JP2004335311A - 無線監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】既設の電気設備を変更することなく導入でき、機器の動作状態を監視することができる無線監視システムを提供する。
【解決手段】各グループの照明灯検知器14、24は、照明機器11、21から各照明灯12、22への給電を検知すると共に照明灯12、22の点灯状態を検知し、給電されているにも拘わらず照明灯12、22が点灯しないときに検知情報及び識別コードを無線通信で検知結果通知部30に通知する。検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24から検知情報及び識別コードが送られてくると、端末装置41に伝送すると共に管理リストを更新して照明灯の不点灯状況を画面上に表示する。端末装置41は、検知結果通知部30から送られてくる検知情報及び識別コードを内部メモリに記憶し、履歴情報として残すと共に管理リストを更新して照明灯の不点灯状態を画面上に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】各グループの照明灯検知器14、24は、照明機器11、21から各照明灯12、22への給電を検知すると共に照明灯12、22の点灯状態を検知し、給電されているにも拘わらず照明灯12、22が点灯しないときに検知情報及び識別コードを無線通信で検知結果通知部30に通知する。検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24から検知情報及び識別コードが送られてくると、端末装置41に伝送すると共に管理リストを更新して照明灯の不点灯状況を画面上に表示する。端末装置41は、検知結果通知部30から送られてくる検知情報及び識別コードを内部メモリに記憶し、履歴情報として残すと共に管理リストを更新して照明灯の不点灯状態を画面上に表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内、屋外を問わず設置されている照明灯等の電気機器の動作状態を監視し、動作不良の機器を検知して通知する無線監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路や公園等に設置されている照明灯の点灯または不点灯を監視するために照明灯監視システムが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
上記従来の照明灯監視システムは、配電線に接続された複数の照明灯をタイマリレーにより一定時間間隔で順次点灯し、配電線に流れる負荷電流を検出すると共に、配電線に印加されている電源電圧を検出し、上記検出した負荷電流及び電源電圧から有効電力の変化量を算出して各照明灯の点灯または不点灯を判定している。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−153396号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の照明灯監視システムは、複数の照明灯の点灯タイミングを制御して不点灯の照明灯を検知しているので、複雑で大掛かりなシステム構成となり、道路や公園等における照明設備に使用することはできても、個人等の既設の照明設備に導入することができないという問題があった。
【0005】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、既設の電気設備を変更することなく導入でき、機器の動作状態を監視することができる無線監視システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線監視システムは、被監視機器への供給電源を検知する給電検知手段と、前記機器の動作状態を検知する動作検知手段と、前記動作検知手段による検知情報を無線で外部に送信する無線通信手段とを具備し、前記給電検知手段により前記機器への給電が検知されている状態で前記機器が非動作となっている場合に該機器に対する検知情報を前記無線通信手段により外部に送信することを特徴とする。
【0007】
上記のように被監視機器への電源供給を検知すると共に機器の動作状態を検知し、電源が供給されているにも拘わらず機器が動作しないときに無線で例えばユーザや管理者等に通知することにより、既設の電気設備を変更することなく、機器の動作状態を監視することができる。また、被監視機器の動作状態を検知する際に機器の動作タイミングを制御する必要がなく、システム構成を簡易化でき、個人の住宅等における既設の設備に容易に導入することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線監視システムの全体構成を示し、照明設備に実施した場合の例について示したものである。図1において、10は第1グループの照明設備、20は第2グループの照明設備である。
【0009】
上記第1グループの照明設備10は、例えば家屋の1階に設けられるもので、複数の照明機器11及びこの照明機器11により点灯制御される被監視機器である照明灯12からなり、上記照明機器11と照明灯12との間の給電ライン13a、13bに照明灯検知器14が接続される。上記照明機器11は、例えば電源スイッチのオン/オフ操作に従って動作し、電源スイッチがオン操作された場合に照明灯12に電力を供給する。上記照明灯検知器14は、詳細を後述するように照明機器11から照明灯12への給電状態を検出し、給電されているにも拘わらず照明灯12が点灯しないときに無線通信で検知結果通知部30に通知する。
【0010】
また、第2グループの照明設備20は、例えば家屋の2階に設けられるもので、複数の照明機器21及びこの照明機器21により点灯制御される被監視機器である照明灯22からなり、上記照明機器21と照明灯22との間の給電ライン23a、23bに照明灯検知器24が接続される。上記照明灯検知器24は、照明機器21から照明灯22への給電状態を検出し、給電されているにも拘わらず照明灯22が点灯しないときに無線通信で検知結果通知部30に通知する。
【0011】
検知結果通知部30は、詳細を後述するように照明灯検知器14、24から送られてくる検知情報に基づいて1階の照明灯12及び2階の照明灯22の点灯状態を表示部に表示し、更には上記検知情報を例えばLAN等の通信回線40を介して例えばパーソナルコンピュータ等の端末装置41に伝送する。この端末装置41は、上記検知結果通知部30から送られてくる検知情報を内部メモリに記憶し、履歴情報として残すと共に例えば現在の点灯状態を画面上に表示し、1階の照明灯12及び2階の照明灯22の点灯状態を管理する。また、上記端末装置41は、キーボード42、マウス43等を備え、詳細を後述するように例えば図5に示す管理リストを作成できる機能を有している。
【0012】
次に、照明灯検知器14及び検知結果通知部30の詳細について説明する。 図2は、第1グループにおける照明灯検知器14の詳細な構成を示すブロック図である。なお、第2グループの照明灯検知器24は、第1グループの照明灯検知器14と同様の構成であるので詳細な説明は省略する。
【0013】
照明灯検知器14は、給電検知手段15、点灯検知手段16、無線通信手段17、メモリ18等により構成される。上記照明灯検知器14は、例えば第1グループの照明設備10に対して1つ設けられ、各照明灯12に対してそれぞれ給電検知手段15及び点灯検知手段16が設けられる。
【0014】
上記給電検知手段15は、照明機器11と照明灯12との間の給電ライン13a、13bに接続され、照明機器11から照明灯12への給電状態を電圧検知器(図示せず)により検知するもので、照明灯12への給電が行われたことを検知すると、点灯検知手段16、無線通信手段17及びメモリ18に動作電源を供給する。
【0015】
点灯検知手段16は、照明灯12に給電されたことが給電検知手段15により検知された場合に、例えば照明灯12の負荷電流を検知して照明灯12が点灯しているかどうかを検知し、不点灯の場合にその検知情報を無線通信手段17に出力する。あるいは光センサにより所定の照度に達しているかを検知して点灯の有無を判断する。日中等の明るい時間帯は誤判断することもあり得るが、夜間等に有効である。上記メモリ18としては、例えば不揮発性メモリが使用され、各照明灯12に対応する給電検知手段15及び点灯検知手段16を識別する識別コードのリストが予め登録されている。
【0016】
上記無線通信手段17は、照明灯12への給電が給電検知手段15により検知された場合において、点灯検知手段16で照明灯12の不点灯が検出されたときに、不点灯情報をメモリ18内のリストに設定されている識別コードと共に検知結果通知部30に無線送信する。
【0017】
図3は点灯検知手段16の設置イメージを示したもので、蛍光灯などの照明灯12が装着される照明機器11のソケット部分に点灯検知手段16を設けた場合の例を示したものである。
【0018】
図4は、上記検知結果通知部30の詳細な構成を示すブロック図である。検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24に対して無線通信を行う無線通信手段31、検知情報を記憶するメモリ32、検知結果を表示する表示手段33及び端末装置41との間で通信回線40を介して通信を行う通信手段34により構成される。上記メモリ32としては、随時書込みが可能なRAM等のメモリが使用される。
【0019】
上記無線通信手段31は、第1グループの照明灯検知器14及び第2グループの照明灯検知器24との間で無線通信を行い、照明灯検知器14、24から送信された検知情報を受信すると、この検知情報をメモリ32に書込んで例えば図5(a)、(b)に示す管理リストを更新する。また、上記無線通信手段31は、照明灯検知器14、24から送られてきた検知情報を無線通信手段31で受信した場合、その検知情報を通信手段34により通信回線40を介して端末装置41に伝送する。
【0020】
図5(a)は、第1グループ、即ち1階にある照明類に対する管理リストの例を示したもので、例えば「照明機器あるいは照明灯の番号」、「設置場所」、「識別コード」、「給電の有無」、「点灯の有無」等の項目を設けている。上記「設置場所」の項目には、例えば「1階テレビ近辺の電気スタンド」、「1階寝室の電気スタンド」、「1階リビングの蛍光灯」、「1階風呂の蛍光灯」、「1階トイレの蛍光灯」など、照明灯等の設置場所を書込む。また、「識別コード」の項目には、各照明機器あるいは照明灯に対して予め設定した識別コード例えば「A1」、「B1」、「C1」、…等を書込む。
【0021】
図5(b)は、第2グループ、即ち2階にある照明類に対する管理リストの例を示したもので、図5(a)に示した管理リストと同様にして設定される。なお、上記図5では、「給電の有無」及び「点灯の有無」の項目を設けた場合について示したが、上記両項目に代えて「点灯異常」の項目を設け、電源が供給されているにも拘わらず不点灯の照明機器あるいは照明灯などがあった場合に、点灯異常を示す情報を書込むようにしても良い。
【0022】
上記図5(a)、(b)に示す管理リストは、予め例えば端末装置41で作成し、通信回線40を介して検知結果通知部30の通信手段34に送信し、メモリ32に登録する。検知結果通知部30は、その後、照明灯検知器14、24から送られてくる検知情報に基づいて上記メモリ32に格納されている管理リストの記憶内容を更新する。この場合、検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24から送られてくる検知情報を無線通信手段31で受信し、識別コードと共に不点灯の情報が送られてきた場合に、その識別コードに基づいて管理リストの対応する欄、即ち、識別コードによって示される照明機器あるいは照明灯に対する[点灯の有無]の項目に不点灯の情報を書込む。
【0023】
そして、検知結果通知部30は、上記管理リストを参照し、電源が供給されているにも拘わらず不点灯の照明機器あるいは照明灯があった場合に、不点灯の状況を表示手段33に表示する。
【0024】
また、端末装置41においても、上記図5(a)、(b)に示した管理リストが登録されており、この管理リストに基づいて照明灯12、22の不点灯状態が画面上に表示されるようになっている。
【0025】
次に、上記実施形態における無線監視システムの動作を図5に示した管理リスト及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。図6は、第1グループの照明設備10における照明灯検知器14の動作を示すフローチャートである。
【0026】
上記照明灯検知器14は、識別コードX、即ち第1グループにおける識別コードA1、B1、C1、…の照明灯12に電力が供給されているか否かを給電検知手段15によりチェックする。この場合、給電検知手段15は、メモリ18に記憶されているリストを参照し、先ず、識別コードA1の照明灯12、即ち照明機器1(1階テレビ近辺の電気スタンド)に電力が供給されているか否かを給電検知手段15によりチェックし(ステップS1)、電力が供給されていなければ点灯のチェックは行わない(ステップS2)。
【0027】
上記識別コードA1の照明灯12(照明機器1)に電力が供給されている場合には、点灯検知手段16により点灯の有無のチェックし(ステップS3)、現在、照明灯12(照明機器1)が点灯しているかどうかを判断する(ステップS4)。照明灯12(照明機器1)が点灯していない場合には、不点灯であることを示す検知情報が点灯検知手段16から出力され、無線通信手段17により識別コードA1と共に検知結果通知部30に送信される(ステップS5)。
【0028】
以上で照明灯12(照明機器1)に対するチェックを終了する。
次に給電検知手段15は、メモリ18のリストを参照し、次の照明灯12、即ち1階寝室の電気スタンドの照明灯に対するチェックを開始する。
以下、同様にして照明灯検知器14は、メモリ18のリストに登録されている第1グループにおける識別コードA1、B1、C1、…の各照明灯12に対する点灯状態を順次チェックし、電力が供給されているにも拘わらず不点灯となっている照明灯があった場合には、その検知情報を識別コードと共に検知結果通知部30に無線送信する。上記のようにして第1グループの照明設備10、即ち1階の全ての照明類に対する点灯状態をチェックする。
【0029】
また、第2グループの照明設備20においても、照明灯検知器24により、上記第1グループの照明灯検知器14の場合と同様に、メモリ18のリストに登録されている識別コードA2、B2、C2、…の各照明灯12に対する点灯状態を順次チェックし、その検知情報を識別コードと共に検知結果通知部30に無線送信する。
【0030】
検知結果通知部30は、第1グループの照明灯検知器14及び第2グループの照明灯検知器24から送られてくる検知情報及び識別コードを無線通信手段31で受信し、その受信した検知情報及び識別コードに基づいて、図5(a)に示す第1グループの管理リスト及び図5(b)に示す第2グループの管理リストの記憶情報を更新する。
【0031】
その後、検知結果通知部30は、図5(a)、(b)に示す管理リストをチェックし、照明灯の不点灯状況を表示手段33に表示する。図5(a)に示す第1グループの管理リストでは、1階トイレの蛍光灯が給電されているにも拘わらず不点灯となっており、また、図5(b)に示す第2グループの管理リストでは、2階風呂の蛍光灯が給電されているにも拘わらず不点灯となっている。従って、検知結果通知部30は、例えば
(1)1階トイレの蛍光灯が不点灯です。
【0032】
(2)2階風呂の蛍光灯が不点灯です。
【0033】
のメッセージを表示手段33に表示する。なお、検知結果通知部30は、照明灯12の不点灯状態を検知した場合に、例えばブザー等により警報音を発生して家人に知らせるようにしても良い。
【0034】
また、検知結果通知部30は、第1グループの照明灯検知器14及び第2グループの照明灯検知器24から送られてきた検知情報及び識別コードを無線通信手段31で受信すると、その検知情報及び識別コードを通信回線40により端末装置41へ伝送する。
【0035】
端末装置41は、検知結果通知部30から検知情報及び識別コードが送られてくると内部メモリに記憶し、履歴情報として残すと共に、上記検知情報及び識別コードに基づいて例えば図5(a)、(b)に示す管理リストを更新する。そして、端末装置41は、上記管理リストに基づいて照明灯の不点灯状態を検知結果通知部30の場合と同様に画面上に表示する。また、端末装置41は、照明灯12の不点灯状態を検知した場合に、例えばブザー等により警報音を発生し、あるいは画面上に表示したメッセージを音声に変換して家人に知らせるようにしても良い。
【0036】
上記実施形態で示したように、照明機器11、21から照明灯12、22への給電状態を照明灯検知器14、24における給電検知手段15で検知すると共に照明灯12、22の点灯状態を点灯検知手段16で検知し、給電されているにも拘わらず不点灯の場合にその検知情報を検知結果通知部30及び端末装置41に伝送することにより、既設の照明設備を変更することなく、照明灯12、22の不点灯状態を容易に且つ確実に検知してユーザに通知することができる。上記照明灯検知器14、24は、給電検知手段15、点灯検知手段16及び無線通信手段17からなり、非常に簡単な構成で小型化できるので、照明機器11、21がある所に容易に取り付けることができる。
【0037】
また、上記照明灯検知器14、24により照明灯12、22の不点灯を検出する際に点灯タイミングを制御する必要はなく、システム構成を簡易化することができるので、個人の住宅等における既設の照明設備に容易に導入することが可能である。上記照明機器11、21から照明灯12、22への給電状態は電圧により検知でき、照明灯12、22の点灯状態はその負荷電流によって検知できるので、小型の検知器によってその目的を達成することができる。また、照明灯検知器14、24により検知した情報を端末装置41に履歴情報として残すことにより、この履歴情報からメンテナンス作業を効率良く行うことが可能である。
【0038】
また、照明灯検知器14、24は、照明機器11、21から給電された場合にのみ照明灯12、22の点灯検知動作を行うので、常時給電する場合に比較して消費電力を低減することができる。
【0039】
更に、検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24のように検知手段を持たずにその検知結果が無線通信により通知されるだけであるので、照明機器11、21とは離れた場所に設置することができる。そのため、人の視認し易い場所等に任意に設置することが可能であり、非常に使い易いという利点がある。
【0040】
なお、上記実施形態では、1階の照明類を第1グループ、2階の照明類を第2グループとしてチェックする場合について示したが、その他、任意のグループ分けが可能である。
【0041】
また、上記実施形態では、照明灯検知器14、24に不揮発性のメモリ18を設け、このメモリ18に予め各照明灯に対する識別コードを記憶するようにしたが、その他、例えばメモリ18としてRAM等の書込み可能なメモリを使用し、給電検知手段15により照明灯12、22への給電を検知して無線通信手段17が動作可能となった場合に、その都度、検知結果通知部30がメモリ32に記憶している管理リストを照明灯検知器14、24に送信してメモリ18に書込むようにしても良い。なお、上記給電検知手段15が照明灯12、22への給電を検知した場合は、その検知信号を無線通信手段17から検知結果通知部30に送信することにより、動作可能状態であることを通知する。その後、照明灯検知器14、24は、メモリ18に書込まれた管理リストに従ってチェック動作を開始する。
【0042】
また、上記実施形態では、検知結果通知部30に表示手段33を設けて照明灯12の不点灯状態を表示する場合について示したが、特に表示手段33を設ける必要はなく、照明灯検知器14、24から送信される検知情報を検知結果通知部30で単に受信して端末装置41に転送するようにしても良い。
【0043】
また、検知結果通知部30に表示手段33を設けて照明灯12の不点灯状態を表示するようにした場合には、特に端末装置41を設けなくても良い。
【0044】
また、上記実施形態では、照明灯12、22への給電が行われた場合に、照明灯検知器14、24が点灯検知手段16によって照明灯12、22の点灯状態を検知し、不点灯の場合にその検知情報を検知結果通知部30に送信するようにしたが、照明灯12、22への給電が行われた場合に、給電検知手段15の検知情報及び点灯検知手段16の検知情報の両方を検知結果通知部30に送信するようにしても良い。
【0045】
更に、上記実施形態では、各グループに複数設けられている各照明灯に対してそれぞれ給電検知手段15及び点灯検知手段16を設け、これらの給電検知手段15及び点灯検知手段16を各グループ毎に1つの照明灯検知器14、24で管理する場合について示したが、各グループ内の各照明灯12、22に対して個々に照明灯検知器14、24を設けても良い。
【0046】
また、上記実施形態では、個人の住宅における照明設備10、20に実施した場合について示したが、道路や公園等に設置されている照明設備に実施しても良いことは勿論である。この場合には、検知結果通知部30及び端末装置41を例えば監視センタ等に設置する。
【0047】
上記のように道路や公園等の照明設備に実施した場合、端末装置41に記憶した履歴情報により、照明設備のメンテナンスを効率良く行うことができる。即ち、一度でも照明の不点灯が検知されると、その検知情報が端末装置41に記憶されるので、その後、その照明の消灯操作が行われても、不点灯だったことが履歴情報として残る。そのため、実際に照明を利用するのが夜間であっても、日中あるいはメンテナンス要員の勤務時間中に端末装置41の履歴情報から不点灯情報を確認してメンテナンスを行うことができる。
【0048】
また、照明灯検知器14、24が照明灯の不点灯を検知した場合、その検知情報は即時に検知結果通知部30及び端末装置41に伝達されるので、メンテナンス要員が迅速に対応することができる。更に、照明の不点灯が発生した場合、照明機器の設置場所に移動することなく、監視センタ内で不点灯状況を把握することができるので、監視領域を巡回して不点灯を確認する場合に比較して、人件費、交通費、ガソリン代などを低減することができる。
また、上記実施形態では、照明機器に対して実施した場合について示したが、照明機器に拘わらず、電源を供給して動作を行わない電気機器、電子機器の監視システムとしても応用できるものである。
【0049】
本発明は、上記したように実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
【0050】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、各機器への電源供給を検知すると共に機器の動作状態を検知し、電源が供給されているにも拘わらず機器が動作しないときに無線でユーザに通知することにより、既設の電気設備を変更することなく、機器の動作状態を監視することができる。また、機器の動作状態を検知する際に機器の動作タイミングを制御する必要はなく、システム構成を簡易化でき、個人の住宅等における既設の設備に容易に導入することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線監視システムの全体のシステム構成図。
【図2】同実施形態における照明灯検知器の構成例を示すブロック図。
【図3】同実施形態における点灯検知手段の設置イメージを示す図。
【図4】同実施形態における検知結果通知部の構成例を示すブロック図。
【図5】同実施形態において、照明類のチェックを行う場合の管理リスト例を示す図。
【図6】同実施形態における照明灯検知器の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】同実施形態における検知結果の画面表示例を示す図。
【符号の説明】
1…照明機器
10…第1グループの照明設備
11…照明機器
12…照明灯
13a、13b…給電ライン
14…照明灯検知器
15…給電検知手段
16…点灯検知手段
17…無線通信手段
18…メモリ
20…第2グループの照明設備
21…照明機器
22…照明灯
23a、23b…給電ライン
24…照明灯検知器
30…検知結果通知部
31…無線通信手段
32…メモリ
33…表示手段
34…通信手段
40…通信回線
41…端末装置
42…キーボード
43…マウス
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内、屋外を問わず設置されている照明灯等の電気機器の動作状態を監視し、動作不良の機器を検知して通知する無線監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路や公園等に設置されている照明灯の点灯または不点灯を監視するために照明灯監視システムが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
上記従来の照明灯監視システムは、配電線に接続された複数の照明灯をタイマリレーにより一定時間間隔で順次点灯し、配電線に流れる負荷電流を検出すると共に、配電線に印加されている電源電圧を検出し、上記検出した負荷電流及び電源電圧から有効電力の変化量を算出して各照明灯の点灯または不点灯を判定している。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−153396号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の照明灯監視システムは、複数の照明灯の点灯タイミングを制御して不点灯の照明灯を検知しているので、複雑で大掛かりなシステム構成となり、道路や公園等における照明設備に使用することはできても、個人等の既設の照明設備に導入することができないという問題があった。
【0005】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、既設の電気設備を変更することなく導入でき、機器の動作状態を監視することができる無線監視システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線監視システムは、被監視機器への供給電源を検知する給電検知手段と、前記機器の動作状態を検知する動作検知手段と、前記動作検知手段による検知情報を無線で外部に送信する無線通信手段とを具備し、前記給電検知手段により前記機器への給電が検知されている状態で前記機器が非動作となっている場合に該機器に対する検知情報を前記無線通信手段により外部に送信することを特徴とする。
【0007】
上記のように被監視機器への電源供給を検知すると共に機器の動作状態を検知し、電源が供給されているにも拘わらず機器が動作しないときに無線で例えばユーザや管理者等に通知することにより、既設の電気設備を変更することなく、機器の動作状態を監視することができる。また、被監視機器の動作状態を検知する際に機器の動作タイミングを制御する必要がなく、システム構成を簡易化でき、個人の住宅等における既設の設備に容易に導入することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線監視システムの全体構成を示し、照明設備に実施した場合の例について示したものである。図1において、10は第1グループの照明設備、20は第2グループの照明設備である。
【0009】
上記第1グループの照明設備10は、例えば家屋の1階に設けられるもので、複数の照明機器11及びこの照明機器11により点灯制御される被監視機器である照明灯12からなり、上記照明機器11と照明灯12との間の給電ライン13a、13bに照明灯検知器14が接続される。上記照明機器11は、例えば電源スイッチのオン/オフ操作に従って動作し、電源スイッチがオン操作された場合に照明灯12に電力を供給する。上記照明灯検知器14は、詳細を後述するように照明機器11から照明灯12への給電状態を検出し、給電されているにも拘わらず照明灯12が点灯しないときに無線通信で検知結果通知部30に通知する。
【0010】
また、第2グループの照明設備20は、例えば家屋の2階に設けられるもので、複数の照明機器21及びこの照明機器21により点灯制御される被監視機器である照明灯22からなり、上記照明機器21と照明灯22との間の給電ライン23a、23bに照明灯検知器24が接続される。上記照明灯検知器24は、照明機器21から照明灯22への給電状態を検出し、給電されているにも拘わらず照明灯22が点灯しないときに無線通信で検知結果通知部30に通知する。
【0011】
検知結果通知部30は、詳細を後述するように照明灯検知器14、24から送られてくる検知情報に基づいて1階の照明灯12及び2階の照明灯22の点灯状態を表示部に表示し、更には上記検知情報を例えばLAN等の通信回線40を介して例えばパーソナルコンピュータ等の端末装置41に伝送する。この端末装置41は、上記検知結果通知部30から送られてくる検知情報を内部メモリに記憶し、履歴情報として残すと共に例えば現在の点灯状態を画面上に表示し、1階の照明灯12及び2階の照明灯22の点灯状態を管理する。また、上記端末装置41は、キーボード42、マウス43等を備え、詳細を後述するように例えば図5に示す管理リストを作成できる機能を有している。
【0012】
次に、照明灯検知器14及び検知結果通知部30の詳細について説明する。 図2は、第1グループにおける照明灯検知器14の詳細な構成を示すブロック図である。なお、第2グループの照明灯検知器24は、第1グループの照明灯検知器14と同様の構成であるので詳細な説明は省略する。
【0013】
照明灯検知器14は、給電検知手段15、点灯検知手段16、無線通信手段17、メモリ18等により構成される。上記照明灯検知器14は、例えば第1グループの照明設備10に対して1つ設けられ、各照明灯12に対してそれぞれ給電検知手段15及び点灯検知手段16が設けられる。
【0014】
上記給電検知手段15は、照明機器11と照明灯12との間の給電ライン13a、13bに接続され、照明機器11から照明灯12への給電状態を電圧検知器(図示せず)により検知するもので、照明灯12への給電が行われたことを検知すると、点灯検知手段16、無線通信手段17及びメモリ18に動作電源を供給する。
【0015】
点灯検知手段16は、照明灯12に給電されたことが給電検知手段15により検知された場合に、例えば照明灯12の負荷電流を検知して照明灯12が点灯しているかどうかを検知し、不点灯の場合にその検知情報を無線通信手段17に出力する。あるいは光センサにより所定の照度に達しているかを検知して点灯の有無を判断する。日中等の明るい時間帯は誤判断することもあり得るが、夜間等に有効である。上記メモリ18としては、例えば不揮発性メモリが使用され、各照明灯12に対応する給電検知手段15及び点灯検知手段16を識別する識別コードのリストが予め登録されている。
【0016】
上記無線通信手段17は、照明灯12への給電が給電検知手段15により検知された場合において、点灯検知手段16で照明灯12の不点灯が検出されたときに、不点灯情報をメモリ18内のリストに設定されている識別コードと共に検知結果通知部30に無線送信する。
【0017】
図3は点灯検知手段16の設置イメージを示したもので、蛍光灯などの照明灯12が装着される照明機器11のソケット部分に点灯検知手段16を設けた場合の例を示したものである。
【0018】
図4は、上記検知結果通知部30の詳細な構成を示すブロック図である。検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24に対して無線通信を行う無線通信手段31、検知情報を記憶するメモリ32、検知結果を表示する表示手段33及び端末装置41との間で通信回線40を介して通信を行う通信手段34により構成される。上記メモリ32としては、随時書込みが可能なRAM等のメモリが使用される。
【0019】
上記無線通信手段31は、第1グループの照明灯検知器14及び第2グループの照明灯検知器24との間で無線通信を行い、照明灯検知器14、24から送信された検知情報を受信すると、この検知情報をメモリ32に書込んで例えば図5(a)、(b)に示す管理リストを更新する。また、上記無線通信手段31は、照明灯検知器14、24から送られてきた検知情報を無線通信手段31で受信した場合、その検知情報を通信手段34により通信回線40を介して端末装置41に伝送する。
【0020】
図5(a)は、第1グループ、即ち1階にある照明類に対する管理リストの例を示したもので、例えば「照明機器あるいは照明灯の番号」、「設置場所」、「識別コード」、「給電の有無」、「点灯の有無」等の項目を設けている。上記「設置場所」の項目には、例えば「1階テレビ近辺の電気スタンド」、「1階寝室の電気スタンド」、「1階リビングの蛍光灯」、「1階風呂の蛍光灯」、「1階トイレの蛍光灯」など、照明灯等の設置場所を書込む。また、「識別コード」の項目には、各照明機器あるいは照明灯に対して予め設定した識別コード例えば「A1」、「B1」、「C1」、…等を書込む。
【0021】
図5(b)は、第2グループ、即ち2階にある照明類に対する管理リストの例を示したもので、図5(a)に示した管理リストと同様にして設定される。なお、上記図5では、「給電の有無」及び「点灯の有無」の項目を設けた場合について示したが、上記両項目に代えて「点灯異常」の項目を設け、電源が供給されているにも拘わらず不点灯の照明機器あるいは照明灯などがあった場合に、点灯異常を示す情報を書込むようにしても良い。
【0022】
上記図5(a)、(b)に示す管理リストは、予め例えば端末装置41で作成し、通信回線40を介して検知結果通知部30の通信手段34に送信し、メモリ32に登録する。検知結果通知部30は、その後、照明灯検知器14、24から送られてくる検知情報に基づいて上記メモリ32に格納されている管理リストの記憶内容を更新する。この場合、検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24から送られてくる検知情報を無線通信手段31で受信し、識別コードと共に不点灯の情報が送られてきた場合に、その識別コードに基づいて管理リストの対応する欄、即ち、識別コードによって示される照明機器あるいは照明灯に対する[点灯の有無]の項目に不点灯の情報を書込む。
【0023】
そして、検知結果通知部30は、上記管理リストを参照し、電源が供給されているにも拘わらず不点灯の照明機器あるいは照明灯があった場合に、不点灯の状況を表示手段33に表示する。
【0024】
また、端末装置41においても、上記図5(a)、(b)に示した管理リストが登録されており、この管理リストに基づいて照明灯12、22の不点灯状態が画面上に表示されるようになっている。
【0025】
次に、上記実施形態における無線監視システムの動作を図5に示した管理リスト及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。図6は、第1グループの照明設備10における照明灯検知器14の動作を示すフローチャートである。
【0026】
上記照明灯検知器14は、識別コードX、即ち第1グループにおける識別コードA1、B1、C1、…の照明灯12に電力が供給されているか否かを給電検知手段15によりチェックする。この場合、給電検知手段15は、メモリ18に記憶されているリストを参照し、先ず、識別コードA1の照明灯12、即ち照明機器1(1階テレビ近辺の電気スタンド)に電力が供給されているか否かを給電検知手段15によりチェックし(ステップS1)、電力が供給されていなければ点灯のチェックは行わない(ステップS2)。
【0027】
上記識別コードA1の照明灯12(照明機器1)に電力が供給されている場合には、点灯検知手段16により点灯の有無のチェックし(ステップS3)、現在、照明灯12(照明機器1)が点灯しているかどうかを判断する(ステップS4)。照明灯12(照明機器1)が点灯していない場合には、不点灯であることを示す検知情報が点灯検知手段16から出力され、無線通信手段17により識別コードA1と共に検知結果通知部30に送信される(ステップS5)。
【0028】
以上で照明灯12(照明機器1)に対するチェックを終了する。
次に給電検知手段15は、メモリ18のリストを参照し、次の照明灯12、即ち1階寝室の電気スタンドの照明灯に対するチェックを開始する。
以下、同様にして照明灯検知器14は、メモリ18のリストに登録されている第1グループにおける識別コードA1、B1、C1、…の各照明灯12に対する点灯状態を順次チェックし、電力が供給されているにも拘わらず不点灯となっている照明灯があった場合には、その検知情報を識別コードと共に検知結果通知部30に無線送信する。上記のようにして第1グループの照明設備10、即ち1階の全ての照明類に対する点灯状態をチェックする。
【0029】
また、第2グループの照明設備20においても、照明灯検知器24により、上記第1グループの照明灯検知器14の場合と同様に、メモリ18のリストに登録されている識別コードA2、B2、C2、…の各照明灯12に対する点灯状態を順次チェックし、その検知情報を識別コードと共に検知結果通知部30に無線送信する。
【0030】
検知結果通知部30は、第1グループの照明灯検知器14及び第2グループの照明灯検知器24から送られてくる検知情報及び識別コードを無線通信手段31で受信し、その受信した検知情報及び識別コードに基づいて、図5(a)に示す第1グループの管理リスト及び図5(b)に示す第2グループの管理リストの記憶情報を更新する。
【0031】
その後、検知結果通知部30は、図5(a)、(b)に示す管理リストをチェックし、照明灯の不点灯状況を表示手段33に表示する。図5(a)に示す第1グループの管理リストでは、1階トイレの蛍光灯が給電されているにも拘わらず不点灯となっており、また、図5(b)に示す第2グループの管理リストでは、2階風呂の蛍光灯が給電されているにも拘わらず不点灯となっている。従って、検知結果通知部30は、例えば
(1)1階トイレの蛍光灯が不点灯です。
【0032】
(2)2階風呂の蛍光灯が不点灯です。
【0033】
のメッセージを表示手段33に表示する。なお、検知結果通知部30は、照明灯12の不点灯状態を検知した場合に、例えばブザー等により警報音を発生して家人に知らせるようにしても良い。
【0034】
また、検知結果通知部30は、第1グループの照明灯検知器14及び第2グループの照明灯検知器24から送られてきた検知情報及び識別コードを無線通信手段31で受信すると、その検知情報及び識別コードを通信回線40により端末装置41へ伝送する。
【0035】
端末装置41は、検知結果通知部30から検知情報及び識別コードが送られてくると内部メモリに記憶し、履歴情報として残すと共に、上記検知情報及び識別コードに基づいて例えば図5(a)、(b)に示す管理リストを更新する。そして、端末装置41は、上記管理リストに基づいて照明灯の不点灯状態を検知結果通知部30の場合と同様に画面上に表示する。また、端末装置41は、照明灯12の不点灯状態を検知した場合に、例えばブザー等により警報音を発生し、あるいは画面上に表示したメッセージを音声に変換して家人に知らせるようにしても良い。
【0036】
上記実施形態で示したように、照明機器11、21から照明灯12、22への給電状態を照明灯検知器14、24における給電検知手段15で検知すると共に照明灯12、22の点灯状態を点灯検知手段16で検知し、給電されているにも拘わらず不点灯の場合にその検知情報を検知結果通知部30及び端末装置41に伝送することにより、既設の照明設備を変更することなく、照明灯12、22の不点灯状態を容易に且つ確実に検知してユーザに通知することができる。上記照明灯検知器14、24は、給電検知手段15、点灯検知手段16及び無線通信手段17からなり、非常に簡単な構成で小型化できるので、照明機器11、21がある所に容易に取り付けることができる。
【0037】
また、上記照明灯検知器14、24により照明灯12、22の不点灯を検出する際に点灯タイミングを制御する必要はなく、システム構成を簡易化することができるので、個人の住宅等における既設の照明設備に容易に導入することが可能である。上記照明機器11、21から照明灯12、22への給電状態は電圧により検知でき、照明灯12、22の点灯状態はその負荷電流によって検知できるので、小型の検知器によってその目的を達成することができる。また、照明灯検知器14、24により検知した情報を端末装置41に履歴情報として残すことにより、この履歴情報からメンテナンス作業を効率良く行うことが可能である。
【0038】
また、照明灯検知器14、24は、照明機器11、21から給電された場合にのみ照明灯12、22の点灯検知動作を行うので、常時給電する場合に比較して消費電力を低減することができる。
【0039】
更に、検知結果通知部30は、照明灯検知器14、24のように検知手段を持たずにその検知結果が無線通信により通知されるだけであるので、照明機器11、21とは離れた場所に設置することができる。そのため、人の視認し易い場所等に任意に設置することが可能であり、非常に使い易いという利点がある。
【0040】
なお、上記実施形態では、1階の照明類を第1グループ、2階の照明類を第2グループとしてチェックする場合について示したが、その他、任意のグループ分けが可能である。
【0041】
また、上記実施形態では、照明灯検知器14、24に不揮発性のメモリ18を設け、このメモリ18に予め各照明灯に対する識別コードを記憶するようにしたが、その他、例えばメモリ18としてRAM等の書込み可能なメモリを使用し、給電検知手段15により照明灯12、22への給電を検知して無線通信手段17が動作可能となった場合に、その都度、検知結果通知部30がメモリ32に記憶している管理リストを照明灯検知器14、24に送信してメモリ18に書込むようにしても良い。なお、上記給電検知手段15が照明灯12、22への給電を検知した場合は、その検知信号を無線通信手段17から検知結果通知部30に送信することにより、動作可能状態であることを通知する。その後、照明灯検知器14、24は、メモリ18に書込まれた管理リストに従ってチェック動作を開始する。
【0042】
また、上記実施形態では、検知結果通知部30に表示手段33を設けて照明灯12の不点灯状態を表示する場合について示したが、特に表示手段33を設ける必要はなく、照明灯検知器14、24から送信される検知情報を検知結果通知部30で単に受信して端末装置41に転送するようにしても良い。
【0043】
また、検知結果通知部30に表示手段33を設けて照明灯12の不点灯状態を表示するようにした場合には、特に端末装置41を設けなくても良い。
【0044】
また、上記実施形態では、照明灯12、22への給電が行われた場合に、照明灯検知器14、24が点灯検知手段16によって照明灯12、22の点灯状態を検知し、不点灯の場合にその検知情報を検知結果通知部30に送信するようにしたが、照明灯12、22への給電が行われた場合に、給電検知手段15の検知情報及び点灯検知手段16の検知情報の両方を検知結果通知部30に送信するようにしても良い。
【0045】
更に、上記実施形態では、各グループに複数設けられている各照明灯に対してそれぞれ給電検知手段15及び点灯検知手段16を設け、これらの給電検知手段15及び点灯検知手段16を各グループ毎に1つの照明灯検知器14、24で管理する場合について示したが、各グループ内の各照明灯12、22に対して個々に照明灯検知器14、24を設けても良い。
【0046】
また、上記実施形態では、個人の住宅における照明設備10、20に実施した場合について示したが、道路や公園等に設置されている照明設備に実施しても良いことは勿論である。この場合には、検知結果通知部30及び端末装置41を例えば監視センタ等に設置する。
【0047】
上記のように道路や公園等の照明設備に実施した場合、端末装置41に記憶した履歴情報により、照明設備のメンテナンスを効率良く行うことができる。即ち、一度でも照明の不点灯が検知されると、その検知情報が端末装置41に記憶されるので、その後、その照明の消灯操作が行われても、不点灯だったことが履歴情報として残る。そのため、実際に照明を利用するのが夜間であっても、日中あるいはメンテナンス要員の勤務時間中に端末装置41の履歴情報から不点灯情報を確認してメンテナンスを行うことができる。
【0048】
また、照明灯検知器14、24が照明灯の不点灯を検知した場合、その検知情報は即時に検知結果通知部30及び端末装置41に伝達されるので、メンテナンス要員が迅速に対応することができる。更に、照明の不点灯が発生した場合、照明機器の設置場所に移動することなく、監視センタ内で不点灯状況を把握することができるので、監視領域を巡回して不点灯を確認する場合に比較して、人件費、交通費、ガソリン代などを低減することができる。
また、上記実施形態では、照明機器に対して実施した場合について示したが、照明機器に拘わらず、電源を供給して動作を行わない電気機器、電子機器の監視システムとしても応用できるものである。
【0049】
本発明は、上記したように実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
【0050】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、各機器への電源供給を検知すると共に機器の動作状態を検知し、電源が供給されているにも拘わらず機器が動作しないときに無線でユーザに通知することにより、既設の電気設備を変更することなく、機器の動作状態を監視することができる。また、機器の動作状態を検知する際に機器の動作タイミングを制御する必要はなく、システム構成を簡易化でき、個人の住宅等における既設の設備に容易に導入することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線監視システムの全体のシステム構成図。
【図2】同実施形態における照明灯検知器の構成例を示すブロック図。
【図3】同実施形態における点灯検知手段の設置イメージを示す図。
【図4】同実施形態における検知結果通知部の構成例を示すブロック図。
【図5】同実施形態において、照明類のチェックを行う場合の管理リスト例を示す図。
【図6】同実施形態における照明灯検知器の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】同実施形態における検知結果の画面表示例を示す図。
【符号の説明】
1…照明機器
10…第1グループの照明設備
11…照明機器
12…照明灯
13a、13b…給電ライン
14…照明灯検知器
15…給電検知手段
16…点灯検知手段
17…無線通信手段
18…メモリ
20…第2グループの照明設備
21…照明機器
22…照明灯
23a、23b…給電ライン
24…照明灯検知器
30…検知結果通知部
31…無線通信手段
32…メモリ
33…表示手段
34…通信手段
40…通信回線
41…端末装置
42…キーボード
43…マウス
Claims (3)
- 被監視機器への供給電源を検知する給電検知手段と、前記機器の動作状態を検知する動作検知手段と、前記動作検知手段による検知情報を無線で外部に送信する無線通信手段とを具備し、
前記給電検知手段により前記機器への給電が検知されている状態で前記機器が非動作となっている場合に該機器に対する検知情報を前記無線通信手段により外部に送信することを特徴とする無線監視システム。 - 前記被監視機器は、照明機器であることを特徴とする請求項1に記載の無線監視システム。
- 前記被監視機器に対する動作検知は、管理リストに基づいて実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線監視システム。
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Cited By (2)
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JP2008186622A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 端末器機能付き照明器具 |
CN106815043A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-06-09 | 宁波犀谷智能科技有限公司 | 一种智能led灯的群组升级方法 |
-
2003
- 2003-05-08 JP JP2003130612A patent/JP2004335311A/ja active Pending
Cited By (2)
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