JP4482819B2 - 車両用メータ - Google Patents

車両用メータ Download PDF

Info

Publication number
JP4482819B2
JP4482819B2 JP2005320282A JP2005320282A JP4482819B2 JP 4482819 B2 JP4482819 B2 JP 4482819B2 JP 2005320282 A JP2005320282 A JP 2005320282A JP 2005320282 A JP2005320282 A JP 2005320282A JP 4482819 B2 JP4482819 B2 JP 4482819B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
fluoroscopic
vehicle
user
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005320282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007126000A (ja
Inventor
繁明 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2005320282A priority Critical patent/JP4482819B2/ja
Publication of JP2007126000A publication Critical patent/JP2007126000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4482819B2 publication Critical patent/JP4482819B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Description

本発明は、聴覚情報提供手段を用いて利用者に各種情報を提供する車両用メータに関する。
従来、この種の聴覚情報提供手段を備えた車両用メータにあっては、例えば車両用メータである車両用計器内に搭載された指針式表示部からなる表示手段の背後に位置する回路基板の裏面に聴覚情報提供手段である警報用のブザーを取り付け、ドライバー(利用者)がシートベルトを装着していない場合には前記ブザーを鳴らし、前記ブザーの警報(吹鳴)音は前記回路基板の背後を覆うカバーに設けた複数のスリット(孔)を通って前記車両用計器の背後へ伝えられ、その後、前記車両用計器を収納するインパネ内部で反射を繰り返して前記利用者側に伝わるようになっていた。具体的には、前記警報音は前記車両用計器と前記インパネとの隙間から漏れた音あるいは前記インパネ内部に設けられた別の隙間を通り前記利用者の足下等から漏れた音として前記利用者に伝わる構成であった(例えば下記特許文献1参照)。
実用新案登録第3094073号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用メータの場合、車両用メータである車両用計器の背後へ伝えられるブザー音(警報音)は、前記車両用計器と前記インパネの隙間で反射を繰り返すため、前記車両用計器と前記インパネの形状に応じて前記ブザー音の伝わり方が変わっていた。この結果、前記車両用計器から同じブザー音を発しても、前記利用者には車種により異なる音圧、音質として聞こえていた。また、前記利用者には、元来、前記ブザーが持っている音に対して劣化(変質)した音(前記警報音)が必然的に伝わることから、前記警報音の音圧が不足してしまう、もしくは前記警報音の音質が悪化してしまう。さらに前記車種によって音圧、音質等の音響特性が異なるという問題があり、車両用メータにおける聴覚情報提供手段の更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、利用者に対する聴覚情報提供手段の音響特性を良好にすることが可能な車両用メータの提供を目的とするものである。
本発明は、利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記表示手段を露出する開口部が形成された被覆部材と、前記開口部を通じて前記所定情報を前記利用者に透視可能とするように前記開口部を覆う透視パネルと、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段とを少なくとも備え、前記聴覚情報提供手段は前記透視パネルと当接するように配設され、前記聴覚情報に応じて前記透視パネルを振動させる駆動手段を備え、前記駆動手段を有する前記透視パネルと前記被覆部材との間に緩衝部材を介在させ、前記透視パネルが少なくとも1つの所定の肉薄部を境界として複数の透視部を有するように区画されるとともに前記複数の透視部のうち少なくとも2つの透視部に前記駆動手段をそれぞれ当接させてなることを特徴とする。
また本発明は、利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、前記利用者に前記所定情報を表示するための複数の表示部を有する表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記複数の表示部を区分けして露出する複数の開口部が形成された被覆部材と、前記複数の開口部を通じて前記所定情報を前記利用者に透視可能とするように前記複数の開口部をそれぞれ覆う複数の透視パネルと、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段とを少なくとも備え、前記聴覚情報提供手段は前記複数の透視パネルのうち少なくとも1つの透視パネルと当接するように配設され、前記聴覚情報に応じて前記少なくとも1つの透視パネルを独立して振動させる1つまたは複数の駆動手段を備え、前記駆動手段を有する前記透視パネルと前記被覆部材との間に緩衝部材を介在させてなることを特徴とする。
また本発明は、前記透視パネルの一部を覆い隠すように前記透視パネルの前方に配設されるバイザーを備え、前記バイザーは前記表示手段に対応する空洞部を有することを特徴とする。
また本発明は、前記駆動手段は、前記透視パネルの前面または背面に当接するエキサイタからなることを特徴とする。
また本発明は、前記表示手段または前記表示部は、線状に延びる指示部を有する指針と前記指示部によって指示される指標部を有する指標板とを備えた指針式表示部からなることを特徴とする。
また本発明は、前記駆動手段は、前記表示手段の背後に位置する回路基板に対し接続部材で接続されてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、利用者に対する聴覚情報提供手段の音響特性を良好にすることが可能な車両用メータを提供できる。
(第1実施形態)以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本第1実施形態における車両用情報提供装置の一例の概観図を示すもので、車両用情報提供装置100は、第1,第2の表示手段(表示部)D1,D2を備えた車両用メータからなる。第1の表示手段D1は、TFT等の液晶表示パネルや有機ELパネル等からなり、図1中、車両用情報提供装置100の中央下方に配設され、車速を含む各種情報の表示を行うものである。
また第2の表示手段D2は、後述する指針と指標板とを備えた指針式表示部からなり、図1中、車両用情報提供装置100の左方に配設された回転計からなる第1の指針式表示部101と、図1中、車両用情報提供装置100の右方に配設された燃料計からなる第2の指針式表示部102と、温度計からなる第3の指針式表示部103とから構成される。また本実施形態の場合、各第2の表示手段D2における前記指標板の表面は、第1の表示手段D1の表示面と略同一面となるように設定されている。
図2は、図1の車両用情報提供装置100のブロック図である。その構成としては、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211と、車両インターフェース(車両I/F)手段201と、車両用情報提供装置100の制御を行う制御手段202と、処理プログラムを格納するROM等からなる記憶手段203と、第1の表示部D1の表示制御及び各指針式表示部101,102,103の駆動制御を行う駆動部204と、前記各種情報の聴覚的表示を行う聴覚情報提供手段220とを有している。
また、聴覚情報提供手段220の構成としては、音/音声を再生する音/音声合成手段221と、この音/音声合成手段221からの出力信号(音/音声出力信号)を増幅するアンプ222と、このアンプ222からの増幅信号を出力するエキサイタ(駆動手段)223とを有している。
アンプ222とエキサイタ223とは接続部材224を通じて接続されており、接続部材224はアンプ222側となる雌型コネクタ224aと、エキサイタ223の末端部に設けた雄型コネクタ224bとで構成され、雄型コネクタ224bを雌型コネクタ224aに装着することでエキサイタ223が接続部材224を介してアンプ222と接続される。
また、エキサイタ223は、本実施形態の場合、後述するマグネット及び内部ヨークを収納する収納部を有する略円筒カップ型の外部ヨークと前記収納部内における底部側内壁面に順次載置される円板状のマグネット及び内部ヨークとを備え前記内部,外部ヨーク間に磁気ギャップを形成する磁気回路と、この磁気回路の前記磁気ギャップ内を振動するボイスコイルと、前記磁気回路上に配設され前記ボイスコイルに生じる駆動力によって上下に振動する振動体と、これら各部を収納する枠体とから主に構成されている。そして、かかるエキサイタ223は、前記ボイスコイルに印加される聴覚情報である電気信号の振幅と位相に応じて前記振動体が上下に振動し、この振動により後述する透視パネルを撓み振動させる駆動部としての機能を有している。
なお、図3中、223a,223bはエキサイタ223の前記ボイスコイル両端部にそれぞれ電気的に接続された一対の電気コード(信号線)であり、各電気コード223a,223bの末端部は、雄型コネクタ224bに挿入固定されている。
図3は、図1中、A−A線に沿った車両用情報提供装置100(第3の指針式表示部103)の断面図を示しており、以下、第3の指針式表示部103の構成について詳細説明を行う。なお、第1,第2の指針式表示部101,102の構成は第3の指針式表示部103の構成と略同一であるため、その詳細な説明は省略する。
第3の指針式表示部103は、回路基板301と、この回路基板301に導通装着され回転軸302が前方に延びる駆動装置303と、回転軸302にて回転駆動される指針304と、この指針304の背後に位置して回路基板301上に配設される指標板305と、この指標板305の可視領域を定める見返し部材(被覆部材)306と、この見返し部材306の前方側に配置される透視パネル307と、この透視パネル307の外縁部を隠蔽するバイザー308とから構成される。
回路基板301は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、聴覚情報提供手段220を制御する制御手段202と、駆動装置303を駆動・制御する駆動部204と、音/音声合成手段221と、アンプ222と、エキサイタ223と接続されることでエキサイタ223に駆動用信号を供給するための雌型コネクタ224aと、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。なお、雌型コネクタ224aは、回路基板301の背面に搭載されている。
駆動装置303は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、回転軸302が回路基板301を貫通するように、その主要部が回路基板301の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターン(駆動部204)に電気接続される。
指針304は、合成樹脂からなり、指標板305の後述する指標部を指示するように線状に延びる指示部304aと、この指示部304aの回転中心部を覆うカバー(指針キャップ)304bとを備えている。
指標板305は、PC等の合成樹脂からなり、略薄板状に形成され、その表面には指示部304aの指示する目盛,数字等からなる指標部305aが形成されている。この場合、指標部305aは指針304の回転軌道に沿って略円弧状に配列されている。
見返し部材306は、例えば黒色の合成樹脂からなり、指標板305の前方に配設され、指針304、指標板305の指標部305aを利用者(運転者)にそれぞれ露出する開口部306aと、この開口部306aを取り巻くように透視パネル307側に延び、透視パネル307を支持する略枠状からなる支持部306bとを備えている。
透視パネル307は、透光性合成樹脂からなり、略凹面状に形成され、見返し部材306の開口部306aを覆うように見返し部材306の支持部306bによって支持(保持)されており、第1の表示部D1によって表示される情報、並びに各指針式表示部D2の指針と指標板を前記利用者に対して視認(透視)可能に構成されている。
そして、本実施形態では、車両用情報提供装置100を正面から見たとき(図1参照)、第1の表示部D1の直下となる透視パネル307の背面箇所にエキサイタ223が固定されている。ここでは、エキサイタ223(前記振動体表面)と透視パネル307背面とが、例えば両面テープ等の貼付手段を用いて固着(固定)されているため、前記電気信号の振幅と位相に応じた前記振動体の上下振動が、透視パネル307に対し撓み振動として直接、伝達される。
また、透視パネル307とこれを支持する略枠状の支持部306bとの間には、例えばクッション材やスペーサをはじめとする弾性変形可能な(つまり柔軟性を有する)材料からなり、支持部306bの形状に対応した略枠状の緩衝部材310が介在していることで、前記振動体の上下振動に伴う透視パネル307の撓み振動量が制約されるのを防止できるようになっている。
すなわち、通常、透視パネル307と見返し部材306とは、透視パネル307の適宜箇所に設けられたフック等の複数の爪部と、見返し部材306の適宜箇所に設けられ前記各爪部を係止する複数の係止部とで嵌合固定する構成が多く採用されている。ところが、かかる爪部と係止部とで嵌合する構成では、前記振動体の上下振動によって透視パネル307を撓み振動させる場合に、その撓み振動量が前記嵌合(つまり見返し部材306)によって制約されてしまうため、本実施形態では、前記嵌合ではなく緩衝部材310を介して間接的に透視パネル307と見返し部材306とを接合する構成を適用している。従って、かかる間接接合構成では、透視パネル307の撓み振動に連動して緩衝部材310が(弾性)変形するので、透視パネル307の前記撓み振動量が見返し部材306によって制約されない構成となり、これにより透視パネル307の前記撓み振動量に遊び(余裕)を持たせることができる。
バイザー308は、例えば黒色の合成樹脂からなり、略筒状に形成され、透視パネル307の一部である透視パネル307外縁部のみを隠蔽するように透視パネル307の前方に配設されている。かかる略筒状のバイザー308は、前記利用者が透視パネル307を通じて視認可能な第1の表示部D1及び各指針式表示部D2の領域(見返し部材306の開口部306a領域)に対応した内部空間である空洞部308aを備えている。言い換えると、バイザー308は、その前記外縁部が第1の表示部D1及び各指針式表示部D2を取り巻くように透視パネル307上に配設され、また空洞部308aは透視パネル307の撓み振動により生じる音を放射音として前記利用者に伝達する音伝達部としての機能を有している。
以上の各部により、車両用情報提供装置100(第3の指針式表示部103)が構成され、かかる車両用情報提供装置100は、図2に示すように多重通信ライン230を介して走行制御装置231と操作手段232とに接続されている。
次に、車両用情報提供装置100の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から、走行制御(オートクルーズ、レーンキープ)に関する車両状態、アラーム情報、及びオートクルーズ、レーンキープの操作に関する情報を入手し、この情報に基づいてオートクルーズ、レーンキープに関する車両状態報知、アラーム出力、及びオートクルーズ、レーンキープの操作に関するガイダンス、アンサーバックを、聴覚情報提供手段220のエキサイタ223を介して効果音と音声(と第1の表示部D1の画像)で行う。
ここで、前記アラーム情報を例に挙げて制御手段202の入力時の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から車両に関する情報を入手し、この情報に基づいて警告の発生条件があるか否か判定する。ここで警告の発生条件を検出すると警告情報を聴覚情報提供手段220で効果音と音声とで報知するとともに、前記警告情報に関係する表示形態を第1の表示部D1によって表示する。
図4は、その具体例を示すものであり、制御手段202は、シートベルトが未着用(未装着)であることを示す検出信号が車両情報端子210または多重通信入出力端子211を介して入力されると、効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」を出力するように聴覚情報提供手段220を制御する。従って、聴覚情報提供手段220のエキサイタ223における前記振動体の上下振動が透視パネル307に伝わり、この透視パネル307の振動により透視パネル307からは前記効果音及び前記音声が空洞部308aに向けて発せられることで、前記利用者は、前記効果音及び前記音声を容易に認識することができる。なお、ここでは第1の表示部D1を介して視覚情報も併用している。
以上のように本実施形態では、前記利用者に所定情報を報知する車両用メータである車両用情報提供装置100であって、前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段D1(D2)と、この表示手段D1(D2)の前方に配設され表示手段D1(D2)を露出する開口部306aが形成された見返し部材306と、開口部306aを通じて前記所定情報を前記利用者に透視可能とするように開口部306aを覆う透視パネル307と、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段220とを備え、聴覚情報提供手段220は透視パネル307と当接するように配設され、前記聴覚情報に応じて透視パネル307を振動させるエキサイタ223を備え、エキサイタ223を有する透視パネル307と見返し部材306との間に緩衝部材310を介在させてなるものである。
従って、前記利用者は、透視パネル307の撓み振動により生じる音を、あたかも透視パネル307全体から発せられる音(聴覚情報)のように感じ取ることができる。つまり、エキサイタ223における前記振動体の上下振動がダイレクトに透視パネル307に伝達するので、透視パネル307の発する音が劣化することなく前記利用者に聴覚情報(例えば警告情報)として与えられ、これにより音響特性の良好な車両用メータを提供することができる。また、透視パネル307が緩衝部材310を介して見返し部材306と接合されていることで、透視パネル307の撓み振動に十分な遊びを持たせることができ、これによりさらに音響特性の良好な車両用メータを提供することができる。
また本実施形態では、透視パネル307の前記外縁部を覆い隠すように透視パネル307の前方に配設されるバイザー308を備え、このバイザー308は表示手段D1(D2)に対応する空洞部308aを有することにより、エキサイタ223における前記振動体の上下振動によって透視パネル307から発せられる音が、空洞部308aに放射音として放射される構成となり、この際、透視パネル307とバイザー308とで形成される凹部空間が音の共鳴体として作用することから、前記放射音は、あたかも透視パネル307(バイザー308内部)から発せられる臨場感の演出された音(音量感の高められた音)のように前記利用者に対して情報伝達され、これにより音響特性の良好な車両用メータを提供することができる。
また本実施形態では、単一のエキサイタ223(前記振動体表面)が透視パネル307の背面に固定されている場合について説明したが、例えば複数個のエキサイタ223(前記振動体表面)を透視パネル307の表面、背面もしくは表面、背面以外の部分(例えば側面)のうち何れかに少なくとも1つ以上固定してもよい。例えば2個のエキサイタ223を透視パネル307の背面に固定してもよいし、2個のエキサイタ223を透視パネル307の表面と背面に固定してもよいし、あるいは3個のエキサイタ223を透視パネル307の表面と背面と側面に固定してもよい。
(第2実施形態)次に、図5,図6を用いて、本発明の第2実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。図5は本第2実施形態における車両用メータである車両用情報提供装置400の一例の概観図を示し、図6は図5中、B−B断面図を示すもので、この第2実施形態が前記第1実施形態と比べて異なる点は、車速等を表示する第1の表示部D1を液晶パネルや有機ELパネルではなく速度計からなる第1のアナログ式(指針式)表示部410にて形成し、かかる第1のアナログ式表示部410の可視領域を定める略円形の第1の開口部401aと、回転計からなる第2のアナログ式表示部420の可視領域を定める略円形の第2の開口部401bと、燃料計及び温度計からなる第3,第4のアナログ式表示部430,440の可視領域を定める略円形の第3の開口部401cとを有し各アナログ式表示部410,420,430,440を区分けする見返し部材(被覆部材)401を各アナログ式表示部410,420,430,440上に載置し、各開口部401a,401b,401cに略円板状の第1,第2,第3の透視パネル402,403,404をそれぞれ固定し、さらに第1の透視パネル402にエキサイタ223を固定した点である。なお、この第2実施形態においては、バイザーの図示を省略している。
以下、第1のアナログ式表示部410の構成について詳細説明を行う。なお、その他の各アナログ式表示部420,430,440の構成は第1のアナログ式表示部410の構成と略同一であるため、その詳細な説明は省略する。第1のアナログ式表示部410の構成部品である見返し部材401において、略円形の第1の開口部401aを取り巻く壁部401dの上端部側(透視パネル402側)には、第1の透視パネル402の外縁部を覆い隠す略円環状の鍔部401eが延設され、この鍔部401e背面と第1の透視パネル402の前記外縁部との間に、略円環状のクッション材やスペーサ等からなる緩衝部材405を介在させている。この場合、緩衝部材405は、鍔部401eの背面に沿うように配設されることから、前記利用者からは緩衝部材405が直接、視認されないようになっている。なお、緩衝部材405と鍔部401e、緩衝部材405と前記外縁部は、ともに両面テープ等の貼付手段により固着されている。
そして、第1のアナログ式表示部410の中央下方側における第1の透視パネル402の背面箇所には、エキサイタ223(前記振動体表面)が両面テープ等の貼付手段により固着されている。かかる第2実施形態においても、前記電気信号の振幅と位相に応じてエキサイタ223の前記振動体が上下振動することで、この振動が第1の透視パネル402に直接、伝達される構成となるため、前記利用者は、第1の透視パネル402の撓み振動により生じる音を、あたかも第1の透視パネル402全体から発せられる音(聴覚情報)のように感じ取ることができ、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また本第2実施形態では、3つの透視パネル402,403,404のうち1つの透視パネル402にのみエキサイタ223を固定し、透視パネル402と見返し部材401との間に緩衝部材405を介在させた例について説明したが、各透視パネル402,403,404のうち何れか2つの透視パネルにエキサイタを個別に固定し、前記2つの透視パネルと見返し部材との間に緩衝部材を各々介在させてもよいし、3つの透視パネル全てにエキサイタを個別に固定し、前記3つの透視パネルと見返し部材との間に緩衝部材を各々介在させてもよく、特に、第1の透視パネル402の左右(両側)に位置する第2,第3の透視パネル403,404の背面にエキサイタをそれぞれ固定し、透視パネル403,404と見返し部材401との間に緩衝部材をそれぞれ介在させれば、各透視パネル403,404から個別に発せられる音(例えば警告情報)の分離特性を向上させることができる。
例えば、第2の透視パネル403の可視領域(第2のアナログ式表示部420)にシートベルト非着用を利用者に報知する第1報知部(図示せず)を設けるとともに、第3の透視パネル404の可視領域(第3のアナログ式表示部430,440)に燃料残量が所定量以下であることを利用者に報知する第2報知部(図示せず)を設け、シートベルトが非着用である場合には、前記第1報知部の点灯と同時にエキサイタの駆動により第2の透視パネル403全体から前記第1実施形態と同様に効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」なる警告情報を独立して出力するように構成し、また燃料残量が所定量以下である場合には、前記第2報知部の点灯と同時にエキサイタの駆動により第3の透視パネル404全体から例えば効果音「ポンポーン」の後、音声にて「燃料を給油してください」なる警告情報を独立して出力するように構成することで、利用者はこれらの効果音や音声を個々の透視パネルを通じて独立した音として聞き取ることができるため、音の分離特性の良好な車両用メータを提供することができる。
なお本第2実施形態では、略環状の緩衝部材405の表裏に両面テープ等を貼り付けて、この両面テープ付きの緩衝部材405を見返し部材401と透視パネル402との間に介在させた例について説明したが、例えば緩衝部材405に両面テープを施すのではなく、略環状からなる緩衝部材405の内壁面に略円板状の透視パネル402の外縁部を固定するための環状溝部を施し、かかる環状溝部に透視パネル402を固定した緩衝部材405を、鍔部401eと鍔部401eとは所定間隔を隔てて壁部401dの内壁面から内側に延設される3つ以上の突起部(例えば前記内壁面に沿って等間隔に形成される4つの突起片)とで狭持する構成を採用してもよい。
(第3実施形態)次に、図7,図8を用いて、本発明の第3実施形態を説明するが、前述した第1実施形態と同一もしくは相当個所には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。図7は、本第3実施形態における車両用メータである車両用情報提供装置500の一例の概観図を示し、図8は図7中、C−C断面図を示すもので、この第3実施形態が前記第1実施形態と比べて異なる点は、車速等を表示する第1の表示部D1を液晶パネルや有機ELパネルではなく速度計からなる指針式表示部510にて形成し、透視パネル307の背面略中央部において、図7中、縦方向(透視パネル307の長手方向とは直交する方向)に沿ってライン状の溝部(凹部)からなる肉薄部307aを設け、透視パネル307が、肉薄部307aを境界として肉薄部307aの左側に位置する第1の透視部307bと肉薄部307aの右側に位置する第2の透視部307cとを備えるように区画され、このように均等に区画された各透視部307b,307cに個別にエキサイタ223a,223bを当接させた点である。なお、この第3実施形態においては、バイザーの図示を省略している。
そして、例えば第1の透視部307bの可視領域となる第1の指針式表示部(回転計)101上に前記第2実施形態で採用したシートベルト非着用を報知する前記第1報知部を配設するとともに、第2の透視部307cの可視領域となる第2の指針式表示部(燃料計)102上に前記第2実施形態で採用した燃料給油を報知するを前記第2報知部を配設した場合、シートベルトが非着用であるときには、前記第1報知部の点灯と同時に第1の透視部307bに固定されたエキサイタ223aの駆動により第1の透視部307b全体から例えば効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」なる警告情報が出力される。また、燃料残量が所定量以下であるときには、前記第2報知部の点灯と同時に第2の透視部307cに固定されたエキサイタ223bの駆動により第2の透視部307c全体から例えば効果音「ポンポーン」の後、音声にて「燃料を給油してください」なる警告情報が出力される。
この際、第1の透視部307bと第2の透視部307cとは、肉薄部307aを介して連結される構成となっているため、エキサイタ223aにおける振動体の上下振動により撓み振動する第1の透視部307bの振動が、隣接する第2の透視部307c側に伝わりにくくなっているとともに、同様にエキサイタ223bにおける振動体の上下振動により撓み振動する第2の透視部307cの振動が、第1の透視部307b側に伝わりにくくなっており、これにより利用者はこれらの効果音や音声を個々の透視部を通じて独立した音として聞き取ることができるため、音の分離特性の良好な車両用メータを提供することができる。また、かかる第3実施形態においても、透視パネル307が緩衝部材310を介して見返し部材306と接合されていることで、各透視部307b,307cの撓み振動に十分な遊びを持たせることができるため、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また本第3実施形態では、ライン状の溝部からなる肉薄部307aにより透視パネル307が2つの透視部307b,307cを有するように区画されている例について説明したが、肉薄部307aは、透視パネル307の背面に複数個設けてもよく、例えば透視パネル307の背面に略十字形状の肉薄部を形成して、透視パネル307が4つの透視部を有するように区画してもよく、この場合、エキサイタは4つの透視部のうち必要な透視部に固定すればよい。このことは、前記4つの透視部のうちエキサイタの固定されない透視部が存在してもよいことを意味している。
また前記各実施形態では、エキサイタ(前記振動体表面)を透視パネルの背面に当接させ透視パネル(透視部)を振動させる場合について説明したが、エキサイタ(前記振動体表面)は透視パネルを振動させることが可能であればその前記振動体表面を透視パネルの任意の部分に当接させることができ、例えば前記振動体表面を透視パネルの表面(前面)、もしくは表面,背面以外の部分(例えば側面)に当接させる構成としてもよい。なお、前記振動体表面と透視パネル(前記表面、前記背面、前記側面等)とは、少なくとも一部が接触(当接)していればよい。
なお前記各実施形態では、エキサイタ223(223a,223b)とアンプ222とを接続するための一対のコネクタからなる接続部材224(雌型コネクタ224a、雄型コネクタ224b)が回路基板301の背面側に搭載された場合について説明したが、例えば回路基板301における長手方向形状を、図3,図6等に記載された形状に対し長手方向に沿ってさらに大きくさせたときには、一対のコネクタからなる接続部材224を回路基板301の表面側に搭載することができる。
本発明は、聴覚情報提供手段を利用した車両用情報提供装置に関し、車両情報を提供する車両用メータからなる車両用情報提供装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態による車両用情報提供装置の概観図である。 同実施形態による車両用情報提供装置のブロック図である。 同実施形態による車両用情報提供装置の断面図である。 同実施形態による警告情報の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態による車両用情報提供装置の概観図である。 同実施形態による車両用情報提供装置の断面図である。 本発明の第3実施形態による車両用情報提供装置の概観図である。 同実施形態による車両用情報提供装置の断面図である。
100 車両用情報提供装置(車両用メータ)
202 制御手段
220 聴覚情報提供手段
221 音/音声合成手段
222 アンプ
223 エキサイタ(駆動手段)
224 接続部材
306 見返し部材(被覆部材)
306a 開口部
307 透視パネル
307a 肉薄部
307b 第1の透視部
307c 第2の透視部
308 バイザー
308a 空洞部
310 緩衝部材
D1,D2 表示手段

Claims (6)

  1. 利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、
    前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記表示手段を露出する開口部が形成された被覆部材と、前記開口部を通じて前記所定情報を前記利用者に透視可能とするように前記開口部を覆う透視パネルと、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段とを少なくとも備え、
    前記聴覚情報提供手段は前記透視パネルと当接するように配設され、前記聴覚情報に応じて前記透視パネルを振動させる駆動手段を備え、
    前記駆動手段を有する前記透視パネルと前記被覆部材との間に緩衝部材を介在させ
    前記透視パネルが少なくとも1つの所定の肉薄部を境界として複数の透視部を有するように区画されるとともに前記複数の透視部のうち少なくとも2つの透視部に前記駆動手段をそれぞれ当接させてなることを特徴とする車両用メータ
  2. 利用者に所定情報を報知する車両用メータであって、
    前記利用者に前記所定情報を表示するための複数の表示部を有する表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記複数の表示部を区分けして露出する複数の開口部が形成された被覆部材と、前記複数の開口部を通じて前記所定情報を前記利用者に透視可能とするように前記複数の開口部をそれぞれ覆う複数の透視パネルと、前記利用者に車両の各種状態に応じた聴覚情報を提供する聴覚情報提供手段とを少なくとも備え、
    前記聴覚情報提供手段は前記複数の透視パネルのうち少なくとも1つの透視パネルと当接するように配設され、前記聴覚情報に応じて前記少なくとも1つの透視パネルを独立して振動させる1つまたは複数の駆動手段を備え、
    前記駆動手段を有する前記透視パネルと前記被覆部材との間に緩衝部材を介在させてなることを特徴とする車両用メータ
  3. 前記透視パネルの一部を覆い隠すように前記透視パネルの前方に配設されるバイザーを備え、前記バイザーは前記表示手段に対応する空洞部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記駆動手段は、前記透視パネルの前面または背面に当接するエキサイタからなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記表示手段または前記表示部は、線状に延びる指示部を有する指針と前記指示部によって指示される指標部を有する指標板とを備えた指針式表示部からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用情報提供装置。
  6. 前記駆動手段は、前記表示手段の背後に位置する回路基板に対し接続部材で接続されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用情報提供装置。
JP2005320282A 2005-11-04 2005-11-04 車両用メータ Expired - Fee Related JP4482819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005320282A JP4482819B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 車両用メータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005320282A JP4482819B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 車両用メータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007126000A JP2007126000A (ja) 2007-05-24
JP4482819B2 true JP4482819B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=38149028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005320282A Expired - Fee Related JP4482819B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 車両用メータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4482819B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4692624B2 (ja) * 2008-12-17 2011-06-01 株式会社デンソー 車両用表示装置
US8078358B2 (en) 2008-03-27 2011-12-13 Denso Corporation Vehicle display unit
JP6007005B2 (ja) * 2012-06-27 2016-10-12 矢崎総業株式会社 表示機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007126000A (ja) 2007-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4427751B2 (ja) 車両用メータ
US8078358B2 (en) Vehicle display unit
JP2011130361A (ja) 複合スピーカ、音声画像表示装置、および車両用音響システム
JP4482819B2 (ja) 車両用メータ
JP4389219B2 (ja) 車両用メータ
JP2008179237A (ja) 車両用情報提供装置
EP3908008A1 (en) Display device and speaker
JP5212034B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP5003061B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP4491723B2 (ja) 車両用メータ
JP2006232040A (ja) 車両用情報提供装置
JP4826892B2 (ja) 車両用メータ
JP2008137634A (ja) 車両用情報提供装置
JP2007216861A (ja) 駆動手段の固定構造及び車両用情報提供装置
JP2006036096A (ja) 車両用情報提供装置
JP5083508B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2007238069A (ja) 車両用情報提供装置
JP5545509B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2008290590A (ja) 車両用情報提供装置
JP5083516B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP5790170B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP2009284464A (ja) 車両用情報提供装置
JP2015098308A (ja) 車両用計器
JP2007248969A (ja) 発音装置
JP2007291560A (ja) 車両用情報提供装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees