JP2008192243A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できる光ディスク装置を提供することにある。
【解決手段】 光ディスク2の任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することにより隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置1において、対物レンズを駆動する駆動手段8と、トラッキングエラー信号の基準電圧と略等しい閾値を有する第1の比較器21と、第1の比較器21よりも大きな閾値を有する第2の比較器22と、トラックジャンプを行うために駆動手段に供給するための加速パルス信号及び減速パルス信号を生成する信号生成部24と、トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部25とを有し、第1の比較器21及び第2の比較器22の出力に応じて減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 光ディスク2の任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することにより隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置1において、対物レンズを駆動する駆動手段8と、トラッキングエラー信号の基準電圧と略等しい閾値を有する第1の比較器21と、第1の比較器21よりも大きな閾値を有する第2の比較器22と、トラックジャンプを行うために駆動手段に供給するための加速パルス信号及び減速パルス信号を生成する信号生成部24と、トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部25とを有し、第1の比較器21及び第2の比較器22の出力に応じて減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ディスクに情報信号の記録を行い、光ディスクに記録された情報信号の再生を行う光ディスク装置に関する。
従来、情報信号の記録媒体として、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクが用いられ、この種の光ディスクに情報信号の記録を行い、あるいは光ディスクに記録された情報信号の再生を行うための光ディスク装置があり、この光ディスク装置には、光ディスクの半径方向へ移動され、この光ディスクに対して光ビームを照射する光ピックアップが設けられている。
この光ピックアップは、一般的に、光源、対物レンズ、受光部等を有し、上述のように光ディスクに対して光ビームを照射するとともに、その戻り光を受光してRF(Radio Frequency)信号とともに、フォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号等の検出信号を検出する。
光ディスク装置は、この検出信号に基づいてフォーカシングサーボ及びトラッキングサーボ用の制御信号を生成し、生成した信号に基づいて光ピックアップの対物レンズ等をアクチュエータ等により駆動して、対物レンズにより集光される光ビームを光ディスクのトラック上に適切にトレースさせることができる。
また、光ディスク装置は、光ディスク上の所望のトラック位置に光ビームを照射させるために、光ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させるシーク動作をさせる機能を有しているが、この機能により大まかな移動を行った後に、最後の微調整として詳細に所望のトラック位置に光ビームを照射させるため隣接するトラックに1トラック毎の移動を行う所謂ワントラックジャンプ機能を有することが望まれる。
光ディスク装置は、ワントラックジャンプ機能を有することで、任意のトラックにトレース中に隣接したトラックに移動させるワントラックジャンプ動作を行うことができ、上述のように、迅速に所望のトラック位置に光ビームを照射させることを可能とするのみならず、記録又は再生の一時停止時等のポーズ動作を簡単且つ確実に行うことが可能とする。
光ディスク装置におけるワントラックジャンプ動作の最も基本的な方法として、トラッキング用のアクチュエータに所定の波高値の加速パルスを所定時間だけ印加し、その後にトラッキングエラー信号のゼロクロス点が検出されたときに所定の波高値の印加パルスを所定時間だけ印加する方法がある。
しかしながら、このような方法による場合には、アクチュエータ感度のバラツキ、ディスクの偏心、動作温度条件等により、安定したトラックジャンプ動作を行うための加速パルス及び減速パルス(以下、加速パルス及び減速パルスを併せて「キックパルス」という。)の波高値や印加時間の最適値は、常に変化することとなり一定ではないため、安定したトラックジャンプ動作が行われないことがある。
かかる問題を解決するために、例えば、特開2006−134472号公報に記載のように、トラッキングエラー信号を所定時間毎にサンプリングし、得られたサンプリング値に基づいて加速パルスのレベルを変更する方法(特許文献1参照)や、特開平5−128550号公報に記載のように、加速終了時間やオーバーシュート量を記憶しそれらを最適化するようにキックパルスの波高値や印加時間を変更する方法(特許文献2参照)が提案されている。
しかし、これらの方法では、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等を考慮すると正確なトラックジャンプのための制御が不十分であり、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できない場合がある等の問題があった。
本発明の目的は、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できる光ディスク装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクの任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、上記対物レンズを駆動することにより隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置において、上記対物レンズを駆動する駆動手段と、トラッキングエラー信号の基準電圧と略等しい閾値を有する第1の比較器と、上記第1の比較器よりも大きな閾値を有する第2の比較器と、上記トラックジャンプを行うために上記駆動手段に供給するための加速パルス信号及び減速パルス信号を生成する信号生成部と、上記トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部とを有し、上記第1の比較器及び上記第2の比較器の出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う。
また、本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクの任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、上記対物レンズを駆動することにより隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置において、上記対物レンズを駆動する駆動手段と、トラッキングエラー信号の基準電圧と略等しい閾値を有する第1の比較器と、上記第1の比較器よりも小さな閾値を有する第2の比較器と、上記トラックジャンプを行うために上記駆動手段に供給するための加速パルス信号及び減速パルス信号を生成する信号生成部と、上記トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部とを有し、上記第1の比較器及び上記第2の比較器の出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う。
本発明は、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を行うことを実現する。
以下、本発明を適用した光ディスク装置について、図面を参照して説明する。
本発明を適用した光ディスク装置1は、図1に示すように、光ディスク2に対して情報信号の記録及び/又は再生を行う記録再生装置である。
この光ディスク装置1で記録及び/又は再生を行う光ディスク2として、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、情報の追記が可能とされるCD−R(Recordable)及びDVD−R(Recordable)、情報の書換えが可能とされるCD−RW(ReWritable)、DVD−RW(ReWritable)、DVD+RW(ReWritable)等の光ディスクや、さらに発光波長が短い405nm程度(青紫色)の半導体レーザを用いた高密度記録が可能な光ディスクや、光磁気ディスク等が用いられる。
この光ディスク装置1は、光ディスク2に対して情報の記録及び/又は再生を行うための光ピックアップ3と、この光ディスクを回転するスピンドルモータ及びディスクテーブル等からなる回転駆動手段とを備える。
光ピックアップ3は、光ビームを出射する光源、出射された光ビームを光ディスクの信号記録面に集光する対物レンズ、光ディスクからの戻り光を受光してRF信号やサーボ制御用のトラッキングエラー信号及びフォーカシングエラー信号等の各種検出信号を検出するディテクタ5、RFアンプ(RFAMP)6等を有する。また、光ピックアップ3には、対物レンズをトラッキング方向に移動させるための移動手段としてのトラッキングコイル7が設けられている。
光ディスク装置1は、スピンドルモータによって、光ディスク2を回転操作し、後述する各回路等からの制御信号に応じて光ピックアップ3及び対物レンズを光ディスク2の所望のトラックに対応する位置に移動及び追従することで、光ディスク2に対して情報の記録再生を行う。
また、光ディスク装置1は、トラッキングコイルに駆動電流を供給し対物レンズを駆動させるためのドライバ8を有し、また、通常のトラッキングサーボ状態におけるこのドライバ8に入力されるトラッキングサーボ用の制御信号を供給するための回路として、RFアンプ6からのトラッキングエラー信号TEの低域成分のみを抽出する低域ゲイン持ち上げ回路(以下、「LBF」という。)11と、位相の遅れ又は進みの補償を行う位相補償回路12と、所定のゲインを与えるループゲイン可変部13と、得られたトラッキングサーボ用の制御信号と後述のトラックジャンプ用の制御信号とを切り替える切替スイッチ10とを有する。
ループゲイン可変部13は、トラッキングサーボを行う際、すなわち切替スイッチ10によりループゲイン可変部13の出力が選択されていた際、後述するマイコン20に制御され、トラッキングエラー信号TEに応じてこのトラッキングエラー信号が0となるような最適なゲインとなるように変化させて切替スイッチ10側に出力して、切替スイッチ10を介してドライバ8に供給する。
切替スイッチ10は、マイコン20に制御され、ループゲイン可変部13の出力と、後述する減速パルスゲイン可変部25の出力とを切り替えることにより、ドライバ8に供給する信号をトラッキングサーボ用の制御信号、又はトラックジャンプ用の制御信号に切り替える。
また、光ディスク装置1は、トラッキングエラー信号TEの基準電圧V0と略等しい第1の閾値Vth1を有し、RFアンプ6からの検出信号であるトラッキングエラー信号TEとこの第1の閾値Vth1とを比較してトラッキングエラー信号TEがこの第1の閾値Vth1を超えたか否かを検出する第1の比較器21と、第1の閾値Vth1よりも大きな第2の閾値Vth2を有し、RFアンプ6からのトラッキングエラー信号TEとこの第2の閾値Vth2とを比較してトラッキングエラー信号TEがこの第2の閾値Vth2を超えたか否かを検出する第2の比較器22と、第1の閾値Vth1よりも小さな第3の閾値Vth3を有し、RFアンプ6からのトラッキングエラー信号TEとこの第3の閾値Vth3とを比較してトラッキングエラー信号TEがこの第3の閾値Vth3を超えたか否かを検出する第3の比較器23と、トラックジャンプを行うために駆動手段としてのドライバ8に供給するための加速パルス信号及び減速パルス信号を生成する信号生成部24と、トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部25と、この減速パルスゲイン可変部25や、上述したループゲイン可変部13及び切替スイッチ10等を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」ともいう。)20とを有する。
第1の比較器21は、トラッキングエラー信号TE(以下、「TE信号」ともいう。)の基準電圧V0と略等しい第1の閾値Vth1を有し、TE信号がこの第1の閾値Vth1を超えているか、又は、TE信号がこの第1の閾値Vth1を超えていないかを検出してこの閾値検出信号をマイコン20に供給する。
第2の比較器22は、TE信号の基準電圧及び第1の閾値Vth1よりも大きな第2の閾値Vth2を有し、TE信号がこの第2の閾値Vth2を超えているか、又は、TE信号がこの第2の閾値Vth2を超えていないかを検出してこの閾値検出信号をマイコン20に供給する。
ここで、第1及び第2の閾値Vth1,Vth2は、それぞれ後述する外周方向のトラックジャンプ時の最適なオーバーシュートの最小値よりも僅かに大きな値と、最大値よりも僅かに大きな値とに対応した値に設定されている。
第3の比較器23は、TE信号の基準電圧及び第1の閾値Vth1よりも小さな第3の閾値Vth3を有し、TE信号がこの第3の閾値Vth3を超えているか、又は、TE信号がこの第3の閾値Vth3を超えていないかを検出してこの閾値検出信号をマイコン20に供給する。
ここで、上述の第1及び第3の閾値Vth1,Vth3は、それぞれ後述する内周方向のトラックジャンプ時の最適なオーバーシュートの最大値付近の値として最大値よりも僅かに大きな値と、最小値よりも僅かに小さな値とに対応した値に設定されている。
また、第2及び第3の閾値Vth2,Vth3とは、それぞれの基準電圧との差の値が略等しい大きさに設定されている。
尚、ここで説明する光ディスク装置1は、第1乃至第3の比較器21,22,23を有するように構成して、後述する外周方向及び内周方向のトラッキングジャンプを実現するように構成したが、少なくとも第1及び第2の比較器21,22を有することにより再生方向と同方向(順方向)である外周方向のみのトラッキングジャンプを実現し、又は第1及び第3の比較器21,23を有することにより再生方向と逆方向である内周方向のみのトラッキングジャンプを実現するように構成してもよい。
信号生成部24は、マイコン20に制御され、トラックジャンプを行うために駆動手段としてのドライバ8に供給するための加速パルス及び減速パルスを生成する。具体的には、信号生成部24は、任意のトラックに対して外周側に隣接するトラックへトラックジャンプを行う(以下、「外周方向へトラックジャンプする」ともいう。)際には、所定の波高で所定の幅とされたプラスレベルの加速パルスと、所定の波高で所定の幅とされたマイナスレベルの減速パルスからなるキックパルスを生成して減速パルスゲイン可変部25側に出力される。
また、信号生成部24は、任意のトラックに対して内周側に隣接するトラックへトラックジャンプを行う(以下、「内周方向へトラックジャンプする」ともいう。)際には、所定の波高で所定の幅とされたマイナスレベルの加速パルスと、所定の波高で所定の幅とされたプラスレベルの減速パルスからなるキックパルスを生成して減速パルスゲイン可変部25側に出力される。
減速パルスゲイン可変部25は、マイコン20に制御され、第1乃至第3の比較器21,22,23、及び/又は後述のパルス幅検出部26での検出結果に基づいて、トラックジャンプ中のキックパルスの減速パルスのゲインを可変して、この減速パルスを変化されたキックパルスを切替スイッチ10側に出力し、切替スイッチ10を介してドライバ8に供給する。
マイコン20は、切替スイッチ10を制御して、ドライバ8に供給される信号をトラッキングサーボ用の制御信号と、トラックジャンプ用の制御信号とから選択して切り替える。また、マイコン20は、TE信号に応じてループゲイン可変部13のゲイン可変量を決定して、所定のゲイン可変を行うようにループゲイン可変部13を制御する。
また、マイコン20は、信号生成部24を制御することにより所定のタイミングでプラスレベル又はマイナスレベルとされた加速パルス及びこれに対応して異なる符号(方向)に向けられた減速パルスからなるキックパルスを生成し、第1乃至第3の比較器21,22,23の出力に応じて、減速パルスゲイン可変部25のゲイン可変量を決定し、所定のゲイン可変を行うように減速パルスゲイン可変部25を制御する。ここで、マイコン20は、第1乃至第3の比較器21,22,23の出力状態に応じて、トラックジャンプを行った際に、この際のトラッキングエラー信号TEを判定し、キックパルスの減速パルスが最適状態に対して小さい状態か大きい状態か等を判定するが、この点については、以下で詳細に説明する。
さらに、光ディスク装置1は、第1の比較器21で得られた検出信号のパルス幅の長さを検出するパルス幅検出部26を有する。
パルス幅検出部26は、第1の比較器21で検出された検出信号のパルス幅を検出し、このパルス幅検出信号をマイコン20に供給する。
上述したマイコン20は、このパルス幅検出部26の出力に応じて、減速パルスゲイン可変部25のゲイン可変量を決定し、所定のゲイン可変を行うように減速パルスゲイン可変部25を制御する。すなわち、マイコン20は、第1乃至第3の比較器21,22,23の出力状態に応じて、減速パルスゲイン可変部25のゲイン可変量を変化させるとともに、パルス幅検出部26の出力状態に応じて、減速パルスゲイン可変部25のゲイン可変量を変化させるものであり、換言すると、キックパルスの減速パルスのゲインを段階的に可変する減速パルスゲイン段階可変手段としても機能する。
以上のように構成された光ディスク装置1における、マイコン20、第1乃至第3の比較器21,22,23、信号生成部24、減速パルスゲイン可変部25及びパルス幅検出部26は、トラックジャンプ制御装置として機能する。このトラックジャンプ制御装置は、対物レンズを駆動する駆動手段を有し、光ディスクの任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することにより隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置に用いられるものであり、このトラックジャンプを制御するものである。
以上のように構成された光ディスク装置及びトラックジャンプ制御装置は、十分に安定したトラックジャンプ動作を行うことを可能とする。
次に、所定の加速パルス及び減速パルスからなるキックパルスを与えることによりトラックジャンプを行った際のトラッキングエラー信号の波形について説明する。まず、ここでは、任意のトラックにトレースされた状態から隣接するトラックへ光ビームを1トラック分だけ移動させる所謂ワントラックジャンプのうち、プラスレベルの加速パルスと、マイナスレベルの減速パルスからなるキックパルスを用いて外周方向へワントラックジャンプを行った際のTE信号、第1の比較器21の出力、第2の比較器22の出力及び減速パルスゲイン可変部25の出力を、図2に示して説明する。尚、図2は、それぞれ、理想的な状態の場合と、理想的な状態に比べて減速パルスが大きすぎる状態の場合と、理想的な状態に比べて減速パルスが小さすぎる状態の場合とにおける上述の信号及び各出力を示したものである。
すなわち、図2(a)〜(d)は、ワントラックジャンプ時の理想的なトラッキングエラー信号が得られる場合を示し、図2(e)〜(h)は、ワントラックジャンプ時の減速パルスが大きすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られる場合を示し、図2(i)〜(l)は、ワントラックジャンプ時の減速パルスが小さすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られる場合を示す。また、図2(a)、図2(e)及び図2(i)は、それぞれの場合のトラッキングエラー信号TEを示し、図2(b)、図2(f)及び図2(j)は、それぞれの場合の第1の比較器21の検出出力を示し、図2(c)、図2(g)及び図2(k)は、それぞれの場合の第2の比較器22の検出出力を示し、図2(d)、図2(h)及び図2(l)は、それぞれの場合の減速パルスゲイン可変部25の検出出力を示す。
そして、ここで説明する図2に示すそれぞれの場合には、減速パルスゲイン可変部25の出力は、全て同様に初期値の状態であり、すなわち、信号生成部24で生成されたキックパルスと同じであり、減速パルスゲイン可変部25にてゲイン可変を行わなかった状態を示す。また、図2(e)〜図2(l)においてはこの状態で、例えばディスク偏心や高倍速再生時の外乱等の存在により減速パルスが大きすぎたり、小さすぎたり等の問題が発生しているものとして説明する。
まず、図2(a)〜図2(d)に示す理想的な状態について説明する。図2(a)に示すように、ワントラックジャンプ時に理想的なトラッキングエラー信号TEの波形が得られた場合には、その理想的なオーバーシュートを検出することとなる。すなわち、図2(b)に示すように、第1の比較器21は、加速パルスPK1出力後に閾値Vth1を超えたことを検出するとともに、減速パルスPK2出力後にも閾値Vth1を超えたことを検出して、閾値検出信号としてその2回のパルスP11,P12を出力することとなる(尚以下では、この第1の比較器21により出力される2回のパルスのうち、加速パルスPK1出力後に閾値を超えたことを検出して出力されるものを「第1パルスP11」ともいい、減速パルスPK2出力後にも閾値を超えたことを検出して出力されるものを「第2パルスP12」ともいう。)。また、図2(c)に示すように、第2の比較器22は、加速パルスPK1出力後に閾値Vth2を超えたことを検出するが、減速パルスPK2出力後には閾値Vth2を超えたことを検出せずに、閾値検出信号として1回のパルスP21を出力することとなる。換言すると、第1及び第2の比較器21,22により、図2(b)及び図2(c)に示す信号を検出することにより、すなわち、減速パルスPK2出力後に第1の比較器21からパルスP12が出力され、第2の比較器22からはパルスが出力されない状態を検出することにより、理想状態のオーバーシュートOSが得られており、理想状態のトラッキングエラー信号が得られている状態であることを検出でき、すなわち、ドライバ8に供給されるキックパルスの減速パルスのゲインが適切であることを示すものである。
次に、図2(e)〜図2(h)に示す減速パルスが大きすぎる状態について説明する。図2(e)に示すように、ワントラックジャンプ時に減速パルスが大きすぎるトラッキングエラー信号TEの波形が得られた場合には、そのオーバーシュートがない状態を検出することとなる。すなわち、図2(f)に示すように、第1の比較器21は、加速パルスPK1出力後に閾値Vth1を超えたことを検出するが、減速パルスPK2出力後には閾値Vth1を超えたことを検出せずに、閾値検出信号として1回のパルスP11を出力することとなる。また、図2(g)に示すように、第2の比較器22は、加速パルスPK1出力後に閾値Vth2を超えたことを検出するが、減速パルスPK2出力後には閾値Vth2を超えたことを検出せずに、閾値検出信号として1回のパルスP21を出力することとなる。換言すると、第1及び第2の比較器21,22により、図2(f)及び図2(g)に示す信号を検出することにより、すなわち、減速パルスPK2出力後に第1の比較器21からも第2の比較器22からもパルスが出力されない状態を検出することにより、オーバーシュートが適切に存在せず、理想状態に対して減速パルスが大きすぎる状態であることを検出でき、すなわち、ドライバ8に供給されるキックパルスの減速パルスのゲインが大きすぎる状態であることを示すものである。
次に、図2(i)〜図2(l)に示す減速パルスが小さすぎる状態について説明する。図2(i)に示すように、ワントラックジャンプ時に減速パルスが小さすぎるトラッキングエラー信号TEの波形が得られた場合には、そのオーバーシュートが大きすぎる状態を検出することとなる。すなわち、図2(j)に示すように、第1の比較器21は、加速パルスPK1出力後に閾値Vth1を超えたことを検出するとともに、減速パルスPK2出力後にも閾値Vth1を超えたことを検出して、閾値検出信号としてその2回のパルスP11,P12を出力することとなる。また、図2(k)に示すように、第2の比較器22は、加速パルスPK1出力後に閾値Vth2を超えたことを検出するとともに、減速パルスPK2出力後にも閾値Vth2を超えたことを検出して、閾値検出信号としてその2回のパルスP21,P22を出力することとなる。換言すると、第1及び第2の比較器21,22により、図2(j)及び図2(k)に示す信号を検出することにより、すなわち、減速パルスPK2出力後に第1の比較器21からも第2の比較器22からもパルスP12,P22が出力される状態を検出することにより、オーバーシュートが適切な状態より大きい状態で存在し、理想状態に対して減速パルスが小さすぎる状態であることを検出でき、すなわち、ドライバ8に供給されるキックパルスの減速パルスのゲインが小さすぎる状態であることを示すものである。
このように、第1及び第2の比較器21,22の出力により、すなわち、減速パルス出力された後の所定期間内の第1及び第2の比較器21,22の出力の組み合わせによって、TE信号の波形が理想的な状態であるか否かを判定することができる。そして、第1及び第2の比較器21,22の出力状態の判定は、上述のようにマイコン20が行う。
次に、上述した光ディスク装置1において、図2(a)〜図2(d)で説明した理想的なトラッキングエラー信号が得られる場合と、図2(e)〜図2(h)で説明した減速パルスが大きすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られた場合と、図2(i)〜図2(l)で説明した減速パルスが小さすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られた場合とからなる各場合のうちの一の場合をマイコン20が判定した場合に、減速パルスゲイン可変部25を制御してキックパルスの減速パルスのゲインを可変する動作について説明する。
まず、マイコン20は、減速パルスPK2出力後に第1の比較器21からパルスP12が出力され、第2の比較器22からパルスが出力されていないことを検出した場合(図2(b)及び図2(c))には、減速パルスが適切な大きさであると判断し、すなわち、ワントラックジャンプ時のトラッキングエラー信号の波形が理想的(図2(a))であり、且つ適切なオーバーシュートが存在していると判断し、図3(c)に示すように、減速パルスゲイン可変部25でのゲインをその状態で維持して上述の減速パルスPK2と同じ大きさの減速パルスPK21とするように制御することで、次のワントラックジャンプにおいても、図3(d)に示すように、適切なトラッキングエラー信号TEの波形(TE波形)を得ることが可能であり、すなわち、適切且つ確実なワントラックジャンプを行うことを可能とする。尚、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを維持するとは、ここでは、図2(a)をゲインが初期値の状態として説明したので、初期値の状態を維持して上述の減速パルスPK2と同じ波高の減速パルスPK21を出力することを意味するが、後述する図3(h)及び図3(l)のように、ゲインを可変した後には、その変化した後のゲインを維持することを意味するものである。
このとき、図3(a)及び図3(b)に示すように、減速パルスPK21出力後に、第1の比較器21は、パルスP12を出力し、第2の比較器22は、パルスを出力しない状態となって、すなわち、上述した図2(b)及び図2(c)と同様の状態となっている。
また、マイコン20は、減速パルスPK2出力後に第1の比較器21からも第2の比較器22からもパルスが出力されていないことを検出した場合(図2(f)及び図2(g))には、減速パルスが大きすぎる状態であると判断し、すなわち、ワントラックジャンプ時のトラッキングエラー信号の波形が理想的でなく(図2(e))、且つオーバーシュートがない状態であると判断し、図3(g)に示すように、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを下げるように制御することで、次のワントラックジャンプにおいては、減速パルスPK22を小さくし、図3(h)に示すように、適切なトラッキングエラー信号TEの波形を得ることが可能であり、すなわち、適切且つ確実なワントラックジャンプを行うことを可能とする。尚、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを下げるとは、前回用いたゲインに対して、ゲインを下げて上述の減速パルスPK2に対して小さな減速パルスPK22を出力することを意味するものである。
このとき、図3(e)及び図3(f)に示すように、減速パルスPK22出力後に、第1の比較器21は、パルスP12を出力し、第2の比較器22は、パルスを出力しない状態となって、すなわち、上述した図2(b)及び図2(c)と同様の状態となっている。
また、マイコン20は、減速パルスPK2出力後に第1の比較器21からも第2の比較器22からもパルスP12,P22が出力されていることを検出した場合(図2(j)及び図2(k))には、減速パルスが小さすぎる状態であると判断し、すなわち、ワントラックジャンプ時のトラッキングエラー信号の波形が理想的でなく(図2(i))、且つオーバーシュートが大きすぎる状態であると判断し、図3(k)に示すように、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを上げるように制御することで、次のワントラックジャンプにおいては、減速パルスPK23を大きくし、図3(l)に示すように、適切なトラッキングエラー信号TEの波形を得ることが可能であり、すなわち、適切且つ確実なワントラックジャンプを行うことを可能とする。尚、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを上げるとは、前回用いたゲインに対して、ゲインを上げて上述の減速パルスPK2に対して大きな減速パルスPK23を出力することを意味するものである。
このとき、図3(i)及び図3(j)に示すように、減速パルスPK23出力後に、第1の比較器21は、パルスP12を出力し、第2の比較器22は、パルスを出力しない状態となって、すなわち、上述した図2(b)及び図2(c)と同様の状態となっている。
以上のように、光ディスク装置1は、第1及び第2の比較器21,22の出力状態をマイコン20で監視し、減速パルス出力後に第1の比較器21のみからパルスが出力されるように、減速パルスゲイン可変部25のゲインを変化させることによって、ワントラックジャンプ時に常に理想的なトラッキングエラー信号の波形を得ることができ、すなわち、正確且つ確実にトラックジャンプ動作を行うことを可能とする。
本発明を適用した光ディスク装置1は、光ディスク2の任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することによりこの任意のトラックから外周側に隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置であって、対物レンズを駆動する駆動手段としてのドライバ8と、トラッキングエラー信号の基準電圧V0と略等しい閾値Vth1を有する第1の比較器21と、第1の比較器21よりも大きな閾値Vth2を有する第2の比較器22と、加速パルス信号及び減速パルス信号からなるキックパルスを生成する信号生成部24と、トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部25とを有し、第1及び第2の比較器21,22の出力に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行うことにより、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できる。
ところで、上述のように減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行うことで第1の比較器21及び第2の比較器22から図4(b)及び図4(c)に示すように、所定の出力が得られた場合でも、図4(a)に示すように、オーバーシュートOSXが横長となり、すなわち、オーバーシュートが長くなるような波形となる場合があり、これは、トラックジャンプの終了までに時間を要することを意味する。一般的に、トラックジャンプは、早く終了することが望ましい。
尚、この図4(a)に示すような波形となる場合は、図4(b)に示すように、減速パルス出力後の第1の比較器21の出力パルスP11,P12Xのうち上述した第2パルスP12Xの幅が理想的な値よりも長くなってしまう場合である。そして、上述したように第1の比較器21の第2パルスのパルス幅は、あまり長いことは好ましくない。具体的には、第1の比較器21の第2パルスP12のパルス幅は、第1パルスP11のパルス幅の半分以下であることが理想的である。
上述したように、本発明を適用した光ディスク装置1は、第1の比較器21で得られた検出信号のパルス幅の長さを検出するパルス幅検出部26を備えており、さらに、このパルス幅検出部26の検出出力をマイコン20に供給するように構成している。
そこで、トラックジャンプ時に第1の比較器21から出力されるパルス幅をパルス幅検出部26で検出するようにし、第2パルスP12Xのパルス幅が所定値以上の場合には、減速パルスゲイン可変部25のゲインを高くし、パルス幅が所定値以下になるようにすることで、TE信号を理想的な波形とすることができるが、以下に詳細に説明する。
マイコン20は、パルス幅検出部26からの検出信号に基づいて、第1の比較器21の第2パルスP12Xの幅が所定値以上の場合には、オーバーシュートが適切な状態より長い状態とされたトラッキングエラー信号の波形であると判断し、図4(h)に示すように、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを上げるように制御することで、次のワントラックジャンプにおいては、減速パルスPK24を図4(d)に示す減速パルスPK2Xよりも大きくし、図4(e)に示すように、適切なオーバーシュートOS4を有する適切なトラッキングエラー信号TEの波形を得ることが可能であり、すなわち、適切且つ確実であるとともにトラックジャンプ終了までの時間が短いワントラックジャンプを行うことを可能とする。
尚、この際にも、上述した第1及び第2の比較器21,22のパルス検出状態は、上述した図2(b)及び図2(c)と同様の状態となっているように制御を行う。すなわち、図4(f)及び図4(g)に示すように、減速パルス出力後に、第1の比較器21は、パルスP12を出力し、第2の比較器22は、パルスを出力しない状態となっている。
以上のように、光ディスク装置1は、第1及び第2の比較器21,22の出力状態をマイコン20で監視し、減速パルスPK2出力後に第1の比較器21のみからパルスP12が出力されるように、減速パルスゲイン可変部25のゲインを変化させるとともに、第1の比較器21の減速パルス出力後の第2パルスP12のパルス幅をパルス幅検出部26の検出出力に基づいてマイコン20で監視し、第2パルスP12のパルス幅が所定値以下になるように、減速パルスゲイン可変部25のゲインを変化させるように、減速パルスゲイン可変部25のゲインを段階的に変化させることによって、ワントラックジャンプ時に常に理想的なトラッキングエラー信号の波形であるとともに、理想的なオーバーシュートの長さとなるようなトラッキングエラー信号の波形を得ることができ、すなわち、確実に且つ高速にトラックジャンプ動作を行うことを可能とする。
本発明を適用した光ディスク装置1は、光ディスク2の任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することによりこの任意のトラックに隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置であって、ドライバ8と、第1の比較器21と、第2の比較器22と、信号生成部24と、減速パルスゲイン可変部25とを有するとともに、さらに、第1の比較器21の出力パルス幅を検出するパルス幅検出部26を有し、第1及び第2の比較器21,22の出力に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変するとともに、パルス幅検出部26の検出結果に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変するように、段階的にゲインを可変してトラックジャンプを行うことにより、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できるとともに、短時間でトラックジャンプを終了させることができる高速なトラックジャンプ動作を実現できる。
尚、上述では、信号生成部24でプラスレベルの加速パルスPK1及びマイナスレベルの減速パルスPK2からなるキックパルスを生成するとともに、第1乃至第3の比較器21,22,23のうち第1及び第2の比較器21,22の検出出力を用いて、順方向である外周方向へのトラックジャンプを行う際の減速パルスのゲインを可変制御して十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できることについて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、信号生成部24でマイナスレベルの加速パルス及びプラスレベルの減速パルスからなるキックパルスを生成するとともに、第1及び第3の比較器21,23の検出出力を用いて、逆方向である内周方向へのトラックジャンプを行う際の減速パルスのゲインを可変制御することにより十分に安定したトラックジャンプ動作を実現するようにしてもよい。
次に、図2を用いて説明した外周方向へワントラックジャンプを行った際のトラッキングエラー信号の波形と同様に、マイナスレベルの加速パルスと、プラスレベルの減速パルスからなるキックパルスを用いて内周方向へワントラックジャンプを行った際のトラッキングエラー信号の波形について説明する。ここで、内周方向へワントラックジャンプを行った際のTE信号、第1の比較器21の出力、第3の比較器23の出力及び減速パルスゲイン可変部25の出力を、図5に示す。尚、図5は、それぞれ、理想的な状態の場合と、理想的な状態に比べて減速パルスが大きすぎる状態の場合と、理想的な状態に比べて減速パルスが小さすぎる状態の場合とにおける上述の信号及び各出力を示したものである。
すなわち、図5(a)〜(d)は、ワントラックジャンプ時の理想的なトラッキングエラー信号が得られる場合を示し、図5(e)〜(h)は、ワントラックジャンプ時の減速パルスが大きすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られる場合を示し、図5(i)〜(l)は、ワントラックジャンプ時の減速パルスが小さすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られる場合を示す。また、図5(a)、図5(e)及び図5(i)は、それぞれの場合のトラッキングエラー信号TEを示し、図5(b)、図5(f)及び図5(j)は、それぞれの場合の第1の比較器21の検出出力を示し、図5(c)、図5(g)及び図5(k)は、それぞれの場合の第3の比較器23の検出出力を示し、図5(d)、図5(h)及び図5(l)は、それぞれの場合の減速パルスゲイン可変部25の検出出力を示す。
そして、ここで説明する図5に示すそれぞれの場合には、減速パルスゲイン可変部25の出力は、全て同様に初期値の状態であり、すなわち、信号生成部24で生成されたキックパルスと同じであり、減速パルスゲイン可変部25にてゲイン可変を行わなかった状態を示す。また、図5(e)〜図5(l)においてはこの状態で、例えばディスク偏心や高倍速再生時の外乱等の存在により減速パルスが大きすぎたり、小さすぎたり等の問題が発生しているものとして説明する。
まず、図5(a)〜図5(d)に示す理想的な状態について説明する。図5(a)に示すように、ワントラックジャンプ時に理想的なトラッキングエラー信号TEの波形が得られた場合には、その理想的なオーバーシュートを検出することとなる。すなわち、図5(b)に示すように、第1の比較器21は、加速パルスPK3出力後に閾値Vth1を超えたことを検出するとともに、減速パルスPK4出力後にも閾値Vth1を超えたことを検出して、閾値検出信号としてその2回のパルスP11,P12を出力することとなる(尚、上述と同様に、この第1の比較器21により出力される2回のパルスのうち、加速パルスPK3出力後に閾値を超えたことを検出して出力されるものを「第1パルスP11」ともいい、減速パルスPK4出力後にも閾値を超えたことを検出して出力されるものを「第2パルスP12」ともいう。)。また、図5(c)に示すように、第3の比較器23は、加速パルスPK3出力後に閾値Vth3を超えたことを検出するが、減速パルスPK4出力後には閾値Vth3を超えたことを検出せずに、閾値検出信号として1回のパルスP31を出力することとなる。換言すると、第1及び第3の比較器21,23により、図5(b)及び図5(c)に示す信号を検出することにより、すなわち、減速パルスPK4出力後に第1の比較器21からパルスP11が出力され、第3の比較器23からはパルスが出力されない状態を検出することにより、理想状態のオーバーシュートOSが得られており、理想状態のトラッキングエラー信号が得られている状態であることを検出でき、すなわち、ドライバ8に供給されるキックパルスの減速パルスのゲインが適切であることを示すものである。尚、図5及び後述の図6を用いて説明する第1及び第3の比較器21,23の検出出力を用いる場合においては、図2及び図3を用いて上述したのとは異なり、それぞれの閾値Vth1,Vth3を超えたとは、それぞれの閾値Vth1,Vth3を下側(負側)に向けて超えたことを意味するものとして説明する。
次に、図5(e)〜図5(h)に示す減速パルスが大きすぎる状態について説明する。図5(e)に示すように、ワントラックジャンプ時に減速パルスが大きすぎるトラッキングエラー信号TEの波形が得られた場合には、そのオーバーシュートがない状態を検出することとなる。すなわち、図5(f)に示すように、第1の比較器21は、加速パルスPK3出力後に閾値Vth1を超えたことを検出するが、減速パルスPK4出力後には閾値Vth1を超えたことを検出せずに、閾値検出信号として1回のパルスP11を出力することとなる。また、図5(g)に示すように、第3の比較器23は、加速パルスPK3出力後に閾値Vth3を超えたことを検出するが、減速パルスPK4出力後には閾値Vth3を超えたことを検出せずに、閾値検出信号として1回のパルスP31を出力することとなる。換言すると、第1及び第3の比較器21,23により、図5(f)及び図5(g)に示す信号を検出することにより、すなわち、減速パルス出力PK4後に第1の比較器21からも第3の比較器23からもパルスが出力されない状態を検出することにより、オーバーシュートが適切に存在せず、理想状態に対して減速パルスが大きすぎる状態であることを検出でき、すなわち、ドライバ8に供給されるキックパルスの減速パルスのゲインが大きすぎる状態であることを示すものである。
次に、図5(i)〜図5(l)に示す減速パルスが小さすぎる状態について説明する。図5(i)に示すように、ワントラックジャンプ時に減速パルスが小さすぎるトラッキングエラー信号TEの波形が得られた場合には、そのオーバーシュートが大きすぎる状態を検出することとなる。すなわち、図5(j)に示すように、第1の比較器21は、加速パルスPK3出力後に閾値Vth1を超えたことを検出するとともに、減速パルスPK4出力後にも閾値Vth1を超えたことを検出して、閾値検出信号としてその2回のパルスP11,P12を出力することとなる。また、図5(k)に示すように、第3の比較器23は、加速パルスPK3出力後に閾値Vth3を超えたことを検出するとともに、減速パルスPK4出力後にも閾値Vth3を超えたことを検出して、閾値検出信号としてその2回のパルスP31,P32を出力することとなる。換言すると、第1及び第3の比較器21,23により、図5(j)及び図5(k)に示す信号を検出することにより、すなわち、減速パルスPK4出力後に第1の比較器21からも第3の比較器23からもパルスP12,P32が出力される状態を検出することにより、オーバーシュートが適切な状態より大きい状態で存在し、理想状態に対して減速パルスが小さすぎる状態であることを検出でき、すなわち、ドライバ8に供給されるキックパルスの減速パルスのゲインが小さすぎる状態であることを示すものである。
このように、第1及び第3の比較器21,23の出力により、すなわち、減速パルスが出力された後の所定期間内の第1及び第3の比較器21,23の出力の組み合わせによって、TE信号の波形が理想的な状態であるか否かを判定することができる。そして、第1及び第3の比較器21,23の出力状態の判定は、上述のようにマイコン20が行う。
次に、上述した光ディスク装置1において、図5(a)〜図5(d)で説明した理想的なトラッキングエラー信号が得られる場合と、図5(e)〜図5(h)で説明した減速パルスが大きすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られた場合と、図5(i)〜図5(l)で説明した減速パルスが小さすぎる状態のトラッキングエラー信号が得られた場合とからなる各場合のうちの一の場合をマイコン20が判定した場合に、減速パルスゲイン可変部25を制御してキックパルスの減速パルスのゲインを可変する動作について説明する。
まず、マイコン20は、減速パルスPK4出力後に第1の比較器21からパルスP12が出力され、第3の比較器23からパルスが出力されていないことを検出した場合(図5(b)及び図5(c))には、減速パルスが適切な大きさであると判断し、すなわち、ワントラックジャンプ時のトラッキングエラー信号の波形が理想的(図5(a))であり、且つ適切なオーバーシュートが存在していると判断し、図6(c)に示すように、減速パルスゲイン可変部25でのゲインをその状態で維持して上述の減速パルスPK4と同じ大きさの減速パルスPK41とするように制御することで、次のワントラックジャンプにおいても、図6(d)に示すように、適切なトラッキングエラー信号TEの波形を得ることが可能であり、すなわち、適切且つ確実なワントラックジャンプを行うことを可能とする。
このとき、図6(a)及び図6(b)に示すように、減速パルスPK41出力後に第1の比較器21は、パルスP12を出力し、第3の比較器23は、パルスを出力しない状態となって、すなわち、上述した図5(b)及び図5(c)と同様の状態となっている。
また、マイコン20は、減速パルスPK4出力後に第1の比較器21からも第3の比較器23からもパルスが出力されていないことを検出した場合(図5(f)及び図5(g))には、減速パルスが大きすぎる状態であると判断し、すなわち、ワントラックジャンプ時のトラッキングエラー信号の波形が理想的でなく(図5(e))、且つオーバーシュートがない状態であると判断し、図6(g)に示すように、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを下げるように制御することで、次のワントラックジャンプにおいては、減速パルスPK42を小さくし、図6(h)に示すように、適切なトラッキングエラー信号TEの波形を得ることが可能であり、すなわち、適切且つ確実なワントラックジャンプを行うことを可能とする。
このとき、図6(e)及び図6(f)に示すように、減速パルスPK42出力後に、第1の比較器21は、パルスP12を出力し、第3の比較器23は、パルスを出力しない状態となって、すなわち、上述した図5(b)及び図5(c)と同様の状態となっている。
また、マイコン20は、減速パルスPK4出力後に第1の比較器21からも第3の比較器23からもパルスP12,P32が出力されていることを検出した場合(図5(j)及び図5(k))には、減速パルスが小さすぎる状態であると判断し、すなわち、ワントラックジャンプ時のトラッキングエラー信号の波形が理想的でなく(図5(i))、且つオーバーシュートが大きすぎる状態であると判断し、図6(k)に示すように、減速パルスゲイン可変部25でのゲインを上げるように制御することで、次のワントラックジャンプにおいては、減速パルスPK43を大きくし、図6(l)に示すように、適切なトラッキングエラー信号TEの波形を得ることが可能であり、すなわち、適切且つ確実なワントラックジャンプを行うことを可能とする。
このとき、図6(i)及び図6(j)に示すように、減速パルスPK43出力後に、第1の比較器21は、パルスP12を出力し、第3の比較器23は、パルスを出力しない状態となって、すなわち、上述した図5(b)及び図5(c)と同様の状態となっている。
以上のように、光ディスク装置1は、第1及び第3の比較器21,23の出力状態をマイコン20で監視し、減速パルス出力後に第1の比較器21のみからパルスが出力されるように、減速パルスゲイン可変部25のゲインを変化させることによって、ワントラックジャンプ時に常に理想的なトラッキングエラー信号の波形を得ることができ、すなわち、正確且つ確実にトラックジャンプ動作を行うことを可能とする。
本発明を適用した光ディスク装置1は、光ディスク2の任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することによりこの任意のトラックから内周側に隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置であって、対物レンズを駆動する駆動手段としてのドライバ8と、トラッキングエラー信号の基準電圧V0と略等しい閾値Vth1を有する第1の比較器21と、第1の比較器21よりも小さな閾値Vth3を有する第3の比較器23と、加速パルス信号及び減速パルス信号からなるキックパルスを生成する信号生成部24と、トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部25とを有し、第1及び第3の比較器21,23の出力に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行うことにより、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できる。
ところで、図4を用いて説明した場合と同様に、上述のように第1及び第3の比較器21,23の検出出力に基づいて減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行うことで、第1及び第3の比較器21,23から所定の出力が得られた場合でも、オーバーシュートが横長となり、すなわち、オーバーシュートが長くなるような波形となる場合があり、これは、トラックジャンプの終了までに時間を要することを意味する。ここでも、図4を用いて説明した場合と同様に、光ディスク装置1は、第1の比較器21で得られた検出信号のパルス幅の長さを検出するパルス幅検出部26を備えており、さらに、このパルス幅検出部26の検出出力をマイコン20に供給するように構成している。
そこで、トラックジャンプ時に第1の比較器21から出力されるパルス幅をパルス幅検出部26で検出するようにし、第2パルスP12のパルス幅が所定値以上の場合には、減速パルスゲイン可変部25のゲインを高くし、パルス幅が所定値以下になるようにすることで、TE信号を理想的な波形とすることができるが、この点については上述の図4を用いて説明した場合と同様であるので詳細な説明は省略する。
本発明を適用した光ディスク装置1は、光ディスク2の任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することによりこの任意のトラックに隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置であって、ドライバ8と、第1の比較器21と、第3の比較器23と、信号生成部24と、減速パルスゲイン可変部25とを有するとともに、さらに、第1の比較器21の出力パルス幅を検出するパルス幅検出部26を有し、第1及び第3の比較器21,23の出力に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変するとともに、パルス幅検出部26の検出結果に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変するように、段階的にゲインを可変してトラックジャンプを行うことにより、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できるとともに、短時間でトラックジャンプを終了させることができる高速なトラックジャンプ動作を実現できる。
尚、上述では、外周方向へのトラックジャンプを行う際の減速パルスのゲインを可変して十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できること、及び、内周方向へのトラックジャンプを行う際の減速パルスのゲインを可変して十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できることについて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、第1乃至第3の比較器21,22,23の検出出力を用いることにより、外周方向及び内周方向へのトラックジャンプのいずれのトラックジャンプを行う際の減速パルスのゲインを可変制御することにより十分に安定したトラックジャンプ動作を実現することも可能である。
本発明を適用した光ディスク装置1は、光ディスク2の任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、対物レンズを駆動することによりこの任意のトラックから外周側又は内周側に隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置であって、対物レンズを駆動する駆動手段としてのドライバ8と、トラッキングエラー信号の基準電圧V0と略等しい閾値Vth1を有する第1の比較器21と、第1の比較器21よりも大きな閾値Vth2を有する第2の比較器22と、第1の比較器21よりも小さな閾値Vth3を有する第3の比較器23と、プラスレベル又はマイナスレベルの加速パルス信号と加速パルス信号と異なる符号に向けられた減速パルス信号とからなるキックパルスを生成する信号生成部24と、トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部25とを有し、外周側へトラックジャンプさせる際には、信号生成部24からプラスレベルの加速パルス信号とマイナスレベルの減速パルス信号とからなるキックパルスを生成するよう制御するとともに、第1及び第2の比較器21,22の出力に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行い、内周側へトラックジャンプさせる際には、信号生成部24からマイナスレベルの加速パルス信号とプラスレベルの減速パルス信号とからなるキックパルスを生成するよう制御するとともに、第1及び第3の比較器21,23の出力に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行うことにより、ディスク偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できる。
また、本発明を適用した光ディスク装置1は、ドライバ8と、第1の比較器21と、第2の比較器22と、第3の比較器23と、信号生成部24と、減速パルスゲイン可変部25とを有するとともに、さらに、第1の比較器21の出力パルス幅を検出するパルス幅検出部26を有し、第1及び第2の比較器21,22の出力に応じて、又は第1及び第3の比較器21,23の出力に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変するとともに、パルス幅検出部26の検出結果に応じて減速パルスゲイン可変部25を制御して、減速パルスのゲインを可変するように、段階的にゲインを可変してトラックジャンプを行うことにより、ディスクの偏心や高倍速再生時の外乱等があった場合にも、十分に安定したトラックジャンプ動作を実現できるとともに、短時間でトラックジャンプを終了させることができる高速なトラックジャンプ動作を実現できる。
1 光ディスク装置、 2 光ディスク、 3 光ピックアップ、 6 RFアンプ、 7 トラッキングコイル、 8 ドライバ、 10 切替スイッチ、 11 低域ゲイン持ち上げ回路、 12 位相補償回路、 13 ループゲイン可変部、 20 マイコン、 21 第1の比較器、 22 第2の比較器、 23 第3の比較器、 24 信号生成部、 25 減速パルスゲイン可変部、 26 パルス幅検出部
Claims (5)
- 光ディスクの任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、上記対物レンズを駆動することにより隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置において、
上記対物レンズを駆動する駆動手段と、
トラッキングエラー信号の基準電圧と略等しい閾値を有する第1の比較器と、
上記第1の比較器よりも大きな閾値を有する第2の比較器と、
上記トラックジャンプを行うために上記駆動手段に供給するための加速パルス信号及び減速パルス信号を生成する信号生成部と、
上記トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部とを有し、
上記第1の比較器及び上記第2の比較器の出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う光ディスク装置。 - さらに、上記第1の比較器の出力パルス幅を検出するパルス幅検出部を有し、
上記第1の比較器及び上記第2の比較器の出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変するとともに、上記パルス幅検出部の検出出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う請求項1記載の光ディスク装置。 - さらに、上記第1の比較器よりも小さな閾値を有する第3の比較器を有し、
上記第1の比較器及び上記第2の比較器の出力に応じて、又は上記第1の比較器及び上記第3の比較器の出力に応じて、上記減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う請求項1記載の光ディスク装置。 - 光ディスクの任意のトラックに対物レンズにより集光された光ビームを追従させた状態から、上記対物レンズを駆動することにより隣接するトラックへ光ビームをトラックジャンプさせる光ディスク装置において、
上記対物レンズを駆動する駆動手段と、
トラッキングエラー信号の基準電圧と略等しい閾値を有する第1の比較器と、
上記第1の比較器よりも小さな閾値を有する第2の比較器と、
上記トラックジャンプを行うために上記駆動手段に供給するための加速パルス信号及び減速パルス信号を生成する信号生成部と、
上記トラックジャンプ中の減速パルスのゲインを可変する減速パルスゲイン可変部とを有し、
上記第1の比較器及び上記第2の比較器の出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う光ディスク装置。 - さらに、上記第1の比較器の出力パルス幅を検出するパルス幅検出部を有し、
上記第1の比較器及び上記第2の比較器の出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変するとともに、上記パルス幅検出部の検出出力に応じて上記減速パルスのゲインを可変してトラックジャンプを行う請求項4記載の光ディスク装置。
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