JP2007173078A - 照明制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明制御装置において、調光信号発生器と変換器との間の信号線の短絡又は調光信号発生器自体の異常により、居住者が調光操作をすることができなくなった場合に、居住者が異常を容易に特定でき、照明制御装置全体にわたる大掛かりな検査を回避可能とする。
【解決手段】照明制御装置1は、調光信号発生器3から出力される第1の調光信号を第2の調光信号に変換して出力する変換器4を備え、第1の調光信号により第1の照明負荷Bを調光制御し、第2の調光信号により、第2の照明負荷Aを調光制御する。そして、変換器4は、第1の調光信号が、第2の照明負荷に割り当てられた調光範囲にないときに、異常報知信号を出力する。この異常警報信号出力により、居住者は、調光操作を行うことができない原因を容易に特定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、白熱灯や蛍光灯等の複数種の照明負荷を同一系統で調光制御する照明制御装置に関する。
一般に、白熱灯から発せられる光は、空間に暖かみを与え、居住者に落ち着きやくつろぎ感を与えてくれる。一方、蛍光灯から発せられる光は、空間全体を均一に明るく照らし出し、居住者に涼しげでさわやかなイメージを与えてくれる。近年では、白熱灯及び蛍光灯の両者の特徴を活かし、同一居住空間に白熱灯及び蛍光灯の、それぞれ複数の照明器具を配置することにより、居住者が空間演出を楽しんだり、より快適な生活空間を作りだすことができるようにする照明システムの提案がなされている。
上記の照明器具の明るさを変化させる調光制御には複数の方式が知られている。例えば、白熱灯の調光制御については、半導体を用いた位相制御により、ランプ電力を直接制御する方式が用いられ、また、蛍光灯の調光制御については、上記位相制御方式のほか、電子安定器にPWM(パルス幅変調)信号を与えて、このPWM信号のオンデューティ幅に応じてランプ電流を変化させて調光する方式が一般的に用いられている。しかし、複数の照明器具を調光するには、照明器具の種類に応じて適切な調光方式を選択しなければならず、不適切な調光方式を選択すると、調光不能・不調といった種々のトラブルを生じる原因となる。
そこで、特許文献1及び2に示されるように、方式の異なる複数の照明負荷を、一つの操作系で一括して扱えるようにした照明制御装置が知られている。この照明制御装置は、図13に示されるように、操作部(フェーダ102)からの操作に応じて第1の調光信号であるPWM信号を発生させる調光信号発生器(PWM調光器101)と、PWM信号を第2の調光信号である位相制御電圧に変換して出力する変換器103と、を備え、PWM信号により調光制御される第1の照明負荷である蛍光灯105と、位相制御電圧により調光制御される第2の照明負荷である白熱灯104と、を同一系統で制御するものである。
特開2001-126879号公報 特開平9−282915号公報
前記特許文献1又は2の照明制御装置においては、最小の明るさで点灯させる場合の閃光現象を回避するために、例えば、PWM信号のオンデューティ幅が2〜95%の範囲を調光範囲として割り当てられることが通常なされている。しかしながら、特許文献1又は2の照明制御装置においては、第1の調光信号であるPWM信号が、通常の調光範囲に割り当てられたものでない場合、例えば、PWM調光器101と変換器103との間の信号線が短絡して、PWM信号のオンデューティが常に100%(PWM信号の出力電圧が常に0ボルトとなる)となった場合には、第2の照明負荷である白熱灯104は調光操作信号によらず消灯することとなる。また、PWM調光器101自体の異常により、例えば、PWM信号のオンデューティが常に0%(PWM信号の出力電圧が常に最大出力となる)となった場合には、第2の照明負荷である白熱灯104は、調光操作信号によらず全点灯することとなる。このように、PWM信号が通常の調光範囲外となった場合に、従来の調光制御装置においては、居住者は、照明負荷の調光操作を行うことができないばかりか、その原因を直ちに特定することもできないため、照明制御装置全体にわたる大掛かりな検査を要する可能性があった。
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、調光信号発生器と変換器との間の信号線の短絡又は調光信号発生器自体の異常といった照明制御装置の異常が発生したことにより、居住者が調光操作をすることができなくなったときに、異常を特定することが容易に行え、照明制御装置全体にわたる大掛かりな検査を回避することのできる照明制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、調光操作信号を送信するリモコン部と、このリモコン部からの調光操作信号に応じて第1の調光信号を発生させる調光信号発生器と、この調光信号発生器から出力される第1の調光信号を第2の調光信号に変換して出力する変換器と、を備え、第1の調光信号により調光制御される第1の照明負荷と、第2の調光信号により調光制御される第2の照明負荷とを同一系統で制御する照明制御装置であって、前記変換器は、第1の調光信号が、照明負荷に割り当てられた調光範囲にあるか否かを判断し、該調光範囲にないものであるときに、異常報知信号を出力する報知手段を備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の照明制御装置において、異常報知信号が第2の照明負荷を調光制御する第3の調光信号であるものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載の照明制御装置において、調光信号発生器と第1の照明負荷との間に中継器を設け、前記中継器は、第1の調光信号が、照明負荷に割り当てられた調光範囲にあるか否かを判断し、該調光範囲にないものであるときに、異常報知信号を出力する報知手段を備えたものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の照明制御装置において、異常報知信号が第1の照明負荷を調光制御する第4の調光信号であるものである。
請求項1の発明によれば、変換器が受信した第1の調光信号が、第1の調光信号により調光される第2の照明負荷に割り当てられた調光範囲にないときに、例えば、調光信号発生器と変換器との間の信号線の短絡や断線又は調光信号発生器自体に異常があった場合に、変換器が所定の異常報知信号を出力するので、居住者は、調光操作を行うことができない原因を特定することができ、照明制御装置全体にわたる大掛かりな検査を回避することができる。
請求項2の発明によれば、居住者は、変換器と接続された照明負荷の点灯によって、調光操作を行うことができない原因を容易に特定することができ、別段の報知表示手段を設けることなく設備のコストを低減することができる。
請求項3の発明によれば、変換器が介在しない第1の照明負荷と調光信号発生器と間の信号線の短絡や断線といった異常が生じた場合であっても、中継器が所定の異常報知信号を出力するので、居住者は、異常の原因を特定でき、照明制御装置全体にわたる大掛かりな検査を回避することができる。
請求項4の発明によれば、居住者は、中継器と接続された照明負荷の点灯によって、調光操作を行うことができない原因を容易に特定することができ、別段の報知表示手段を設けることなく設備のコストを低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明制御装置1の概略構成を示す。本実施形態に係る照明制御装置1は、調光操作信号を送信するリモコン部2と、リモコン部2からの調光操作信号に応じて第1の調光信号を発生させる調光信号発生器3と、調光信号発生器3から出力される第1の調光信号を第2の調光信号に変換して出力する変換器4とを備え、変換器4には第2の照明負荷Aが接続され、調光信号発生器3には直接に第1の照明負荷Bが接続される。
調光信号発生器3は、リモコン部2からの調光操作信号を受信するリモコン受信部5と、商用電源を内部制御電源に変換する電源部6と、電源部6からの給電を受けて調光信号を制御する制御部7と、調光信号を出力する複数の調光信号ドライバ8と、から構成される。制御部7には、調光信号発生器3の制御に用いるデータを記憶させたEEPROM9が接続される。複数の調光信号ドライバ8と変換器4又は照明負荷Bとは信号線10により接続され、変換器4と照明負荷Aとは信号線11により接続される。照明負荷Bは、調光信号発生器3から出力された第1の調光信号により制御され、照明負荷Aは、前記第1の調光信号であるPWM信号を変換器4が位相制御信号へと変換した第2の調光信号によって制御される。このように、本実施形態に係る照明制御装置1は、方式の異なる複数の照明負荷を、同一の操作系で制御するものである。
リモコン受信部5は、リモコン部2からの光信号や電波信号等の信号を受信し、この信号を電気信号に変換して、制御部7へと出力する。リモコン部2から送信される信号は、例えば、図2に示されるようなフォーマットを持つ信号であって、調光信号発生器3への命令データビットが含まれており、居住者から調光信号発生器3への操作要求を伝達するものである。本実施形態においては、命令データビットは、主に、照明器具の系統とその照明器具の出力比を操作するものである。
制御部7は、例えば、マイコンにより構成され、リモコン受信部5から出力され電気信号を解析し、命令データビットにより指示された照明器具の出力比に対応する調光信号を出力するように、命令データビットに対応する系統の調光信号ドライバ8に対して電気信号を出力する。本実施形態において、調光信号ドライバ8から出力されるPWM信号の波形図の例を図3に示す。この例では、PWM信号は、一定周波数の電圧信号であり、一定周期Tのパルスに占めるオン期間t1の割合をPWM信号のオンデューティ幅という。
ここで、PWM信号のオンデューティ幅と照明負荷の出力比との関係について、図4及び図5に示される照明負荷I乃至IIIを例に挙げて説明する。なお、例示される照明負荷I乃至IIIは、いずれもPWM信号のオンデューティ幅を制御することにより調光される照明器具である。図4及び図5に示されるように、PWM信号のオンデューティ幅が大きいほど、照明負荷I乃至IIIの出力比は小さくなり、照明負荷I乃至IIIは暗く調光される。しかし、各々の照明負荷の出力比とオンデューティ幅との関係は、照明負荷の種類によって異なる場合がある。例えば、照明負荷IIIでは、PWM信号のオンデューティ幅が大きくなるのに伴い、出力比は小さくなる。すなわち、照明負荷IIIは調光信号にリニアに対応する調光がなされる。一方、照明負荷Iでは、PWM信号のオンデューティ幅が0〜5%であるときには、出力比は100%であり、PWM信号のオンデューティ幅が5〜95%へと大きくなるに伴い、出力比は100〜0%へと小さくなり、PWM信号のオンデューティ幅が95%以上であるときには、出力比が0%で維持される。すなわち、照明負荷Iは、PWM信号のオンデューティ幅が5〜95%の間では、調光信号にリニアに対応する調光がなされるが、PWM信号のオンデューティ幅が0〜5%では調光信号に関わらず全点灯し、95〜100%では消灯する。また、照明負荷IIでは、PWM信号のオンデューティ幅が0〜84%であるときには、照明負荷Iと同様であるが、PWM信号のオンデューティ幅が85%以上になると、出力比が10%に維持される。すなわち、照明負荷IIは、PWM信号のオンデューティ幅が85%以上になると、調光信号に関わらず消灯しない。このように、各々の照明負荷の出力比とオンデューティ幅とのパターンは、照明負荷の種類に応じて、一意的に決定されるものである。また、これと同様に、位相制御信号により調光される照明負荷の出力比とPWM信号のオンデューティ幅とのパターンも、照明負荷の種類に応じて、一意的に決定される。
各種照明負荷の出力比に対するオンデューティ幅のパターンは、予め制御部7に記憶されている。また、調光信号ドライバ8は、制御部7から電気信号を受けて、所定のオンデューティ幅のPWM信号を、調光信号発生器3の外部に設置された変換器4へと出力する。なお、本実施形態における第2の照明負荷Aは、供給される商用電源の位相を制御することで調光が可能な照明器具であり、第1の照明負荷Bは、PWM信号のオンデューティ幅を制御することで調光が可能な照明器具である。また、照明負荷A又はBは、上記例の照明負荷I乃至IIIと必ずしも同一のものではない。
次に、変換器4の構成について、図6を参照して説明する。変換器4は、調光信号を制御する制御部40と、前述の調光信号発生器3からのPWM信号を受信する調光信号入力部41と、調光信号の異常を検出するエラー検出部42と、商用電源を内部制御電源に変換する電源部43と、点滅パターン記憶部44と、制御部40の制御のもと位相制御信号を出力する位相制御部45と、から構成される。
制御部40は、例えばマイコンにより構成され、ここでは調光信号入力部41からの調光信号のオンデューティ幅の読み込みと、それに対応する位相制御幅の位相制御信号を位相制御部45が出力するように、位相制御部45に向けて電気信号を出力する。なお、位相制御信号の位相制御幅とPWM信号のオンデューティ幅との関係も、図4及び図5に示された例と同様に、対応する第2の照明負荷Aの種類により異なっている場合があり、それら特定のパターンは、予め制御部40に記憶されている。エラー検出部42は、調光信号入力部41の後段に配置され、入力されたPWM信号が正常であるか否かの判断を行う。点滅パターン記憶部44には、事前に照明器具を点滅させる異常報知信号が記憶されている。エラー検出部42が、入力された調光信号が異常であると判断したとき、制御部40は、異常報知信号に基づく位相制御信号を出力するよう位相制御部45に対して電気信号を送る。これらエラー検出部42、制御部40、点滅パターン記憶部44及び位相制御部45により、異常報知信号を出力する報知手段が構成される。
第2の照明負荷Aを調光制御するために、調光信号発生器3から出力される第1の調光信号であるPWM信号が、照明器具Aに割り当てられた調光範囲にあるときには、変換器4は、PWM信号を位相制御信号へと変換した第2の調光信号を出力する。他方、前記PWM信号が、照明器具Aに割り当てられた調光範囲にないときには、変換器4は、異常報知信号に基づいた位相制御幅の位相制御信号(第3の調光信号)を出力する。この第3の調光信号によって、照明負荷Aが後述する特定の点滅パターンで調光制御され、調光信号の異常を居住者に認知させることが可能となる。
図7は、本発明の具体的実施形態に係る照明制御装置1の施工例を示す。照明制御装置1は、主に、一般住宅において施工されることを想定しているため、居住空間Rに対する意匠上の影響が無いように、原則的には、調光信号発生器3と変換器4とは天井裏に設置される。また、調光信号発生器3と変換器4又は照明器具Bとを接続する信号線10及び変換器4と照明器具Aとを接続する信号線11も天井裏に配線される。なお、前記施工例において、リモコン部2と調光信号発生器3との信号媒体として電波が用いられる場合には、調光信号発生器3が天井裏に設置され、居住者からは視認できない状態であっても特段の問題はないが、リモコンの信号媒体として赤外線等が用いられる場合には、調光信号発生器3中のリモコン受信部5が居住空間Rに露出される必要がある。
図8(a)乃至(c)は、本発明の一実施形態に係る照明制御装置1において、調光信号発生器3と変換器4とを接続する信号線10の途中で、信号線10の短絡が起こった場合の、各構成部における電気信号のフローの例を示している。なお、図8(a)は制御部7から出力される電気信号を、図8(b)は調光信号ドライバ8が出力するPWM信号を、図8(c)は変換器4から出力された位相制御信号による制御を受けた照明負荷Aの出力比を示している。信号線10に短絡が起こると、調光信号ドライバ8は、図8(b)に示されるように、0VのPWM信号を出力することとなる。調光信号発生器3が出力するPWM信号は、外乱ノイズ対策等の観点より、原則として、PWM信号のオンデューティ幅が0%又は100%となることはない。そのため、変換器4が、PWM信号のオンデューティ幅が0%である調光信号を検出した場合には、図6に示される変換器4内のエラー検出部42は、この調光信号が異常であると判断する。そして、検出された異常に応じて、制御部7は、予め点滅パターン記憶部44に記憶された点滅パターンに基づき照明負荷Aを調光する位相制御信号(第3の調光信号)を位相制御部45が出力するよう電気信号を送る。そして、位相制御部45の出力した位相制御幅の位相制御信号に基づいて照明負荷Aが点灯される。例えば、図8(c)に示されるように、照明負荷が一定間隔で全点灯と消灯とを繰り返す点滅パターンで点灯することにより、居住者は、調光操作を行うことができない原因を、調光信号発生器3と変換器4と間の信号線9の短絡のためであると特定することができる。
調光信号の異常が生じたことを居住者に伝達する方法としては、一般的には、調光信号発生器3又は変換器4に異常発生表示部を設け、この表示部が点滅等することによって調光信号の異常を居住者に伝達する方法が考えられる。しかし、本実施形態においては、調光信号発生器3及び変換器4が共に天井裏へ設置されるため、居住者に対する情報伝達のインターフェイス部を備えていない。リモコン部2に情報伝達のインターフェイス部を設けることも可能であるが、リモコン部2及び調光信号発生器3又は変換器4の各々に追加的な構成を施す必要があり、装置の複雑化やコストアップを招く蓋然性がある。そこで、本実施形態においては、照明器具を特定のパターンで点滅させることにより、居住者に対して調光信号の異常があったことの情報伝達を実現している。この様な手法をとることで、居住者に対して、広範囲かつ的確に、異常事態の伝達をすることが可能となると共に、別段の報知表示手段を設けることなく設備のコストを低減することができる。
また、図9(a)乃至(c)は、調光信号発生器3と変換器4とを接続する信号線10が断線した場合の、各構成部における電気信号のフローの例を示している。なお、図9(a)は制御部40から出力される電気信号を、図9(b)は調光信号ドライバ8が出力するPWM信号を、図9(c)は変換器4から出力された位相制御信号による制御を受けた照明負荷Aの出力比を示している。信号線10が断線すると、図9(b)に示されるように、変換器4はPWM信号を受信しないこととなる。そして、図6に示されるエラー検出部42が信号線10の断線を認めると、制御部40は予め点滅パターン記憶部44に記憶された点滅パターンに基づき照明負荷Aを調光する位相制御信号を位相制御部45が出力するよう電気信号を送る。その後、位相制御部45の出力した位相制御幅の位相制御信号に基づき、図9(c)に示されるように、図8(c)に示される例とは異なる点滅パターンで照明負荷Aが点灯される。
図10(a)乃至(c)は、調光信号発生器3に故障が発生した場合の、各構成部における電気信号のフローの例を示している。なお、図10(a)は制御部40から出力される電気信号を、図10(b)は調光信号ドライバ8が出力するPWM信号を、図10(c)は変換器4から出力された位相制御信号による制御を受けた照明負荷Aの出力比を示している。図10(a)に示されるように、仮に、調光信号発生器3が、故障により、PWM信号のオンデューティ幅が100%である調光信号を出力し続け、この調光信号を変換器4が受信した場合には、図6に示される変換器4内のエラー検出部42は、この調光信号が異常であると判断すると、制御部40は、予め点滅パターン記憶部44に記憶された点滅パターンに基づき照明負荷Aを調光する位相制御信号を位相制御部45が出力するよう電気信号を送る。その後、位相制御部45の出力した位相制御幅の位相制御信号に基づき、図10(c)に示されるように、図8(c)及び図9(c)に示される例とは異なる点滅パターンで照明負荷Aが点灯される。
このように、想定される異常事態に応じた複数の点滅パターンとなる位相制御信号を点滅パターン記憶部44に記憶させておき、また、これらの点灯パターンを予めマニュアル等に明記しておくことにより、居住者は照明器具の点滅パターンから、本照明制御装置にどのような異常事態が生じたかを容易に把握することができる。
また、上記実施形態によると、居住者は、調光信号発生器3に接続された複数の調光系統の中で、変換器4が接続された系統に生じた調光信号の異常を認知することができるが、変換器4が接続されていない系統に生じた調光信号の異常は認知することができない。そこで、本発明の他の実施形態として、図11に示されるように、変換器4が接続されていない系統に、調光信号の異常を検知するエラー検出部を備えた中継器14を配置することもできる。これにより、居住者は、調光信号発生器3と中継器14との間における信号線10の短絡等による調光信号の異常を認知することができる。
中継器14は、図12に示されるように、調光信号を制御する制御部140と、調光信号発生器3からの調光信号を受信する調光信号入力部141と、調光信号の異常を検出するエラー検出部142と、商用電源を内部制御電源に変換する電源部143と、点滅パターン記憶部144と、制御部40の制御のもとPWM信号を出力する調光信号出力部145と、から構成される。変換器4と同様に、第1の照明負荷Bを調光するために出力された第1の調光信号が、照明負荷Bに割り当てられた調光範囲にない場合に、中継器14が、異常報知信号(第4の調光信号)を出力する。そして、変換器4による調光制御された照明負荷Aと同様に、中継器14による調光制御された照明負荷Bが特定のパターンで点滅することにより、居住者は、調光信号発生器3に接続された複数の調光系統の中で、中継器14が接続された系統に、信号線10の短絡等による調光信号の異常が生じたことを容易に把握することができる。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、照明制御装置1において、PWM信号により調光制御される照明負荷が白熱灯である場合や、位相制御電圧により位相制御される照明負荷が蛍光灯である場合も想定され、照明負荷には白熱灯や蛍光灯を用いられるのみならず、発光ダイオード等が用いられる場合もある。
本発明の一実施形態に係る照明制御装置の概略構成図。 同装置におけるリモコン部からの光信号や電波信号等の信号のデータ内容を説明する図。 PWM信号のオンデューティ幅を説明する図。 PWM信号のオンデューティ幅と照明負荷の出力比との関係を示す図。 PWM信号のオンデューティ幅と照明負荷の出力比との関係を示す図。 同装置における変換器の内部構成図。 本発明の具体的実施形態に係る照明制御装置の設置例を示す図。 同装置において信号線に短絡が起きた場合の、各構成部における電気信号のフローの例を示す図。 同装置において信号線に断線が起きた場合の、各構成部における電気信号のフローの例を示す図。 同装置において調光信号発生器に故障が生じた場合の、各構成部における電気信号のフローの例を示す図。 本発明の他の実施形態に係る照明制御装置の概略構成図。 同装置における中継器の内部構成図。 従来の照明制御装置の構成図。
符号の説明
1 照明制御装置
2 リモコン部
3 調光信号発生器
4 変換器
7 制御部
8 調光信号ドライバ
10 信号線
11 信号線
14 中継器
140 制御部
141 調光信号入力部
142 エラー検出部
144 点滅パターン記憶部
145 調光信号出力部
40 制御部
41 調光信号入力部
42 エラー検出部
44 点滅パターン記憶部
45 位相制御部
A 第2の照明負荷
B 第1の照明負荷

Claims (4)

  1. 調光操作信号を送信するリモコン部と、このリモコン部からの調光操作信号に応じて第1の調光信号を発生させる調光信号発生器と、この調光信号発生器から出力される第1の調光信号を第2の調光信号に変換して出力する変換器と、を備え、第1の調光信号により調光制御される第1の照明負荷と、第2の調光信号により調光制御される第2の照明負荷とを同一系統で制御する照明制御装置であって、
    前記変換器は、第1の調光信号が、照明負荷に割り当てられた調光範囲にあるか否かを判断し、該調光範囲にないものであるときに、異常報知信号を出力する報知手段を備えたことを特徴とする照明制御装置。
  2. 前記異常報知信号が、第2の照明負荷を調光制御する第3の調光信号であることを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記調光信号発生器と第1の照明負荷との間に中継器を設け、この中継器は、照明負荷に割り当てられた調光範囲にあるか否かを判断し、該調光範囲にないものであるときに、異常報知信号を出力する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  4. 前記異常報知信号が第1の照明負荷を調光制御する第4の調光信号であることを特徴とする請求項3に記載の照明制御装置。
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