JP2008183224A - 遊技機用分離ユニット - Google Patents

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一夫 安藤
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裕 赤木
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Abstract

【課題】前面扉が回動することによる分離ユニットの運搬性の低下を抑止する。
【解決手段】前面扉26を遊技盤ユニットに向けて回動させると、前面扉26に設けられた突起51の傾斜面51aが回動防止装置に設けられた突起87の下面87aに摺接される。この摺接の際に、前面扉26と遊技盤ユニットとの相対位置が調整される。突起51の傾斜面51aが回動防止装置に設けられた突起87の下面87aに摺接される過程で、位置ズレ防止ピン85が挿入孔50に、突起51の先端が受入溝88にそれぞれ挿入される。ブラケット83と、前面扉26の背面に設けられた板金47とを当接させた後、係止ロッド82を解除位置から係止位置に移動させると、係止ロッド82の先端が係止片48の挿通孔49に挿通され、係止ロッド82が前面扉26に係止される。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技盤と、該遊技盤が取り付けられるベース部材と、ベース部材に軸着される前面扉とを有し、パチンコ店などの遊技場に据え置かれる遊技機本体に着脱される遊技機用分離ユニットに関するものである。
パチンコ店などの遊技場に配設される遊技機として、スロットマシンやパチンコ機などが挙げられる。このパチンコ機は、基体となる本体部材(遊技機本体)に、パチンコ球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤が取り付けられる他に、遊技領域を遊技者に視認させる開口を備えた前面扉が軸着されている。また、本体部材には、パチンコ機に給電を行う電源装置の他に、パチンコ球を打ち出す発射装置やパチンコ球を払い出す払出装置などの装置や、発射装置や払出装置の作動を制御する制御回路基板などが取り付けられている。
遊技場においては、既に配設されたパチンコ機から新しい機種のパチンコ機へ交換する、所謂機種替えを行うときには、遊技場に配設されたパチンコ機を固定枠毎取り外した後、新しい機種となるパチンコ機を遊技場に配設することが一般的である。このような機種替えのうち、遊技場から取り外されたパチンコ機と新たに遊技場に配設するパチンコ機とが同一の製造者の元で作成されたものであっても、遊技場に配設されていたパチンコ機は取り外されることが多く、例えば同一形状の本体部材や、この本体部材に取り付けられる発射装置や払出装置など、共通化できるものまで交換してしまうことになり、機種替えにかかる設備投資のコストダウンを効率良く行うことができないという問題がある。
このような問題を解決する方法として、発射装置や払出装置などパチンコ機の基本動作を行う装置や本体部材を遊技場に据え置きとし、遊技盤や前面扉、及び遊技を制御する遊技制御回路装置など交換が必要な箇所のみを本体部材からまとめて交換できる分離ユニットとすることが提案されている(特許文献1など)。このように、同一の製造者の元で製造されたパチンコ機であれば、分離ユニットのみを交換することが可能となり、機種替え時に係る設備投資のコストダウンを効率良く行うことができる。
特開2005−245710号公報
上述した分離ユニットは、前面扉が軸着されるベース部材に遊技盤を保持することで構成されていることが多い。このベース部材としては、遊技盤の四隅を遊技盤を保持する枠状のものが一般的に用いられているが、最近では、アニメーション表示等の動画表示や、当たり表示などを行う図柄表示装置が拡大することに伴って、遊技盤や、遊技盤に設けられる遊技領域も拡大されていることから、ベース部材の小型化が望まれる。しかしながら、小型化されたベース部材に遊技機本体を取り付けた場合には、ベース部材に軸着される前面扉は、幅方向の他端部が自由端となることから、作業者が分離ユニットを持ち運ぶときには前面扉が遊技盤に向けた方向に、又は遊技盤から離れる方向に回動しやすく、分離ユニットが運びづらいという欠点がある。さらに、遊技盤に向けた方向に前面扉が回動した場合には、遊技盤の前面に設けられた構造物や、ガイドレールなどに前面扉の後面に取り付けられたガラスが衝突し、遊技盤に設けられた構造物や、ガラスが破損してしまうという欠点がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、前面扉が回動することによる分離ユニットの運搬性の低下を抑止することができるようにした遊技機用分離ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機用分離ユニットは、パチンコ球が打ち出される遊技領域を備えた遊技盤と、前記遊技盤が取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に軸着され前記遊技盤の前面を覆う扉とから構成され、遊技場に配設される遊技機本体に対して着脱される遊技機用分離ユニットにおいて、前記遊技盤の幅方向の両端部のうち、前記扉が軸着される側となる一端部を前記ベース部材に固定する固定部材と、前記遊技盤が前記ベース部材に固定される一端部とは反対側の他端部に設けられ、前記扉を前記遊技盤に向けて回動させたときに、前記遊技盤の上下方向における前記遊技盤と前記扉との相対位置を調整する位置調整部材と、前記遊技盤が前記ベース部材に固定される一端部とは反対側の他端部に設けられ、前記遊技盤との相対位置が調整された前記扉に係止される係止位置と前記扉への係止を解除する解除位置との間で移動可能な係止部材と、を備えたことを特徴とする。なお、遊技盤としては、ガイドレールが固定された遊技盤の他に、遊技領域を形成するレール枠と呼ばれる部材が遊技盤に着脱自在に取り付けられた遊技盤ユニットや、レール枠の他に、制御装置などが取り付けられる裏機構板と呼ばれる部材が遊技盤の背面に取り付けられた遊技盤ユニットも含まれる。
また、前記位置調整部材は、先端に向けて上り傾斜する下面を有する調整用突起と、前記調整用突起の下方に設けられた受け部とを備え、前記扉は、前記調整用突起に当接される扉側突起を備え、前記扉が前記遊技盤に向けて回動したときに、前記扉側突起が前記調整用突起の下面に摺接しながら前記調整用突起の下方に入り込んだ後、前記受け部に受け入れられることを特徴とする。
また、前記遊技盤又は前記扉のいずれか一方に、前記扉と前記遊技盤の一端部が固定されたベース部材との位置ズレを防止する位置ズレ防止部材を、他方に、前記扉を前記遊技盤に向けて回動させたときに前記位置ズレ防止部材が挿入される挿入部を設けたことを特徴とする。
また、前記位置調整部材と前記係止部材とを、前記遊技盤の上下方向の略中央に配設し、前記扉を前記遊技盤に向けて回動させたときに、前記遊技盤の前面上部又は前面下部の少なくともいずれか一方に突き当てられる突起を前記扉に設けたことを特徴とする。また、前記位置調整部材と前記係止部材とが設けられた回動防止装置を備えていることを特徴とする。
本発明の遊技機用分離ユニットによれば、位置調整部材によって遊技盤との相対位置が調整された扉に係止部材を円滑に係止させることができ、また、扉の開閉が防止可能となるので、遊技機用分離ユニットを容易に持ち運ぶことができる。
また、扉が遊技盤に向けて回動したときに、扉側突起が調整用突起の下面に摺接しながら調整用突起の下方に入り込むことで、仮にベース部材に一端部が固定された遊技盤の他端部が遊技盤の重量によってずれている場合であっても、扉と遊技盤との相対位置の調整が正確に行われるので、係止部材による扉の係止を確実に行うことができる。
また、扉とベース部材との位置ズレを防止する位置ズレ防止部材と、位置ズレ防止部材が挿入される挿入部とを備えているから、回動防止装置によって回動が防止された扉が、遊技盤の幅方向にずれる、又は遊技盤の上下方向にずれることで発生する扉の振動を防止することができる。
また、回動防止装置によって回動が防止される扉は、該扉に設けられた突起を遊技盤に押し当てられた状態で保持されるので、扉の回動方向における振動を防止することができる。
図1に示すように、パチンコ機10は、本体部材(遊技機本体)11と、分離ユニット(遊技機用分離ユニット)12とから構成されている。本体部材11は、固定枠13を介してパチンコ店などの遊技場に配設される。この本体部材11の前面には、その上部に分離ユニット12が着脱される他に、その下部に供給皿15や操作ハンドル16などが設けられている。
供給皿15は、遊技を開始するときにパチンコ球が供給される他に、遊技を行って入賞を得た場合に払い出されるパチンコ球が受容される。操作ハンドル16は遊技を行うときに操作され、この操作ハンドル16の操作とともに、本体部材11に取り付けられた発射装置17が作動を開始し、操作ハンドル16の操作量に基づいた打ち出し強さでパチンコ球を打ち出す。このパチンコ球の打ち出しとともに、供給皿15に受容されたパチンコ球が発射装置17に向けて送り込まれる。一方、打ち出されたパチンコ球は後述する遊技盤ユニット27に設けられた遊技領域65の上方に到達した後、遊技領域65を流下する。なお、符号18は、払い出し口であり、入賞時に払い出されるパチンコ球が、この払い出し口18を介して供給皿15に排出される。
図2及び図3に示すように、分離ユニット12は、ベース部材25と、前面扉(扉)26と、遊技盤ユニット(遊技盤)27とから構成されている。ベース部材25は、上下方向を長手方向とする略L字状からなる。このベース部材25の上端部及び下端部には、ベース部材25の前方に向けて突出する支持片30,31が設けられている。支持片30には、その上面から突出する回動軸32が設けられている。また、支持片31には、その下面から突出する回動軸33が設けられている。支持片30の回動軸32と、支持片31の回動軸33とは同軸となるように、それぞれ設けられている。これら支持片30,31に設けられる回動軸32,33を介して、ベース部材25が本体部材11に軸着される。なお、ベース部材25を本体部材11に軸着する方法としては、本実施形態に限定する必要はなく、例えば支持片30、31のいずれかに軸受け孔を設け、本体部材11に設けられた回動軸を軸受け孔に挿通させることでベース部材25を本体部材11に軸着させることも可能である。
ベース部材25の壁面25aには、その上下方向に所定の間隔を空けて、位置決め部37,38が設けられている。これら位置決め部37,38は、ベース部材25に遊技盤ユニット27を固定する際に、遊技盤ユニット27の前面が当接される。また、ベース部材25の上端部及び下端部には、固定用レバー(固定部材)39,40が設けられている。
固定用レバー39,40は頭部が略菱形状のT字状の部材からなり、頭部の長手方向がベース部材25の上下方向に沿う垂直状態と、その長手方向がベース部材25の上下方向から水平となる状態との間で回転可能である。例えば、遊技盤ユニット27をベース部材25に取り付ける時には、これら固定用レバー39,40は、その頭部の長手方向がベース部材25の上下方向に沿う垂直状態で遊技盤ユニット27を構成する遊技領域形成部材56の挿通孔70,71にそれぞれ挿通された後、ベース部材25の上下方向から水平となる状態へと回転させる。これにより、固定用レバー39,40が遊技領域形成部材56に設けられた挿通孔70,71の周縁部にそれぞれ係止される。
前面扉26は、中央が遊技領域65に合わせて開口された枠形状からなる。この前面扉26は、その幅方向の一端部がベース部材25に軸着されることで固定端となり、その幅方向の他端部が自由端となる。この前面扉26の開口された部分(以下、開口26a)は、前面扉の背面26bに取り付けられたガラス45によって塞がれる。
この前面扉26の背面26bであって、自由端側の上部には、前面扉26の背面26bから突出するガタツキ防止片(突起)46が設けられている。このガタツキ防止片46は、前面扉26を閉じたときに遊技盤ユニット27を構成する遊技領域形成部材56に突き当てられる。
この前面扉26の背面26bには、補強用の板金47が設けられている。この板金の長手方向の略中央には、90°折り曲げられることで前面扉26の背面26bから突出する係止片48が設けられている。この係止片48には挿通孔49が設けられており、この挿通孔49に後述する回動防止装置80の係止ロッド82が挿通される。
また、この板金47であって、係止片48の下方には、挿入孔(挿入部)50と突起(扉側突起)51とが設けられる。挿入孔50は、前面扉26を閉じるときに、後述する回動防止装置80に設けられた位置ズレ防止ピン85が挿入される。突起51の上面は、先端に向けて下り傾斜する2つの段差状の傾斜面51a,51bと、これら2つの傾斜面51a,51bの間となる段差部に設けられた水平面51cとから構成されている。傾斜面51aは、前面扉26を閉じるときに、回動防止装置80に設けられた調整用突起87の下面87aに摺接された後、受入溝88の上壁面88aに当接される。また、傾斜面51bは、前面扉26が遊技盤ユニット27の前面に位置したときに、調整用突起87の下面87aに当接される。なお、突起51の形状は、本実施形態に限定されるものではなく、先端に向けて段差のない下り傾斜する傾斜面であってもよい。
遊技盤ユニット27は、遊技盤55と、遊技領域形成部材56とを備えている。遊技盤55には、図示しない障害釘や風車の他に、センター役物60と呼ばれる構造物や、始動チャッカー61、通常チャッカー62、アタッカ63などの入賞装置が配設されている(図1参照)。なお、図2及び図3においては、図の煩雑さを省略するためこれら構造物を省略してある。遊技領域形成部材56は、その中央が略円形状に開口された枠形状からなり、遊技盤55の前面に取り付けられる。この遊技領域形成部材56が遊技盤55の前面に取り付けられることで遊技領域65が形成される他、遊技領域65の左方に沿ってパチンコ球が遊技領域65に向けて案内される案内通路66が形成される。
この遊技領域形成部材56の四隅には、その上下方向が長手方向となる略菱形の挿通孔70,71,72,73が設けられている。これら挿通孔70,71,72,73のうち、遊技領域形成部材56の左側端部に設けられる挿通孔70,71には、ベース部材25に設けられた固定用レバー39,40が挿通される。一方、遊技領域形成部材56の右側端部に設けられる挿通孔72,73には、本体部材11に設けられる固定用レバー126,127(図10参照)がそれぞれ挿通される。この遊技領域形成部材56の右側端部であって、遊技領域形成部材56の上下方向の中央部分には、前面扉26の回動を防止する回動防止装置80が設けられている。
図4に示すように、回動防止装置80は、取付ベース(位置調整部材)81と、係止ロッド(係止部材)82と、ブラケット83とから構成されている。取付ベース81は、略直方体状からなる。この取付ベース81の前面81aであって、その略中央には位置ズレ防止ピン(位置ズレ防止部材)85が設けられている。この位置ズレ防止ピン85は、前面扉26を閉じたときに、前面扉26の背面26bに設けられた挿入孔50に挿入されることで、分離ユニット12を持ち運ぶときに生じる前面扉26とベース部材25との位置ズレを防止する。
この位置ズレ防止ピン85の下方には、取付ベース81の前面81aから突出する調整用突起87と、調整用突起87の下方に設けられた受入溝(受け部)88とを備えている。調整用突起87の下面87aは、取付ベース81の前面81aから、その先端に向けて上り傾斜する傾斜面から構成されている。この調整用突起87の下面87aは、前面扉26を遊技盤ユニット27に向けて回動させた時に、前面扉26に設けられた突起51の傾斜面51bに当接される。受入溝88は、前面扉26の背面26bに設けられた突起51を受け入れる。この受入溝88の上壁面88aは、受け入れられた突起51の傾斜面51aに当接される。なお、調整用突起87の下面87aと、受入溝88の上壁面88aとは、同一平面からなる傾斜面としてもよい。
また、位置ズレ防止ピン85の上方には、バネ収納部91の他に、このバネ収納部91に連通する保持溝92,93が設けられている。バネ収納部91には、コイルバネ95が収納される。保持溝92,93は、係止ロッド82の直径と略同一となる幅から構成されている。この保持溝93の下端部は開口され、取付ベース81の背面側から保持溝92の上端部の開口に向けて係止ロッド82が挿通される。
この取付ベース81の側面81bには、位置決め片94,95が間隔を空けて設けられている。なお、符号96、97は位置決めピンであり、ブラケット83へ取り付ける時にブラケット83に設けられた位置決め用の孔115,116にそれぞれ挿通される。図5に示すように、取付ベース81の背面には、第1係止部98と、第2係止部99とが設けられており、取付ベース81の長手方向において、第1係止部98が第2係止部99よりも下方に位置している。これら第1係止部98、又は第2係止部99のいずれか一方に係止ロッド82が係止された状態で保持される。
図4に戻って、係止ロッド82は、長手方向の一端部を90°折り曲げられたL字形状からなる。この係止ロッド82の長片82aは、取付ベース81の背面側から保持溝92,93に挿通される。この係止ロッド82の長片82aであって、その長手方向の中央には取付溝82bが設けられており、取付ベース81の保持溝92,93に係止ロッド82の長片82aを挿通させた後に、Eリング101が取り付けられる。このEリング101を係止ロッド82に取り付けることで、コイルバネ100の付勢が係止ロッド82に伝達され、係止ロッド82の長片82aの先端が取付ベース81から突出する方向に(図6に示すJ方向に)付勢される。また、係止ロッド82の短片82cは、取付ベース81の背面から突出し、取付ベース81の背面に設けられた第1係止部98、第2係止部99のいずれか一方に係止される。
図5(A)に示すように、第1係止部98は、第2係止部99よりも下方に位置しているので、係止ロッド82の短片82cが第1係止部98に係止された場合には、係止ロッド82の長片82aの先端は、保持溝92の内部に収納される。以下では、このときの係止ロッド82の位置を解除位置と称する。図5(B)に示すように、係止ロッド82の短片82cが第2係止部99に係止されている場合には、係止ロッド82の長片82aの先端が取付ベース81の上面81dから突出する。前面扉26が遊技盤ユニット27の前面に位置しているときには、係止ロッド82の長片82aの先端が、前面扉26の背面26bに設けられた係止片48の挿通孔49に挿通される。以下では、このときの係止ロッド82の位置を係止位置と称する。なお、係止ロッド82を解除位置から係止位置へと移動させる場合には、第1係止部98に係止された係止ロッド82の短片82cをG方向に移動させた後、第2係止部99に係止させる。また、係止ロッド82を係止位置から解除位置へと移動させる場合には、係止ロッド82の短片82cをH方向に移動させた後、第1係止部98に係止させる。
ブラケット83は、略矩形板の両端部を相反する方向に、垂直に折り曲げたクランク形状からなる。このブラケット83の折り曲げられた両端部のうち、幅の広い端部を長片83aとし、幅の狭い端部を短片83bとして説明する。長片83aの上端部及び下端部には、長片83aと直交するように短片83b側に折り曲げられた位置決め片105,106が設けられている。これら取付片105,106のうち、取付片105は、遊技領域形成部材56の後面に設けられたリブ110の上面に、取付片106は、リブ111の下面に配置されることで、遊技領域形成部材56に対するブラケット83の位置決めが行われる。なお、図示はしていないが、このブラケット83の前面は、該ブラケットの折り曲げられていない中央部83cの面を遊技領域形成部材56の側面に沿わせた後、ネジなどによって遊技領域形成部材56に取り付けられる。この取り付けによって、ブラケット83の短片83bが遊技領域形成部材56の前方に、また、ブラケット83の短片83bの前面と遊技領域形成部材56の前面とが平行となる。
ブラケット83の短片83bは、その後面側から取付ベース81が取り付けられる。この短片83bとブラケットの中央部83cとの稜線に連なって上下2カ所が切り欠かれている(以下、切り欠き部112,113)。この切り欠き部112,113に取付ベース81の位置決め片94,95が挿入される。このとき、取付ベース81に設けられたバネ収納部91が切り欠き部112から露呈される。また、調整用突起87及び受入溝88が切り欠き部113から露呈される。
また、短片83bの上下方向の中央であって、切り欠き部112,113の間には、挿通孔114が設けられている。この挿通孔114には、位置ズレ防止ピン85が挿通される。なお、符号115,116は、取付ベース81の位置決めピン96,97が挿通される挿通孔である。
このような分離ユニット12は、以下のようにして組み立てられる。まず、前面扉26の幅方向の一端部をベース部材25に軸着した後、ベース部材25に遊技盤ユニット27を取り付ける。遊技盤ユニット27の幅方向の一端部を位置決め部37,38の後方に差し込んだ後、遊技領域形成部材56の挿通孔70,71に、長手方向がベース部材25の上下方向に垂直な状態に保持された固定用レバー39,40をそれぞれ挿通させる。その後、固定用レバー39,40を水平方向に向けて90°回転させて、固定用レバー39,40と挿通孔70,71の周縁部とを係止させる。これにより、分離ユニット12が組み立てられる。なお、ベース部材25に前面扉26を軸着した後、遊技盤ユニット27を取り付けているが、先に遊技盤ユニット27をベース部材25に取り付けた後に前面扉26をベース部材25に軸着することも可能である。
図6〜9に示すように、分離ユニット12が完成した後、前面扉26を遊技盤ユニット27に向けて(K方向に)回動させる。遊技盤ユニット27は重いことから、遊技盤ユニット27がベース部材25に取り付けられた左側端部とは反対側となる端部(以下、自由端)側と、前面扉26の自由端側の位置ズレが生じていることがある。
このような場合、前面扉26を遊技盤ユニット27に向けて(K方向に)回動させると、前面扉26の背面26bに設けられた突起51の傾斜面51aが、調整用突起87の下面87aに当接される。前面扉26の背面26bに設けられた突起51の傾斜面51aと調整用突起87の下面87aとは、傾斜方向が同一であることから、前面扉26の突起51の傾斜面51aが調整用突起87の下面87aに摺接されていく。この摺接の過程で、例えば前面扉26の自由端側がL方向に移動して、遊技盤ユニット27の自由端側との相対位置が調整されていく。
また、前面扉26と遊技盤ユニット27との相対位置の調整が行われている過程で、前面扉26の挿入部50に回動防止装置80の位置ズレ防止ピン85が挿入される。そして、前面扉26の突起51の傾斜面51aと回動防止装置80の調整用突起87の下面87aとの摺接が解除されると、前面扉26の突起51が受入溝88に挿入される。受入溝88に前面扉26の突起51が挿入されると、突起51の傾斜面51aと受入溝88の上壁面88aとが当接され、また、突起の傾斜面51bと調整用突起87の下面87aとが当接される。このときに、前面扉26に設けられたガタツキ防止片46の先端が遊技領域形成部材56の前面に突き当てられるとともに、回動防止装置80のブラケット83の短片83bが前面扉26の板金47に当接され、前面扉26の回動が停止される。
前面扉26の回動が停止された後、作業者は、解除位置にある係止ロッド82の短片82cをG方向に移動させ、係止ロッド82を解除位置から係止位置へと移動させる。係止ロッド82を係止位置へと移動させると、係止ロッド82の長片82aの先端が係止片48の挿通孔49に挿通される。なお、係止ロッド82はコイルバネ100により方向へ付勢されていることから、係止ロッド82が係止位置から解除位置へと移動することはない。これにより、前面扉26と遊技盤ユニット27とが係止される。
この状態で、作業者は、取っ手118(図3参照)を掴んで分離ユニット12を持ち運ぶ。このとき、前面扉26の自由端側は、回動防止装置80の係止ロッド82によって係止され、また、前面扉26に設けられたガタツキ防止片46が遊技領域規制部材56の前面に突き当てられていることから、前面扉26のガタツキが防止され、分離ユニット12の持ち運びを容易に行うことができる。
図10に示すように、この分離ユニット12を本体部材11に取り付ける際には、回動防止装置80によって前面扉26が係止された状態で、ベース部材25を本体部材11に軸着する。ベース部材25を本体部材11に軸着した後、回動防止装置80の係止ロッド82を係止位置から解除位置へと移動させる。これにより、前面扉26の回動を行うことが可能となる。その後、ベース部材25に取り付けられた遊技盤ユニット27を本体部材11に向けて回動させると、ベース部材25に設けられた挿通孔120,121に、本体部材11の位置決め部122,123が挿通される。本体部材11には、遊技盤ユニット27の背面を本体部材11の前面側に押圧する板バネ124,125が設けられているので、遊技盤ユニット27を本体部材11の前面に向けて回動させると、遊技盤ユニット27の固定端側が板バネ124,125によって本体部材11の前方に向けて押圧され、遊技領域形成部材56の前面が位置決め部122,123に押圧される。
このとき、遊技領域形成部材56に設けられた挿通孔72,73に、本体部材11に設けられた固定用レバー126,127が挿通されるので、固定用レバー126,127を90°回動させて、固定用レバー126,127を、挿通孔72,73の周囲にそれぞれ係止させる。これにより、遊技盤ユニット27が本体部材11に固定される。さらに、前面扉26を本体部材11に向けて回動させると、本体部材11に設けられた施錠装置(図示せず)によって前面扉26が施錠される。
本実施形態では、ガタツキ防止部材を、前面扉の背面の上端部に設けたが、ガタツキ防止部材の位置は、前面扉の背面の上端部に限定する必要はなく、例えば前面扉の背面の下端部もうけることも可能である。また、前面扉の背面の上端部及び下端部にそれぞれガタツキ防止部材を設けることも可能である。
本実施形態では、位置ズレ防止ピンを取付ベースに、位置ズレ防止ピンが挿入される挿入孔を前面扉の背面に設けた実施形態としているが、これに限定されるものではなく、位置ズレ防止ピンを前面扉の背面に、挿入部を取付ベース、或いは遊技領域形成部材に設けることも可能である。
本実施形態では、取付ベースと、係止ロッドとを有する回動防止装置を遊技盤ユニットに取り付けた構成としているが、これに限定する必要はなく、例えば遊技盤ユニットに係止ロッドを直接取り付けることも可能である。この場合、取付ベースに設けられた調整用突起や受入溝を遊技盤ユニットを構成する遊技領域形成部材の前面に設け、また、係止ロッドを遊技領域形成部材に取り付ける。これにより、回動防止装置を遊技盤ユニットに取り付ける必要がなくなるので、部品点数を減少させるとともに、遊技盤ユニットの製造時の工程を減らすことができる。
パチンコ機の外観の構成の一例を示す斜視図である。 分離ユニットの構成の一例を示す斜視図である。 ベース部材と遊技盤ユニットの構成を分解して示す斜視図である。 回動防止装置の構成を分解して示す斜視図である。 係止ロッドが解除位置にあるとき、及び係止位置にあるときの回動防止装置の構成を示す斜視図である。 前面扉を遊技盤ユニットに向けて回動させる前の状態を示す断面図である。 前面扉の突起が取付ベースの突起の下面に摺接されたときの回動防止装置近傍を示す断面図である。 前面扉と遊技盤ユニットとの相対位置が調整されたときの回動防止装置近傍を示す断面図である。 係止ロッドによって前面扉が係止されたときの回動防止装置近傍、及びガタツキ防止片の近傍を示す断面図である。 分離ユニットを本体部材に取り付けるときの状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
11 本体部材(遊技機本体)
12 分離ユニット
25 ベース部材
26 前面扉(扉)
27 遊技盤ユニット(遊技盤)
39,40 固定用レバー(固定部材)
46 ガタツキ防止片(突起)
48 係止片
49 挿通孔
50 挿入孔(挿入部)
51 突起(扉側突起)
65 遊技領域
80 回動防止装置
81 取付ベース(位置調整部材)
82 係止ロッド(係止部材)
83 ブラケット
85 位置ズレ防止ピン(位置ズレ防止部材)
87 調整用突起
88 受入溝(受け部)

Claims (5)

  1. パチンコ球が打ち出される遊技領域を備えた遊技盤と、前記遊技盤が取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に軸着され前記遊技盤の前面を覆う扉とから構成され、遊技場に配設される遊技機本体に対して着脱される遊技機用分離ユニットにおいて、
    前記遊技盤の幅方向の両端部のうち、前記扉が軸着される側となる一端部を前記ベース部材に固定する固定部材と、
    前記遊技盤が前記ベース部材に固定される一端部とは反対側の他端部に設けられ、前記扉を前記遊技盤に向けて回動させたときに、前記遊技盤の上下方向における前記遊技盤と前記扉との相対位置を調整する位置調整部材と、
    前記遊技盤が前記ベース部材に固定される一端部とは反対側の他端部に設けられ、前記遊技盤との相対位置が調整された前記扉に係止される係止位置と前記扉への係止を解除する解除位置との間で移動可能な係止部材と、を備えたことを特徴とする遊技機用分離ユニット。
  2. 前記位置調整部材は、先端に向けて上り傾斜する下面を有する調整用突起と、前記調整用突起の下方に設けられた受け部とを備え、
    前記扉は、前記調整用突起に当接される扉側突起を備え、
    前記扉が前記遊技盤に向けて回動したときに、前記扉側突起が前記調整用突起の下面に摺接しながら前記調整用突起の下方に入り込んだ後、前記受け部に受け入れられることを特徴とする請求項1記載の遊技機用分離ユニット。
  3. 前記遊技盤又は前記扉のいずれか一方に、前記扉と前記遊技盤の一端部が固定されたベース部材との位置ズレを防止する位置ズレ防止部材を、他方に、前記扉を前記遊技盤に向けて回動させたときに前記位置ズレ防止部材が挿入される挿入部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機用分離ユニット。
  4. 前記位置調整部材と前記係止部材とを、前記遊技盤の上下方向の略中央に配設し、
    前記扉を前記遊技盤に向けて回動させたときに、前記遊技盤の前面上部又は前面下部の少なくともいずれか一方に突き当てられる突起を前記扉に設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1つ記載の遊技機用分離ユニット。
  5. 前記位置調整部材と前記係止部材とが設けられた回動防止装置を備えていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1つ記載の遊技機用分離ユニット。
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