JP2008185879A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性の向上を図るとともに、ホールド性の向上を図る上で有利な撮像装置を提供する。
【解決手段】バリア開閉用部材42は、バリア40で隠されない前面12Aの左側部12Dの下部に設けられている。バリア開閉用部材42は、第1の移動位置P21と第2の移動位置P22との間で揺動可能に設けられ、第1の移動位置P21でバリア40は閉塞位置P11となり、第2の移動位置P22でバリア40は開放位置P12となる。バリア開閉用部材42は、第2の移動位置P22で、支軸44から右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜し、筐体12を保持する際のグリップとして適した姿勢となる。
【選択図】図1

Description

本発明は撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラなどの撮像装置として、該撮影装置の撮影レンズなどを保護するために、撮影レンズを開閉するバリアを備えたものがある。
このような撮像装置の具体的構成として、撮像装置の外装を構成する筐体の前面に撮影レンズが設けられ、手を用いて板状のバリアを前面に沿ってスライド移動させることで撮影レンズを開閉するものが提供されている(特許文献1参照)。
特開2006−184390
この撮像装置では、例えば、バリアを開放して撮影を行う際には、まず、一方の手で撮像装置の筐体を保持し、他方の手でバリアを閉塞位置から開放位置にスライド移動させ、次いで、撮影に適した位置で筐体を保持できるように手の位置を変える。
また、撮影を終了してバリアを閉塞する際には、撮影に適した位置で筐体を保持していた手を持ち替えて、一方の手で撮像装置の筐体を保持し、他方の手でバリアを開放位置から閉塞位置にスライド移動させる。
もちろん、片手のみで筐体を保持した状態で、その片手の指先を用いてバリアを開閉することも可能であるが、手が小さいユーザーではそのような操作には無理がある。
このように従来の撮像装置ではバリアを確実に開閉操作するには、両手を用いなくてはならず操作性に劣る面があった。
また、撮像装置の小型化、薄型化に伴い、筐体をしっかり保持しづらい場合があるため、筐体のホールド性の向上が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、操作性の向上を図るとともに、ホールド性の向上を図る上で有利な撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の撮像装置は、外装を構成する筐体と、前記筐体に設けられた撮影レンズと、前記撮影レンズを覆う閉塞位置と、前記撮影レンズを露出させる開放位置との間で移動可能に設けられたバリアと、前記筐体に第1の移動位置と第2の移動位置との間で移動可能に設けられたバリア開閉用部材と、前記バリア開閉用部材の前記第1の移動位置で前記バリアを前記閉塞位置とし、前記第2の移動位置で前記バリアを前記開放位置とする連動機構とを備え、前記バリア開閉用部材は前記第2の移動位置で前記筐体を保持する際のグリップとして機能することを特徴とする。
本発明によれば、バリア開閉用部材を設け、バリア開閉用部材を揺動させるという簡単な操作によってバリアを開閉させ、バリア開閉用部材を、バリアを開放位置とした第2の移動位置で、筐体を保持する際のグリップとして機能させるようにしたので、撮像装置をしっかり保持することができ、操作性の向上を図るとともに、ホールド性の向上を図る上で有利となる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A)は本実施の形態の撮像装置10のバリアが閉塞位置P11にある状態を示す正面図、(B)は撮像装置10のバリアが開放位置P12にある状態を示す正面図である。
図2は撮像装置10の構成を示すブロック図である。
図1(A)、(B)に示すように、本実施例の撮像装置10はデジタルスチルカメラであり、外装を構成する筐体12と、バリア40と、バリア開閉用部材42、連動機構48などを有している。なお、本明細書において前方とは被写体側をいい、後方とは結像側をいい、撮像装置10の左右は前方から見た状態でいうものとする。
筐体12は、前後方向の厚さと、厚さよりも大きい寸法の上下方向の高さと、高さよりも大きい寸法の左右方向の幅を有し、扁平な薄い矩形板状に形成されている。
筐体12は前方に臨む前面12Aと、後方に臨む後面と、上方に臨む上面12Bと、下方に臨む下面12Cと、左右に臨む左右の側面とを有している。
図1(B)に示すように、筐体12の右側部12Eには、撮影光学系14(図2参照)を収容するレンズ鏡筒15が上下方向に延在して設けられている。
筐体12Aの上部の右側部12E寄りの箇所には、開口1202が設けられ、撮影光学系14の最も前部に配置される撮影レンズ16が開口1202を介して前方に臨んで設けられている。
なお、撮影光学系14は、撮影レンズ16に加えて、何れも図示しないが、撮影レンズ16の後方に位置し光路を90度下方に屈曲させるプリズム、該プリズムの下方に前記光路に沿って配置された複数のレンズ、光路上に配置された絞り機構などを含んで構成されている。
前面12Aの撮影レンズ16の左側部には、焦点距離測定用の照明光などを照射する発光部18、照明補助光(閃光)を発光するフラッシュ部20などが設けられている。
筐体12の上面12Bにはシャッタボタン22が設けられ、筐体12の後面には、図2に示すように、電源のオンオフ、撮影モード、再生モードの切替など種々の操作を行なうための複数の操作スイッチ24、撮像した映像を表示するディスプレイ26などが設けられている。
図2に示すように、撮像装置10は、撮影光学系14によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子30A、該撮像素子30Aから出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体30Bに記録する画像処理部30C、前記画像データをディスプレイ26に表示させる表示処理部30D、シャッタボタン22や操作スイッチ24の操作に応じて画像処理部30C、表示処理部30Dを制御するCPUなどを含む制御部30Eなどを備えている。
図1(A)、(B)に示すように、バリア40は前面12Aに配設されている。
バリア40は、図1(A)に示す撮影レンズ16を覆う閉塞位置P11と、図1(B)に示す撮影レンズ16を露出させる開放位置P12との間で上下に移動可能に設けられている。
バリア40は、バリア開閉用部材42の操作により閉塞位置P11と開放位置P12とに移動され、また、バリア40は該バリア40を直接操作しても閉塞位置P11と開放位置P12とに移動される。
バリア40は、前面12Aの左側部12Dを除いた残りの部分を覆う大きさの左右方向の寸法と、前面12Aの高さよりも小さい寸法とを備えた矩形板状に形成されている。
バリア開閉用部材42は、バリア40で隠されない前面12Aの左側部12Dの下部に設けられている。
バリア開閉用部材42は、該バリア開閉用部材42が設けられた前面12Aの左側部12Dの下部よりも前方に突出している。
バリア開閉用部材42は、第1の移動位置P21と第2の移動位置P22との間で揺動可能に設けられ、第1の移動位置P21でバリア40は閉塞位置P11となり、第2の移動位置P22でバリア40は開放位置P12となる。
バリア開閉用部材42は、揺動の支点となる支軸44に連結されている。
支軸44は筐体12の前後方向に延在し、支軸44は、左側部12Dの下部寄りでバリア40寄りの箇所に配置されている。
バリア開閉用部材42は、図1(A)に示す第1の移動位置P21で支軸44から筐体12の右方向に延在する上面42Aを有し、上面42Aは、図1(B)に示す第2の移動位置P22で、支軸44から右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜する。
言い換えると、バリア開閉用部材42は、第1の移動位置P21で支軸44から筐体12の右方向に延在する細長形状を呈している。
そして、バリア開閉用部材42は、第2の移動位置P22で、支軸44から右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜し、筐体12を保持する際のグリップとして適した姿勢となる。
すなわち、図7に示すように、右手の人差し指と親指で筐体12の上面12Aと下面12Cを挟んで筐体12を把持した際に、中指がバリア開閉用部材42(バリア開閉用部材42の上面42A)に当て付けられるように設けられている。
したがって、バリア開閉用部材42は第2の移動位置P22で筐体12を保持する際のグリップとして機能する。
なお、図1(B)において、符号P0はバリア開閉用部材42の揺動限界位置P0を示す。
この揺動限界位置P0は、バリア開閉用部材42の第1の移動位置P21から第2の移動位置P22への方向の揺動の揺動限界位置P0を示す。
本実施の形態では、第1の移動位置P21に位置するバリア開閉用部材42を操作する際に、第2の移動位置P22を越えてこの揺動限界位置P0に揺動させて手を離すと、バリア開閉用部材42は第2の移動位置P22となる。
また、第2の移動位置P22に位置するバリア開閉用部材42を第1の揺動位置P21に戻す際に、第2の揺動位置P22からこの揺動限界位置P0に揺動させて手を離すと、バリア開閉用部材42は第1の移動位置P21に復帰する。
このようなバリア開閉用部材42の動きは、後述する連動機構48の駆動歯車50と、第2ラック56と、スライド板58と、カムピン60と、カム溝62と、コイルスプリング64などによりなされる。
図3はバリア40が閉塞位置P11に位置した状態を示す連動機構48の説明図、図4はバリア40が開放位置P12に位置した状態を示す連動機構48の説明図である。
図5はカムピン60とカム溝62の説明図である。
連動機構48は、バリア開閉用部材42とバリア40とを連結し、バリア開閉用部材42の第1の移動位置P21でバリア40を閉塞位置P11とし、バリア開閉用部材42の第2の移動位置P22でバリア40を開放位置P12とするものである。
連動機構48は、駆動歯車50と、歯車列52と、第1ラック54と、第2ラック56と、スライド板58と、カムピン60と、カム溝62と、コイルスプリング64などを含んで構成されている。
駆動歯車50と、第2ラック56と、スライド板58と、カムピン60と、カム溝62と、コイルスプリング64は、前面12Aの左側部12Dの内面に配設されている。
歯車列52はそれらの支軸が筐体12側で支持され、第1ラック54はバリア40の内面に固定されている。
駆動歯車50は、バリア開閉用部材42の支軸44に連結されている。
図3、図4に示すように、駆動歯車50は、第1歯部50Aと、第2歯部50Bと、入力歯車52Aに噛合しない第1欠部50Cと、第2欠部50Dと、ストッパ50Eとを備えている。
第1歯部50Aは、歯車列52の入力端に位置する入力歯車52Aに噛合可能で、バリア開閉用部材42の揺動に連動してバリア40を開閉させるために機能する。
第2歯部50Bは、第2ラック56に噛合可能で、バリア開閉用部材42を第1の移動位置P21と第2の移動位置P22とに位置させるために機能する。第2歯部50Bは、バリア40が閉塞位置P11に位置し、バリア開閉用部材42が第1の移動位置P21に位置した状態で、下限位置に位置する第2ラック56の歯部56Aの上部に噛合している。
第1欠部50Cは、バリア開閉用部材42を使用せずにバリア40を直接閉塞位置P11から開放位置P12に、また、開放位置P12から閉塞位置P11に移動させる場合に機能する。第1欠部50Cは、バリア40が閉塞位置P11に位置し、バリア開閉用部材42が第1の移動位置P21に位置した状態で、入力歯車52Aに臨んでいる。
第2欠部50Dは、バリア開閉用部材42を第1の移動位置P21から第2の移動位置P22に移動させる場合と、バリア開閉用部材42を第2の移動位置P22から第1の移動位置P21に移動させる場合の双方の場合にバリア開閉用部材42が第2の移動位置P22から揺動限界位置P0に揺動した際に、入力歯車52Aに臨み、バリア40を開放位置P12に留めるように機能する。
第1ラック54は左右に間隔をおいて一対設けられている。
歯車列52は、左右一対の第1ラック54にそれぞれ噛合する左右一対の出力歯車52Bを備えている。
したがって、歯車列52が駆動されることで、バリア40は一対の出力歯車52Bおよび一対の第1ラック54を介して上下に移動する。
図3に示すようにバリア40の閉塞位置P11で、出力歯車52Bは第1ラック54の下部に噛合しており、図4に示すようにバリア40の開放位置P12で、出力歯車52Bは第1ラック54の上部に噛合している。
第2ラック56は前面12Aの左側部12Dの内面に上下に移動可能に配設され、スライド板58は第2ラック56の上部に取着され、第2ラック56およびスライド板58はコイルスプリング64により常時下方に付勢されている。
図3乃至図5に示すように、カムピン60は、スライド板58に取着された断面が円形のばね鋼棒61の端部に形成された直線部で構成されており、カムピン60は前方に向かって、すなわち、前面12Aに向かって突出している。
そして、このカムピン60に係合するカム溝62が設けられている。
カム溝62は、前面12Aの内面に取着されたカムプレート66に形成されている。
これら第2ラック56、スライド板58、コイルスプリング64、カムピン60、カム溝62は、バリア開閉用部材42を第1の移動位置P21と第2の移動位置P22とに位置させ、また、バリア開閉用部材42の揺動限界位置P0を決定するものである。
図5に示すように、カム溝62はハート型を呈しており、上部にV字部62Aを有し、下部にU字部62Bを有し、また、それらV字部62AとU字部62Bを接続する一対の溝部62C、62Dを有している。
V字部62Aは2つの傾斜溝62E、62Fと中央下端62Gとで形成されている。
カムピン60はその先端がカム溝62の底面6202に常時当接するようにばね鋼棒61により付勢されており、U字部62Bの下端6210では、カム溝62の底面6202が最も低くなっている。
そして、一方の溝部62Cでは、下端6210から溝部62Cの上部に至るにつれて底面6202が次第に高くなるように形成されている。
また、V字部62Aの中央下端62Gと一方の溝部62Cの上端とを接続する傾斜溝62Eの底面6202は、溝部62Cの底面6202よりも低く形成されている。
また、V字部62Aの中央下端62Gと他方の溝部62Dの上端とを接続する傾斜溝62Fの底面6202は、前記傾斜溝62Eの底面6202よりも低く形成されている。
また、傾斜溝62Fの上端とU字部62Bを接続する他方の溝部62Dの底面6202は、U字部62Bの下端6210に至るにつれて次第に高くなるように形成されている。
このようにカム溝62の底面6202の高さを変えることによりカムピン60が逆戻りしないように図られており、言い換えると、カムピン60はカム溝62内でコイルスプリング64により常時下方に向かうように付勢されているので、カムピン60が逆戻りせずに所望の方向にのみカム溝62内を移動するように図られている。
カムピン60は、図3に示すようにバリア開閉用部材42が第1の移動位置P21に位置し、バリア40が閉塞位置P11に位置した状態で、U字部62Bの下端6210に位置している。
カムピン60が下端6210に位置した状態で、コイルスプリング64によりスライド板58が下方に付勢されているため、カムピン60は下端6210に押圧する方向に付勢され、この状態でバリア開閉用部材42は第1の移動位置P21となり、第1の移動位置P21に留まる。
また、カムピン60は、バリア開閉用部材42を第2の移動位置P22方向に揺動させると、駆動歯車50により第2ラック56およびスライド板58が上方に移動し、カムピン60は下端6210からV字部62Aに向かう一方の溝部62Cを通り、一方の溝部62Cの頂点6212に位置する。
カムピン60が一方の溝部62Cの頂点6212に位置した状態でバリア開閉用部材42は揺動限界位置P0に位置する。
この状態でバリア開閉用部材42から手を離すと、コイルスプリング64によりスライド板58が下方に付勢されていることから、カムピン60は頂点6212からV字部62Aの中央下端62Gに案内され、カムピン60はV字部62Aの中央下端62Gに位置する。
このときのカムピン60の移動によりスライド板58および第2ラック56が下方に移動し、駆動歯車50を介しバリア開閉用部材42は第2の移動位置P22となり、第2の移動位置P22に留まる。
また、カムピン60は、バリア開閉用部材42を第2の移動位置P22から揺動限界位置P0に揺動させると、V字部62Aの中央下端62Gから他方の頂点6214に案内され、ここでバリア開閉用部材42から手を離すと、コイルスプリング64によりスライド板58が下方に付勢されていることから、カムピン60はV字部62AからU字部62Bの下端6210に向かって他方の溝部62Dを移動し、U字部62Bの下端6210に位置する。
このときのカムピン60の移動によりスライド板58および第2ラック56が下方に移動し、駆動歯車50を介しバリア開閉用部材42は第1の移動位置P21となる。
カムピン60がU字部62Bの下端6210に位置した状態で、バリア開閉用部材42は第1の移動位置P21となり、第1の移動位置P21に留まる。
なお、駆動歯車50に設けられたストッパ50Eは、バリア開閉用部材42を揺動限界位置P0に揺動させた際に、図4に示すように、筐体12に設けられたストッパ13に当接し、バリア開閉用部材42の揺動限界位置P0を規制するものである。
また、バリア開閉用部材42が第1の移動位置P21に位置した状態で、バリア40のみを下方に移動させると、入力歯車52Aは駆動歯車50の第1欠部50Cに臨んでいるため、第1ラック54の下方への移動により歯車列52のみが回転し、バリア40の下方への移動が支障なく行われる。そして、バリア40の開放位置P12は、バリア40と前面12Aの間に設けられた不図示のトグルスプリングにより維持される。また、開放位置P12からバリア40を上方に移動させると、バリア40は閉塞位置P11に復帰し、この状態は前記トグルスプリングにより維持される。
なお、バリア40の閉塞位置P11と開放位置P12とを規制する不図示のストッパが前面12Aに設けられている。
次に作用について説明する。
図6はバリア40が閉塞位置P11に位置した状態を示す操作説明図、図7はバリア40が開放位置P12に位置した状態を示す操作説明図である。
撮像装置10によって撮影を行うにあたって、ユーザーは、図6に示すように、バリア40が閉塞位置P11に位置しバリア開閉用部材42が第1の移動位置P21に位置した状態の撮像装置10を手で保持する。
この際、右手の人差し指と親指で筐体12の上面12Aと下面12Cを挟んで筐体12を把持した状態で、中指をバリア開閉用部材42(バリア開閉用部材42の上面42A)に当て付ける。
そして、図7に示すように、中指によってバリア開閉用部材42を第1の移動位置P21から第2の移動位置P22を越えて揺動限界位置P0まで揺動させる。
(バリア40の動き)
バリア開閉用部材42を第1の移動位置P21から第2の移動位置P22に揺動させると、図4に示すように、バリア開閉用部材42と一体に駆動歯車50が回転され、駆動歯車50の第1歯部50A、歯車列52、一対の出力歯車52Bを介して第1ラック54が下方に移動され、これにより、バリア40が閉塞位置P11から開放位置P12に移動する。
さらに、バリア開閉用部材42を第2の移動位置P22から揺動限界位置P0まで揺動させると、駆動歯車50の第2欠部50Dが入力歯車52Aに臨むことから、歯車列52は駆動されず、したがって、バリア40には何ら力が作用せず、バリア40は開放位置P12に留まる。
(カムピン60の動き)
一方、バリア開閉用部材42を第1の移動位置P21から第2の移動位置P22に揺動させると、第2ラック56が上方に移動され、スライダ板58を介してカムピン60は、下端6210から一方の溝部62C内を上昇し、バリア開閉用部材42の第2の移動位置P22では、カムピン60は一方の頂点6212の下方に位置している。
さらに、バリア開閉用部材42を第2の移動位置P22から揺動限界位置P0まで揺動させると、カムピン60はカム溝62内で一方の頂点6212に至る。
したがって、バリア開閉用部材42を揺動限界位置P0まで揺動させたのち、バリア開閉用部材42から指を離すと、カムピン60はカム溝62内で一方の頂点6212から中央下端62Gに至り、バリア開閉用部材42は第2の移動位置P22に戻される。
図7に示すように、バリア開閉用部材42は、第2の移動位置P22で、支軸44から右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜し、筐体12を保持する際のグリップとして適した姿勢となる。
すなわち、右手の人差し指と親指で筐体12の上面12Aと下面12Cを挟んで筐体12を把持した際に、中指がバリア開閉用部材42(バリア開閉用部材42の上面42A)に当て付けられる。
したがって、バリア開閉用部材42は第2の移動位置P22で筐体12を保持する際のグリップとして機能する。
したがって、ユーザーは、第2の移動位置P22に位置したバリア開閉用部材42に中指を掛けることで、撮像装置10をしっかり保持することができ安定して撮影を行うことができる。
撮影が終了したならば、図7に示すように、中指によってバリア開閉用部材42を第2の移動位置P22から揺動限界位置P0まで揺動させたのち、バリア開閉用部材42から指を離す。
(バリア40の動き)
バリア開閉用部材42を第2の移動位置P22から揺動限界位置P0に揺動させると、第2欠部50Dが入力歯車52Aに臨むことから、歯車列52は駆動されず、したがって、バリア40は開放位置P12に留まる。
そして、手を離してバリア開閉用部材42が第2の移動位置P22から第1の移動位置P21に戻される際に、入力歯車52Aと歯車列52とが噛合し、バリア40は開放位置P12から閉塞位置P11に戻る。
(カムピン60の動き)
一方、バリア開閉用部材42を第2の移動位置P22から揺動限界位置P0に揺動させると、カムピン60はカム溝62内で中央下端62Gから他方の頂点6214に至る。
そして、バリア開閉用部材42から指が離されると、コイルスプリング64の付勢力によって、カムピン60は他方の頂点6214から他方の溝部62Dを通って下端6210に至り、スライド板56を介して第2ラック56が下方に移動されることにより、第2歯部50Bを介して駆動歯車50が回転され、バリア開閉用部材42は第1の移動位置P21に戻される。
本実施の形態によれば、バリア開閉用部材42を設けたので、バリア開閉用部材42を揺動させるという簡単な操作によってバリア40を開閉させることができる。
しかも、バリア開閉用部材42は、バリア40を開放位置P12とした第2の移動位置P22で、筐体12を保持する際のグリップとして機能するので、撮像装置10をしっかり保持することができるようになり、操作性の向上を図るとともに、ホールド性の向上を図る上で有利となる。
また、バリア開閉用部材42は、筐体12の前面12Aの左側部12Dでしかも下部に位置しているので、保持しづらい扁平な筐体12を、バリア開閉用部材42を利用することでしっかりと保持できるようになり、操作性の向上を図るとともに、ホールド性の向上を図る上で有利となる。
また、右手で筐体12を保持した状態で、その右手の中指でバリア開閉用部材42を揺動させることができるため、手が小さいユーザーであっても両手を使うことなく簡単な操作によってバリア40を確実に開閉させることができ、操作性の向上を図る上で有利となる。
なお、バリア開閉用部材42は、その操作が容易にでき、第2の移動位置P22に位置した状態で筐体12を保持する際のグリップとして機能するものであればよく、バリア開閉用部材42の配設位置、移動方向、形状は本実施の形態に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、連動機構48が、駆動歯車50と、歯車列52と、第1ラック54と、第2ラック56と、スライド板58と、カムピン60と、カム溝62と、コイルスプリング64などで構成されている場合について説明したが、連動機構48は、リンク機構、カム機構、スライダ機構やそれらの組み合わせなど従来公知のさまざまな構造が採用可能であり、連動機構48は実施の形態の構成に限定されない。
また、本実施の形態では、連動機構48が機械的な構造で構成されている場合について説明したが、連動機構48はモータなどのアクチュエータを含んで構成されていてもよく、この場合にも従来公知のさまざまな構造が採用可能である。
また、実施の形態では、撮像装置10としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置、撮像装置を備える携帯電話機や携帯電子機器などに適用可能である。
(A)は本実施の形態の撮像装置10のバリアが閉塞位置P11にある状態を示す正面図、(B)は撮像装置10のバリアが開放位置P12にある状態を示す正面図である。 撮像装置10の構成を示すブロック図である。 バリア40が閉塞位置P11に位置した状態を示す連動機構48の説明図である。 バリア40が開放位置P12に位置した状態を示す連動機構48の説明図である。 カムピン60とカム溝62の説明図である。 バリア40が閉塞位置P11に位置した状態を示す操作説明図である。 バリア40が開放位置P12に位置した状態を示す操作説明図である。
符号の説明
10……撮像装置、12……筐体、16……撮影レンズ、40……バリア、42……バリア開閉用部材、48……連動機構、P11……閉塞位置、P12……開放位置、P21……第1の移動位置、P22……第2の移動位置。

Claims (9)

  1. 外装を構成する筐体と、
    前記筐体に設けられた撮影レンズと、
    前記撮影レンズを覆う閉塞位置と、前記撮影レンズを露出させる開放位置との間で移動可能に設けられたバリアと、
    前記筐体に第1の移動位置と第2の移動位置との間で移動可能に設けられたバリア開閉用部材と、
    前記バリア開閉用部材の前記第1の移動位置で前記バリアを前記閉塞位置とし、前記第2の移動位置で前記バリアを前記開放位置とする連動機構とを備え、
    前記バリア開閉用部材は前記第2の移動位置で前記筐体を保持する際のグリップとして機能する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記筐体は、前後方向の厚さが薄い扁平な板状を呈し、
    前記バリア開閉用部材は、前記筐体の前面に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記筐体は、前後方向の厚さが薄い扁平な板状を呈し、
    前記バリア開閉用部材は、前記筐体の前方から見て前面の左側部の下部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記バリア開閉用部材は、前記筐体の前方から見て前面の左側部を支点として揺動可能に設けられ、
    前記バリア開閉用部材は、前記第1の移動位置で前記支点から前記筐体の右方向に延在する上面を有し、
    前記上面は、前記第2の移動位置で、前記支点から前記右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜する、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記バリア開閉用部材は、前記筐体の前方から見て前面の左側部を支点として揺動可能に設けられ、
    前記バリア開閉用部材は、前記第1の移動位置で前記支点から前記筐体の右方向に延在する細長形状を呈し、
    前記バリア開閉用部材は、前記第2の移動位置で、前記支点から前記右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜する、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記バリア開閉用部材は、前記筐体の前方から見て前面の左側部を支点として揺動可能に設けられ、
    前記バリア開閉用部材は、前記第1の移動位置で前記支点から前記筐体の右方向に延在する細長形状を呈し、
    前記バリア開閉用部材は、前記第2の移動位置で、前記支点から前記右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜し、右手の人差し指と親指で前記筐体の上面と下面を挟んだ状態で、右手の中指が前記バリア開閉用部材に当て付けられるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記バリア開閉用部材は、前記筐体の前方から見て前面の左側部を支点として揺動可能に設けられ、
    前記バリア開閉用部材は、該バリア開閉用部材が設けられた前記前面の箇所よりも前方に突出しており、
    前記バリア開閉用部材は、前記第1の移動位置で前記支点から前記筐体の右方向に延在する細長形状を呈し、
    前記バリア開閉用部材は、前記第2の移動位置で、前記支点から前記右方向に至るにつれて下方に位置するように傾斜し、右手の人差し指と親指で前記筐体の上面と下面を挟んだ状態で、右手の中指が前記バリア開閉用部材に当て付けられるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. 前記バリア開閉用部材は、前記撮影レンズが設けられた前記筐体の面に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記バリア開閉用部材は、前記撮影レンズが設けられた前記筐体の面に、前記第1の移動位置と前記第2の移動位置との間で揺動可能に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012133040A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Canon Inc 補正光学装置
CN112761095A (zh) * 2021-01-04 2021-05-07 苏州锦华企业服务股份有限公司 一种智能车位管理装置

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