JP2007042233A - ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 短時間で信号再生又は信号記録に移ることが出来るディスク記録再生装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るディスク記録再生装置は、一連の信号調整処理を行なうマイクロコンピュータ6を具えている。該コンピュータ6は、レーザ光の照射位置をディスク1の半径方向に変化させてトラッキングエラー信号の生成に用いられるオフセット調整値を求めるオフセット調整処理を行なうと共に、該処理時にディスク1からの再生信号に応じた信号を取得し、該処理の終了後、取得した信号に基づいて一連の信号調整処理がディスク1の信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かを判断する。そして、一連の信号調整処理が信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断された場合に、光学式ピックアップ2をディスク1の内周方向或いは外周方向に移動させた後、一連の信号調整処理をオフセット調整処理前の処理から再び行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学式ピックアップからディスクにレーザ光を照射して、光学式ピックアップの出力信号から生成される信号に対する一連の信号調整処理を行なう制御回路を具えたディスク記録再生装置を提供する。
一般に、光ディスク記録再生装置においては、光学式ピックアップに組み込まれているアクチュエータに対しフォーカスエラー(FE)信号やトラッキングエラー(TE)信号に基づいてフォーカスサーボやトラッキングサーボが実行され、これによって、良好なフォーカス状態とトラッキング状態が得られる。
ところで、光ディスクには、CD、読出し専用のDVD−ROM、追記型のDVD+R、書換え型のDVD+RW等、種々のディスクが存在し、ディスクの種類、ディスクの製造上のばらつき、回路特性のばらつき等によってフォーカスサーボやトラッキングサーボの精度が低下するため、光ディスク記録再生装置の起動時に、FE信号やTE信号を最適化する一連の信号調整処理を行なうこととしている。
又、トラッキングサーボ方式としてプッシュプル方式が採用されている光ディスク記録再生装置においては、光学式ピックアップの対物レンズがレンズ中心位置からディスクの半径方向にずれると、TE信号となるプッシュプル信号にそのずれ量に応じた直流オフセット電圧が発生する。そこで、オフセットの除去されたTE信号が得られるDPP(Differential Push Pull)方式が知られており、該方式が採用されている光ディスク記録再生装置においては、起動時の一連の信号調整処理において、TE信号の生成に用いられるオフセット調整パラメータを求めるオフセット調整処理が行なわれる。
図4は、トラッキングサーボ方式としてDPP方式が採用されている従来の光ディスク記録再生装置の起動時に実行される一連の信号調整手続きを表わしている。
光ディスクの挿入が行なわれると、先ずステップS21にて、光ディスクの回転駆動を開始すると共に光ディスクの種類に応じたレーザを点灯し、ステップS22では、EF信号の信号レベルが所定レベルとなるようFE信号の振幅を調整した後、ステップS23では、光学式ピックアップの合焦位置を一方向に変化させたときのFE信号を取得して、該FE信号のゼロクロス点にてフォーカスサーボループをオンとする。
続いてステップS24では、RF信号から生成される記録信号有無検出(RECD)信号を取得する。ここで、光学式ピックアップの出力信号から生成されるRF信号の信号レベルは、図5(a)に示す如く、光ディスクの信号記録領域では変化する一方、未記録領域では一定となり、RECD信号は、同図(b)に示す如く、RF信号の信号レベルが変化するときにハイ、一定であるときにローとなる。
その後、図4のステップS25にて、光学式ピックアップのトラッキングアクチュエータを駆動して対物レンズの移動を開始し、次にステップS26では、TE信号の生成に用いられるオフセット調整パラメータを求めるオフセット調整処理を行なう。
DPP方式によるTE信号の生成処理においては、レーザ光が1つのメインビームと2つのサブビームとに分割されて光ディスクに照射され、メインビームのプッシュプル信号MPPとサブビームのプッシュプル信号SPPが取得されて、メインビームのプッシュプル信号MPPからサブビームのプッシュプル信号SPPにパラメータkを乗算した値を減算することによってTE信号(MPP−k*SPP)が生成される。そこで、前記オフセット調整処理においては、対物レンズを可動範囲内で光ディスクの内周方向及び外周方向に移動させてメインビームのプッシュプル信号とサブビームのプッシュプル信号にそれぞれ直流オフセット電圧を発生させ、TE信号(MPP−k*SPP)のオフセットがゼロとなるパラメータkを求める。
続いてステップS27では、TE信号の信号レベルが所定レベルとなるようTE信号の振幅を調整し、ステップS28にて、トラッキングサーボをオンにすると共にスレッドサーボをオンにした後、ステップS29では、フォーカスサーボのループゲインを調整すると共にトラッキングサーボのループゲインを調整する。
その後、ステップS30では、RECD信号を取得し、最後にステップS31では、上記ステップS24にて取得したRECD信号の値RECD1と上記ステップS30にて取得したRECD信号の値RECD2とを比較する。
ここで、ステップS24にて取得されたRECD信号の値RECD1とステップS30にて取得されたRECD信号の値RECD2とが一致する場合には、上記一連の信号調整処理が光ディスクの信号記録領域のみ、或いは未記録領域のみで行なわれたことになるため、上記手続きを終了して信号再生或いは信号記録に移る。
これに対し、ステップS24にて取得されたRECD信号の値RECD1とステップS30にて取得されたRECD信号の値RECD2とが異なる場合には、上記一連の信号調整処理が光ディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれたことになるため、ステップS32に移行して、スレッドを光ディスクの外周方向に所定量だけ移動させた後、ステップS22に戻って再び上記一連の信号調整処理を行なう。これは、信号記録領域と未記録領域とでは反射光量が異なるため、信号記録領域或いは未記録領域での最適なFE信号及びTE信号が特定できないからである。
その後、ステップS31にてRECD信号の値に変化がなかったと判断されるまで上記一連の信号調整処理が繰り返され、変化がなかったと判断された時点で上記手続きを終了した後、信号再生或いは信号記録に移る。この様にして、光ディスクの未記録領域のみで上記一連の信号調整処理が行なわれることになる。
尚、記録済み領域と未記録領域との境界であっても適正なスキューサーボ制御状態を得るべく、光反射率が変動する領域のスキューエラー信号の値に対して補間処理を施し、これによって得られる値に基づいてスキューサーボ制御を実行するディスクドライブ装置が提案されている(特許文献1参照)。
又、光ディスク上に記録領域と未記録領域とが存在する場合であっても安定したシーク動作を実現するべく、シーク先或いはシーク途中が記録領域である場合にトラッククロス信号及びオフトラック信号を用いて横断するトラック本数をカウントする一方、未記録領域である場合にトラッククロス信号を用いて横断するトラック本数をカウントする記録再生装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2000−20990号公報[G11B 7/095] 特開2000−331353号公報[G11B 7/085]
しかしながら、上記従来の光ディスク記録再生装置においては、上記一連の信号調整処理の最後に該一連の信号調整処理が光ディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれたか否かが判断されるので、該一連の信号調整処理が光ディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれたと判断された場合には、該一連の信号調整処理の全ての処理を繰り返さねばならず、起動に時間がかかる問題があった。
本発明の目的は、短時間で信号再生又は信号記録に移ることが出来るディスク記録再生装置を提供することである。
そこで本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を行なった結果、TE信号の生成に用いられるオフセット調整値を求めるオフセット調整処理において対物レンズをディスクの半径方向に移動させることに着目し、本発明の完成に至った。
本発明に係るディスク記録再生装置は、光学式ピックアップからディスクにレーザ光を照射して、光学式ピックアップの出力信号から生成される信号に対する一連の信号調整処理を行なう制御回路を具えており、該一連の信号調整処理には、レーザ光の照射位置をその時点での位置を含む範囲内でディスクの半径方向に変化させて、光学式ピックアップのトラッキングのずれに応じたエラー信号の生成に用いられるオフセット調整値を求めるオフセット調整処理が含まれている。そして、前記制御回路は、
前記オフセット調整処理時にディスクからの再生信号、或いは該再生信号に応じた信号を取得する信号取得手段と、
前記オフセット調整処理の終了後、前記信号取得手段によって取得された信号に基づいて、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かを判断する判断手段と、
前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断された場合に、光学式ピックアップをディスクの内周方向、或いは外周方向に移動させた後、前記一連の信号調整処理をオフセット調整処理前の処理から再び行なう一方、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることにならないと判断された場合には、前記一連の信号調整処理をオフセット調整処理後の処理から行なう処理実行手段
とを具えている。
上記本発明に係るディスク記録再生装置においては、光学式ピックアップの出力信号から生成される信号に対する一連の信号調整処理が行なわれる。該一連の信号調整処理に含まれているオフセット調整処理においては、レーザ光の照射位置をその時点での位置を含む範囲内でディスクの半径方向に変化させて、光学式ピックアップのトラッキングのずれに応じたエラー信号の生成に用いられるオフセット調整値が求められる。このとき、ディスクからの再生信号、或いは該再生信号に応じた信号が取得され、オフセット調整処理が終了した後、取得された信号に基づいて前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かが判断される。
ここで、ディスクからの再生信号は、ディスクの信号記録領域では変化する一方、未記録領域では一定となる。従って、レーザ光の照射位置をその時点での位置を含む範囲内で変化させたときに得られる再生信号、或いは該再生信号に応じた信号に基づいて、前記オフセット調整処理前に既に実行された処理、該オフセット調整処理及びその後に実行する処理の一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かを判断することが出来る。
そして、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断された場合には、前記一連の信号調整処理が前記オフセット調整処理前の処理から再び行なわれる一方、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることにならないと判断された場合には、前記一連の信号調整処理が前記オフセット調整処理後の処理から行なわれる。
上記本発明に係るディスク記録再生装置においては、一連の信号調整処理に含まれるオフセット調整処理の終了後に該一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かが判断されるので、該一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断された場合には、該一連の信号調整処理の内、オフセット調整処理前に行なわれた処理及びオフセット調整処理のみを繰り返せばよく、一連の信号調整処理の全ての処理を繰り返す従来の光ディスク記録再生装置に比べて、短時間で信号再生或いは信号記録に移ることが出来る。
具体的には、前記再生信号に応じた信号は、ディスクからの再生信号が変化するときに第1の値をとる一方、該再生信号が一定であるときに第2の値をとり、前記判断手段は、前記再生信号に応じた信号の値に変化があったときに前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断する。
上記具体的構成においては、オフセット調整処理におけるレーザ光の照射範囲に信号記録領域と未記録領域とが混在する場合には、前記再生信号に応じた信号の値が変化し、この場合には、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断することが出来る。これに対し、オフセット調整処理におけるレーザ光の照射範囲が信号記録領域のみ或いは未記録領域のみである場合には、前記再生信号に応じた信号の値に変化はなく、この場合には、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることにならないと判断することが出来る。
本発明に係るディスク記録再生装置によれば、従来よりも短時間で信号再生又は信号記録に移ることが出来る。
以下、本発明を光ディスク記録再生装置に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る光ディスク記録再生装置は、図1に示す如く、レーザ光を光ディスク(1)上で集光する対物レンズ(20)を具えた光学式ピックアップ(2)と、光ディスク(1)を回転駆動するためのスピンドルモータ(3)とを具えている。
光学式ピックアップ(2)は、RFアンプ(4)から供給されるレーザ制御信号に応じて光ディスク(1)にレーザ光を照射すると共に、駆動回路(5)から供給される駆動信号に応じてトラッキングサーボ、フォーカスサーボ等の各種サーボ動作を行なう。ここで、トラッキングサーボ方式としてDPP方式が採用されており、光学式ピックアップ(2)は、レーザ光をメインビームと2つのサブビームとに分割して光ディスク(1)に照射することが可能であって、これらのビームの反射光はそれぞれ、光の強度分布をトラックの接線方向に2つに分割するフォトディテクタ(図示省略)によって受光される。
光学式ピックアップ(2)の出力信号はRFアンプ(4)へ供給されて、RF信号、FE信号及びTE信号が生成される。DPP方式によるTE信号の生成処理においては、光学式ピックアップ(2)のフォトディテクタの出力信号からメインビームのプッシュプル信号MPPとサブビームのプッシュプル信号SPPが生成され、メインビームのプッシュプル信号MPPからサブビームのプッシュプル信号SPPにパラメータkを乗算した値を減算することによってTE信号(MPP−k*SPP)が生成される。
RFアンプ(4)では、マイクロコンピュータ(6)から供給される振幅調整信号に応じて、生成されたFE信号及びTE信号の振幅が調整される。
又、RFアンプ(4)では、RF信号から記録信号有無検出(RECD)信号が生成される。RECD信号は、図5(a)(b)に示す如く、RF信号の信号レベルが変化するときにハイ、一定であるときにローとなる。
RFアンプ(4)によって生成されたRECD信号は、マイクロコンピュータ(6)に供給され、RECD信号に基づいてディスクの記録状態/未記録状態が判別される。
一方、FE信号及びTE信号は、サーボ制御回路(7)に供給される。サーボ制御回路(7)では、マイクロコンピュータ(6)から供給される帯域/ゲイン制御信号に応じてFE信号及びTE信号に信号処理が施され、これによって得られるFE信号及びTE信号に基づいてフォーカスドライブ信号及びトラッキングドライブ信号が作成されて駆動回路(5)へ供給される。これに応じて駆動回路(5)は、光学式ピックアップ(2)のフォーカスアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動して、対物レンズ(20)をフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させる。又、サーボ制御回路(7)では、TE信号に基づいてスレッドモータドライブ信号が作成されて駆動回路(5)へ供給され、これに応じて駆動回路(5)はスレッドモータを駆動する。更に、サーボ制御回路(7)では、外部から供給されるクロック信号に基づいてスピンドルモータドライブ信号が作成されて駆動回路(5)へ供給され、これに応じて駆動回路(5)はスピンドルモータ(3)を駆動する。
図2は、上記本発明に係る光ディスク記録再生装置の起動時に実行される一連の信号調整手続きを表わしている。
光ディスク(1)の挿入が行なわれると、先ずステップS1にて、光ディスク(1)の回転駆動を開始すると共に光ディスク(1)の種類に応じたレーザを点灯し、ステップS2では、FE信号の信号レベルが所定レベルとなるようFE信号の振幅を調整した後、ステップS3では、光学式ピックアップ(2)の合焦位置を一方向に変化させたときのFE信号を取得して、該FE信号のゼロクロス点にてフォーカスサーボループをオンとする。
続いてステップS4では、光学式ピックアップ(2)のトラッキングアクチュエータ(20)を駆動して対物レンズの移動を開始した後、ステップS5では、従来と同様にして、TE信号の生成に用いられる前記オフセット調整パラメータkを求めるオフセット調整処理を行なう。該オフセット調整処理においては、図3に示す如く光学式ピックアップ(2)の対物レンズ(20)を可動範囲内で光ディスク(1)の内周方向及び外周方向に移動させてメインビームのプッシュプル信号とサブビームのプッシュプル信号にそれぞれ直流オフセット電圧を発生させ、TE信号(MPP−k*SPP)のオフセットがゼロとなるパラメータkを求める。このとき、既にフォーカスサーボが開始されているため、RF信号からRECD信号を生成することが可能であり、生成されたRECD信号を取得する動作を繰り返す。
次にステップS6では、ステップS5にて取得したRECD信号の値に変化がなかったかを判断する。
ここで、光学式ピックアップ(2)の対物レンズ(20)を上述の如く光ディスク(1)の内周方向及び外周方向に移動させたときのレーザ光の照射範囲がディスクの信号記録領域のみ或いは未記録領域のみである場合には、RECD信号の値に変化はない。この場合、上述の如く既に行なったFE信号の振幅調整、TE信号のオフセット調整及び後述の如くその後に行なう処理が光ディスクの信号記録領域のみ、或いは未記録領域のみで行なわれることになるため、ステップS7に移行して、TE信号の信号レベルが所定レベルとなるようTE信号の振幅を調整する。次にステップS8にて、トラッキングサーボをオンにすると共にスレッドサーボをオンにし、最後にステップS9にて、フォーカスのループゲインを調整すると共にトラッキングのループゲインを調整して上記手続きを終了した後、信号再生或いは信号記録に移る。
これに対し、光学式ピックアップ(2)の対物レンズ(20)を上述の如く光ディスク(1)の内周方向及び外周方向に移動させたときのレーザ光の照射範囲に図3に示す如く信号記録領域(11)と未記録領域(12)とが混在する場合には、RECD信号の値が変化する。この場合、上述の如く既に行なったFE信号の振幅調整、TE信号のオフセット調整及び後述の如くその後に行なう処理が光ディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるため、図2のステップS10に移行して、スレッドを光ディスク(1)の外周方向に所定量だけ移動させた後、ステップS2に戻って再びFE信号の振幅調整を行なう。その後、ステップS6にてRECD信号に変化がなかったと判断されるまでステップS2乃至ステップS6の処理が繰り返され、変化がなかったと判断された時点でステップS7に移行して、該ステップS7乃至ステップS9の処理を実行した後、信号再生或いは信号記録に移る。この様にして、光ディスク(1)の未記録領域のみで上記一連の信号調整処理が行なわれることになる。
本発明に係る光ディスク記録再生装置においては、図2に示す如く、一連の信号調整処理の内、FE信号の振幅調整処理及びTE信号のオフセット調整処理のみが終了した時点で該一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かが判断されるので、該一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断された場合には、FE信号の振幅調整処理及びTE信号のオフセット調整処理のみを繰り返せばよく、一連の信号調整処理の全ての処理を繰り返す従来の光ディスク記録再生装置に比べて、短時間で信号再生或いは信号記録に移ることが出来る。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、TE信号のオフセット調整時に取得されたRECD信号に変化があった場合にスレッドを光ディスク(1)の外周方向に移動させているが、内周方向に移動させることも可能である。この場合、光ディスク(1)の信号記録領域のみで一連の信号調整処理が行なわれることになる。
又、上記実施の形態においては、RECD信号に基づいて一連の信号調整処理が光ディスク(1)の信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かを判断しているが、RF信号に基づいて判断することも可能である。
本発明に係る光ディスク記録再生装置の構成を表わすブロック図である。 上記光ディスク記録再生装置の起動時に実行される一連の信号調整手続きを表わすフローチャートである。 オフセット調整処理時に光学式ピックアップの対物レンズが光ディスクの半径方向に移動する様子を表わす図である。 従来の光ディスク記録再生装置の起動時に実行される一連の信号調整手続きを表わすフローチャートである。 RF信号及びRECD信号の波形図である。
符号の説明
(1) 光ディスク
(2) 光学式ピックアップ
(20) 対物レンズ
(3) スピンドルモータ
(4) RFアンプ
(5) 駆動回路
(6) マイクロコンピュータ
(7) サーボ制御回路

Claims (3)

  1. 光学式ピックアップからディスクにレーザ光を照射して、光学式ピックアップの出力信号から生成される信号に対する一連の信号調整処理を行なう制御回路を具えており、該一連の信号調整処理には、レーザ光の照射位置をその時点での位置を含む範囲内でディスクの半径方向に変化させて、光学式ピックアップのトラッキングのずれに応じたエラー信号の生成に用いられるオフセット調整値を求めるオフセット調整処理が含まれているディスク記録再生装置において、前記制御回路は、
    前記オフセット調整処理時にディスクからの再生信号、或いは該再生信号に応じた信号を取得する信号取得手段と、
    前記オフセット調整処理の終了後、前記信号取得手段によって取得された信号に基づいて、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになるか否かを判断する判断手段と、
    前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断された場合に、光学式ピックアップをディスクの内周方向、或いは外周方向に移動させた後、前記一連の信号調整処理をオフセット調整処理前の処理から再び行なう一方、前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることにならないと判断された場合には、前記一連の信号調整処理をオフセット調整処理後の処理から行なう処理実行手段
    とを具えているディスク記録再生装置。
  2. 前記再生信号に応じた信号は、ディスクからの再生信号が変化するときに第1の値をとる一方、該再生信号が一定であるときに第2の値をとり、前記判断手段は、前記再生信号に応じた信号の値に変化があったときに前記一連の信号調整処理がディスクの信号記録領域と未記録領域とに跨って行なわれることになると判断する請求項1に記載のディスク記録再生装置。
  3. 前記制御回路は、光学式ピックアップのフォーカスのずれに応じたエラー信号に基づいてフォーカスサーボを開始させた後に前記オフセット調整処理を行なう請求項1又は請求項2に記載のディスク記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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