JP2008189371A - 梱包材 - Google Patents

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Abstract

【課題】被梱包物の荷重により被梱包物を包装する樹脂製の包装袋の破れが生じにくい梱包材を提供する。
【解決手段】段ボールパレット20の上面の四隅には樹脂製の包装袋7で全体を包装された被梱包物100の角部を受ける角部緩衝材15が配置され、上面中央には被梱包物100の底面を受ける矩形状の緩衝材2が配置されている。緩衝材2は、被梱包物100の底面を受ける天板3と、天板3の裏面に固定された複数の支柱4とで構成され、天板3の被梱包物100の底面から突出する複数の突出部101が対向する箇所には、突出部101が貫通する抜き穴5及び切り欠き9と、突出部101により下方へ押し広げられる十字型の切り込み10とが形成されており、段ボールパレット20の上面には包装袋7の破れを防ぐための樹脂製シート17が載置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電子機器等のような比較的重量の重い製品を梱包する梱包材に関するものである。
従来、電子機器等の梱包方法としては、図12に示すように、段ボールケース1内に輸送中の外部からの衝撃や振動を吸収する緩衝材2を配置し、その上に被梱包物100を載置する方法が一般的である。緩衝材としては、段ボールを折畳んだものや発泡スチロール、或いは材料として古紙を利用したリサイクル利用が可能なパルプモールド製緩衝材等が用いられる。しかし、発泡スチロールは公害や環境汚染の原因となり、パルプモールド製緩衝材は強度の面で20kgを超える重量物の梱包には使用できない。そこで、重量物の梱包には段ボールシート製の天板3と、積層段ボール製の支柱4とから成る緩衝材2が広く用いられている。
また、被梱包物100となる電子機器等の底面外側には設置用の台ゴムやキャスター、ビス等の突出部101が存在するため、緩衝材2にはそれらの突出部の形状及び突出位置に合わせて抜き穴5が形成されている。
このような従来の梱包方法においては、緩衝材の材質にもよるが、特に被梱包物が高重量の場合、被梱包物を緩衝材に直接接触させると被梱包物の表面塗装に傷付きや摩擦熱による溶融が発生したり、緩衝材が削られて発生した粉体が被梱包物の表面に付着したりするなどの不具合があった。そのため、通常は安価なポリエチレン等の樹脂フィルム製の包装袋に被梱包物を包装した状態で緩衝材に接触させていた。
しかし、樹脂製の包装袋に入れた被梱包物100を緩衝材2上に載置すると、図13に示すように、被梱包物100の自重により天面3に形成された抜き穴5のエッジ部6と被梱包物100とで包装袋7が擦られるため、包装袋7が破断してしまう。特に、被梱包物を湿気から保護するために包装袋7内の空気を抜いた状態で包装する、いわゆる減圧包装の場合、被梱包物100と包装袋7とが密着するため、包装袋7の摩擦及び破断は顕著なものとなり、破断が生じると包装袋7内に湿度の高い外部の空気が進入してしまうという問題点があった。また、包装袋7を厚くすることで、ある程度は破断を軽減できるものの、包装袋7の柔軟性が低下して梱包作業時における包装袋7の取り扱いが煩雑となる上、コスト面においても不利となっていた。
そこで、摩擦による包装袋の破れを防止する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、被梱包物を摺動性に優れた内外二重の包装材料で包装した後、パルプモールド緩衝材により画成された被梱包物収納空間に収納する梱包方法が開示されており、包装材料として発泡ポリエチレン袋、高密度ポリエチレン袋、及びポリエチレンフィルムをラミネートした発泡ポリエチレン袋が記載されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、共にポリエチレン製の包装材料で二重に包装しているため、抜き穴のエッジ部分で生じる摩擦熱により二重の包装材料が融着してしまい、包装材料間で滑りが発生せず袋が破れるおそれがあった。
特開2000−255640号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、被梱包物の荷重により被梱包物を包装する樹脂製の包装袋の破れが生じにくい梱包材を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、被梱包物を直接包装する樹脂フィルム製の第1包装材料と、該第1包装材料で包装された前記被梱包物を梱包する梱包箱と、該梱包箱の内面と前記被梱包物との隙間に配置される中空状の緩衝材と、を含む梱包材であって、前記緩衝材の前記被梱包物との接触面には、前記被梱包物の突出部が当接する部分に中心点から放射状に延びる3本以上の切り込みが設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の梱包方法において、前記緩衝材と前記第1包装材料との間に、前記第1包装材料と異なる材質の樹脂フィルムで形成された第2包装材料を配置したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の梱包方法において、前記第2包装材料の材質は、前記第1包装材料よりも融点の高い樹脂であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の梱包方法において、前記緩衝材の前記被梱包物との接触面には、前記切り込みと共に前記突出部が貫通する抜き穴又は切り欠きが形成されており、前記第2包装材料は、前記抜き穴又は切り欠きの少なくとも一部分を覆うように配置されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、被梱包物の突出部は緩衝材に形成された放射状の切り込みを押し広げて嵌り込む。このとき、切り込みによって形成される折り曲げ片は折り曲げ部を支点として揺動するためにエッジ部から第1包装材料に押圧力が作用せず、第1包装材料には表面が平滑な折り曲げ片の屈曲部のみが圧接される。これにより、輸送時に振動や衝撃が加えられた場合でも摩擦による包装袋の破断が効果的に抑制される。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の梱包材において、緩衝材と第1包装材料との間に第2包装材料を配置することにより、第1包装材料の破断をより確実に防止可能となる。また、第2包装材料は第1包装材料と異なる樹脂で形成されるため、摩擦熱による第1包装材料との融着を抑制できる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の梱包材において、第2包装材料の材質を第1包装材料よりも融点の高い樹脂とすることにより、第2包装材料と第1包装材料との融着をより効果的に抑制できる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の梱包材において、切り込みと共に緩衝材に形成された被梱包物の突出部が貫通する抜き穴又は切り欠きの少なくとも一部を覆うように第2包装材料を配置することにより、第1包装材料が抜き穴や切り欠きのエッジ部で直接擦られない。従って、切り込みの形成では突出部と緩衝材の干渉を十分に回避できない部分には抜き穴又は切り欠きを設けて干渉を回避しつつ、第1包装材料の破断も抑制可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る梱包材の構成を示す分解斜視図である。従来例の図12と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、ここでは段ボールケースの底部に運搬用パレットが付いたパレット付き段ボールケースへの梱包について示しており、段ボールパレット20は、段ボールケース1(図12参照)の底面を兼ねることとなる。このような段ボールパレット20を用いることにより、被梱包物100(ここでは複写機)を梱包後、さらに段ボールケース1をパレットに載せる必要がないため、特に大型の製品等の梱包及び運搬が容易となる。
段ボールパレット20の4辺にはフラップ21が立設されており、各フラップ21の中央には貫通穴21aが形成されている。段ボールパレット20の上面の四隅には被梱包物100の角部を受ける平面視L字型の角部緩衝材15が配置され、上面中央には被梱包物100の底面を受ける矩形状の緩衝材2が配置されている。なお、緩衝材2の構成については後述する。
被梱包物100は、緩衝材2及び角部緩衝材15と直接接触しないように樹脂フィルム製の包装袋7で全体を包装されている。包装袋7は、梱包作業性の面から被梱包物100の外形に沿って自由に変形する軟らかさを有することが好ましく、また、被梱包物100を取り出す際に破断され廃棄されるものであるため、できるだけ安価であることが望ましい。そのため、ポリエチレン製の包装袋7を用いることが好ましい。さらに、段ボールパレット20の上面には包装袋7の破断を防止するための樹脂製シート17が載置されている。
図2は第1実施形態の梱包材を構成する緩衝材の平面図、図3は緩衝材を図2の矢印A方向から見た側面図、図4は緩衝材の裏面図である。緩衝材2は、被梱包物100(図1参照)の底面を受ける天板3と、天板3の裏面の複数箇所(ここでは6箇所)に固定された積層段ボール製の支柱4とで中空状に構成されており、天板3の撓みにより被梱包物100への衝撃の伝達を緩和する。
天板3のうち、被梱包物100の底面から突出する複数の突出部101(図12参照)が対向する箇所には、突出部101が貫通する抜き穴5a〜5e及び切り欠き9と、突出部101により押し広げられる十字型の切り込み10が形成されている。これにより、天面3と突出部101との干渉が回避されて被梱包物100の底面全体が天面3上に当接するため、被梱包物100を緩衝材2上に安定して載置することができる。
また、天面3の隣接する二辺に沿って折り線11が形成されており、緩衝材2は折り線11を垂直に折り曲げた状態で段ボールパレット20内の所定位置に配置される。また、天面3には作業者が緩衝材2の設置方向を確認するための矢印型の方向指示マーク13が形成されている。
次に、本実施形態の梱包材を用いた梱包方法について説明する。先ず、段ボールパレット20上の所定位置に緩衝材2及び角部緩衝材15を配置する。次に、緩衝材2及び角部緩衝材15を覆うように樹脂製シート17を載置した後、予め包装袋7に入れられ、必要に応じて内部を脱気して減圧包装された被梱包物100を緩衝材2、角部緩衝材15の形状に合わせて載置し、筒状の側面部(図示せず)を被せる。側面部にはフラップ21の貫通穴21aと重なる位置に同一形状の貫通穴が形成されており、貫通穴21aと重ねた状態で留め具を差し込むことにより、段ボールパレット20と側面部とを一体に連結する。
図5は、第1実施形態の梱包材に被梱包物を梱包した状態での緩衝材2の切り込み10付近の断面拡大図である。図5に示すように、被梱包物100の底面の突出部(例えば台ゴム)101は、緩衝材2の天面3に形成された十字型の切り込み10を押し広げて嵌り込む。このとき、切り込み10によって形成される4箇所の折り曲げ片10bはそれぞれL字型のエッジ部を有するが、各折り曲げ片10bは屈曲部10aを支点として揺動するためにエッジ部から包装袋7に押圧力が作用しない。
即ち、包装袋7には表面が平滑な屈曲部10aのみが圧接されるため、輸送時に振動や衝撃が加えられた場合でも摩擦による包装袋7の破断が効果的に抑制される。さらに、包装袋7と天面3との間には樹脂製シート17が介在するため、包装袋7の破断をより確実に防止可能となる。
切り込み10の形状としては、図2に示した十字型に限らず、突出部101の挿入により天面3が内側に折り曲げられるような形状であれば良い。例えば図6(a)のように中心点Oから放射状に3本の切り込み10を形成しても良いし、図6(b)のように中心点Oから放射状に6本の切り込み10を形成しても良い。なお、切り込み10が長くなり、本数が増加するほど折り曲げ片10bを折り曲げ易くなって突出部101の挿入が容易になる。従って、突出部101の形状や突出量に応じて切り込み10の長さ及び本数を調整すれば良い。なお、図10(c)のように、中心点Oがある程度の面積を有する開口であっても良い。
図7は、第1実施形態の梱包材に被梱包物を梱包した状態での緩衝材2の抜き穴5付近の断面拡大図である。図7に示すように、突出部101が天面3に形成された抜き穴5を貫通する場合においても、包装袋7と天面3との間には樹脂製シート17が介在するため、包装袋7が抜き穴5のエッジ部6で直接擦られず包装袋7の破断を抑制可能となる。なお、切り欠き9と包装袋7との間、及び角部緩衝材15と包装袋7との間にも樹脂製シート17が介在するため、切り欠き9のエッジ部や角部緩衝材15に接触する包装袋7の破れも効果的に防止できる。
この樹脂製シート17は、包装袋7との摩擦係数が小さく、且つ緩衝材2、角部緩衝材15の凹凸形状に沿って装着できる軟らかさを有することが好ましいが、例えば包装袋7と同じポリエチレン製のシートを用いると、被梱包物100の荷重が集中する角部や抜き穴5のエッジ部6において摩擦熱が発生し、包装袋7と樹脂製シート17が融着して包装袋7に破れが生じる可能性がある。そのため、樹脂製シート17は包装袋7と異なる材質で形成される。例えば包装袋7がポリエチレン製である場合、樹脂製シート17はポリエチレンよりも融点の高い樹脂で形成することが好ましく、柔軟性やコストを考慮するとポリプロピレンが好ましい。
なお、抜き穴5や切り欠き9を設けずに、突出部101に対応する箇所全てに図2や図6に示したような切り込み10を形成しても良い。その場合、包装袋7の材質や厚み、或いは被梱包物100の重量によっては樹脂製シート17を用いなくても包装袋7の破断を防止できる。
図8は、本発明の第2実施形態に係る梱包材の構成を示す分解斜視図である。第1実施形態の図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、樹脂製シート17を段ボールパレット20の上面全体に載置するのではなく、裏面に粘着剤が付いたテープ状の樹脂製シート17を、緩衝材2の抜き穴5a及び5bを覆うように貼り付け固定している。緩衝材2の構成や包装袋7及び樹脂製シート17の材質、梱包方法については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態によれば、被梱包物100の荷重により包装袋7の破断が生じ易い抜き穴5a及び5b部分のみに樹脂製シート17を貼り付けているため、樹脂製シート17の使用量が最小限となってコスト面で有利となる上、樹脂製シート17の装着作業性も向上する。なお、本実施形態では第1実施形態のように樹脂製シート17が緩衝材2上を自由に移動しないため、図9(a)のように樹脂製シート17を抜き穴5全体を覆うように貼り付けた場合、樹脂製シート17の撓み量が小さいと、図9(b)に示すように、被梱包物100を載置しても突出部101が抜き穴5内に完全に収まらず、被梱包物100と天面3との間に隙間が生じる可能性がある。
そこで、図10(a)のように、樹脂製シート17で抜き穴5の一部分を覆うようにすれば、樹脂製シート17の撓み量を大きくすることができる。即ち、突出部101の突出量に応じて樹脂製シート17で覆われる部分の割合を調整することにより、被梱包物100と天面3を密着させて安定した梱包が可能となる。なお、図10(a)では樹脂製シート17に覆われていない側のエッジ部で包装袋7が破断する可能性があるため、図10(b)のように抜き穴5の両サイドを樹脂製シート17で覆うようにしても良い。
なお、図8では、緩衝材2の支柱4(図3参照)間に位置する抜き穴5a、5bのみを樹脂製シート17で覆う構成としている。これは、支柱4の近傍では天面3の撓みが少なくエッジ部6での包装袋7の摩擦がより大きくなることを考慮したものであるが、他の抜き穴5や切り欠き9にも樹脂製シート17を貼り付けても良い。
図11は、本発明の第3実施形態に係る梱包体の構成を示す分解斜視図である。本実施形態においては、樹脂製シート17を用いる代わりに、包装袋7の上から第2包装袋19で二重包装している。その他の構成は第1及び第2実施形態と同様である。本実施形態の構成によれば、被梱包物100の底面のみでなく側面や上面に当接する緩衝材との摩擦による包装袋7の破れも防止することができる。第2包装袋19は、樹脂製シート17と同様に包装袋7と異なる材質の樹脂フィルムで形成される。例えば包装袋7がポリエチレン製である場合、ポリエチレンよりも融点の高いポリプロピレン等が好ましい。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では天面3と支柱4から構成された緩衝材2を用いたが、パルプモールド製緩衝材等の内部が中空状である他の緩衝材を用いることもできる。また、被梱包物100の突出部101が角部緩衝材15と干渉する場合は、角部緩衝材15に切り込み10或いは抜き穴5、切り欠き9を形成すれば良い。さらに、切り込みや抜き穴、切り欠きが形成される緩衝材は被梱包物100の底面に接触する緩衝材2や角部緩衝材15に限られず、被梱包物100の側面や上面に接触する緩衝材であっても良い。
また、上記各実施形態では、段ボール箱の底面を兼ねる段ボールパレットと、筒状の側面部とを別部材とし、製品を段ボールパレット上に載置した後、段ボールパレットと側面部とを一体に連結するタイプの梱包材を例に挙げているが、図12のような底面及び側面が一体形成された一般的な段ボールケースにも適用できるのはもちろんである。
本発明は、被梱包物を直接包装する樹脂フィルム製の第1包装材料と、該第1包装材料で包装された被梱包物を梱包する梱包箱と、該梱包箱の内面と被梱包物との隙間に配置される中空状の緩衝材とを含み、緩衝材の被梱包物との接触面には、被梱包物の突出部が当接する部分に中心点から放射状に延びる3本以上の切り込みが設けられた梱包材である。
これにより、梱包体の輸送時に振動や衝撃が加えられた場合でも、摩擦による第1包装材料の破断が効果的に抑制される梱包材を簡便な構成で提供することができる。
また、緩衝材と第1包装材料との間に、第1包装材料と異なる材質の樹脂フィルムで形成された第2包装材料を配置したので、第1包装材料の破断をより確実に防止するとともに、摩擦熱による第1包装材料と第2包装材料の融着も抑制可能な優れた梱包材となる。さらに、第2包装材料を第1包装材料よりも融点の高い樹脂で形成すれば、第1包装材料と第2包装材料の融着をより確実に防止できる。
また、切り込みと共に緩衝材の上面に被梱包物の突出部が貫通する抜き穴又は切り欠きが形成されている場合、抜き穴又は切り欠きの少なくとも一部を覆うように第2包装材料を配置したので、切り込みでは突出部と緩衝材の干渉を回避できない部分には、従来のように抜き穴又は切り欠きを設けても第1包装材料が抜き穴や切り欠きのエッジ部で直接擦られず第1包装材料の破断を抑制可能となる。また、抜き穴又は切り欠きの周辺のみに第2包装材料を配置することで、樹脂製シートの使用量を低減でき、梱包作業性にも優れた梱包材となる。
は、本発明の第1実施形態に係る梱包材の構成を示す分解斜視図である。 は、第1実施形態の梱包材を構成する緩衝材の平面図である。 は、第1実施形態の梱包材を構成する緩衝材の側面図である。 は、第1実施形態の梱包材を構成する緩衝材の裏面図である。 は、第1実施形態の梱包材に被梱包物を梱包した状態での緩衝材の切り込み付近の断面拡大図である。 は、切り込みの他の形状を示す平面図である。 は、第1実施形態の梱包材に被梱包物を梱包した状態での緩衝材の抜き穴付近の断面拡大図である。 は、本発明の第2実施形態に係る梱包体の構成を示す分解斜視図である。 は、抜き穴全面に樹脂製シートが貼り付けられた状態を示す部分平面図(図9(a))及び被梱包物が載置された状態での抜き穴周辺の断面図(図9(b))である。 は、樹脂製シートの他の貼り付けパターンを示す平面図である。 は、本発明の第3実施形態に係る梱包体の構成を示す分解斜視図である。 は、従来の梱包材に被梱包物を梱包した状態を示す概略断面図である。 は、被梱包物を包装袋に入れた状態で従来の梱包材に梱包した場合の突出部周辺の断面拡大図である。
符号の説明
1 段ボールケース
2 緩衝材
3 天面
4 支柱
5 抜き穴
6 エッジ部
7 包装袋(第1包装材料)
9 切り欠き
10 切り込み
10a 屈曲部
10b 折り曲げ片
15 角部緩衝材
17 樹脂製シート(第2包装材料)
19 第2包装袋(第2包装材料)
20 段ボールパレット
100 被梱包物
101 突出部

Claims (4)

  1. 被梱包物を直接包装する樹脂フィルム製の第1包装材料と、該第1包装材料で包装された前記被梱包物を梱包する梱包箱と、該梱包箱の内面と前記被梱包物との隙間に配置される中空状の緩衝材と、を含む梱包材であって、
    前記緩衝材の前記被梱包物との接触面には、前記被梱包物の突出部が当接する部分に中心点から放射状に延びる3本以上の切り込みが設けられることを特徴とする梱包材。
  2. 前記緩衝材と前記第1包装材料との間に、前記第1包装材料と異なる材質の樹脂フィルムで形成された第2包装材料を配置したことを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記第2包装材料の材質は、前記第1包装材料よりも融点の高い樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の梱包材。
  4. 前記緩衝材の前記被梱包物との接触面には、前記切り込みと共に前記突出部が貫通する抜き穴又は切り欠きが形成されており、前記第2包装材料は、前記抜き穴又は切り欠きの少なくとも一部分を覆うように配置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の梱包材。
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