JP2008191184A - 音量調整機能を備えるカラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、演奏楽曲の演奏音量と歌唱者の音声音量とのバランスを調整する音量調整機能を備えるカラオケシステムに関し、歌唱者の意図や嗜好に沿う音量バランスを自動的に調整して歌唱意欲を惹起させることを目的とする。
【解決手段】ゲイン値混合比算出手段41が任意の楽曲の歌唱毎にミキシングアンプ13における演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出してそれらの平均ゲイン値混合比を音量バランス登録部42に登録し、ミキシングアンプ制御手段26において利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に特定した利用者IDに基づく平均ゲイン値混合比を取得し、演奏ゲイン値又は音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該平均ゲイン値混合比に沿ってミキシングアンプのゲイン値を制御する構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、演奏楽曲の演奏音量と歌唱者の音声音量とのバランスを調整する音量調整機能を備えるカラオケシステムに関する。
近年、カラオケ設備を利用する利用者はそれぞれ声量が異なる一方で、演奏される楽曲の演奏音量は基本的に音源によって定まり、また、音源が複数あり、同一楽曲で異なる音源が存在する場合もあって、歌唱者毎に歌唱時の演奏音量と音声音量とのバランスをとるためには、その都度演奏ボリウムやマイクボリウムを操作することが行われる。そのため、利用者の好みに応じた音量バランスを、マニュアル操作を必要とせずに自動的に調整できることが望ましい。
従来、カラオケシステムでは、演奏と歌唱者の音声をミキシングしてスピーカより出力するミキシングアンプを備え、利用者毎に声量が異なるために当該ミキシングアンプにはマイクアンプと演奏用アンプが備えられて全体のゲイン値を調整するダイナミックボリウムの他に、それぞれのゲイン値を調整する演奏ボリウム及びマイクボリウムが設けられているのが一般的である。
このようなカラオケシステムにおいて、カラオケ利用者が多い場合には、個人毎にその都度ボリウム調整を行われることとなるが、ボリウム調整を行うことは煩雑であって利用効率を妨げ、また、ボリウム調整を行わない場合には歌唱音声と演奏音との出力バランスが悪くなって歌唱意欲を減退させることとなる。そのため、出力音量のバランスを自動的に調整するものとして以下の特許文献が知られている。
特開平11−167385号公報 特開平11−052966号公報
上記特許文献1には、再生される演奏音楽の音量レベルを検出する一方で、入力される歌唱音声の音量を検出し、それぞれの検出された音量レベルを比較した結果に基づいて演奏音楽と歌唱音声に対する音量レベルの増幅値を決定し、それぞれの増幅値に基づいて歌唱音声と演奏音楽を増幅又は減縮してミキシングした後、増幅してスピーカから出力することが開示されている。
また、特許文献2には、演奏音楽又は声音の出力が調整されたときに、調整された調整値とリモコン装置とから入力された個人IDとカラオケ曲番号とを対応させてRAMの個人別歌唱環境テーブルに記憶しておき、上記個人IDとカラオケ曲番号が再度入力されたとき、個人別歌唱環境テーブルから再入力された個人IDとカラオケ曲番号に対応する調整値を読み出し、その読み出された調整値に基づいて上記カラオケ曲番号に対応する演奏音楽及び声音を調整して出力させることが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1では、演奏音楽の音量レベルと歌唱音声の音量レベルとを比較した結果に基づいて演奏音楽と歌唱音声に対する音量レベルの増幅値を決定するものであって、当該決定される増幅値は予め定められたアルゴリズムに基づいて算出されることから、当該装置における絶対的な音量バランスとされて歌唱者の意図や嗜好が反映されず歌唱意欲を惹起することができないという問題がある。
また、上記特許文献2では、演奏音楽又は声音の出力が調整されたときに、調整値と個人ID及びカラオケ曲番号とを対応させて個人別歌唱環境テーブルに記憶しておき、個人IDとカラオケ曲番号が再度入力されたときに当該テーブルより読み出した対応する調整値に基づいて演奏音楽及び声音を調整させるものであるが、同一カラオケ曲の歌唱環境の再現に止まり、同一のカラオケ曲が入力されない場合には対処することができないという問題があると共に、同一のカラオケ曲であっても演奏音楽又は声音の出力が再度調整された場合や、音源によっては演奏音楽の音量レベルが異なる場合には利用者の意図や嗜好が反映されない場合もあって歌唱意欲を惹起することが難しいという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、歌唱者の意図や嗜好に沿う音量バランスを自動的に調整して歌唱意欲を惹起させる音量調整機能を備えるカラオケシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、演奏される楽曲の演奏信号と、マイクより入力される音声信号とをミキシングアンプによりミキシングし、増幅して出力するものであり、少なくとも演奏ボリウム及びマイクボリウムが設けられる音量調整機能を備えるカラオケシステムであって、少なくとも、利用者ID特定手段、音量バランス記録手段及びミキシングアンプ制御手段を有し、前記利用者ID特定手段は、利用者により利用者IDに関連づけて楽曲が選択され、当該楽曲の演奏の際に当該利用者IDを特定し、前記音量バランス記録手段は、任意の楽曲の歌唱毎に前記ミキシングアンプの演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出し、前記特定した利用者ID毎に対応付けてそれらの平均ゲイン値混合比を登録し、前記ミキシングアンプ制御手段は、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に、前記音量バランス記憶手段より前記特定した利用者IDに基づく平均ゲイン値混合比を取得し、当該演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該平均ゲイン値混合比に沿って前記ミキシングアンプの対応ゲイン値を制御する、構成とする。
請求項2の発明では、さらに利用者が利用者IDに関連づけて選択された楽曲が演奏される際に当該楽曲の楽曲IDを特定する楽曲ID特定手段を備え、前記音量バランス記録手段は、任意の楽曲の歌唱毎に前記ミキシングアンプの演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出し、前記特定した利用者ID及び楽曲ID毎に対応付けてそれらの楽曲平均ゲイン値混合比を登録し、前記ミキシングアンプ制御手段は、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に、前記音量バランス記憶手段より前記特定された利用者ID及び楽曲IDに基づく楽曲平均ゲイン値混合比を取得し、当該演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該楽曲平均ゲイン値混合比に沿って前記ミキシングアンプの対応ゲイン値を制御する、構成である。
請求項1の発明によれば、任意の楽曲の歌唱毎にミキシングアンプにおける演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出させ、特定した利用者ID毎に対応付けてそれらの平均ゲイン値混合比を登録し、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に特定した利用者IDに基づく平均ゲイン値混合比を取得し、演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該平均ゲイン値混合比に沿ってミキシングアンプの対応ゲイン値を制御する構成とすることにより、歌唱者の意図や嗜好に沿う音量バランスを自動的に調整することができ、歌唱意欲を惹起させることができるものである。
請求項2の発明によれば、任意の楽曲の歌唱毎にミキシングアンプにおける演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出させ、特定した利用者ID及び楽曲ID毎に対応付けてそれらの楽曲平均ゲイン値混合比を登録し、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に特定された利用者ID及び楽曲IDに基づく楽曲平均ゲイン値混合比を取得し、演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該平均ゲイン値混合比に沿ってミキシングアンプの対応ゲイン値を制御する構成とすることにより、選択対象の楽曲IDが登録されている場合には当該楽曲についてより歌唱者の意図や嗜好に沿う音量バランスを自動的に調整することができ、歌唱意欲を惹起させることができるものである。
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係る音量調整機能を備えるカラオケシステムのブロック構成図を示す。図1において、カラオケシステム11は、カラオケ本体12と、当該カラオケ本体12に附帯する遠隔入出力端末13とで構成され、当該遠隔入出力端末13は楽曲検索手段14を備える。また、当該カラオケ本体12には、操作ボリウム16が設けられているミキシングアンプ15及びマイク17が接続され、当該ミキシングアンプ15にスピーカ15が接続される。さらに、カラオケ本体12には利用者ID取得手段としてID読取部19が接続される。
上記遠隔入出力端末13は、その構成を省略するが、ユーザインタフェース機能を備えて対応のカラオケ本体12(後述の送受信部31)に対して有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース(登録商標)機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための回路基板およびプログラムを備えると共に、利用者に楽曲を選択させる楽曲検索手段14のプログラムを備える。上記ユーザインタフェース機能としては、例えば液晶ディスプレイ(LCD)とタッチセンサとを積層して入出力用とし、表示されるアイコン等に対応して当該タッチセンサにより楽曲の選択などのデータを入力することができるGUIである。
ここで、上記音楽曲出力部32は、楽曲IDで楽曲DB25より抽出された演奏データをデジタル再生し、アナログ変換してミキシングアンプ15に出力する電子回路である。上記ミキシングアンプ15は、音楽曲出力部32より送られてくる演奏信号(図2で説明する)とマイク17より入力した歌唱者の歌唱音声信号とをミキシングし、増幅してスピーカ18より出力させるものであり、ミキシングアンプ制御手段26で制御されるAGC(オートゲインコントローラ)を備える。また、ミキシングアンプ15には、全体の音量を操作するダイナミックボリウム、演奏音量を操作する操作ボリウム及び音声音量を操作するマイクボリウムで構成される操作ボリウム16が設けられる。
上記ID読取部19は、利用者がカラオケ本体12にログインするときに、例えば所持するID媒体20から利用者IDを取得しておくもので、利用者(顧客)において少なくとも利用者IDを記憶しているID媒体20が所持される。なお、利用者ID取得として、ID媒体によらず、例えば指紋、虹彩などの個人的特徴によっても取得してもよい。
上記カラオケ本体12は、バス21、中央制御部22、ROM23、RAM24、楽曲DB(楽曲データベース)25、ミキシングアンプ制御手段26、予約管理手段27、送受信部28、音量バランス記録手段29、利用者ID特定手段30、楽曲ID特定手段31及び音楽曲出力部32を適宜備え、音量バランス記録手段29はゲイン値混合比算出手段41及び音量バランス登録部42を備える。なお、上記各構成について、本発明の要旨と直接関連しない要素部分であっても、従前のカラオケシステムにおいても大部分が適用可能であることを示すために、システム全体を説明する。
上記中央制御部22は、このシステムを統括的に処理制御する物理的なCPUであり、ROM23に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行う。上記RAM24は、種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
上記楽曲DB25は、演奏データ(ファイル)について楽曲IDをファイル名としてそれぞれ格納したデータベースである。演奏データはそれぞれの楽曲の演奏をデジタル的に表現したデータである。また、演奏データは、例えば、MIDI(登録商標)音源(MIDIデータ)及びMP3音源(MP3データ)の複数の音源を含んでおり、楽曲で異なる音源と、同一楽曲においても上記二つの音源(この場合にはそれぞれの楽曲IDが付される)とで格納される。
上記ミキシングアンプ制御手段26は、詳細は図2で説明するが、楽曲演奏の終了時に演奏ゲイン値及び音声ゲイン値を後述の音量バランス記録手段29に送出すると共に、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に利用者IDに基づく音量バランス記録手段29に登録された平均ゲイン値混合比を取得し、演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該平均ゲイン値混合比に沿ってミキシングアンプ15の対応ゲイン値を制御する。ここでは、演奏ゲイン値を基準として平均ゲイン値混合比で音声ゲイン値を可変する場合として説明するが、音声ゲイン値を基準として演奏ゲイン値を可変することとしてもよい。
上記予約管理手段27は、利用者が遠隔入出力端末13の楽曲検索手段14を用いて、利用者IDに対応付けて楽曲を選択したときに、当該利用者IDに関連づけて選択された楽曲ID、楽曲名が予約待ち行列に記憶して管理するプログラムであり、RAM24に展開された実行される。上記送受信部28は、遠隔入出力端末13との間で有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース(登録商標)機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための回路基板およびプログラムを備える。
上記音量バランス記録手段29は、ゲイン値混合比算出手段41及び音量バランス記録手段42を備え、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に当該利用者IDに対応する平均ゲイン値混合比をミキシングアンプ制御手段26に送出するプログラムであり、RAM24に展開されて実行される。上記ゲイン値混合比算出手段41は歌唱時のミキシングアンプ15の演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出すると共に、過去に算出されたゲイン値混合比を平均した平均ゲイン値混合比を算出するプログラムであり、RAM24に展開されて実行される。また、音量バランス記録手段42は、上記ゲイン値混合比算出手段41で算出したゲイン値混合比及び過去に算出されたゲイン値混合比を平均した平均ゲイン値混合比を、取得した利用者ID毎に対応付けて登録する記憶部(若しくはRAM24に確保された領域)である。
上記利用者ID特定手段30は、予約管理手段27の予約待ち行列において演奏対象の楽曲が演奏される際に、対応付けられた利用者IDを予約管理手段27から特定するプログラムである。また、楽曲ID特定手段31は、利用者が遠隔入出力端末13から楽曲を選択して予約管理手段27に楽曲IDで予約管理され、当該楽曲が演奏されるときに当該予約管理手段27より特定するプログラムである。当該楽曲ID特定手段31で取得される楽曲IDが使用される態様については、図6及び図7で説明する。
ここで、図2に、図1におけるミキシングアンプ制御部による音量調整を行う構成のブロック構成図を示す。図2において、ミキシングアンプ制御手段26は、演奏信号制御手段61、演奏ゲイン値検出手段62、音声信号制御手段63、音声ゲイン値検出手段64、音量調整手段65、MIDIシンセサイザ66及びMP3デコーダ67を備える。
当該演奏信号制御手段61は、ミキシングアンプ15で操作された演奏ボリウムによる操作ゲイン値を入力して当該ミキシングアンプ15のAGCに対して制御ゲイン値を出力する電子回路である。上記演奏ゲイン値検出手段62は、演奏信号制御手段61がミキシングアンプ15に対して出力した制御ゲイン値を検出し、検出した制御ゲイン値を音量バランス記録手段29に送出するプログラムないし電子回路である。
上記音声信号制御手段63は、ミキシングアンプ15で操作されたマイクボリウムによる操作ゲイン値を入力し、後述の音量調整手段65からの調整ゲイン値に応じて当該ミキシングアンプ15のAGCに対して制御ゲイン値を出力する電子回路である。上記音声ゲイン値検出手段64は、音声信号制御手段63がミキシングアンプ15に対して出力する制御ゲイン値を検出し、検出した制御ゲイン値を音量バランス記録手段29に送出するプログラムないし電子回路である。
上記MIDIシンセサイザ66は、楽曲DB25より抽出されたMIDI形式の演奏データからアナログの演奏信号を生成してミキシングアンプ15に送出し、MP3デコーダ67は、楽曲DB25より抽出されたMP3形式の演奏データをデコードしてアナログの演奏信号としてミキシングアンプ15に送出するものである。
そして、上記音量調整手段65は、音量バランス記録手段29より演奏ゲイン値、音声ゲイン値及び音量バランス登録部42に登録された対応の平均ゲイン値混合比(後述の楽曲平均ゲイン値混合比も含む)を取得して当該演奏ゲイン値を基準として音声ゲイン値を当該平均ゲイン値混合比に応じて可変する調整ゲイン値を算出し、音声信号制御手段63に出力するプログラムないし電子回路である。なお、音声ゲイン値を基準にして、特定された平均ゲイン値混合比から演奏信号の演奏ゲイン値を算出してミキシングアンプ(AGC)15を自動制御してもよい(図2の破線参照)。
そこで、図3に本発明における音量調整のための履歴を登録する処理フローチャートを示すと共に、図4に図2における履歴を登録する音量バランス登録部の説明図を示す。図3において、利用者IDに関連づけられた予約楽曲の演奏が開始されると(ステップ(S)1)、利用者ID特定手段30が予約管理手段27より演奏楽曲に関連付けられた利用やIDを特定する(S2)。
演奏信号制御手段61では、演奏中(歌唱中)に、演奏音量に対して演奏ボリウムが操作されると(S3)、演奏ボリウムに対応した演奏ゲイン値でミキシングアンプ15を制御し(S4)、演奏終了時に(S5)、演奏信号に対する演奏ゲイン値を演奏ゲイン値検出手段62が検出して音量バランス記録手段29に送出する(S6)。
一方、音声信号制御手段63では、演奏中(歌唱中)に、音声音量に対してマイクボリウムが操作されると(S7)、マイクボリウムに対応した音声ゲイン値でミキシングアンプ15を制御し(S8)、演奏終了時に(S9)、音声信号に対する音声ゲイン値を音声ゲイン値検出手段64が検出して音量バランス記録手段29に送出する(S10)
音量バランス記録手段29では、ゲイン値混合比算出手段41が演奏ゲイン値と音声ゲイン値とからゲイン値混合比を算出すると共に、これを含めた過去分のゲイン値混合比を平均した平均ゲイン値混合比を算出する(S11)。そして、図4に示すように、特定した歌唱者の利用者ID毎に、上記算出したゲイン値混合比及び平均ゲイン値混合比を音量バランス登録部42に履歴として登録するものである(S12)。
続いて、図5に、図2の音量調整のフローチャートを示す。図5において、ミキシングアンプ制御手段26が、演奏開始に際して、演奏ゲイン値検出手段62から取得した演奏ゲイン値と共に、音量バランス登録部42を参照して楽曲を選択した利用者IDから平均ゲイン値混合比を特定して音量調整手段65に送出する(S21)。音量調整手段65では、演奏ゲイン値を基準にして、特定された平均ゲイン値混合比から音声信号の音声ゲイン値を算出して音声信号制御手段63に送出する(S22)。そして、音声信号制御手段63が、マイク17からの音声信号に対して算出された音声ゲイン値でミキシングアンプ(AGC)15を自動制御するものである(S23)。
このように、歌唱者の履歴に基づいて利用者の意図や嗜好に沿う演奏音量と音声音量との音量バランスを自動的に調整することができ、歌唱意欲を惹起させることができるものである。
次に、図6に、図2における履歴を登録する他の方式による音量バランス登録部の説明図を示す。この実施形態は、利用者ID及び楽曲IDの両方を条件とする楽曲別の楽曲平均ゲイン値混合比で音声信号の音声ゲイン値を調整させるものである。この場合、音量バランス記憶手段29のゲイン値混合比算出手段41は、取得した利用者ID及び歌唱した楽曲ID毎に対応付けてゲイン値混合比を算出すると共に、これらを含めた楽曲平均ゲイン値混合比を算出し、さらに総てのゲイン値混合比を平均した平均ゲイン値混合比を算出する。これら算出された楽曲毎のゲイン値混合比、楽曲平均ゲイン値混合比及び平均ゲイン値混合比が利用者IDに対応付けられて、図6に示すように、音量バランス登録部42に登録されるものである。
さらに、音量バランス記憶手段29は、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に楽曲ID特定手段31において予約管理手段27より特定した楽曲IDが音量バランス登録部42に登録されている場合には楽曲平均ゲイン値混合比を、対応する楽曲IDが登録されていない場合は平均ゲイン値混合比をミキシングアンプ制御手段26の音量調整手段65に演奏ゲイン値と共に送出するものである。
また、この実施形態におけるミキシングアンプ制御手段26は、楽曲演奏の終了時に演奏ゲイン値及び音声ゲイン値を音量バランス記録手段29に送出すると共に、音量調整手段65において、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に、音量バランス記憶手段29より利用者ID及び楽曲IDに基づく楽曲平均ゲイン値混合比又は平均ゲイン値混合比を取得し、当該演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該楽曲平均ゲイン値混合比又は平均ゲイン値混合比に沿ってミキシングアンプ15の対応ゲイン値を制御するものである。ここでは、上記同様に演奏ゲイン値を基準に音声ゲイン値を可変させるものとするが、上述のように音声ゲイン値を基準として演奏ゲイン値を可変してもよい。
そこで、履歴を音量バランス登録部42に登録する処理としては、上述の図3のS10までと同様である。そして、音量バランス記録手段29において、ゲイン値混合比算出手段41が演奏ゲイン値と音声ゲイン値とから楽曲ID特定手段31で特定した楽曲ID別にゲイン値混合比及びこれらの楽曲平均ゲイン値混合比を算出すると共に、総てのゲイン値混合比を平均した平均ゲイン値混合比を算出し、図6に示すように、利用者IDに関連づけて楽曲ID別に、上記算出したゲイン値混合比、楽曲平均ゲイン値混合比及び平均ゲイン値混合比を音量バランス登録部42に履歴として登録するものである。
続いて、図7に、図6における音量調整のフローチャートを示す。図7において、利用者IDに関連づけられた予約楽曲の演奏が開始されると(S31)。楽曲ID特定手段31が特定した楽曲IDが、当該利用者IDに基づく音量バランス登録部42に登録されている場合には(S32)、演奏ゲイン値検出手段62から取得した演奏ゲイン値と共に、音量バランス登録部42を参照して特定した利用者ID及び楽曲IDから当該楽曲IDの楽曲平均ゲイン値混合比を特定して音量調整手段65に送出する(S33)。
一方、特定した楽曲IDが、当該利用者IDに基づく音量バランス登録部42に登録されていない場合には(S32)、演奏ゲイン値検出手段62から取得した演奏ゲイン値と共に、音量バランス登録部42を参照して利用者ID特定手段30がした利用者IDから平均ゲイン値混合比を特定して音量調整手段65に送出する(S34)。
そこで、音量調整手段65では、演奏ゲイン値を基準にして、特定された楽曲平均ゲイン値混合比又は平均ゲイン値混合比から音声信号の音声ゲイン値を算出して音声信号制御手段63に送出する(S35)。そして、音声信号制御手段63が、マイク17からの音声信号に対して算出された音声ゲイン値でミキシングアンプ(AGC)15を自動制御するものである(S36)。
このように、歌唱者の履歴に基づいて選択対象の楽曲IDが登録されている場合には当該楽曲についてより利用者の意図や嗜好に沿う演奏音量と音声音量との音量バランスを自動的に調整することができ、歌唱意欲を惹起させることができるものである。
本発明の音量調整機能を備えるカラオケシステムは、演奏信号と音声信号とをミキシングし、増幅して出力するカラオケシステム全般に利用可能である。
本発明に係る音量調整機能を備えるカラオケシステムのブロック構成図である。 図1におけるミキシングアンプ制御部による音量調整を行う構成のブロック構成図である。 本発明における音量調整のための履歴を登録する処理フローチャートである。 図2における履歴を登録する音量バランス登録部の説明図である。 図2の音量調整のフローチャートである。 図2における履歴を登録する他の方式による音量バランス登録部の説明図である。 図6における音量調整のフローチャートである。
符号の説明
11 カラオケシステム
12 カラオケ本体
13 遠隔入出力端末
15 ミキシングアンプ
16 操作ボリウム
17 マイク
26 ミキシングアンプ制御手段
29 音量バランス記録手段
30 利用者ID特定手段
31 楽曲ID特定手段
41 ゲイン値混合比算出手段
42 音量バランス登録部
61 演奏信号制御手段
62 演奏ゲイン値検出手段
63 音声信号制御手段
64 音声ゲイン値検出手段
65 音量調整手段

Claims (2)

  1. 演奏される楽曲の演奏信号と、マイクより入力される音声信号とをミキシングアンプによりミキシングし、増幅して出力するものであり、少なくとも演奏ボリウム及びマイクボリウムが設けられる音量調整機能を備えるカラオケシステムであって、
    少なくとも、利用者ID特定手段、音量バランス記録手段及びミキシングアンプ制御手段を有し、
    前記利用者ID特定手段は、利用者により利用者IDに関連づけて楽曲が選択され、当該楽曲の演奏の際に当該利用者IDを特定し、
    前記音量バランス記録手段は、任意の楽曲の歌唱毎に前記ミキシングアンプの演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出し、前記特定した利用者ID毎に対応付けてそれらの平均ゲイン値混合比を登録し、
    前記ミキシングアンプ制御手段は、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に、前記音量バランス記憶手段より前記特定した利用者IDに基づく平均ゲイン値混合比を取得し、当該演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該平均ゲイン値混合比に沿って前記ミキシングアンプの対応ゲイン値を制御する、
    ことを特徴とする音量調整機能を備えるカラオケシステム。
  2. 請求項1記載の音量調整機能を備えるカラオケシステムであって、
    さらに利用者が利用者IDに関連づけて選択された楽曲が演奏される際に当該楽曲の楽曲IDを特定する楽曲ID特定手段を備え、
    前記音量バランス記録手段は、任意の楽曲の歌唱毎に前記ミキシングアンプの演奏ゲイン値と音声ゲイン値とのゲイン値混合比を算出し、前記特定した利用者ID及び楽曲ID毎に対応付けてそれらの楽曲平均ゲイン値混合比を登録し、
    前記ミキシングアンプ制御手段は、利用者が利用者IDに関連づけて選択した楽曲の演奏の際に、前記音量バランス記憶手段より前記特定された利用者ID及び楽曲IDに基づく楽曲平均ゲイン値混合比を取得し、当該演奏ゲイン値若しくは音声ゲイン値の一方を基準に他方を当該楽曲平均ゲイン値混合比に沿って前記ミキシングアンプの対応ゲイン値を制御する、
    ことを特徴とする音量調整機能を備えるカラオケシステム。
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