JP3241170U - 車載用音響装置付きメーターパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動車を運転する運転者の運転の妨げにならないようにしながらも、運転者のすぐ近くで音響を発生することができる、構成が簡単な車載用音響装置付きメーターパネルを提供する。【解決手段】 本考案は、車載用音響装置付きメーターパネルであって、自動車を運転する運転者の前面に設けられた速度計や液晶表示等の表示部を覆う透視パネルと、エキサイターとを有し、透視パネルの裏面の、透視パネルの縁部から表示部の視界を妨げない範囲には、黒い枠状の黒枠部が形成されており、黒枠部の裏面にエキサイターが固定され、透視パネルから音響を発生させるよう構成したものである。エキサイターは黒枠部に覆い隠されるため、運転者の視界に入ることがなく、また、車載用音響装置付きメーターパネルの周りの構成も簡単となる。【選択図】図1

Description

本発明は車載用音響装置付きメーターパネルに関し、より詳細にはエキサイターを用いて音響を発するように構成した車載用音響装置付きメーターパネルに関する。
近年、自動車を運転しながら、スマートフォンを介してイヤホン等を用いずにハンドフリーで通話やナビやサーチを行ったり、音楽を聴いたりすることが行われている。このような場合、自動車を運転する運転者の聴きやすい近くの位置から音響が発生することが望ましい。そのため、運転席前面の速度計や液晶表示等の表示部を覆うメーターパネルから音響を発するようにしたものが望まれていた。
また、車載のオーディオ・システムのスピーカーは、例えば左のドアと右のドアとか、一般には、運転者からの距離が異なる左右の位置に設けられ、左右の音が発生している。このような場合についても、運転者の前方の等距離の左右の位置であって、運転者が聴きやすい近くの位置から、音響が発生することが望ましく、メーターパネルの左右の位置から音響を発するようにしたものが望まれていた。
また、メーターの表示と位置に関連付けて、左右のスピーカーから運転のアドバイスや警告等の音声等を発生させるためにも、メーターパネルの左右の位置から音響を発するようにしたものが望まれていた。
従来のこのようなメーターパネルとして、特許文献1にて開示された車両用警報装置がある。この車両用警報装置は、運転席前面に配置される車両用計器の一部を構成するフロントカバーの左右の面上にそれぞれ発振子を設置し、仮想音源から警報音が聞こえるよう構成したものである。このように構成することにより、運転手に対して効果的な警報音を発生することができる。
そして、発振子は、フロントカバーの裏面であって、インストルメントパネルによって隠れる部位に設置される。ここで、発振子を透明圧電素子(PLZT等)で形成し、発振子への電気配線を透明電極で形成すれば、発振子をインストルメントパネルによって隠れる部位に設置しなくてもよい。
また、従来のこのようなメーターパネルとして、特許文献2にて開示された車両用メーターがある。この車両用メーターは、表示手段を覆う透視パネルを駆動手段によって駆動して聴覚情報を提供するものである。そして、特許文献2の第1の実施形態では、3つの指針式表示部がそれぞれ透視パネルを有し、透視パネル以外の部分を見返し部材(被覆部材)で覆い、左右の指針式表示部の透視パネルをそれぞれ駆動手段により駆動させる構成が記載されている。また、第2の実施形態では、3つの指針式表示部上に単一の透視パネルを設置し、透視パネルを肉薄部により左右に区分分けして、それぞれを駆動手段により駆動させる構成が記載されている。
特開2005―306167号公報 特許第4826892号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、発振子をインストルメントパネルによって隠すように、インストルメントパネルでフロントカバーに付いた発振子の前部を覆うように構成することになり、車両用計器まわりが複雑になってしまうという不都合があった。また、発振子に透明圧電素子で構成し、電気配線を透明電極で形成したものについては、特殊なデバイスや電極を用いる必要があるという不都合があった。
また、特許文献2に記載の技術においては、特許文献2の第1の実施形態の図3のように、駆動手段を透視パネルの端部のすぐそばに寄せて取り付けるとともに、見返し部材(被覆部材)により駆動手段を覆うように構成することになり、構成が複雑になってしまうという不都合があった。また、第2の実施形態の図6や図7のように、運転者の視界に入る位置に駆動手段を取り付けると、あたかも駆動手段がメーターの中に浮かんでいるような状態となり、違和感が生じ、運転の妨げになってしまうという不都合があった。
本考案の目的は、運転の妨げにならないようにしながらも、構成が簡単な車載用音響装置付きメーターパネルを提供することにある。
本考案は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。
本考案は、車載用音響装置付きメーターパネルに関する。
そして、車載用音響装置付きメーターパネルは、自動車を運転する運転者の前面に設けられた速度計や液晶表示等の表示部を覆う透視パネルと、透視パネルを振動させて音響を発生させるエキサイターとを有し、透視パネルの裏面の、透視パネルの縁部から表示部の視界を妨げない範囲には、黒い枠状の黒枠部が透視パネルと一体に形成されており、透視パネルの黒枠部の裏面に、エキサイターが固定されていて、黒枠部によって、エキサイターが運転者の視界に入らないように構成されていることを特徴とする。
また、エキサイターは、透視パネルの左右に一つずつ固定されていることを特徴とする。
また、透視パネルは、透明な合成樹脂で構成されていることを特徴とする。
また、透視パネルの黒枠部には、エキサイターを取り付けるための一段凹んだ凹部を有していて、黒枠部は二色成型により透視パネルと一体に形成されていることを特徴とする。
また、透視パネルは、透明なガラスで構成されていることを特徴とする。
そして、黒枠部裏面の縁部を接着することにより、透視パネルが表示部の前部に固定されていることを特徴とする。
本考案によれば、上述の特徴を有することから、下記に示すことが可能となる。
車載用音響装置付きメーターパネルであって、車載用音響装置付きメーターパネルは、自動車を運転する運転者の前面に設けられた速度計や液晶表示等の表示部を覆う透視パネルと、透視パネルを振動させて音響を発生させるエキサイターとを有し、透視パネルの裏面の、透視パネルの縁部から表示部の視界を妨げない範囲には、黒い枠状の黒枠部が透視パネルと一体に形成されており、透視パネルの黒枠部の裏面に、エキサイターが固定されていて、黒枠部によって、エキサイターが運転者の視界に入らないように構成されているので、エキサイターは黒枠部に覆い隠されるため、運転者の視界に入ることがなく、また、メーターパネル周りの構成も簡単になる。
また、エキサイターは、透視パネルの左右に一つずつ固定されているので、運転者の前方の等距離の左右の位置であって、運転者が聴きやすい近くの位置から、音響が発生させることが可能となる。また、左右のメーター等に関連付けて運転のアドバイスや警告等の音声等を発生させることも可能となる。
また、透視パネルは、透明な合成樹脂で構成されているので、透明な合成樹脂で構成されている透視パネルのものに、適用することができる。
また、透視パネルの黒枠部には、エキサイターを取り付けるための一段凹んだ凹部を有していて、黒枠部は二色成型により透視パネルと一体に形成されているので、凹部により容易に位置出ししてエキサイターを取り付けて固定できるし、また、このような黒枠部の印刷に通常用いられるシルクスクリーン印刷では難しい段差を有する凹部を、二色成型により、精度よく、エキサイター等の振動に耐える丈夫さで形成することができる。
また、透視パネルは、透明なガラスで構成されているので、透明なガラスで構成されている透視パネルのものに、適用することができる。
そして、黒枠部裏面の縁部を接着することにより、透視パネルが表示部の前部に固定されているので、接着固定した部分を黒枠部で覆い隠すことが可能となる。
本考案の実施例1に係る音響装置付き車載用メーターパネルの構成を示す斜視図である。 本考案の実施例1に係る音響装置付き車載用メーターパネルの要部の構成を示す部分断面図である。 本考案の実施例1に係る音響装置付き車載用メーターパネルを駆動させるための回路構成の一例を示すブロック図である。 本考案の実施例2に係る音響装置付き車載用メーターパネルの構成を示す斜視図である。
車載用音響装置付きメーターパネルであって、メーターパネルは、自動車を運転する運転者の前面に設けられた速度計や液晶表示等の表示部を覆う透視パネルと、透視パネルを振動させて音響を発生させるエキサイターとを有し、透視パネルの裏面の、透視パネルの縁部から表示部の視界を妨げない範囲には、黒い枠状の黒枠部が透視パネルと一体に形成されており、透視パネルの黒枠部の裏面に、エキサイターが固定されていて、黒枠部によって、エキサイターが運転者の視界に入らないように構成されているものである。エキサイターは黒枠部に覆い隠されるため、運転者の視界に入ることがなく、違和感も生じず、運転の妨げにならならず、また、メーターパネル周りの構成も簡単となる。
以下、図1乃至図3を参照して、本考案の実施例1について、詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、自動車を運転する運転者側から見た状態で、車載用音響装置付きメーターパネルの前後方向、上下方向、左右方向を示し、車載用音響装置付きメーターパネルの手前側の方向を前(前面または表面)方向、その反対の方向を後(後面、背面または裏面)方向と呼ぶこととする。ここで、「運転者の前面」というふうに表現したときには、文字通り、運転者の前の位置を指すものとする。
但し、以下に示す前後、上下、左右の方向は、説明の便宜上示すものであり、本技術はこれらの方向に限定して適用されることはない。
図1は、車載用メーターユニット100を示しており、車載用メーターユニット100は音響装置付きメーターパネル1(車載用音響装置付きメーターパネル)とこれが取り付けられるメーターユニット本体200を有している。
図1に示すように、メーターユニット本体200は、速度計や液晶表示等複数の表示を備えた表示部210(表示部)と前面方向が開口された略箱型のメーターユニット外筐220を有している。メーターユニット外筐220の上面前部には、被係止部230が4か所設けられている。
図1に示すように、音響装置付きメーターパネル1は透視パネル2(透視パネル)と、その背面に一体に形成された黒枠部3(黒枠部)、そして、黒枠部3の背面に取り付けられたエキサイター4、4(エキサイター)を有している。透視パネル2はポリメタクリル酸メチル樹脂等の透明な樹脂(合成樹脂)からなり、背面方向が開口された略箱形に形成されている。透視パネル2の上面後部には、爪状の係止部21が4か所後方に突出して設けられ、被係止部230に係合するよう構成されている。
そして、メーターユニット外筐220の下面と透視パネル2の下面にも、図示されない同様の被係止部230と係止部21が設けられている。メーターユニット本体200と音響装置付きメーターパネル1は、上下の被係止部230と係止部21を係合させ係止させることにより、相互の開口が閉じられて一体となり、組み立つよう構成されている。
図1に示すように、黒枠部3は透視パネル2の前部の面の裏面側であって、透視パネル2の縁部から、車載用メーターユニット100の表示部210の視界を妨げない範囲を黒く覆う形で、透視パネル2と一体に形成されている。エキサイター4、4は、透視パネル2の左右に、黒枠部3の背面側の縁部からは少し離れた位置であって、黒枠部3の裏側の運転者からは見えない位置に固定されている。
なおここで、黒枠部3が設けられた表示部210の視界を妨げない範囲とは、表示部210には複数の表示を有するので、それぞれの表示の視界を妨げない、複数の表示の隙間の範囲を指しているものである。
次に、図2を用いて、エキサイター4が透視パネル2にどのように取り付けられているかを説明する。図2は、図1におけるA‐A断面を示す部分断面図である。
図2に示すように、透視パネル2の裏面には、一段凹んだ段差部を有する黒枠部3で覆われた取り付け凹部22(凹部)を有し、取り付け凹部22に位置決めされて、エキサイター4が取り付けられ、固定されている。
図2に示すように、エキサイター4は、ヨーク41及び永久磁石42からなる磁気回路を有し、ヨーク41と永久磁石42の間の隙間の磁気ギャップの間にボイスコイル43の一端部が往動可能に位置している構成を有している。ボイスコイル43は、ヨーク41に固定されたゴム板状のダンパー44を介してヨーク41と結合している。ボイスコイル43の他端部には固定部45が結合し、固定部45が取り付け凹部22に固定されることにより、エキサイター4は透視パネル2の裏面に保持されるように構成されている。
図2に示すように、ボイスコイル43からは端子線46が出ていて、連結ケーブル5と結線されている。連結ケーブル5から駆動信号が端子線46を介してボイスコイル43に入力されると、ボイスコイル43は磁気ギャップの間を前後に往動して振動する。ボイスコイル43の振動は固定部45を介して、透視パネル2に伝達され、透視パネル2が加振されて振動し、音響が発生する。
ところで、黒枠部3を透視パネル2裏面の広い範囲を均一に形成するためには、通常はシルクスクリーン印刷が用いられる。しかしながら、黒枠部3は透視パネル2の内縁近傍まであり、シルクスクリーン印刷のスクリーンを張る枠を入れるのが難しい。また、取り付け凹部22にある段差にもシルクスクリーン印刷では対応して印刷するのが難しい。
そこで、本実施例では、黒枠部3を二色成型により透視パネル2と一体に形成するようにした。すなわち、二色成型においては、黒色の樹脂で黒枠部3を成型後、金型を動かし、透視パネル2に相当する隙間を作り、この隙間に透明な樹脂を流し込んで成型がされる。このように、二色成型で黒枠部3を形成することにより、黒枠部3の密着強度が強化される。そして、エキサイター4を取り付けたとき、車の振動や衝撃、エキサイター4自身の発する振動によって黒枠部3が剥離したりせず、強固にエキサイター4を取り付け凹部22に取り付けて固定することが可能となった。
なおここで、黒枠部3について、内縁近傍に対応して通常枠ではなく特殊な枠を用いてシルクスクリーン印刷してもよいし、取り付け凹部22にある段差については、例えば、別途パッド等を用いた印刷して、色入れを行うようにしてもよい。または、マスキング塗装等により、黒枠部3を形成してもよい。ただしこのような場合、エキサイター4を取り付けたとき、前述した振動や衝撃等により印刷部等が剥離しないように十分な剥離強度を持たせる必要がある。
またなお、図2において、黒枠部3上縁部は透視パネル2上面の内面との間にわずかな隙間を有しているが、この隙間をなくすように、透視パネル2上面の内面の立ち上がりの位置まで、黒枠部3を形成してもよい。また、黒枠部3を、透視パネル2上面の内面を覆うように、延長して形成してもよい。これは、透視パネル2の上縁部だけでなく、透視パネル2の左右や下の縁部についても、同様である。
またなお、取り付け凹部22の大きさをエキサイター4の固定部45がちょうど入る大きさにしたが、これに限定されない。例えば、取り付け凹部22をもっと大きく広く、そして深くして、その部分の板厚を薄くするように構成してもよい。このように構成することにより、エキサイター4の振動を透視パネル2に伝えやすくなり、より大きな音で鳴らすことが可能となる。
またなお、図2において、透視パネル2の裏面に凹部を設け、その上に黒枠部3を被せて取り付け凹部22を形成しているが、これに限定されない。例えば、透視パネル2の裏面には凹部を設けず平らなままにして、二色成型で形成した黒枠部3の裏面の方にだけ凹部を設け、これを取り付け凹部22とするようにしてもよい。このように構成することにより、運転者から見たときに、透視パネル2は裏面に凹みのないものとなり、取り付け凹部22を目立たなくする効果を有する。
次に、音響装置付きメーターパネル1を用いて、スマートフォン等の携帯端末Sを介して通話をしたり音楽を聴いたりする機能を、単独で働かせるためのメーターパネル駆動回路6の一例について、図3に示す回路ブロック図を用いて説明する。
図3に示すように、音響装置付きメーターパネル1はメーターパネル駆動回路6により駆動され、別途設けられた音声マイク7等とともに、運転者の通話等を可能にしている。
メーターパネル駆動回路6は、コントロール部61、エキサイター駆動部62、62、外音量マイク63、音声マイク信号処理部64、外音量マイク信号処理部65、通信部66、外部信号入出力端子67及びインターフェイス68を有している。
図3に示すように、エキサイター4、4は連結ケーブル5、5を介して、コントロール部61に接続されたエキサイター駆動部62、62により駆動される。音声マイク7と外音量マイク63はそれぞれ音声マイク信号処理部64と外音量マイク信号処理部65を介してコントロール部91に接続される。コントロール部61は通信部66と接続され、通信部66を介して携帯端末Sと通信を行うよう構成されている。
また、外部信号入出力端子67は、インターフェイス68を介してコントロール部61と接続されている。そして、外部信号入出力端子67によりコントロール部61は車載されている他の回路等の装置と通信を行い、音楽等を発生させたり、運転のアドバイスや警告等、または、通話中は車内の音楽の音量を下げたりすることが可能なように構成されている。
図3において、外音量マイク63は、自動音量調節機能のためのものである。すなわち、最初に携帯端末Sを用いて、エキサイター4による音量を合わせれば、後は車内に伝わる外音や会話音等の車内音の音量に合わせて、車内音が大きくなれば音量も大きくなり、静かになれば音量が自動で下がるよう構成されている。また、音声マイク7は通話のとき等において、運転者の音声を捉えるためのものである。
以上、音響装置付きメーターパネル1を単独で機能させるための回路について説明したが、このような別途の回路ではなく、車載されている他の回路等の装置に、これらの機能をさせるものを一緒に組み込んでおいても良いことは、勿論である。
以上説明してきたように、本実施形態では、エキサイター4、4及び、メーターパネル駆動回路6と接続される連結ケーブル5、5を、黒枠部3の裏側の運転者からは見えない位置に固定したため、運転者の視界に入ることがなく、運転の妨げにならないようにすることが可能となった。また、特許文献1等の構成のように別の部材でエキサイター4、4の部分を覆い隠す必要もなくなり、メーターパネル周りの構成を簡単にすることができた。
また、特許文献2の第1の実施形態の構成のように駆動手段を透視パネルの端部に寄せて取り付ける必要もなくなり、また、エキサイター4、4を透視パネル2の縁部から離間させて取り付けることができる。すなわち、エキサイター4を透視パネル2の端部に寄せて取り付けた場合、エキサイター4で駆動させたとき振動させにくくなる。そうすると、警告音ならばそれでよいが、通話や音楽を聴いたりするための聴きやすい音質とするのが難しいという不都合が生じる。本実施例では、エキサイター4、4を透視パネル2の縁部から離間させて取り付けることができるので、聴きやすい音響を発生させることが可能となった。
また、エキサイター4、4が透視パネル2の左右に固定されているので、運転者の前方の等距離の左右の位置であって、運転者が聴きやすい近くの位置から、音響を発生させることが可能となった。また、左右のメーター等に関連付けて、「ガソリンが不足しています。」等、左右のスピーカーから運転のアドバイスや警告等の音声等を発生させことも可能となる。
図4を参照して、本発明の実施例2について説明する。
図4は、本実施例の音響装置付きメーターパネル1を示しており、この音響装置付きメーターパネル1は、実施例1の透明な樹脂ではなく、透明なガラス(ガラス)から構成されている。
以下、実施例1と同じ部分は同一符号を付し、説明を省略し、異なっている部分のみを説明する。
図4に示すように、音響装置付きメーターパネル1は平らで所定厚の透明なガラス板からなる透視パネル2と、その背面に一体に形成された黒枠部3、そして、黒枠部3の背面に取り付けられたエキサイター4、4を有している。
図4に示すように、黒枠部3は透視パネル2の前面の裏面側であって、透視パネル2の縁部であって外形の端部から、図示されない表示部210の視界を妨げない範囲を黒く覆う形で、透視パネル2と一体に形成されている。エキサイター4、4は、透視パネル2の左右に、黒枠部3の背面側であって、縁部からは少し離れた位置であって、黒枠部3の裏側の運転者からは見えない位置に固定されている。
ここで、黒枠部3はガラスでできた透視パネル2に貼り付けられているわけではなく、ガラスの製造の工程の中で、黒いセラミック等を焼き付けるようにプリントさせている。そのため、黒枠部3の剥離強度は非常に強固であり、エキサイター4を取り付けたとき、車の振動やエキサイター4自身の発する振動によって黒枠部3が剥離したりせず、強固にエキサイター4を固定することが可能となった。
なお、黒枠部3について、通常の印刷をしてもよいし、シール等を貼りつけるようにしてもよい。ただしその場合、エキサイター4を取り付けたとき、前述した振動や衝撃等により印刷部等が剥離しないように十分な剥離強度を持たせる必要がある。
またここで、透視パネル2は、図示されないメーターユニット本体200の表示部210の前部に、黒枠部3裏面の縁部を接着することにより、固定されるよう構成されている。すなわち、図1において、本実施例では、透視パネル2の外形と合わせた外形を持つメーターユニット外筐220の前端面と、黒枠部3裏面の縁部を接着させて、開口を塞ぐようにして、組み立つよう構成されている。
ここで、接着剤等を用いて透視パネル2裏面の縁部を固定した接着部が、黒枠部3に隠れて見えないようになっているという効果も、黒枠部3は有していることになる。
なお、ここでは、透視パネル2をメーターユニット本体200に直接固定したが、直接固定する必要はなく、結果的に表示部210の前部になるように、表示部より手前の他の部材に間接的に、接着して固定するようにしてもよいことは、勿論である。
またここで、本実施例の透視パネル2を平らで所定厚の透明なガラス板としたが、平らなものではなく、曲面状のガラス板でもよいことは、勿論である。また、所定厚のものではなく、例えば一部厚さが異なっているようなガラス板でもよいことは、勿論である。
以上説明してきたように、本実施形態においても、エキサイター4、4及びメーターパネル駆動回路6と接続される連結ケーブル5、5を黒枠部3の裏側の運転者からは見えない位置に固定したため、運転者の視界に入ることがなく、運転の妨げにならないようにすることが可能となった。また、特許文献1等の構成のように、別の部材でエキサイター4、4の部分を覆い隠す必要もなくなり、メーターパネル周りの構成を簡単にすることができた。
また、特許文献2の第1の実施形態の構成のように駆動手段を透視パネルの端部に寄せて取り付ける必要もなくなり、エキサイター4、4を透視パネル2の縁部から離間させて取り付けることができるので、聴きやすい音響を発生させることが可能となった。
また、エキサイター4、4が透視パネル2の左右に固定されているので、運転者を中心とした左右の位置であって、運転者が聴きやすい近くの位置から、音響を発生させることが可能となった。また、左右のメーター等に関連付けて、「ガソリンが不足しています。」等、左右のスピーカーから運転のアドバイスや警告等の音声等を発生させことも可能となる。
以上説明した2つの実施例では、黒い枠状の黒枠部3については、文字通りの黒色の枠状のものとして説明したが、ここで、黒枠部3とは、黒枠に代表される運転者の視界を遮る枠状のものを指す言葉とする。すなわち、色が黒ではなく、紺色や紫色等の他の色のものにしてもよいし、例えば、スモーク状等、不透明な枠状の部分を透視パネルと一体に形成されたものも黒い枠状の黒枠部3に含まれるものとする。
また、本考案は車載用音響装置付きメーターパネルに関するものであるが、ここでいう車載用とは、自動車等への搭載用だけでなく、速度計等のメーターを有する車両全般を指すものとする。例えば、速度計等のメーターを有するバッテリー等の電気で動く電動キックボード等も含まれているものとする。
S 携帯端末
1 音響装置付きメーターパネル
2 透視パネル
21 係止部
22 取り付け凹部
3 黒枠部
4 エキサイター
41 ヨーク
42 永久磁石
43 ボイスコイル
44 ダンパー
45 固定部
46 端子線
5 連結ケーブル
6 メーターパネル駆動回路
61 コントロール部
62 エキサイター駆動部
63 外音量マイク
64 音声マイク信号処理部
65 外音量マイク信号処理部
66 通信部
67 外部信号入出力端子
68 インターフェイス
7 音声マイク
100 車載用メーターユニット
200 メーターユニット本体
210 表示部
220 メーターユニット外筐
230 被係止部

Claims (6)

  1. 車載用音響装置付きメーターパネルであって、
    前記車載用音響装置付きメーターパネルは、自動車を運転する運転者の前面に設けられた速度計や液晶表示等の表示部を覆う透視パネルと、前記透視パネルを振動させて音響を発生させるエキサイターとを有し、
    前記透視パネルの裏面の、前記透視パネルの縁部から前記表示部の視界を妨げない範囲には、黒い枠状の黒枠部が前記透視パネルと一体に形成されており、
    前記透視パネルの前記黒枠部の裏面に、前記エキサイターが固定されていて、
    前記黒枠部によって、前記エキサイターが前記運転者の視界に入らないように構成されている
    ことを特徴とする車載用音響装置付きメーターパネル。
  2. 前記エキサイターは、前記透視パネルの左右に一つずつ固定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車載用音響装置付きメーターパネル。
  3. 前記透視パネルは、透明な合成樹脂で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車載用音響装置付きメーターパネル。
  4. 前記透視パネルの前記黒枠部には、前記エキサイターを取り付けるための一段凹んだ凹部を有していて、
    前記黒枠部は二色成型により前記透視パネルと一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の車載用音響装置付きメーターパネル。
  5. 前記透視パネルは、透明なガラスで構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車載用音響装置付きメーターパネル。
  6. 前記黒枠部裏面の縁部を接着することにより、前記透視パネルが前記表示部の前部に固定されている
    ことを特徴とする請求項5記載の車載用音響装置付きメーターパネル。
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