JP4140961B2 - 遊技機のヒンジ機構 - Google Patents

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本発明は、例えば遊技盤を覆う前面扉など回動自在に支持される可動体を容易に組み付け及び解体できるヒンジ機構及びこれを備えた弾球遊技機に関する。
遊技場に設置される弾球遊技機は、例えば、遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤が組み込まれた筐体からなる遊技機本体と、遊技機本体の前面を覆う前面扉とから構成されている。前面扉には、遊技盤を外部に露呈させる透明なガラス窓が設けられており、遊技者は、ガラス窓を通して遊技盤に打ち出された遊技球の挙動を観察することができる。前面扉は、筐体に対して回動自在に支持され、施錠装置によって閉じた状態でロックされる。遊技機の内部で発生した故障の修理等を行うときには、施錠を解除して前面扉を開放することができる。
弾球遊技機では、新規製品の組み立て又は遊技場から撤去された遊技機を解体することに伴って、前面扉の組み付け又は解体が容易に行えるようにそのヒンジ機構が工夫されている。その一例として、前面扉に設けられたヒンジ軸(ピボット)をスライド可能に設け、ヒンジ軸を筐体に設けられた軸受け穴から退避できるようにしたものがある。ヒンジ軸を軸受け穴に対して進退可能に設けることにより、筐体と扉との間に生じる隙間を小さくできる利点がある。
このヒンジ機構には、ヒンジ軸としてL字状に曲げられた金属製のピンが用いられている。この金属ピンは、その一端が軸受け穴に差し込まれ、他端が前面扉に形成された開口部に掛けられて金属ピンの動きを規制する。金属ピンの他端側を開口部から外して下方に移動させると、金属ピンの一端を軸受け穴から引き抜くことができる。金属ピンは、前面扉に固定されるピン保持金具に保持され、金属ピンの一端は、ピン保持金具から突出して軸受け穴に差し込まれる。ピン保持金具は、前面扉の開閉動作を繰り返しても金属ピンが倒れたり、傾いたりすることのないように、少なくとも2本のビスで前面扉にしっかりと固定される。
しかしながら、従来では、上記ピン保持金具が、複数のビスによって前面扉に固定されるため、ピン保持金具を前面扉に固定するための手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、金属ピンを保持するためのピン保持金具を固定するビスの本数を減らしても、金属ピンに倒れや傾きが生じないヒンジ機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のヒンジ機構は、基体又は可動体の一方に設けられた軸受け穴と、その他方に設けられ、前記軸受け穴に差し込まれるヒンジ軸とにより、前記基体に対して前記可動体を回転自在に支持するヒンジ機構において、前記軸受け穴に向けて突出する位置と前記軸受け穴から退避する位置との間で前記ヒンジ軸を移動自在に保持する保持具を備え、前記ヒンジ軸が設けられる基体又は可動体には、前記保持具が取付けられる取付け面と、この取付け面上で前記保持具を所定方向に摺動させるためのガイドとなるガイド面とを有し、前記取付け面上に第1の嵌合部が設けられ、前記保持具には第1の嵌合部と嵌合する第2の嵌合部が設けられており、前記第1の嵌合部は、前記保持具が前記ガイド面に沿ってガイドされながら前記取付け面上を摺動する方向から前記第2の嵌合部を受け入れる位置と、前記第2の嵌合部が完全に嵌合される位置まで前記保持具をガイドする形状を有し、前記第1及び第2の嵌合部を嵌合させて前記保持具が固定され、前記第1及び第2の嵌合部とは異なる位置で、前記取付け面に前記保持具が固着されることを特徴とする。
本発明の弾球遊技機は、遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技機本体と、前記遊技領域の視認を可能にする窓部を有し、前記遊技機本体に対して回動自在に支持される前面扉とを備えた弾球遊技機において、前記遊技機本体又は前記前面扉の一方に軸受け穴が形成されており、他方には、前記軸受け穴に差し込まれるヒンジ軸が前記軸受け穴に向けて突出する位置と前記軸受け穴から退避する位置との間で移動自在に保持される保持具を備え、この保持具が取付けられる取付け面と、取付け面上で保持具を摺動させる際のガイドとなるガイド面とが形成されており、前記取付け面に第1の嵌合部を設け、前記保持具には第1の嵌合部と嵌合する第2の嵌合部を設け、前記第1の嵌合部は、前記保持具が前記ガイド面に沿って前記取付け面上を摺動する方向から前記第2の嵌合部を受け入れる位置と、前記第2の嵌合部が完全に嵌合される位置との間で前記保持具をガイドする形状を有し、前記第1及び第2の嵌合部を嵌合させて前記保持具を固定し、前記第1及び第2の嵌合部とは異なる位置で前記取付け面に前記保持具を固着したヒンジ機構を備えたことを特徴とするものである。
また、前記第1の嵌合部の一部に第3の嵌合部を形成し、前記第2の嵌合部の一部に前記第3の嵌合部と嵌合する第4の嵌合部を形成し、前記第3及び第4の嵌合部が嵌合したときのクリアランスを、前記第1及び第2の嵌合部が嵌合したときのクリアランスよりも小さし、前記第3の嵌合部と第4の嵌合部とを嵌合させることにより保持具が固定されるようにしたことを特徴とする。
本発明のヒンジ機構によれば、ヒンジ軸を進退可能に保持する保持具を基体又は可動体に取付けるにあたり、嵌合によって位置決め案内を行って固定させる位置と、ビス止め等によって取付け面と一体的に固着させる位置との2つ位置を支点として、軸受け穴に対するヒンジ軸の位置決めが正確に行えるから、ビス止め等のように器具や部品を要する手間のかかる係止箇所を減らすことができる。
本発明の弾球遊技機によれば、前面扉を遊技機から取外す解体作業、また前面扉を遊技機に取付ける組み立て作業が速やかに行えるヒンジ機構を設けるにあたり、ヒンジ軸を保持する保持具を取付けるための手間を削減しても、保持具を取付ける精度を高くしてヒンジ軸の位置決めが正確に行える。よって、ヒンジ軸が差し込まれた際、ヒンジ軸と軸受け穴とのクリアランスを小さくし、前面扉のガタつきを抑えることができる。すなわち、前面扉と遊技機の筐体との間にピアノ線や針金等を強引に差し込んで遊技領域を細工する不正行為を可能にする隙間が生じないため、高い防犯効果が確保される。
また、クリアランスが大きいことで保持具の粗い位置決めと案内が行われる嵌合と、クリアランスが小さいことで保持具の位置決めを高い精度で行える嵌合とにより、保持具の円滑な取付けと正確な固定とが容易に行える。
図1において、弾球遊技機10は、遊技機本体11と前面扉12を備えるように構成されている。遊技機本体11には、遊技盤13が着脱自在に組み込まれている。前面扉12は、遊技機本体11に対して回動自在に取り付けられている。前面扉12は透明板としてガラス板が嵌め込まれたガラス窓14を有し、遊技者がガラス窓14を通して遊技盤13を視認できる。遊技盤13には、その前面に遊技者の操作によって遊技球が打ち出される遊技領域が設けられている。遊技盤13に設けられた遊技領域には、複数の障害釘や風車等の構造物、液晶表示装置15、始動入賞口16やアタッカ17等が設けられている。なお、これらのものはいずれも公知であるので、その詳細については省略する。また、遊技盤13の背面には、液晶表示装置15を制御する回路等が設けられた基板やアタッカ17を駆動するモータやそれらを作動させる制御装置等が組み付けられている。
遊技機本体11の下部には、受け皿20とハンドル21が設けられている。受け皿20には、遊技に使用する遊技球がセットされ、また、遊技を行って得られた賞球が払い出される。ハンドル21は、遊技機本体11の内部に設けられた球発射装置と連結されており、遊技球を打ち出す際に操作される。ハンドル21を回動すると、回動した角度に応じた強さで遊技球が自動的に打ち出される。
図2において、遊技機本体11は、遊技盤13を保持する保持枠(基体)25と、上述した受け皿20等が設けられた本体基部とに分離自在である。また、遊技盤13は保持枠25から分離自在である。このような構造は、例えば遊技球の落下態様を変えるために遊技盤13を他の遊技盤と交換して弾球遊技機10の遊技内容を変更する時や、弾球遊技機10の外観を変更する時に、最小限の部品交換で済むようにするためのものである。
前面扉12は、保持枠25によって回動自在に支持されている。すなわち、保持枠25が本体基部に取り付けられることにより、前面扉12が遊技機本体11に対して回動自在に支持される。前面扉12は閉じられた状態で保持枠25に固定され、遊技盤13に外部から触れることができないように施錠される。一方、施錠を解除すると、前面扉12を回動させて開放することができる。
図3において、前面扉12は、扉本体(可動体)28と外装部材29とガラス扉30とからなる。外装部材29は、扉本体28をその前側から囲うように覆う形状を有し、扉本体28に設けられるスピーカーや発光素子等の電気部品を保護する作用をする。また、前面扉12を装飾して弾球遊技機10の美観を高め、発光素子を点灯させたときの光に視覚的効果を与える有色の透明部やレンズ部を有している。
ガラス扉30は、扉本体28にその背後から取り付けられ、前面扉12が開放される向きと逆向きに回動し、ガラス表面や周囲の縁を清掃するときには容易に取り外すことができる。扉本体28は、中央にガラス扉30が嵌め込まれる開口が設けられた枠体からなる。扉本体28の前面側部には、その上端隅にヒンジ軸となる金属ピン31が設けられ、下端隅にはヒンジ穴32が設けられている。金属ピン31とヒンジ穴32はその中心が同一直線上に位置し、金属ピン31は保持枠25に形成された軸受け穴25a(図4参照)に差し込まれ、ヒンジ穴32には保持枠25に形成されたヒンジ突起(図示なし)が差し込まれる。保持枠25は、外装部材29とガラス扉30とが一体に取り付けられた扉本体28を回動自在に支持し、前面扉12の回動を可能にする。
図4において、金属ピン31はピン保持金具(保持具)33によって保持され、ピン保持金具33は、ビス34によって扉本体28の前面上で固着される。金属ピン31は、略直角に曲げられたL字形状を有し、その一端31aはピン保持金具33から扉本体28の上方に向けて突出する。金属ピン31の他端31bは、扉本体28に形成された開口部35から扉本体28を貫通し、その背面側に突出して係合自在となるようにしている。
扉本体28の背面側に突出する金属ピン31の他端31bを摘むなどして回動させ、開口部35との係合を解除する操作を行うと、そのまま金属ピン31をヒンジ軸方向に沿って下方に移動させることができるようになる。金属ピン31の他端31bを下方に移動させると、金属ピン31の一端31aはピン保持金具33に向かって引っ込み、前面扉12を保持枠25に着脱する作業が容易となる。金属ピン31は、付勢バネ36により上方に向けて付勢されている。付勢バネ36は、金属ピン31が下方に移動されると圧縮変形し、その復元力により金属ピン31を上方に向けて押し出すための力を与える。これにより、金属ピン31に外力が加わっていない状態では付勢バネ36が金属ピン31を常に上方に押し上げるので、ピン保持金具33から金属ピン31が脱落することが防止される。
図5において、扉本体28に設けられた開口部35は、金属ピン31の他端31bを回動させた際に下方への移動を規制する横穴35aと、金属ピン31をヒンジ軸方向に沿って上下方向に移動自在にする縦穴35bとを有する。また、扉本体28には、ピン保持金具33の背面に密接する平坦な取付け面39が設けられている。取付け面39は、ビス34を貫通させてピン保持金具33を固着するためのビス穴40と、ピン保持金具33を嵌合によって固定させるガイド穴(第1の嵌合部)41とが設けられている。ガイド面42は、取付け面39に対して垂直に設けられ、取付け面39はガイド面42による段差を介して開口部35が形成された面よりも窪んだ位置に設けられている。
ピン保持金具33は、例えば、金属製の板材に打ち抜き加工と曲げ加工を施すことによって形成される。ピン保持金具33は、略長方形をした平板部33aと、対向する互いの端縁を平板部33aの前面側に向けてコの字状に折り曲げた一対片であるピン保持部33b,33cと、平板部33aの端縁から部分的に突出した突出部(第2の嵌合部)33dとからなる。平板部33aは、ビス34を貫通させて扉本体28に固着するための固定穴45を有し、ピン保持金具33が固定される際にその背面が扉本体28の取付け面39に密着する。ピン保持部33b,33cは、金属ピン31が貫通するようにその中心が同一直線上にある貫通穴46をそれぞれ有し、ピン保持部33bとピン保持部33cとの間に、金属ピン31が内部に通される付勢バネ36が設けられる。金属ピン31は、その一端31aがピン保持部33bの貫通穴46に差し込まれ後、付勢バネ36を受ける鍔部材47が取付けられる。金属ピン31は、鍔部材47により一端31aがピン保持部33cから一定長さだけ突出した位置に保持される。また、縦穴35bによって、一端31aがピン保持部33cの貫通穴46から抜けないように、下方向への移動を許容する大きさが決められる。
図6において、突出部33dは、その先端に切欠き(第4の嵌合部)48が形成されている。突出部33dは、ピン保持金具33がビス34により扉本体28に固着される際、事前にガイド穴41と嵌合してピン保持金具33の位置決め案内を行う作用をし、ピン保持金具33を扉本体28に固定させる機能を有する。
ガイド穴41は、ピン保持金具33を取付け面39上でガイド面42に沿って移動させた時の方向のみから突出部33dを差し込むことができる開口41aを有し、切欠き48と噛み合う係合突起(第3の嵌合部)41bが設けられている。開口41aは、突出部33dの幅W1よりも大きい幅W2を有し、ガイド穴41の内部は面取り部41cを介して突出部33dより僅かに大きい幅W3を有する。突出部33dの先端縁の隅にも面取り部33eが設けられ、突出部33dはガイド穴41に容易に差し込むことができる。
係合突起41bは、切欠き48の形状に合わせて先端が半円弧状に形成されている。突出部33dは、先端の切欠き48が係合突起41bと噛み合って係合する位置までガイド穴41によりガイドされる。係合突起41bと切欠き48は、ともに高い寸法精度で形成されており、係合突起41bの幅W4と、切欠き48の幅W5はほぼ同じ大きさに形成されている。従って、ピン保持金具33をある程度の力で押し込むことにより、係合突起41bと切欠き48が係合し、互いに隙間なく密着して水平位置が確実に定められる。
次に保持枠25に前面扉12を組み付ける際の手順について説明する。扉本体28を保持枠25に取付ける際には、扉本体28にピン保持金具33を固定する。ピン保持金具33の平板部33aを押さえ、その背面を扉本体28の取付け面39に当接させる。また、ピン保持部33bの下面33fを扉本体28のガイド面42に当接させる。このままピン保持金具33が取付け面39及びガイド面42にそれぞれ当接した状態を保ち、ピン保持金具33をガイド穴41に向けて摺動させる。ピン保持金具33は、ガイド面42に沿って、金属ピン31の中心軸に垂直な水平方向へ移動し、突出部33dの先端が開口41aに差し込まれる。また、このときに金属ピン31の他端31bを開口部35に通し、背面側に向けて突出させる。
突出部33dは、開口41aからガイド穴41内に差し込まれた後、ガイド穴41の内部の形状に沿ってガイドされる。ピン保持金具33を取付け面39上で摺動させ、突出部33dをガイド穴41の内部へとさらに移動させると、係合突起41bの先端が切欠き48に接触する。ピン保持金具33をそのまま押し込むと、切欠き48が係合突起41bに圧入され、両者が噛み合う状態となる。ピン保持金具33は、係合突起41bと切欠き48が噛み合う状態となって、押さえを解いた状態でも扉本体28から外れることがない位置まで移動して扉本体28に固定される。
ピン保持金具33が扉本体28に固定されると、ピン保持金具33の平板部33aに設けられた固定穴45と、扉本体28に設けられたビス穴40とが一致するので、ここにビス34を差し込み、平板部33aと取付け面39とを密着させてピン保持金具33を扉本体28と一体に固着する。ビス止めされた位置と、切欠き48及び係合突起41bが噛み合った位置との2点でピン保持金具33が係止される。従って、金属ピン31に横方向から外力が加えられても、ピン保持金具33が傾いて金属ピン31の向きが変わることはない。また、金属ピン31は、その中心が軸受け穴25aの中心と一直線上に結ばれる向きに正確に位置決めされ、保持枠25に支持された扉本体28を円滑に回動することが可能となる。
ピン保持金具33が一体に固着された扉本体28には、外装部材29とガラス扉30とが取付けられ、前面扉12が組み立てられる。保持枠25に前面扉12を組み付けるには、開口部35を介して扉本体28の背面側に突出した金属ピン31の他端31bを、縦穴35bに沿って下方向に操作し、金属ピン31の先端31aをピン保持部33cの貫通穴43の位置まで退避させておく。扉本体28の下端に設けられたヒンジ穴32に、保持枠25のヒンジ突起(図示なし)を貫通させて差し込む。また、金属ピン31を退避させたまま前面扉12の上端を保持枠25に宛がい、金属ピン31の先端31aの位置と軸受け穴25aの位置とを合わせ、金属ピン31を下方向に退避させていた押さえを解く。付勢バネ36の力により金属ピン31は上方へ押し上げられ、金属ピン31が自身で軸受け穴25aに入り込む。このようにして、前面扉12が保持枠25に枢着される。金属ピン31の他端31bを横穴35aに沿って回動させると、金属ピン31の他端31bが開口部35に係合した状態となり、金属ピン31の上下方向の移動がロックされる。
また、前面扉12を保持枠25から取り外す際には、金属ピン31の他端31bを横穴35aに沿って係合させたときと逆方向に回動させ、開口部35との係合状態を解除し、縦穴35bに沿って金属ピン31の他端31bを下方向に移動させるように操作すると、ピン保持部33cから軸受け穴25aの内部に突出した金属ピン31の先端31aを退避させることができるので、前面扉12の上端が保持枠25から容易に外れる。前面扉28の下端隅に設けてあるヒンジ穴32をヒンジ突起25bから引き抜いて軸支状態を解除すれば、前面扉12を取り外すことができる。
以上の実施形態では、ヒンジ軸にL字状の金属ピン31を使用し、金属ピン31を金属製の保持具に保持させているが、本発明は、各部品を構成する材料や具体的な形状により限定されることはない。また、ガイド面42は取付け面39に隣接した垂直な面として設けているが、これに限られず、ガイド面は、嵌合によって保持具を固定させるために取付け面上で摺動させる際に、嵌合が得られる位置に向けて保持具を所定方向にガイドできるものであればよい。また、上記実施形態では、付勢バネ36により軸受け穴25aに向けて突出するように金属ピン31を付勢し、かつ脱落を防止しているが、付勢バネ36を必ずしも設ける必要はない。また、金属ピンを保持枠に設け、軸受け穴を前面扉に設けてもよい。また、保持具は、基体となる保持枠25又は可動体である前面扉12の上部だけでなく下部もしくは上部と下部の両方に設けてもよい。
本発明のヒンジ機構は、弾球遊技機に用いることに限られず、その他の遊技機に適用できる。また、遊技機に限られず、窓や開き戸等を回動自在に支持する一般的なヒンジ機構に利用できる。
弾球遊技機の外観斜視図である。 前面扉と保持枠の斜視図である。 前面扉の分解斜視図である。 扉本体に設けられた金属ピンとピン保持金具の斜視図である。 金属ピンとピン保持金具を分離して示す斜視図である。 ピン保持金具の平面図である。
符号の説明
12 前面扉
25 保持枠
28 扉本体
31 金属ピン
33 ピン保持金具
33b,33c ピン保持部
33d 突出部
34 ビス
40 ビス穴
41 ガイド穴
41a 開口
41b 係合突起
45 固定穴
48 切欠き

Claims (3)

  1. 遊技盤を保持する保持枠に設けられた軸受け穴と、前記軸受け穴と係合し前記遊技盤を前面側から覆う前面扉に設けられたヒンジ軸とによって、前記保持枠に対して前記前面扉を回動自在に支持する遊技機のヒンジ機構において、
    前記前面扉には、前記ヒンジ軸を保持するための保持金具と、前記保持金具が取付けられる平坦な取付け面とが設けられ、
    前記取付け面には、面内方向のうち一方向からのみ差し込み可能なガイド穴と、前記保持金具を固着するためのビス穴とが設けられ、
    前記保持金具は、略長方形状の平板部と、この平板部の対向する端縁から前面側に向けて折り曲げられて形成され、前記軸受け穴と係合する位置と前記軸受け穴と係合しない位置との間で前記ヒンジ軸を移動自在に保持する一対のピン保持部と、前記平板部の端縁のうち、前記一対のピン保持部が設けられていない端縁から前記平板部と同一面内において部分的に突出した突出部と、前記平板部に設けられビスを貫通させるための固定穴と、を備え、
    前記平板部を前記取付け面に当接させ、前記一方向に摺動させながら前記突出部を前記ガイド穴に差し込んだ後に、ビスを前記固定穴を介して前記ビス穴に差し込み、前記保持金具が前記取付け面に固定されるようにしたことを特徴とする遊技機のヒンジ機構。
  2. 前記突出部は前記ガイド穴への挿入方向に凹の切欠きを先端に有し、
    前記ガイド穴は横穴状に形成された穴の内部に、前記切欠きと係合する係合突起を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機のヒンジ機構。
  3. 前記切欠きと前記係合突起のクリアランスは、
    前記ガイド穴と前記突出部とが係合した時の前記ヒンジ軸の移動方向と平行な方向のクリアランスより小さいことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機のヒンジ機構。
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