JPH10512511A - スクリュー型コンプレッサのためのロータの製造方法 - Google Patents

スクリュー型コンプレッサのためのロータの製造方法

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JPH10512511A JP8522595A JP52259596A JPH10512511A JP H10512511 A JPH10512511 A JP H10512511A JP 8522595 A JP8522595 A JP 8522595A JP 52259596 A JP52259596 A JP 52259596A JP H10512511 A JPH10512511 A JP H10512511A
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、ウォーム・コンプレッサ(16)のロータ(10)の製造方法と、同方法により製造されたロータ(10)に関する。簡単な製法で複雑な形態をもったロータ(10)を製造するため、ロータ(10)の矯正領域(correctionregions)となるネガティブ・モールド・ブランクを製造するのに素材をネガティブ・モールドから押し抜く方法を提供している。

Description

【発明の詳細な説明】 スクリュー型コンプレッサのためのロータの製造方法 この発明は、スクリュー型コンプレッサのためのロータの製造方法と、同方法 により製造されたロータに関する。 スクリュー型コンプレッサのためのロータの製造には、研削工程に加えて、所 定の素材をネガティブ・モールドに充填して形成するマスター・モールド工法が 用いられている。ここにいう「マスター・モールド工法」または「マスター成型 法」とは、先ず、第1モールドが粘着性のある粗素材(loose material)によって 形成される(第1次成型)。マスター・モールド工法の典型は、マスター・モー ルドを素材の充填により形成する注型成形(casting process)である。ロータ製 造に最適とされているマスター成形工法は、DE40 35 534 A1に開 示されている。同工法によれば、スクリュー型コンプレッサ用ロータは、繊維強 化合成樹脂材のディスクをネガティブ・モールドのキャビティに積み上げ、その 上で加熱と加圧により相互に結合して形成される。 ネガティブ・モールドは、製造予定のロータの形状に対応するマスター・ロー タの外周が画されるようにしたマスター・モールド工法によっても形成される。 マスター・モールド工法を二回使用するためスクリュー型コンプレッサに挿入 されるロータの形状はマスター・ロータによって決まる。マスター・ロータは通 常研削により形成されるが、使用の工具は、例えば、歯の三次元的カーブを出す 立て削り機(slotting machine)または研削盤(grinding machine)にあっては、 工具をあてがうため切除部(cut-out portions)が必要となる。今までのところ、 根元部を形成するためには、角を取った凹部(rounded deepened portions)は、これら工具をロータ軸と同心の円筒面(cylindrical outer surfa ces)で作業させる上で有用なものである。これらの凹部は、工具による歯元面(t ooth flanks)の作業をする上で必要である。 このような角を取った凹部をもったロータが、第2ロータと共にスクリュー型 コンプレッサに挿入されるとき、第2ロータは両者の螺合中第1ロータの凹部に 係合するエッジが形成された歯先(tips)が必要となる。他方、ロータ同士のシー リングが不十分になる。しかし、第2ロータのエッジによって直径が大きくなり 、そのハウジングの直径も当然大きくなる。ハウジングの直径が大きくなり、ま た、エッジの角が丸くなるにつれロータ同士の螺合部分におけるシーリング性が 低下してくる。両ロータのローリング運動中ローラの歯が相互に突き合わせにな る前に、いわゆるブローホールがその間に発生する。これにより、圧縮気体は低 圧部に逆流することになる。 このように、製造条件によってもたらされるロータの幾何学的形状(geometry) (以下「形態」という)により、必然的に逆流損失が起こり、それが従来のスク リュー型コンプレッサの低効率の原因となっていた。 本発明は、簡単な方法により複雑な形態のロータを製造することを目的として いる。 本発明によれば上記目的は、請求項1、4、5によって達成される。 高効率のスクリュー型コンプレッサを提供するためには、ロータの動き(flow) と気密性に関しロータを最適化する(optimize)必要がある。最適形態のロータは 大量生産ベースのときに可能となる。この目的を達成するため、ロータの改善し た形態をいかに設計するかにかかっている一方、このようなロータの大量生産を 可能とする製 造方法の案出にもかかっている。この点で、ロータの製造方法とその結果形成さ れるロータは、本発明の根底をなす設計概念の二つの異なった局面である。 マスター・モールドにより形成されるロータは、マスター・モールドの形態に より決定される形状を有する。マスター・モールドの有する形態は、マスター・ モールドにより製造されるロータに再生される。従って、ネガティブ・モールド の形態を変えることによりロータの形態を変えることができる。たとえば、もし 、ロータが不都合な動きをしていることが発見されたり、その矯正のためどの程 度ロータの形態を変更しなければならないかが判明できれば、変更はネガティブ ・モールドの形態を変えることにより行うことができる。ネガティブ・モールド の形態を矯正することによりロータはそれ以前の工程で製造されたものに比べて 形態的に矯正されたものとなる。 ロータの動きと気密性特性は、1次ロータの螺旋状歯の歯元部分の形状により 決定される。1次ロータに螺合する2次ロータは、その歯先に対応する円筒面を もつ必要がある。1次ロータの新規な形態によれば、径は小さくてすみ、歯先上 の角をとる必要はなくなる。これにより、先ず、2次ロータのハウジングは、両 ロータを噛み合わせ状態のまま囲むことができ、第2に、ロータの螺合回転中歯 の噛み合いになったときブローホールが確実に閉じられる。従って、1次ロータ ,2次ロータの新規な形態により、ハウジングとロータにより画定されるブロー ホールは時間的にも空間的にも減少する。この両面の減少により気体の逆流によ るロスは減少する。マスター・モールド成型工法によるロータの製造方法により 、複雑な形態(幾何学的形態)を高精密にかつ比較的ロー・コストで再生するこ とが可能となる。 第2の利点は、2次ロータの歯先とハウジングの間の気密効果にある。歯先の 円筒状外面は、従来の丸型エッジに比べより効果的な気密効果を奏することがで きる。 この発明の方法によれば、スクリュー型コンプレッサに使用されるロータの形 態はネガティブ・モールド形成の段階で既に改善される。これにより、先ず、螺 旋状歯の形状を再生したマスター・ロータは、マスター・ロータ・ブランクから 材料を除外することにより形成される。しかし、このマスター・ロータは、最終 ロータが予定する形態がまだ形成されてはいないが、これから矯正(correction )される箇所をもっている。 対応の矯正(correction)はマスター・ロータ自体に行われる。この発明の方法 によれば、矯正はネガティブ・モールドのブランクから押し抜くことにより行わ れる。そのためネガティブ・モールドには矯正部となる凹部が形成される。この ようにして矯正されたネガティブ・モールドにロータ用の素材が充填されると、 ネガティブ・ロータの前記凹部に相当する凸部が形成される。この凸部によって ロータの性状は所定の形態に応じて改良される。 好ましくは、ネガティブ・モールドのブランクは内面に丸削り加工を施してお く。これにより、ポジティブ・ロータの製造においてロータの全長にわたって連 続した円筒面が形成される。この円筒面の連続性によって1次ロータと2次ロー タ間の液密性が保証される。 その他の本発明の実施態様は添付図面から明らかになろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の方法により形成されたロータと、それに付属する第2ロータ と共にロータ・ペアとしてコンプレッサ・ハウジングに組み込まれた状態の断面 図。 図2は、従来技術によるロータ・ペアを示す図1相当図。 図3は、図2のロータ・ペアの図2中III-III 線に沿った一部破断の平面図。 図4a)乃至4c)は、図2のロータ・ペアの種々の位置関係を示す詳細図。 図5a)乃至5c)は、図4a)乃至4c)の各配列の断面図。 図6a)乃至6c)は、図1のロータ・ペアの種々の位置関係を示す詳細図。 図7は、図1に示すロータ及びハウジングにより画定されたブロー・ホールを 示す説明図。 図8は、図2に示すロータ及びハウジングにより画定されたブロー・ホールを 示す説明図。 図9は、係合状態の他の局面にある図1のロータ・ペアの断面図。 図10は、図9の拡大図。 図11は、図1の2個のロータの一つを形成するためのマスター・ロータの説 明図。 図12は、図11によるマスター・ロータから取り去って幾何学形状のキャビ ティをもったネガティブ・モールドの説明図。 図13は、図12のネガティブ・ロータの内側の丸削り加工により仕上げられ たネガティブ・モールドの説明図。 図14は、図12のネガティブ・モールドを使って形成したロータの説明図。 発明の詳細な説明 図1は、本発明により形成されたロータ10を有するスクリュー型コンプレッ サ16を示す。ロータ10は、1次ロータとして共通ハウジング14に、2次ロ ータとしてのもう一つのロータ12とともに収納されている。2個のロータ10 、12はハウジング14内で相互に噛み合い、その結果空気は軸方向に流通しつ つ圧縮される。 1次ロータ10は、その外周に長さ方向に約240度の角度で螺旋状にかつ等間 隔に形成された5枚の歯18を有している。1次ロータ10に噛み合う2次ロー タ12は、その外周に長さ方向に約180度の角度で螺旋状に形成された6枚の 歯20を有している。 ハウジング14内部では2個のロータ10、12は夫々ハウジング部位22、 24に囲まれて、1次ロータ10の歯18の側面(flank)(以下、歯面という) 34、36と2次ロータ12の歯20の歯面が夫々前記ハウジング部位22、2 4と相まって変位空間(displac-ement chambers)26a乃至26hを形成してい る。コンプレッサ16の圧力出口の前の領域で1次ロータ10の歯18の歯面3 4、36と、2次ロータ12の歯20の歯面により両ロータ間に排気室28が形 成され、入口の前に吸入室30が画定される。 図示コンプレッサ16の効率は、変位空間26a乃至26h、排気室28、吸 入室30の気密性に依存する。これは、歯18、20の噛み合いがコンプレッサ 16の効率を左右するのである。 気密性と空気の流れを説明するために、従来例によるスクリュー型コンプレッ サ116図2乃至5及び図8に基づいて説明する。従来例のコンプレッサ116 は、本発明によるロータ10を有するスクリュー型コンプレッサ16とはロータ 設計の細部において異なる。説明の便宜上、コンプレッサ16の部分に相当する 部分は、図1の符号に100を加算したもので示す。 図3は変位空間126a乃至126hを示す。これらは、1次ロータ110、 2次ロータ112の各歯118、120の歯面134、136とハウジング部位 122、124とにより画定され、螺旋状をなし、その一部はロータ110、1 12全長より長くなっている。稼働中ロータ110、112は反対方向に回転し 、各変位空間の容量は一定することはない。他方、歯面134、136は周期的 に変 化しつつ次々と変位空間126a乃至126h、排気室128、吸入室130を 画定していく。各連続した時間毎に二つの変位空間は共同して一つの排気室を形 成し、圧縮気体の排出後は二つの排気室は再び開き、吸入室を形成する。その後 、歯面は二個の別々の変位空間を画定する。 たとえば、もし、図2における2個のロータ110、112が図中矢印A、B が示す回転方向にほんの少しの回動すると変位空間126a乃至126hはあい まって排気室を形成する。同時に、現在の排気室128は狭められ内部の気体は 高圧のもとに排出される。同時に、コンプレッサ116の吸入側に至る吸入室1 30の容量が増大して、その結果圧縮予定の気体が吸入される。 図2に示す1次ロータ110は研削により作成されたものである。従って、各 歯元部分に丸みを帯びた(rounded)の凹部132ができる。この凹部132は、 適当な道具により歯面134、136を工作する上で必要である。1次ロータ1 10、2次ロータ112が気密性を損なうことなく、かつ、相互に噛み合ってと もに回転できるためには、第2ロータ112はその歯120夫々に、各1次ロー タ110の凹部132に係合する丸型のエッジ138を設ける必要がある。 1次ロータ110の凹部132は回転円周(rolling circle)140の内側に所 在する。従って、2次ロータ112のエッジ138は2次ロータ112の回転円 周142の外側にある。 図4a乃至4cは、2個のロータ110、112の噛み合い状態における係合 部分(図2中IV部分)を示し、図5a乃至5cは気密性と空気の流れ状態を示 す。 2個のロータ110、112の回転中ピーク・ライン(peak line)144を有 した1次ロータ110の歯118は(歯面134、136 を画定する)、第1のハウジング部位122の円筒面に沿って動く。同様に、2 次ロータ112の歯120のエッジ138は第2のハウジング部位124の第2 の円筒状表面148に沿って動く。各円筒面146、148によるエッジ138 及びピーク・ライン144が気密材(sealing members)となる。これにより、変 位空間126d、126hと排気室128は隔離される(図4a、5a)。しか し、ロータがさらに回転すると、図4bに示す状態になり、そこでは1次ロータ 110の歯118のピーク・ライン144は円筒面146との間の気密機能は果 たさない。この回動位置をとることで圧縮気体は排気室128から変位空間12 6に逆流することになる。この逆流は図5b中矢印で示されている。ロータ11 0、112が図4cに示す位置になり、2次ロータ112の歯120が1次ロー タ110の歯118に当接したとき初めて変位空間により形成される新しい排気 室128が気密性となる。 この従来技術に対しこの発明による1次ロータ1(図1)は、図2の符号13 2が示すような凹部の代わりにその回転円周40上に第1の円筒面50を有して いる。同様に2次ロータ12は、その回転円周42上に第1の円筒面52を有し ている。 本発明によるロータを使用した場合の気体の流れと気密性は図6a乃至6cに 示す。ロータ10、12とハウジング14による気密効果を得るために、1次ロ ータ10の歯18はハウジング14の円筒面54と相まって第2の気密材となる 。2次ロータ12は、従来技術の2次ロータ112に比べ回転状態には殆ど変わ りはないが、径は小さくなっているため、円筒面46、54によって確定される ハウジング・エッジ56は、従来技術の場合(図6b)のエッジ158の場合に 比べると、2個のロータ10、12の歯18、20の噛み合い点により近くなっ ている。これによりブローホールの大きさは 小さくなっている。 さらに、2次ロータ12の歯20は1次ロータ10の歯18に遅滞なく係合さ れるが、これは、2次ロータ20が図6cに示すような歯先のエッジに形成され る凹部(rounded portion)を有しないからである。したがって、噛み合い過程中 の各断面図にわずかに開くブローホールも従来技術に比べて早期に閉じることに なる。 ブローホールの大きさは図7と8を見れば一目瞭然である。図7は、本発明に よるロータのブローホール92を示している。図8は、従来技術によるロータの 場合のブローホール192を示している。 ブローホールの大きさは、逆流ロスに対し決定的要因であるから、このように 比較的にみると、本発明のロータの形態がスクリュー型コンプレッサの効率がか なり向上していることが明らかとなろう。 図9、10は回転位置がさらに進んだ場合を示している。明らかに、2個のロ ータが噛み合っている間でさえ、第1、第2の円筒面50,52は、安定して気 密性を保持する。両円筒面50、52は、回転中も両者間に形成される空隙が一 定の幅が維持できるように継続して位置する。連続した円筒状外表面50は、歯 面36と相まって鋭利なエッジを思わす螺旋状ライン56を画定する。これによ り流れのロスは減少する。 図11乃至14は、図1に示すロータのためのネガティブ・モールドを形成す る方法及びこのようなネガティブ・モールドを用いたロータの形成を図示するも のである。 図11は、1次ロータに相当するマスター・ロータ200を示す。同ロータ2 00は5枚の螺旋歯218を有している。歯面234、236は、同歯面により 形成されるピーク・ライン244とマスター・ロータ200の回転円周240の 間の部分において1次ロータ10と従来技術の1次ロータ110の歯の外周と同 じ外周を有して いる。マスター・ロータ200は、従来技術の1次ロータ110の場合と同様、 マスター・ロータ・ブランクから切削により形成され、回転円周240の下方に 円形(rounded)の凹部232を回転円周240の下方に有する。 このようにして形成されたマスター・ロータは先ずモールド・ボックス内に置 かれ、モールド・ボックスとマスター・ロータの間のキャビティは適当なモール ド材(mold material)により充填され、次いで硬化(cured)される。同材の硬化状 態において、モールド材がネガティブ・モールド・ブランク260を形成する。 モールド材の硬化後マスター・モールド・ブランク260から取り出され、そ の結果キャビティ262が残る。キャビティ262の外周264は、その形態が 1次ロータの歯の形態と相補的である螺旋凹部266を内包する。螺旋状突出部 268が螺旋凹部266間に形成される。 さらに、ネガティブ・モールド・ブランク260が旋盤に掛けられ、突出部2 68の先端エッジ270が削除される。これにより螺旋状の連続した円筒面28 2を有したネガティブ・モールド280を得る。 図13に示すネガティブ・モールドに適当なロータ材を充填・硬化することに より図14の1次ロータ290が形成される。その形態は図1の1次ロータ10 のそれに等しい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.マスター・モールド工法を使用したスクリュー型コンプレッサのためのロー タの製造方法であって、次の工程a)乃至e)からなることを特徴とした方法。 a)螺旋状ロータ歯をもったマスター・ロータを、マスター・ロータ・ブラン クから押し抜くことにより形成し、 b)マスター・ロータの形状にならってネガティブ・モールド・ブランクを形 成し、 c)矯正部を作る凹部を形成するため前記ネガティブ・モールド・ブランクか ら素材を除くことにより、ネガティブ・モールドを形成し、 d)前記ネガティブ・モールドに粗素材を充填し硬化することによりネガティ ブ・モールドの外周部を形成し、 e)ロータをモールドから分離する。 2.マスター・ロータの形成中に歯元部にできる凹部が、同凹部の形成時にネガ ティブ・モールド・ブランクにできる突出部を削除することにより矯正されるこ とを特徴とした請求項1に記載の方法。 3.ネガティブ・モールド・ブランクの外周の矯正が同ブランクの内部丸削り処 理により行われることを特徴とした請求項2に記載の方法。 4.スクリュー型コンプレッサに組み込まれる、複数の螺旋状歯を有したロータ 用ネガティブ・モールドを製造する方法であって、次の工程a)乃至c)からな ることを特徴とした方法。 a)螺旋状ロータ歯をもったマスター・ロータを、マスター・ロ ータ・ブランクから押し抜くことにより形成し、 b)前記マスター・ロータの形状にならうことによりネガティブ・モールド・ ブランクを形成し、 c)矯正部を作る凹部を形成するため前記ネガティブ・モールド・ブランクか ら素材を除く。 5.マスター・モールド工法によるスクリュー部を本体とし複数の螺旋状歯を有 した、スクリュー型コンプレッサ用ロータを製造する方法であって、歯の歯元部 に円筒面(50)が連続し、少なくとも一つの歯面(34、36)と相まって少 なくとも一つの螺旋状ライン(56)を形成することを特徴とした、スクリュー 型コンプレッサ用ロータを製造する方法。 6.前記連続した円筒面(50)が、ロータ(10)の回転円周(40)上にあ ることを特徴とした請求項5に記載の方法。 7.前記歯(18)が、断面で見た場合、螺旋状ピーク・ライン(44)に沿っ た相互に接触した二つの凸の歯面を有することを特徴とした請求項5または6に 記載の方法。
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