JP2008180408A - 一体型空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸発器と凝縮器を離れて載置した構成で、水受皿の幅を大きくせずに、除湿器の通過風によるドレン水の飛散を抑制するとともに、管径が細いキャピラリーチューブを安全に固定でき、その表面で発生するドレン水を確実に水受皿に導くことができるドレン水案内手段を提供することを目的とする。
【解決手段】本体3内に設けた圧縮機4、蒸発器5、凝縮器6およびキャピラリーチューブ7からなる冷凍サイクルおよび送風機8と、キャピラリーチューブ7に連結された蒸発器5と凝縮器6を、送風機8を挟むようにして支持する支持具9と、支持具9に設けた蒸発器5の下部に配置される水受皿部10を有し、蒸発器5またはキャピラリーチューブ7の表面に付着するドレン水を、水受皿部10に設けた支えリブ11a、11bと水受けリブ12a、12b、または支持具9に設けた溝部15により、水受皿部10内に案内することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、除湿機等の一体型空気調和機のドレン水処理構造に関するものである。
従来、この種の一体型空気調和機は、本体内の両側に蒸発器と凝縮器を備え、中央部分に送風装置を配置する構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その一体型空気調和機について図7を参照しながら説明する。
図に示すように、本体101の下部に圧縮機104およびドレン水のタンク114を設け、本体101の中央部に仕切板106を設け、仕切板106に支持された両軸のファンモーター105、蒸発器用ファン110および凝縮器用ファン111からなる送風機を設けている。蒸発器用ファン110、蒸発器102および冷風吹出口117により蒸発器風回路108を形成し、凝縮器用ファン111、凝縮器103および温風吹出口118により凝縮器風回路107を形成している。運転時には、本体101上部の冷風吹出口117より冷風が吹き出され、また本体101に下向きに設けた温風吹出口118より温風が吹き出され、頭寒足熱の快適な冷温風を供給するものである。
また、他の一体型空気調和機は、水受皿に設けた受けリブにより、ドレン水を水受皿に導く構成のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
以下、その除湿機について図8から図10を参照しながら説明する。
図に示すように、除湿機本体201は吸込口202と吹出口203を備え、除湿機本体201の内部には冷凍サイクルを構成する圧縮機204、蒸発器205、凝縮器206と、送風機207、水受皿210、排水タンク212を設けている。吸込口202から吸い込まれた空気は、蒸発器205と凝縮器206を通って吹出口203より吹き出される。水受皿210には蒸発器205を支えるU字状の受けリブ214と、ドレン水を排水タンクに滴下させるドレン口215を設けている。また、蒸発器205を支えるU字状の受けリブ214は、中央部分に水受皿210の内面に達する切り欠き221を設けている。
この構成により、蒸発器205より生成されたドレン水は、蒸発器205を支えるU字状の受けリブ214に設けられた切り欠き221部を通過して、ドレン口215に流れ込み、排水タンク212に滴下するようになっている。
特公平7−52021号公報 特許第3395687号公報
本体内の両側に蒸発器と凝縮器を配置するものでは、蒸発器より生成されるドレン水を処理するための水受皿を、蒸発器の下部に配置する必要があるが、本体形状を小型化するために水受皿の奥行寸法を小さく抑えようとすると、蒸発器を通過する通過風によりドレン水が本体内あるいは本体外の床面に飛散するため、本体内の機構部品や電装部品などに防水対策を施したり、本体外への飛散防止の対策をする必要があるという課題があり、水受皿の奥行寸法を広げることなく、ドレン水の飛散を防止することが要求されている。
また、凝縮器と蒸発器とを膨張機能部品としてのキャピラリーチューブにて連結して配管する必要があるが、凝縮器と蒸発器を分離して配置しているので、配管経路が長くなるため、配管途中での固定が不充分であると、キャピラリーチューブの管径が細いために、亀裂が入りやすくガス漏れの恐れがあり、またキャピラリーチューブの表面で発生するドレン水の本体内への漏出対策が必要になるという課題があり、キャピラリーチューブを亀裂のないように保持するとともに、キャピラリーチューブから漏れ出るドレン水を適正に処理できることが要求されている。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、水受皿の奥行寸法を拡大しなくても、蒸発器の通過風によるドレン水の飛散を抑制できるとともに、管径が細いキャピラリーチューブを安全に固定でき、キャピラリーチューブの表面で発生するドレン水を確実に水受皿に導くことができる一体型空器調和機を提供することを目的としている。
本発明の一体型空気調和機は上記目的を達成するために、本体内に設けた圧縮機、蒸発器、凝縮器、キャピラリーチューブからなる冷凍サイクルおよび送風機と、前記キャピラリーチューブに連結された前記蒸発器と前記凝縮器を、前記送風機を挟むようにして支持する支持具と、この支持具に設けた前記蒸発器の下部に配置される水受皿部を有し、前記蒸発器の下端部または前記キャピラリーチューブに付着するドレン水を前記水受皿部に案内するためのドレン水案内手段を設けたものである。
また他の手段は、ドレン水案内手段として水受皿部に包囲壁を設け、この包囲壁は蒸発器の両側面で水受皿部の上方に支持する一対の支えリブと、前記蒸発器の下方端部に近接または当接して立設する一対の水受けリブとで形成されたものである。
また他の手段は、蒸発器の前下端部と水受けリブとの間に、微小隙間を形成したものである。
また他の手段は、微小隙間の寸法を0.5mm〜1mmとしたものである。
また他の手段は、蒸発器の後下端部と支えリブまたは水受けリブとの間に隙間を形成しないようにしたものである。
また他の手段は、前方水受けリブの両端部分をカットして、支えリブとの間に端部通風部を形成したものである。
また他の手段は、水受けリブの中央部分をカットして、中央通風部を形成したものである。
また他の手段は、予備ドレン排水口をドレン排水口の近傍に設けるとともに、水受けリブの中央通風部内に設けたものである。
また他の手段は、ドレン水案内手段として、支持具にキャピラリーチューブを収納する溝部を形成し、この溝部を水受皿部に連通するとともに、この溝部は水受皿部側に傾斜する傾斜勾配を設けたものである。
また他の手段は、キャピラリーチューブの周囲に弾性を有する保護チューブを付設し、溝部の幅を前記保護チューブの外形より小としたものである。
また他の手段は、溝部の断面形状をU字状とするとともに、溝部の深さ寸法を保護チューブの外形寸法より大としたものである。
また他の手段は、溝部の幅を同一寸法とするとともに、溝部の全体形状を支持具の両端付近で下方に曲がる円弧形状としたものである。
これらの手段により、水受皿の奥行寸法を拡大しなくても、蒸発器の通過風によるドレン水の飛散を抑制でき、また管径が細いキャピラリーチューブを安全に固定でき、キャピラリーチューブの表面で発生するドレン水を確実に水受皿に導くことができる一体型空器調和機が得られる。
本発明によれば、水受皿部の奥行き寸法を拡大することなく、蒸発器またはキャピラリーチューブに付着するドレン水を確実に水受皿部に案内できる一体型空器調和機を提供できる。
また、包囲壁により蒸発器の通過風によるドレン水の飛散を抑制して、ドレン水を包囲壁内に導くことができる。
また、蒸発器の下端部から落下する直前の水滴を、通過風が微小隙間を通過する気流に乗せて前方水受けリブの後方に落下させることができ、ドレン水の飛散を抑制しつつ、前方水受けリブの前方に落ちないようにして、低温時における氷結を防止することができる。
また、蒸発器の後端部と支えリブまたは水受けリブとの間に隙間を設けない構成としたので、蒸発器から落下する水滴が通過風により煽られて飛散しても、ドレン水を包囲壁に付着させて水受皿部内に集めることができ、本体内や床面への水漏れを防止することができる。
また、端部通風部を通して、通過風が水受皿部の左右端部に留まるドレン水を中央方向に押し出すことで、ドレン排水口へと速やかに押し流すことができ、ドレン水を水受皿部の端部に溜まらないようにして、カビや細菌などの発生を防止することができる。
また、中央通風部からの通過風をドレン排水口にも通過させることにより、ドレン排水口の通水性を向上することができ、ドレン排水口付近に滞留する残水が低温時に氷結しないようにして、ドレン排水口の排水機能を維持して、床面への水漏れを防止することができる。
また、ドレン排水口がゴミや氷結などで詰まった時でも、予備ドレン排水口を使用してドレン水を排水タンクに回収ずることができ、また通過風により予備ドレン排水口の周辺にゴミの堆積や氷結などを生じないようにすることができる。
また、支持具に水受け皿部方向に傾斜した溝部を形成することにより、管径が細いキャピラリーチューブを安価に固定できるとともに、キャピラリーチューブの表面で発生するドレン水を確実に排水タンクに導くことができる。
また、キャピラリーチューブの周囲に弾性を有する保護チューブを付設し、溝部の幅寸法を保護チューブの外形寸法より小としたことにより、管径が細いキャピラリーチューブを傷つけることなく確実に固定でき、キャピラリーチューブの表面で発生するドレン水量を減少できる。
また、保護チューブが溝部内の上部に保持されることにより、U字状の溝部の底面を連通させることができ、ドレン水を水受皿部に確実に導くことができる。
また、キャピラリーチューブを支持具上に配管するための成型冶具の必要がなくなり、管径が細いキャピラリーチューブを安価で簡単に溝部に沿った形状に曲げることができる。
本発明の請求項1記載の発明は、本体内に設けた圧縮機、蒸発器、凝縮器、キャピラリーチューブからなる冷凍サイクルおよび送風機と、キャピラリーチューブに連結された蒸発器と凝縮器を、送風器を挟むようにして支持する支持具と、この支持具に設けた蒸発器の下部に配置される水受皿部を有し、蒸発器の下端部またはキャピラリーチューブに付着するドレン水を水受皿部に案内するためのドレン水案内手段を設けたものであり、蒸発器の下端部またはキャピラリーチューブに付着するドレン水を、本体内に漏出または飛散させることなく、ドレン水案内手段により水受皿部まで案内できるという作用を有する。
また、ドレン水案内手段として水受皿部に包囲壁を設け、この包囲壁は蒸発器の両側面で水受皿部の上方に支持する一対の支えリブと、蒸発器の下方端部に近接または当接して立設する一対の水受けリブとで形成されたものであり、蒸発器の下端部に付着するドレン水滴を通過風で水受皿部に落下させて、ドレン水の本体内への飛散を抑制できるという作用を有する。
また、蒸発器の前端下部と水受けリブとの間に、微小隙間を形成したものであり、蒸発器の通過風が微小隙間を通るときに、蒸発器の前端下部に付着するドレン水滴を、前部にある水受けリブの後方の水受皿部に落とすことができ、ドレン水の本体内への飛散を抑制するとともに、前部にある水受けリブの前方に落ちることを防ぐことで、低温時における水受皿部の氷結を防いで、ドレン排水口にドレン水を導くことができるという作用を有する。
また、蒸発器の前端部と水受けリブとの間の微小隙間の寸法を0.5mm〜1mmとしたものであり、蒸発器の通過風が0.5mm〜1mmの微小隙間を通るときに、蒸発器の前端下部に付着するドレン水滴を、確実に水受けリブの後方の水受皿部に落とすことができ、ドレン水の本体内への飛散を防止できるという作用を有する。
また、蒸発器の後端部と支えリブまたは水受けリブとの間に隙間を形成しないようにしたものであり、蒸発器に付着するドレン水滴が通過風により煽られて浮遊した場合でも、支えリブまたは後方の水受けリブに衝突して、水受皿部以外に落ちることはなく、ドレン水の本体内への飛散を確実に防止できるという作用を有する。
また、前方水受けリブの両端部分をカットして、端部通風部を形成したものであり、蒸発器の通過風が端部通風部を通過するときに、水受皿部上のドレン水を水受皿部の中央方向に押し出すことにより、ドレン水が水受皿部上に溜まることなくドレン排水口に向けて導くことができるという作用を有する。
また、水受けリブの中央部分をカットして、中央通風部を形成したものであり、中央通風部を通過した風が、ドレン排水口をも通過することにより、ドレン排水口からの排水を促すことができ、ドレン排水口に滞留した水分が低温時に氷結するのを防止できるという作用を有する。
また、予備ドレン排水口をドレン排水口の近傍に設けるとともに、水受けリブの中央通風部内に設けたものであり、予備ドレン排水口の通風性を良くして、予備ドレン排水口の周辺にゴミの付着や氷結を生じないようにずることができるという作用を有する。
また、ドレン水案内手段として、支持具にキャピラリーチューブを収納する溝部を形成し、この溝部を水受皿部に連通するとともに、この溝部は水受皿部側に傾斜する傾斜勾配を設けたものであり、長く横たわるキャピラリーチューブを保持するための追加部品を必要とせず、管径が細いキャピラリーチューブを安全に固定でき、キャピラリーチューブの表面で発生するドレン水を確実に水受皿部へ戻すことができるという作用を有する。
また、キャピラリーチューブの周囲に弾性を有する保護チューブを付設し、溝部の幅を保護チューブの外形より小としたものであり、保護チューブがキャピラリーチューブと直接接触する空気量を減らすことができるので、発生するドレン水量を減少できるとともに、管径が細いキャピラリーチューブを傷つけることなく、弾性のある保護チューブと合成樹脂製の溝部との摩擦力により、確実に固定できるという作用を有する。
また、溝部の断面形状をU字状とするとともに、溝部の深さ寸法を保護チューブの外形寸法より大としたものであり、保護チューブが溝部内の上部に保持されることにより、U字状の溝部の底面を連通させることができ、ドレン水を水受皿部に導くことができるという作用を有する。
また、溝部の幅を同一寸法とするとともに、溝部の全体形状は支持具の両端付近で下方に曲がる円弧形状としたものであり、キャピラリーチューブを配管する際の曲げ成型冶具を別途用意することなく、管径が細いキャピラリーチューブを容易にキャピ溝に沿った形状に曲げることができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図6に示すように、本体3の対向する2側面に吸込口1a、1bを設け、本体3の天面および側面上部に吹出口2a、2bを設け、本体3内を上下に分断するように支持具9を水平に配置している。支持具9には圧縮機4、蒸発器5、凝縮器6、キャピラリーチューブ7からなる冷凍サイクルと、蒸発器5と凝縮器6の間に通風するための送風機8が載置され、蒸発器5は吸込口1bに近接して配置され、凝縮器6は吸込口1aに近接して配置され、分離して配置された蒸発器5と凝縮器6はキャピラリーチューブ7に連結されている。
支持具9には蒸発器5の下部に水受皿部10を一体に形成し、水受皿部10には蒸発器5の下端辺に沿うように包囲する包囲壁20を立設している。包囲壁20は蒸発器5の左右側面に配した一対の支えリブ11a、11bと、蒸発器5の下方端部に近接または当接して立設する一対の水受けリブ12a、12bとで形成されている。支えリブ11a、11bは蒸発器5の両側面に突き出た銅管部5aを保持することにより、水受皿部10の上部に浮かせた状態で蒸発器5を垂直状態に支持するものである。
また、蒸発器5の前端部5bと前方の水受けリブ12aとの間に0.5mm〜1mmの微小隙間tを設け、蒸発器5の後端部5cと支えリブ11a、11bおよび後方の水受けリブ12bとの間には隙間ができないように当接させている。前方の水受けリブ12aの両端部分2ヶ所を10mmほどカットして、支えリブ11a、11bとの間に端部通風部12cを形成するとともに、水受けリブ12a、12bの中央部分を15mm〜20mmカットして中央通風部12dを形成している。水受皿部10の底面は中央通風部12d側に傾斜する傾斜面を形成し、後方の水受けリブ12bの中央通風部12dの底面にドレン排水口13を設けるとともに、予備ドレン排水口14をドレン排水口13の近傍に、かつ中央通風部12d内に立設している。
また、ダンパー17を送風機8の風下側に備えることにより、冷風運転のときは、ダンパー17を一方に回動することにより、冷風を分離して吹出口2bから前方に冷風を吹き出し、乾燥風を吹き出す除湿運転のときは、ダンパー17を他方に回動することにより、冷風を温風と混合して吹出口2aから乾燥風を吹き出すことができる。なお、水受皿部10からのドレン水を溜める排水タンク16を、ドレン排水口13の下方に着脱可能に設けている。
上記構成において、冷風運転を行う場合は、図1に示すようにダンパー17を実線の位置に回動することにより、吸込口1a、1bから室内空気を吸込み、蒸発器5、凝縮器6を通過したそれぞれの風は、上部にある吹出口2aから温風が吹き出されるとともに、前方にある吹出口2bから冷風が吹き出されるので、使用者が吹出口2bの前方に位置することにより、除湿された冷風を受けることができる。
除湿運転を行う場合は、図1に示すようにダンパー17を破線の位置に移動して風路が切り換り、温風と冷風を混合した乾燥風が上部の吹出口2aから吹き出すことができる。
また、蒸発器5の下部に配置される水受皿部10に包囲壁20を設け、包囲壁20の一部を構成する前方の水受けリブ12aと蒸発器5の前端部5bとの間に0.5mm〜1mmの微小隙間tを形成しているので、蒸発器5の通過風18が微小隙間tを通るときに、蒸発器5の前端部5bに付着するドレン水滴を、水受けリブ12aの後方の包囲壁20内に落とすことができ、ドレン水の本体3内への飛散を抑制するとともに、水受けリブ12aの前方に落ちないようにすることで、低温時における水受けリブ12aの前方での氷結を防ぐことができ、ドレン排水口13にドレン水を速やかに導くことができる。
また、蒸発器5の後端部5cと、支えリブ11a、11bおよび後方の水受けリブ12bとの間に隙間を生じないように配置することで、蒸発器5から落下するドレン水滴を通過風18により煽られて飛散しても、ドレン水を支えリブ11a、11bおよび後方の水受けリブ12bに付着させて、ドレン排水口13に導くことができ、ドレン水が本体3外へ飛び出したり、本体3内の送風機8などに付着して劣化するような弊害を未然に防止することができる。
また、前方の水受けリブ12aの両端部分をカットして、支えリブ11a、11bとの間に端部通風部12cを形成することにより、蒸発器5の通過風18が端部通風部12cを通過するときに、水受皿部10上のドレン水を中央方向に押し流すことができ、ドレン水が水受皿部10上に溜まることなくドレン排水口13に向けて導くことができる。
また、水受けリブ12a、12bの中央部分をカットして、中央通風部12dを形成することにより、中央通風部12dを通過した通過風18が、ドレン排水口13内をも通過させることができ、ドレン排水口13付近に滞留しやすいドレン水の排水を促すことができ、滞留した水分が低温時に氷結するのを防止することができる。
また、予備ドレン排水口14をドレン排水口13の近傍かつ後部の水受けリブ12bの中央通風部12d内に設けることで、ドレン排水口13がゴミや氷結等で詰まった時でも、予備ドレン排水口14を使用してドレン水を排水タンク16に回収することができ、また突設する予備ドレン排水口14の周りに通風して、ゴミ等が付着したり堆積しないようにすることができる。
(実施の形態2)
図1〜図4に示すように、支持具9は蒸発器5と凝縮器6を分離して載置するとともに、蒸発器5と凝縮器6を接続するキャピラリーチューブ7を保護チューブ7aを介して、支持具9に形成した溝部15に収納している。すなわち、外形寸法2.1mmのキャピラリーチューブ7の外周に、外形寸法d=6mmの保護チューブ7aを付設して保護キャピラリーチューブ7Aとし、支持具9に保護キャピラリーチューブ7Aを収納するための断面U字状の溝部15を形成している。溝部15の溝幅寸法wを5mmとして、保護キャピラリーチューブ7Aの外形寸法d(=6mm)より小とし、溝部15の深さ寸法hを7mm〜20mmとして保護チューブの外形寸法d(=6mm)より大としている。
溝部15の全体形状は側方から見て、水受皿部10部側に傾斜して連通する傾斜勾配を設けるとともに、溝部15の両端付近でそれぞれ下方に曲がる円弧形状としている。
上記構成において、支持具9に形成した溝部15を蒸発器5の最下端より約7mm高い位置に設け、蒸発器5から引き出したキャピラリーチューブ7を屈曲状態で配管して溝部15で固定する。このとき、キャピラリーチューブ7はいったん円状に巻回され、さらに水受皿部10の上方に懸架されるときに、途中で傾斜の向きを下方向から上方向に変えて、溝部15に収納する。このように、キャピラリーチューブ7が水受皿部10の上方に懸架されるときには、下がり勾配から上り勾配に配管にすることで、途中で水切りができ、蒸発器5に近い部分で発生するドレン水を水受皿部10に確実に落とすことができる。
また、溝部15に収納されるキャピラリーチューブ7は、保護チューブ7aを巻いた保護キャピラリーチューブ7Aの状態として、溝部15の蒸発器5側の端部は水受皿部10に連通して設けるとともに、溝部15は水受皿部10に近い範囲では、水受皿部10方向に5度の下り勾配とした傾斜勾配を設けている。これにより、保護キャピラリーチューブ7Aで発生するドレン水を確実に水受皿部10へ戻すことができ、さらに保護チューブ7aで覆われたキャピラリーチューブ7は、接触する空気量自体を減らすことができるので、発生するドレン水の量を減少することができる。
また、溝部15の幅寸法wは、弾性のある保護チューブ7aを付設したキャピラリーチューブ7Aの外形dより小としているので、管径が細いキャピラリーチューブ7を傷つけることなく、保護チューブ7aと合成樹脂製の溝部15との摩擦力により確実に固定できる。また、溝部15の深さ寸法hを保護キャピラリーチューブ7Aの外形dより大としているので、保護キャピラリーチューブ7Aが溝部15内の上部に保持されることにより、U字状の溝部15の底面が連通状態となり、連通する底面を伝わらせてドレン水を水受皿部10に導くことができる。
また、溝部15の全体形状を支持具9の両端付近で、曲率半径10mm〜20mmの下方に曲がる円弧形状とすることで、保護キャピラリーチューブ7Aを曲げて配管するときの成型冶具の必要がなく、溝部15に沿った形状に容易に曲げることができ、管径が細いキャピラリーチューブ7を傷つけることなく確実に固定することができる。
本発明は、蒸発器の下端部またはキャピラリーチューブにドレン水案内手段を設けて、水受皿部の奥行き寸法を大きくせずに、通過風による蒸発器からのドレン水の本体内への飛散を抑制することができるものであり、エアコンなどの空調機器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1および実施の形態2の概略側断面図 同、蒸発器と凝縮器の水受皿部への取付け状態を示す要部斜視図 同、水受皿部の取付け状態を示す断面図((イ)同、キャピラリーチューブの配管状態を示す要部断面図、(ロ)同、蒸発器と水受けリブとの関係を示す概略断面図、(ハ)同、溝部と保護キャピラリーチューブの関係を示す概略断面図) 同、水受皿部と溝部を備えた支持具の斜視図 本発明の実施の形態1の端部通風部と支えリブおよび水受けリブの関係を示す要部拡大図 同、中央通風部と予備ドレン排水口の関係を示す要部拡大図 従来の一体型除湿空気調和機の概略断面図 従来の他の一体型除湿空気調和機の概略断面図 同、水受皿の斜視図 同、蒸発器と凝縮器の水受皿への取付け状態を示す斜視図
符号の説明
3 本体
4 圧縮機
5 蒸発器
6 凝縮器
7 キャピラリーチューブ
7a 保護チューブ
8 送風機
9 支持具
10 水受皿部
11a 支えリブ
11b 支えリブ
12a 水受けリブ
12b 水受けリブ
12c 端部通風部
12d 中央通風部
13 ドレン排水口
14 予備ドレン排水口
15 溝部
20 包囲壁

Claims (12)

  1. 本体内に設けた圧縮機、蒸発器、凝縮器、キャピラリーチューブからなる冷凍サイクルおよび送風機と、前記キャピラリーチューブに連結された前記蒸発器と前記凝縮器を、前記送風機を挟むようにして支持する支持具と、この支持具に設けた前記蒸発器の下部に配置される水受皿部を有し、前記蒸発器の下端部または前記キャピラリーチューブに付着するドレン水を前記水受皿部に案内するためのドレン水案内手段を設けてなる一体型空気調和機。
  2. ドレン水案内手段として水受皿部に包囲壁を設け、この包囲壁は蒸発器の両側面で水受皿部の上方に支持する一対の支えリブと、前記蒸発器の下方端部に近接または当接して立設する一対の水受けリブとで形成された請求項1記載の一体型空気調和機。
  3. 蒸発器の前端部と前方水受けリブとの間に、微小隙間を形成してなる請求項2記載の一体型空気調和機。
  4. 微小隙間の寸法を0.5mm〜1mmとした請求項3記載の一体型空気調和機。
  5. 蒸発器の後端部と支えリブまたは後方水受けリブとの間に隙間を形成しない構成とした請求項2記載の一体型空気調和機。
  6. 前方水受けリブの両端部分をカットして、支えリブとの間に端部通風部を形成した請求項2〜5のいずれかに記載の一体型空気調和機。
  7. 水受けリブの中央部分をカットして、中央通風部を形成した請求項2〜6のいずれかに記載の一体型空気調和機。
  8. 予備ドレン排水口をドレン排水口の近傍に設けるとともに、水受けリブの中央通風部内に設けてなる請求項7の一体型空気調和機。
  9. ドレン水案内手段として、支持部にキャピラリーチューブを収納する溝部を形成し、この溝部を水受皿部に連通するとともに、この溝部は水受皿部側に傾斜する傾斜勾配を設けた請求項1記載の一体型空気調和機。
  10. キャピラリーチューブの周囲に弾性を有する保護チューブを付設し、溝部の幅を前記保護チューブの外形より小とした請求項1または9記載の一体型空気調和機。
  11. 溝部の断面形状をU字状とするとともに、溝部の深さ寸法を保護チューブの外形寸法より大とした請求項10記載の一体型空気調和機。
  12. 溝部の幅寸法を同一とするとともに、この溝部の全体形状を支持部の両端付近で下方に曲がる円弧形状としてなる請求項9〜11のいずれかに記載の一体型空気調和機。
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