JP2014107735A - 撮像装置 - Google Patents

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和久 田島
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Abstract

【課題】持ち手を変えることなく自分撮りを可能とし且つ表示画面サイズを大きくとる。
【解決手段】表示画面4及びシャッタボタン5Aを主筐体2に配置する一方で、撮像素子22及び光学系を有する撮像ユニットを副筐体3に配置し、副筐体3を主筐体2に対して回転可能なように両者を連結する。表示画面4から見て前方に位置する物体を撮影領域に収める正面撮り姿勢と、表示画面4から見て後方に位置する物体(撮影者含む)を撮影領域に収める背面撮り姿勢との間で、副筐体3の姿勢を変更可能である。正面撮り姿勢において光軸AXOPTの延長線AXOPT’が表示画面4と交差するようにカメラ1が形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮影者自身を撮影する所謂自分撮りの支援機能を有するデジタルカメラが市販されている(例えば、非特許文献1参照)。図18(a)に、この種のカメラ900の外観斜視図を示す。カメラ900では、主筐体901に、シャッタボタン902、操作ボタン群903及び表示画面904が取りつけられている。撮影者は、カメラ900の右側部分を右手で持つことでカメラ900を支持する。この状態で、撮影者は、通常、主筐体901の上面右側に設けられたシャッタボタン902を右手の指(例えば人差し指)にて押すことで静止画像の撮影指示をカメラ900に与えることができ、主筐体901の背面(後面)に設けられた操作ボタン群903中の各ボタンを右手の指(例えば親指)で押すことで各種設定指示をカメラ900に与えることができる。表示画面904にはカメラ1の撮影領域内の画像が表示され、撮影者は表示画面904を見ることで撮影構図を確認できる。
図18(b)に示す如く、カメラ900では、主筐体901に対して表示画面904の部分が回転可能となっている。図18(a)の状態を基準として表示画面904を180°回転させたときのカメラ900の正面図を図19に示す。図19の状態において、撮影者は、自身をカメラ900の撮影領域内に収めつつ、表示画面904を見ることが可能である。このため、表示画面904にて撮影構図を確認しながら、所謂自分撮りを行うことができる。図19の状態において、撮影者は、左手でカメラ900を支持し、左手の指(例えば人差し指)でシャッタボタン902の押下操作を行う。
また、図20(a)及び(b)に示すようなカメラ920も提案されている(例えば下記特許文献1参照)。カメラ920では、表示画面923の上方に、撮影レンズ922を有する回転撮像ユニット921が回転自在に取り付けられている。撮影レンズ922を撮影者側に向けることで、表示画面923にて撮影構図を確認しながら自分撮りを行うことができる。カメラ920に類似する構造が特許文献2にも示されている。
特開2008−48348号公報 特開2006−101372号公報
カシオ、エクシリムカタログ、"EX-ZR1000"、[online]、平成24年10月、[平成24年11月12日検索]、インターネット<URL:http://casio.jp/dc/products/ex_zr1000>
上述のカメラ900において、撮影者に対向する被写体を撮影可能な状態から、撮影者自身を撮影可能な状態に移行する際、撮影者はカメラ900の持ち方を変える必要がある(図18(a)から図19への変更)。カメラ900の持ち方を変えること自体、手間がかかる。また、自分撮りを行うべくカメラ900の持ち方を変えると(図18(a)から図19への変更)、操作ボタン群903に対する操作も難しくなる。
これを考慮し、図20(a)及び(b)のような構造の採用が検討される。図20(a)及び(b)の構造によれば、上記移行に際してカメラ920の持ち方変更は不要になる。しかしながら、図20(a)及び(b)の構造では、撮像ユニット921の回転機構の存在により、表示画面923の設置位置やサイズに大きな制約が加わる。
そこで本発明は、撮影方向の変更に際して持ち方の変更を必要とせず且つ表示画面の設置制約を緩和可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、表示画面及び撮影指示を受ける操作部材が設けられた主筐体と、撮像素子及び光学系が設けられた副筐体と、を備え、前記表示画面に平行な軸を回転軸として前記副筐体が前記主筐体に対し回転可能なように前記主筐体及び前記副筐体が連結された撮像装置であって、前記主筐体に対する前記副筐体の姿勢は、前記回転を介し、前記表示画面から見て第1方向に位置する物体を撮影領域に収める第1姿勢と、前記表示画面から見て前記第1方向とは逆の第2方向に位置する物体を撮影領域に収める第2姿勢との間で変更可能であり、前記第1姿勢において、当該撮像装置の光軸の延長線は、前記表示画面と交差することを特徴とする。
本発明に係る他の撮像装置は、表示画面及び撮影指示を受ける操作部材が設けられた主筐体と、撮像素子及び光学系が設けられた副筐体と、を備え、前記表示画面に平行な軸を回転軸として前記副筐体が前記主筐体に対し回転可能なように前記主筐体及び前記副筐体が連結された撮像装置であって、前記主筐体に対する前記副筐体の姿勢は、前記回転を介し、前記表示画面から見て第1方向に位置する物体を撮影領域に収める第1姿勢と、前記表示画面から見て前記第1方向とは逆の第2方向に位置する物体を撮影領域に収める第2姿勢との間で変更可能であり、前記第1姿勢において、前記副筐体の重心を通り且つ前記表示画面に垂直な線は、前記表示画面と交差することを特徴とする。
表示画面及び操作部材が設けられた主筐体に対し撮像素子及び光学系が設けられた副筐体を回転可能とする構成を採用することにより、撮影方向を変更すべく副筐体の姿勢を変化させたとしても撮像装置の持ち方を変更する必要が無い。更に、第1姿勢において撮像装置の光軸の延長線が表示画面と交差するような構造を採用することにより、又は、第1姿勢において副筐体の重心を通り且つ表示画面に垂直な線が表示画面と交差するような構造を採用することにより、回転機構の存在による表示画面の設置制約は少ない又は無い。
本発明によれば、撮影方向の変更に際して持ち方の変更を必要とせず且つ表示画面の設置制約を緩和可能な撮像装置を提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係り、斜め正面から見たカメラの概略外観図である。 本発明の第1実施形態に係り、斜め後方から見たカメラの概略外観図である。 本発明の第1実施形態に係り、上方から見たカメラの外観平面図である。 本発明の第1実施形態に係るカメラの分解図である。 カメラの表示画面とXY座標面との関係を示す図である。 カメラの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係り、3つの回転角におけるカメラの側面図である。 副筐体が主筐体に対して回転される様子を示す図である。 背面撮り姿勢におけるカメラの外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係り、正面撮り姿勢におけるカメラの持ち方を示す図(a)と、背面撮り姿勢におけるカメラの持ち方を示す図(b)である。 本発明の第1実施形態に係り、光軸とXY座標面(表示画面)との交点を示す図である。 発光部を明示した、正面撮り姿勢におけるカメラの外観斜視図である。 発光部を明示した、背面撮り姿勢におけるカメラの外観斜視図である。 視線誘導部分発光を実行したときの、背面撮り姿勢におけるカメラの外観斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るカメラを上方から見た平面図である。 本発明の第2実施形態に係り、3つの回転角におけるカメラの側面図である。 本発明の第2実施形態に係り、所定の線とXY座標面(表示画面)との交点を示す図である。 従来のカメラの構造を示す図である。 従来のカメラの構造を示す図である。 従来の他のカメラの構造を示す図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
<<第1実施形態>>
本発明の第1実施形態を説明する。図1及び図2は、斜め正面及び斜め後方から見た、本発明の第1実施形態に係るカメラ(撮像装置)1の概略外観図である。カメラ1は、静止画像のみを撮影及び記録可能なデジタルスチルカメラ、又は、静止画像及び動画像を撮影及び記録可能なデジタルビデオカメラである。図3は、上方から見た、カメラ1の外観平面図である。図4は、カメラ1の分解図である。カメラ1は、主筐体2と副筐体3を連結することで形成される。
主筐体2には、液晶ディスプレイ等から成る表示画面4が嵌め込まれ且つ固定されている。二次元平面としての表示画面4の中心における表示画面4の法線上に、ユーザ300の視点(例えばユーザ300の両眼の中心)が存在するものとする(図3参照)。ユーザ300は、カメラ1を用いて撮影を行う撮影者である。以下の説明において、手、指とは、ユーザ300の手、指を指す。ユーザ300の視野の中心に表示画面4の中心が位置し、ユーザ300は表示画面4の表示内容を視認するものとする。本明細書において、上、下、左及び右は、ユーザ300から見た上、下、左及び右を指す。左右方向は表示画面4の水平方向と一致し、上下方向は表示画面4の垂直方向と一致する。ユーザ300の視点から表示画面4の中心に向かう方向を前方向と定義し、前方向と逆の方向を後方向と定義する。また、図5に示すXY座標面を定義する。XY座標面は、左右方向に平行なX軸と上下方向に平行なY軸を座標軸として持ち、X軸及びY軸は原点Oにて直交する。表示画面4はXY座標面に平行であり、原点Oは表示画面4の中心と一致していると考える。
主筐体2は、概ね直方体形状を有している。主筐体2の形状としての直方体は、主筐体2の重心より左、右、上、下、前、後に位置する左面、右面、上面、下面、前面、後面にて形成される。主筐体2において、前面には後方に向かって窪んだ窪み部11(図4参照)が形成されている。図1〜図3に対応する正面撮り姿勢においては、当該窪み部11に副筐体3が嵌まり込む(正面撮り姿勢については後に詳説)。窪み部11の右側に隣接する、主筐体2の肉部312を、カメラ1のグリップとして機能させることができる。典型的には、ユーザ300は、右手の指を当該グリップにおいて、右手のみ又は両手にてカメラ1を持つ。このようにカメラ1を手で持った状態を、便宜上、通常カメラ把持状態と呼ぶ。通常カメラ把持状態で、ユーザ300は、主筐体2の上面に設けられたシャッタボタン5Aを右手の指(例えば人差し指)にて押すことができる。シャッタボタン5Aは、主筐体2の上面における右側よりの位置にて、主筐体2に固定及び支持される。
主筐体2の後面には、表示画面4が設置されると共に1以上のボタンから成る操作ボタン群5Bが設置されている。通常カメラ把持状態で、ユーザ300は、右手の指(例えば親指)で操作ボタン群5B中の各ボタンを押すことができ、操作ボタン群5B中の各ボタンを押すことで各種設定指示をカメラ1に与えることができる。操作ボタン群5B中の幾つかのボタンは、主筐体2の上面に設けられていても良い。
窪み部11よりも若干大きさの小さい概略直方体形状の筐体に、鏡筒6を取りつけることで副筐体3が形成される。図4において、一点鎖線にて示された軸AXOPTは、カメラ1における光軸(換言すれば、後述の光学系21における光軸)であり、前後方向に伸びている。鏡筒6は副筐体3の前面から前方向に突出している。
図4において、破線の線分にて示された軸13は、窪み部11内の上部に存在する、左右方向に沿って伸びる軸である(従って、軸13は表示画面4に平行である)。軸13を回転軸として副筐体3が主筐体2に対し回転可能なように(後述の図8及び図9参照)、副筐体3は主筐体2に連結される。特に図示しないが、カメラ1の構成要素に含まれる、当該連結を担う連結機構部を、ヒンジ等にて形成することができる。図4に示される面14は、窪み部11及び肉部12の境界に位置する、XY座標面に直交する面である。
図6は、カメラ1の電気的構成を示すブロック図である。カメラ1は、表示画面4及び操作部5を備えると共に、符号20〜25によって参照される各部位を備える。撮像ユニット20は、ズームレンズ及びフォーカスレンズ等を含む複数枚のレンズから形成される光学系21、及び、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから成る撮像素子22を有し、被写体の撮影を行う。撮像ユニット20の撮影領域内の被写体からの光が光学系21を介して撮像素子22に入射することにより、撮像素子22の撮像面に被写体の光学像が結像し、当該光学像を示す信号が撮像素子22から出力される。主制御部23は、信号処理回路、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等にて形成され、カメラ1内の各部位の動作を統括的に制御する。また、主制御部23は、撮像素子22の出力信号に所定の信号処理を施すことで撮影画像の画像データを生成する。撮影画像とは、撮像素子22の出力信号に基づく、撮像ユニット20によって撮影された画像である。記録媒体24は、半導体メモリや磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部23による制御の下、撮影画像の画像データ等を記録する。
操作部5は、静止画像の撮影指示を受けるシャッタボタン(操作部材)5A及び各種設定操作を受ける操作ボタン群5Bから成る。本実施形態では、操作部5を形成する各操作部材がボタンであることを想定しているが、ダイヤルやレバー等の操作部材を用いて操作部5が形成されていても良いし、タッチパネルが操作部5に含まれていても良い。撮影モードにおいて、撮像ユニット20は、所定のフレーム周期にて周期的に被写体の仮撮影を行い、仮撮影によって順次得られる画像は動画像として表示画面4に表示される。ユーザ300がシャッタボタン5Aを押し下げる操作は、静止画像の撮影指示の入力に相当する。撮影モードにおいてユーザ300がシャッタボタン5Aを押し下げると、カメラ1にて本撮影が行われる。本撮影では、撮像ユニット20にて1枚以上の静止画像が撮影され、当該1枚以上の静止画像の画像データが記録媒体24に記録される(仮撮影にて得られる画像は記録媒体24に記録されない)。
撮像ユニット20は副筐体3に収容及び固定され、表示画面4及び操作部5は主筐体2に収容及び固定されている。主制御部23及び記録媒体24は主筐体2に配置されるが、主制御部23及び/又は記録媒体24を副筐体3に配置することも可能である。発光部25については後述する。
図7(a)〜(c)、図8及び図9を参照して、主筐体2に対する副筐体3の回転運動を説明する(図2等も参照)。便宜上、図4の回転軸13周りの副筐体3の回転角を記号θにて表す。回転角θが0°であるときの、主筐体2に対する副筐体3の姿勢を正面撮り姿勢と呼び、回転角θが180°であるときの、主筐体2に対する副筐体3の姿勢を背面撮り姿勢と呼ぶ。図7(a)〜(c)は、カメラ1を左側から見たときの、カメラ1の側面図である。但し、図7(a)〜(c)は、夫々、θ=0°、θ=135°、θ=180°である時の側面図である。尚、図7(b)及び(c)では、面14をドット領域にて示している(後述の図16においても同様;図4も参照)。図8及び図9は、夫々、θ=135°、θ=180°である時の、カメラ1の外観斜視図である。一点鎖線で示される光軸AXOPTは、撮影領域内の被写体から撮像素子22に至るまでの光路の軸であり、破線AXOPT’は、撮像素子22を起点として光軸AXOPTを延長した線である。但し、線AXOPT’は光軸AXOPTの一部である、という考えもとることができる。
ユーザ300は、回転角θを0°から180°の間で自由に変更することができる。即ち、主筐体2に対する副筐体3の姿勢は、回転軸13周りの副筐体3の回転を介し、正面撮り姿勢と背面撮り姿勢との間で変更可能である。当然、撮像ユニット20の撮影領域(以下、単に撮影領域とも言う)は、回転角θに依存して変化し、正面撮り姿勢及び背面撮り姿勢間で互いに異なる。正面撮り姿勢では、表示画面4から見て前方向に位置する物体が被写体として撮影領域に収まる。従って、正面撮り姿勢では、ユーザ300及び表示画面4の前方に位置する被写体を撮影することができる。背面撮り姿勢では、表示画面4から見て後方向に位置する物体が被写体として撮影領域に収まる。従って、背面撮り姿勢では、表示画面4の後方に位置する被写体(例えばユーザ300自身)を撮影することができ、所謂自分撮りが可能である。
主制御部23は、回転角θを検出する回転角検出部(不図示)を有する。回転角検出部(不図示)は、少なくとも、回転角θが0°であるか否か又は180°であるか否かを検出することができる。主制御部23は、回転角θが0°であるとき、撮像ユニット20の撮影画像をそのまま表示画面4及び記録媒体24に出力するが、回転角θが180°であるときには、撮像ユニット20の撮影画像を上下反転させ、反転後の画像を表示画面4及び記録媒体24に出力する。
上述したように、図18(a)等に示すカメラ900では、表示画面904を回転させる構成を採用しているため、自分撮りの際にカメラ900の持ち方を変える必要がある。一方、本実施形態では、表示画面4及び操作部5が設けられた主筐体2に対して撮像ユニット20を収容する副筐体3を回転させる構成を採用している。このため、回転角θが変化したとしても、カメラ1の持ち方を変える必要がない。即ち、図10(a)及び(b)に示す如く、正面撮り姿勢にて撮影を行う場合も、背景撮り姿勢にて撮影を行う場合にも、上記の通常カメラ把持状態を維持することができる。カメラ1の持ち方を変える必要がなければ、その分、ユーザ300の手間が省けると共に、撮影方向の変更を素早く行うことができる(結果、シャッタチャンスの逸失も抑制される)。また、カメラ1の持ち方を変える必要がないため、正面撮り姿勢でも背面撮り姿勢でも、ユーザ300は、シャッタボタン5Aを用いた撮影指示操作及び操作ボタン群5Bを用いた設定指示操作を容易に行うことができる。
正面撮り姿勢では副筐体3を窪み部11に収容する一方で背面撮り姿勢では副筐体3を窪み部11の上方に展開して窪み部11の外に出す構造を、カメラ1に採用している。この構造に関連し、図7(a)に示す如く、正面撮り姿勢において、光軸AXOPTは表示画面4に対して垂直であり、光軸AXOPTの延長線AXOPT’は表示画面4と交差する。図7(c)に示す如く、背面撮り姿勢では、光軸AXOPTの延長線AXOPT’は表示画面4と交差しない。図11における点310は、正面撮り姿勢において、光軸AXOPTの延長線AXOPT’上に存在する、表示画面4上の点の例(延長線AXOPT’と表示画面4の交点の例)である。図20(a)及び(b)のカメラ920とは異なる、このような構造を採用することで、回転機構の存在による、表示画面4への制約(設置位置やサイズに対する制約)は少なくて済む又は無くなる。例えば、カメラ920との比較において、カメラ1では表示画面のサイズを大きくとることができる。
次に、図6に示した発光部25について説明する。主筐体2に発光部を設けておくことも可能であるが、ここでは、副筐体3に設置された発光部25を説明する。図12、図13に、発光部25を斜線部として明示した、正面撮り姿勢、背面撮り姿勢におけるカメラ1の外観斜視図を示す。発光部25は、発光制御部としての機能を持つ主制御部23の制御の下、照明光を撮影領域内の被写体に照射する。発光部25は、副筐体3に設置されているため、背面撮り姿勢においても、撮影領域内の被写体を照らすことができる(正面撮り姿勢において発光部25を発光させることも可能である)。発光部25を構成する光源の種類及び発光部25の設置位置は任意であるが、ここでは、光学系21を構成するレンズを収容した鏡筒6の前面に、LED(Light Emitting Diode)から成る発光部25が設けられているものとする。
光軸AXOPTに直交する断面による鏡筒6の断面形状は、リング形状である。これと同様、光軸AXOPTに直交する断面による発光部25の断面形状も、リング形状である。例えば、それらのリング形状は、光軸AXOPTを中心とした同心円の関係にある。
カメラ1は、発光部25を用いて様々な照明環境を提供することができる。例えば、主制御部23は、特に背面撮り姿勢において、発光部25からの光の強さ及び色を様々に制御及び変更することができると共に、発光部25の発光タイミングを任意に制御することができる。
発光部25を1つのLEDにて形成することも可能であるが、ここでは、発光部25が複数のLEDにて構成されているものとする。当該複数のLEDは上記リング形状に沿って分散配置される。主制御部23は、発光部25を形成する全LEDを同時に発光させることで発光部25の全体を発光させる全発光、又は、複数のLEDの一部のみを発光させることで発光部25の一部のみを発光させる部分発光を、選択的に実行できる。主制御部23は、副筐体3の姿勢に応じて全発光又は部分発光の選択的実行を行っても良い。例えば、主制御部23は、副筐体3の姿勢が正面撮り姿勢であるときには全発光を実行し、副筐体3の姿勢が背面撮り姿勢であるときには部分発光を実行しても良い。
比較的強い照明光を被写体に照射する必要があるときには全発光を用い、自分撮り時の視線誘導のために部分発光を用いる、といった利用形態が有益である。自分撮り時の視線誘導について説明する。背面撮り姿勢においてユーザ300自身を撮影する際、ユーザ300が表示画面4を見ている状態でシャッタボタン5Aを操作すると、ユーザ300の視線が光軸AXOPTから大きくずれ、結果、被写体(ユーザ)300が斜めを向いたような撮影画像が得られる。また、被写体としてのユーザ300が鏡筒6の中心を見た状態でシャッタボタン5Aを操作した場合でも、被写体(ユーザ)300が斜めを向いたような撮影画像が得られることがある。背面撮り姿勢では、表示画面4に正対するユーザ300に対して、上方にずれた位置に光軸AXOPTが存在しているためである。
これを考慮し、主制御部23は、副筐体3の姿勢が背面撮り姿勢であるとき、上記部分発光の一種である視線誘導部分発光を行うことができる。視線誘導部分発光では、複数のLEDの内の特定LEDのみを発光させることで発光部25の一部のみが発光せしめられる。図14は、背面撮り姿勢において、視線誘導部分発光が行われているときのカメラ1の外観斜視図である。図14において、黒丸330は、特定LEDから光が発せられている部分を表す。ユーザ300は、自分撮りを行う際、発光している特定LEDを見るように誘導される。従って、特定LEDの位置を適切に設定して視線誘導部分発光を実行すれば、自分撮りにおける視線方向を適切なものに誘導することができる。自分撮りにおける視線方向として、どのような視線方向が適切であるかについて、明確な決まりはない。しかしながら、撮影画像の面に直交するような視線方向が好まれることが多い。故に例えば、ユーザ300が特定LEDを見ている状態において撮影画像上のユーザ300の視線が撮影画像の面に概ね直交するように、特定LEDの位置を予め設定しておくと良い。
背面撮り姿勢において、主制御部23は、まず視線誘導部分発光を実行し、その後においてシャッタボタン5Aが押下されたとき(即ち、静止画像の撮影指示を受けたとき)、全発光を行うようにしても良い。当該全発光が行われているときに得られる撮影画像が、シャッタボタン5Aの押下操作に応答した撮影画像として記録媒体24に記録される。これにより、視線方向が適切に誘導された、明るい自分撮り画像を取得することが可能となる。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態におけるカメラ1では、被写体からの入射光が光学系21内で屈曲することなく撮像素子22に入射することを想定しているが、光学系21として屈曲光学系が採用されても良い。第2実施形態では、光学系21として屈曲光学系が採用されたカメラ1aを説明する。光学系21に屈曲光学系が採用されているか否か、及び、以下に示す内容を除き、カメラ1及び1a間でカメラの構成は同様であり、矛盾無き限り、第1実施形態の記載が第2実施形態のカメラ1aにも適用される。
図15は、正面撮り姿勢におけるカメラ1aを上方から見た平面図である。図16(a)〜(c)は、カメラ1aを左側から見たときの、カメラ1aの側面図である。但し、図16(a)〜(c)は、夫々、θ=0°、θ=135°、θ=180°である時の側面図である。第2実施形態では、副筐体3の中央から偏った部分(例えば副筐体3の前面の左上隅に近い位置)に鏡筒6が設けられる。図15等では、鏡筒6が副筐体3から突出するように示されているが鏡筒6は副筐体3内に収容されていても良い(第1実施形態においても同様)。被写体から撮像素子22へ向かう光軸(換言すれば光路)は、光学系21内の屈曲用光学部材(ミラー又はプリズム)23によって光学系21内で折り曲げられる。図15において、軸AXOPT1は被写体及び屈曲用光学部材23間の光軸であり、軸AXOPT2は屈曲用光学部材23及び撮像素子22間の光軸である。軸AXOPT1及びAXOPT2によって光軸AXOPTの全体が形成される。尚、光学系21内で光軸AXOPTが2回以上屈曲されていても良い。
光軸AXOPTの一部である軸AXOPT1は表示画面4に直交する方向に伸びているが、光軸AXOPTの他の一部である軸AXOPT2は表示画面4に直交する方向に伸びていない(図15の例では、表示画面4に平行な方向に伸びている)。但し、カメラ1と同様、正面撮り姿勢では副筐体3を窪み部11に収容する一方で背面撮り姿勢では副筐体3を窪み部11の上方に展開して窪み部11の外に出す構造が、カメラ1aにも採用されている。この構造に関連し、カメラ1でもカメラ1aでも、正面撮り姿勢において、副筐体3の重心を通り且つ表示画面4に垂直な線400は表示画面4と交差する(図16(a)参照)。カメラ1でもカメラ1aでも、背面撮り姿勢では、線400は表示画面4と交差しない(図16(c)参照)。図17における点410は、正面撮り姿勢において、線400上に存在する、表示画面4上の点の例(線400と表示画面4の交点の例)である。このような構造を採用することで、第1実施形態と同様、回転機構の存在による、表示画面4への制約(設置位置やサイズに対する制約)は少なくて済む又は無くなる。例えば、カメラ920との比較において、カメラ1aでは表示画面のサイズを大きくとることができる。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。
1、1a カメラ
2 主筐体
3 副筐体
4 表示画面
5A、シャッタボタン
5B 操作ボタン群
6 鏡筒
20 撮像ユニット
21 光学系
22 撮像素子
23 主制御部
25 発光部
AXOPT 光軸

Claims (6)

  1. 表示画面及び撮影指示を受ける操作部材が設けられた主筐体と、
    撮像素子及び光学系が設けられた副筐体と、を備え、
    前記表示画面に平行な軸を回転軸として前記副筐体が前記主筐体に対し回転可能なように前記主筐体及び前記副筐体が連結された撮像装置であって、
    前記主筐体に対する前記副筐体の姿勢は、前記回転を介し、前記表示画面から見て第1方向に位置する物体を撮影領域に収める第1姿勢と、前記表示画面から見て前記第1方向とは逆の第2方向に位置する物体を撮影領域に収める第2姿勢との間で変更可能であり、
    前記第1姿勢において、当該撮像装置の光軸の延長線は、前記表示画面と交差する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 表示画面及び撮影指示を受ける操作部材が設けられた主筐体と、
    撮像素子及び光学系が設けられた副筐体と、を備え、
    前記表示画面に平行な軸を回転軸として前記副筐体が前記主筐体に対し回転可能なように前記主筐体及び前記副筐体が連結された撮像装置であって、
    前記主筐体に対する前記副筐体の姿勢は、前記回転を介し、前記表示画面から見て第1方向に位置する物体を撮影領域に収める第1姿勢と、前記表示画面から見て前記第1方向とは逆の第2方向に位置する物体を撮影領域に収める第2姿勢との間で変更可能であり、
    前記第1姿勢において、前記副筐体の重心を通り且つ前記表示画面に垂直な線は、前記表示画面と交差する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記副筐体に発光部を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記発光部を制御する発光制御部を更に備え、
    前記発光制御部は、前記発光部の全体を発光させる全発光又は前記発光部の一部のみを発光させる部分発光を選択的に実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記発光制御部は、前記副筐体の姿勢が前記第2姿勢であるとき、前記部分発光を実行する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記発光制御部は、前記副筐体の姿勢が前記第2姿勢であるとき、まず前記部分発光を実行し、その後において前記撮影指示を前記操作部材にて受けた際、前記全発光を実行する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
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