPR1〜PR8、搬送装置にはDL1〜DL8といった個々の装置を識別するための装置名が割り当てられている。本明細書においては必要に応じて各装置をその装置名でも表記するものとする。
具体的には、前記8台の生産装置および前記8台の搬送装置のうち、8台の生産装置(第1生産装置22a、第2生産装置22b、第3生産装置22c、第4生産装置22d、第5生産装置22e、第6生産装置22f、第7生産装置22gおよび第8生産装置22h)および6台の搬送装置(第1搬送装置21a、第2搬送装置21b、第5搬送装置21e、第6搬送装置21f、第7搬送装置21gおよび第8搬送装置21h)は、生産工場内の1階または2階に配置されている。また、残りの2台の搬送装置(第3搬送装置21cおよび第4搬送装置21d)は、1階と2階とに渡って配置されており、1階に配置された第5搬送装置21eと2階に配置された第8搬送装置21hとの間を接続するリフタである。
また、前記搬送装置は生産装置間で仕掛り品や完成品の搬送を行うものであり、8台の搬送装置のうち第1搬送装置21a、第2搬送装置21b、第6搬送装置21fおよび第7搬送装置21gは搬送物を保管する棚をそれぞれ備えている。
さらに、前記第5搬送装置21eは、第1搬送装置21a、第2搬送装置21b、第3搬送装置21cおよび第4搬送装置21dのうちのいずれか一つの搬送装置から搬送物を受け取り、第1搬送装置21a、第2搬送装置21b、第3搬送装置21cおよび第4搬送装置21dのいずれかの搬送装置へ搬送物を搬送するための、第1搬送車221および第2搬送車222を備えている。これら第1搬送車221および第2搬送車222は、第5搬送装置21e内に配置された搬送経路211に沿って一方向(図中、矢印Aで示す搬送方向)に搬送物を周回搬送する。なお、図9においては、矢印Aは時計回り方向を示している。
また、前記第8搬送装置21hは、第3搬送装置21c、第4搬送装置21d、第6搬送装置21fおよび第7搬送装置21gのうちのいずれか一つの搬送装置から搬送物を受け取り、第3搬送装置21c、第4搬送装置21d、第6搬送装置21fおよび第7搬送装置21gのうちのいずれか一つの搬送装置へ搬送物を搬送するための、第1搬送車223および第2搬送車224を備えている。これら第1搬送車223および第2搬送車224は、第8搬送装置21h内に配置された搬送経路212に沿って一方向(図中、矢印Bで示す搬送方向)に搬送物を周回搬送する。なお、図9においては、矢印Bは反時計回り方向を示している。
また、1階に配置された第1生産装置22aおよび第2生産装置22bは第1搬送装置21aにそれぞれ接続されており、この第1搬送装置21aは第5搬送装置21eにも接続されている。これにより、第1搬送装置21aによって、第1生産装置22a、第2生産装置22bおよび第5搬送装置21e間で搬送物を搬送することができる。
また、1階に配置された第3生産装置22cおよび第4生産装置22dは第2搬送装置21bにそれぞれ接続されており、この第2搬送装置21bは第5搬送装置21eにも接続されている。これにより、第2搬送装置21bによって、第3生産装置22c、第4生産装置22dおよび第5搬送装置21e間で搬送物を搬送することができる。
また、2階に配置された第5生産装置22eおよび第6生産装置22fは第6搬送装置21fにそれぞれ接続されており、この第6搬送装置21fは第8搬送装置21hにも接続されている。これにより、第6搬送装置21fによって、第5生産装置22e、第6生産装置22fおよび第8搬送装置21h間で搬送物を搬送することができる。
また、2階に配置された第7生産装置22gおよび第8生産装置22hは第7搬送装置21gにそれぞれ接続されており、この第7搬送装置21gは第8搬送装置21hにも接続されている。これにより、第7搬送装置21gによって、第7生産装置22g、第8生産装置22hおよび第8搬送装置21h間で搬送物を搬送することができる。
また、図10に示すように、中継定義テーブル1000において、1行目(最上行)1001は搬送先を示す装置名(PR1〜PR8およびDL1、DL2、DL6、DL7)で構成されており、1列目(最左列)1002はFrom(現在搬送物を保持している装置である生産装置または搬送装置)を示す装置名(PR1〜PR8およびDL1〜DL8)で構成されている。さらに、複数の行と複数の列で構成されるマトリックスの各枡の中には、Fromから搬送先へ搬送物を搬送する際に、Fromに示されている装置の次に搬送物を保持する装置を示す装置名が定義されている。
まず初めに、搬送元が第1生産装置(PR1)22a、搬送先が第5生産装置(PR5)22eである場合において搬送経路を取得する手順を示す。
中継定義テーブル1000によれば、現在搬送物を保持している装置であるPR1の次に搬送物を保持する装置は、搬送元がPR1であり搬送先がPR5である(PR1行−PR5列)の枡を参照すると、DL1である。2番目に搬送物を保持する装置は、FromがDL1であり搬送先がPR5である(DL1行−PR5列)の枡を参照すると、DL5である。3番目に搬送物を保持する装置は、FromがDL5であり搬送先がPR5である(DL5行−PR5列)の枡を参照すると、DL4である。4番目に搬送物を保持する装置は、FromがDL4であり搬送先がPR5である(DL4行−PR5列)の枡を参照すると、DL8である。5番目に搬送物を保持する装置は、FromがDL8であり搬送先がPR5である(DL8行−PR5列)の枡を参照すると、DL6である。6番目に搬送物を保持する装置は、FromがDL6であり搬送先がPR5である(DL6行−PR5列)の枡を参照すると、PR5である。従って、搬送元であるPR1から搬送先であるPR5までの搬送経路は、「PR1→DL1→DL5→DL4→DL8→DL6→PR5」となる。
また、前述した手順と同様の手順により、搬送元をPR2とし搬送先をPR5とする搬送経路は「PR2→DL1→DL5→DL4→DL8→DL6→PR5」となり、搬送元をPR3とし搬送先をPR5とする搬送経路は「PR3→DL2→DL5→DL4→DL8→DL6→PR5」となり、搬送元をPR4とし搬送先をPR5とする搬送経路は「PR4→DL2→DL5→DL4→DL8→DL6→PR5」となる。即ち、前記4つの搬送経路においてDL5以降の搬送経路は、全て「DL5→DL4→DL8→DL6→PR5」となっていた。
通常、搬送元がPR1またはPR2である場合は、図9に示すように、DL4よりも短時間で搬送物を受け取れるDL3を用いた方が搬送物によってリフタを拘束する時間が短くなり好ましいが、特開2006−245416号公報に開示されている搬送制御装置を用いて搬送経路を取得した場合には、搬送元(PR1、PR2、PR3またはPR4)に関わらず搬送先がPR5であれば、DL5以降は同じ搬送経路になり、リフタとしてDL4が必ず使用されてしまうといった問題があった。
一般的な搬送システムでは、一つの階から他の階に搬送する搬送物が複数ある場合、例えば、図9に示す搬送システムにおいて、搬送物X(図示せず)を第1搬送装置21aまたは第2搬送装置21bから第5搬送装置21eおよび第3搬送装置21cを経由して第8搬送装置21hへ搬送する場合、搬送物Xが第5搬送装置21eの第1搬送車221または第2搬送車222上で第3搬送装置21cの空き待ち状態になること(搬送ロス)を防ぐために、第5搬送装置21eの第1搬送車221または第2搬送車222と第3搬送装置21cとが搬送可能状態(空き状態)になるまで、第1搬送装置21aまたは第2搬送装置21bは搬送物Xの搬送を開始できない。そして、第5搬送装置21eの第1搬送車221または第2搬送車222と第3搬送装置21cとが搬送可能状態になると、搬送物Xは、第3搬送装置21cを予約(拘束)して、他の搬送物を搬送できない状態にする。その後、搬送物Xが、第5搬送装置21eおよび第3搬送装置21cを経由して第8搬送装置21hに搬送されると、搬送物Xは、第3搬送装置21cの予約を解く(予約解除)。この予約解除により、第3搬送装置21cは搬送可能状態となる。
同様に、図9に示す搬送システムにおいて、搬送物X(図示せず)を第1搬送装置21aまたは第2搬送装置21bから第5搬送装置21eおよび第4搬送装置21dを経由して第8搬送装置21hへ搬送する場合、搬送物Xが第5搬送装置21eの第1搬送車221または第2搬送車222上で第4搬送装置21dの空き待ち状態になることを防ぐために、第5搬送装置21eの第1搬送車221または第2搬送車222と第4搬送装置21dとが搬送可能状態になるまで、第1搬送装置21aまたは第2搬送装置21bは搬送物Xの搬送を開始できない。そして、第5搬送装置21eの第1搬送車221または第2搬送車222と第4搬送装置21dとが搬送可能状態になると、搬送物Xは、第4搬送装置21dを予約(拘束)して、他の搬送物を搬送できない状態にする。その後、搬送物Xが、第5搬送装置21eおよび第4搬送装置21dを経由して第8搬送装置21hに搬送されると、搬送物Xは、第4搬送装置21dの予約を解く。この予約解除により、第4搬送装置21dは搬送可能状態となる。
さらに同様に、図9に示す搬送システムにおいて、搬送物X(図示せず)を第6搬送装置21fまたは第7搬送装置21gから第8搬送装置21hおよび第3搬送装置21cを経由して第5搬送装置21eへ搬送する場合、搬送物Xが第8搬送装置21hの第1搬送車223または第2搬送車224上で第3搬送装置21cの空き待ち状態になることを防ぐために、第8搬送装置21hの第1搬送車223または第2搬送車224と第3搬送装置21cとが搬送可能状態になるまで、第6搬送装置21fまたは第7搬送装置21gは搬送物Xの搬送を開始できない。そして、第8搬送装置21hの第1搬送車223または第2搬送車224と第3搬送装置21cとが搬送可能状態になると、搬送物Xは、第3搬送装置21cを予約(拘束)して、他の搬送物を搬送できない状態にする。その後、搬送物Xが、第8搬送装置21hおよび第3搬送装置21cを経由して第5搬送装置21eに搬送されると、搬送物Xは、第3搬送装置21cの予約を解く(予約解除)。この予約解除により、第3搬送装置21cは搬送可能状態となる。
また、さらに同様に、図9に示す搬送システムにおいて、搬送物X(図示せず)を第6搬送装置21fまたは第7搬送装置21gから第8搬送装置21hおよび第4搬送装置21dを経由して第5搬送装置21eへ搬送する場合、搬送物Xが第8搬送装置21hの第1搬送車223または第2搬送車224上で第4搬送装置21dの空き待ち状態になることを防ぐために、第8搬送装置21hの第1搬送車223または第2搬送車224と第4搬送装置21dとが搬送可能状態になるまで、第6搬送装置21fまたは第7搬送装置21gは搬送物Xの搬送を開始できない。そして、第8搬送装置21hの第1搬送車223または第2搬送車224と第4搬送装置21dとが搬送可能状態になると、搬送物Xは、第4搬送装置21dを予約(拘束)して、他の搬送物を搬送できない状態にする。その後、搬送物Xが、第8搬送装置21hおよび第4搬送装置21dを経由して第5搬送装置21eに搬送されると、搬送物Xは、第4搬送装置21dの予約を解く。この予約解除により、第4搬送装置21dは搬送可能状態となる。
このように、図9に示すような搬送システムにおいて図10に示す中継定義テーブルを用いて、特開2006−245416号公報に開示されている搬送制御装置により搬送制御方法を実施した場合には、搬送元が第1生産装置22aまたは第2生産装置22bであっても、1階から2階へ搬送物を搬送する際に第4搬送装置21dが取得されてしまい、第4搬送装置21dよりも短い時間で第1生産装置22aおよび第2生産装置22bから搬送物を受け取ることができる第3搬送装置21cを取得することができないといった問題があった。
さらに、このような問題を解決するため、第1生産装置22aまたは第2生産装置22bから第5生産装置22e、第6生産装置22f、第7生産装置22gまたは第8生産装置22hへ搬送物を搬送する際に第3搬送装置21cを取得できるように、図10に示す中継定義テーブル1000のDL5行−PR5〜PR8列の枡を「DL4」から「DL3」に書き換えればよい。しかしながら、この書き換えをすることにより、第3生産装置22cまたは第4生産装置22dから第5生産装置22e、第6生産装置22f、第7生産装置22gまたは第8生産装置22hへ搬送物を搬送する際にも、第3搬送装置21cを使用することになってしまう。そのため、第3生産装置22cまたは第4生産装置22dから2階の生産装置へ搬送物を搬送する際に、第3搬送装置21cよりも短い時間で第3生産装置22cおよび第4生産装置22dから搬送物を受け取ることができる第4搬送装置21dを取得することができないといった新たな問題が生じてしまう。即ち、中継定義テーブル1000を書き換えることによって前述した問題を解決することはできない。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、複数の搬送物ごとに搬送経路を取得して搬送物の搬送を実施する場合に、特定搬送装置の拘束時間を短くすることによって搬送システムをより効率的に利用することができる搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の搬送制御方法は、図5に示すように、第1搬送経路取得手段としての搬送経路決定部において、前記生産装置および搬送装置の利用順をマトリクスで定義した中継定義テーブルと、前記現在搬送物を保持している装置を示す現在位置情報と、前記搬送後の保管先を示す搬送先情報とに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次に搬送物を保持する装置を取得するステップS3と、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置であるか否かを判断するステップS4と、特定搬送装置である場合に、前記特定搬送装置の情報と前記搬送先情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次の次に搬送物を保持する装置を取得するステップS5と、ステップS5で取得した次の次に搬送物を保持する装置と前記搬送物の保管元を示す搬送元情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、現在搬送物を保持している装置から最短時間で搬送物を受け取る特定搬送装置を次に搬送物を保持する装置として再取得するステップS6とを含んでいるものである。
これにより、特定搬送装置を用いて搬送物を搬送する場合において、現在搬送物を保持している装置から特定搬送装置へ搬送物を搬送する際に要する時間をより短くすることにより、特定搬送装置の拘束時間を短くすることができ、その結果、搬送システムを効率的に利用することができる。
また、前記中継定義テーブルのうち、前記特定搬送装置と接続している複数の搬送装置のうちの一つの搬送装置を行とし、当該一つの搬送装置と特定搬送装置を介して接続されている生産装置および搬送装置のうちの一つの装置を列とする枡には、前記一つの装置から前記一つの搬送装置へ最短時間で搬送物を中継する特定搬送装置が定義されており、前記第2ステップにおいて次に搬送物を保持する装置を再取得する場合に、前記次の次に搬送物を保持する装置を行とし前記搬送元情報が示す装置を列とする枡が定義する特定搬送装置を、次に搬送物を保持する装置として再取得するものであってもよい。
この場合、次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置である場合も特定搬送装置ではない場合も、同一の中継定義テーブルを用いて搬送システムを効率的に利用することができる搬送経路を決定することができる。
本発明の搬送制御装置は、図1に示すように、生産装置および搬送装置の利用順をマトリクスで定義した中継定義テーブルを記憶した中継経路記憶手段としての中継経路定義領域11bと、特定搬送装置の情報を記憶した搬送装置情報記憶手段としての搬送装置情報記憶領域11cと、搬送物の保管元を示す搬送元情報と、搬送後の保管先を示す搬送先情報と、現在搬送物を保持している装置を示す現在位置情報とを、搬送物ごとに記憶した搬送物位置情報記憶手段としての搬送物位置情報領域11aとから構成されたデータベース11を備えている。さらに、この搬送制御装置は、第1搬送経路取得手段および第2搬送経路取得手段としての搬送経路決定部14も備えており、この搬送経路決定部14は、図5に示すように、前記中継定義テーブルと前記現在位置情報と前記搬送先情報とに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次に搬送物を保持する装置を取得するステップS3と、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置であるか否かを判断するステップS4と、特定搬送装置である場合に、前記特定搬送装置の情報と前記搬送先情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次の次に搬送物を保持する装置を取得するステップS5と、ステップS5で取得した次の次に搬送物を保持する装置と前記搬送元情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、現在搬送物を保持している装置から最短時間で搬送物を受け取る特定搬送装置を次に搬送物を保持する装置として再取得するステップS6とを実施するものである。
これにより、特定搬送装置を用いて搬送物を搬送する場合において、現在搬送物を保持している装置から特定搬送装置へ搬送物を搬送する際に要する時間をより短くすることにより、特定搬送装置の拘束時間を短くすることができ、その結果、搬送システムを効率的に利用することができる。
また、前記中継定義テーブルのうち、前記特定搬送装置と接続している複数の搬送装置のうちの一つの搬送装置を行とし、当該一つの搬送装置と特定搬送装置を介して接続されている生産装置および搬送装置のうちの一つの装置を列とする枡には、前記一つの装置から前記一つの搬送装置へ最短時間で搬送物を中継する特定搬送装置が定義されており、前記搬送経路決定部14において、次に搬送物を保持する装置を再取得する場合に、前記次の次に搬送物を保持する装置を行とし前記搬送元情報が示す装置を列とする枡が定義する特定搬送装置を、次に搬送物を保持する装置として再取得するものであってもよい。
この場合、次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置である場合も特定搬送装置ではない場合も、同一の中継定義テーブルを用いて搬送システムを効率的に利用することができる搬送経路を決定することができる。
本発明は上記のように構成したので、特定搬送装置の拘束時間を短くすることによって搬送システムをより効率的に利用することができる。
以下、本発明の搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<搬送制御装置の一実施形態>
図1は、本発明の搬送制御装置の一実施形態を示す説明図である。なお、図1には、この搬送制御装置によって制御される搬送システムも示されている。
ここでは、半導体デバイスの製造工程においてウエハを搬送する際に用いられる搬送システムを例に挙げて実施形態の説明を行う。また、搬送物であるウエハの搬送は、同時に製造工程が実施される複数のウエハを1ロットとするロット単位で行われており、搬送物が搬送システムに投入されたときに、全てのロットで重複しないようにロット単位で「ロットNo.」が割り振られるものとする。
搬送システム20は、図9に示す搬送システムと同じ構成を有するものであり、図1ではその一部分のみが図示されている。この搬送システム20は、搬送物の搬送を行う搬送装置群21と、搬送物に対して製造工程を実施する生産装置群22とから構成されている。また、この搬送システム20は、例えばLAN(Local Area Network)およびインターネット通信網といったネットワーク23を介して、搬送制御装置10と接続されており、搬送制御装置10との間で種々のデータ伝送を実施している。前記搬送装置群21および生産装置群22は、搬送制御装置10による制御に従って搬送物の搬送を行うものである。なお、図1においては、搬送装置群21を構成する複数の搬送装置および生産装置群22を構成する複数の生産装置をその一部である2台ずつ示している。また、本実施形態においては、搬送装置群21は、図9に示す第1搬送装置(DL1)21a,第2搬送装置(DL2)21b・・・、第8搬送装置(DL8)21hから構成されており、生産装置郡22は、図9に示す第1生産装置22a、第2生産装置22b・・・、第8生産装置22hから構成されているが、本発明において各装置の台数はこれに限定されるものではない。
また、搬送制御装置10は、後述する搬送先指示部12、搬送情報管理部13、搬送経路決定部14、および装置管理部15を備えているとともに、後述する搬送物位置情報領域11a、中継経路定義領域11bおよび搬送装置情報領域11cから構成されるデータベース11を搭載している。なお、これらの領域から構成されるデータベース11は、物理的に搬送制御装置10内に配置されている必要はなく、例えば搬送制御装置10以外の異なる装置に分散して配置されており、ネットワーク等を介して搬送制御装置10とデータ伝送可能なものであってもよい。
前記搬送先指示部12は、ロット単位で、搬送物に次の製造工程を実施する生産装置と、この製造工程後に搬送物を保管する搬送装置とを指示するものである。
前記搬送情報管理部13は、ネットワーク23を介して搬送システム20における各搬送物の現在位置に関する情報を収集することにより得た現在位置情報と、前記搬送先指示部12が指示する次の製造工程を実施する生産装置とこの製造工程後に搬送物を保管する搬送装置とを示す情報より得た生産装置情報および搬送先情報とに基づき、ロット単位で搬送物位置情報を作成し、搬送物位置情報領域11aに格納するものである。
ここで、前記搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報の一例について図2を参照しつつ説明する。
図2は、図1に示す搬送制御装置を構成する搬送物位置情報領域に格納されている搬送物位置情報の一例を示す説明図である。
搬送物位置情報200には、搬送物のロットを示す情報であるロットNo.(ここでは「LOT001A」)201と、搬送物の保管元である搬送装置(搬送元)を示す搬送元情報である装置名(ここでは「DL1」)202と、次の製造工程実施後に前記搬送物を保管する搬送装置(搬送先)を示す搬送先情報である装置名(ここでは「DL6」)203と、次の製造工程を実施する生産装置(次の生産装置)を示す生産装置情報である装置名(ここでは「PR1」)204と、搬送元から搬送先までの搬送経路内で、現在搬送物を保持している装置(現在位置)を示す現在位置情報である装置名(ここでは「DL1」)205とが含まれる。
また、前記搬送経路決定部14は、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報と、中継経路定義領域11bに格納されている中継定義テーブルと、搬送装置情報領域11cに格納されている特定搬送装置情報とに基づき搬送経路を決定する。
ここで、前記中継経路定義領域11bに格納されている中継定義テーブルの一例について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、図1に示す搬送制御装置を構成する中継経路定義領域に格納されている中継定義テーブルの一例を示す説明図である。
図3に示すように、中継定義テーブル300において、1行目(最上行)301は搬送先を示す装置名(PR1〜PR8およびDL1、DL2、DL6、DL7)で構成されており、1列目(最左列)302はFrom(現在搬送物を保持している装置である生産装置または搬送装置)を示す装置名(PR1〜PR8およびDL1〜DL8)で構成されている。さらに、複数の行と複数の列で構成されるマトリックスの各枡の中には、Fromから搬送先へ搬送物を搬送する際に、Fromに示されている装置の次に搬送物を保持する装置を示す装置名が定義されている。
図9において、リフタである第3搬送装置(DL3)および第4搬送装置(DL4)は特定搬送装置であり、第5搬送装置(DL5)および第8搬送装置(DL8)は特定搬送装置に接続されている搬送装置である。
本実施形態においては、中継定義テーブル300のうち、特定搬送装置が定義されている枡のみ、列に示されている装置から行に示されている装置へ搬送を行う際に、列に示されている装置から最短時間で搬送物を受け取ることができる特定搬送装置を次に搬送物を保持する装置として定義している。
具体的には、1階に配置された第5搬送装置(DL5)を行とし、2階に配置された装置(即ち、1階に配置された第5搬送装置(DL5)とは特定搬送装置を介して接続されている生産装置および搬送装置)を列とする各枡(DL5行−PR5列、DL5行−PR6列、DL5行―PR7列、DL5行―PR8列、DL5行−DL6列およびDL5行−DL7列の各枡)には、各列に示された生産装置または搬送装置から第5搬送装置(DL5)へ搬送物を搬送する際に、列に示された生産装置または搬送装置から最短時間で搬送物を受け取ることができる搬送装置が、第3搬送装置DL3および第4搬送装置DL4の中から選択され、それぞれ定義されている。
さらに、同様に、2階に配置された第8搬送装置(DL8)を行とし、1階に配置された装置(即ち、2階に配置された第8搬送装置(DL8)とは特定搬送装置を介して接続されている生産装置および搬送装置)を列とする各枡(DL8行−PR1列、DL8行−PR2列、DL8行―PR3列、DL8行―PR4列、DL8行−DL1列およびDL8行−DL2列の各枡)には、各列に示された生産装置または搬送装置から第8搬送装置(DL8)へ搬送物を搬送する際に、列に示された生産装置または搬送装置から最短時間で搬送物を受け取ることができる搬送装置が、第3搬送装置DL3および第4搬送装置DL4の中から選択され、それぞれ定義されている。
なお、図3において、「−」と表記されている枡は、いずれの装置も定義されていないこと示している。
さらに、搬送装置情報領域11cに格納されている特定搬送装置情報の一例について、図4を参照しつつ説明する。
図4は、図1に示す搬送制御装置を構成する搬送装置情報領域に格納されている特定搬送装置情報の一例を示す説明図である。
搬送装置情報400は、図4に示すように、特定搬送装置の名称(以下、単に「特定搬送装置名」という)401で構成されている。
具体的に説明すると、図9に示す第3搬送装置(DL3)21cおよび第4搬送装置(DL4)21dが特定搬送装置であるため、搬送装置情報400には、特定搬送装置名401として「DL3」および「DL4」が格納されている。
また、前記装置管理部15は、搬送経路決定部14で決定した搬送経路に従って、この搬送経路を構成する生産装置および搬送装置に対して、ネットワーク23を通じて、搬送物を搬送したり、搬送物に対する製造工程を実施したりするための処理を指示する。この指示に従って、搬送物は搬送元から生産装置へ搬送され、この生産装置において搬送物に対する製造工程が実施される。その後、この製造工程が終了すると、搬送物は搬送先へ運ばれる。また、搬送物が生産装置または搬送装置に到着するたびに、生産装置または搬送装置からネットワーク23を通じて搬送制御装置10に現在搬送物を保持している装置を示す情報が送信され、搬送情報管理部13は、この情報に基づき搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報の現在位置情報を更新する。
また、前記生産装置群22を構成する各生産装置は、1つの製造工程に少なくとも1つ割り当てられており、搬送物が製造工程の順に各生産装置を通過すると同時に、この搬送物に対して製造処理が施されることによって半導体デバイスを完成させる。このとき、搬送物は、搬送装置群21を構成する複数の搬送装置のうちの少なくとも1つの搬送装置を経由して、各生産装置に搬送される。
<搬送制御方法の一実施形態>
次に、図1に示す搬送制御装置において実施される搬送制御方法の一実施形態について説明する。なお、ここでは、搬送システムとして図9に示す搬送システム20を用いており、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報として図2に示す搬送物位置情報200を用いており、中継経路定義領域11bに格納されている中継定義テーブルとして図3に示す中継定義テーブル300を用いており、搬送装置情報領域11cに格納されている特定搬送装置情報として、図4に示す搬送装置情報400を用いている。
図5は、本発明の搬送制御方法の一実施形態を示すフローチャートである。
なお、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報の搬送元情報および現在位置情報には、搬送物が搬送システムに投入された時点で、この搬送物を現在保管している装置を示す装置名が格納されている。
まず初めに、作業者の操作に基づき、または予め設定されており搬送制御装置の図示しない生産計画記憶領域に格納されている生産計画に基づき、搬送先指示部12は、搬送を行う搬送物のロットNo.と、次の製造工程を実施する生産装置と、この製造工程後に搬送物を保管する搬送装置とを示す情報を、搬送情報管理部13および搬送経路決定部14に送信する(ステップS1)。このステップS1に基づき、搬送情報管理部13は、ロットNo.を検索キーとして該当する搬送物の搬送物位置情報の生産装置情報と搬送先情報とを作成し格納する。
次いで、搬送経路決定部14は、ロットNo.を検索キーとして、搬送物位置情報から現在位置情報が示す装置名を取得する(ステップS2)。
さらに、搬送経路決定部14は、中継定義テーブルの、現在位置情報が示す装置名をFromとし搬送先情報または生産装置情報が示す装置名を搬送先とする枡を参照して、次に搬送物を保持する装置(生産装置または搬送装置)を取得し、搬送経路を現在搬送物を保持している装置からここで取得した次に搬送物を保持する装置までに決定する(ステップS3)。なお、搬送物を製造工程実施後に搬送先まで搬送するために、搬送経路を決定する手順を開始した時点では搬送物に対する次の製造工程が未実施であるため、搬送先として生産装置情報を参照し、製造工程実施後は、搬送先として搬送先情報を参照するものとする。
次いで、搬送経路決定部14は、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置であるか否かを判断する(ステップS4)。具体的には、搬送装置情報領域11cに格納されている特定搬送装置名の中に、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置の装置名と一致するものがない場合は特定搬送装置ではないと判断し、一致するものがある場合は特定搬送装置であると判断する。
もし、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置ではない場合(ステップS4での判断結果がNOである場合)には、後述するステップS7に進む。
一方、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置が特定搬送装置である場合(ステップS4での判断結果がYESである場合)、ステップS5に進む。
前記ステップS5では、搬送経路決定部14が、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置の装置名をFromとし、搬送先情報または生産装置情報が示す装置名を搬送先とする枡を参照して、次の次に搬送物を保持する装置(搬送装置または生産装置)を取得する。なお、ステップS3と同様に、搬送物に対する次の製造工程が未実施である間は、搬送先として生産装置情報を参照し、製造工程実施後は、搬送先として搬送先情報を参照するものとする。
次いで、搬送経路決定部14は、中継定義テーブル300を参照して、ステップS5で取得した次の次に搬送物を保持する装置の装置名をFromとし、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送元情報が示す装置名を搬送先とする枡が示す装置名を取得し、この装置名が示す装置をステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置の代わりに採用することにより次に搬送物を保持する装置を再取得し(ステップS6)、搬送経路を新たに決定する。
さらに、装置管理部15は、ネットワーク23を通じて搬送装置群21および生産装置群22を制御することにより、搬送経路決定部14において決定した搬送経路に従って搬送を指示する(ステップS7)。なお、搬送経路決定部14によって決定した搬送経路が特定搬送装置まで搬送物を搬送するものである場合には、装置管理部15により、予め、他の搬送物の搬送のために特定搬送装置が既に予約されているか否か確認が行われる。そして、予約されていない場合は直ちに特定搬送装置を予約し搬送を開始し、また、予約されている場合は他の搬送物による予約が解除された後に特定搬送装置を予約し搬送を開始する。
その後、ステップS7での搬送が完了し、搬送装置群21を構成する一つの搬送装置または生産装置群22を構成する一つの生産装置に搬送物が到着し保持されると、この一つの搬送装置または一つの生産装置が、搬送物を保持していることを示す信号をネットワーク23を通じて搬送情報管理部13に送信する。搬送情報管理部13は、この信号を受信すると、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報を更新し、現在搬送物を保持している装置(前記一つの搬送装置または一つの生産装置)の装置名を現在位置情報として格納する(ステップS8)。なお、保持している装置が生産装置である場合には、生産装置において製造工程が実施される。
続いて、搬送情報管理部13が、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報の現在位置情報を参照して、現在搬送物を保持している装置が生産装置であるか否か(具体的には、現在位置情報が生産装置情報と一致しているか否か)を判断する(ステップS9)。もし、生産装置ではない場合(ステップS9での判断結果がNOである場合)は、後述するステップS11に進む。
一方、生産装置である場合(ステップS9での判断結果がYESである場合)は、搬送情報管理部13が、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報を更新して、現在搬送物を保持している生産装置を示す装置名を搬送元情報に格納し(ステップS10)、ステップS2に戻る。
前記ステップS11では、搬送情報管理部13が、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報を参照して、搬送物が搬送先に到着しているか否か(具体的には、
搬送先情報と現在位置情報とが一致しているか否か)を判断する。もし、搬送先に到着していない場合(ステップS11での判断結果がNOである場合)は、ステップS2に戻る。
一方、搬送先に到着している場合(ステップS11での判断結果がYESである場合)は、さらに、搬送情報管理部13が、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報を参照して、搬送元情報が次に製造工程を実施する生産装置を示す情報に更新されているか否か(具体的には、搬送元情報と生産装置情報とが一致しているか否か)を判断する(ステップS12)。もし、更新されていない場合(ステップS12での判断結果がNOである場合)は、製造工程未実施の状態であるため、ステップS2に戻り、搬送経路の取得および搬送物の搬送を行う。
一方、更新されている場合(ステップS12での判断結果がYESである場合)は、製造工程実施済みであり、かつ、搬送先に到着した状態であるため、搬送制御処理を終了する。
<搬送制御方法の一具体例>
次に、図5を参照しつつ説明した本発明の搬送制御方法の一具体例について説明する。
本具体例においては、ここで搬送を行う搬送物のロットNo.は「LOT001A」であり、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報は、搬送物が搬送システムに投入された時点で、ロットNo.が「LOT001A」であり、搬送元が「DL1」であり、搬送物の現在位置が「DL1」であるものとする。また、中継経路定義領域11bに格納されている中継定義テーブルとして図3に示す中継定義テーブル300を用いている。
まず初めに、ステップS1において、搬送先指示部12が、搬送を行う搬送物のロットNo.「LOT001A」と、次の製造工程を実施する生産装置の装置名「PR1」と、この製造工程後に搬送物を保管する搬送装置の装置名「DL6」とを示す情報を、搬送情報管理部13および搬送経路決定部14に送信する(ステップS1)。このステップS1に基づき、搬送情報管理部13は、ロットNo.「LOT001A」を検索キーとして該当する搬送物の搬送物位置情報の生産装置情報と搬送先情報とを作成し格納する。このとき、ロットNo.「LOT001A」の搬送物に関する搬送物位置情報が図2に示す状態となる。
次いで、ステップS2において、搬送経路決定部14が、搬送物のロットNo.「LOT001A」を検索キーとして、搬送物位置情報から現在位置「DL1」を取得する。
さらに、ステップS3において、搬送経路決定部14が、現在位置「DL1」をFromとし、現時点では搬送元の装置名「DL1」が生産装置を示しておらず製造工程未実施の状態であるため、次の製造工程を実施する生産装置の装置名「PR1」を搬送先とする枡を参照して(中継定義テーブル300のDL1行−PR1列を参照して)、次に搬送物を保持する装置として第1生産装置の装置名「PR1」を取得し、搬送経路を「DL1→PR1」に決定する。
次いで、ステップS4において、搬送経路決定部14は、ステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置の装置名「PR1」が特定搬送装置を示しているか否かを識別する。装置名「PR1」は特定搬送装置を示していない(ステップS4での判断結果はNOである)ため、ステップS7に進む。
ステップS7では、装置管理部15が、ネットワーク23を通じて第1搬送装置(DL1)および第1生産装置(PR1)を制御することにより、搬送経路決定部14において決定した搬送経路「DL1→PR1」に従って搬送を実施する。
その後、搬送物が第1生産装置(PR1)に到着し保持されると、ステップS8において、第1生産装置(PR1)は、製造工程を実施するとともに、搬送物を保持していることを示す信号をネットワーク23を通じて搬送情報管理部13に送信する。搬送情報管理部13は、この信号を受信すると、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報の現在位置情報に第1生産装置を示す装置名「PR1」を格納する。
続いて、ステップS9において、搬送情報管理部13が、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報を参照して現在位置情報が生産装置情報と一致しているか否かを判断することにより、現在搬送物を保持している装置が生産装置であるか否かを判断する。ここでは、現在位置情報が生産装置情報と一致している(ステップS9での判断結果がYESである)ため、ステップS10に進む。このステップS10では、搬送情報管理部13が、搬送物位置情報領域11aに格納されている搬送物位置情報を更新して、現在搬送物を保持している生産装置を示す装置名を搬送元情報に格納し、ステップS2に戻る。
その後、前記ステップS2およびステップS3を前述した手順と同様の手順で実施し、中継定義テーブルのPR1行−DL6列を参照して、次に搬送物を保持する装置「DL1」を取得し、搬送経路を「PR1→DL1」に決定する。さらに、ステップS4、ステップS7、ステップS8およびステップS9を前述した手順と同様の手順で実施する。ここでは、現在搬送物を保持している装置が第1搬送装置(DL1)であり生産装置ではない(ステップS9での判断結果がNOである)ため、ステップS11に進む。
前記ステップS11においては、搬送物が搬送先に到着しているか否かを判断する。この時点では、搬送物が搬送先に到着していない(ステップS11での判断結果がNOである)ため、ステップS2に戻る。
その後、前記ステップS2およびステップS3を前述した手順と同様の手順で実施し、中継定義テーブルのDL1行−DL6列を参照して、次に搬送物を保持する装置「DL5」を取得し、搬送経路を「DL1→DL5」に決定する。さらに、ステップS4、ステップS7、ステップS8、ステップS9およびステップS11を前述した手順と同様の手順で実施した後、ステップS2に戻る。
さらに、前記ステップS2およびステップS3を前述した手順と同様の手順で実施し、図6に示すように中継定義テーブル300のDL5行−DL6列を参照して、次に搬送物を保持する装置として第4搬送装置を示す装置名「DL4」を取得し、搬送経路を「DL5→DL4」に決定する。この第4搬送装置(DL4)は特定搬送装置である(ステップS4での判断結果がYESである)ため、ステップS5を実施する。
前記ステップS5において、搬送経路決定部14は、直前のステップS3で取得した次に搬送物を保持する装置である第4搬送装置を示す装置名「DL4」をFromとし、この時点では搬送元情報が第1生産装置(PR1)を示しており製造工程実施済みであることを示しているため、搬送先情報が示す装置名「DL6」を搬送先とする枡を参照して(図7に示すように中継定義テーブル300のDL4行−DL6列を参照して)、次の次に搬送物を保持する装置である第8搬送装置の装置名「DL8」を取得する。
さらに、ステップS6において、搬送経路決定部14は、直前のステップS5で取得した次の次に搬送物を保持する装置を示す装置名「DL8」をFromとし、搬送元情報が示す装置名「PR1」を搬送先とする枡を参照して(図8に示すように中継定義テーブル300のDL8行−PR1列を参照して)、第3搬送装置を示す装置名「DL3」を取得し、直前のステップS3で取得した第4搬送装置の代わりにここで取得した第3搬送装置を次に搬送物を保持する装置として再取得する。即ち、搬送経路を「DL5→DL3」に変更する。その後、ステップS7、ステップS8、ステップS9およびステップS11を前述した手順と同様の手順で実施した後、ステップS2に戻る。
さらに、前記ステップS2およびステップS3を前述した手順と同様の手順で実施して、中継定義テーブル300のDL3行−DL6列を参照して、次に搬送物を保持する装置「DL8」を取得し、搬送経路を「DL3→DL8」に決定する。さらに、ステップS4、ステップS7、ステップS8、ステップS9およびステップS11を前述した手順と同様の手順で実施した後、ステップS2に戻る。
その後、前記ステップS2およびステップS3を前述した手順と同様の手順で実施して、中継定義テーブル300のDL8行−DL6列を参照して、次に搬送物を保持する装置「DL6」を取得し、搬送経路を「DL8→DL6」に決定する。さらに、ステップS4、ステップS7、ステップS8、ステップS9およびステップS11を前述した手順と同様の手順で実施する。この時点では、搬送物が搬送先に到着しており搬送先情報と現在位置情報とが一致しているので(ステップS12での判断結果がYESであるため)、処理を終了する。
ここで、本発明の搬送制御方法を実施することにより得られた搬送経路と、従来の搬送制御方法を実施することにより得られた搬送経路とを比較する。
本発明の搬送制御方法を実施することにより得られた搬送経路の一例として、具体例1により得られた搬送経路「DL1→PR1→DL1→DL5→DL3→DL8→DL6」のうち、特にDL1からDL6までの搬送経路に着目すると、搬送経路は「DL1→DL5→DL3→DL8→DL6」となっている。さらに、従来の搬送制御方法を実施することにより得られた搬送経路の一例として、図10に示す中継定義テーブル1000を参照して取得した前述の搬送経路「DL1→DL5→DL4→DL8→DL6→PR5」のうちの、特にDL1からDL6までの搬送経路に着目すると、搬送経路は「DL1→DL5→DL4→DL8→DL6」となっている。
即ち、従来の搬送制御方法では、1階から2階へ搬送物を搬送する際に第4搬送装置(DL4)を利用しているが、本発明の搬送制御方法では、搬送元の第1生産装置(DL1)から最短時間で搬送物を受け取ることができる第3生産装置(DL3)を利用している。その結果、本発明の搬送制御方法によれば、搬送物による特定搬送装置の拘束時間(予約をしてから予約解除されるまでの時間)を短くすることができ、搬送を効率的に行うことが可能となる。
なお、詳細な説明は省略するが、搬送元が「第1搬送装置(DL1)」であり、搬送先が「第6搬送装置(DL6)」であり、次の生産装置が「第2生産装置(PR2)」であり、搬送物の現在位置が「第1搬送装置(DL1)」である場合においても、具体例1と同様の搬送経路が得られ、同様の効果が得られる。
また、搬送元が「第2搬送装置(DL2)」であり、搬送先が「第5搬送装置(DL5)」であり、次の生産装置が「第3生産装置(PR3)」または「第4生産装置(PR4)」であり、搬送物の現在位置が「第2搬送装置(DL2)」である場合に、本発明の搬送制御方法を実施すると、搬送経路「DL2→PR3(またはPR4)→DL2→DL5→DL4→DL8→DL6」を取得することができる。即ち、この場合においても、1階から2階へ搬送物を搬送する際に、搬送元の第2生産装置(DL2)から最短時間で搬送物を受け取ることができる第4搬送装置(DL4)を利用している。その結果、搬送物による特定搬送装置の拘束時間を短くすることができ、搬送を効率的に行うことが可能となる。
なお、前述の実施形態では、本発明の搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置を適用する搬送システムとして、半導体デバイスの製造工程において用いられる搬送システムを例示しているが、搬送システムはこれに限定されるものではない。例えば液晶パネル等の製造工程において用いられる搬送システムにも適用可能である。即ち、本発明の搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置を適用する搬送システムは、複数の生産装置とこれら生産装置間を接続する複数の搬送装置とから構成されており、前記複数の搬送装置の中に複数の搬送装置に接続している特定搬送装置が含まれているようなレイアウトのものであればよく、搬送対象物は半導体デバイスまたは液晶パネルに限定されるものではない。
本発明の搬送制御方法およびこの搬送制御方法を実施する搬送制御装置は、特定搬送装置が複数含まれる搬送システムにおいて搬送経路を決定する際に活用できる。
本発明の搬送制御装置の一実施形態を示す説明図である。 図1に示す搬送制御装置を構成する搬送物位置情報領域に格納されている搬送物位置情報の一例を示す説明図である。 図1に示す搬送制御装置を構成する中継経路定義領域に格納されている中継定義テーブルの一例を示す説明図である。 図1に示す搬送制御装置を構成する搬送装置情報領域に格納されている特定搬送装置情報の一例を示す説明図である。 本発明の搬送制御方法の一実施形態を示すフローチャートである。 図3に示す中継定義テーブルのDL5行−DL6列を参照している状態を示す説明図である。 図3に示す中継定義テーブルのDL4行−DL6列を参照している状態を示す説明図である。 図3に示す中継定義テーブルのDL8行−PR1列を参照している状態を示す説明図である。 搬送システムの一例を示す説明図であり、(a)は2階に配置されている部分のレイアウトを示す平面図であり、(b)は1階に配置されている部分のレイアウトを示す平面図である。 図9に示す搬送システムによって搬送物を搬送する際に搬送経路を取得するために用いられる中継定義テーブルの一従来例を示す説明図である。
符号の説明
10 搬送制御装置
11 データベース
11a 搬送物位置情報領域
11b 中継経路定義領域
11c 搬送装置情報領域
12 搬送先指示部
13 搬送情報管理部
14 搬送経路決定部
15 装置管理部
20 搬送システム
21 搬送装置群
22 生産装置群
23 ネットワーク

Claims (4)

  1. 複数の生産装置と前記生産装置間を接続する複数の搬送装置とから構成された搬送システムを用いて前記生産装置および搬送装置で構成された搬送経路で搬送物の搬送を行う際に、前記搬送経路を構成する搬送装置の取得を行う搬送制御方法であって、
    前記生産装置および搬送装置の利用順をマトリクスで定義した中継定義テーブルと、前記現在搬送物を保持している装置を示す現在位置情報と、前記搬送後の保管先を示す搬送先情報とに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次に搬送物を保持する装置を取得する第1ステップと、
    前記第1ステップで取得した次に搬送物を保持する装置が、複数の搬送装置に接続している特定搬送装置である場合に、前記特定搬送装置の情報と前記搬送先情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次の次に搬送物を保持する装置を取得し、取得した次の次に搬送物を保持する装置と前記搬送物の保管元を示す搬送元情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、現在搬送物を保持している装置から最短時間で搬送物を受け取る特定搬送装置を次に搬送物を保持する装置として再取得する第2ステップとからなる搬送制御方法。
  2. 請求項1記載の搬送制御方法であって、前記中継定義テーブルのうち、前記特定搬送装置と接続している複数の搬送装置のうちの一つの搬送装置を行とし、当該一つの搬送装置と特定搬送装置を介して接続されている生産装置および搬送装置のうちの一つの装置を列とする枡には、前記一つの装置から前記一つの搬送装置へ最短時間で搬送物を中継する特定搬送装置が定義されており、前記第2ステップにおいて次に搬送物を保持する装置を再取得する場合に、前記次の次に搬送物を保持する装置を行とし前記搬送元情報が示す装置を列とする枡が定義する特定搬送装置を、次に搬送物を保持する装置として再取得する搬送制御方法。
  3. 複数の生産装置と前記生産装置間を接続する複数の搬送装置とから構成された搬送システムを用いて、前記生産装置および搬送装置で構成された搬送経路で搬送物の搬送を行う際に、前記搬送経路を構成する搬送装置の取得を行う搬送制御装置であって、
    前記生産装置および搬送装置の利用順をマトリクスで定義した中継定義テーブルを記憶した中継経路記憶手段と、
    複数の搬送装置に接続している特定搬送装置の情報を記憶した搬送装置情報記憶手段と、
    搬送物の保管元を示す搬送元情報と、搬送後の保管先を示す搬送先情報と、現在搬送物を保持している装置を示す現在位置情報とを、搬送物ごとに記憶した搬送物位置情報記憶手段と、
    前記中継定義テーブルと前記現在位置情報と前記搬送先情報とに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次に搬送物を保持する装置を取得する第1搬送経路取得手段と、
    前記第1搬送経路取得手段において取得した次に搬送物を保持する装置が前記特定搬送装置である場合には、前記特定搬送装置の情報と前記搬送先情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、前記生産装置および搬送装置の中から次の次に搬送物を保持する装置を取得し、取得した次の次に搬送物を保持する装置と前記搬送元情報と前記中継定義テーブルとに基づいて、現在搬送物を保持している装置から最短時間で搬送物を受け取る特定搬送装置を次に搬送物を保持する装置として再取得する第2搬送経路取得手段とを備えた搬送制御装置。
  4. 請求項3記載の搬送制御装置であって、前記中継定義テーブルのうち、前記特定搬送装置と接続している複数の搬送装置のうちの一つの搬送装置を行とし、当該一つの搬送装置と特定搬送装置を介して接続されている生産装置および搬送装置のうちの一つの装置を列とする枡には、前記一つの装置から前記一つの搬送装置へ最短時間で搬送物を中継する特定搬送装置が定義されており、前記第2搬送経路取得手段において、次に搬送物を保持する装置を再取得する場合に、前記次の次に搬送物を保持する装置を行とし前記搬送元情報が示す装置を列とする枡が定義する特定搬送装置を、次に搬送物を保持する装置として再取得する搬送制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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