JP2008191037A - レーザレーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音響光学素子からなる光変調部を用いたコヒーレントレーザレーダ装置では、単純な構成で十分なON/OFF消光比と時間変動のない安定した偏光状態の変調光を出力する光変調部を得ることが困難であった。
【解決手段】レーザレーダ装置に使用される光変調部3は、入出力光分離手段31と、音響光学素子324からなる光変調手段32と、基準光源1の出力レーザ光に対しほぼ全反射となる光全反射手段33とからなり、光変調手段は入出力光分離手段からの入力光と光全反射手段からの反射光が通過して2回変調されるように構成され、光全反射手段は出射光の偏光面が入射光の偏光面に対し直交回転している偏光面回転機能を有するようにして、十分なON/OFF消光比と時間変動のない安定した偏光状態の変調光が得られるようにした。
【選択図】図2

Description

この発明は、レーザレーダ装置に関するもので、特に、目標の距離、速度、密度分布、速度分布等の物理情報を測定するコヒーレントレーザレーダ装置に関するものである。
レーザ光を用いたコヒーレントレーザレーダ装置(一般にコヒーレントライダと称される。)は、大気中のエアロゾルでも十分な散乱強度が得られるため、晴天時でも風速や風速分布の測定が出来る。このため、コヒーレントレーザレーダ装置は、空港設置や航空機搭載の乱気流を含む障害物検知装置として期待されている。
従来のコヒーレントレーザレーダ装置は、基準光源からの連続波(Continuous Wave:CW)の出力光の一部をパルス変調し、光増幅器により増幅することにより送信光を生成し、この送信光を送受信光学系より目標に向けて照射する。目標からの散乱光を送受信光学系で受信し、この受信光を基準光源からの出力光の一部(ローカル光)と混合して光受信部で検波することによりビート信号を出力し、このビート信号を信号処理して、目標までの距離、速度、密度分布、速度分布等の物理情報を測定する構成となっている。そして送信光のパルス化を行う光変調部にパルス駆動された音響光学素子(Acousto−Optic Modulator:AOM)が用いられている。
このようなコヒーレントレーザレーダ装置において、送信光を直線偏光とし、また光受信部におけるヘテロダイン検波効率を最大とするためにローカル光と受信光の偏波面を略一致させるために偏波制御器による制御を行ったものがある。(例えば、非特許文献1参照)
また、上記偏波制御器による制御を不要とするために、光学素子間のファイバに偏波保持型の光ファイバを採用し、送信光および受信光を特定の直線偏光としたものがある。ただし、光ファイバ増幅器の入射側に送受信光分離部を、出射側の送受信光学系の直前に45°ファラデーローテータを設け、光ファイバ増幅器を含む送受信光分離部と45°ファラデーローテータの間の受信光および送信光の伝送路は、シングルモードファイバで構成したものである。この場合シングルモードファイバの屈折率揺らぎにより偏波面が変動するが、レーザ光は45°ファラデーローテータを2回通過して偏光面を90°回転するので、これにより送受信光分離部と45°ファラデーローテータの間の偏波変動を補償している。(例えば、特許文献1参照)
また、特許文献1のコヒーレントレーザレーダ装置は、光ファイバ増幅器を光分離部と送受信光学系の間に設置したものであるが、光変調部と光分離部の間に光ファイバ増幅器を設置した構成も用いられている。(例えば、特許文献2参照)
G.N.Personand J.Eacock「Proceedings of 11th Coherent Laser Radar Conference」(Malvern,Worcestershire, UK, July 2001)のp.144-146 特開2003−307567号公報 特開2004−219207号公報
従来のコヒーレントレーザレーダ装置は、いずれも光変調部に音響光学素子(AOM)を用いたものであるが、光変調部においては以下に示す2つの課題が存在する。
第1の課題は光変調部のON/OFF消光比が十分得られなかったことである。音響光学素子を用いたパルス変調では、変調用の超音波信号が音響光学素子内に残響することに起因した光のキャリアリークが発生する。キャリアリークは光増幅器で増幅され、有意の大きさで光受信部に到達すると信号検出に悪影響を与える。このため、キャリアリークは十分に減衰させる、即ち、光変調部のON/OFF消光比を十分に取る必要があった。しかし通常の音響光学素子では十分なON/OFF消光比が得られないため、従来は音響光学素子2台による2段変調といった複雑な構成となっていた。
第2の課題は光変調部からの出力光の偏光状態の安定化が十分でなかったことである。音響光学素子内では複屈折が存在し、かつその時間的変動が起こることから、光変調部からの出力光の偏光状態に時間変動が生じることが分かってきた。この変動は送信光の出力あるいは特定偏光成分の出力変動の原因となり、最終的には受信信号レベルの変動を引き起こす。安定した受信信号レベルの測定を行うには、光変調部の出力光の偏光状態を安定させる必要がある。
この発明は、このような課題を解決するもので、光変調部に音響光学素子を用いても、単純な構成で十分なON/OFF消光比が得られ、しかも音響光学素子の複屈折による偏波変動を補償することができ、光変調部の出力光の偏光状態を安定できるようにしたレーザレーダ装置を得ることを目的とするものである。
この発明は、基準光源からの連続波のレーザ光の一部をパルス変調して増幅することにより送信光を生成し、この送信光を送受信光学系より目標に向けて照射すると共に、目標からの散乱光を送受信光学系で受信し、この受信光を基準光源からのレーザ光の一部と混合して検波することによりビート信号を出力し、このビート信号を信号処理して目標の情報を抽出するレーザレーダ装置において、レーザ光の一部をパルス変調する光変調部は、入力光と出力光を分離する入出力光分離手段と、音響光学素子からなる光変調手段と、入力光に対しほぼ全反射となる光全反射手段とからなり、光変調手段は入出力光分離手段からの入力光と光全反射手段からの反射光が通過して2回変調されるように構成され、光全反射手段は出射光の偏光面が入射光の偏光面に対し直交回転している偏光面回転機能を有しているものである。
また、この発明のレーザレーダ装置は、単一波長の直線偏光である連続波のレーザ光を出力する基準光源と、この基準光源からのレーザ光を第1および第2のレーザ光に分割する光分岐部と、第1のレーザ光をパルス変調する光変調部と、この光変調部でパルス化された第1のレーザ光を送信光として増幅する光増幅部と、送信光を目標に向けて照射し、目標からの散乱光の一部を受信光として受光する送受信光学系と、送信光と受信光を分離する光分離部と、光分岐部からの第2のレーザ光と光分離部からの受信光とを偏光面を略一致するように混合する光混合部と、この光混合部からの混合光を光コヒーレント検波する光受信部と、この光受信部からの受信信号に基づいて目標の情報を抽出する信号処理部とで構成され、光変調部は入出力光分離手段と、音響光学素子からなる光変調手段と、第1のレーザ光に対しほぼ全反射となる光全反射手段とからなり、第1のレーザ光が光変調手段を2回通過して変調されるように構成され、光全反射手段は出射光の偏光面が入射光の偏光面に対し直交回転している偏光面回転機能を有しているものである。
この発明に係わるレーザレーダ装置は、光変調部を入出力光分離手段と、音響光学素子からなる光変調手段と、レーザ光に対しほぼ全反射となる光全反射手段とで構成し、光変調手段では変調出力光を1台の音響光学素子で2重に変調しており、単純な構成で十分なON/OFF消光比が得られる効果がある。加えて、光全反射手段は出射光の偏光面が入射光の偏光面に対し直交回転している偏光面回転機能を有するので、音響光学素子の複屈折による偏波変動を補償することができ、光変調部の出力光の偏光状態を安定できる効果がある。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るレーザレーダ装置ついて図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係るレーザレーダ装置の構成を示す図、図2はこの発明の実施の形態1に係るレーザレーダ装置に使用される光変調部の具体的な構成を示す図である。以下、この発明のレーザレーダ装置をコヒーレントレーザレーダ装置の例で説明する。
図1の構成図において、レーザレーダ装置は、単一波長の直線偏光である連続波のレーザ光を出力する基準光源1と、基準光源1からのレーザ光を第1および第2のレーザ光に分割する光分岐部2と、光分岐部2で分離された第1のレーザ光をパルス変調する光変調部3と、光変調部3でパルス化された第1のレーザ光を送信光として増幅する光増幅部4と、光増幅部4で増幅された送信光を目標に向けて照射し、目標からの散乱光の一部を受信光として受光する送受信光学系5と、光増幅部4と送受信光学系5との間にあり送信光と受信光を分離する光分離部6と、光分岐部2からの第2のレーザ光と光分離部6からの受信光とを偏光面を略一致するように混合する光混合部7と、光混合部7からの混合光を光コヒーレント検波する光受信部8と、光受信部8からの受信信号に基づいて目標の情報を抽出する信号処理部9とからなる。
基準光源1から光受信部8に至る各光学部品間は光ファイバ、特に偏波保持型光ファイバ(PMF)により接続して、光の入出力を行なっている。図1では、偏波保持型光ファイバ(PMF)を太線矢印で示している。基準光源1から光受信部8に至る各光学部品間を除く光受信部8と信号処理部9との間は電気的な信号線で接続されている。光分岐部2から光混合部7までの各光学部品は偏波保持型の光学部品であり、特定の直線偏光の入力光に対し、その偏光状態を保持し、直線偏光として出力するように設計されている。各光学部品の出力光は、各光学部品間を接続する偏波保持型光ファイバのFast軸(速軸)あるいはSlow軸(遅軸)に沿った直線偏光となっている。
図1に基づいて、コヒーレントレーザレーダ装置の動作を説明する。基準光源1からの出力光は単一周波数の連続波のレーザ光であり、偏波保持型光ファイバのFast軸あるいはSlow軸に沿った直線偏光として出力される。基準光源1からの出力光は、光分岐部2において第1および第2のレーザ光に分岐される。第1のレーザ光は送信光として、第2のレーザ光は光コヒーレント検波のローカル光として用いられる。光変調部3は、第1のレーザ光をパルス変調する。上記パルス変調された第1のレーザ光は、光増幅部4で増幅された後、送信光として光分離部6を介して、送受信光学系5により目標に向けて照射される。
目標からの散乱光は、送信光とは逆の経路を経て、送受信光学系5により受信される。このとき、受信光の周波数は、目標の速度に応じたドップラーシフトを受けている。この受信光は、光分離部6において送信光と分離され、光混合部7に送られる。光混合部7では、光分岐部2からの第2のレーザ光と送受信光学系5からの受信光とを各々の偏光面が略一致するように混合する。光受信部8では、光混合部7からの混合光を光コヒーレント検波し、受信光とローカル光である第2のレーザ光のビート信号を出力する。信号処理器8では、上記ビート信号を信号処理し、受信光の受信強度、ラウンドトリップ時間、ドップラー周波数から目標までの距離、速度、密度分布、速度分布といった物理情報を測定する。
図2はレーザレーダ装置に使用される光変調部3の具体的構成を示す図である。この図2において、光変調部3は、入力光と出力光を分離する入出力光分離手段31と、音響光学素子(AOM)からなる光変調手段32と、光分岐部2で分岐された第1のレーザ光に対しほぼ全反射となる光全反射手段33とからなる。また、入出力光分離手段31と光変調手段32との間は入出力ファイバ34で接続され、光変調手段32と光全反射手段33との間は入出力ファイバ35で接続されている。これら入出力ファイバ34、35は偏波保持型光ファイバ(PMF)で構成される。
入出力光分離手段31は、偏波保持型光ファイバ(PMF)を接続してなる光入力ポート311と光出力ポート312、および光入力ポート311と光出力ポート312の偏波保持型光ファイバと入出力ファイバ34に接続され、光入力ポート311から入力された入力光を入出力ファイバ34に出力し、入出力ファイバ34からの出力光を光出力ポート312に導く偏波ビームスプリッタ313からなる。
光変調手段32は、音響光学手段321と音響光学手段321の変調信号を発生するAOM用のドライバ322およびパルス変調波形を生成する強度変調回路323からなる。音響光学手段321は、音響光学素子324とこの音響光学素子324の光入力側および光出力側に設けられたファイバコリメータ325aおよび325bを有している。またドライバ322は、キャリア周波数fAOの基準発振信号を発生する発振器326と、この基準発振器326からの基準発振信号と強度変調回路323からのパルス変調波形信号とを混合して、音響光学手段32に対する変調信号を発生するミキサ327を有している。
光全反射手段33は、ファラデーローテータ331と第1のレーザ光に対しほぼ全反射する全反射ミラー332およびファイバコリメータ333からなる。ファラデーローテータ331は、変調光が透過するファラデー素子と、変調光の波長の光に対しファラデー効果(磁気光効果)により光が1回通過するごとにその偏光面を45°回転させるための磁界を発生する磁石により構成される。したがってファラデーローテータ331は、通過する光の偏向面を45度回転させる素子で、このファラデーローテータ331にレーザ光が1往復透過すると偏光面が直交回転する。
図2に基づき光変調部2の機能を詳細に説明する。光分岐部2で分岐された第1のレーザ光の偏光面は光入力ポート311のFast軸あるいはSlow軸に平行であり、かつ偏波ビームスプリッタ313のP偏光と一致するように構成する。これにより、第1のレーザ光は光入力ポート311から入力し、偏波ビームスプリッタ313および入出力ファイバ34を介して光変調手段32に送られる。
光変調手段32において、ファイバコリメータ325aおよび325bは音響光学素子324における第1のレーザ光の1次回折光が入出力ファイバ35に結合するように構成される。ドライバ322において、発振器326からのキャリア周波数fAOの基準発振信号と強度変調回路323からのパルス変調波形信号をミキサ327で重畳することにより、音響光学素子324に対するパルス変調信号を発生する。上記パルス変調信号により音響光学素子324で変調された第1のレーザ光は入出力ファイバ35を介して、光全反射手段33に入力する。
光全反射手段33では、変調光はファイバコリメータ333によりコリメートされ、ファラデーローテータ331を透過し、全反射ミラー332で折り返され、再びファラデーローテータ331を透過し、ファイバコリメータ333により入出力ファイバ35に結合する。ファラデーローテータ331は変調光が1回通過するごとにファラデー効果によりその偏光面を45°回転させるためのものである。よって、ファラデーローテータ331を変調光が1往復することにより、光全反射手段33からの出力光の偏光面は入力光に対し90°回転(直交回転)することになる。
強度変調回路323からのパルス変調波形信号のパルス幅を光全反射手段33の往復に要する時間より大きく取ることにより、光全反射手段33からの出力光は再び光変調手段32においてパルス変調を受け、偏波ビームスプリッタ313に到達する。偏光面が直交回転しているので、偏波ビームスプリッタ313に対してはS偏光となって反射され、出力ポート312に結合する。このとき、出力光の偏光面は光出力ポート312のFast軸あるいはSlow軸に平行となっている。
上記の構成とすることにより、第1のレーザ光を1台の音響光学素子で構成された光変調手段32で2重にパルス変調をすることになる。通常の音響光学素子におけるパルス変調(1重)のON/OFF消光比は、変調用の超音波信号が音響光学素子内に残響することに起因した光のキャリアリークが存在するため、50〜60dB程度に抑えられている。この発明のように2重のパルス変調にすることにより、ON/OFF消光比は100dB以上と十分に高い値が得られる。
また、45°の回転角を有するファラデーローテータ331と全反射ミラー332を組み合わせた構成においては、ファラデーローテータ331と入出力光分離手段31間の偏波変動を補償することができる。音響光学素子の複屈折による偏波変動の時間変化は光変調部3の入出力に要する時間よりも十分に大きいことから、この発明の構成により音響光学手段321を含む偏波ビームスプリッタ313とファラデーローテータ331間の偏波変動の補償を行うことができる。即ち、光変調部3の出力光の偏光状態を安定できる効果がある。
以上のことから、上記の構成により、音響光学素子1台を用いた単純な構成で十分なON/OFF消光比と偏光状態の安定した変調出力光を同時に達成する光変調部を得ることができる。
また、偏波保持型光ファイバを用いて光学素子間の取り回しを行なえば、偏波制御器が不要で、小型で単純な構成の全光ファイバ型のコヒーレントレーザレーダ装置が得られる効果がある。
また、単一の光学素子であるファラデーローテータにより光全反射手段における偏光面回転機能を達成しているので単純な構成の光変調部が得られる効果がある。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2におけるレーザレーダ装置は、実施の形態1における光全反射手段33に使用される全反射ミラー332を、ファラデーローテータ331を構成するファラデー素子の一方の端面に誘電体多層膜による高反射膜を形成して全反射ミラーとしたものである。
即ち、ファラデーローテータ331の端面に高反射膜を形成してファラデーローテータミラーとし、実施の形態1におけるファラデーローテータ331と全反射ミラー332の変わりに用いるようにしたものである。このような構成により、実施の形態1と同様の効果が得られるだけでなく、構成部品の少ないより単純な構成の光変調部を得ることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3におけるレーザレーダ装置は、実施の形態1における入出力光分離手段31の構成を変更したものである。即ち、実施の形態1では、入出力光分離手段として偏波ビームスプリッタ313を用いた例を示したが、実施の形態3の発明は、入出力光分離手段31の偏波ビームスプリッタ313の代わりに偏波保持型の光サーキュレータとしたものである。この場合の入出力ファイバ34および入出力ファイバ35は、実施の形態1と同様に偏波保持型光ファイバまたはシングルモードファイバのどちらでも構わない。
なお、上記した実施の形態の説明において、各光学部品間を偏波保持型光ファイバで接続した全光ファイバ型構成のコヒーレントレーザレーダ装置の例を用いているが、各光学部品間の接続の一部あるいは全てを偏波保持型光ファイバから空間伝播による結合としても効果は同様に得られる。
この発明の実施の形態1に係るレーザレーダ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に使用される光変調部の具体的構成を示す図である。
符号の説明
1:基準光源、 2:光分岐部、
3:光変調部、 4:光増幅部、
5:送受信光学系、 6:光分離部、
7:光混合部、 8:光受信部、
9:信号処理部、 31:入出力光分離手段、
32:光変調手段、 33:光全反射手段13、
34:入出力ファイバ、 35:入出力ファイバ
311:光入力ポート、 312:光出力ポート、
313:偏波ビームスプリッタ、 321:音響光学手段、
322:AOM用ドライバ、 323:強度変調回路、
324:音響光学素子、 325a、325b:ファイバコリメータ、
326:基準発振器、 327:ミキサ、
331:ファラデーローテータ、 332:全反射ミラー、
333:ファイバコリメータ。

Claims (6)

  1. 基準光源からの連続波のレーザ光の一部をパルス変調して増幅することにより送信光を生成し、この送信光を送受信光学系より目標に向けて照射すると共に、前記目標からの散乱光を前記送受信光学系で受信し、この受信光を前記基準光源からのレーザ光の一部と混合して検波することによりビート信号を出力し、このビート信号を信号処理して前記目標の情報を抽出するレーザレーダ装置において、
    前記レーザ光の一部をパルス変調する光変調部は、入力光と出力光を分離する入出力光分離手段と、音響光学素子からなる光変調手段と、前記入力光に対しほぼ全反射となる光全反射手段とからなり、前記光変調手段は前記入出力光分離手段からの入力光と前記光全反射手段からの反射光が通過して2回変調されるように構成され、前記光全反射手段は出射光の偏光面が入射光の偏光面に対し直交回転している偏光面回転機能を有することを特徴とするレーザレーダ装置。
  2. 単一波長の直線偏光である連続波のレーザ光を出力する基準光源と、この基準光源からのレーザ光を第1および第2のレーザ光に分割する光分岐部と、前記第1のレーザ光をパルス変調する光変調部と、この光変調部でパルス化された第1のレーザ光を送信光として増幅する光増幅部と、前記送信光を目標に向けて照射し、目標からの散乱光の一部を受信光として受光する送受信光学系と、前記送信光と受信光を分離する光分離部と、前記光分岐部からの第2のレーザ光と前記光分離部からの受信光とを偏光面を略一致するように混合する光混合部と、この光混合部からの混合光を光コヒーレント検波する光受信部と、この光受信部からの受信信号に基づいて前記目標の情報を抽出する信号処理部とで構成され、前記光変調部は入出力光分離手段と、音響光学素子からなる光変調手段と、前記第1のレーザ光に対しほぼ全反射となる光全反射手段とからなり、前記第1のレーザ光が前記光変調手段を2回通過して変調されるように構成され、前記光全反射手段は出射光の偏光面が入射光の偏光面に対し直交回転している偏光面回転機能を有することを特徴とするレーザレーダ装置。
  3. 基準光源から光受信部までの構成部品の光の入出力が光ファイバによってなされたことを特徴とする請求項2に記載のレーザレーダ装置。
  4. 光ファイバが偏波保持型光ファイバであることを特徴とする請求項3に記載のレーザレーダ装置。
  5. 光全反射手段は、ファラデー効果によりレーザ光が1往復透過すると偏光面が直交回転するファラデーローテータを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のレーザレーダ装置。
  6. ファラデーローテータは端面にレーザ光に対する高反射膜を有しているファラデーローテータミラーであることを特徴とする請求項5に記載のレーザレーダ装置。
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