JP2008137634A - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Shigeaki Tamura
繁明 田村
Takanori Shigeno
孝紀 茂野
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Abstract

【課題】 小型化することが可能な駆動手段を備えた車両用情報提供装置の提供を目的とする。
【解決手段】 所定情報を報知する車両用情報提供装置100であって、前記所定情報を表示するための表示手段D1,D2と、この表示手段D1,D2の前方に配設され前記所定情報を透視可能とする透視パネル307と、聴覚情報に応じて振動する駆動手段223とを備え、透視パネル307に表示手段D1,D2側に延在する延長部307aを形成し、駆動手段223を延長部307aに配設したものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、聴覚情報に応じて振動する駆動手段を備えた聴覚情報提供手段を用いて所定情報を提供する車両用情報提供装置に関する。
従来、この種の車両用情報提供装置は、聴覚情報に応じて振動する駆動手段であるエキサイタを、車両用情報提供装置(コンビネーションメータ)の透明カバー(フロントカバー)正面の右端側と左端側とにそれぞれ設け、このエキサイタをインストルメントパネルによって隠すものが開示されている。この車両用情報提供装置は、前記エキサイタに、それぞれ音響信号を与えて、透明カバーを振動させ、仮想音源から警報音が聞こえるようにするものであった(例えば下記特許文献1参照)。
特開2005−306167号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用情報提供装置の場合、透明カバーにエキサイタを横置きに固定した構成のため、車両用情報提供装置を正面から見た場合に、正面から見た投影面積の小型化に関して改善の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、小型化することが可能な駆動手段を備えた車両用情報提供装置の提供を目的とするものである。
本発明は、前記目的を達成するために、所定情報を報知する車両用情報提供装置であって、前記所定情報を表示するための表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記所定情報を透視可能とする透視パネルと、聴覚情報に応じて振動する駆動手段と、を備え、前記透視パネルに前記表示手段側に延在する延長部を形成し、前記駆動手段を前記延長部に配設してなるものである。
また、本発明は、前記延長部が境界部によって2つ以上の複数の領域に区画されており、前記複数の領域のうち少なくとも2つの領域それぞれに前記駆動手段を配設してなるものである。
また、本発明は、前記表示手段を露出させるとともに前記延長部を隠蔽する隠蔽部を有する見返し部材を備え、前記延長部と前記隠蔽部との間に空間を設けたものである。
また、本発明は、前記表示手段を露出させるとともに前記延長部を隠蔽する隠蔽部を有する見返し部材を備え、前記隠蔽部に貫通した孔を設けたものである。
また、本発明は、前記貫通した孔を前記表示手段側に向けてなるものである。
また、本発明は、前記駆動手段をエキサイタとしたものである。
また、本発明は、前記駆動手段を、前記延長部に設けたネジ部に取り付けてなるものである。
また、本発明は、前記透視パネルの前記延長部に前記駆動手段を配置するための収納部を設けたものである。
また、本発明は、前記収納部と前記透視パネルの前面部との接合部分を湾曲形状としてなるものである。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、小型化することが可能な駆動手段を備えた車両用情報提供装置を提供できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態における車両用情報提供装置の一例の概観図を示すもので、車両用情報提供装置100は、第1,第2の表示手段D1,D2を備えた車両用メータからなる。第1の表示手段D1は、TFT等の液晶表示パネルや有機ELパネル等の表示部からなり、図1中、車両用情報提供装置100の中央下方に配設され、車速を含む所定情報の表示を行うものである。
また、第2の表示手段D2は、後述する指針と指標板とを備えた指針式表示部からなり、図1中、車両用情報提供装置100の左方に配設された回転計からなる第1の指針式表示部101と、図1中、車両用情報提供装置100の右方に配設された燃料計からなる第2の指針式表示部102と、温度計からなる第3の指針式表示部103とから構成される。
また、本実施形態の場合、各第2の表示手段D2における前記指標板の表面は、第1の表示手段D1の表示面と略同一面となるように設定されている。
なお、306は、第1,第2の表示手段D1,D2が露出する見返し部材であり、307は、見返し部材306の前方側に配置される透視パネルであり、308は、透視パネル307の外縁部を隠蔽するバイザー308である。
図2は、図1の車両用情報提供装置100のブロック図である。その構成としては、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211と、車両インターフェース(車両I/F)手段201と、車両用情報提供装置100の制御を行う制御手段202と、処理プログラムを格納するROM等からなる記憶手段203と、第1の表示手段である表示部D1の表示制御及び第2の表示手段である各指針式表示部101,102,103の駆動制御を行う駆動部204と、前記所定情報の聴覚的表示を行う聴覚情報提供手段220とを有している。
また、聴覚情報提供手段220の構成としては、音/音声を再生する音/音声合成手段221と、この音/音声合成手段221からの出力信号(音/音声出力信号)を増幅するアンプ222と、このアンプ222からの増幅信号を出力する駆動手段であるエキサイタ223とを有している。
アンプ222とエキサイタ223とは接続部材224を通じて接続されており、接続部材224はアンプ222側となる雌型コネクタ224aと、エキサイタ223の末端部に設けた雄型コネクタ224bとで構成され、雄型コネクタ224bを雌型コネクタ224aに装着することでエキサイタ223が接続部材224を介してアンプ222と接続される。
また、エキサイタ223は、聴覚情報に応じて振動するものであり、本実施形態の場合、後述する永久磁石及び内部ヨークを収納する略円筒カップ型の外部ヨークと前記収納部内における底部側内壁面に順次載置される円板状のマグネット及び内部ヨークとを備え前記内部,外部ヨーク間に磁気ギャップを形成する磁気回路と、この磁気回路の前記磁気ギャップ内を振動するボイスコイルと、前記磁気回路上に配設され前記ボイスコイルに生じる駆動力によって上下に振動する振動体と、これら各部を収納する枠体とから主に構成されている。そして、かかるエキサイタ223は、前記ボイスコイルに印加される聴覚情報である電気信号の振幅と位相に応じて前記振動体が上下に振動し、この振動により後述する透視パネルを撓み振動させる駆動部としての機能を有している。なお、エキサイタ223は、上記の方式の他に圧電素子などを用いるものであっても良い。
なお、図3中、223a,223bはエキサイタ223の前記ボイスコイル両端部にそれぞれ電気的に接続された一対の電気コード(信号線)であり、各電気コード223a,223bの末端部は、雄型コネクタ224bに挿入固定されている。
図3は、図1中、A−A線に沿った車両用情報提供装置100(第1の指針式表示部101)の断面図を示しており、以下、第1の指針式表示部101の構成について詳細説明を行う。なお、第1,第2の指針式表示部101,102の構成は第1の指針式表示部101の構成と略同一であるため、その詳細な説明は省略する。
第1の指針式表示部101は、回路基板301と、この回路基板301に導通装着され回転軸302が前方に延びる駆動装置303と、回転軸302にて回転駆動される指針304と、この指針304の背後に位置して回路基板301上に配設される指標板305とから構成される。なお、指針304と指標板305は見返し部材306から露出している。
回路基板301は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、聴覚情報提供手段220を制御する制御手段202と、駆動装置303を駆動・制御する駆動部204と、音/音声合成手段221と、アンプ222と、エキサイタ223と接続されることでエキサイタ223に駆動用信号を供給するための雌型コネクタ224aと、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。なお、雌型コネクタ224aは、回路基板301の背面に搭載されている。
駆動装置303は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、回転軸302が回路基板301を貫通するように、その主要部が回路基板301の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターンを介して駆動部204に電気接続される。
指針304は、合成樹脂からなり、指標板305の後述する指標部を指示するように線状に延びる指示部304aと、この指示部304aの回転中心部を覆うカバー(指針キャップ)304bとを備えている。
指標板305は、ポリカーボネイト等の合成樹脂からなり、略薄板状に形成され、その表面には指示部304aの指示する目盛,数字等からなる指標部305aが形成されている。この場合、指標部305aは指針304の回転軌道に沿って円弧状に配列されている。
見返し部材306は、例えば黒色の合成樹脂からなり、第1,第2の表示手段D1,D2を利用者(例えば、運転者)にそれぞれ露出する開口部306aを備えている。また、見返し部材306の縁には、前記利用者側へ延長形成された隠蔽部である壁部306bが形成されている。本実施例では、壁部306bは筒状で、図3中上側の部分が下側の部分に比べて長く形成されている。
透視パネル307は、透光性合成樹脂からなり、略凹面状に形成され、見返し部材306の壁部306bの開口を塞ぐように形成されており、表示部D1によって表示される情報、並びに各指針式表示部D2の指針と指標板を前記利用者に対して視認(透視)可能に構成されている。
そして、透視パネル307の縁には、第1,第2の表示手段D1,D2側に延在する延長部307aが形成されている。本実施形態では、延長部307aは透視パネル307aの縁に切れ目無く形成されているが、場合によっては所々に延長部307aを設けてもよい。
この延長部307aは、見返し部材306の壁部306bに沿うように形成されており、延長部307aも壁部306bと同様に、図3中上側の部分が下側の部分に比べて長く形成されている。
延長部307aが透視パネル307から第1,第2の表示手段D1,D2側に伸びている方向は、本実施例では、第1の表示手段D1の表示面や第2の表示手段D2の指標板305及び見返し部材306の板面などの面方向に対して、垂直方向に交わるように形成されているが、延長部307aが伸びている方向は、垂直に交わる必要はなく、若干傾斜して交わる構成でも良い。
この延長部307aにエキサイタ223が固定されている。本実施例では、図3中の上側の延長部307aに固定されている。
また、この場合、エキサイタ223と透視パネル307の延長部307aとは、例えば両面テープ等の貼付手段を用いて互いに固着されているため、前記電気信号と振幅と位相に応じた前記振動体の上下振動が、透視パネル307の延長部307aに対し撓み振動として、直接伝達されるとともに透視パネル307の延長部307aを介して、透視パネル307へも伝達され、透視パネル307の延長部307a、透視パネル307を振動板として作用させる。
なお、透視パネル307の延長部307aと見返し部材306の壁部306bとの間には、所定の空間Sを設け、透視パネル307の延長部307aの振動による空気圧の上昇を抑え、音の特性、特に低音の特性を良好にすることができる。
また、図4(透視パネル延長部を上(矢印B方向)から見たもの)に示すように、透視パネル307の延長部307aは、肉薄の境界部307bによって2つの領域に区画されており、2つのエキサイタ223の上下振動により撓み振動する領域307cが、隣接する領域307cに伝わりにくくなっている。これにより前記利用者はこれらの効果音や音声を個々の透視部を通じて独立した音として聞き取ることができるため、音の分離特性の良好な車両用情報提供装置を提供することができる。
なお、エキサイタ223の延長部307bへの固定は、本実施例に限定されるものではなく、例えば、図5(透視パネル延長部を横(矢印C方向)から見たもの)に示すように、透視パネル307の延長部307aに、ネジ部500をインサート成形し、このネジ部500にエキサイタ223を取り付け固定するものでもよい。
バイザー308は、例えば黒色の合成樹脂からなり、略筒状に形成され、透視パネル307の外縁部のみを隠蔽するように透視パネル307の前方に配設されている。かかる略筒状のバイザー308は、前記利用者が透視パネル307を通じて視認可能な表示部D1及び各指針式表示部D2の領域を含む見返し部材306に対応した内部空間である筒状の空洞部308aを備えている。言い換えると、バイザー308は、その前記外縁部が表示部D1及び各指針式表示部D2を含む見返し部材306を取り巻くように透視パネル307前方(図3中透視パネル307の左側)に配設され、また、空洞部308aは透視パネル307の前記撓み振動により生じる音を放射音として前記利用者に伝達する音伝達部としての機能を有している。
以上の各部により、車両用情報提供装置100(第1の指針式表示部101)が構成され、かかる車両用情報提供装置100は、図2に示すように多重通信ライン230を介して走行制御装置231と操作手段232とに接続されている。
次に、車両用情報提供装置100の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から、走行制御(オートクルーズ、レーンキープ)に関する車両状態、アラーム情報、及びオートクルーズ、レーンキープの操作などに関する情報を入手し、この情報に基づいてオートクルーズ、レーンキープに関する車両状態報知、アラーム出力、及びオートクルーズ、レーンキープの操作などに関するガイダンス、アンサーバックを、聴覚情報提供手段220のエキサイタ223を介して効果音と音声(と表示部D1の画像)で行う。
ここで、前記アラーム情報を例に挙げて制御手段202の入力時の動作について説明する。制御手段202は、車両情報の入出力を行う車両情報端子210及び多重通信入出力端子211から車両に関する情報を入手し、この情報に基づいて警報の発生条件があるか否か判定する。ここで警報の発生条件を検出すると警報情報を聴覚情報提供手段220で効果音と音声とで報知するとともに、前記警報情報に関係する視覚情報を表す表示形態を表示部D1によって表示する。図6は、その具体例を示すものであり、制御手段202は、シートベルトが未着用(未装着)であることを示す検出信号が車両情報端子210または、多重通信入出力端子211を介して入力されると、効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」を出力するように聴覚情報提供手段220を制御する。従って、聴覚情報提供手段220のエキサイタ223における前記振動体の上下振動が透視パネル307の延長部307a、透視パネル307に伝わり、この振動により透視パネル307の延長部307a、透視パネル307からは前記効果音及び前記音声が空洞部308aに向けて発せられることで、前記利用者は、前記効果音及び前記音声を容易に認識することができる。なお、ここでは表示部D1を介して視覚情報も併用している。
そして、例えば第1の指針式表示部(回転計)101上に前記実施形態で採用したシートベルト非着用を報知する警告灯からなる第1報知部を配設するとともに、第2の指針式表示部(燃料計)102上に前記実施形態で採用した燃料給油を報知する警告灯からなる第2報知部を配設した場合、シートベルトが非着用であるときには、前記第1報知部の点灯と同時に透視パネル307の延長部307aの左側に固定されたエキサイタ223の駆動により第1の透視パネル307全体から例えば効果音「ポーン」の後、音声にて「シートベルトを着用してください」なる警報情報が出力される。また、燃料残量が所定量以下であるときには、前記第2報知部の点灯と同時に透視パネル307の延長部307aの右側に固定されたエキサイタ223の駆動により透視パネル307全体から例えば効果音「ポンポーン」の後、音声にて「燃料を給油してください」なる警報情報が出力される。
この際、透視パネル307の延長部307aは、肉薄部307bを介して連結される構成となっているため、2つのエキサイタ223の上下振動により撓み振動する領域307cが、隣接する互いの領域に伝わりにくくなっており、これにより前記利用者はこれらの効果音や音声を個々の透視パネル307の延長部307aを通じて独立した音として聞き取ることができるため、音の分離特性の良好な車両用情報提供装置を提供することができる。
次に、図10を用いて第3実施形態を説明する。前述した実施形態と異なる点は、エキサイタ223の配設構造である。透視パネル307は、延長部307bにエキサイタ223を配設(収納)するための専用の収納部309を備えている。エキサイタ223は、収納部309の壁部にエキサイタ223の振動子が接するように固定されており、前述した実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、収納部309の壁部と透視パネル307の前面の接合部を湾曲形状にすることで、音質が更に良好になる。
なお、領域307cは2つに限らず、3つ以上でも良い。また、3つ以上の領域307cに少なくとも2つにそれぞれエキサイタ223を設けることで立体的な音の特性を得ることができる。なお、境界部307bの形状は、本実施例に限定されるものではなく、エキサイタ223によって上下振動する領域307cの振動が、隣接する領域307cに伝わりにくくなるものであれば良く、図7で示すように、境界部307dは、領域307cに比べて肉厚としたものでもよい。また、図8で示すように、境界部307eは、その断面形状が屈曲させたものであっても良い。
以上のように本実施形態では、前記利用者に前記所定情報を報知する車両用情報提供装置100であって、前記利用者に前記所定情報を表示するための表示手段D1(D2)と、この表示手段D1(D2)の前方に配設され前記所定情報を前記利用者に透視可能とする透視パネル307と、聴覚情報に応じて振動する駆動手段であるエキサイタ223と、を備え、透視パネル307に第1,第2の表示手段D1,D2側に延在する延長部307aを形成し、エキサイタ223を延長部307aに配設してなるものである。従って、従来の車両用情報提供装置に比べて、車両用情報提供装置を正面から見た場合に、正面から見た投影面積が小さく、小型化することが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。また、前記利用者は、透視パネル307の延長部307aの前記撓み振動により生じる音を、あたかも透視パネル307全体から発せられる音(聴覚情報)のように感じ取ることができる。つまり、エキサイタ223における前記振動体の上下振動が透視パネル307の延長部307a、透視パネル307に伝達するので、前記利用者に聴覚情報(例えば警報情報)を与えることができる。
なお、聴覚情報は警報情報に限らず音楽などでもよい。音楽の場合は、車両用情報提供装置で、音楽の情報を記憶してもよいが、例えば、音楽情報を記憶した図示しない携帯型機器を聴覚情報提供手段のアンプ222に接続し、記憶した音楽情報をエキサイタ223から出力するものであってもよい。
また、本実施形態では、透視パネル307の前記外縁部を覆い隠すように透視パネル307の前方に配設されるバイザー308を備え、このバイザー308は表示手段D1(D2)に対応する空洞部308aを有することにより、エキサイタ223における前記振動体の上下振動によって透視パネル307から発せられる音が、空洞部308aに放射音として放射される構成となり、この際、透視パネル307とバイザー308とで形成される凹部空間が音の共鳴体として作用することから、前記放射音は、あたかも透視パネル307(バイザー308内部)から発せられる臨場感の演出された音(音量感の高められた音)のように前記利用者に対して情報伝達され、これにより音響特性の良好な車両用情報提供装置を提供することができる。
また、本実施形態では、エキサイタ223を透視パネル307の延長部307aの上面(表面:図3中矢印B方向に対向する面)に設け、透視パネル307を振動させる場合について説明したが、エキサイタ223は透視パネル307の延長部307aを振動させることが可能であれば、例えば前記振動体表面を透視パネル307の延長部307aの上面と反対の下面(延長部307aの第1,第2の表示手段D1,D2に臨む面、言い換えると見返し部材6の壁部306bに対向する面)に当接させる構成としてもよい。
また、透視パネル307の延長部307aは、透視パネル307の上部に限定されるものではなく、下部、側面部であってもよい。
なお、エキサイタ223と透視パネル307の延長部307aとは、少なくとも一部が接触(当接)していればよい。
なお、前記各実施形態では、エキサイタ223とアンプ222とを接続するための一対のコネクタからなる接続部材224(雌型コネクタ224a、雄型コネクタ224b)が回路基板301の背面側に搭載された場合について説明したが、例えば回路基板301の形状を、図3に記載された形状に対し板面方向(図2中矢印Bの前後方向)に沿ってさらに大きくさせたときには、一対のコネクタからなる接続部材224を回路基板301の表面側に搭載することができる。
また、前記実施形態では、透視パネル307の延長部307aと見返し部材306の壁部306bとの間には、所定の空間Sを設け、透視パネル307の延長部307aの振動による空気圧の上昇を抑え、音の特性、特に低音の特性を良好したものであったが、延長部307aと壁部306bとの間に所定の空間Sを設けることができない場合は、第2実施形態として図9に示すように、延長部307aで振動した音を、壁部306bを通して第1,第2の表示手段D1,D2側に逃がすために、壁部306bに貫通した孔306cを設けたものである。なお、この孔306cは、第1,第2の表示手段D1,D2側に向くように形成されている。このように構成することによって、孔306cが前記利用者に見えにくく見栄えが悪くなることを防止することができる。
本発明は、車両情報を提供する車両用計器のみならず、車両に搭載されるマルチディスプレイ装置等の透視パネルを備えた車両用情報提供装置にも適用可能である。
本発明の第1実施形態による車両用情報提供装置の概観図。 同実施形態による車両用情報提供装置のブロック図。 図1中のA−A線の断面図。 同実施形態による透視パネルの上面図。 図4中のD−Dの透視パネルの断面図。 同実施形態による警告情報の一例を示す図。 本発明の別の実施形態による透視パネルの要部断面図。 本発明のさらに別の実施形態による透視パネルの要部断面図。 本発明の第2実施形態による車両用情報提供装置の断面図。 本発明の第3実施形態による車両用情報提供装置の要部断面図。
符号の説明
100 車両用情報提供装置
202 制御手段
220 聴覚情報提供手段
221 音/音声合成手段
222 アンプ
223 エキサイタ(駆動手段)
224 接続部材
306 見返し部材
306a 開口部
306b 壁部(隠蔽部)
306c 孔
307 透視パネル
307a 延長部
307b,307d,307e 境界部
307c 領域
308 バイザー
308a 空洞部
309 収納部
D1,D2 表示手段
S 空間

Claims (9)

  1. 所定情報を報知する車両用情報提供装置であって、前記所定情報を表示するための表示手段と、この表示手段の前方に配設され前記所定情報を透視可能とする透視パネルと、聴覚情報に応じて振動する駆動手段と、を備え、前記透視パネルに前記表示手段側に延在する延長部を形成し、前記駆動手段を前記延長部に配設してなることを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 前記延長部が境界部によって2つ以上の複数の領域に区画されており、前記複数の領域のうち少なくとも2つの領域それぞれに前記駆動手段を配設してなることを特徴とする請求項1記載の車両用情報提供装置。
  3. 前記表示手段を露出させるとともに前記延長部を隠蔽する隠蔽部を有する見返し部材を備え、前記延長部と前記隠蔽部との間に空間を設けたことを特徴とする請求項1また請求項2に記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記表示手段を露出させるとともに前記延長部を隠蔽する隠蔽部を有する見返し部材を備え、前記隠蔽部に貫通した孔を設けたことを特徴とする請求項1また請求項2に記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記貫通した孔を前記表示手段側に向けてなることを特徴とする請求項4に記載の車両用情報提供装置。
  6. 前記駆動手段をエキサイタとしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用情報提供装置。
  7. 前記駆動手段を、前記延長部に設けたネジ部に取り付けてなることを特徴とする請求項1から請求項2記載の車両用情報提供装置。
  8. 前記透視パネルの前記延長部に前記駆動手段を配置するための収納部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用情報提供装置。
  9. 前記収納部と前記透視パネルの前面部との接合部分を湾曲形状としてなることを特徴とする請求項8に記載の車両用情報提供装置。
JP2007138605A 2006-11-10 2007-05-25 車両用情報提供装置 Pending JP2008137634A (ja)

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