JP2008186622A - 端末器機能付き照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】センター装置2と伝送線L1を通じて接続され、遠隔制御される端末器機能付き照明器具1であって、前記伝送線に接続され、前記センター装置との間で信号伝送を行う伝送ドライバ部11と、照度センサSを有し、周囲の照度を計測した明暗判断データを前記伝送ドライバ部を通じて前記センター装置に送信する明暗判断手段と、自身の端末器アドレスとともに電源オンオフを含む制御データを、前記伝送ドライバ部を通じて前記センター装置から受信したときには、前記制御データに基づいて、前記照明器具の照明負荷16をオンオフ制御、調光制御する負荷電源/調光制御手段(14)とを備え、備え、少なくともこれら手段と前記伝送ドライバ部とが、制御ユニット18として照明器具に組み込まれていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この照明制御システム100は、センター装置200からは多重伝送線L1を導出させて、照度センサ制御部700と、リレー制御端末器400とを並列に接続しており、リレー制御端末器400からは、電源線L2を導出させ、照明器具800を並列に接続して構成されている。また、多重伝送線L1には、センター装置200からの多重伝送信号に含まれる±24V電源ACで駆動する調光操作端末器500、電源オンオフ操作端末器600が並列に接続されている。
照度センサ制御部700は、商用電源ACの供給を受けて駆動するようにしており、これに接続されている照度センサ受光部900によって検出された測定値に基づいた明暗判断データをセンター装置よりへ送出し、センター装置200はこれに基づきリレー制御端末器400に対してオンオフ制御を行い、制御対象となる照明器具800をオンオフするよう構成されている。
この照明制御システムは、センター装置からは多重伝送線を導出させて、照度センサ付き制御端末器と、リレー制御端末器とが並列に接続されるとともに、調光レベルを制御する照度センサ付き制御端末器からは、調光信号線を導出させ、照明器具が並列に接続されている。これによれば、照度センサ付き制御端末器から、センター装置を介することなく、調光信号線が照明器具に接続されているので、調光レベルが一定に保たれるように照明負荷の光出力を制御することと、センター装置からの伝送信号による調光制御との両方の動作をすることができ、多重伝送線のトラフィックを軽減できるとされている。
また上述の従来の照明制御システムでは、照度センサの検出、調光或いは電源オンオフの制御区画は、照度センサ制御部、リレー制御端末器、或いは調光制御端末器に対して、並列接続された照明器具であるので、照明器具の制御区画を変更する場合には、多重伝送線、調光信号線、電源線に接続される照明器具を変更する必要があった。よって、照明器具が設置されたフロアのレイアウト変更等に伴い、照明器具の制御区画を変更したい場合には、柔軟に対応しにくい状況があった。
そして、センター装置に対応テーブルを備え、該対応テーブルに制御対象となる端末器アドレスを登録しておけば、端末器アドレスを書換えることにより、制御対象の変更ができるので、例えばフロアのレイアウト変更等があっても、配線の組み換えを要することなく、制御対象の変更が容易にできる。
この照明器具1では、制御ユニット18に、センター装置2との間の伝送機能、照明負荷16の調光制御機能や電源オンオフ制御機能、照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレス設定、記憶機能を1つにまとめた点に特徴がある。第1の実施例として、照明器具1の照明負荷16を照度センサSによる測定結果に基づいてオンオフ制御する例、第2の実施例として、照明器具1の照明負荷16を照度センサSによる測定結果に基づいて調光レベル制御(照度レベル制御)する例について述べる。
図1、図2は第1の実施例を示しており、図1は、本発明の端末器機能付き照明器具の要部構成の一例を示すブロック図、図2は、本発明の端末器機能付き照明器具を用いた照明制御システムの一例を示すシステム系統図である。
この照明制御システムAは、端末器機能付き照明器具(以下、照明器具と呼ぶ)1に組み込まれている制御ユニット18を、センター装置2から導出した多重伝送線L1を通じて接続して構成している。多重伝送線L1には、センター装置2からの多重伝送信号に含まれる±24V電源ACで駆動する電源オンオフ操作端末器6が接続付加されている。また、各々の照明器具1は、商用電源ACの供給を受けて駆動するようにしている。
制御ユニット18については、後述する。
複数の照明器具1を、センター装置2で制御する場合は、制御対象とする照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレスをセンター装置2の対応テーブルに登録しておく。このとき、対応テーブルには、電源オンオフ操作端末器6と制御対象となる照明器具1との対応や、照明器具1から送られてきた後述の明暗判断データに対応して、照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレスと、同一制御区画の照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレスとの対応が記憶されている。
ユーザによって電源オンオフ操作端末器6の操作がなされたときには、電源オンオフ操作端末器6の端末器アドレスとともに、電源オンオフの制御データが割り込み信号の態様で、センター装置2に伝送される。センター装置2は、電源オンオフ操作端末器6から電源オンオフの制御データを受け取ると、対応テーブルを参照して、電源オンオフ操作端末器6の制御対象となる照明器具1を判定し、判定した照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレスを指定した電源オンオフの制御データを多重伝送線L1に伝送し、照明器具1は、自身の制御ユニット18の端末器アドレスを指定した電源オンオフの制御データを受け取ると、その制御データに基づいて、負荷電源電源/調光制御回路14を介して電源のオンオフ制御を行う。
尚、信号伝送の授受は、ポーリング方式には限られず、コンテンション方式により動作状態を監視するようにしてもよく、また図示していないがワイヤレスリモコンからの信号を受信するワイヤレス受信部(不図示)を更に備えたものとすれば、制御ユニット18はワイヤレス受信部からの信号を受け、電源オンオフ操作ができることは言うまでもない。
この制御ユニット18は図1に示すように、以下の各部を制御するCPU10、センター装置2との間で信号伝送を行う伝送ドライバ部11、ディップスイッチにより、制御ユニット18の端末器アドレスを設定し記憶するためのアドレス設定部12、チョッパ回路、インバータ回路、共振回路等、公知の回路で構成されリレー端末器として機能する負荷電源/調光制御回路14、CPU10が、伝送ドライバ部11を使用したセンター装置2との間の信号伝送の送受、アドレス設定部12を使用した制御ユニット18の端末器アドレスの設定・記憶、照明負荷16の電源オンオフ制御を行うための駆動電源を生成する電源生成部15、照度センサSによって検知する照度の閾値を設定する照度設定部17を少なくとも備えている。
まず制御ユニット18のCPU10は、照度センサSによって計測された測定値を予め照度設定部17で設定された閾値と比較することにより、照度測定エリアの明暗の判断を逐次行い、この判断結果に基づいた明暗判断データを前記伝送ドライバ部11を通じて前記センター装置2に送信する明暗判断手段を備えており、負荷電源/調光制御回路14により照明負荷16の電源のオンオフ制御を行っている。尚、ここでいう明暗判断データには制御ユニット18の端末器アドレスと調光制御コマンドが含まれる。これにより、センター装置2において同一の制御対象となっている照明器具1が一定の照度で保たれるよう制御が行われる。そして明暗判断データを受信したセンター装置2は、送信してきた制御ユニット18の端末器アドレスに基づいて、同一の制御対象に対して制御ユニット18の端末器アドレスとともに調光を制御する制御データを制御対象の照明器具1へ送信する。
センター装置2から、伝送ドライバ部11を通じて照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレスを指定した調光を制御する制御データを受けたときには、照明器具1のCPU10はアドレス設定部12に設定記憶されている制御ユニット18の端末器アドレスと比較照合し、これが一致すれば、負荷電源/調光制御回路14を介して、照明負荷16に対する電源供給のオンオフをする制御を行う。
更にセンター装置2の対応テーブルを書換えれば、制御区画の変更が容易にできるので、例えばフロアのレイアウト変更等があっても、配線の組み換えを要することなく、容易に対応できる。
この照明制御システムA1は、上述の照明制御システムAとは、調光制御端末器5を備えた点で異なり、照明器具1には、上述の各手段の他、制御リレー13、状態監視手段を備えた点で異なるものである。以下、上述(図1、図2)のものと共通する部分には共通の符号を付し、その説明は割愛する。
ユーザによって調光操作端末器5が操作されたときには、調光操作端末器5の端末器アドレスとともに、調光を制御する制御データが割り込み信号の態様で、センター装置2に伝送される。尚、制御データには調光レベルが含まれている。そしてセンター装置2は、調光操作端末器5から調光を制御する制御データを受け取ると、対応テーブルを参照して、調光操作端末器5の制御対象となる照明器具1を判定し、判定した照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレスを指定した制御データを多重伝送線L1に伝送する。照明器具1は、制御ユニット18の端末器アドレスを指定した制御データを受け取ると、その制御データに含まれる調光レベルに基づいて調光信号を生成し、生成した調光信号を負荷電源/調光制御回路14に送出して照明負荷16の調光制御を行う。
尚、ユーザによって電源オンオフ操作端末器6の操作がなされたときの動作や制御ユニット18に備えた端子Tの構成は上述の例(第1の実施例)と同様である。
まず制御ユニット18のCPU10は、伝送ドライバ部11を通じて信号伝送を行っており、センター装置2に対して、自身の制御ユニット18の端末器アドレスを指定した状態問い合わせを受けたときには、照明負荷16の調光レベル、オンオフ状態、無負荷状態、寿命状態等を返信する状態監視手段を備えている。
またCPU10は、照度センサSによって検出された測定値が予め照度設定部17で設定された閾値と比較することにより、照度測定エリアの明暗の判断を逐次行い、この判断結果に基づいた明暗判断データを前記伝送ドライバ部11を通じて前記センター装置2に送信する明暗判断手段を備えており、負荷電源/調光制御回路14により照明負荷16の調光制御を行っている。尚、ここでいう明暗判断データには制御ユニット18の端末器アドレスと調光制御コマンドが含まれる。これにより、センター装置2において同一の制御対象となっている照明器具1が一定の照度で保たれるよう制御が行われる。そして明暗判断データを受信したセンター装置2は、送信してきた制御ユニット18の端末器アドレスに基づいて、同一の制御対象に対して制御ユニット18の端末器アドレスとともに調光を制御する制御データを制御対象の照明器具1へ送信する。
センター装置2から、伝送ドライバ部11を通じて照明器具1の制御ユニット18の端末器アドレスを指定した調光を制御する制御データを受けたときには、制御ユニット18のCPU10はアドレス設定部12に設定記憶されている端末器アドレスと比較照合し、これが一致すれば、調光を制御する制御データに含まれる調光レベルに基づいた調光信号を生成する調光制御手段を備えており、負荷電源/調光制御回路14により照明負荷16の調光制御を行う。尚、ワイヤレス受信部(不図示)を備えたものの場合、ワイヤレスリモコンからワイヤレス調光データを受けたときには、ワイヤレス調光データに含まれる調光レベルに基づいた調光信号を生成し、負荷電源/調光制御回路14により照明負荷16の調光制御を行うことができる。
1 照明器具
10 CPU
11 伝送ドライバ部
12 アドレス設定部
13 制御リレー
14 負荷電源/調光制御回路
15 電源生成部
16 照明負荷
17 照度設定部
18 制御ユニット
2 センター装置
L1 (多重)伝送線
S 照度センサ
Claims (1)
- センター装置と伝送線を通じて接続され、遠隔制御される端末器機能付き照明器具であって、
前記伝送線に接続され、前記センター装置との間で信号伝送を行う伝送ドライバ部と、
照度センサを有し、周囲の照度を計測した明暗判断データを前記伝送ドライバ部を通じて前記センター装置に送信する明暗判断手段と、
自身の端末器アドレスとともに電源オンオフを含む制御データを、前記伝送ドライバ部を通じて前記センター装置から受信したときには、前記制御データに基づいて、前記照明器具の照明負荷をオンオフ制御、調光制御する負荷電源/調光制御手段とを備え、
少なくともこれら手段と前記伝送ドライバ部とが、制御ユニットとして照明器具に組み込まれていることを特徴とする端末器機能付き照明器具。
Priority Applications (1)
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