JP2008179237A - 車両用情報提供装置 - Google Patents

車両用情報提供装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008179237A
JP2008179237A JP2007014005A JP2007014005A JP2008179237A JP 2008179237 A JP2008179237 A JP 2008179237A JP 2007014005 A JP2007014005 A JP 2007014005A JP 2007014005 A JP2007014005 A JP 2007014005A JP 2008179237 A JP2008179237 A JP 2008179237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
information providing
vehicle
sound
noise reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007014005A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Tamura
繁明 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2007014005A priority Critical patent/JP2008179237A/ja
Publication of JP2008179237A publication Critical patent/JP2008179237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

【課題】車両走行に伴う各種ノイズ音により車両用情報提供装置の発する聴覚情報が聞き取りにくくなる場合があるため、各種ノイズ音を低減可能なノイズ音低減手段を備えた車両用情報提供装置を提供する。
【解決手段】表示手段D1は、所定情報を表示する。透視パネル307は、表示手段D1の前方に配設され前記所定情報を透視可能とする。聴覚情報提供手段は、聴覚情報に応じて振動する駆動手段223を備える。マイクロフォンは、各種ノイズ音を収集する。ノイズ軽減手段は、収集された前記各種ノイズ音に応じて駆動手段223を振動させる。制御手段は、ノイズ軽減手段のノイズ軽減周波数帯に関する各種設定を登録するカスタマイズモードを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、聴覚情報に応じて振動する駆動手段を備え、所定情報を提供する車両用情報提供装置に関する。
従来、この種の車両用情報提供装置は、聴覚情報に応じて振動する駆動手段であるエキサイタを、車両用情報提供装置(コンビネーションメータ)の透明カバー(フロントカバー)正面の右端側と左端側とにそれぞれ設け、このエキサイタをインストルメントパネルによって隠すものが開示されている。この車両用情報提供装置は、前記エキサイタに、それぞれ音響信号を与えて、透明カバーを振動させ、仮想音源から警報音が聞こえるようにするものであった(例えば特許文献1参照)。
特開2005−306167号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両用情報提供装置の場合、車両の走行に伴う各種ノイズ音(低周波こもり音とエンジン騒音、排気系放射音、ロードノイズ、風騒音等の中高波音)により、車両の利用者が車両用情報提供装置の発する聴覚情報を聞き取りにくくなることに関して改善の余地が残されていた。
そこで、本発明は、前述の課題に対処するため、車両の走行に伴う各種ノイズ音を軽減することの可能なノイズ音軽減手段を備えた車両用情報提供装置の提供を目的とするものである。
本発明は、請求項1に記載したように、所定情報を表示するための表示手段と、前記表示手段の前方に配設され前記所定情報を透視可能とする透視パネルと、聴覚情報に応じて振動する駆動手段と、を備え、前記透視パネルに前記駆動手段を配設してなる車両用情報提供装置であって、
各種ノイズ音を収集するマイクロフォンと、収集された前記各種ノイズ音に応じて前記駆動手段を振動させるノイズ軽減手段と、を設けたものである。
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記ノイズ軽減手段は、前記各種ノイズ音の逆位相音を生成し、前記駆動手段を振動させるものである。
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記ノイズ軽減手段のノイズ軽減周波数帯に関する各種設定を登録するカスタマイズモードを有する制御手段と、前記カスタマイズモードにおける前記各種設定の内容を定めるための入力手段と、前記各種設定の内容を表示するための表示手段と、前記各種設定の内容を登録するための記憶手段と、を備えたものである。
また、本発明は、請求項4に記載したように、前記聴覚情報提供手段は、前記ノイズ軽減手段の出力信号を合成するミキシング手段を有するものである。
本発明によれば、車両の走行に伴う各種ノイズ音を軽減することの可能なノイズ音軽減手段を備えた車両用情報提供装置を提供できる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。車両用情報提供装置100は、第1,第2の表示手段D1,D2を備えた車両用メータからなる。第1の表示手段D1は、TFT等の液晶表示パネルや有機ELパネル等の表示部からなり、車両用情報提供装置100の中央下方に配設され、車速を含む所定情報の表示を行うものである。
第2の表示手段D2は、後述する指針と指標板とを備えた指針式表示部からなり、車両用情報提供装置100の左方に配設された回転計からなる第1の指針式表示部101と、車両用情報提供装置100の右方に配設された燃料計からなる第2の指針式表示部102と、温度計からなる第3の指針式表示部103と、から構成される。各第2の表示手段D2における前記指標板の表面は、第1の表示手段D1の表示面と略同一面となるように設定されている。
306は、第1,第2の表示手段D1,D2が露出する見返し部材であり、307は、見返し部材306の前方側に配置される透視パネルであり、308は、透視パネル307の外縁部を隠蔽するバイザーである。
図2は、車両用情報提供装置100の電気的構成を示すブロック図である。車両用情報提供装置100は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211と、車両インターフェース手段201と、車両用情報提供装置100の制御を行う制御手段202と、処理プログラムを格納するROM等からなる記憶手段203と、第1の表示手段である表示部D1の表示制御及び第2の表示手段である各指針式表示部101,102,103の駆動制御を行う駆動部204と、前記所定情報の聴覚的表示を行う聴覚情報提供手段220と、を有している。
聴覚情報提供手段220は、音/音声を再生する音/音声合成手段221と、この音/音声合成手段221からの出力信号を後述するノイズ軽減手段260の出力信号と合成するミキシング手段240と、このミキシング手段240からの出力信号を増幅するアンプ222と、このアンプ222からの増幅信号を出力する駆動手段であるエキサイタ223とを有している。
アンプ222とエキサイタ223は、接続部材224を通じて接続されている。接続部材224は、アンプ222側となる雌型コネクタ224aと、エキサイタ223の末端部に設けた雄型コネクタ224bとで構成され、雄型コネクタ224bを雌型コネクタ224aに装着することでエキサイタ223が接続部材224を介してアンプ222と接続される。
エキサイタ223は、聴覚情報に応じて振動するものであり、後述する永久磁石及び内部ヨークを収納する略円筒カップ型の外部ヨークと、収納部内における底部側内壁面に順次載置される円板状のマグネット及び内部ヨークとを備え、前記内部,外部ヨーク間に磁気ギャップを形成する磁気回路と、この磁気回路の前記磁気ギャップ内を振動するボイスコイルと、前記磁気回路上に配設され前記ボイスコイルに生じる駆動力によって上下に振動する振動体と、これら各部を収納する枠体とから主に構成されている。エキサイタ223は、前記ボイスコイルに印加される聴覚情報である電気信号の振幅と位相に応じて前記振動体が上下に振動し、この振動により後述する透視パネルを撓み振動させる駆動部としての機能を有している。なお、エキサイタ223は、上記の方式の他に圧電素子などを用いるものであっても良い。
250は各種ノイズ音を収集するマイクロフォンであり、このマイクロフォン250で収集した各種ノイズ音はフィルタ261を介して特定の周波数帯の信号を通過させ、この出力信号の逆位相音を生成する逆位相音生成手段262へ入力され、この出力信号をミキシング手段240へ入力する。
223a,223bはエキサイタ223の前記ボイスコイル両端部にそれぞれ電気的に接続された一対の電気コード(信号線)であり、各電気コード223a,223bの末端部は、雄型コネクタ224bに挿入固定されている。
図3は車両用情報提供装置100の断面図を示しており、以下、第1の指針式表示部101の構成について詳細説明を行う。なお、第1,第2の指針式表示部101,102の構成は第1の指針式表示部101の構成と略同一であるため、その詳細な説明は省略する。
第1の指針式表示部101は、回路基板301と、この回路基板301に導通装着され回転軸302が前方に延びる駆動装置303と、回転軸302にて回転駆動される指針304と、この指針304の背後に位置して回路基板301上に配設される指標板305とから構成される。なお、指針304と指標板305は見返し部材306から露出している。
回路基板301は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンを施した硬質回路基板からなり、聴覚情報提供手段220を制御する制御手段202と、駆動装置303を駆動・制御する駆動部204と、音/音声合成手段221と、アンプ222と、エキサイタ223と接続されることでエキサイタ223に駆動用信号を供給するための雌型コネクタ224aと、抵抗,コンデンサ等の各種回路部品とが前記配線パターンに導通接続されている。なお、雌型コネクタ224aは、回路基板301の背面に搭載されている。
駆動装置303は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、回転軸302が回路基板301を貫通するように、その主要部が回路基板301の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターンを介して駆動部204に電気接続される。指針304は、合成樹脂からなり、指標板305の後述する指標部を指示するように線状に延びる指示部304aと、この指示部304aの回転中心部を覆う指針キャップ304bとを備えている。
指標板305は、ポリカーボネート等の合成樹脂からなり、略薄板状に形成され、その表面には指示部304aの指示する目盛,数字等からなる指標部305aが形成されている。この場合、指標部305aは指針304の回転軌道に沿って円弧状に配列されている。
見返し部材306は、例えば黒色の合成樹脂からなり、第1,第2の表示手段D1,D2を利用者(例えば、運転者)にそれぞれ露出する開口部306aを備えている。また、見返し部材306の縁には、前記利用者側へ延長形成された隠蔽部である壁部306bが形成されている。この壁部306bは筒状になっており、上側の部分が下側の部分に比べて長く形成されている。
透視パネル307は、透光性合成樹脂からなり、略凹面状に形成され、見返し部材306の壁部306bの開口を塞ぐように形成されており、表示部D1によって表示される情報、並びに各指針式表示部D2の指針と指標板を前記利用者に対して視認可能に構成されている。
透視パネル307の縁には、第1,第2の表示手段D1,D2側に延在する延長部307aが形成されている。本実施形態では、延長部307aは透視パネル307の縁に切れ目無く形成されているが、所々に延長部307aを設けてもよい。この延長部307aは、見返し部材306の壁部306bに沿うように形成されており、延長部307aも壁部306bと同様に、上側の部分が下側の部分に比べて長く形成されている。
延長部307aが透視パネル307から第1,第2の表示手段D1,D2側に伸びている方向は、本実施例では第1の表示手段D1の表示面や第2の表示手段D2の指標板305及び見返し部材306の板面などの面方向に対して、垂直方向に交わるように形成されているが、延長部307aが伸びている方向は、垂直に交わる必要はなく、若干傾斜して交わる構成でも良い。
エキサイタ223は、延長部307aに固定されている。エキサイタ223と透視パネル307の延長部307aとは、例えば両面テープ等の貼付手段を用いて互いに固着されているため、前記電気信号と振幅と位相に応じた前記振動体の上下振動が、透視パネル307の延長部307aに対し撓み振動として、直接伝達されるとともに透視パネル307の延長部307aを介して、透視パネル307へも伝達され、透視パネル307の延長部307a、透視パネル307を振動板として作用させる。
なお、透視パネル307の延長部307aと見返し部材306の壁部306bとの間には、所定の空間Sを設け、透視パネル307の延長部307aの振動による空気圧の上昇を抑え、音の特性、特に低音の特性を良好にすることができる。また、図4に示すように、透視パネル307の延長部307aは、肉薄の境界部307bによって2つの領域に区画されており、2つのエキサイタ223の上下振動により撓み振動する領域307cが、隣接する領域307cに伝わりにくくなっている。これにより前記利用者は効果音や音声を個々の透視部を通じて独立した音として聞き取ることができるため、音の分離特性が良好になる。
なお、エキサイタ223の延長部307bへの固定は、本実施例に限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、透視パネル307の延長部307aに、ネジ部500をインサート成形し、このネジ部500にエキサイタ223を取り付け固定するものでもよい。
バイザー308は、例えば黒色の合成樹脂からなり、略筒状に形成され、透視パネル307の外縁部のみを隠蔽するように透視パネル307の前方に配設されている。かかる略筒状のバイザー308は、前記利用者が透視パネル307を通じて視認可能な表示部D1及び各指針式表示部D2の領域を含む見返し部材306に対応した内部空間である筒状の空洞部308aを備えている。換言すると、バイザー308は、その前記外縁部が表示部D1及び各指針式表示部D2を含む見返し部材306を取り巻くように透視パネル307前方に配設され、また、空洞部308aは透視パネル307の前記撓み振動により生じる音を放射音として前記利用者に伝達する音伝達部としての機能を有している。
以上説明した構成により、車両用情報提供装置100は、図2に示すように、多重通信ライン230を介して走行制御装置231と操作手段232とに接続されている。
次に、車両用情報提供装置100の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から、走行制御(オートクルーズ、レーンキープ)に関する車両状態、アラーム情報、及びオートクルーズ、レーンキープの操作などに関する情報を入手し、この情報に基づいてオートクルーズ、レーンキープに関する車両状態報知、アラーム出力、及びオートクルーズ、レーンキープの操作などに関するガイダンス、アンサーバックを、聴覚情報提供手段220のエキサイタ223を介して効果音と音声で行う。
ここで、前記アラーム情報を例に挙げて制御手段202の入力時の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から車両に関する情報を入手し、この情報に基づいて警報の発生条件があるか否か判定する。ここで警報の発生条件を検出すると警報情報を聴覚情報提供手段220で効果音と音声とで報知するとともに、前記警報情報に関係する視覚情報を表す表示形態を表示部D1によって表示する。図6は、その具体例を示すものであり、制御手段202は、シートベルトが未着用であることを示す検出信号が車両情報端子210または、多重通信入出力端子211を介して入力されると、効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」を出力するように聴覚情報提供手段220を制御する。従って、聴覚情報提供手段220のエキサイタ223における前記振動体の上下振動が透視パネル307の延長部307a、透視パネル307に伝わり、この振動により透視パネル307の延長部307a、透視パネル307からは前記効果音及び前記音声が空洞部308aに向けて発せられることで、前記利用者は、前記効果音及び前記音声を容易に認識することができる。なお、ここでは表示部D1を介して視覚情報も併用している。
そして、例えば第1の指針式表示部(回転計)101上に、シートベルト非着用を報知する警告灯からなる第1報知部を配設するとともに、第2の指針式表示部(燃料計)102上に、燃料給油を報知する警告灯からなる第2報知部を配設した場合、シートベルトが非着用であるときには、前記第1報知部の点灯と同時に透視パネル307の延長部307aの左側に固定されたエキサイタ223の駆動により第1の透視パネル307全体から例えば効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」なる警報情報が出力される。また、燃料残量が所定量以下であるときには、前記第2報知部の点灯と同時に透視パネル307の延長部307aの右側に固定されたエキサイタ223の駆動により透視パネル307全体から例えば効果音「ポンポーン」の後、音声にて「燃料を給油してください」なる警報情報が出力される。
この際、透視パネル307の延長部307aは、肉薄部307bを介して連結される構成となっているため、2つのエキサイタ223の上下振動により撓み振動する領域307cが、隣接する互いの領域に伝わりにくくなっており、前記利用者はこれらの効果音や音声を個々の透視パネル307の延長部307aを通じて独立した音として聞き取ることができるため、音の分離特性の良好な車両用情報提供装置を提供することができる。なお、領域307cは2つに限らず、3つ以上でも良い。
次に、本発明の特徴について、図2及び図7を用いて説明する。図7のt1において、マイクロフォン250で各種ノイズ音収集し(ノイズ(1))、この収集音はフィルタ261を介して特定の周波数帯の信号(ノイズ(2))として通過させる。ここで、選択する周波数帯は、制御手段202からの指示に応じて変更することが可能であり、ここでは、音声帯域以外(例えば、500〜2000Hz以外)の周波数帯を選択する。この通過した信号は、逆位相音生成手段262で逆位相音に変換され(ノイズ(3))、この逆位相音はミキシング手段240、アンプ222、エキサイタ223を介して透視パネル307から発する。この透視パネル307から発せられる逆位相音が各種ノイズ音の消音波として作用し、各種ノイズ音を軽減する。
同様に図7のt2において、マイクロフォン250で各種ノイズ音収集し(ノイズ(1))、この収集音はフィルタ261を介して特定の周波数帯の信号(ノイズ(2))として通過させる。ここで、選択する周波数帯は、制御手段202からの指示に応じて変更することが可能であり、ここでは、音声帯域以外(例えば、500〜2000Hz以外)の周波数帯を選択する。この通過した信号は、逆位相音生成手段262で逆位相音に変換され(ノイズ(3))、この逆位相音はミキシング手段240で音声警報と合成し、アンプ222、エキサイタ223を介して透視パネル307から発する。この透視パネル307から発せられる逆位相音が各種ノイズ音の消音波として作用し、各種ノイズ音を軽減するため、車両の利用者が車両用情報提供装置の発する警報音を聞き取り易くなる。
図8は、車両用情報提供装置100をカスタマイズモードに移行させたとき、表示部D1に表示される各種設定の内容を示すものである。なお、図8におけるアンダーライン箇所は、初期設定値を示している。
車両の利用者は、カスタマイズモード設定端子(図示せず)を外部より操作して制御手段202が予め有しているカスタマイズモードへ移行するように制御手段202に指示を与える。具体的には、前記カスタマイズモード設定端子の通常電位が「ハイ」レベルにある端子をスイッチ等の所定操作により「ロー」レベルに変更することで制御手段202による認識が可能となる。制御手段202は、前記カスタマイズモードへ移行すると、駆動手段205を介して表示部101を通常表示からカスタマイズモードの初期画面表示(初期画面800)へ切り替える処理を実行する。
例えば初期設定値である「音声帯域以外」から「低周波ロードノイズ」への選択が利用者によってなされたとすると、制御手段202は、キーレスエントリ装置(図示せず)を介して車両を利用している利用者の識別コードを特定し(ここでは、識別コードとしてID1を得たものとする)、記憶手段203の識別コードID1に関係付けられたエリアへ設定内容を記憶させる。これと同時に、制御手段202は、初期画面800において「音声帯域以外」に選択表示されているアンダーラインを「低周波ロードノイズ」に切り替えるような制御を行い、前記アンダーラインが「音声帯域以外」ではなく「低周波ロードノイズ」を選択表示することになる。
これにより、ノイズ軽減手段260のフィルタ261の設定が「低周波ロードノイズ」に切り替わり、マイクロフォン250で各種ノイズ音収集し、この収集音はフィルタ261で「低周波ロードノイズ」を通過させる。この通過した信号は、逆位相音生成手段262で逆位相音に変換され、この逆位相音はミキシング手段240、アンプ222、エキサイタ223を介して透視パネル307から発する。このような構成により、車両の利用者の好みに応じてノイズ音軽減の周波数帯を選択可能となる。なお、この場合、低周波ロードノイズは軽減されるが、エンジン音が軽減されない。
以上のように、本実施形態では、前記利用者に前記所定情報を報知する車両用情報提供装置100であって、前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段D1(D2)と、この表示手段D1(D2)の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネル307と、聴覚情報に応じて振動する駆動手段であるエキサイタ223と、を備え、透視パネル307に第1,第2の表示手段D1,D2側に延在する延長部307aを形成し、エキサイタ223を延長部307aに配設してなるものである。従って、従来の車両用情報提供装置に比べて、車両用情報提供装置を正面から見た場合に、正面から見た投影面積が小さく、小型化することが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。
また、前記利用者は、透視パネル307の延長部307aの前記撓み振動により生じる音を、あたかも透視パネル307全体から発せられる音(聴覚情報)のように感じ取ることができる。つまり、エキサイタ223における前記振動体の上下振動が透視パネル307の延長部307a、透視パネル307に伝達するので、前記利用者に聴覚情報(例えば警報情報)を与えることができる。
なお、聴覚情報は警報情報に限らず音楽などでもよい。音楽の場合は、車両用情報提供装置で、音楽の情報を記憶してもよいが、例えば、音楽情報を記憶した図示しない携帯型機器を聴覚情報提供手段のアンプ222に接続し、記憶した音楽情報をエキサイタ223から出力するものであってもよい。
また、本実施形態では、透視パネル307の前記外縁部を覆い隠すように透視パネル307の前方に配設されるバイザー308を備え、このバイザー308は表示手段D1(D2)に対応する空洞部308aを有することにより、エキサイタ223における前記振動体の上下振動によって透視パネル307から発せられる音が、空洞部308aに放射音として放射される構成となり、この際、透視パネル307とバイザー308とで形成される凹部空間が音の共鳴体として作用することから、前記放射音は、あたかも透視パネル307(バイザー308内部)から発せられる臨場感の演出された音(音量感の高められた音)のように前記利用者に対して情報伝達され、これにより音響特性の良好な車両用情報提供装置を提供することができる。
また、本実施形態では、エキサイタ223を透視パネル307の延長部307aの上面に設け、透視パネル307を振動させる場合について説明したが、エキサイタ223は透視パネル307の延長部307aを振動させることが可能であれば、例えば前記振動体表面を透視パネル307の延長部307aの上面と反対の下面に当接させる構成としてもよい。また、透視パネル307の延長部307aは、透視パネル307の上部に限定されるものではなく、下部、側面部であってもよい。なお、エキサイタ223と透視パネル307の延長部307aとは、少なくとも一部が当接していればよい。
なお、前記各実施形態では、エキサイタ223とアンプ222とを接続するための一対のコネクタからなる接続部材224(雌型コネクタ224a、雄型コネクタ224b)が回路基板301の背面側に搭載された場合について説明したが、例えば回路基板301の形状を、図3に記載された形状に対し板面方向に沿ってさらに大きくさせたときには、一対のコネクタからなる接続部材224を回路基板301の表面側に搭載することができる。
本発明の実施形態を示す正面図。 同上実施形態を示すブロック図。 同上実施形態を示す断面図。 同上実施形態を示す要部拡大図。 同上実施形態を示す要部断面図。 同上実施形態を示す警報情報の説明図。 同上実施形態を示すノイズの説明図。 同上実施形態を示すカスタマイズモードの説明図。
符号の説明
202 制御手段
203 記憶手段
220 聴覚情報提供手段
223 エキサイタ(駆動手段)
240 ミキシング手段
250 マイクロフォン
260 ノイズ軽減手段
307 透視パネル
D1 表示手段

Claims (4)

  1. 所定情報を表示するための表示手段と、前記表示手段の前方に配設され前記所定情報を透視可能とする透視パネルと、聴覚情報に応じて振動する駆動手段を備えた聴覚情報提供手段と、を備え、前記透視パネルに前記駆動手段を配設してなる車両用情報提供装置であって、
    各種ノイズ音を収集するマイクロフォンと、収集された前記各種ノイズ音に応じて前記駆動手段を振動させるノイズ軽減手段と、を設けたことを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 前記ノイズ軽減手段は、前記各種ノイズ音の逆位相音を生成し、前記駆動手段を振動させることを特徴とする請求項1に記載の車両用情報提供装置。
  3. 前記ノイズ軽減手段のノイズ軽減周波数帯に関する各種設定を登録するカスタマイズモードを有する制御手段と、前記カスタマイズモードにおける前記各種設定の内容を定めるための入力手段と、前記各種設定の内容を表示するための表示手段と、前記各種設定の内容を登録するための記憶手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記聴覚情報提供手段は、前記ノイズ軽減手段の出力信号を合成するミキシング手段を有することを請求項1に記載の車両用情報提供装置。
JP2007014005A 2007-01-24 2007-01-24 車両用情報提供装置 Pending JP2008179237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014005A JP2008179237A (ja) 2007-01-24 2007-01-24 車両用情報提供装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014005A JP2008179237A (ja) 2007-01-24 2007-01-24 車両用情報提供装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008179237A true JP2008179237A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39723479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007014005A Pending JP2008179237A (ja) 2007-01-24 2007-01-24 車両用情報提供装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008179237A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143342A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Denso Corp 車両用表示装置
JP2010264789A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Toyota Motor Corp 車内警報装置
US8078358B2 (en) 2008-03-27 2011-12-13 Denso Corporation Vehicle display unit
KR101382331B1 (ko) * 2012-10-30 2014-04-08 현대자동차 주식회사 클러스터의 음성 재생 장치
WO2015107605A1 (ja) * 2014-01-20 2015-07-23 有限会社幸昭 アクティブ音波コントロールシステム
JP2019108050A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 トヨタ車体株式会社 車載機器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8078358B2 (en) 2008-03-27 2011-12-13 Denso Corporation Vehicle display unit
JP2010143342A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Denso Corp 車両用表示装置
JP4692624B2 (ja) * 2008-12-17 2011-06-01 株式会社デンソー 車両用表示装置
JP2010264789A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Toyota Motor Corp 車内警報装置
KR101382331B1 (ko) * 2012-10-30 2014-04-08 현대자동차 주식회사 클러스터의 음성 재생 장치
WO2015107605A1 (ja) * 2014-01-20 2015-07-23 有限会社幸昭 アクティブ音波コントロールシステム
JP2019108050A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 トヨタ車体株式会社 車載機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8078358B2 (en) Vehicle display unit
JP2008179237A (ja) 車両用情報提供装置
JP4427751B2 (ja) 車両用メータ
JP2005343227A (ja) 自動二輪車のナビゲーションシステム配置構造
JP2007003630A (ja) 表示装置
JP4389219B2 (ja) 車両用メータ
JP5003061B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2006232040A (ja) 車両用情報提供装置
JP4491723B2 (ja) 車両用メータ
JP4433070B2 (ja) 車両用表示装置
JP5212034B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2008137634A (ja) 車両用情報提供装置
JP4482819B2 (ja) 車両用メータ
JP2006036096A (ja) 車両用情報提供装置
JP4826892B2 (ja) 車両用メータ
JP5083508B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2005306167A (ja) 車両用警報装置
JP5545509B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2015098308A (ja) 車両用計器
JP2007269044A (ja) 車載用発音装置
JP5083516B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2009284464A (ja) 車両用情報提供装置
JP2007216861A (ja) 駆動手段の固定構造及び車両用情報提供装置
JP3241170U (ja) 車載用音響装置付きメーターパネル
JP5790170B2 (ja) 車両用情報提供装置