JP5547385B2 - 従動スクロール及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、駆動スクロールの端板間に摺動自在に保持され、駆動スクロールとの間に画成された圧縮空間を駆動スクロールの回転に同期して回転すると共に駆動スクロールに対して相対的に旋回運動を行う従動スクロール及びその製造方法に関する。
特許文献1は、ハウジングと、前記ハウジング内に回転自在に駆動スクロールユニットと、この第1のスクロールユニット(駆動スクロールユニット)の回転に伴って回転すると共に前記駆動スクロールユニットに対して相対的に旋回運動を行う第2のスクロールユニット(従動スクロールユニット)とを具備し、前記駆動スクロールユニットと従動スクロールユニットによって画成された圧縮空間の容積を変化させて吸引吐出を行うスクロール流体機械を開示する。
同様に特許文献2は、軸方向両端部が閉鎖された筒状のハウジング内に駆動スクロールと従動スクロールとを回転自在に支持し、前記ハウジングの外周面に吸気ポートを設けると共に、前記ハウジングの軸方向端部には吐出ポートを設け、前記駆動スクロールに渦巻き状の駆動ラップ部を形成すると共に、前記従動スクロールには渦巻き状の従動ラップ部を形成し、前記駆動ラップ部と前記従動ラップ部を互いに噛み合わせると共に前記駆動スクロールを前記従動スクロールに対して旋回運動させ、前記駆動ラップ部と前記従動ラップ部との間に形成される圧縮室を圧縮しながら径方向外側から内側へと移動させ、前記吸気ポートから外気を取り込むと共に前記圧縮室で圧縮した外気を前記吐出ポートから吐出するスクロールコンプレッサを開示する。
特開2007−23776号公報 特開2008−184945号公報
上述した特許文献1及び2において開示されるスクロール流体機械において、従動スクロールは、駆動スクロールの端板間に相当する所定の高さを有する略円筒形状であり、外周環状ブロックから中央に位置する連結部に向けて渦巻き状に延出する従動スクロールラップを有し、これによって、この従動スクロールラップ及び前記外周環状ブロックによって駆動スクロールラップの挿入空間が画成されるものであり、さらに外周環状ブロックには、円筒周面に所定の深さの溝加工が実施され、この溝加工によって形成された周溝部を有する構造となっている。
このような構造の従動スクロールを形成するために、型成形等によって前記外周環状ブロック、従動スクロールラップ及び連結部を有する円筒状のブロックを形成し、その円筒状ブロックの外周側面に溝加工によって所定の深さの周溝部を形成し、そして最後に前記周溝部と前記挿入空間とを連通する吸入口をエンドミルによって形成するようにしたものである。また、現在では、スクロール流体機械のコストを低減することが要求されており、製造の簡易化が求められている。
このため、本願発明は、従動スクロールを簡易に形成する構造を有する従動スクロールとその製造方法を提供することにある。
したがって、この発明は、駆動スクロールの端板間に相当する所定の高さを有する円筒形状であり、外周環状ブロック部と、中央に位置する連結部と、前記外周環状ブロック部と前記連結部との間を接続する渦巻き状の従動スクロールラップとが一体に形成される共に、前記外周環状ブロック部の外周面に沿って形成された周溝部を有し、前記従動スクロールラップ、連結部及び前記外周環状ブロック部によって渦巻き状の前記駆動スクロールの駆動スクロールラップが挿入されて圧縮空間を形成する挿入空間が画成され、さらに前記挿入空間と前記周溝部の外側とを連通する吸込孔が形成される従動スクロールにおいて、前記外周環状ブロック部の径方向外方に、所定の深さの周溝部を形成することによって、前記外周環状ブロック部を径方向に貫通する吸入孔と、前記外周環状ブロック部の外周側面に開口する逃がし穴とを形成したことにある。
また、この発明に係る従動スクロールは、前記外周環状ブロック部、前記連結部及び前記従動スクロールラップを具備し、前記挿入空間の外周側端部に、径方向外方に前記周溝部の形成範囲内に延出する逃がし穴を形成した従動スクロールブロックを形成し、前記外周環状ブロック部の外周側面に、前記逃がし穴が開口するように所定の深さの周溝部を形成することが望ましい。
これによって、前記従動スクロールの吸込孔が前記外周環状ブロック部を径方向に貫通して前記周溝部に開口する構造としたことによって、周溝部の形成前に従動スクロールラップの形成時(挿入空間の形成時)に、挿入空間の外周端部に径方向に延出する逃がし穴を同時に形成するので、周溝部の形成時に同時に吸込孔を周溝部に開口させることができるため、従動スクロールの形成を簡略化することができ、コスト低減を達成できるものである。
以下、この発明の実施例について図面により説明する。
本願発明の従動スクロールが設けられるスクロール流体機械としては、例えば図1に示すスクロール型圧縮機1がある。このスクロール圧縮機1は、駆動源としてのモータ2と、このモータ2が装着され、内部に収納空間3を画成するハウジング4と、このハウジング4内の収納空間3に配される駆動スクロールユニット5と、この駆動スクロールユニット5に噛合して圧縮空間6を画成する従動スクロールユニット7と、駆動スクロールユニット5に形成された吐出孔8と外部に連結される吹出開口部9を有するオイルシールブロック11とによって少なくとも構成される。
前記ハウジング4は、前記モータ2が装着されて画成されたカップリング収納室20を有する。このカップリング収納室20内には、モータ2の駆動軸21の先端に設けられるカップリング22が収納される。また、前記カップリング収納室20と外気(ハウジング4の外側)とを連通する空気導入孔23が形成される。さらに、前記カップリング収納室20と前記収納空間3の間には、所定の大きさの貫通孔24が形成されるものである。この貫通孔24の大きさは、脈動音に対する絞り効果を有するように設定しても良いものである。また、前記ハウジング4は、前記カップリング22を介して前記モータ2の駆動軸21と連結される駆動スクロールユニット5の第1の駆動軸51を回転自在に保持する。
スクロール部は、駆動スクロールユニット5と従動スクロールユニット7とによって構成される。
前記駆動スクロールユニット5は、前記ハウジング4内の収納空間3に回転自在に配され、モータ2の駆動軸21と接続される第1の駆動軸51を一体に有する第1の端板52と、この第1の端板52から前記駆動軸51の軸方向に延出すると共に前記第1の端板52の面に沿って渦巻状に延出する少なくとも2つの駆動スクロールラップ53と、前記第1の端板52と共に前記駆動スクロールラップ53を挟持固定すると共に第2の駆動軸54を一体に有する第2の端板55とによって少なくとも構成される。
前記従動スクロールユニット7は、従動スクロール72と、従動スクロール受け73とによって構成される。また、前記従動スクロール72は、図2(a),(b)で示すように、外周環状ブロック部79と、中央に位置する連結部74と、前記外周環状ブロック部79と連結部74とを接続する渦巻き状の従動スクロールラップ71とによって構成され、前記外周環状ブロック部79、連結部74及び従動スクロールラップ71とによって挿入空間70が画成される。さらに、前記従動スクロール受け73は、該従動スクロール72を前記ハウジング4に対して回転自在に支持するものである。
さらに、前記従動スクロール7の挿入空間70の外周端には、前記収納空間3と前記挿入空間70とを連通する吸込孔76が径方向外方に延出するように形成され、さらに受動スクロール7の中央部分の連結部74には、吐出孔8と連通する吐出溝75が形成される。さらに前記外周環状ブロック79の外周側面には、所定の深さの周溝部77が形成され、前記吸込孔76は、この周溝部77に開口する。これにより、流体、例えば空気が外周部分に形成された吸込孔76より吸入され、中央の吐出孔8から吐出されるものである。
尚、この実施例では、前記駆動スクロールユニット5の第1の端板52の外側面と、従動スクロールユニット7の従動スクロール受け73との間には、オルダム機構10を設けられ、受動スクロールユニット7が前記駆動スクロールユニット5に対して効率的に同期回転運動を行うようになっているが、特にオルダム機構を備えない場合もある。
以上説明した構造を有するスクロール圧縮機1に使用される従動スクロール72は、径方向に外周環状ブロック部79を貫通する吸込孔76を有する構造であるため、以下の方法において製造することができる。
前記従動スクロール72をプラスチック材料で形成する場合、射出成形若しくは押出成形等によって、金属で形成する場合には、レーザ加工、プレス加工、鋳造、鍛造等によって、前記外周環状ブロック部79、前記連結部74(吐出溝75を含む)及び前記従動スクロールラップ71を一体に具備し、前記挿入空間70の外周側端部に、径方向外方に前記周溝部77の形成範囲内に延出する逃がし穴78が形成された従動スクロールブロックを形成する。
そして、この従動スクロールブロックの前記外周環状ブロック部79の外周側面に、前記逃がし穴78が開口するように所定の深さの周溝部77を旋削加工などで形成する。そして、前記外周環状ブロック79には、前記従動スクロール受け73を固定する複数のねじ用穴80が形成される。
これによって、簡易に吸込孔76を形成することができるため、コスト低減を達成できるものである。
本願発明に係る従動スクロールが使用されるスクロール流体機械の概略構成図である。 (a)は本願発明に係る従動スクロールの断面図であり、(b)は平面図である。
符号の説明
1 スクロール圧縮機
2 モータ
3 収納空間
4 ハウジング
5 駆動スクロールユニット
6 圧縮空間
7 従動スクロールユニット
8 吐出孔
9 吹出開口部
10 オルダム機構
11 オイルシールブロック
20 カップリング収納室
21 駆動軸
22 カップリング
23 空気導入孔
24 貫通孔
51 第1の駆動軸
52 第1の端板
53 駆動スクロールラップ
54 第2の駆動軸
55 第2の端板
70 挿入空間
71 従動スクロールラップ
72 従動スクロール
73 従動スクロール受け
74 連結部
75 吐出溝
76 吸込孔
77 周溝部
78 逃がし穴
79 外周環状ブロック部
80 ねじ穴

Claims (2)

  1. 駆動スクロールの端板間に相当する所定の高さを有する円筒形状であり、外周環状ブロック部と、中央に位置する連結部と、前記外周環状ブロック部と前記連結部との間を接続する渦巻き状の従動スクロールラップとが一体に形成される共に、前記外周環状ブロック部の外周面に沿って形成された周溝部を有し、前記従動スクロールラップ、連結部及び前記外周環状ブロック部によって渦巻き状の前記駆動スクロールの駆動スクロールラップが挿入されて圧縮空間を形成する挿入空間が画成され、さらに前記挿入空間と前記周溝部の外側とを連通する吸込孔が形成される従動スクロールにおいて、
    前記外周環状ブロック部の径方向外方に、所定の深さの周溝部を形成することによって、前記外周環状ブロック部を径方向に貫通する吸入孔と、前記外周環状ブロック部の外周側面に開口する逃がし穴とを形成したことを特徴とする従動スクロール。
  2. 前記外周環状ブロック部、前記連結部及び前記従動スクロールラップを具備し、前記挿入空間の外周側端部に、径方向外方に前記周溝部の形成範囲内に延出する逃がし穴を形成した従動スクロールブロックを形成し、
    前記外周環状ブロック部の外周側面に、前記逃がし穴が開口するように所定の深さの周溝部を形成することを特徴とする請求項1記載の従動スクロールの製造方法。
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