JP2008187789A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力のフィードバック制御を行なう制御回路を備え負電圧を生成して出力するDC/DCコンバータにおいて、入力電圧が低くても制御回路が正常に動作することができるようにする。
【解決手段】 出力のフィードバック電圧(VFB)と基準となる電圧(VREF)との電位差を検出し電位差に応じた電圧を出力する誤差アンプ(33)と、該誤差アンプの出力に基づいてインダクタンス素子(コイルL0)に電流を流すスイッチング素子(SW0)をオン、オフさせる制御パルス信号を生成する制御パルス生成回路(PWMコンパレータ:34)とを備え、正の入力電圧を受けて負電圧を生成して出力するDC/DCコンバータにおいて、生成された負の出力電圧を回路の低電位側の電源端子(VSS)に供給し、入力電圧と出力電圧とを電源電圧として回路を動作させるようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、スイッチング電源装置さらには正の入力電圧から負電圧を生成して出力する反転型DC/DCコンバータに関し、特に、比較的低い入力電圧でも動作可能なDC/DCコンバータに関する。
正の直流入力電圧を、負の直流電圧に変換して出力するスイッチング電源装置として、図5に示すような反転型DC/DCコンバータがある。このような反転型DC/DCコンバータは、例えば特許文献1に開示されている。なお、特許文献1に開示されているDC/DCコンバータは、例えば+5Vの電源電圧Vccを入力電圧として+12Vのような正電圧と−5Vのような負電圧を生成して出力するように構成されている。図5のDC/DCコンバータは、特許文献1の実施例の回路(第2図)のうち下側半分の負電圧を生成する部分の概略を示している。
図5に示す反転型DC/DCコンバータは、入力電圧Vinを受けてインダクタ(コイル)L0に間歇的に電流を流すスイッチング素子SW0と、SW0とL0との接続ノードと出力端子OUTとの間に逆方向接続された整流用ダイオードD0、出力端子OUTと接地点の間に接続された平滑容量C0、出力Voutを抵抗分割したフィードバック電圧VFBと基準となる電圧(接地電位)との電位差を検出する誤差アンプE−AMP、該誤差アンプの出力と発振器OSCからの発振信号を入力とし前記電位差に応じたパルス幅を有するパルス信号を生成するPWMコンパレータCMP、CMPの出力を受けてスイッチング素子SW0をオン、オフ駆動するドライバDRVなどから構成されている。上記スイッチング素子SW0と各回路は1つの半導体チップ上に半導体集積回路として構成されており、この半導体集積回路は入力電圧Vin(+5V)と接地電位GND(0V)とを電源電圧として動作するようにされている。
特開昭61−177160号公報
図5に示す反転型DC/DCコンバータにおいては、入力電圧Vin(+5V)と接地電位GND(0V)で動作する誤差アンプE−AMPへ負の電圧をフィードバックするわけにはいかないので、出力端子OUTと接地点の間に直列接続された抵抗R1,R2および容量C1からなる帰還回路を設けて、フィードバック電圧VFBである抵抗R1,R2の接続ノードの電位が0Vもしくはそれより若干高い電位になるように、抵抗R2の他方の端子にレベルシフト用の基準電圧VREFを印加するように構成されている。
この基準電圧VREFには例えば1.25Vが選択されることがある。その場合、回路の電源電圧である入力電圧Vinは1.25V以上なければ回路は正常に動作することができない。そのため、図5のコンバータは、マンガン乾電池やニッケル水素電池のような電圧の低い電池1本で動作する装置には使用することができない。
また、DC/DCコンバータでは、出力電圧の急な立ち上がりによるICへの突入電流を防止するために、出力電圧をゆっくりと立ち上げるいわゆるソフトスタート機能が設けられるが、特許文献1の発明では、このソフトスタートの制御を、抵抗R2の他方の端子に印加する上記基準電圧VREFで行なうようにしている。具体的には、図6に示すように、基準電圧VREFを0Vから1.25Vに向けて徐々に立ち上げることによって出力電圧Voutの急な立ち上がりを防止している。そのため、基準電圧VREFを出力するための外部端子およびそれを駆動するバッファが必要であり、チップサイズの増大を招くという不具合があった。
この発明の目的は、出力のフィードバック制御を行なう制御回路を備え負電圧を生成して出力するDC/DCコンバータにおいて、入力電圧が低くても制御回路が正常に動作することができ、それによって電池1本で動作する装置にも容易に適用できるようにすることにある。
本発明は、上記目的を達成するため、出力のフィードバック電圧と基準となる電圧との電位差を検出し電位差に応じた電圧を出力する誤差増幅回路(誤差アンプ)と、該誤差増幅回路の出力に基づいてインダクタンス素子(コイル)に入力電圧を印加して電流を流すスイッチング素子をオン、オフさせる制御パルス信号を生成する制御パルス生成回路(PWMコンパレータ)とを備え、正の入力電圧を受けて負電圧を生成して出力するDC/DCコンバータにおいて、生成された負の出力電圧を回路の低電位側の電源端子に供給し、入力電圧と出力電圧とを電源電圧として回路を動作させるようにしたものである。
このような構成によれば、誤差アンプにフィードバックされる電圧が負電圧であっても回路が動作することができるため、入力電圧が低くても正常に動作することができるとともに、フィードバック電圧を生成する抵抗の一端に印加されてフィードバック電圧が0V以下にならないようにするための基準電圧を出力する必要がないようにすることができる。
ここで、望ましくは、誤差アンプに供給される基準となる電圧を生成する基準電圧発生回路と、周波数およびデューティ比が一定の固定デューティパルス信号を生成する回路と、前記基準となる電圧が所定のレベル以下になったか否かを検出して制御信号を出力する信号生成回路(ソフトスタート回路)とを設けて、入力電圧印加開始後、前記基準となる電圧が所定のレベルになるまでは前記制御信号で前記固定デューティパルス信号を選択して該固定デューティパルス信号によって前記スイッチング素子をオン、オフ動作させ、また前記基準となる電圧が所定のレベル以下になった後は上記制御パルス信号を選択して該制御パルス信号によってスイッチング素子をオン、オフ動作させるようにする。
このような構成によれば、出力のフィードバック制御を行なう制御回路を備え負電圧を出力するDC/DCコンバータにおいて、入力電圧が低くても動作を保証することができるようになる。また、制御回路を半導体集積回路で構成する場合、レベルシフト用の基準電圧をチップ外部へ出力する必要がないため、チップサイズを低減することができる。
本発明に従うと、出力のフィードバック制御を行なう制御回路を備え負電圧を生成して出力するDC/DCコンバータにおいて、入力電圧が低くても制御回路が正常に動作することができ、それによって電池1本で動作する装置にも容易に適用できるようになるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したスイッチング・レギュレータ方式の反転型DC/DCコンバータの一実施の形態を示す構成図である。
この実施の形態の反転型DC/DCコンバータ10は、MOSFETなどのトランジスタからなるスイッチング素子SW0をオンすることでインダクタンス素子としてのコイルL0に直流入力電圧Vinを印加して電流を流し、次にスイッチング素子SW0をオフしてコイルL0に流れている電流を整流用ダイオードD0から引き抜くことで出力端子OUTに負の出力電圧Voutを出力するものである。
この実施形態の反転型DC/DCコンバータ10は、電気エネルギーを蓄積するコイルL0と、入力電圧Vinが印加される入力端子INとコイルL0との間に設けられオン・オフ動作によりコイルL0に間歇的に入力電圧Vinを印加するスイッチング素子SW0と、コイルL0と出力端子OUTとの間に逆方向接続された整流素子としてのダイオードD0と、出力端子OUTとグランドとの間に接続された平滑コンデンサC0と、上記スイッチング素子SW0のオン、オフ制御信号を生成する制御回路30と、出力端子OUTとグランドとの間に直列に接続され上記制御回路30へのフィードバック電圧VFBを生成する分割抵抗R1,R2とを備える。
特に限定されるものでないが、この実施形態では、上記制御回路30とスイッチング素子SW0は、単結晶シリコンのような半導体チップ上に半導体集積回路(以下、電源制御用ICと称する)として形成されており、コイルL0や整流用ダイオードD0、平滑コンデンサC0、分割抵抗R1,R2には外付けのディスクリート部品が用いられる。
電源制御用IC40は、正の入力電圧Vinが印加される入力端子INと、上記コイルL0の一方の端子と整流用ダイオードD0のカソード端子が接続される外部端子P1と、分割抵抗R1,R2で生成されたフィードバック電圧VFBが印加される外部端子P2と、低電位側の電源端子VSSとが設けられている。
また、上記入力端子INと外部端子P1との間にMOSFETからなる上記スイッチング素子SW0が接続されており、上記電源端子VSSに出力端子OUTから出力される負電圧Voutが印加され、上記制御回路30は入力端子INに印加された例えば+5Vのような正の入力電圧Vinと生成された負電圧Voutを電源電圧として動作するように構成されている。
上記制御回路30は、例えば−0.8Vのような基準電圧VREFを発生する基準電圧発生回路31、所定の周波数の三角波もしくは鋸歯を発生する発振器(OSC)32、上記基準電圧発生回路31で発生された基準電圧VREFと上記外部端子P2に印加されたフィードバック電圧VFBとの電位差を検出する誤差アンプ(E−AMP)33、該誤差アンプ33の出力と上記発振器32からの発振信号を入力とし出力電圧Voutに応じたパルス幅のパルス信号を生成するPWMコンパレータ(CMP)34、該コンパレータ34の出力を受けてスイッチング素子SW0をオン、オフ駆動するドライバ(DRV)35を備える。コイルL0には比較的大きな電流が流されるため、スイッチング素子SW0を構成するMOSFETの素子サイズも大きくなるので、ドライバ35を設けて駆動することで、コンパレータ34やフリップフロップ36の出力段の素子サイズを小さくすることができる。
さらに、制御回路30は、上記発振器32の出力を入力とするトグル型フリップフロップ(T−FF)36、該フリップフロップ36の出力または上記PWMコンパレータ34の出力(PWMパルス)のいずれか一方を選択して上記ドライバ35へ伝達する切替えスイッチ37、上記基準電圧発生回路31で発生された基準電圧VREFが所定のレベルに達したのを検出して上記切替えスイッチ37の切替え制御信号CCを生成するソフトスタート回路38を備える。フリップフロップ36の出力は、上記発振器32の出力が供給されると入力信号の周期でハイレベルとロウレベル交互に反転する。
これにより、フリップフロップ36は、周波数およびデューティ比が一定の固定デューティパルス信号を生成する回路として機能する。トグル型フリップフロップ36を用いることにより、容易に固定デューティのパルス信号を生成することができる。そして、この固定デューティパルス信号が切替えスイッチ37によってドライバ35へ供給されてスイッチング素子SW0がオン、オフ駆動されると、コンバータは通常動作時よりも絶対値の小さい負の出力電圧Voutを生成するように動作する。
切替えスイッチ37によってPWMコンパレータ34の出力がドライバ35へ供給されてスイッチング素子SW0がオン、オフ駆動されると、コンバータは上記固定デューティ動作時よりも絶対値の大きい負の出力電圧Voutを生成するように動作する。本実施形態では、通常動作時にフィードバック電圧VFBがおよそ−0.8Vとなり、固定デューティ動作時にフィードバック電圧VFBがおよそ−0.3Vとなるように、各素子や回路の定数が設定されている。
ソフトスタート回路38は、基準電圧VREFのレベルを検出する機能を備え、基準電圧VREFが所定のレベルになるまでは切替えスイッチ37が固定デューティパルス信号を選択し、基準電圧VREFが所定のレベル以下になるとPWMパルスを選択するように切替え制御信号CCを変化させる。また、ソフトスタート回路38は、基準電圧VREFが所定のレベルになるまでは基準電圧VREFが誤差アンプ33に供給されないように遮断し、基準電圧VREFが所定のレベル以下になると基準電圧VREFを誤差アンプ33に伝達させるように内部状態が変化する。
基準電圧発生回路31は、入力電圧Vinを基準にして基準電圧VREFを生成することも可能であるが、この実施形態では接地電位(GND)を基準にして基準電圧VREFを生成するように構成されている。これにより、入力電圧Vinが変動しても安定した基準電圧VREFを生成することができる。なお、基準電圧発生回路31が接地電位(GND)を基準にして基準電圧VREFを生成する場合、電源制御用IC40には上記電源端子VSSの他に接地電位(GND)を印加する外部端子が必要になる。
そのため、接地端子の他に基準電圧出力端子を有する図5の従来装置に比べて端子数節減の利点は得られないが、図5の従来装置では基準電圧VREFを基準電圧出力端子へ出力するため大きなサイズの素子からなるバッファBFFが必要であるのに対し、本実施形態では基準電圧VREFを外部へ出力する必要がないためそのようなバッファが不要であり、それによってチップ全体のサイズを従来装置よりも低減することができる。
また、入力電圧Vinを基準にして基準電圧VREFを生成するように基準電圧発生回路31を構成すれば、入力電圧Vinの変化に応じて基準電圧VREFも変化することになるが、従来装置よりも外部端子の数を減すことができ、より一層チップサイズを低減することができるようになる。
次に、本実施形態のDC/DCコンバータの動作を、図2を参照しながら説明する。
図1の電源制御用IC40の入力端子INに入力電圧Vinが印加されると、基準電圧発生回路31が動作を開始して、図2に示すように、その時点t1から基準電圧VREFが徐々に下がり始める。このとき出力電圧Voutは0Vであるため、基準電圧VREFの変化はゆっくりとしたものである。
一方、入力電圧Vinが印加された直後は切替えスイッチ37がフリップフロップ36側に接続されており、フリップフロップ36からの固定デューティパルス信号がドライバ35へ供給されてスイッチング素子SW0のオン、オフ駆動が開始される。すると、コンバータの出力電圧Voutはドライバ35の駆動パルスのデューティに応じた負の電圧−V1まで変化し、その負電圧が電源端子VSSに供給される。
それによって、基準電圧VREFがさらに下がる。そして、基準電圧VREFが所定のレベルV0まで下がると、ソフトスタート回路38がそれを検出して切替え制御信号CCが変化し、切替えスイッチ37がPWMコンパレータ34側に切り替えられて、PWMパルスがドライバ35へ供給されてスイッチング素子SW0がPWMパルスでオン、オフ駆動されるようになる(タイミングt2)。
また、このときソフトスタート回路38は基準電圧VREFが誤差アンプ33へ供給されるようにし、それによって誤差アンプ33の出力がフィードバック電圧VFBに応じて変化するようになる。PWMパルスのパルス幅は誤差アンプ33の出力に依存し、誤差アンプ33の出力は基準電圧VREFとフィードバック電圧VFBとの電位差に比例しており、動作開始直後は出力電圧Voutがまだ十分に下がっていないため、PWMパルスのパルス幅は比較的広くそれによって出力電圧Voutとフィードバック電圧VFBがさらに下がる。
そして、出力電圧Voutがあるレベルまで下がりそれに応じてフィードバック電圧VFBが−0.8Vのような所定の電位−V2まで下がった時点t3で、基準電圧VREFとフィードバック電圧VFBとの電位差が0となってPWMパルスのパルス幅がほとんど変化しなくなる。その後、出力電圧Voutの変動に応じてPWMパルスのパルス幅がフィードバック制御され、出力電圧Voutが一定に保たれる。それによって、フィードバック電圧VFBもほぼ一定となる。
上記のように、本実施形態のDC/DCコンバータにおいては、発生された負の出力電圧Voutが電源制御用IC40の低電位側の電源端子VSSに供給されて、IC内部の回路は負の電圧を電源電圧として動作するため、出力電圧Voutに比例したフィードバック電圧VFBが負の電位であっても正常な動作が可能となる。つまり、図3に示すように、本実施形態のDC/DCコンバータの動作電圧範囲Bは、従来のDC/DCコンバータ(図5)の動作電圧範囲Aに比べて広くなり、それによって入力電圧Vinが1.25V以下に下がったとしても安定した動作が可能となる。
図4には、本発明を適用した反転型DC/DCコンバータの変形例が示されている。
この変形例は、−0.9〜1.5Vのような入力電圧Vinを受けて−15Vのような非常に深い負電圧を生成して出力するDC/DCコンバータにおいて、出力される負電圧Voutが、例えば絶対最大定格が7Vであるような電源制御用IC40の低電位側の電源端子VSSにそのまま印加されると、故障の原因となるので、出力端子OUTと電源端子VSSとの間に−15Vのような出力電圧Voutを例えば−5V程度に変換するLDO(Low Drop Out)と呼ばれる負電圧電源用のレギュレータ50を設けたものである。
また、この変形例では、スイッチング素子SW0としてオンチップの素子でなく外付け素子を用いている。上記のようなレギュレータを設けて、緩和された負電圧を電源端子VSSに印加することにより、制御用IC40の内部の素子に耐圧以上の電圧が印加されて素子が破壊されてしまうのを回避することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、整流用ダイオードD0を半導体チップに内蔵する方式もある。また、整流用ダイオードD0の代わりにスイッチング素子を使用して、同期整流方式でオン、オフさせるように構成することも可能である。スイッチング素子(SW0)はMOSFETでなくバイポーラ・トランジスタであってもよい。制御用IC40は、内部に基準電圧発生回路や発振回路を持たず外部から基準電圧VREFや三角波などの信号の供給を受けるように構成されたものであっても良い。
さらに、上記実施の形態では、誤差アンプの出力に応じて駆動パルスのパルス幅を変化させるPWM制御方式のDC/DCコンバータに適用したものを説明したが、パルス幅を一定とし誤差アンプの出力に応じて駆動パルスの周波数を変化させるいわゆるPFM制御方式のDC/DCコンバータに適用することができる。
また、上記実施の形態では、基準電圧VREFが所定のレベルV0まで下がったタイミングt2でソフトスタート回路38が基準電圧VREFを誤差アンプ33へ供給させるようにしているが、基準電圧VREFを最初から誤差アンプ33へ供給させるように構成してもよい。この時点ではまだ切替えスイッチ37がフリップフロップ36側に接続され、PWMパルスの供給が遮断されているためである。
さらに、上記の実施の形態では、切替えスイッチ37がPWMコンパレータ34側に切り替わった後もフリップフロップ36が動作しているが、ソフトスタート回路38から出力される切替え制御信号CCによって切替えスイッチ37がPWMコンパレータ34側に切り替わるのと同期して、切替え制御信号CCによってフリップフロップ36をリセット状態にしたりフリップフロップ36への発振信号の供給を遮断したりして、フリップフロップの動作を停止させるようにしてもよい。これにより、定常状態(PWM制御中)での消費電力を減らすことができる。
また、切替えスイッチ37が固定デューティパルス信号を選択している間は、誤差アンプ33やPWMコンパレータ34の電流源をソフトスタート回路38からの切替え制御信号CCを用いてオフさせるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、本発明をスイッチング・レギュレータ方式のDC/DCコンバータに適用した場合を説明したが、本発明は容量から容量へ電荷を転送して負電圧を発生するいわゆるチャージポンプ方式のDC/DCコンバータにも適用することができる。
本発明を適用した反転型DC/DCコンバータの一実施の形態を示す構成図である。 本発明の実施の形態の反転型DC/DCコンバータにおける基準電圧と出力電圧の変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態の反転型DC/DCコンバータと従来の反転型DC/DCコンバータの動作電圧範囲の違いを示す説明図である。 本発明を適用した反転型DC/DCコンバータの変形例を示す構成図である。 従来の反転型DC/DCコンバータの一例を示す構成図である。 従来の反転型DC/DCコンバータにおける基準電圧と出力電圧の変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 反転型DC/DCコンバータ
30 制御回路
40 制御用IC
31 基準電圧発生回路
32 発振回路
33 誤差増幅回路(誤差アンプ)
34 制御パルス生成回路(PWMコンパレータ)
35 駆動回路(ドライバ)
36 固定デューティパルス生成回路(フリップフロップ)
37 切替えスイッチ
38 信号生成回路(ソフトスタート回路)
L0 インダクタンス素子(コイル)
SW0 スイッチング素子(トランジスタ)
D0 整流用ダイオード
C0 平滑容量
R1,R2 出力検出用分割抵抗
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
OUT 出力端子
CMP PWMコンパレータ
AMP 誤差増幅回路

Claims (8)

  1. 出力のフィードバック制御を行なう制御回路を備え、正の入力電圧を受けて負の電圧を出力するDC/DCコンバータであって、
    生成された負の出力電圧が前記制御回路の低電位側の電源端子に供給され、前記入力電圧と出力電圧とを電源電圧として前記制御回路が動作されるように構成されていることを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 入力電圧が印加されて電流を流すインダクタンス素子と、前記インダクタンス素子に入力電圧を印加させるスイッチング素子と、出力のフィードバック電圧と基準となる電圧との電位差を検出し電位差に応じた電圧を出力する誤差増幅回路と、前記誤差増幅回路の出力に基づいて前記スイッチング素子をオン、オフさせる制御パルス信号を生成する制御パルス生成回路とを備え、正の入力電圧を受けて負電圧を生成して出力するDC/DCコンバータであって、生成された負の出力電圧が回路の低電位側の電源端子に供給され、前記入力電圧と出力電圧とを電源電圧として回路が動作するように構成されていることを特徴とするDC/DCコンバータ。
  3. 前記誤差増幅回路に供給される基準となる電圧を生成する基準電圧発生回路と、周波数およびデューティ比が一定の固定デューティパルス信号を生成する固定デューティパルス生成回路と、前記基準となる電圧が所定のレベル以下になったか否かを検出して制御信号を生成する信号生成回路とをさらに備え、
    入力電圧印加開始後、前記基準となる電圧が所定のレベルになるまでは前記制御信号に基づいて前記固定デューティパルス信号が選択され該固定デューティパルス信号によって前記スイッチング素子がオン、オフ動作され、前記基準となる電圧が所定のレベル以下になった後は前記制御パルス信号が選択され該制御パルス信号によって前記スイッチング素子がオン、オフ動作されることを特徴とする請求項2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記基準電圧発生回路と前記誤差増幅回路と前記制御パルス生成回路と前記固定デューティパルス生成回路と前記信号生成回路は一つの半導体チップ上に半導体集積回路として形成され、前記入力電圧と出力電圧との電位差は前記半導体集積回路の最大定格電圧以上であり、出力端子と前記半導体集積回路の低電位側の電源端子との間には出力電圧のレベルを小さくして前記低電位側の電源端子に供給するレギュレータが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記基準電圧発生回路は、接地電位を基準として前記基準となる電圧を生成するように構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記固定デューティパルス生成回路は、所定の周波数の信号を入力とするトグル型フリップフロップ回路であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  7. 所定の周波数の信号を生成する発振回路を備え、前記制御パルス生成回路は前記誤差増幅回路の出力と前記発振回路から出力される信号とを比較して前記誤差増幅回路の出力電圧に応じたパルス幅を有するパルス信号を出力するコンパレータであることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  8. 前記制御パルス信号または前記固定デューティパルス信号に基づいて前記スイッチング素子をオン、オフ駆動する信号を出力する駆動回路を有することを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
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