JP2008179699A - ポリ(アセチレン)化合物含有組成物 - Google Patents

ポリ(アセチレン)化合物含有組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】膜特性が良好な絶縁膜およびそのためのポリ(アセチレン)化合物を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体集積回路の絶縁膜であって、下記式(1)で表される化合物を重合して得られるポリ(アセチレン)化合物を含有する組成物から形成された絶縁膜により解決される。
式(1)
Figure 2008179699

式(1)において、Q1は(n+1)価の芳香族環基を表し、nは1〜5の整数を示し、R1およびR2は、水素原子、アルキル基、アリール基、または一価のヘテロ環基を表す。nが2以上の場合、n個のR2は互いに同じでも異なってよい。
【選択図】なし

Description

本発明は、機械強度、耐熱性等の膜特性が良好なポリ(アセチレン)化合物を用いた電子デバイスに用いられる絶縁膜および特定のポリ(アセチレン)化合物に関する。
近年、電子材料分野においては、高集積化、多機能化、高性能化の進行に伴い、回路抵抗や配線間のコンデンサー容量が増大し、消費電力や遅延時間の増大を招いている。中でも、遅延時間の増大は、デバイスの信号スピードの低下やクロストークの発生の大きな要因となるため、この遅延時間を減少させてデバイスの高速化を図るべく、寄生抵抗や寄生容量の低減が求められている。この寄生容量を低減するための具体策の一つとして、配線の周辺を低誘電性の層間絶縁膜で被覆することが試みられている。また、層間絶縁膜には、実装基板製造時の薄膜形成工程やチップ接続、ピン付け等の後工程に耐え得る、優れた耐熱性やウェットプロセスに耐え得る耐薬品性が求められている。更に、近年は、Al配線から低抵抗のCu配線が導入されつつあり、これに伴い、CMP(ケミカルメカニカルポリッシング)による平坦化が一般的となっており、このプロセスに耐え得る高い機械的強度が求められている。
高耐熱性の層間絶縁膜としては古くからポリベンゾオキサゾール、ポリイミド、ポリアリーレン(エーテル)等が開示されているが、高速デバイスを実現するためには更なる改良が望まれている。(特許文献1)
エチニルベンゼン誘導体を出発物質としてポリアセチレンを合成できることは公知である。(非特許文献2)
しかし従来の重合法では金属触媒を使用するため、微量の金属がポリマー中に混入してしまい、このようなポリマーを絶縁膜に使用すると耐熱性や誘電率等の膜特性に悪影響を及ぼすという欠点がある。
米国特許5,965,679号明細書 Catalysis in Precision Polymerization,p.67(Wiley,1997)
本発明は上記問題点を解決することができる、膜特性が良好な絶縁膜およびそのためのポリ(アセチレン)化合物を提供することを目的とする。
上記課題は、下記絶縁膜及び化合物により解決される。
<1> 下記式(1)で表される化合物を重合して得られるポリ(アセチレン)化合物を含有する組成物。
式(1)
Figure 2008179699
式(1)において、Q1は(n+1)価の芳香族環基を表し、nは1〜5の整数を示し、R1およびR2は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、または一価のヘテロ環基を表す。nが2以上の場合、n個のR2は互いに同じでも異なってよい。
<2> 重合開始剤として有機アゾ化合物もしくは有機過酸化物を用いる、上記<1>記載の組成物。
<3> ポリ(アセチレン)化合物が、下記式(2)で表される構成単位を有することを特徴とする上記<1>または<2>のいずれかに記載の組成物。
式(2)
Figure 2008179699
式(2)において、Q1は(n+1)価の芳香族環基を表し、nは1〜5の整数を示し、R1およびR2は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、または一価のヘテロ環基を表す。nが2以上の場合、n個のR2は互いに同じでも異なってよい。
<4> ポリ(アセチレン)化合物の質量平均分子量が1000〜100000であることを特徴とする上記<1>〜<3>のいずれか一に記載の組成物。
<5> 含まれる金属不純物の量が100ppb以下であることを特徴とする上記<1>〜<4>のいずれか一に記載の組成物。
<6> 上記<1>〜<5>のいずれか一に記載の組成物を用いて形成された半導体集積回路の絶縁膜。
<7> 以下の式(3)の構成単位を有するポリ(アセチレン)化合物。
式(3)
Figure 2008179699
本発明の絶縁膜は金属不純物の量が少なく、機械強度、耐熱性が良好である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の第一の態様は、式(1)で表される化合物を重合して得られるポリ(アセチレン)化合物を含有する組成物である。前記組成物は半導体集積回路の絶縁膜を形成するための組成物として有用である。
下記式(1)の化合物について詳細に説明する。
式(1)
Figure 2008179699
式(1)において、Q1は(n+1)価の芳香族環基を表す。前記芳香族環基として好ましくは、炭素数6〜22の芳香族環基(例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環等)であり、より好ましくはベンゼン環、ナフタレン環であり、特に好ましくはベンゼン環である。
例えば、nが2の場合には、Q1は3価であるから、式(1)は下記式(1’)に示される構造を意味する。
式(1’)
Figure 2008179699
本発明の式(1)のR1およびR2は同じでも異なってもよく、水素原子、アルキル基、アリール基、または一価のヘテロ環基を表す。
アルキル基としては、炭素数1〜10の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基、あるいは炭素数3〜8の環状アルキル基が挙げられる。アリール基としては炭素数6〜12のアリール基が挙げられる。ヘテロ環基としては、たとえば、フラン、チオフェン、ピロール、ピリジン、アゾール類、環式エーテル、ラクトン、環式イミン、ラクタム、プリン、チアゾールなどが挙げられる。
1およびR2は、好ましくは、水素原子、メチル基、シクロヘキシル基、ブチル基、フェニル基、であり、より好ましくは水素原子、メチル基、フェニル基であり、特に好ましくは水素原子である。
1およびR2が水素原子以外の基である場合には、置換基を有してもよい。置換基の種類としては、炭素数1〜5のアルキル基、水酸基、ハロゲン原子等が挙げられる。
nは1〜5の整数を表し、好ましくは2〜3であり、特に好ましくは1である。
n=2〜5のとき、n個のR2は互いに同じでも異なっていても良い。
式(1)の化合物は好ましくは、1,2−ジエチニルベンゼン、1,3−ジエチニルベンゼン、1,4−ジエチニルベンゼン、1,3,5−トリエチニルベンゼンであり、ポリマーの有機溶剤への溶解性が高い点で、特に1,3−ジエチニルベンゼンが好ましい。
以下に、本発明の式(1)の化合物の具体例を示す。尚、本発明はこれらの化合物に限定はされない。





















Figure 2008179699
本発明に用いられるポリ(アセチレン)化合物の重合法について説明する。
本発明の式(1)の化合物の重合反応は重合開始剤として有機過酸化物または有機アゾ系化合物の存在下で行なうことが好ましい。すなわち、加熱によって重合開始剤から炭素ラジカルや酸素ラジカル等の遊離ラジカルを発生させて、式(1)中の炭素−炭素三重結合を重合させて、ポリ(アセチレン)鎖すなわち炭素−炭素二重結合の繰り返し構造を形成する。
重合開始剤としては、効率よく重合反応が進行する点で、特に有機過酸化物が好ましい。
有機過酸化物としては、日本油脂株式会社より市販されているパーヘキサH等のケトンパーオキサイド類、パーヘキサTMH等のパーオキシケタール類、パーブチルH−69等のハイドロパーオキサイド類、パークミルD、パーブチルC、パーブチルD等のジアルキルパーオキサイド類、ナイパーBW等のジアシルパーオキサイド類、パーブチルZ、パーブチルL等のパーオキシエステル類、パーロイルTCP等のパーオキシジカーボネート等が好ましく用いられる。
有機アゾ系化合物としては和光純薬工業株式会社で市販されているV−30、V−40、V−59、V−60、V−65、V−70等のアゾニトリル化合物類、VA−080、VA−085、VA−086、VF−096、VAm−110、VAm−111等のアゾアミド化合物類、VA−044、VA−061等の環状アゾアミジン化合物類、V−50、VA−057等のアゾアミジン化合物類等が好ましく用いられる。
本発明の重合開始剤は1種のみ、または2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の重合開始剤の使用量はモノマー1モルに対して、好ましくは0.001〜3モル、より好ましくは0.01〜1モル、特に好ましくは0.05〜0.5モルである。
重合反応で使用する溶媒は、原料モノマーが必要な濃度で溶解可能であり、かつ得られる重合体から形成する膜の特性に悪影響を与えないものであればどのようなものを使用してもよい。例えば水やアルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤、アミド系溶剤、ハロゲン系溶剤、脂肪族炭化水素系溶剤などが利用できる。
これらの中でより好ましい溶剤はアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、酢酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、γ−ブチロラクトン、アニソール、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレン、メシチレン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、t−ブチルベンゼン、1,4−ジ−t−ブチルベンゼン、1,3,5−トリ−t−ブチルベンゼン、4−t−ブチル−オルトキシレン、1−メチルナフタレン、1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼンであり、より好ましくはジフェニルエーテル、アニソール、メシチレン、t−ブチルベンゼン、1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼンである。これらは単独でも2種以上を混合して用いてもよい。
反応液中のモノマーの濃度は好ましくは1〜50質量%、より好ましくは5〜30質量%、特に好ましくは10〜20質量%である。
本発明における重合反応の最適な反応温度は、重合開始剤種、モノマー種、溶媒種、濃度等によって異なるが、好ましくは内温0℃〜200℃、より好ましくは50℃〜170℃、特に好ましくは100℃〜150℃で、好ましくは1〜50時間、より好ましくは2〜20時間、特に好ましくは3〜10時間の範囲である。
重合開始剤は一括添加でも分割添加でも構わないが、反応の再現性、分子量の制御の観点では反応液へ滴下しながら添加することが好ましい。
また、酸素によるポリマーの酸化を抑制する観点から、重合反応は不活性ガス雰囲気下(例えば窒素、アルゴン等)で反応させることが好ましい。反応時の酸素濃度は好ましくは100ppm以下、より好ましくは50ppm以下、特に好ましくは5ppm以下である。
本発明に用いられるポリ(アセチレン)化合物の合成法としては、式(1)の化合物を2種以上共重合させてもよいし、式(1)以外の共重合可能なモノマーと共重合させてもよい。
本発明の他の態様は、式(2)で表される構成単位を有するポリ(アセチレン)化合物を含有する組成物である。前記組成物は、上述した式(1)で表される化合物を重合することにより得ることができる。上述した式(1)で表される化合物の重合は、重合開始剤として有機過酸化物または有機アゾ系化合物の存在下で行うことがより好ましい。
式(2)
Figure 2008179699
式(2)において、Q1は(n+1)価の芳香族環基を表し、nは1〜5の整数を示し、R1およびR2は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、または一価のヘテロ環基を表す。nが2以上の場合、n個のR2は互いに同じでも異なってよい。式(2)におけるQ1、R1、R2及びnの定義及び好ましい態様は、式(1)について述べたものと同じである。
本発明の他の態様は、式(3)で表される構成単位を有するポリ(アセチレン)化合物、及びこれを含有する組成物あるいは半導体集積回路の絶縁膜である。
式(3)
Figure 2008179699
式(3)で表される構成単位を有するポリ(アセチレン)化合物は、1,3−ジエチニルベンゼンを重合することにより製造することができる。
重合方法は、限定されないが、上述したラジカル重合開始剤を用いるラジカル重合により製造することができる。
本発明に用いられるポリ(アセチレン)化合物の質量平均分子量は、好ましくは1000〜100000、より好ましくは2000〜50000、特に好ましくは5000〜30000である。本発明に用いられるポリ(アセチレン)化合物は分子量分布を有する樹脂組成物として絶縁膜塗布液に含まれていてもよい。
分子量が上記範囲内であると、塗布液のフィルター濾過時の目詰まり、耐熱性の劣化、ポリマー合成時の収率低下等を押さえることができ、好ましい。
本発明に用いられるポリ(アセチレン)化合物は不純物としての金属含量が少ないことが特徴である。ポリ(アセチレン)化合物中の金属濃度はICP−MS法(誘導結合プラズマ質量分析法)にて高感度に測定可能である。遷移金属は、酸化触媒能が高く、プリベーク、熱硬化プロセスにおいて酸化反応によって膜の誘電率を上げてしまうという観点から、含有量がより少ない方がよい。本発明においては100ppb以下であることが好ましく、50ppb以下であることが更に好ましく、10ppb以下であることが特に好ましい。また遷移金属以外の金属含有量は1ppm以下、好ましくは100ppb以下、特に好ましくは10ppb以下である。
本発明に用いられるポリ(アセチレン)化合物は単独で使用しても2種以上を混合して使用してもよい。この場合、本発明以外のポリマーとの併用でも構わない。
本発明以外のポリマーは特に限定されないが、例えば特開2006−265513号公報に記載のカゴ型構造を有するポリマーが挙げられる。
本発明のポリ(アセチレン)化合物の使用量は、全固形分中1〜99質量%、より好ましくは10〜90質量%、特に好ましくは30〜70質量%である。
本発明においては上記ポリ(アセチレン)化合物を有機溶剤に溶解させて塗布液とし、基板に塗布した後、溶剤を除去することにより絶縁膜を形成する。その際の塗布溶剤は特に限定はされないが、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤、アミド系溶剤などが挙げられ、これらのうち好ましい塗布溶剤は、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン、アニソール、メシチレンであり、特に好ましくはシクロヘキサノン、2−ヘプタノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン、t−ブチルベンゼン、アニソールである。これらは単独でも2種以上を混合して用いてもよい。
本発明に用いる膜形成用塗布液の固形分濃度は、好ましくは1〜50質量%であり、より好ましくは1.5〜15質量%であり、特に好ましくは2〜10質量%である。
また本発明の絶縁膜は耐熱性が非常に良好である。膜の耐熱性の評価方法としては例えば、加熱前後の膜厚を測定してその厚さの変化により評価する方法がある。
本発明の実施例では、ファーネス中で450℃、10分間加熱したときの膜厚変化を測定することにより評価した。前記条件下で、膜厚変化はできるだけ小さいことが好ましい。膜厚に対して1%以内の膜厚変化であることがより好ましい。
本発明の絶縁膜には、その特性(耐熱性、誘電率、機械強度、塗布性、密着性等)を損なわない範囲で、更にラジカル発生剤(膜強度、耐熱性向上)、コロイド状シリカ、界面活性剤、シランカップリング剤(密着性向上)、密着促進剤などを添加してもよい。
本発明において用いられる界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、含フッ素系界面活性剤、ポリアルキレンオキシド系界面活性剤が挙げられ、好ましくはシリコーン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、含フッ素系界面活性剤であり、特にシリコーン系界面活性剤が好ましい。二種類以上の界面活性剤でもよい。
本発明に使用するシリコーン系界面活性剤としては、アルキレンオキシド及びジメチルシロキサンを含む構造であることが好ましい。シリコーン系界面活性剤としては、例えばBYK306、BYK307(ビックケミー社製)、SH7PA、SH21PA、SH28PA、SH30PA(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、TroysolS366(トロイケミカル社製)等を挙げることができる。
本発明に使用するノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアリールエーテル類、ポリオキシエチレンジアルキルエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸変性ポリオキシエチレン類、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体等を挙げることができる。
本発明に使用する含フッ素系界面活性剤としては、パーフルオルオクチルポリエチレンオキシド、パーフルオルデシルポリエチレンオキシド、パーフルオルドデシルポリエチレンオキシド等が挙げられる。
本発明で使用する界面活性剤の添加量は、膜の全量に対して0.01質量%以上1質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上0.5質量%以下であることが更に好ましい。
本発明にはいかなる密着促進剤を使用してもよいが、例えば、シランカップリング剤が上げられる。シランカップリング剤の例としては、3−グリシジロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アミノグリシジロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシジロキシプロピルメチルジメトキシシラン、1−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、2−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−エトキシカルボニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−エトキシカルボニル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−トリエトキシシリルプロピルトリエチレントリアミン、N−トリエトキシシリルプロピルトリエチレントリアミン、10−トリメトキシシリル−1,4,7−トリアザデカン、10−トリエトキシシリル−1,4,7−トリアザデカン、9−トリメトキシシリル−3,6−ジアザノニルアセテート、9−トリエトキシシリル−3,6−ジアザノニルアセテート、N−ベンジル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ベンジル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−ビス(オキシエチレン)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ビス(オキシエチレン)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、
トリメトキシシリル安息香酸、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、トリメトキシビニルシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、アルミニウムモノエチルアセトアセテートジイソプロピレート、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、トリメチルクロロシラン、ジメチルビニルクロロシラン、メチルジフエニルクロロシラン、クロロメチルジメチルクロロシラン、トリメチルメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、メチルジメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、N,N’−ビス(トリメチルシリル)ウレア、ジメチルトリメチルシリルアミン、トリメチルシリルイミダゾール、ビニルトリクロロシラン、ベンゾトリアゾール、ベンズイミダゾール、インダゾール、イミダゾール、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、ウラゾール、チオウラシル、メルカプトイミダゾール、メルカプトピリミジン、1,1−ジメチルウレア、1,3−ジメチルウレア、チオ尿素化合物等を挙げることができる。また、上記化合物の加水分解物、その縮合物も好ましい。
本発明で使用するシランカップリング剤は、二種類以上でもよい。
官能性シランカップリング剤が密着促進剤として好ましい。密着促進剤の好ましい使用量は、全固形分100重量部に対して10重量部以下、特に0.05〜5重量部であることが好ましい。
本発明の絶縁膜には膜の機械強度の許す範囲内で、空孔形成因子を使用して、膜を多孔質化し、低誘電率化を図ることができる。
空孔形成因子としては例えば、空孔形成剤(添加剤)が挙げられる。そのような添加剤としての空孔形成剤は特に限定はされないが、非金属化合物が好適に用いられ、膜形成用塗布液で使用される溶剤との溶解性、本発明重合体との相溶性を同時に満たすことが必要である。またこの空孔形成剤の沸点若しくは分解温度は、好ましくは100〜500℃、より好ましくは200〜450℃、特に好ましくは250〜400℃である。分子量としては、200〜50000であることが好ましく、より好ましくは300〜10000、特に好ましくは400〜5000である。添加量は膜を形成する重合体に対して、質量%で好ましくは0.5〜75%、より好ましくは0.5〜30%、特に好ましくは1%〜20%である。
また、空孔形成因子として、重合体の中に分解性基を含んでいても良く、その分解温度は好ましくは100〜500℃、より好ましくは200〜450℃、特に好ましくは250〜400℃であるとよい。分解性基の含有率は膜を形成する重合体に対して、モル%で0.5〜75%、より好ましくは0.5〜30%、特に好ましくは1〜20%である。
本発明の膜の金属濃度は全反射蛍光X線測定を行うことによって評価できる。X線源としてW線を用いた場合、金属元素としてK、Ca、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Pdが観測可能であり、それぞれ100×1010cm-2以下が好ましく、より好ましくは50×1010cm-2以下、特に好ましくは10×1010cm-2以下である。また、ハロゲンであるBrも観測可能であり、残存量は10000×1010cm-2以下が好ましく、より好ましくは1000×1010cm-2以下、特に好ましくは400×1010cm-2以下である。また、ハロゲンとしてClも観測可能であるが、CVD装置、エッチング装置等へダメージを与えるという観点から残存量は100×1010cm-2以下が好ましく、より好ましくは50×1010cm-2以下、特に好ましくは10×1010cm-2以下である。
本発明の膜は、塗布液をスピンコーティング法、ローラーコーティング法、ディップコーティング法、スキャン法等の任意の方法により基板に塗布した後、溶剤を加熱処理で除去することにより形成することができる。好ましい塗布方法はスピンコーティング法によるものである。スピンコーティングについては、市販の装置を使用できる。例えば、クリーントラックシリーズ(東京エレクトロン製)、D−スピンシリーズ(大日本スクリーン製)、SSシリーズあるいはCSシリーズ(東京応化工業製)等が好ましく使用できる。スピンコート条件としては、いずれの回転速度でもよいが、膜の面内均一性の観点より、300mmシリコン基板においては1300rpm程度の回転速度が好ましい。また塗布液溶液の吐出方法においては、回転する基板上に塗布液溶液を吐出する動的吐出、静止した基板上へ塗布液溶液を吐出する静的吐出のいずれでもよいが、膜の面内均一性の観点より、動的吐出が好ましい。また、塗布液の消費量を抑制する観点より、予備的に塗布液の主溶剤のみを基板上に吐出して液膜を形成した後、その上から塗布液を吐出するという方法を用いることもできる。スピンコート時間については特に制限はないが、スループットの観点から180秒以内が好ましい。また、基板の搬送の観点より、基板エッジ部の膜を残存させないための処理(エッジリンス、バックリンス)をすることも好ましい。
熱処理の方法は、特に限定されないが、一般的に使用されているホットプレート加熱、ファーネス炉を使用した加熱方法、RTP(Rapid Thermal Processor)等によるキセノンランプを使用した光照射加熱等を適用することができる。好ましくは、ホットプレート加熱、ファーネスを使用した加熱方法である。ホットプレートとしては市販の装置を好ましく使用でき、クリーントラックシリーズ(東京エレクトロン製)、D−スピンシリーズ(大日本スクリーン製)、SSシリーズあるいはCSシリーズ(東京応化工業製)等が好ましく使用できる。ファーネスとしては、αシリーズ(東京エレクトロン製)等が好ましく使用できる。
本発明の重合体は基板上に塗布した後に加熱処理することによって硬化させることが特に好ましい。例えば重合体中に残存する炭素三重結合の後加熱時の重合反応が利用できる。この後加熱処理の条件は、好ましくは100〜450℃、より好ましくは200〜420℃、特に好ましくは350℃〜400℃で、好ましくは1分〜2時間、より好ましくは10分〜1.5時間、特に好ましくは30分〜1時間の範囲である。後加熱処理は数回に分けて行ってもよい。また、この後加熱は酸素による熱酸化を防ぐために窒素雰囲気下で行うことが特に好ましい。
また、本発明では加熱処理ではなく高エネルギー線を照射することで重合体中に残存する炭素三重結合の重合反応を起こして硬化させてもよい。高エネルギー線とは、電子線、紫外線、X線などが挙げられるが、特にこれらの方法に限定されるものではない。
高エネルギー線として、電子線を使用した場合のエネルギーは0〜50keVが好ましく、より好ましくは0〜30keV、特に好ましくは0〜20keVである。電子線の総ドーズ量は好ましくは0〜5μC/cm2、より好ましくは0〜2μC/cm2、特に好ましくは0〜1μC/cm2である。電子線を照射する際の基板温度は0〜450℃が好ましく、より好ましくは0〜400℃、特に好ましくは0〜350℃である。圧力は好ましくは0〜133kPa、より好ましくは0〜60kPa、特に好ましくは0〜20kPaである。本発明の重合物の酸化を防止するという観点から、基板周囲の雰囲気はAr、He、窒素などの不活性雰囲気を用いることが好ましい。また、電子線との相互作用で発生するプラズマ、電磁波、化学種との反応を目的に酸素、炭化水素、アンモニアなどのガスを添加してもよい。本発明における電子線照射は複数回行ってもよく、この場合は電子線照射条件を毎回同じにする必要はなく、毎回異なる条件で行ってもよい。
高エネルギー線として紫外線を用いてもよい。紫外線を用いる際の照射波長領域は190〜400nmが好ましく、その出力は基板直上において0.1〜2000mWcm-2が好ましい。紫外線照射時の基板温度は250〜450℃が好ましく、より好ましくは250〜400℃、特に好ましくは250〜350℃である。本発明の重合物の酸化を防止するという観点から、基板周囲の雰囲気はAr、He、窒素などの不活性雰囲気を用いることが好ましい。また、その際の圧力は0〜133kPaが好ましい。
本発明の半導体用層間絶縁膜は、その配線構造において、配線側面にはメタルマイグレーションを防ぐためのバリア層があっても良く、また、配線や層間絶縁膜の上面底面にはCMPでの剥離を防ぐキャップ層、層間密着層の他、エッチングストッパー層等があってもよく、更には層間絶縁膜の層を必要に応じて他種材料で複数層に分けてもよい。
本発明の絶縁膜には、銅配線あるいはその他の目的でエッチング加工をすることができる。エッチングとしてはウェットエッチング、ドライエッチングのいずれでもよいが、ドライエッチングが好ましい。ドライエッチングは、アンモニア系プラズマ、フルオロカーボン系プラズマのいずれもが適宜使用できる。これらプラズマにはArだけでなく、酸素、あるいは窒素、水素、ヘリウム等のガスを用いることができる。また、エッチング加工後に、加工に使用したフォトレジスト等を除く目的でアッシングすることもでき、更にはアッシング時の残渣を除くため、洗浄することもできる。
本発明の絶縁膜は、銅配線加工後に、銅めっき部を平坦化するためCMP(化学的機械的研磨)をすることができる。CMPスラリー(薬液)としては、市販のスラリーを適宜使用できる。また、CMP装置としては市販の装置(アプライドマテリアル社製、荏原製作所製等)を適宜使用することができる。更にCMP後のスラリー残渣除去のため、洗浄することができる。
本発明の絶縁膜は、例えばLSI、システムLSI、DRAM、SDRAM、RDRAM、D−RDRAM等の半導体装置、マルチチップモジュール多層配線板等の電子部品における絶縁皮膜として好適であり、半導体用層間絶縁膜、エッチングストッパー膜等として使用することができる。
以下の実施例は本発明を説明するものであり、その範囲を限定するものではない。
<実施例1>
m−ジエチニルベンゼン 10g(79.2 mmol)とジフェニルエーテル56.6gを三口フラスコ中、窒素気流下で内温150℃にて攪拌した。ここにジクミルパーオキサイド(パークミルD、日本油脂製)のジフェニルエーテル溶液(53.4質量%溶液)をm−DEBに対して1mol%を1時間かけて滴下し、重合を行った。反応液を室温にした後、イソプロピルアルコール600mlに添加、析出した固体を濾過して、イソプロピルアルコールで十分に洗浄した。得られた固体を乾燥した後、THF50mlに再溶解させ、このTHF溶液をメタノール600mlに添加、析出した固体を濾過して、メタノールで十分に洗浄した。質量平均分子量約1.5万のポリ(アセチレン)化合物(A)を4.0g得た。ポリ(アセチレン)化合物(A)の1H−NMRのチャートを示す。
ポリ(アセチレン)化合物(A)のシクロヘキサノンへの溶解度は25℃で15質量%以上であった。
ポリ(アセチレン)化合物(A)中の金属量をICP−MSによって定量した結果、全ての金属が30ppb以下であった。
ポリ(アセチレン)化合物(A)1.0gをシクロヘキサノン10gに完全に溶解させて塗布液を調製した。この溶液を0.1ミクロンのテトラフルオロエチレン製フィルターでろ過した後、シリコンウェハー上にスピンコートし、この塗膜を窒素気流下ホットプレート上で200℃で60秒間加熱し、溶剤を乾燥させた後、更に窒素置換した400℃のオーブン中で60分間焼成した結果、膜厚0.50ミクロンのブツのない均一な膜(A−1)が得られた。
膜(A−1)のヤング率をMTS社ナノインデンターSA2を使用して測定したところ、8.0GPaであった。
次に膜(A−1)を窒素置換したファーネス中で450℃で10分間加熱した。膜厚は0.50ミクロンであり変化しなかった。更にヤング率は8.0GPaであり変化しなかった。
<実施例2>
Macromolecules.,5266(1991)に記載の合成法に従って、4,9−ジエチニルジアマンタンを合成した。次に、4,9−ジエチニルジアマンタン20gとジクミルパーオキサイド(パークミルD、日本油脂製)4.0g、ジフェニルエーテル100mlを窒素気流下で内温140℃で5時間攪拌、重合した。反応液を室温にした後、イソプロパノール1000mlに添加、析出した固体を濾過して、イソプロパノールで洗浄した。質量平均分子量約1.4万の重合体(B)を10g得た。同様に金属量は30ppb以下であった。
ポリ(アセチレン)化合物(A)0.3gと重合体(B)0.7gをシクロヘキサノン10gに完全に溶解させて塗布液を調製した。この溶液を0.1ミクロンのテトラフルオロエチレン製フィルターでろ過した後、シリコンウェハー上にスピンコートし、この塗膜を窒素気流下ホットプレート上で200℃で60秒間加熱、溶剤を乾燥させた後、更に窒素置換した400℃のオーブン中で60分間焼成した結果、膜厚0.50ミクロンのブツのない均一な膜(B−1)が得られた。
膜(B−1)のヤング率をMTS社ナノインデンターSA2を使用して測定したところ、8.0GPaであった。
次に膜(B−1)を窒素置換したファーネス中で450℃で10分間加熱した。膜厚は0.50ミクロンであり変化しなかった。更にヤング率は8.0GPaであり変化しなかった。
<比較例1>
1,3−ジエチニルベンゼン 12.6gをジフェニルエーテル 50mlに溶解させた後、窒素気流下で攪拌した。内温30℃でMoCl5 0.5gを添加して、10時間攪拌した。反応液をメタノール500mlに添加して、析出した固体を濾過して、メタノールで洗浄した。質量平均分子量約10万以上のポリ(アセチレン)化合物(C)9.0gを得た。ポリ(アセチレン)化合物(C)はシクロヘキサノン、アニソールに不溶であった。
ポリ(アセチレン)化合物(C)中の金属量をICP−MSによって定量した結果、ポリマー中にPdが500ppb含まれていた。
<比較例2>
1,3−ジエチニルベンゼン 12.6gをジフェニルエーテル 50mlに溶解させた後、窒素気流下で攪拌した。内温を150℃に昇温して、Pd(PPh34 120mgを添加して、5時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、メタノール500mlに添加して、析出した固体を濾過して、イソプロパノールで洗浄した。得られた固体を乾燥した後、THF50mlに再溶解させ、このTHF溶液をメタノール600mlに添加、析出した固体を濾過して、メタノールで十分に洗浄した。この結果、質量平均分子量約1万のポリ(アセチレン)化合物(D)を5.0g得た。
ポリ(アセチレン)化合物(D)のシクロヘキサノンへの溶解度は25℃で10質量%であった。
ポリ(アセチレン)化合物(D)中の金属量をICP−MSによって定量した結果、ポリマー中にPdが750ppb含まれていた。
ポリ(アセチレン)化合物(D)のシクロヘキサノンの10質量%溶液を調製して0.2ミクロンのTFE製フィルターでろ過した後、シリコンウェハー上にスピンコートした。この塗膜を窒素置換したファーネス中で400℃で60分間焼成した。膜厚0.50ミクロンのブツのない均一な膜(D−1)が得られた。この膜のヤング率をMTS社ナノインデンターSA2を使用して測定したところ、7.0GPaであった。
次に膜(D−1)を窒素置換したファーネス中で450℃で10分間加熱した。膜厚は0.45ミクロンまで減少した。更にヤング率は6.2GPaへ低下した。
本発明に用いられるポリ(アセチレン)化合物は有機溶剤への溶解性が高く、形成した膜の耐熱性が高いことが分る。
実施例のポリ(アセチレン)化合物(A)の1H−NMR(CDCl)のチャートを示す。

Claims (7)

  1. 下記式(1)で表される化合物を重合して得られるポリ(アセチレン)化合物を含有する組成物。
    式(1)
    Figure 2008179699
    式(1)において、Q1は(n+1)価の芳香族環基を表し、nは1〜5の整数を示し、R1およびR2は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、または一価のヘテロ環基を表す。nが2以上の場合、n個のR2は互いに同じでも異なってよい。
  2. 重合開始剤として有機アゾ化合物もしくは有機過酸化物を用いる、請求項1記載の組成物。
  3. ポリ(アセチレン)化合物が、下記式(2)で表される構成単位を有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の組成物。
    式(2)
    Figure 2008179699
    式(2)において、Q1は(n+1)価の芳香族環基を表し、nは1〜5の整数を示し、R1およびR2は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基、または一価のヘテロ環基を表す。nが2以上の場合、n個のR2は互いに同じでも異なってよい。
  4. ポリ(アセチレン)化合物の質量平均分子量が1000〜100000であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 含まれる金属不純物の量が100ppb以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物を用いて形成された半導体集積回路の絶縁膜。
  7. 以下の式(3)の構成単位を有するポリ(アセチレン)化合物。
    式(3)
    Figure 2008179699
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