JP2008184452A - 反応デバイス - Google Patents

反応デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2008184452A
JP2008184452A JP2007021000A JP2007021000A JP2008184452A JP 2008184452 A JP2008184452 A JP 2008184452A JP 2007021000 A JP2007021000 A JP 2007021000A JP 2007021000 A JP2007021000 A JP 2007021000A JP 2008184452 A JP2008184452 A JP 2008184452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
catalyst
alcohol
aldehyde
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007021000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5143438B2 (ja
Inventor
Takeshi Shirasawa
武 白沢
Yasukazu Kumita
泰和 汲田
Eiji Saito
永治 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2007021000A priority Critical patent/JP5143438B2/ja
Priority to EP08704513A priority patent/EP2117697A1/en
Priority to PCT/JP2008/052004 priority patent/WO2008093898A1/en
Priority to US12/524,166 priority patent/US7795475B2/en
Publication of JP2008184452A publication Critical patent/JP2008184452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5143438B2 publication Critical patent/JP5143438B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J10/00Chemical processes in general for reacting liquid with gaseous media other than in the presence of solid particles, or apparatus specially adapted therefor
    • B01J10/007Chemical processes in general for reacting liquid with gaseous media other than in the presence of solid particles, or apparatus specially adapted therefor in the presence of catalytically active bodies, e.g. porous plates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J12/00Chemical processes in general for reacting gaseous media with gaseous media; Apparatus specially adapted therefor
    • B01J12/007Chemical processes in general for reacting gaseous media with gaseous media; Apparatus specially adapted therefor in the presence of catalytically active bodies, e.g. porous plates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/002Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by dehydrogenation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/72Copper

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】アルコールからアルデヒドを高選択率で得ることができる反応デバイスを提供する。
【解決手段】反応デバイス10は、アルコールからアルデヒドを生成するのに用いられる。反応デバイス10は、内部に触媒19が設けられて反応流体が流動する反応場15を有する反応部14を備える。触媒19は、反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有すると共にCuを含有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、アルコールからアルデヒドを生成するのに用いられる反応デバイス及びそれを用いたアルデヒドの製造方法に関する。
アルデヒドは、化学反応用の原料や香料素材として有用な化合物であり、旧来よりアルコールを原料とした脱水素反応や酸化反応等により合成されている。この中でも、脱水素反応は、酸化反応が発熱反応であるのに対して、吸熱反応であるため、その反応の熱的制御の容易さからアルデヒドの製造方法として多用されている。脱水素反応によるアルデヒドの製造方法としては、例えば、触媒を用いて懸濁した反応液を回分的に反応させる方法、触媒を用いて懸濁した反応液を連続的に反応させる手法、成型された触媒を充填した反応場(固定床)に反応液を連続的に供給して反応させる手法などが挙げられる。
また、脱水素反応では、目的とするアルデヒド以外にも副生物としてアルデヒドの二量化物と云えるエステル体などが生成する。そして、これら副生物を抑えて高選択的に反応させるための技術の改良が種々行われてきた。例えば、特許文献1には、ルテニウム錯体触媒を用いて液相中で脱水素反応を行い、発生するアルデヒドを気体で収集する製造法が開示されている。また、特許文献2には、アルコールを固定床の減圧系気相反応により脱水素してアルデヒドを高選択的に得る方法が開示されている。
特開2004−10568号公報 特表2004−501881号公報
本発明は、アルコールからアルデヒドを高選択率で得ることができる反応デバイス及びそれを用いたアルデヒドの製造方法を提供することを課題とする。
本発明の反応デバイスは、アルコールからアルデヒドを生成するのに用いられるものであって、
内部に触媒が設けられて反応流体が流動する反応場を有する反応部を備え、
上記触媒は、反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有すると共にCuを含有する。
本発明のアルデヒドの製造方法は、アルコールからアルデヒドを製造する方法であって、
反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有すると共にCuを含有する触媒が設けられた反応場に、アルコールを含む反応流体を流動させて反応させることによりアルデヒドを生成する。
本発明によれば、アルコールからアルデヒドを生成する際には副反応としてアルデヒドの二量化を伴うものの、反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有すると共にCuを含有する触媒が反応場に設けられていることにより、アルコールからアルデヒドを高選択率で得ることができる。
以下、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
<反応デバイス>
図1は、実施形態1に係る反応デバイス10を示す。
この反応デバイス10は、連続的に反応生成物を得る連続式のものであり、原料アルコール源たる原料アルコール供給部11から生成物回収部17まで延びる管が設けられており、また、その管に上流から下流に向かって順に原料供給ポンプ12、予熱部13、反応部14、及び冷却部16が間隔をおいて直列に介設され、さらに、予熱部13及び反応部14を加熱可能なように加熱部18が設けられている。なお、生成物回収部17の手前には図示しない圧力調整器が設けられている。
この反応デバイス10は、原料アルコール供給部11から原料供給ポンプ12を介して反応原料となるアルコールの混合物の反応流体を予熱部13に供給し、予熱部13で反応流体を予熱し、予熱部13から予熱した反応流体を反応部14に供給し、反応部14でアルコールが反応してアルデヒドと水素を生成し、反応部14から生成したアルデヒドを含む反応流体を冷却部16に供給して冷却して凝縮させ、冷却部16から得られた反応流体を生成物回収部17で回収するアルデヒドの製造に用いられるものである。
反応部14は、反応流体が流入する流入部及び流出する流出部を有すると共に、流入部及び流出部間に形成された長尺孔状の反応流路14aを内部に有する。この反応流路14aが、反応流体が流動して反応する反応場15を構成している。
反応部14は、切削等により表面に溝を加工した面体を他の異なる面体を密接させることにより反応流路14aが構成されるものであっても、また、角管や円管などの既成の管で反応流路14aが構成されるものであってもよい。
反応流路14aの断面形状としては、例えば、円形、半円形、楕円形、半楕円形、正方形、長方形、台形、平行四辺形、不定形等が挙げられる。また、反応流路14aの流入部から流出部に至るその長さ方向の軌跡の形状としては、例えば、直線状、円形状、蛇行形状、螺旋形状等が挙げられる。
反応場15を構成する反応流路14aには触媒19が設けられている。この触媒19は、反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有する。
触媒19としては、Cu又はCuを含有する金属複合体を含むものが挙げられる。Cuに複合する金属としては、Ni、Pd、Pt等の元素周期表6〜12族の金属が好適なものとして挙げられ、Cuを含有する金属複合体としては、例えば、CuにCr、Co、Ni、Fe、Mn等の遷移金属元素を加えた2成分の金属を含むものが挙げられる。触媒19は、これらをシリカ、アルミナ、チタニア、ゼオライト等に担持させたものであっても、また、酸化状態を制御したものであってもよい。触媒19は、これらの中でも、加工の容易さ、反応性や経済性の観点から、Cu又はCuを含有する合金を含むものが好ましく、Cu単体で構成されているものがより好ましい。Cu単体で構成された触媒19は、Cuの純度が高純度であることが好ましく、純度が99.0%以上の素材のものが好ましい。なお、Cuは市販過程で防錆処理されることがあるが、かかる防錆処理は施されていないことが好ましい。
触媒19は、例えば、図2(a)及び(b)に示すように、金属ワイヤーやワイヤー束或いは撚線といった線状構造体、板状構造体などの細長構造体、図2(c)及び(d)に示すように、反応部14内部の反応流路14aの内壁等で構成される。触媒19は、反応流体の流動方向に沿って連続して延びるように形成されていても、また、反応流体の流動方向に沿って間欠的に設けられた複数の部分で構成されていてもよい。
細長構造体の触媒19の場合、外周表面が反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面に相当する。この場合、面体の組立で反応流路14aが構成される反応部14については、一方の面体の溝に触媒19を配置すればよく、既成の管で反応流路14aが構成される反応部14については、反応流路14aに触媒19を挿入すればよい。また、触媒19は、図3に示すように、反応流体の流動方向にピッチを有する螺旋を形成するように反応流路14aに設けられていてもよい。なお、反応流体の流動方向に沿って間欠的に複数の触媒19が設けられ、それらが全体として反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を構成していてもよい。また、触媒19は、反応部14の流入部から流出部まで至るように全部に設けられていても、その一部にだけ設けられていてもいずれでもよい。
反応流路14aの内壁が触媒19の場合、内壁表面が反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面に相当する。この場合、反応流路14aの内壁を形成する材料に触媒材料を適用する、或いは、反応流路14aの内壁を鍍金、スパッタ、塗布乾燥等の手法により事後的に触媒19で形成すればよい。なお、内壁が反応流体の流動方向に沿って間欠的に触媒材料で形成されていてもよい。また、触媒19は、反応部14の流入部から流出部まで至るように全部に設けられていても、その一部にだけ設けられていてもいずれでもよい。
触媒19が反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有することの指標として、触媒構成単位毎の表面積A1で、該触媒構成単位の反応流体の流動方向に垂直な面への投影面積A2を除した(A2/A1)を用いることができる。なお、触媒構成単位とは、粒子状の触媒ならば1粒子、線状の触媒ならば連続した1本、箔状の触媒ならば連続した1枚をそれぞれ意味する。具体的には、触媒が球粒子の場合にはA2/A1=0.25(−)である。触媒が直径D及び長さLの円柱状の場合には触媒の設置方向でA2/A1の値は異なる。例えば、触媒の長さL方向と反応流体の流動方向を一致させて触媒を設置し、L=2Dの場合にはA2/A1=0.1(−)である。また、触媒が管内面に存在し、この管内を反応流体が通過して反応する場合は投影面積A2=0であることからA2/A1=0(−)である。
触媒が複数の触媒構成単位からなる反応デバイスにおいては、触媒構成単位毎の表面積A1の総和ΣA1で、該触媒構成単位毎の投影面積A2の総和ΣA2を除した、ΣA2/ΣA1を上記指標として用いることができる。なお、本明細書では触媒が単数の場合も含めΣA1及びΣA2と記載する。
ΣA2/ΣA1は0〜0.1(−)が好ましく、0〜0.07(−)が更に好ましく、0〜0.05(−)が特に好ましい。
反応流路14aには、触媒19が、横断面のいずれの位置においても、半径10mm以内に触媒19が存在するように設けられていることが好ましく、半径5mm以内に触媒19が存在するように設けられていることが更に好ましい。このような構成によれば、反応場15のいずれの位置においても触媒19に20mm以内の距離を有することができ、これにより反応性及びアルデヒド選択性に好適な状態を得ることができる。具体的には、例えば、図2(d)に示すように、内壁が触媒19に構成された横断面形状が間隔20mm以下の細長い隙間状に形成された反応流路14aが挙げられる。
また、複数の触媒構成単位からなる触媒19が設けられた反応流路14aは、反応流体が触媒19近傍においてよどみのない状態で流動するように構成されていることが好ましい。触媒19近傍においてよどみの領域(いわゆるデッドスペース)が無ければ、反応流体の反応滞留時間分布を狭くすることができ、それによって長時間滞留した反応流体が炭素化等の副反応を起こすのを抑制することができる。具体的には、触媒19は、触媒構成単位同士が点接触部分や狭い隙間を有しないように配置されていることが好ましい。より具体的には、触媒構成単位同士が最短距離を0.2mm以上離して配置されていることが好ましく、0.5mm以上離して配置されていることがより好ましく、1mm以上離して配置されていることが更に好ましい。ただし、マイクロリアクターと称する反応器等では1mm未満の狭い流路を有するが、流路内においてもよどみの状態が存在しなければこの限りではない。また、各触媒構成単位の触媒19はなめらかな平滑表面を有することが好ましい。
原料供給ポンプ12は、原料アルコール供給部11からの反応流体を予熱部13に供給する。原料供給ポンプ12としては、例えば、反応流体が液体の場合、渦巻きポンプ、ディフューザーポンプ、渦巻き斜流ポンプ、斜流ポンプ、軸流ポンプ、ギヤポンプ、スクリューポンプ、カムポンプ、ベーンポンプ、ピストンポンプ、プランジャーポンプ、ダイヤフラムポンプ、渦流ポンプ、粘性ポンプ、気泡ポンプ、ジェットポンプ、電磁ポンプ等が挙げられる。これらの中でも脈流の少ない型式のものが好ましい。その理由は、原料流体等を脈流を伴わずに流路に流通させた場合、流路内の各部位で均一で安定した流れが保持され、安定した混合現象が齎され、反応に不具合を生ずることがなく、所望する反応性及び選択性の高い化学量論条件が均一に達せられるという反応上の利点が得られるためである。なお、原料供給ポンプ12を用いる方法の他、圧力差を利用した方法により反応流体を予熱部13に供給してもよい。反応流体が気体の場合では、ガスが封入された圧力ボンベ、コンプレッサーまたはブロアーなどが挙げられる。
加熱部18による加熱方式としては、例えば、熱油や蒸気等の加熱媒体による熱交換法、電気ヒータ等の発熱体との接触伝熱や輻射伝熱による方法、ヒートポンプを利用する方法などが挙げられる。
以上の反応デバイス10を構成する各部材は、高温で反応が行われることを考慮すると、反応温度よりも融点の高い材質で形成されたものである必要がある。また、反応温度に早期に到達させることを考慮すると、熱伝導性に優れる材質で形成されたものであることが好ましい。これらのことから、反応デバイス10を構成する各部材の材質としては、金属であることが好ましく。かかる金属としては、例えば、アルミニウム、チタン、クロム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ジルコニウム等の単組成金属、これらを複合的に含有する合金等が挙げられる。合金としては、具体的に、例えば、SUS304やSUS316に代表されるオーステナイト鋼、SUS420に代表されるマルテンサイト鋼、SUS329に代表されるフェライトとオーステナイトとの2相ステンレス鋼、ハステロイC276やインコネル600に代表されるNi合金、6−4チタン合金に代表されるチタン合金等が挙げられる。無論、各部材は、これらの素材を単独で又は2種以上を混在させて形成することができる。
<アルデヒドの製造方法>
次に、この反応デバイス10を用いたアルデヒドの製造方法について説明する。
このアルデヒドの製造方法は、下記化学反応式(1)に基づいて、アルコールからアルデヒドと水素との混合物を生成するものである。
Figure 2008184452
このアルデヒドの製造方法では、原料アルコール供給部11から原料供給ポンプ12を介して原料であるアルコール又はその混合物である反応流体を予熱部13に供給する。
反応流体に含まれる原料であるアルコールとしては、例えば、炭素数4〜36の、直鎖状又は分岐鎖状の、飽和又は不飽和の、脂肪族アルコールが挙げられ、次式(I):
OH (I)
[式中、Rは、4〜36個、好ましくは6〜22個、特に好ましくは8〜18個の炭素原子を含む、直鎖状又は分岐鎖状の、飽和又は不飽和の、アルキル基又はアルケニル基である。]
で示されるものが好ましい。具体的には、ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコールなどの他、チーグラー法によって得られたチーグラーアルコール、オキソ法によって得られたオキソアルコール及びゲルベアルコール等が挙げられる。これらのアルコールは、単独で用いても、また2種以上混合した混合アルコールとして用いてもいずれでもよい。
反応流体には、反応性や収率を損なわない範囲で、アルコール以外の物質を適宜混合させてもよい。かかる物質としては、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム等の上記化学反応に不活性なガス(不活性ガス)が挙げられる。また、アルコールの他に本質的な反応性を損なわない炭化水素などの有機物等も挙げられる。この場合、副反応を抑えアルデヒドの選択性をより高める効用を得ることができることから、反応性を損なわない範囲でなるべくアルコール以外の物質の混合比を高くすることが好ましい。具体的には、アルコールのモル比率が50mol%以下であることが好ましく、20mol%以下であることがより好ましい。
このアルデヒドの製造方法では、予熱部13で反応流体を予熱する。
反応流体の予熱時間は、0.1秒〜1時間が好ましく、1秒〜10分がより好ましい。反応流体の予熱時間は、反応流体の予熱部13での滞留時間で規定されるので、予熱部13の容量の選定により調整できるが、予熱部13の容量が決まっている場合には、原料供給ポンプ12による反応流体の送液速度の設定により決まることになる。
反応流体の予熱温度は、100〜500℃が好ましく、200〜350℃がより好ましい。反応流体の予熱温度は、加熱部18による予熱部13の加熱温度設定により調整する。
このアルデヒドの製造方法では、予熱部13から予熱した反応流体を反応部14に供給する。
反応流体の相状態は、反応部14への供給前においては、液体、気体、超臨界流体のいずれの状態であってもよく、これらが混相する状態であってもよい。反応部14への供給後においては、反応流体は気体状態であることが好ましい。この反応流体の相状態は、加熱部18による反応部14の加熱温度設定及び生成物回収部17の手前に設けられた図示しない圧力調整器などによる反応流体の圧力設定により調整する。
予熱部13から反応部14への原料供給方法としては、アップフロー,ダウンフローいずれでもよい。なお、反応部14への原料供給方法として単回流通或いは循環供給することも可能である。
このアルデヒドの製造方法では、反応部14でアルコールが上記化学反応によりアルデヒドと水素を生成する。このとき、反応流体は、反応部14の流入部から流出部に向かって流動しながら、反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有すると共にCuを含有する触媒19の作用を受けつつ上記化学反応をする。
反応流体の反応時間は、0.1秒〜1時間程度が好ましく、1秒〜10分がより好ましい。反応流体の反応時間は、反応流体の反応部14での滞留時間(反応滞留時間)で規定されるので、反応場15の容積に応じて、原料供給ポンプ12による反応流体の送液速度の設定により調整する。なお、反応時間の概念として、反応器の有効容積をV、単位時間に反応器に導入される原料の標準状態における体積をFとするとした場合、空間速度F/Vで表現されることもある。常温で液体の原料を用いる時は、Fとして液体の体積を用い、その場合にはこれをLHSV(liquid lourly space velosity)という。また、触媒反応のとき反応器容積Vの代わりに触媒単位量(質量、容積、表面積)を用いることもある。
反応流体の反応温度は、100〜500℃が好ましく、200〜350℃がより好ましい。反応流体の反応温度は、加熱部18による反応部14の加熱温度設定により調整する。
反応流体の圧力は、可能な限り低いことが好ましく、反応場15がほぼ真空条件下であることが特に好ましく、そうすることで副反応を抑えより高いアルデヒドの選択性を得ることができる。具体的には、反応流体の圧力は、1500kPa以下が好ましく、300kPa以下がより好ましい。なお、反応部14での圧力損失による高圧化が生じることから、反応流路14aの断面形状は圧力損失の小さな形状であることが好ましい。反応流体の圧力は、加熱部18による反応部14の加熱温度設定及び生成物回収部17の手前に設けられた図示しない圧力調整器などによる反応流体の圧力設定により調整する。
このアルデヒドの製造方法では、反応部14から生成したアルデヒドを含む反応流体を冷却部16に供給して冷却して凝縮させ、冷却部16から得られた反応流体を生成物回収部17で回収する。
反応流体の冷却時間は、0.1秒〜1時間が好ましく、1秒〜10分がより好ましい。反応流体の冷却時間は、反応流体の冷却部16での滞留時間で規定されるので、冷却部16の容量の選定により調整できるが、冷却部16の容量が決まっている場合には、原料供給ポンプ12による反応流体の送液速度の設定により調整する。
反応流体の冷却後温度は、0〜200℃が好ましく、20〜100℃がより好ましい。反応流体の冷却後温度は、冷却部16による反応流体の冷却温度設定により調整する。
回収したアルデヒドは、化学品原料、香料等の用途に応じて、必要な品質を達し得る精製を行う。これらの精製法としては、例えば、蒸留、抽出、吸着等を用いた方法が挙げられる。
以上のような構成の反応デバイス10を用いてアルデヒドを製造すれば、反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有する触媒19が反応場15に設けられていることにより、アルコールからアルデヒドを高選択率で得ることができる。
(実施形態2)
<反応デバイス>
図4は、実施形態2に係る反応デバイス10を示す。なお、実施形態1と同一名称の部位は実施形態1と同一符号で示す。
この反応デバイス10では、ガス供給部20から流量調節器21が介設された管が延びて、原料アルコール供給部11から生成物回収部17まで延びる管における原料供給ポンプ12と予熱部13との間に結合している。
その他の構成は実施形態1と同一である。
この反応デバイス10は、原料アルコール供給部11から原料供給ポンプ12を介して供給する原料のアルコールの混合物に、ガス供給部20から流量調節器21を介して供給するガスを合流させて気相含有の反応流体を形成し、この気相含有の反応流体を予熱部13に供給し、予熱部13で気相含有の反応流体を予熱し、予熱部13から予熱した気相含有の反応流体を反応部14に供給し、反応部14でアルコールが反応してアルデヒドと水素とを生成し、反応部14から生成したアルデヒドを含む気相含有の反応流体を冷却部16に供給して冷却して凝縮させ、冷却部16から得られた反応流体を生成物回収部17で回収するアルデヒドの製造に用いられるものである。
<アルデヒドの製造方法>
次に、この反応デバイス10を用いたアルデヒドの製造方法について説明する。
このアルデヒドの製造方法も、実施形態1と同様に、上記化学反応式(1)に基づいて、アルコールからアルデヒドと水素との混合物を生成するものである。
このアルデヒドの製造方法では、原料アルコール供給部11から原料供給ポンプ12を介して原料であるアルコール又はその混合物である反応流体を供給する。
原料であるアルコール又はその混合物の構成は実施形態1と同一である。
このアルデヒドの製造方法では、ガス供給部20から流量調節器21を介してガス供給する。
ガスとしては、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム等の上記化学反応に不活性なものが挙げられる。
このアルデヒドの製造方法では、アルコール又はその混合物とガスとを合流させて気相含有の反応流体を形成して予熱部13に供給する。
形成する気相含有の反応流体は、副反応を抑えアルデヒドの選択性をより高める効用を得ることができることから、アルコールの割合が低いことが好ましい。具体的には、アルコールのモル比率が50mol%以下であることが好ましく、20mol%以下であることがより好ましい。
気相含有の反応流体の相状態は、反応部14への供給前においては、気体状態、又は、気体と液体若しくは超臨界流体との混相状態であってもよい。反応部14への供給後においては、反応流体は気体状態であることが好ましい。この反応流体の相状態は、加熱部18による反応部14の加熱温度設定及び生成物回収部17の手前に設けられた図示しない圧力調整器などによる反応流体の圧力設定により調整する。
予熱部13での反応流体の予熱以降は実施形態1と同一である。
以下に説明する実施例及び比較例のアルデヒドの製造実験のそれぞれについて、アルコールの反応消費率及びアルデヒド選択率を求めた。なお、アルコールの反応消費率及びアルデヒド選択率は、それぞれ次のようにして求めた。
−アルコールの反応消費率−
反応部から回収した反応流体を十分に凝縮した後に捕集した液体についてガスクロマトグラフ分析にてアルコール濃度を定量し、液体捕集量との積からアルコール排出量を算出した。そして、原料としてのアルコール投入量に対するアルコール排出量の比率を100%から減じた数値を反応消費率とした。
−アルデヒド選択率−
反応部から回収した反応流体を十分に凝縮した後に捕集した気体についてガスクロマトグラフ分析にてアルデヒド及びエステルのそれぞれの成分濃度を定量し、アルデヒド/(アルデヒド+エステル体)×100(%)で算出される値をアルデヒド選択率とした。
尚、アルコール反応消費率及びアルデヒド選択率でのガスクロマトグラフ分析には、キャピラリーカラムHP−ULTRA2(12.0m×200μm×0.33μm)を付帯したAgilent technologies社製の6850 SeriesIIの装置にて分析を行った。
(実施例1)
図4に示すのと同一構成であって、原料供給ポンプがマイクロフィーダー、予熱部が内径1.0mm及び長さ1mの円管流路を有するSUS316材製のもの、反応部が内径1.0mm及び長さ3mの円管の直線状反応流路を有するSUS材製のもの、冷却部が内径1.0mm及び長さ0.15mの円管流路を有するSUS材製で空冷方式のもの、加熱部がシリコンオイルの伝熱により220℃に昇温及び恒温するオイルバスでそれぞれ構成され、反応部の反応流路に金属触媒として事前に十分な還元処理を施した直径600μm及び長さ5mmの銅ワイヤー(和光純薬工業(株)製、元素分析用還元銅Lot.SDQ2757)6.81gを直列でほぼ平行に流体流路に沿って配置した反応デバイスを準備した。
この反応デバイスを用い、原料アルコール供給部から1−デカノール(花王(株)製、商品名カルコール1098、Lot.2161)0.157mL/h及びガス供給部から窒素ガス(純度99.999%<)0.922cc/minをそれぞれ供給し、そして、それらを混合した反応流体を、反応部での反応滞留時間τが13秒となるように予熱部に供給するように制御した。
冷却部から得られた気液混合状態の反応流体をスクリュー管に捕集し、液組成を分析した。
その結果、アルコール反応消費率は25.7%であった。アルデヒド選択率は98.7%であった。
(実施例2)
実施例1で用いたのと同一構成の反応デバイスを準備した。
この反応デバイスを用い、原料アルコール供給部から1−デカノール(花王(株)製、商品名カルコール1098、Lot.2161)0.0509mL/h及びガス供給部から窒素ガス(純度99.999%<)0.300cc/minをそれぞれ供給し、そして、それらを混合した反応流体を、反応部での反応滞留時間τが39.9秒となるように予熱部に供給するように制御した。
冷却部から得られた気液混合状態の反応流体をスクリュー管に捕集し、液組成を分析した。
その結果、アルコール反応消費率は41.9%であった。アルデヒド選択率は91.9%であった。
(実施例3)
反応部が内径0.81mm及び長さ3mの円管の直線状反応流路を有するSUS材製のもの及び加熱部が輻射伝熱により220℃に昇温及び恒温する電気炉でそれぞれ構成された点、並びに反応部の反応流路に金属触媒として事前に十分な還元処理を施した直径600μm及び長さ5mmの銅ワイヤー(和光純薬工業(株)製、元素分析用還元銅Lot.SDQ2757)6.76gを直列でほぼ平行に流体流路に沿って配置した点を除いて実施例1で用いたのと同一構成の反応デバイスを準備した。
この反応デバイスを用い、原料アルコール供給部から1−デカノール(花王(株)製、商品名カルコール1098、Lot.2161)0.157mL/h及びガス供給部から窒素ガス(純度99.999%<)0.922cc/minをそれぞれ供給し、そして、それらを混合した反応流体を、反応部での反応滞留時間τが45.6秒となるように予熱部に供給するように制御した。
冷却部から得られた気液混合状態の反応流体をスクリュー管に捕集し、液組成を分析した。
その結果、アルコール反応消費率は25.8%であった。アルデヒド選択率は93.6%であった。
(比較例1)
反応部が内径14.8mm及び長さ5cmの円管の直線状反応流路を有するSUS材製のもので構成された点、及び反応部の反応流路に金属触媒として事前に十分な還元処理を施した銅粒子(和光純薬工業(株)製、元素分析用還元銅、粒状300〜850μm、20〜50mesh、Lot.PKK3341)21.21gを充填した点を除いて実施例1で用いたのと同一構成の反応デバイスを準備した。
この反応デバイスを用い、原料アルコール供給部から1−デカノール(花王(株)製、商品名カルコール1098、Lot.2154)3.232mL/h及びガス供給部から窒素ガス(純度99.999%<)19.0cc/minをそれぞれ供給し、そして、それらを混合した反応流体を、反応部での反応滞留時間τが2.4秒となるように予熱部に供給するように制御した。
冷却部から得られた気液混合状態の反応流体をスクリュー管に捕集し、液組成を分析した。
その結果、アルコール反応消費率は26.1%であった。アルデヒド選択率は82.9%であった。
(まとめ)
表1は、実施例1〜3及び比較例1のそれぞれで用いた反応デバイスの反応部の反応流路等の構成及び試験評価結果を示す。
Figure 2008184452
実施例1〜3と比較例1とを比較すると、反応部に設けられた触媒が反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有する反応デバイスでは、同じ反応転化率あたりでのアルデヒド選択性が高いことが分かる。
本発明は、アルコールからアルデヒドを生成するのに用いられる反応デバイス及びそれを用いたアルデヒドの製造方法について有用である。
実施形態1の反応デバイスの構成を示す図である。 反応部の断面図である。 反応部の斜視図である。 実施形態2の反応デバイスの構成を示す図である。
符号の説明
10 反応デバイス
11 原料アルコール供給部
12 原料供給ポンプ
13 予熱部
14 反応部
14a 反応流路
15 反応場
16 冷却部
17 生成物回収部
18 加熱部
19 触媒
20 ガス供給部
21 流量調節器

Claims (9)

  1. アルコールからアルデヒドを生成するのに用いられる反応デバイスであって、
    内部に触媒が設けられて反応流体が流動する反応場を有する反応部を備え、
    上記触媒は、反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有すると共にCuを含有する反応デバイス。
  2. 上記触媒が反応流体の流動方向に沿って連続して延びるように形成されている請求項1に記載された反応デバイス。
  3. 上記触媒が細長構造体で構成されている請求項1又は2に記載された反応デバイス。
  4. 上記触媒が上記反応部の内壁で構成されている請求項1乃至3のいずれかに記載された反応デバイス。
  5. 上記触媒がCu単体で構成されている請求項1乃至4のいずれかに記載された反応デバイス。
  6. 上記反応部に対して、原料であるアルコール若しくはその混合物を不活性ガスで希釈した気相含有の反応流体、又は、原料であるアルコール若しくはその混合物を減圧下においた気相含有の反応流体を供給するように構成されている請求項1乃至5のいずれかに記載された反応デバイス。
  7. 触媒構成単位毎の表面積A1の総和ΣA1で、該触媒構成単位の反応流体の流動方向に垂直な面への投影面積A2の総和ΣA2を除した、ΣA2/ΣA1が0〜0.1である請求項1乃至6のいずれかに記載された反応デバイス。
  8. アルコールからアルデヒドを製造する方法であって、
    反応流体の流動方向に沿って延びるように形成された表面を有すると共にCuを含有する触媒が設けられた反応場に、アルコールを含む反応流体を流動させて反応させることによりアルデヒドを生成するアルデヒドの製造方法。
  9. 上記反応流体を、原料であるアルコール若しくはその混合物を不活性ガスで希釈した気相含有の反応流体、又は、原料であるアルコール若しくはその混合物を減圧下においた気相含有の反応流体とする請求項8に記載されたアルデヒドの製造方法。
JP2007021000A 2007-01-31 2007-01-31 反応デバイス Expired - Fee Related JP5143438B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021000A JP5143438B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 反応デバイス
EP08704513A EP2117697A1 (en) 2007-01-31 2008-01-31 Reaction device
PCT/JP2008/052004 WO2008093898A1 (en) 2007-01-31 2008-01-31 Reaction device
US12/524,166 US7795475B2 (en) 2007-01-31 2008-01-31 Reaction device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007021000A JP5143438B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 反応デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008184452A true JP2008184452A (ja) 2008-08-14
JP5143438B2 JP5143438B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=39365548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007021000A Expired - Fee Related JP5143438B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 反応デバイス

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7795475B2 (ja)
EP (1) EP2117697A1 (ja)
JP (1) JP5143438B2 (ja)
WO (1) WO2008093898A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126676A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Kao Corp アルデヒドの製造方法
WO2014002751A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 花王株式会社 アルデヒドの製造方法
JP2014009167A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Kao Corp アルデヒドの製造方法
WO2014097873A1 (ja) * 2012-12-18 2014-06-26 花王株式会社 アルデヒドの製造方法
US9688597B2 (en) 2013-12-26 2017-06-27 Kao Corporation Method for producing aldehyde

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8961891B2 (en) * 2010-08-20 2015-02-24 Lockheed Martin Corporation Catalytic alcohol dehydrogenation heat sink for mobile application
EP2617703B1 (en) 2012-01-17 2014-07-30 Corning Incorporated Improved catalyzed hypohalous oxidation of alcohol groups
WO2017165671A1 (en) * 2016-03-23 2017-09-28 Derek Oberreit Compact condensation particle counter technology
JP6449507B1 (ja) 2017-12-12 2019-01-09 花王株式会社 α、β−不飽和アルデヒドの製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50135012A (ja) * 1974-04-22 1975-10-25
JPS50135013A (ja) * 1974-04-22 1975-10-25
JPS6391345A (ja) * 1986-10-04 1988-04-22 バスフ・アクチエンゲゼルシヤフト アルデヒド及びケトンの連続的製法
US5241122A (en) * 1990-06-13 1993-08-31 Union Camp Corporation Catalysts comprising group IB metals
JP2004010568A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Mitsubishi Chemicals Corp ヒドロキシアルデヒド類の製造方法
JP2004501881A (ja) * 2000-06-28 2004-01-22 コグニス・ドイッチュランド・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト アルデヒドの製造方法
JP2005342675A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Kao Corp アルデヒドの製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4110403A (en) 1974-04-22 1978-08-29 Teijin Limited Process for preparing β,γ-unsaturated aldehydes
DE3003993C2 (de) 1980-02-04 1983-07-21 Institut metallurgii imeni A.A. Bajkova Akademii Nauk SSSR, Moskva Verfahren zur gemeinsamen Herstellung von Cyclopenten und Campher
EP2008968B1 (en) * 2006-04-05 2017-08-30 Kao Corporation Method for producing water gas

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50135012A (ja) * 1974-04-22 1975-10-25
JPS50135013A (ja) * 1974-04-22 1975-10-25
JPS6391345A (ja) * 1986-10-04 1988-04-22 バスフ・アクチエンゲゼルシヤフト アルデヒド及びケトンの連続的製法
US5241122A (en) * 1990-06-13 1993-08-31 Union Camp Corporation Catalysts comprising group IB metals
JP2004501881A (ja) * 2000-06-28 2004-01-22 コグニス・ドイッチュランド・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト アルデヒドの製造方法
JP2004010568A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Mitsubishi Chemicals Corp ヒドロキシアルデヒド類の製造方法
JP2005342675A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Kao Corp アルデヒドの製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126676A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Kao Corp アルデヒドの製造方法
WO2014002751A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 花王株式会社 アルデヒドの製造方法
JP2014009167A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Kao Corp アルデヒドの製造方法
US9315439B2 (en) 2012-06-27 2016-04-19 Kao Corporation Method for producing aldehyde
WO2014097873A1 (ja) * 2012-12-18 2014-06-26 花王株式会社 アルデヒドの製造方法
JP2014139158A (ja) * 2012-12-18 2014-07-31 Kao Corp アルデヒドの製造方法
US9416081B2 (en) 2012-12-18 2016-08-16 Kao Corporation Method for producing aldehyde
US9688597B2 (en) 2013-12-26 2017-06-27 Kao Corporation Method for producing aldehyde

Also Published As

Publication number Publication date
JP5143438B2 (ja) 2013-02-13
EP2117697A1 (en) 2009-11-18
US20100010268A1 (en) 2010-01-14
WO2008093898A1 (en) 2008-08-07
US7795475B2 (en) 2010-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5143438B2 (ja) 反応デバイス
CN101553453B (zh) 制备氟化烯烃的方法
JP2019501764A5 (ja)
Sharma et al. Pt/C catalysed direct reductive amination of nitriles with primary amines in a continuous flow multichannel microreactor
RU2498940C2 (ru) Улучшенный способ получения синильной кислоты посредством каталитической дегидратации газообразного формамида
JP5143560B2 (ja) 反応デバイス
Drochner et al. Acrolein Oxidation to Acrylic Acid on Mo/V/W‐Mixed Oxide Catalysts
EP2673258B1 (en) Process for the production of amino alcohols
JP2007197396A (ja) 3級アミンの製造方法
CA2705658A1 (en) Improved process for preparing hydrogen cyanide by catalytic dehydration of gaseous formamide
Andreev et al. Triethanolamine synthesis in a continuous flow microchannel reactor
US20110319679A1 (en) Process for producing 2,3,3,3-tetrafluoropropene
EP2526058B1 (de) Einraumverdampfer und deren verwendung bei der chemischen synthese
Vernuccio et al. Kinetics and mass transfer of the hydrogenation of 2-methyl-3-butyn-2-ol in a structured Pd/ZnO/Al2O3 reactor
JP6767535B2 (ja) 増加した熱伝達及び向上した温度制御でのメチロールアルカンの製造
JP5130562B2 (ja) メタクロレイン及び/又はメタクリル酸の製造方法
Enache et al. The hydrogenation of isophorone to trimethyl cyclohexanone using the downflow single capillary reactor
Shvets et al. The cause and quantitative description of catalyst deactivation in the ethylene oxide hydration process
Cao et al. Oxidative dehydrogenation of 3-Methyl-2-buten-1-ol in microreactors
JP2009149576A (ja) グリシドールの製造方法
EP2500315A1 (en) Method for producing aqueous gas
US3106581A (en) Conversion of ethyl alcohol to acetaldehyde
JP4439372B2 (ja) エポキシ化合物の開環反応物の製造方法
JPH06321841A (ja) 3ないし5個の炭素原子を有するα,β−モノエチレン系不飽和アルデヒド、カルボン酸またはニトリルの製造方法
CN110582348A (zh) 对被传输通过其中的材料进行处理和调节的设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091203

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5143438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees