JP2008179441A - エスカレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】文字、模様、色彩又はこれらの結合が表示された表示体をクリート溝に容易に着脱させることができるエスカレータを提供する。
【解決手段】複数個の踏段2を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータ1において、前記踏段2の踏板5又はライザ6の表面には、踏段2の進行方向に沿って伸びるクリート溝7が複数平行に並べられており、前記クリート溝7は、底面及び対向する側面を備え、前記対向する側面には、底面10近傍に嵌合溝が設けられ、前記嵌合溝に薄板状の表示体15を嵌め込んで、表示体15をクリート溝7に着脱させることができ、装着された複数の表示体15が一体となって踏板5又はライザ6に、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示する表示体を踏段に備えたエスカレータに関するものである。
従来から駅や商業施設などの様々な場所で、人や荷物を昇降させるための装置としてエスカレータが用いられている。
例えば、特許文献1には、エスカレータを構成する踏段の水平部(踏板)、又は垂直部(ライザ)の少なくともどちらか一方の櫛目状溝部(クリート溝)底部に、細分化されたステッカーを貼着したり、マスキング塗装等の塗装や印刷をすることにより、文字、図柄、記号等を表示する表示機構を備えたエスカレータが開示されている。
実開昭61−171788号公報
しかし、特許文献1に示されるように、踏段の表面に施されたクリート溝は、開口が狭く、底部が奥に位置しているため、塗装、印刷、ステッカーの貼着等が困難である。また、ステッカーを貼りかえる際、ステッカーをはがすことも困難である。
そこで本発明は、上記問題点を鑑み、文字、模様、色彩又はこれらの結合が表示された表示体をクリート溝に容易に着脱させることができるエスカレータを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明では、複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、前記クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、前記対向するクリート溝の側面には、底面近傍に対向する嵌合溝が設けられ、前記対向する嵌合溝に薄板状の表示体を嵌め込んで、前記表示体を嵌合溝に沿って移動させることにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができることを特徴とした。
これにより、表示体を嵌合溝に沿って挿入させて、表示体をクリート溝に容易に装着させることができ、装着された表示体は、嵌合溝によってクリート溝に保持される。そして、装着された複数の表示体が一体となって、踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができる。また、表示体を嵌合溝に沿って引き抜くだけで、表示体をクリート溝から容易に取り外すことも可能である。
請求項2の発明では、複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、前記クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、前記対向する側面の底面近傍には、進行方向に沿って複数の膨出部が設けられており、前記膨出部とクリート溝の底面との間に薄板状の表示体を嵌め込むことにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることが可能であることを特徴とした。
これにより、表示体をクリート溝の膨出部と溝の底面との間に挿入させて、表示体をクリート溝に装着させることができる。装着された表示体は、膨出部によってクリート溝に保持され、装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができる。また、表示体を引き抜くだけで、表示体をクリート溝から容易に取り外すことも可能である。
請求項3の発明では、複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、前記クリート溝には、薄板状の表示体が装着可能であり、クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、前記対向する側面の底面近傍には、進行方向に沿って複数の嵌合穴が設けられており、前記表示体は、一定の弾力を有し、長手側端部に前記嵌合穴に対応する複数の係止片が設けられており、クリート溝の嵌合穴に、表示体の係止片が嵌め込まれることにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができることを特徴とした。
これにより、表示体の係止片をクリート溝の嵌合穴に嵌め込むことにより、容易に表示体をクリート溝に着脱させることができる。装着された表示体は、嵌合穴によってクリート溝に保持され、装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができる。また、表示体を引きはがすだけで、表示体をクリート溝から容易に取り外すことも可能である。
請求項4の発明では、複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、前記クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、前記底面には、係止突起があり、前記係止突起に薄板状の表示体を貫通させて係止させることにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができることを特徴とした。
これにより、表示体を係止突起に貫通させて係止させることにより、容易に表示体をクリート溝に着脱させることができる。装着された表示体は、係止突起によってクリート溝に保持され、装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができる。また、表示体を引きはがすだけで、表示体をクリート溝から容易に取り外すことも可能である。
本発明のエスカレータでは、文字、模様、色彩又はこれらの結合が表示された表示体を踏段のクリート溝に容易に着脱させることができる。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態であるエスカレータ1について図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)は、本発明の第一実施形態に係るエスカレータ1を示す斜視図であり、図1(b)は、踏段2の部分拡大斜視図である。
エスカレータ1は、複数個の踏段2を備え、前記複数個の踏段2を無端状に連結させて循環走行させることにより、人や荷物を昇降させることができる装置である。
図1(a)に示すように、踏段2は、踏板5とライザ6とを備えている。踏板5は、人や荷物が積載される板状の部分であり、ライザ6は、蹴上げに相当する部分である。踏板5とライザ6とは略垂直又は鋭角に連結されている。踏板5とライザ6とで囲まれた領域を内側とし、踏板5に対して人や荷物を積載可能な状態を上下関係の基準とすると、ライザ6は、踏段2を側方から見た場合に、外側下方が円弧状となるように湾曲している。
また、図1(b)に示すように、踏板5及びライザ6の表面9全体には、クリート溝7と呼ばれる溝が踏段2の進行方向に沿って一定間隔毎に並べられている。
図2に示すように、クリート溝7は、踏段2の進行方向に垂直な断面であるA−A断面の形状が略矩形である。クリート溝7は、互いに対向する2つの側面8,8と、対向する側面8,8に挟まれた底面10とを備えている。側面8は、踏板5やライザ6の表面9に対して略垂直な面であり、底面10は、踏板5やライザ6の表面9と略平行な面である。
クリート溝7は、図1(b)や図2に示すように、踏段2の進行方向沿いの両端部及び底面10と対向する上方部が開放されており、それぞれ端部開口11及び上方開口12とが形成されている。
図2に示すように、本実施形態のエスカレータ1では、クリート溝7の側面8には、底面10近傍に嵌合溝13が設けられている。嵌合溝13は、クリート溝7と同様に踏段2の進行方向に沿って伸びている。クリート溝7を構成する2つの側面8,8は、互いに対向しており、クリート溝7の側面8,8に設けられた嵌合溝13,13も互いに対向関係にある。そして、本実施形態のエスカレータ1では、互いに対向する嵌合溝13,13が二つ一組で後述の表示体15を取り付けるための手段として機能している。
表示体15は、一定の弾力を有する薄板状の樹脂板であり、表面には所定の文字、模様、色彩又はこれらの結合が印刷や塗装等の公知の手段により表示されている。樹脂としては、ポリプロピレンやPET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC(ポリ塩化ビニル)等が用いられる。また、表示体15は、一定の剛性を有しているため、フィルム状のシールやステッカーなどと比べて扱い易い。
表示体15の形状は、細長い短冊状であり、本実施形態に係る表示体15は、図3に示すように、長手側の端部の少なくとも一方にテーパ部16が形成されている。表示体15は、複数を一組として用い、各表示体15は、それぞれ装着されるクリード溝7が予め定められている。
そのため、各表示体15は、それぞれ装着されるクリード溝7に対応した形状に形成されている。本実施形態では、表示体15の短手側の長さは、装着されるクリート溝7の対向する側面8,8間の距離よりも長く、対向する嵌合溝13,13の底面間の距離と略同一である。表示体15の長手側の長さは、踏板5又はライザ6の表面に設けられたクリート溝7が踏段2の進行方向に沿って伸びる長さと略同一である。
図3(a)〜(c)に示すようにして、表示体15は、クリート溝7に装着される。まず表示体15のテーパ部16が、装着されるクリート溝7の端部開口11に向けられる(図3(a))。そして表示体15が、クリート溝7の端部開口11から、クリート溝7の側面8,8に形成された嵌合溝13,13に差し込まれる(図3(b))。表示体15にテーパ部16が設けられているため、表示体15の差し込みは容易である。
表示体15が嵌合溝13,13に沿って押し込まれると、表示体15の短手側の両端が嵌合溝13,13の底面と当接する。本実施形態において、表示体15の短手側の長さと、対向する嵌合溝13,13の底面間の長さとは略同一である。そのため、本実施形態の表示体15は、僅かに湾曲されてクリート溝7の嵌合溝13,13に嵌め込まれることになる。その結果、嵌合溝13の底面には表示体15の端部から一定の圧力が働き、表示体15の端部には一定の摩擦力が働く。
さらに表示体15が押し込まれると、表示体15は、嵌合溝13,13に案内されてクリート溝7を移動し、クリート溝7の所定の位置に装着される(図3(c))。
このように、本実施形態のエスカレータ1では、踏板5又はライザ6の表面9に設けられたクリート溝7の端部開口11から表示体15を挿入させることにより、表示体15をクリート溝7に容易に装着させることができる。
踏板5又はライザ6のそれぞれのクリート溝7に所定の表示体15が装着されると、図1(a)に示すように、装着された複数の表示体15が一体となって踏板5又はライザ6に、文字、模様、色彩又はこれらの結合による所定の表示をさせることができる。また、踏板5又はライザ6から表示体15を取り外す場合には、クリート溝7の端部開口11から表示体15を引き抜くだけで、表示体15をクリート溝7から容易に取り外すこともできる。
上記のように表示体15を嵌合溝13に沿ってクリート溝7内を移動させると、表示体15には一定の摩擦力が働く。この摩擦力により、表示体15がクリート溝7に対して相対移動するのを防止することができ、表示体15がクリート溝7の端部開口11から抜け出すのを防止することができる。
図4に示すように、ライザ6のクリート溝7および嵌合溝13はエスカレータ1の進行方向に沿って湾曲している。そのため、表示体15がライザ6のクリート溝7に装着されると、表示体15も嵌合溝13に沿って湾曲される。このとき表示体15は一定の弾力を有するので元の形状に戻ろうとして、クリート溝7に設けられた嵌合溝13と密着することになる。そのため、ライザ6のクリート溝7に装着された表示体15には、図4に矢印で示すように一定の力が働く。
その結果、ライザ6のクリート溝7に装着された表示体15には、踏板5のクリート溝7に装着された表示体15以上の摩擦力が作用するので、ライザ6のクリート溝7に装着された表示体15を、より一層クリート溝7から抜けにくいものとすることができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第一実施形態と同一部分については同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図5は、第二実施形態に係る踏段2の一部を拡大した斜視図であり、図6は、図5のA−A断面図である。本実施形態の踏段2も第一実施形態のエスカレータ1の踏段2と同様に、踏板5又はライザ6の表面9全体にクリート溝7が設けられている。
図5および図6に示すように、本実施形態のクリート溝7の側面8には、底面10近傍に複数の膨出部22が設けられている。膨出部22は、踏段2の進行方向に沿って一定間隔毎に設けられており、クリート溝7の底面10から略一定の距離のところに設けられている。
本実施形態のエスカレータ1に装着される表示体25は、上記実施形態に係る表示体15と略同一の形状であるが、短手側の長さが、クリート溝7の対向する側面8,8間の距離と略同一に形成されている。
本実施形態のエスカレータ1では、上記実施形態同様、表示体25をクリート溝7の端部開口11から差し込むことにより、表示体25をクリート溝7に装着させることができる。表示体25は、クリート溝7の底面10と膨出部22との間の領域に差し込まれる。
ここで、表示体25の短手側の長さは、クリート溝7の対向する側面8,8間の距離と略同一であるため、表示体25は僅かに湾曲されてクリート溝7の底面10と膨出部22との間の領域に嵌め込まれることになる。湾曲した表示体25はその弾力によって、クリート溝7の側面8,8に一定の圧力を加えるため、表示体25をクリート溝7に沿って移動させる際に、表示体25には一定の摩擦力が加わる。また、表示体25の表面側の端部が膨出部22に当接するため、表示体25の厚さ方向への移動は制限される。
また、図7(a)〜(c)に示すように、本実施形態では、表示体25をクリート溝7の上方開口12から装着させることができる。手順としては、まず表示体25を対応するクリート溝7の底面10と対向させて位置合わせする(図7(a))。
クリート溝7の上方開口12から表示体25をクリート溝7の底面10に近づけると、表示体25の裏面がクリート溝7の膨出部22に当接する。続けて表示体25をクリート溝7の底面10側に押し込むと、弾力を有する表示体25は湾曲しながら、クリート溝7の底面10側に押し込まれる(図7(b))。
そして、表示体25がクリート溝7の底面10と膨出部22との間の領域まで達すると、表示体25はその弾力により湾曲した状態から元の形状に戻り、表示体25がクリート溝7に装着される(図7(c))。
このとき、表示体25の表面が膨出部22と当接するため、表示体25の厚さ方向への移動は制限される。さらに、上記のように表示体25をクリート溝7に沿って移動させようとすると、表示体25には一定の摩擦力が働く。この摩擦力により、表示体25がクリート溝7に対して相対移動するのを防止し、表示体25がクリート溝7の端部開口11から抜け出すのを防止する。
また、本実施形態において、膨出部22は踏段2の進行方向に沿って一定間隔毎に設けられたが、本発明はこのような構成に限定されるわけではない。例えば、膨出部22を踏段2の進行方向に沿って伸びる突条とすることも可能である。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態について図8,9を参照して説明する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同一部分については同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態においても、第一実施形態のエスカレータ1の踏段2と同様に、踏板5又はライザ6の表面9全体にクリート溝7が設けられている。
図8に示すように、本実施形態のクリート溝7は、対向する側面8,8の底面10近傍に複数の嵌合穴32が設けられている。嵌合穴32は、踏段2の進行方向に沿って一定間隔毎に設けられている。
本実施形態のクリート溝7に装着される表示体35は、上記実施形態に係る表示体15,25と異なり、嵌合穴32に対応する複数の係止片36が長手側の両端縁に形成されている。
図9(a)〜(c)に示すようにして、表示体35はクリート溝7に装着される。まず表示体35を対応するクリート溝7の底面10と対向させて位置合わせさせる(図9(a))。
クリート溝7の上方開口12から表示体35をクリート溝7の底面10に近づけると、表示体35の係止片36が、踏板5やライザ6の表面9に当接する。そのまま表示体35をクリート溝7の底面10側に押し込むと、表示体35の係止片36部分を湾曲させて、表示体35はクリート溝7の底面10に近づく(図9(b))。
そして、係止片36の端部が嵌合穴32に達すると、湾曲した係止片36部分が元の形状に戻り、係止片36がクリート溝7の嵌合穴32に嵌まり込む(図9(c))。これにより、表示体35の厚み方向及び踏段2の進行方向への移動が制限され、表示体35がクリート溝7に装着される。
(第四実施形態)
次に、第四実施形態について図10,11を参照して説明する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同一部分については同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態においても、第一実施形態のエスカレータ1の踏段2と同様に、踏板5又はライザ6の表面9全体にクリート溝7が設けられている。
図10に示すように、本実施形態のクリート溝7は、底面10に複数の係止突起42を備えている。係止突起42は、係止部43と支持部44とに大別され、球状の係止部43がクリート溝7の底面10から一定の距離となるように、支持部44によって支持されている。係止突起42は、クリート溝7の底面10の短手方向の略中央に位置し、踏段2の進行方向に沿って一定間隔毎に設けられている。
本実施形態のクリート溝7に取り付けられる表示体45は、上記実施形態に係る表示体15,25と異なり、係止突起42に対応する位置に孔や切り目等の係合部46が設けられている。また、表示体45の大きさは、装着されるクリート溝7の底面10と略同一又はやや小さめの大きさに形成されている。
図11(a)〜(c)に示すようにして、表示体45はクリート溝7に装着される。まず表示体45を対応するクリート溝7の底面10と対向させて位置合わせさせる(図11(a))。
そしてクリート溝7の上方開口12から、表示体45をクリート溝7の底面10に近づけ、クリート溝7の底面10に設けた係止突起42と表示体45の係合部46とを位置合わせさせる。そのまま表示体45を押し込むと、表示体45の係合部46が係止突起42の係止部43によって押し広げられながら、表示体45はクリート溝7の底面10側に近づく(図11(b))。
係止突起42の係止部43が表示体45の係合部46を貫通して、表示体45がクリート溝7の底面10と係止突起42の係止部43との間の領域にまで達すると、押し広げられた表示体45の係合部46は元の形状に戻る(図11(c))。
このとき、表示体45の表面が係止突起42の係止部43と当接することにより、表示体45が厚さ方向への移動するのが制限され、係止突起42の支持部44が表示体45の係合部46と当接することにより、表示体45が踏段2の進行方向へ移動するが制限される。その結果、表示体45がクリート溝7に装着される。
上記各実施形態では、公知の手段により表示体の表面に所定の文字、模様、色彩又はこれらの結合が表示されているが、本発明はこの様な構成に限られるわけではない。例えば第一〜第三実施形態では、表示体15,25,35として透明のアクリル板等を用い、クリート溝7に装着された表示体15,25,35とクリート溝7の底面10との間に紙やフィルム等の印刷物を挟み込むことにより所定の文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させる構成としてもよい。
第一実施形態および第二実施形態において、表示体15,25とクリート溝7との間には十分な摩擦力が働くため、表示体15,25がクリート溝7から抜け出すおそれは少ない。しかし表示体15,25がクリート溝7から抜け出すのを完全に防止すべく、クリート溝7の端部開口11において、嵌合溝13や、クリート溝7の底面10と膨出部22との間の領域を塞ぐ蓋等の脱出防止手段を設けてもよい。
(a)は、第一実施形態に係るエスカレータを示す斜視図であり、(b)は、踏段の部分拡大斜視図である。 図1(b)のA−A断面図である。 (a)〜(c)は、表示体がクリート溝に装着される様子を示す平面図である。 図1(b)のB−B断面図である。 第二実施形態の踏段の部分拡大斜視図である。 図5のA−A断面図である。 (a)〜(c)は、第二実施形態において表示体がクリート溝に装着される様子を示す断面図である。 第三実施形態のクリート溝と表示体とを示す斜視図である。 (a)〜(c)は、第三実施形態において表示体がクリート溝に装着される様子を示す断面図である。 第四実施形態のクリート溝と表示体とを示す一部破断斜視図である。 (a)〜(c)は、第四実施形態において表示体がクリート溝に装着される様子を示す断面図である。
符号の説明
1 エスカレータ
2 踏段
5 踏板
6 ライザ
7 クリート溝
8 側面
10 底面
13 嵌合溝
15,25,35,45 表示体
22 膨出部
32 嵌合穴
36 係止片
42 係止突起

Claims (4)

  1. 複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、
    前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、
    踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、
    前記クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、
    前記対向するクリート溝の側面には、底面近傍に対向する嵌合溝が設けられ、
    前記対向する嵌合溝に薄板状の表示体を嵌め込んで、前記表示体を嵌合溝に沿って移動させることにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、
    装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができることを特徴とするエスカレータ。
  2. 複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、
    前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、
    踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、
    前記クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、
    前記対向する側面の底面近傍には、進行方向に沿って複数の膨出部が設けられており、
    前記膨出部とクリート溝の底面との間に薄板状の表示体を嵌め込むことにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、
    装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることが可能であることを特徴とするエスカレータ。
  3. 複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、
    前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、
    踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、
    前記クリート溝には、薄板状の表示体が装着可能であり、
    クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、前記対向する側面の底面近傍には、進行方向に沿って複数の嵌合穴が設けられており、
    前記表示体は、一定の弾力を有し、長手側端部に前記嵌合穴に対応する複数の係止片が設けられており、
    クリート溝の嵌合穴に、表示体の係止片が嵌め込まれることにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、
    装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができることを特徴とするエスカレータ。
  4. 複数個の踏段を無端状に連結させて循環走行させるエスカレータにおいて、
    前記踏段は、人や荷物が積載される踏板と蹴上げ部分となるライザとを備え、
    踏板又はライザの表面には、踏段の進行方向に沿って伸びるクリート溝が複数平行に並べられており、
    前記クリート溝は、底面及び対向する側面を備え、
    前記底面には、係止突起があり、
    前記係止突起に薄板状の表示体を貫通させて係止させることにより、表示体をクリート溝に着脱させることができ、
    装着された複数の表示体が一体となって踏板又はライザに、文字、模様、色彩又はこれらの結合を表示させることができることを特徴とするエスカレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105523466A (zh) * 2014-06-04 2016-04-27 魏国营 一种集成led图文显示技术的梯级及电梯

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