JP2008184946A - スクロールコンプレッサ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、渦巻き状のラップ部を備えたスクロールを、鋳造、鍛造、焼結等の方法によって製造する場合と比較して、ラップ部の寸法精度を向上させてスクロールコンプレッサの生産性を向上させるとともに、吐出容量の変更への対応が容易なスクロールコンプレッサ及びその製造方法を実現することを目的とする。
【解決手段】この発明は、渦巻状のラップ部を有する一対のスクロールを備え、前記ラップ部を互いに噛み合わせて圧縮室を形成する一方、一方のスクロールを他方のスクロールに対して旋回させ、前記スクロールの外周部から取り入れた空気を前記圧縮室によって圧縮して径方向中心部から吐出するスクロールコンプレッサ及びその製造方法において、前記ラップ部をこのラップ部の断面と直交する方向に押し出す押出加工によって成型することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明はスクロールコンプレッサ及びその製造方法に係り、特に、渦巻き状のラップ部を備えたスクロールコンプレッサの製造方法について、鋳造、鍛造、焼結等の方法によって製造する場合と比較して、ラップ部の寸法精度を向上させてスクロールコンプレッサの生産性を向上させるとともに、吐出容量の変更への対応が容易なスクロールコンプレッサ及びその製造方法に関する。
スクロールコンプレッサは、渦巻状の駆動ラップ部を有する駆動スクロールと渦巻状の従動ラップ部を有する従動スクロールとの一対のスクロールを備え、前記駆動ラップ部及び従動ラップ部を互いに噛み合わせて圧縮室を形成する一方、一方の例えば駆動スクロールを他方の例えば従動スクロールに対して偏心して旋回させ、従動スクロールの外周部から取り入れた空気を前記圧縮室によって圧縮して駆動スクロールの径方向中心部から吐出する。
従来のスクロールコンプレッサには、ケーシングと、渦巻状の従動ラップを有し、ケーシングに回転自在に保持される従動スクロールユニットと、従動ラップと噛合して圧縮空間を画成する駆動ラップを有し、従動スクロールユニットに対して偏心してケーシングに回転自在に軸支される駆動スクロールユニットと、従動スクロールユニットの外周ブロックに形成され、圧縮空間に連通する吸入孔と、駆動スクロールユニットの駆動軸に形成され、圧縮空間に連通する吐出孔とによって少なくとも構成されるものがある。
特開2004−286025号公報
従来のスクロールコンプレッサの製造方法には、うず巻状ラップの背側曲線を形成する第1の成形型と、腹側曲線を形成する第2の成形型とを設け、両型間でうず巻状ラップを成形後、第1又は第2の成形型のずかれか一方をその相対的な位相角が増加する方向に回転させることによって、成形品を型から分離するものがある。
特開平6−134567号公報
従来のスクロールコンプレッサ及びその製造方法においては、圧縮室を構成する駆動ラップ部を有する駆動スクロールや従動ラップ部を有する従動スクロール等の部品を、精密鋳造・鍛造、焼結あるいは射出成型などで製作していた。
ところが、精密鋳造・鍛造、焼結あるいは射出成型などの製造方法は、成形品の抜き勾配などの影響で精度が悪く、組み立て時に調整が必要なものである。このため、従来のスクロールコンプレッサ及びその製造方法においては、精度を確保するための追加の機械加工を必要とすることから、コストアップを招き、高性能化を進め難い問題があった。
この発明は、渦巻き状のラップ部を備えたスクロールコンプレッサの製造方法について、鋳造、鍛造、焼結等の方法によって製造する場合と比較して、ラップ部の寸法精度を向上させてスクロールコンプレッサの生産性を向上させるとともに、吐出容量の変更への対応が容易なスクロールコンプレッサ及びその製造方法を実現することを目的とする。
この発明は、渦巻状のラップ部を有する一対のスクロールを備え、前記ラップ部を互いに噛み合わせて圧縮室を形成する一方、一方のスクロールを他方のスクロールに対して旋回させ、前記スクロールの外周部から取り入れた空気を前記圧縮室によって圧縮して径方向中心部から吐出するスクロールコンプレッサ及びその製造方法において、前記ラップ部をこのラップ部の断面と直交する方向に押し出す押出加工によって成型することを特徴とする。
この発明のスクロールコンプレッサ及びその製造方法は、ラップ部をこのラップ部の断面と直交する方向へ押し出す押出加工によって成型するため、ラップ部の断面形状を均一化できる。これによって、この発明のスクロールコンプレッサ及びその製造方法は、ラップ部への機械加工を不要としてスクロールコンプレッサの生産性を向上できる。また、この発明のスクロールコンプレッサ及びその製造方法は、所定の長さで切断することで、ラップ部の軸方向寸法を容易に変更でき、吐出量の変更への対応が容易になる。
この発明のスクロールコンプレッサ及びその製造方法は、ラップ部をこのラップ部の断面と直交する方向に押し出す押出加工によって成型することで、ラップ部への機械加工を不要としてスクロールコンプレッサの生産性を向上し、ラップ部の軸方向寸法を容易に変更して吐出量の変更への対応を容易とするものである。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図8は、この発明の実施例を示すものである。図1はスクロールコンプレッサの縦断面図、図2は図1のII−II線による駆動スクロール及び従動スクロールの断面図、図3において(A)は駆動ラップ部の素材の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図、図4において(A)は駆動ラップ部の完成品の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図、図5において(A)は駆動ラップ部の第2受け部の正面図、(B)は(A)のB−B線による半断面図、図6は駆動スクロールの断面図、図7において(A)は従動ラップ部の素材の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図、図8において(A)は従動ラップ部の完成品の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図である。
図1において、1は両端支持スピニングタイプのスクロールコンプレッサである。スクロールコンプレッサ1は、ハウジング2を設けている。ハウジング2は、円筒状の周壁部3の軸方向両側に第1・第2側壁部4・5を夫々第1・2取付けボルト6・7により取り付け、内部に収容空間Sを形成している。周壁部3には、吸気ポート8を形成している。
第1側壁部4には、ハウジング2外側に第1駆動用軸受孔部9を設け、この第1駆動用軸受孔部9の収容空間S側に第1従動用軸受筒部10を突出させて設けている。第2側壁部4には、ハウジング2外側に第2駆動用軸受孔部11を設け、この第2駆動用軸受孔部11の収容空間S側に第2従動用軸受筒部12を突出させて設けている。第1駆動用軸受孔部9と第2駆動用軸受孔部11とは、駆動用軸線C1を中心軸として同軸上に形成される。第1従動用軸受筒部10と第2従動用軸受筒部12とは、駆動用軸線C1から一定の距離Lだけ離間(偏心)した従動用軸線C2を中心軸として同軸上に形成される。
スクロールコンプレッサ1は、ハウジング2内の収容空間Sに一対の駆動スクロール13及び従動スクロール14を備えている。
駆動スクロール13は、図2・図4に示すように、渦巻状の一組の駆動ラップ部15を有している。一組の駆動ラップ部15は、別体に形成され、軸方向両端に第1・第2ネジ孔16・17を形成している。駆動スクロール13は、図5・図6に示すように、一組の駆動ラップ部15の軸方向両端を支持する第1・第2駆動側受け部18・19を設けている。
第1駆動側受け部18は、第1端板20とこの第1端板20の軸方向一側から突出された第1支持軸21とからなる。第1端板20の軸方向他側には、一組の駆動ラップ部15の軸方向一端が係合される渦巻状の一組の第1溝部22を形成し、第1溝部22内に貫通する第1挿入孔24を夫々形成している。第1支持軸21には、第1駆動側軸受部25を設けている。
第2駆動側受け部19は、第2端板26とこの第2端板26の軸方向他側から突出された第2支持軸27とからなる。第2端板26の軸方向一側には、一組の駆動ラップ部15の軸方向他端が係合される渦巻状の一組の第2溝部28を形成し、第1溝部28内に貫通する第1挿入孔29を夫々形成している。第2支持軸27には、第2駆動側軸受部30を設け、吐出口31を貫通させて設けている。
駆動スクロール13は、図6に示すように、一組の駆動ラップ部15の軸方向両端を第1・第2駆動側受け部18・19の第1・第2端板20・26の第1・第2溝部22・28に係合し、第1・第2挿入孔24・29に挿入した第1・第2取付けボルト32・33を駆動ラップ部15の軸方向両端の第1・第2ネジ孔16・17に螺着することで、組み立てられる。
なお、図6においては、一組の駆動ラップ部15の軸方向両端を第1・第2駆動側受け部18・19に第1・第2取付けボルト32・33により固定することで駆動スクロール13を組み立てたが、図1に示すように、一組の駆動ラップ部15の軸方向一端を第1駆動側受け部18に溶接、ロウ付け、接着剤、あるいは鉄系で制作した第1駆動側受け部18の場合は「超音波ソルダリング法」により固定し、一組の駆動ラップ部15の軸方向他端を第2駆動側受け部19に第2取付けボルト33により固定することすることで駆動スクロール13を組み立てることもできる。
組み立てられた駆動スクロール13は、図1に示すように、第1支持軸19の第1駆動側軸受部25を第1側壁部4の第1駆動用軸受孔部9に第1駆動用軸受34により回転自在に軸支され、第2支持軸27の第2駆動側軸受部30を第2側壁部5の第2駆動用軸受孔部11に第2駆動用軸受35により回転自在に軸支される。これにより、駆動スクロール13は、駆動用軸線C1を中心軸としてハウジング2に回転自在に軸支される。なお、符合36は、第1駆動用軸受34の軸受おさえ具である。
前記従動スクロール14は、図2・図8に示すように、渦巻状の一組の従動ラップ部37を有している。一組の従動ラップ部37は、径方向の内周部を連結部38により連結し、径方向の外周部を円筒状のスクロール壁39に連結している。従動スクロール14は、一組の従動ラップ部37とスクロール壁39とによって渦巻状の一組の空間40を形成している。スクロール壁39には、外面円周方向中央に前記周壁部3の吸気ポート8に連通する周溝部41を窪ませて形成し、この周溝部41を空間40の外周部に連通する吸入口42を形成し、周溝部41の両側に第1・第2突縁部43・44を形成している。第1突縁部43には、第1挿入孔45を形成している。第2突縁部44には、第2ネジ孔46を形成している。
また、従動スクロール14は、一組の従動ラップ部37の内周端の連結部38の軸方向他側(ハウジング2の第2側壁部5側)に、一組の空間40の内周部を連通する連通部47を窪ませて形成している。この連通部47は、前記駆動スクロール13の吐出口31に連通する。
従動スクロール14には、図2に示すように、駆動スクロール13の駆動ラップ部15を空間40に挿入し、駆動ラップ部15及び従動ラップ部37を互いに噛み合わせて圧縮室48を形成する。駆動スクロール13は、駆動ラップ部15及び従動ラップ部37を互いに噛み合わせて圧縮室48を形成する状態で、一組の駆動ラップ部15の軸方向両端に第1・第2駆動側受け部18・19を固定して、従動スクロール14に組み付けられる。
駆動スクロール13を組み付けた従動スクロール14には、図1に示すように、軸方向両側に第1・第2支持板49・50を取り付けている。第1支持板49は、中心側に第1従動側軸受孔部51を設け、外周に第1ネジ孔52を形成している。第1支持板49は、第1従動側軸受孔部51に駆動スクロール13の第1支持軸21を挿通して従動スクロール14の第1突縁部43に外周を当接させ、第1挿入孔45に挿入した第1取付けボルト53を第1ネジ孔52に螺着することで、従動スクロール14に取り付けられる。第2支持板50は、中心側に第2従動側軸受孔部54を設け、外周に第2挿入孔55を形成している。第2支持板50は、第2従動側軸受孔部54に駆動スクロール13の第2支持軸27を挿通して従動スクロール14の第2突縁部44に外周を当接させ、第2挿入孔55に挿入した第2取付けボルト56を第2ネジ孔46に螺着することで、従動スクロール14に取り付けられる。
前記第1・第2支持板49・50を取り付けた従動スクロール14は、第1支持板49の第1従動側軸受孔部51を第1側壁部4の第1従動用軸受筒部10に第1従動用軸受57により回転自在に軸支され、第2支持板50の第2従動側軸受孔部54を第2側壁部5の第2従動用軸受筒部12に第2従動用軸受58により回転自在に軸支される。これにより、従動スクロール14は、駆動用軸線C1から一定の距離Lだけ離間(偏心)した従動用軸線C2を中心軸としてハウジング2に回転自在に軸支される。
従動スクロール14の第1支持板49と駆動スクロール13の第1駆動側受け部18の第1端板20との間には、同期機構59を設けている。同期機構59は、駆動側部材60と従動側部材61とからなる。駆動側部材60は、第1支持軸21を挟んで第1端板20の収納窪部62に配置され、取付けボルト63により第1端板20に取り付けられている。従動側部材61は、駆動側部材60と係合して第1支持板49の収納窪部64に配置され、取付けボルト65により第1支持板49に取り付けられている。同期機構59は、駆動側部材60と従動側部材61との係合によって、駆動スクロール13の回転に同期して従動スクロール14を回転させる。
なお、このスクロールコンプレッサ1は、第2側壁部5に吐出部材66を取り付けている。吐出部材66は、取付部67と吐出部68とからなり、取付部67にシール69を設け、吐出部68に吐出ポート70を設けている。吐出部材66は、取付けボルト71により第2側壁部5に取り付けられ、シール69により駆動スクロール13の第2支持軸27外周をシールし、吐出ポート70を駆動スクロール13の吐出口31に連通する。
ハウジング2に組み付けられた駆動スクロール13及び従動スクロール14は、第1支持軸21に駆動力を作用させて、一方の駆動スクロール13を他方の従動スクロール14に対して偏心して旋回させ、ハウジング2の吸気ポート8から従動スクロール14のスクロール壁39の周溝部41に空気を取り入れ、周溝部41の吸入口42から空間40に取り入れた空気を駆動ラップ部15及び従動ラップ部37間の圧縮室48によって圧縮し、従動スクロール14の空間40の内周部に連通する連通部47を介して駆動スクロール13の径方向中心部の吐出口31から吐出する。吐出口31から吐出された空気は、吐出部材66の吐出ポート70により圧縮空気を必要とする機器に供給される。
このスクロールコンプレッサ1の製造方法においては、駆動スクロール13の駆動ラップ部15を、図3に示すように、この駆動ラップ部15の断面と直交する方向(駆動用軸線C1方向)に素材72を押し出す押出加工によって成型し、所定の長さに切断することで、図4に示すように、駆動ラップ部材15の完成品とする。また、このスクロールコンプレッサ1は、従動スクロール14の駆動ラップ部37を、図7に示すように、この従動ラップ部37の断面と直交する方向(従動用軸線C2方向)に素材73を押し出す押出加工によって成型し、所定の長さに切断することで、図8に示すように、従動ラップ部材37の完成品とする。
このように、このスクロールコンプレッサ1及びその製造方法は、駆動ラップ部15及び従動ラップ部37をこの駆動ラップ部15及び従動ラップ部37の断面と直交する方向へ押し出す押出加工によって成型するため、駆動ラップ部15及び従動ラップ部37の断面形状を均一化できる。
これによって、このスクロールコンプレッサ1及びその製造方法は、駆動ラップ部15及び従動ラップ部37への機械加工を不要として抜き勾配などの不都合要素を無くすことができ、組立精度を高いレベルで維持でき、スクロールコンプレッサ1の生産性を向上できる。また、このスクロールコンプレッサ1及びその製造方法は、押出加工によって成型した駆動ラップ部15及び従動ラップ部37を所定の長さで切断することで、駆動ラップ部15及び従動ラップ部37の軸方向寸法を容易に変更でき、スクロールコンプレッサ1の吐出量の変更への対応が容易になる。なお、駆動ラップ部15の軸方向両端を支持する第1・第2駆動側受け部18・19については、ロストワックスなどの極力後加工のないように手段で制作する。
前記駆動ラップ部15及び従動ラップ部37は、図3及び図7に示すように、断面が予め渦巻き状に形成された素材71・72から押出加工によって成型される。これにより、このスクロールコンプレッサ1及びその製造方法は、投入材料を減少させることができるとともに、押出加工に必要とされる荷重を低減させることができ、スクロールコンプレッサ1の生産性を向上することができる。
また、前記従動ラップ部37は、径方向の外周部が円筒状のスクロール壁39に連結されており、円柱状の素材から渦巻状の空間40を打ち抜く押出加工によってスクロール壁39と一体的に成型される。これにより、このスクロールコンプレッサ1及びその製造方法は、従動スクロール14が渦巻状の空間40により円筒状のスクロール壁39に連結する渦巻状の従動ラップ部37を有するような構造の場合、この製造方法によれば従動ラップ部37を円筒状のスクロール壁39と一体的に形成でき、スクロールコンプレッサ1の生産性をさらに向上することができる。
図9は、変形例を示すものである。上述実施例においては、両端支持スピニングタイプのスクロールコンプレッサ1を例示したが、図9に示すように、駆動ラップ部101を有する駆動スクロール102及び従動ラップ部103を有する従動スクロール104を備え、駆動ラップ部101の軸方向他側を平板状の駆動側受け部105に取付け、従動ラップ部103の軸方向一側を平板状の従動側受け部106に取り付け、駆動ラップ部101の軸方向一側に駆動側シール107を取り付けて従動側受け部106との間をシールし、従動ラップ部103の軸方向他側に従動側シール108を取り付けて駆動側受け部105との間をシールした、片側支持オービディングタイプのスクロールコンプレッサ109についても適用することができる。なお、図9において、符合110は従動スクロール104に設けた空間、符合111は従動スクロール104に設けた連通部、符合112は従動側受け部106に設けた吐出口である。
また、上述実施例においては、両端支持スピニングタイプのスクロールコンプレッサ1を例示したが、駆動ラップ部の軸方向他側を駆動側受け部の駆動側端板に取付けて、この駆動側端板から突出する駆動側支持軸によりハウジングに軸支し、従動ラップ部の軸方向一側を従動側受け部の従動側端板に取付けて、この従動側端板から突出する従動側支持軸によりハウジングに軸支し、駆動ラップ部の軸方向一側に駆動側シールを取り付けて従動側端板との間をシールし、従動ラップ部の軸方向他側に従動側シールを取り付けて駆動側端板との間をシールした、片側支持スピニングタイプのスクロールコンプレッサについても適用することができる。なお、片側支持オービディングタイプや片側支持スピニングタイプのスクロールコンプレッサにおいては、「BFコート」やアブレイダブル処理をシール対象部分の両面あるいは片面に施して、気密性能を向上させる。
この発明のスクロールコンプレッサ及びその製造方法は、ラップ部をこのラップ部の断面と直交する方向に押し出す押出加工によって成型することで、ラップ部への機械加工を不要としてスクロールコンプレッサの生産性を向上し、ラップ部の軸方向寸法を容易に変更して吐出量の変更への対応を容易とするものであり、径方向に対して軸方向の断面が一様な部材の製造に適用することができる。
実施例を示し、スクロールコンプレッサの縦断面図である。 実施例を示し、図1のII−II線による駆動ラップ部及び従動ラップ部を噛み合わせた駆動スクロール及び従動スクロールの断面図である。 実施例を示し、(A)は駆動ラップ部の素材の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図である。 実施例を示し、(A)は駆動ラップ部の完成品の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図である。 実施例を示し、(A)は駆動ラップ部の第2駆動側受け部の正面図、(B)は(A)のB−B線による半断面図である。 実施例を示し、駆動スクロールの断面図である。 実施例を示し、(A)は従動ラップ部の素材の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図である。 実施例を示し、(A)は従動ラップ部の完成品の正面図、(B)は(A)のB−B線による断面図である。 変形例を示し、駆動ラップ部及び従動ラップ部を噛み合わせた駆動スクロール及び従動スクロールの断面図である。
符号の説明
1 スクロールコンプレッサ
2 ハウジング
13 駆動スクロール
14 従動スクロール
15 駆動ラップ部
18 第1駆動側受け部
19 第2駆動側受け部
37 従動ラップ部
39 スクロール壁
40 空間
42 吸入口
48 圧縮室
49 第1支持板
50 第2支持板
59 同期機構
66 吐出部材

Claims (3)

  1. 渦巻状のラップ部を有する一対のスクロールを備え、前記ラップ部を互いに噛み合わせて圧縮室を形成する一方、一方のスクロールを他方のスクロールに対して旋回させ、前記スクロールの外周部から取り入れた空気を前記圧縮室によって圧縮して径方向中心部から吐出するスクロールコンプレッサ及びその製造方法において、前記ラップ部をこのラップ部の断面と直交する方向に押し出す押出加工によって成型することを特徴とするスクロールコンプレッサ及びその製造方法。
  2. 前記ラップ部は、断面が予め渦巻き状に形成された素材から押出加工によって成型されることを特徴とする請求項1に記載のスクロールコンプレッサ及びその製造方法。
  3. 前記ラップ部は、径方向の外周部が円筒状のスクロール壁に連結されており、円柱状の素材から渦巻状の空間を打ち抜く押出加工によって前記スクロール壁と一体的に成型されることを特徴とする請求項1に記載のスクロールコンプレッサ及びその製造方法。
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