JP2008186989A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化してもMOSトランジスタ上に形成されるストレス膜を精度良く形成できる構造の半導体装置を得る。
【解決手段】ソース・ドレイン領域12,32上に設けられ、ゲート電極14(34)と同程度の形成高さに形成した層間絶縁膜2を含む全面に引っ張り性ストレス膜3を凹凸なく平坦に形成する。その後、PMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3を選択的に除去する。そして、層間絶縁膜2を含む全面に圧縮性ストレス膜5を凹凸なく平坦に形成した後、NMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5を選択的に除去する。
【選択図】図8

Description

この発明は、MOSトランジスタを含む半導体装置およびその製造方法に関する。
「MOS」という用語は、古くは金属/酸化物/半導体の積層構造に用いられており、Metal-Oxide-Semiconductorの頭文字を採ったものとされている。しかしながら特にMOS構造を有する電界効果トランジスタ(以下、単に「MOSトランジスタ」と称す)においては、近年の集積化や製造プロセスの改善などの観点からゲート絶縁膜やゲート電極の材料が改善されている。
例えばMOSトランジスタにおいては、主としてソース・ドレインを自己整合的に形成する観点から、ゲート電極の材料として金属の代わりに多結晶シリコンが採用されてきている。また電気的特性を改善する観点から、ゲート絶縁膜の材料として高誘電率の材料が採用されるが、当該材料は必ずしも酸化物には限定されない。
従って「MOS」という用語は必ずしも金属/酸化物/半導体の積層構造のみに限定されて採用されているわけではなく、本明細書でもそのような限定を前提としない。即ち、技術常識に鑑みて、ここでは「MOS」とはその語源に起因した略語としてのみならず、広く導電体/絶縁体/半導体の積層構造をも含む意義を有する。
近年のMOSトランジスタを含む半導体装置の製造においては、短チャネル特性やトンネルリークの増大等により、スケーリングによる高性能化が図れなくなってきた。これを補う手法の1つとして、チャネル領域に局所的な歪を印加することによる性能の向上が積極的に行われている。局所歪の印加にはいくつかの方法があるが、代表的なものの1つとして引っ張り性(Tensile)や圧縮性(Compressive)のストレスを持つライナ窒化膜(コンタクト層間の底にあり、コンタクトエッチングのストップ層として働く)等のストレス膜による歪印加がある。NMOSトランジスタに対しては引っ張り性ストレス、PMOSトランジスタに対しては圧縮性ストレスをもつストレス膜をそれぞれ適用することにより、キャリアの移動度が向上する。上記したストレス膜(ライナ窒化膜)は例えば非特許文献1に開示されている。
C.D.Sheraw et al.,「Dual Stress Liner Enhancement in Hybrid Orientation Technology」 2005 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers,pp.12-13
ストレス膜により印可する歪みが大きいとキャリアの移動度向上がより大きくなるため、より高ストレスの膜をより厚く形成し、トランジスタの駆動力アップを図る事が重要となる。加えて、歪みによりアップした駆動力にばらつきが発生すると回路構成上不具合が生じるため、ばらつきを小さくすることが重要となる。つまり、ストレス膜の形成によりトランジスタの駆動力をばらつきなく向上させる必要がある。
一方で、例えばNMOSトランジスタに対して高ストレスの引っ張り性ストレスのライナシリコン窒化膜を形成する手法としては、まず膜密度の小さい膜をプラズマCVD法を用いて形成する。膜密度が小さい膜は、一般的にカバレッジ(膜の被覆性)が悪い。その後、UV照射等により膜密度を高くし引っ張り性ストレスをさらにアップさせる処理を実施する。このため、SW(サイドウォール)下端でのライナシリコン窒化膜のくびれ部(膜が薄く折れ曲がった箇所)でのストレス集中が大きくなり、膜が厚いとスリットが入ってしまう。このスリットが入る、或いはスリットの入り具合にばらつきが発生すると、駆動力にもばらつきが発生しまうという問題点があった。
図40は上記問題点を指摘する説明図である。図40はNMOSトランジスタを例に挙げている。同図に示すように、Pウェル領域11の上層部に選択的にN+ソース・ドレイン領域12が選択的に形成され、N+ソース・ドレイン領域12,12間のPウェル領域11上にゲート酸化膜13が形成され、ゲート酸化膜13上にゲート電極14が形成され、ゲート電極14上及びN+ソース・ドレイン領域12の一部上にシリサイド膜17がそれぞれ形成される。
一方、ゲート電極14(及びシリサイド膜17)の両側面からN+ソース・ドレイン領域12の一部上にかけてサイドウォールライナー膜15が形成され、サイドウォールライナー膜15の側面及び上面にサイドウォール16が形成される。このような構成のNMOSトランジスタが複数形成されたNMOS形成領域の全面をストレス膜60が覆って形成される。
このような構成において、ストレス膜60がL字状に折れ曲がる部分及びその周辺のくびれ部51において、ストレスが集中する。その結果、NMOSトランジスタの駆動能力にもバラツキが生じてしまう。
また、引っ張り性ストレスのライナシリコン窒化膜をストレス膜としてPMOSトランジスタに適用した場合、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタではキャリア移動度が向上するストレスの向きが異なり、反対向きのストレスを印加した場合には逆に移動度が低下してしまう(特に<110>チャネルを用いた場合)。例えば、引っ張り性ストレスを有するストレス膜をウエハ全面に使用した場合には、NMOSトランジスタの特性(駆動力)は向上するものの、PMOSトランジスタの特性(駆動力)が逆に悪化してしまうという問題点があった。
また、これを回避する方法としてはNMOSトランジスタとPMOSトランジスタで異なるストレスを持つストレス膜(ライナ窒化膜)を使用するDSL(Dual Stress Liner)を用いる方策がある。
図41〜図46は従来のDSLを用いた半導体装置の製造方法を示す断面図である。これらの図において、(a) はNMOS(トランジスタ)形成領域における製造方法、(b) はPMOS(トランジスタ)形成領域における製造方法を示している。
まず、図41の(a) に示すように、図40と同様な構成の複数のNMOSトランジスタを得る。同様に同図の(b) に示すように、複数のPMOSトランジスタを得る。一単位のPMOSトランジスタの構成は以下の通りである。
Nウェル領域31の上層部に選択的にP+ソース・ドレイン領域32が選択的に形成され、P+ソース・ドレイン領域32,22間のNウェル領域31上にゲート酸化膜33が形成され、ゲート酸化膜33上にゲート電極34が形成され、ゲート電極34上及びP+ソース・ドレイン領域32の一部上にシリサイド膜37が形成される。
一方、ゲート電極34(及びシリサイド膜37)の両側面からP+ソース・ドレイン領域32の一部上にかけてサイドウォールライナー膜35が形成され、サイドウォールライナー膜35の側面及び上面にサイドウォール36が形成される。
そして、図41に示すように、NMOS形成領域及びPMOS形成領域を含む全面に引っ張り性ストレス膜63を形成する。引っ張り性ストレス膜63はゲート電極14(34)上が凸部となり、ソース・ドレイン領域12(32)に形成されるシリサイド膜17上が凹部となる凹凸上に形成される。
次に、図42に示すように、PMOS形成領域を覆うことなく、NMOS形成領域のみを覆うようにレジスト27を形成する。
そして、図43に示すように、レジスト27の被覆によってNMOS形成領域に形成された引っ張り性ストレス膜63を保護した状態で、PMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜63を選択的にエッチング除去する。
この際、サイドウォール36やシリサイド膜37にダメージを加えることなく、サイドウォール36と選択比を確保しながら、PMOS形成領域において凹凸状に堆積された引っ張り性ストレス膜63を制度よく除去する必要がある。
その後、図44に示すように、レジスト27を除去し、NMOS形成領域及びPMOS形成領域を含む全面に圧縮性ストレス膜65を引っ張り性ストレス膜63と同様、凹凸状に堆積する。
そして、図45に示すように、NMOS形成領域を覆うことなく、PMOS形成領域のみを覆うようにレジスト47を形成する。
そして、図46に示すように、レジスト47の被覆によってPMOS形成領域における圧縮性ストレス膜65を保護した状態で、NMOS形成領域における圧縮性ストレス膜65を選択的にエッチング除去する。
この際、引っ張り性ストレス膜63にダメージが加わらないように行う必要がある。また、隣接するNMOSトランジスタ間は、その距離は微細化に伴い比較的短くなる傾向があるため、NMOS形成領域における圧縮性ストレス膜65を精度良く除去すること困難となり、図46の(a) に示すように、残存圧縮性ストレス膜65rが生じる恐れがある。
一方、残存圧縮性ストレス膜65rが生じないように圧縮性ストレス膜65をエッチングした場合、比較的除去されやすい凸部(ゲート電極14近傍)の引っ張り性ストレス膜63までも併せて除去されてしまう恐れがある。したがって、上記傾向(恐れ)を考慮して圧縮性ストレス膜65を精度よく除去する必要があった。
このように、PMOS形成領域において凹凸状に堆積された引っ張り性ストレス膜63を選択的に除去すること、NMOS形成領域において凹凸状に堆積された圧縮性ストレス膜65を選択的に除去することは製造工程上大変困難である。特に、微細化するにつれて、ゲート電極上と活性領域(N+ソース・ドレイン領域12,32)上とを被覆するストレス膜の凹凸形状が顕著になるため、NMOS形成領域及びPMOS形成領域に引っ張り性ストレス膜63及び圧縮性ストレス膜65を膜厚精度良く形成することが困難となるという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、微細化してもMOSトランジスタ上に形成されるストレス膜を精度良く形成できる構造の半導体装置及びその製造方法を得ることを目的とする。
本発明の一実施の形態によれば、MOSトランジスタのソース・ドレイン領域上に層間絶縁膜をゲート電極と同程度の形成高さで形成する。
その後、ゲート電極及び層間絶縁膜上にストレス膜を凹凸なく平坦に形成する。このストレス膜はMOSトランジスタに対し、駆動能力を向上させる引っ張り性あるいは圧縮性のストレスを与える。
この一実施の形態によれば、ストレス膜を膜厚精度良く形成してMOSトランジスタに対し高いストレスを与えることにより、MOSトランジスタの駆動能力を大きく向上させることができる効果を奏する。この際、MOSトランジスタが複数存在しMOSトランジスタのゲート電極間寸法が短くなってもストレス膜の平坦性は影響を受けないため、装置が微細化しても上記効果を同様に発揮することができる。
<実施の形態1>
図1〜図10はこの発明の実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。以下、これらの図を参照して、実施の形態1の製造方法を説明する。なお、これらの図において、(a) は複数のNMOSトランジスタが形成されるNMOS形成領域における製造方法、(b) は複数のPMOSトランジスタが形成されるPMOS形成領域における製造方法を示している。
なお、図1に示すように、一単位のNMOSトランジスタの構成は図40あるいは図41(a) で示したNMOSトランジスタと等価であり、一単位のPMOSトランジスタの構成は図41(b) で示したPMOSトランジスタと等価である。したがって、同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。また、Pウェル領域11,Nウェル領域31は図示しない半導体基板(SOI基板等を含む)の上層部に選択的に形成されている。
まず、図1に示すように、NMOS形成領域及びPMOS形成領域に下層膜18及び下層膜38を形成する。なお、下層膜18及び下層膜38として共通の下層膜を形成することが一般的である。
下層膜18(38)としては、例えば、熱CVD膜(SiO2,SiN,SiON等)が考えられる。下層膜18(38)は、後述する層間絶縁膜2を研磨、あるいはエッチバックする時のストッパー膜として利用するため、層間絶縁膜2とは違う膜種とすることが望ましい。例えば、層間絶縁膜2をSiO2膜とする場合、下層膜18(38)はSiNあるいはSiON膜等とする。また、下層膜18は、PMOS形成領域に形成される引っ張り性ストレス膜を除去する際のストッパー膜としての機能を有する必要もある。
次に、図2に示すように、下層膜18上を含む全面に埋め込み性の良い層間絶縁膜2を形成し、隣接するMOSトランジスタのゲート電極間である凹部に空洞を発生させることなく埋め込む。
その後、図3に示すように、下層膜18をストッパー膜として、層間絶縁膜2に対しCMP研磨処理あるいはエッチバック処理を施すことにより、層間絶縁膜2を平坦化する。
このように、層間絶縁膜2とは異なる膜種の下層膜18(38)をゲート電極14(34)上及び層間絶縁膜2下に形成し、下層膜18をストッパーとして、層間絶縁膜2を上方から除去するため、図3で示す工程の実行後の層間絶縁膜の形成高さをゲート電極の形成高さと同程度に形成することができる。
次に、図4に示すように、ゲート電極14(34)の直上だけでなく、ゲート電極14の肩部にもストレス膜を形成できるようにするため、さらに、層間絶縁膜2を上方から除去し、層間絶縁膜2の形成高さを下げる。この方法としては、下層膜18との選択性の高い薬液を用いたウェット、あるいはドライエッチングによる処理が施される。例えば、希釈HF溶液を使用したエッチング処理が考えられる。
そして、図5に示すように、層間絶縁膜2を平坦化した全面に引っ張り性ストレス膜3を形成する。引っ張り性ストレス膜3として、例えば、引っ張り性ストレスを持つSiN膜を形成する。また、必要に応じて上記SiN膜にUV照射等を実施し引っ張り性ストレスを増加させる。続けて、後工程で使用する圧縮性ストレス膜5の除去時のストッパーとして機能するストッパー膜4を引っ張り性ストレス膜3上に形成する。ストッパー膜4として、例えば、圧縮性ストレス膜5をSiN膜で形成する場合、その膜とは違う膜種のSiO2等が考えられる。
その後、NMOS形成領域をレジスト(図示せず)で被覆した後、図6に示すように、PMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3及びその上に形成したストッパー膜4を除去する。その後、上記レジストを除去する。
引き続き、図7に示すように、全面に圧縮性ストレス膜5を形成する。この時、NMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3の上面とPMOS形成領域における圧縮性ストレス膜5の上面とを同一の高さ(面一)とすることは、デバイス(ストレス膜によるストレスが与えられるMOSトランジスタを含む半導体デバイス)構造を容易にできるため、デバイス製造上望ましい。
例えば、PMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5の膜厚をNMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3の膜厚に比べ厚くしたい場合は、図4で示す工程において、層間絶縁膜2のエッチング量を(PMOS形成領域)>(NMOS形成領域)となるように、レジストマスクをかけ調整しておくなど考慮しておく。このような調整により、図4で示す工程後において、PMOS形成領域の層間絶縁膜2の形成高さをNMOS形成領域の層間絶縁膜2の高さより低くできる。
その結果、NMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3の上面とPMOS形成領域における圧縮性ストレス膜5の上面とを面一にした場合、NMOS形成領域とPMOS形成領域との間に生じる層間絶縁膜2の形成高さの段差分、圧縮性ストレス膜5の膜厚を引っ張り性ストレス膜3の膜厚より厚くすることができる。
次に、圧縮性ストレス膜5の形成を所望するPMOS形成領域をレジスト(図示せず)で被覆した後、図8に示すように、ストッパー膜4をストッパーとしてNMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5を除去する。その後、NMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3上に形成したストッパー膜4とPMOS形成領域における上記レジストを除去する。
そして、図9に示すように、全面にレジスト6を塗布しパターニングした後、パターニングしたレジスト6を用いて、引っ張り性ストレス膜3及び圧縮性ストレス膜5をそれぞれパターニングする。その結果、NMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3に開口部19が形成されると共に、PMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5に開口部39が形成される。
さらに、図10に示すように、引き続き、レジスト6をマスクとしてエッチングを行うことにより、層間絶縁膜2及び下層膜18の一部を貫通させることにより、NMOS形成領域にコンタクトホール20、PMOS形成領域にコンタクトホール40をそれぞれ形成する。その後、コンタクトホール20,40に配線(プラグ)を形成する等の処理を経て半導体装置は完成する。
(効果)
図1〜図10で示される実施の形態1の製造方法により得られる効果は以下の通りである。
実施の形態1の半導体装置の製造方法で製造され半導体装置のストレス膜は、NMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)のゲート電極14(34)及び層間絶縁膜2上に成されており、図2〜図4で示す工程により、層間絶縁膜2の形成高さをゲート電極14の形成高さと同程度にされているため、ストレス膜3(5)を凹凸なく平坦に形成することができる。
その結果、図4及び図7で示す工程において引っ張り性ストレス膜3及び圧縮性ストレス膜5を膜厚精度良く形成して、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタそれぞれに対し高いストレスを与えることにより、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタそれぞれの駆動能力を大きく向上させることができる効果を奏する。
加えて、複数のNMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)におけるゲート電極間寸法が短くなってもストレス膜3(5)の平坦性は影響を受けないため、上記効果を同様に発揮することができる。すなわち、微細化して隣接するMOSトランジスタのゲート電極間寸法が短くなっても、ゲート電極14(34)及び層間絶縁膜2上に平坦性良くストレス膜(引っ張り性ストレス膜3,圧縮性ストレス膜5)を所望の膜厚で形成することにより、高ストレスをMOSトランジスタに印加することができる。
また、図5〜図8で示す工程を経て、NMOS形成領域には引っ張り性ストレス膜3、PMOS形成領域には圧縮性ストレス膜5をそれぞれ選択的に形成することができるため、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタそれぞれの駆動能力を高めたデバイス構造の形成が容易となる効果を奏する。
また、実施の形態1では、サイドウォールライナー膜15及びサイドウォール16からなる多層構造のサイドウォール部を有するため、サイドウォール部下のソース・ドレイン領域12(32)に安定性の高いLDD領域を形成することができる。
<実施の形態2>
図11〜図20はこの発明の実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。以下、これらの図を参照して、実施の形態2の製造方法を説明する。なお、これらの図において、(a) は複数のNMOSトランジスタが形成されるNMOS形成領域における製造方法、(b) は複数のPMOSトランジスタが形成されるPMOS形成領域における製造方法を示している。
なお、一単位のNMOSトランジスタは図11(a) に示すような構造を呈している。すなわち、Pウェル領域11の上層部に選択的にN+ソース・ドレイン領域12が形成され、N+ソース・ドレイン領域12,12間のPウェル領域11上にゲート酸化膜13が形成され、ゲート酸化膜13上にゲート電極14が形成され、ゲート電極14上及びN+ソース・ドレイン領域12の一部上にシリサイド膜17がそれぞれ形成される。そして、ゲート電極14(及びシリサイド膜17)の両側面からN+ソース・ドレイン領域12の一部上にかけてサイドウォールライナー膜15が形成される。
また、一単位のPMOSトランジスタは図1(b) に示すような構造を呈している。すなわち、Nウェル領域31の上層部に選択的にP+ソース・ドレイン領域32が形成され、P+ソース・ドレイン領域32,32間のNウェル領域31上にゲート酸化膜33が形成され、ゲート酸化膜33上にゲート電極34が形成され、ゲート電極34上及びP+ソース・ドレイン領域32の一部上にシリサイド膜37がそれぞれ形成される。そして、ゲート電極34(及びシリサイド膜37)の両側面からP+ソース・ドレイン領域32の一部上にかけてサイドウォールライナー膜35が形成される。なお、Pウェル領域11,Nウェル領域31は図示しない半導体基板(SOI基板等を含む)の上層部に選択的に形成されている。
上述した構造のNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタは、例えば、通常のCMOS製造プロセスを用いて、素子分離、ウエル注入及び不純物制御、チャネル注入及び不純物制御、ゲート電極形成、ソース・ドレイン注入、シリサイド形成、並びにサイドウォールライナー膜形成処理を行うことにより得られる。なお、実施の形態2では実施の形態1のサイドウォール16,36に相当する構成物は形成されず、サイドウォールライナー膜15,35がゲート電極14,34の側壁保護膜、ソース・ドレイン領域保護膜として機能する。
まず、図11に示すように、実施の形態1と同様、NMOS形成領域及びPMOS形成領域に下層膜18及び下層膜38を形成する。
次に、図12に示すように、下層膜18上を含む全面に埋め込み性の良い層間絶縁膜2を形成し、隣接するMOSトランジスタのゲート電極間である凹部に空洞を発生させることなく埋め込む。
その後、図13に示すように、下層膜18をストッパー膜として、層間絶縁膜2に対しCMP研磨処理あるいはエッチバック処理を施すことにより、層間絶縁膜2を平坦化する。
次に、図14に示すように、実施の形態1と同様、ゲート電極14(34)の直上だけでなく、ゲート電極14の肩部にもストレス膜を形成できるようにするため、層間絶縁膜2の形成高さを下げる。
そして、図15に示すように、実施の形態1と同様、層間絶縁膜2を平坦化した全面に引っ張り性ストレス膜3を形成し、さらに、引っ張り性ストレス膜3上にストッパー膜4を形成する。
その後、NMOS形成領域をレジスト(図示せず)で被覆した後、図16に示すように、PMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3及びその上に形成したストッパー膜4を除去する。その後、上記レジストを除去する。
引き続き、図17に示すように、全面に圧縮性ストレス膜5を形成する。この時、実施の形態1と同様、NMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3の上面とPMOS形成領域における圧縮性ストレス膜5の上面とを面一とすることは、デバイス構造を容易にできデバイス製造上望ましい。
例えば、PMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5をNMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3に比べ厚くしたい場合は、図14で示す工程において、層間絶縁膜2のエッチング量を(PMOS形成領域)>(NMOS形成領域)となるように、レジストマスクをかけ調整しておくなど考慮しておく。このような調整により、図14で示す工程後において、PMOS形成領域の層間絶縁膜2の形成高さをNMOS形成領域の層間絶縁膜2の高さより低くできる。
その結果、NMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3の上面とPMOS形成領域における圧縮性ストレス膜5の上面とを面一にした場合、NMOS形成領域とPMOS形成領域との間に生じる層間絶縁膜2の形成高さの段差分、圧縮性ストレス膜5の膜厚を引っ張り性ストレス膜3の膜厚より厚くすることができる。
次に、圧縮性ストレス膜5の形成を所望するPMOS形成領域をレジスト(図示せず)で被覆した後、図18に示すように、ストッパー膜4をストッパーとしてNMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5を除去する。その後、NMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3上に形成したストッパー膜4とPMOS形成領域における上記レジストを除去する。
そして、図19に示すように、全面にレジスト6を塗布しパターニングした後、パターニングしたレジスト6を用いて、引っ張り性ストレス膜3及び圧縮性ストレス膜5をそれぞれパターニングする。その結果、NMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3に開口部19が形成されると共に、PMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5に開口部39が形成される。
さらに、図20に示すように、引き続き、レジスト6をマスクとしてエッチングを行うことにより、層間絶縁膜2及び下層膜18の一部を貫通させることにより、NMOS形成領域にコンタクトホール20、PMOS形成領域にコンタクトホール40をそれぞれ形成する。その後、コンタクトホール20,40に配線(プラグ)を形成する等の処理を経て半導体装置は完成する。
(効果)
図11〜図20で示される実施の形態2の製造方法により得られる効果は以下の通りである。
実施の形態1と同様、微細化して隣接するMOSトランジスタのゲート電極間寸法が短くなっても、ゲート電極14(34)及び層間絶縁膜2上に平坦性良くストレス膜(引っ張り性ストレス膜3,圧縮性ストレス膜5)を厚く形成することにより高ストレスをMOSトランジスタに印加することができる。
加えて、実施の形態1と同様、NMOS形成領域に引っ張り性ストレス膜3、PMOS形成領域に圧縮性ストレス膜5を選択的に形成することにより、いずれの形成領域においてもバラツキの少ない必要なストレス(NMOSトランジスタの場合は引っ張り性ストレス,PMOSトランジスタの場合は圧縮性ストレス)を印加することができ、ばらつきの少ない駆動力アップを図ることができる。このように、実施の形態2の製造方法により得られる半導体装置は、実施の形態1と同様な効果が得られる。
さらに、実施の形態2では実施の形態1のサイドウォール16(36)相当の構成物を形成しない分、隣接するMOSトランジスタ間のスペースを広くすることができる。このため、ストレス膜の一部となる下地の下層膜18及び下層膜38を厚くすることができる。
例えば、下層膜18を引っ張り性ストレス膜として厚く形成し、下層膜38は引っ張り性ストレス膜として薄く形成することにより、NMOSトランジスタの駆動能力を選択的に大きくすることができる効果を奏する。
下層膜18と下層膜38との膜厚に差をつける方法として、図11で示す工程において、下層膜18,38を厚く形成した後、NMOS形成領域のみマスクして、下層膜38のみを選択的に除去する方法、図16で示す工程において、引っ張り性ストレス膜3の除去時に、ゲート電極34(シリサイド膜37)上の下層膜38を併せて除去する方法等が考えられる。
<実施の形態3>
図21〜図30はこの発明の実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。以下、これらの図を参照して、実施の形態3の製造方法を説明する。なお、これらの図において、(a) は複数のNMOSトランジスタが形成されるNMOS形成領域における製造方法、(b) は複数のPMOSトランジスタが形成されるPMOS形成領域における製造方法を示している。
なお、一単位のNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタは、実施の形態2と同様な構造を呈している。したがって、同様の部分については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略する。なお、Pウェル領域11,Nウェル領域31は図示しない半導体基板(SOI基板等を含む)の上層部に選択的に形成されている。
まず、図21に示すように、実施の形態1と同様、NMOS形成領域及びPMOS形成領域に下層膜18及び下層膜38を形成する。
次に、図22に示すように、下層膜18上を含む全面に層間絶縁下層膜7を形成する。さらに、層間絶縁下層膜7上に埋め込み性の良い層間絶縁膜8を形成し、隣接するMOSトランジスタのゲート電極間である凹部に空洞を発生させることなく埋め込む。
この際、層間絶縁下層膜7として、下層膜18及び層間絶縁膜8に対し選択性が高い膜が用いられる。例えば、下層膜18をSiN膜、層間絶縁膜8をSiO2膜で形成する場合、層間絶縁下層膜7をPドープSiO2膜で形成する。
また、層間絶縁下層膜7は、活性領域であるN+ソース・ドレイン領域12上に形成したシリサイド膜17にかかる程度の膜厚とすることが望ましい。そうすると、後工程で埋め込み下層膜7を除去した部分にストレス膜を形成することになって、例えば、このストレス膜をSiN膜とし層間絶縁膜2に対し、コンタクトエッチング時の選択比をかせぐことで、コンタクトホール形成時のエッチングストッパー膜とすることが可能となるためである。
その後、図23に示すように、下層膜18をストッパー膜として、層間絶縁下層膜7及び層間絶縁膜8に対しCMP研磨処理あるいはエッチバック処理を施すことにより、層間絶縁下層膜7及び層間絶縁膜8を平坦化する。
次に、図24に示すように、PMOS形成領域のみにレジスト等のマスク材42を形成し、NMOS形成領域に対し、ゲート電極14の直上だけでなく、ゲート電極14の肩部及び側面にもストレス膜を形成できるようにするため、層間絶縁下層膜7の上層部を選択的に除去し、ゲート電極14の側面方向に沿った領域に溝部21を設ける。その後、レジスト等のマスク材42を除去する。
図24に示す構造を得る方法としては、選択性の高い薬液を用いたウェット、或いはドライエッチを使用する。例えば、HCl+HF溶液、HFベーパーを使用する。なお、PMOS形成領域はレジスト等のマスク材42よって層間絶縁下層膜7がマスキングされるため、PMOS形成領域の層間絶縁下層膜7が除去されることはない。
そして、図25に示すように、NMOS形成領域及びPMOS形成領域を含む全面に引っ張り性ストレス膜3を形成する。また、必要に応じUV照射等を実施し引っ張り性ストレス膜3の引っ張り性ストレスを増加させる。続けて、実施の形態1と同様、後工程で使用する圧縮性ストレス膜除去時のストッパー膜4を引っ張り性ストレス膜3上に形成する。
その結果、図25に示すように、NMOS形成領域においては、溝部21に引っ張り性ストレス膜3が埋め込まれるため、ゲート電極14の肩部及び側面に引っ張り性ストレス膜3が形成される。
その後、図26に示すように、NMOS形成領域においてストッパー膜4上にレジスト等のマスク材22を形成した後、PMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3及びストッパー膜4を選択的に除去する。
さらに、図26に示すように、PMOS形成領域に対し、ゲート電極34の直上だけでなく、ゲート電極34の肩部及び側面にもストレス膜を形成できるようにするため、層間絶縁下層膜7の上層部を選択的に除去し、ゲート電極34の側面方向に沿って溝部41を設ける。その後、レジスト等のマスク材22を除去する。
図26に示す構造を得る方法としては、選択性の高い薬液を用いたウェット、或いはドライエッチを使用する。例えば、HCl+HF溶液、HFベーパーを使用する。なお、NMOS形成領域はレジスト等のマスク材22よって引っ張り性ストレス膜3がマスキングされるため、NMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3が除去されることはない。
引き続き、図27に示すように、全面に圧縮性ストレス膜5を形成する。この時、実施の形態1及び実施の形態2と同様、NMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3の上面とPMOS形成領域における圧縮性ストレス膜5の上面とを面一とすることは、デバイス構造を容易にできデバイス製造上望ましい。
その結果、図27に示すように、PMOS形成領域においては、溝部41に圧縮性ストレス膜5が埋め込まれるため、ゲート電極24の肩部及び側面にも圧縮性ストレス膜5が形成される。
次に、圧縮性ストレス膜5の形成を所望するPMOS形成領域をレジスト(図示せず)で被覆した後、図28に示すように、ストッパー膜4をストッパーとしてNMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5を除去する。その後、NMOS形成領域における引っ張り性ストレス膜3上に形成したストッパー膜4とPMOS形成領域における上記レジスト等のマスク材を除去する。
そして、図29に示すように、全面にレジスト6を塗布しパターニングした後、パターニングしたレジスト6を用いて、引っ張り性ストレス膜3及び圧縮性ストレス膜5をそれぞれパターニングする。その結果、NMOS形成領域の引っ張り性ストレス膜3に開口部19が形成されると共に、PMOS形成領域の圧縮性ストレス膜5に開口部39が形成される。
さらに、図30に示すように、引き続き、レジスト6をマスクとしてエッチングを行うことにより、層間絶縁膜8、層間絶縁下層膜7及び下層膜18の一部を貫通させることにより、NMOS形成領域にコンタクトホール20、PMOS形成領域にコンタクトホール40をそれぞれ形成する。その後、コンタクトホール20,40に配線(プラグ)を形成する等の処理を経て半導体装置は完成する。
(効果)
図21〜図30で示される実施の形態3の製造方法により実施の形態2と同様な効果に加え以下の効果が得られる。
図22〜図28で示す工程を経て、NMOS形成領域及びPMOS形成領域双方おいて、ゲート電極14(34)の側面方向に沿ってストレス膜(引っ張り性ストレス膜3,圧縮性ストレス膜5)を形成することができるため、実施の形態2以上にMOSトランジスタの駆動能力が向上する効果を奏する。
また、下層膜18と下層膜38との膜厚に差をつける方法として、実施の形態2で示した方法以外に、図26で示す工程時において、引っ張り性ストレス膜3の除去時に、ゲート電極34(シリサイド膜37)上の下層膜38に加え、ゲート電極34側壁に形成される下層膜38を併せて除去する方法が考えられる。
さらに、ゲート電極の側面方向に沿って形成したストレス膜(引っ張り性ストレス膜3,圧縮性ストレス膜5)をコンタクトホール20(40)形成時のストッパー膜として機能させることができるため、デバイス製造をより容易に行うことができる効果を奏する。
<実施の形態4>
図31〜図34はこの発明の実施の形態4である半導体装置の製造方法を示す断面図である。以下、これらの図を参照して、実施の形態4の製造方法を説明する。
図39は実施の形態1〜実施の形態5(実施の形態5は後述)で製造されるCMOS構造の半導体装置の平面構造を示す平面図である。同図に示すように、互いに隣接してNMOS形成領域52n及びPMOS形成領域52pが設けられ、NMOS形成領域52nのPウェル領域11内にNMOS活性領域24が形成され、PMOS形成領域52p内にPMOS活性領域44が形成される。
そして、NMOS活性領域24及びPMOS活性領域44を図中縦断して2本の共有ゲート電極14(34)が形成される。その結果、共有ゲート電極のゲート電極14部分により図中左右に分離されたNMOS活性領域24がN+ソース・ドレイン領域12となり、共有ゲート電極のゲート電極34部分により図中左右に分離されたPMOS活性領域44がP+ソース・ドレイン領域32となる。そして、各N+ソース・ドレイン領域12にはコンタクトホール20が設けられ、各P+ソース・ドレイン領域32にはコンタクトホール40が設けられる。
実施の形態1〜実施の形態3で示した図1〜図30の(a) で示す断面は図39のA−A断面に相当し、図1〜図30の(b) で示す断面は図39のB−B断面に相当する。また、図31〜図34で示す本実施の形態の断面は図39のC−C断面に相当する。以下、図31〜図34を参照して、実施の形態4の半導体装置の製造方法について説明する。
まず、実施の形態1の図1〜図6で示す工程、実施の形態2の図11〜図16で示す工程、あるいは実施の形態3の図21〜図26で示す工程を経て、図6,図16あるいは図26で示す構造を得る。
そして、図31に示すように、全面に圧縮性ストレス膜5を形成する。この時、実施の形態1〜実施の形態3と同様、NMOS形成領域52nにおける引っ張り性ストレス膜3の上面とPMOS形成領域52pにおける圧縮性ストレス膜5の上面とを面一とすることにより、デバイス構造を容易にできデバイス製造上望ましい。
なお、図31に示すように、NMOS形成領域52nとPMOS形成領域52pとは絶縁分離領域53によって素子分離されている。なお、絶縁分離領域53として、例えば、SOI基板上に形成される場合、埋め込み絶縁層上に形成される半導体層であるSOI層を貫通して形成される完全分離領域、SOI層の一部を残存させて形成される部分分離領域等が考えられる。なお、説明の都合上、図39には絶縁分離領域53を図示していない。
次に、全面にレジスト(図示せず)を塗布した後、PMOS形成領域52p全てとPN境界部55近傍のNMOS形成領域52nの一部が残存するようにレジストをパターニングし、パターニングしたレジストを用いて圧縮性ストレス膜5の除去を、確実にNMOS形成領域52n上のみで行う。
その結果、図32に示すように、NMOS形成領域52nの大半の圧縮性ストレス膜5が除去され開口部23が形成されるとともに、NMOS形成領域52nのPN境界部55の近傍領域において、引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5とのストレス膜重複部56が残る。その後、上記レジストを除去する。
そして、図33に示すように、ストレス膜重複部56を平坦化すべく全面に平坦化膜54を形成する。平坦化膜54として例えばストレスがほぼないSiN膜を形成する。
続いて、図34に示すように、平坦化膜54及びストレス膜重複部56における圧縮性ストレス膜5に対してCMP研磨処理を施すことにより、NMOS形成領域52n上のストッパー膜4と、PMOS形成領域52p上の平坦化膜54と、ストレス膜重複部56における圧縮性ストレス膜5とを平坦化する。
その結果、PN境界部55及びその近傍においても、引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5との重なりが生じることなく、NMOS形成領域52nのみに引っ張り性ストレス膜3を、PMOS形成領域52pのみに圧縮性ストレス膜5をそれぞれ精度良く形成することができる。
なお、ストッパー膜4は図34で示す工程後は除去可能である。ストッパー膜4上にストッパー膜4と同質の膜として酸化膜等の層間絶縁膜を形成する場合は、除去しなくても良い。
その後、実施の形態1の図9,図10で示す工程、実施の形態2の図19,図20で示す工程、あるいは実施の形態3の図29,図30で示す工程を経て、実施の形態4の半導体装置を完成する。
(効果)
上述した実施の形態4の製造方法により実施の形態1〜実施の形態3と同様な効果に加え以下の効果が得られる。
実施の形態4の半導体装置の製造方法は、図33で示す工程でストレス膜重複部56を覆って全面に平坦化膜54を形成した後、図34で示す工程で平坦化膜54及びストレス膜重複部56に対する平坦化処理を行い、ストレス膜重複部56を除去している。
その結果、共有ゲート電極14(34)上において引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5とのストレス膜重複部56が生じない構造を最終的に得ることにより、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタの駆動能力にバラツキが生じることはない効果を奏する。
すなわち、PN境界部55及びその近傍においても、引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5との重なりが生じることなく、NMOS形成領域52nのみに引っ張り性ストレス膜3を、PMOS形成領域52pのみに圧縮性ストレス膜5を選択的に精度良く形成することができる。このため、PN境界部55の近くに位置するMOSトランジスタの駆動力およびそのばらつきを実施の形態1〜実施の形態3以上に改善することができる効果を奏する。
また、PN境界部55及びその近傍においても、引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5との重なりが生じることなく平坦性が維持されているため、PN境界部55及びその近郷において、ゲート電極14上にコンタクトを形成する場合、コンタクトパターンの形成、及びその後のエッチング処理が容易となり、デバイス製造をより容易に行うことができる効果を奏する。
<実施の形態5>
図35〜図38はこの発明の実施の形態5である半導体装置の製造方法を示す断面図である。以下、これらの図を参照して、実施の形態5の製造方法を説明する。
なお、図35〜図38で示す本実施の形態の断面は図39のC−C断面に相当する。以下、図35〜図38を参照して、実施の形態5の半導体装置の製造方法について説明する。
まず、実施の形態1の図1〜図6で示す工程、実施の形態2の図11〜図16で示す工程、あるいは実施の形態3の図21〜図26で示す工程を経て、図6,図16あるいは図26で示す構造を得る。
そして、図35に示すように、全面に圧縮性ストレス膜5を形成する。この時、実施の形態1〜実施の形態3と同様、NMOS形成領域52nにおける引っ張り性ストレス膜3の上面とPMOS形成領域52pにおける圧縮性ストレス膜5の上面とを面一とすることは、デバイス構造を容易にできデバイス製造上望ましい。なお、図33に示すように、NMOS形成領域52nとPMOS形成領域52pとは絶縁分離領域53によって分離されている。
次に、全面にレジスト(図示せず)を塗布した後、PN境界部55近傍を除くPMOS形成領域52pが残存するようにレジストをパターニングし、パターニングしたレジストを用いて圧縮性ストレス膜5の除去を行う。
その結果、図36に示すように、NMOS形成領域52nの圧縮性ストレス膜5が全て除去されるとともに、PMOS形成領域52pのPN境界部55近傍の圧縮性ストレス膜5が除去され開口部43が設けられる。このように、圧縮性ストレス膜5のパターニングはNMOS形成領域52n上及びPMOS形成領域52pの一部で行われる。その後、上記レジストを除去する。
その後、図37に示すように、開口部43を平坦化すべく全面に平坦化膜54を形成する。平坦化膜54として例えばストレスがほぼないSiN膜を形成する。
続いて、図38に示すように、平坦化膜54に対してCMP研磨処理を施すことにより、NMOS形成領域52n上のストッパー膜4と、開口部43を含むPMOS形成領域52p上の平坦化膜54とを平坦化する。
その結果、PN境界部55及びその近傍においても、引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5との重なりが生じることなく、NMOS形成領域52nのみに引っ張り性ストレス膜3を、PMOS形成領域52pのみに圧縮性ストレス膜5を精度良く形成することができる。
なお、ストッパー膜4は図38で示す工程後は除去可能である。ストッパー膜4上にストッパー膜4と同質の膜として酸化膜等の層間絶縁膜を形成する場合は、除去しなくても良い。
その後、実施の形態1の図9,図10で示す工程、実施の形態2の図19,図20で示す工程、あるいは実施の形態3の図29,図30で示す工程を経て、実施の形態5の半導体装置を完成する。
(効果)
上述した実施の形態5の製造方法により実施の形態1〜実施の形態3と同様な効果に加え以下の効果が得られる。
実施の形態5の製造方法は、図36で示す工程の実行後は、PN境界部55の近傍における共有ゲート電極14(34)上の一部に設けられた開口部43を挟んで引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5とが分離形成されている。このため、共有ゲート電極14(34)上において引っ張り性ストレス膜4と圧縮性ストレス膜5とのストレス膜重複部が生じない構造を得ることにより、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタの駆動能力にバラツキが生じることはない効果を奏する。
加えて、図37で示す工程により、開口部43を埋め込んで全面に平坦化膜57を形成した後、図38で示す工程により平坦化膜57に対する平坦化処理を行うため、引っ張り性ストレス膜3及び圧縮性ストレス膜5の上方に形成される層に、開口部43の存在が悪影響を与えることはない。
上述したように、実施の形態5の製造方法で得られる半導体装置は、開口部43を挟んで引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5とが分離形成されており、PN境界部55及びその近傍においても、引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5との重なりが生じることない。その結果、NMOS形成領域52nのみに引っ張り性ストレス膜3を、PMOS形成領域52pのみに圧縮性ストレス膜5を精度良く形成することができるため、PN境界部55の近くに位置するMOSトランジスタの駆動力およびそのばらつきを実施の形態1〜実施の形態3以上に改善することができる効果を奏する。
また、PN境界部55及びその近傍においても、引っ張り性ストレス膜3と圧縮性ストレス膜5との重なりが生じることなく平坦化膜57により平坦化されているため、レジスト6へのコンタクトホール20(40)用のコンタクトパターンの形成、及びレジスト6を用いたエッチング処理が容易となり、デバイス製造をより容易に行うことができる。
なお、実施の形態4の製造方法と実施の形態5の製造方法とを対比した場合、実施の形態5では、PN境界部55の開口部43にロット間、ウェハ間でバラツキが生じた場合、PMOS形成領域52pに形成される圧縮性ストレス膜5によるPMOSトランジスタへの影響が、開口部43のバラツキに応じてバラツク危険性がある。
一方、実施の形態4の製造方法では、ストレス膜重複部56の形成寸法がばらついても、最終的には平坦化処理によりストレス膜重複部56の大部分は除去してしまうので、上述したばらつきの影響を受けることはない。
この発明の実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態4である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態5である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態5である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態5である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態5である半導体装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態1〜実施の形態5の製造方法で製造される半導体装置の平面構造を示す平面図である。 従来の問題点を指摘する説明図である。 従来のDSLを用いた半導体装置の製造方法を示す断面図である。 従来のDSLを用いた半導体装置の製造方法を示す断面図である。 従来のDSLを用いた半導体装置の製造方法を示す断面図である。 従来のDSLを用いた半導体装置の製造方法を示す断面図である。 従来のDSLを用いた半導体装置の製造方法を示す断面図である。 従来のDSLを用いた半導体装置の製造方法を示す断面図である。
符号の説明
2,8 層間絶縁膜、3 引っ張り性ストレス膜、4 ストッパー膜、5 圧縮性ストレス膜、7 層間絶縁下層膜、18,38 下層膜、20,40 コンタクトホール、54,57 平坦化膜。

Claims (15)

  1. 半導体基板上に形成され、ゲート電極及びソース・ドレイン領域を有するMOSトランジスタと、
    前記ソース・ドレイン領域上に形成された層間絶縁膜とを備え、前記層間絶縁膜は前記ゲート電極上に形成されず、
    前記MOSトランジスタの前記ゲート電極及び前記層間絶縁膜上に形成されたストレス膜をさらに備え、前記ストレス膜は前記MOSトランジスタに対し駆動能力を向上させるストレスを与える、
    半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記ストレス膜は前記ゲート電極の側面に沿ってさらに形成される、
    半導体装置。
  3. 請求項1あるいは請求項2記載の半導体装置であって、
    前記MOSトランジスタは、各々が前記ゲート電極及び前記ソース・ドレイン領域を有するNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタを含み、前記NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタはNMOS形成領域及びPMOS形成領域にそれぞれ形成され、
    前記ストレス膜は、前記NMOS形成領域に形成される引っ張り性ストレス膜と、前記PMOS形成領域に形成される圧縮性ストレス膜とを含む、
    半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置であって、
    前記NMOSトランジスタの前記ゲート電極及びPMOSトランジスタの前記ゲート電極は、前記NMOSトランジスタ及び前記PMOSトランジスタで共有される共有ゲート電極を含み、
    前記NMOS形成領域及び前記PMOS形成領域のPN境界部の近傍において、前記共有ゲート電極上の一部に、前記引っ張り性ストレス膜及び前記圧縮性ストレス膜が共に形成されない開口部を有し、前記開口部を挟んで前記引っ張り性ストレス膜と前記圧縮性ストレス膜とは前記共有ゲート上で分離形成される、
    半導体装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記ゲート電極上及び前記層間絶縁膜下に形成される、前記層間絶縁膜と異なる膜種の下層膜をさらに備える、
    半導体装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記MOSトランジスタは前記ゲート電極の側面に多層構造のサイドウォール部を有する、
    半導体装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のうち、いずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記MOSトランジスタは前記ゲート電極の側面に単層構造のサイドウォール部を有する、
    半導体装置。
  8. (a) 半導体基板に、ゲート電極、ソース・ドレイン領域を有するMOSトランジスタを形成するステップと、
    (b) 前記ソース・ドレイン領域上に層間絶縁膜を形成するステップとを備え、前記層間絶縁膜は前記ゲート電極上に形成されず、
    (c) 前記ゲート電極及び前記層間絶縁膜上にストレス膜を形成するステップをさらに備え、前記ストレス膜は前記MOSトランジスタに対し駆動能力を向上させるストレスを与える、
    半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記ステップ(b) は、
    (b-1) 前記ゲート電極、前記ソース・ドレイン領域を覆って層間絶縁下層膜を形成するステップと、
    (b-2) 前記層間絶縁下層膜上に前記層間絶縁膜を形成するステップと、
    (b-3) 前記ゲート電極側面の前記層間絶縁下層膜を選択的に除去し、前記ゲート電極の側面に沿って側面開口部を設けるステップとを含み、
    前記ステップ(c) は、前記ゲート電極及び前記層間絶縁膜上に加えて、前記側面開口部にも前記ストレス膜を形成するステップを含む、
    半導体装置の製造方法。
  10. 請求項8あるいは請求項9記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記MOSトランジスタは各々が前記ゲート電極及び前記ソース・ドレイン領域を有するNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタを含み、前記NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタはNMOS形成領域及びPMOS形成領域にそれぞれ形成され、
    前記ストレス膜は引っ張り性ストレス膜と圧縮性ストレス膜とを含み、
    前記ステップ(c) は、
    (c-1) 前記NMOS形成領域において、前記引っ張り性ストレス膜を選択的に形成するステップと、
    (c-2) 前記PMOS形成領域において、前記引っ張り性ストレス膜を選択的に形成するステップとを含む、
    半導体装置の製造方法。
  11. 請求項10記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記NMOSトランジスタの前記ゲート電極及びPMOSトランジスタの前記ゲート電極は、前記NMOSトランジスタ及び前記PMOSトランジスタで共有される共有ゲート電極を含み、前記共有ゲート電極は前記NMOS形成領域上から前記PMOS形成領域上にかけて形成され、
    前記ステップ(c-1),(c-2)の実行後に、 前記NMOS形成領域及びPMOS形成領域のPN境界部近傍の前記共有ゲート電極上において、前記引っ張り性ストレス膜と前記圧縮性ストレス膜とが重なったストレス膜重複部が形成され、
    (d) 前記ストレス膜重複部を覆って全面に平坦化膜を形成した後、前記平坦化膜及び前記ストレス膜重複部に対する平坦化処理を行い、前記ストレス膜重複部を除去するステップ、
    をさらに備える半導体装置の製造方法。
  12. 請求項10記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記NMOSトランジスタの前記ゲート電極及びPMOSトランジスタの前記ゲート電極は、前記NMOSトランジスタ及び前記PMOSトランジスタで共有される共有ゲート電極を含み、前記共有ゲート電極は前記NMOS形成領域上から前記PMOS形成領域上にかけて形成され、
    前記ステップ(c-1),(c-2)の実行後に、 前記NMOS形成領域及びPMOS形成領域のPN境界部近傍の前記共有ゲート電極上において、前記引っ張り性ストレス膜と前記圧縮性ストレス膜とが共に形成されない開口部が形成され、前記開口部を挟んで前記引っ張り性ストレス膜と前記圧縮性ストレス膜とは前記共有ゲート上で分離形成され
    (d) 前記開口部を埋め込んで全面に平坦化膜を形成した後、前記平坦化膜に対する平坦化処理を行うステップ、
    をさらに備える半導体装置の製造方法。
  13. 請求項8ないし請求項12のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記MOSトランジスタは前記ゲート電極の側面に多層構造のサイドウォール部を有する、
    半導体装置の製造方法。
  14. 請求項8ないし請求項12のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記MOSトランジスタは前記ゲート電極の側面に単層構造のサイドウォール部を有する、
    半導体装置の製造方法。
  15. 請求項8記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記ステップ(b) は、
    (b-1) 前記ゲート電極、前記ソース・ドレイン領域を覆って下層膜を形成するステップと、
    (b-2) 前記下層膜上に前記層間絶縁膜を形成するステップと、
    (b-3) 前記下層膜をストッパーとして、前記層間絶縁膜を上方から除去するステップと、
    を備える半導体装置の製造方法。
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