JP2008178499A - カードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置 - Google Patents

カードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置を提供する。
【解決手段】ゲームカード(C1,C2)に表示した画像データから得られる情報と、ゲームカードのカードテーブル(1)上での配置方向に関する情報とを、ゲーム情報としてゲームに反映させるよう構成され、[a]カードテーブル上に置かれたゲームカードを撮影するカメラ(3)と;[b]カメラで撮影されたゲームカードの映像中の画像データ(M)からゲーム情報を読み出し、出力する画像データ解読回路(21a)と;[c]カメラで撮影されたゲームカードの映像に基づき、当該ゲームカードのカードテーブル上における配置方向を求め、これをゲーム情報として出力するカード配置方向算出回路(21b)と;[d]上記画像データ解読回路及びカード配置方向算出回路から出力されるゲーム情報をゲーム内容に反映させるゲーム演算制御装置(21c)と;を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、カードに記録された情報を読み取り、これをゲーム内容に反映するように構成したカードゲーム装置において、カードの記録情報を読み取らせる際、装置のカードテーブル上にカードを配置した方向(角度)を同時に認識し、カードの記録情報と共に、この配置角度情報をリアルタイムにゲーム内容へと反映することを特徴とするカードゲーム装置に関するものである。
ゲーム機において、プレイヤーが所持するカードに記録されたデータをゲームに反映させるようにしたものは、従来から知られている。
即ち、例えば下記の特許文献1には、ICカードをゲーム機にセットすると、当該ゲームカードの記録データに基づき、そのICカードの表面に記載されているキャラクターと同じキャラクターがゲーム機のディスプレイ装置上に登場するように構成されたゲーム機が開示されている。
また、プレイヤーが個別に所持するカードに、そのプレイヤーのゲーム成績その他のゲーム履歴を記録し、その記録データを、後日ゲームを行う際に利用するように構成したゲーム機も、例えば下記の特許文献2において開示されている。
従来のカードゲーム機では、各カードにはそれぞれ1つのキャラクタ、又はアイテム、又は技(わざ)などのゲーム情報が対応しており、プレイヤは複数のカードを用いてゲームを行っている。各カードのゲーム情報は1種類に限られている。
一般的に、ゲームセンター等に設置されるカード記録情報を読み取り、これをゲーム内容に反映することを特徴とするゲーム装置では、主にカードのバーコードや二次元コードをバーコードリーダやCCDカメラなどで読み取り、読み取ったバーコードや二次元コードの情報を、実行中のゲームに反映させることを特徴としている。
他方、下記特許文献3には、カードの所定箇所に金属箔電極を取り付け、カード配置部の4隅の角部及び4辺には、電源にそれぞれ切換え可能なように接続されるカード検出用の電極を取り付け、置かれたカードの金属箔電極とカード検出用電極との間の静電容量を検出することによって、カードの配置方向及び表裏を検知するようにしたカード状態検出装置が開示されている。
また、下記特許文献4には、複数のカードのそれぞれの向きに従ってゲーム要素を決定するようにした情報処理システム等が開示されている。
また更に、下記特許文献5には、RFIDカードの位置や方位角の認識装置及び方法が開示されている。
しかしながら、従来のこれらのゲーム機等では、ゲームカードに記録されたゲーム履歴等のデータを利用して、ゲームの難易度を自動的に設定したり、前回の得点を引き継いでゲームを継続したりすることができるだけであったり、或いは、カードテーブル上に置かれたゲームカードの位置や向きのみをゲームに反映させるだけで、ゲームカードの記録情報とゲームカードの置かれた方向とを同時にゲーム内容に反映させることは行われていなかった。
そのため、ゲーム内容に充分な広がりを持たせることが困難であるという問題があった。
特開2003−251075号公報 特開2004−267330号公報 特開2003−233779号公報 特開2005−230139号公報 特願2006−317193号
本発明は、上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、カードテーブル上に置かれたゲームカードに記録されたデータのみならず、当該ゲームカードのカードテーブル上への配置角度若しくは方向に関する情報も同時にゲーム内容に反映させることにより、同じカードでも置き方によってゲーム内容を変化させることができ、これまでにない新しいゲーム性を加えることが可能なカードゲーム装置を提供することにある。
上記の目的は、
少なくとも1つの画像データを表示したゲームカードの当該画像データから得られる情報と、上記ゲームカードのカードテーブル上における配置方向に関する情報とを、ゲーム情報としてゲームに反映させるよう構成されたカードゲーム装置であって、下記[a]項ないし[d]項記載の構成要素、即ち、
[a]カードテーブル上に置かれたゲームカードを撮影するカメラと、
[b]上記カメラで撮影されたゲームカードの映像中の画像データからゲーム情報を読み出し、出力する画像データ解読回路と、
[c]上記カメラで撮影されたゲームカードの映像に基づき、当該ゲームカードのカードテーブル上における配置方向を求め、これをゲーム情報として出力するカード配置方向算出回路と、
[d]上記画像データ解読回路及びカード配置方向算出回路から出力されるゲーム情報をゲーム内容に反映させるゲーム演算制御装置と、
を備えたことを特徴とするカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置によって達成できる。
その場合において、ゲームカードに表示される上記画像データを表示する方法としては、QRコード、バーコード又は文字データのうちの少なくとも1種が好適に選ばれる。
また、上記カメラの設置位置は、カードテーブルの上方又は下方のいずれか一方とすることが好適である。
更にまた、本発明の前記目的は、
少なくとも2つのRFID(Radio Frequency Identification)チップを取り付けたゲームカードの当該RFIDチップの記録情報と、上記ゲームカードのカードテーブル上における配置方向に関する情報とを、ゲーム情報としてゲームに反映させるよう構成されたカードゲーム装置であって、下記[e]項ないし[h]項記載の構成要素、即ち、
[e]カードテーブル上に置かれたゲームカードの各RFIDチップが発信する情報を受信するため、カードテーブルの下面に取り付けられた複数のRFIDリーダーと、
[f]上記RFIDリーダーで受信した各RFIDチップからの情報を解読し、得られた情報を出力するRFIDデータ解読回路と、
[g]上記RFIDリーダーで受信した各RFIDチップからの信号強度に基づき算出された各RFIDチップのカードテーブル上における位置データに基づいてゲームカードの配置方向を求め、これをゲーム情報として出力するカード配置方向算出回路と、
[h]上記RFIDデータ解読回路及びカード配置方向算出回路から出力されるゲーム情報をゲーム内容に反映させるゲーム演算制御装置と、
を備えたことを特徴とするカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置によって達成できる。
なおここで、「・・・カード配置方向算出回路から出力されるゲーム情報をゲーム内容に反映させる」とは、特に限定はされないが、カードの配置方向によって、当該カードに対応するキャラクターを変更したり、そのキャラクターの体力や、所持する武器等のアイテムを変えたりすること、或いはまた、戦闘時の勝敗の確率や得られる得点を変更したり、ボーナスゲームを行える権利を与えたりすることを挙げることができる。
具体的には、本発明に係るカードゲーム装置は、例えば、以下のように構成される。
本発明に係るカードゲーム装置本体の筐体には、ゲームカードに印刷された2次元コードの一種であるQRコードを読み取るためのCCDカメラと、当該CCDカメラが撮影した映像中の中からQRコードを識別して切り出し、当該QRコードを解読する回路と、このQRコードを映像から切り出す際に、正しい向きでのコード映像に変換するため回転させた角度をデータとして取り出すカード配置方向算出回路と、上記画像データ解読回路及びカード配置方向算出回路から出力されるゲーム情報をゲーム内容にリアルタイムに反映させつつゲームプログラムを実行するゲーム演算制御装置とが設けられる。
上記CCDカメラは、カードテーブル上に置かれたカードを上方向から撮影できるように、筐体の上部に下方を向けて配置される。
また、筐体は、プレイヤーがゲームを実行するための操作ボタンを例えば4個有する。
更にまた、筐体は、上記以外にも一般的な業務用TVゲーム筐体が有するディスプレイ装置やスピーカー、電源装置、課金周辺装置、その他の公知の装置を有する。
本発明に係るカードゲーム装置で行なうゲームとして好適なものの一例としては、例えば、ロボット同士の戦闘をテーマにしたものが挙げられる。
当該ゲームにおいては、例えば、悪のロボット(コンピュータ)vs正義のロボット(プレイヤー)という図式のラウンドクリア型ゲームが採用される。
当該ゲームにおいて、プレイヤーはまずゲーム料金を筐体へ支払い(硬貨投入など)、ゲームを開姶する。
ゲーム開始直後、自分が使用したいロボットを選択するため、ロボットのベース機体の情報を記録したカードをゲーム装置のカードテーブル上へ配置し、カード読取りボタンを押す。これによって、ゲーム装置のCCDカメラがカードを撮影し、演算装置は、CCDカメラが撮影した画像を分析し、QRコードを発見した場合には、QRコード部分の映像を切り出し、切り出したQRコードの情報を解析すると共に、切り出したQRコードの映像を正式な向きに方向修正するために回転させた角度情報を取得する。演算装置は、この2つの情報と、ロボットのベース機体を特定するデータとしてゲーム機側に予め記録してある情報とを付き合わせることで、適合したベース機体を選択し、これを表示する。
次に、ロボットにオプションユニット(武器など)を装備したい場合には、オプションユニットの情報を記録したカードをゲーム装置のカードテーブル上へ配置し、カード読取りボタンを押す。これによって、ゲーム装置のCCDがカードを撮影し、演算装置は、CCDが撮影した画像を分析し、上記と同様の処理を行なうことで前記2つの情報を取得し、ゲームプログラムに予め用意されたオプションユニットの情報とを付き合わせて、適合したオプションユニットを選択し、これをベース機体へ装備させる。
オプションユニットを装備したロボットは、基本的にはAIによって自動的に動き戦うことができるが、プレイヤは攻撃と防御のボタンを押すことで指示を与え操作を行なうことが可能なように構成する。
この場合、画面には押された攻撃及び防御のボタンの履歴が表示され、このボタンの指示を、一定時間毎にロボットが認識することで指示を理解するので、ボタンを速く押したからといって即座に反応することはなく、この指示を一つづつ認識する速度はロボットやオプションユニットによっても変化するように構成することが望ましい。更に、指示マーカーストックエリアに並んでいる指示マーカーが、機体ごと、ユニット毎に定められた一定の組合せで並んだ場合、その指示マーカーが一斉に消費され、特殊コマンドとして機能し、ロボットはそれに応じた特殊な行動や攻撃を行なうよう構成する。
ゲーム中、プレイヤはカードテーブルにアクションカードを配置し、アクションボタンを押してカードのQRコードをCCDカメラで撮影することで、ゲーム装置はリアルタイムにCCDからの映像情報を分析し、そのQRコード情報と向きをリアルタイムに読み取り、QRコードから得られるアクションの種類と、その角度により、対応するアクションをロボットに実行させる。
自分のロボットが破壊される前に、敵のロボットを破壊すればラウンドクリアとなる。自分のロボットが先に破壊されればゲームオーバーとなる。アクションカードの取り忘れ、置き忘れを防止するため、CCDカメラの映像を分析し、カードテーブルからカードがなくなるまで警告をアナウンスするようにする。
なお、上記の例では、ゲーム装置への情報入力手段としてQRコードを使用しているが、これに限定されるわけではなく、例えばバーコードや文字情報など、CCDカメラで映像情報として撮影可能な情報であれば特に制限されない。
また、RFIDチップを同じゲームカードに2つ内蔵させ、この2つにはカード上でどちらが上でどちらが下かを記録しておくことで、このカードの上下を判断することによって、ゲームカードの配置角度を識別することを可能とする方法も考えられる。その場合においても、本発明においては、ゲームカードの当該配置角度情報を、ゲームカードに記載の画像データからの情報と共に、リアルタイムでゲーム内容に反映させるように構成するものである。
更にまた、上記例では、ゲーム情報を有するオブジェクトをゲームカードとしているが、これに限定されるわけではなく、必要な情報が記録できれば良いのであって、例えば箱や人形といったものなど、その形状には制限されない。
従って、本発明においてゲームカードというときは、ゲーム操作に用いる箱や人形等のオブジェクトをすべて包含するものである。
上記の如き構成であると、カードテーブル上に置かれたゲームカードに記録されたゲーム情報と共に、ゲームカードの配置角度に関するデータもゲーム情報として採用して、それら双方をゲーム内容に反映させるため、ゲーム内容に広がりを持たせることが可能となり、これにより、従来にない様々なゲームのコンテンツ等の開発が可能となり、ゲームの興趣が大幅に向上するものである。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係るカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置の一実施例の外観斜視図、
図2は、本発明に係るカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置の回路構成の一実施例を示すブロック図、
図3は、本発明に係るカードゲーム装置のカードテーブル上に様々な角度で置かれたゲームカードの状態を示す説明図、
図4は、図3に示したゲームカードの配置角度を検知する方法の説明図、
図5は、ゲームカードの記録情報とゲームカードの配置角度による情報とに基づいて選択されるゲームキャラクタやオプションユニットの例を示す説明図、
図6は、ゲームカードに記録されたゲーム情報及びゲームカードの配置角度を検知するもう一つの方法を示す説明図、
図7は、本発明に係るカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置においてRFIDカードを用いる場合の回路構成の一実施例を示すブロック図、
図8は、図7に示したカードゲーム装置のカードテーブルの下面に配置される複数のRFIDリーダーの配置の一例を示す説明図、
図9は、図7に示したカードゲーム装置によりRFIDチップの位置を認識する原理を示す説明図、
図10は、図7に示したカードゲーム装置によりRFIDカードの配置角度を認識する原理を示す説明図である。
まず、図1〜図5に示す実施例について説明する。
図1〜図5中、1はカードテーブル、11はゲーム操作部、11a〜11dは操作ボタン、11eはジョイスティック、12はディスプレイ装置、13はスピーカー、2は中央制御装置、21は演算装置(CPU)、21aは画像データ解読回路、21bはカード配置方向算出回路、21cはゲーム演算制御装置、22はクロック回路、23はハードディスク、24はROM、25はRAM、26は画像処理装置、27はサウンド回路、28はデータバス、29はI/Oポート、C1,C2はゲームカード、Mはゲームカードに表示された画像データである。
図1に示すように、本発明に係るカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置の筐体には、ゲームカードC1,C2を載せてゲームを行うカードテーブル1や、ゲーム操作部11、液晶パネル等から成るディスプレイ装置12、スピーカー13、等々が設けられる。
カードテーブル1上に置かれるゲームカードC1,C2等には、それぞれ少なくとも1つの画像データMが表示されており、これを利用して、ゲームカードC1,C2等のカードテーブル上における配置方向が判別され、配置角度に関する情報が、画像データMから得られる情報と共に、ゲーム展開のための情報として利用されるようになっている。
ゲーム操作部11は、プレイヤーがゲームを行なうために操作する操作ボタン11a〜11dやジョイスティック11e等々の入力装置から構成されている。図示した実施例においては、1台のカードゲーム機で2人のプレイヤーが対戦プレイ可能なように、ゲーム操作部11が2組設けられている。
ディスプレイ装置12は、ゲームの進行を示す画像や、ゲーム操作方法、ゲーム結果等々の各種情報を表示するためのものである。
スピーカー13は、各種効果音やプレイヤーへの音声指示を行なうものである。
中央制御装置2は、ゲーム機の筐体内部のプレイヤーから見えない箇所に備えられ、CPU等から成る演算装置21、クロック回路22、ハードディスク23、ROM24、RAM25、画像処理装置26、サウンド回路27、データバス28、I/Oポート29、等々から構成されている。
この中央制御装置2は、ゲーム機全体の作動を統括制御する機能を有し、本発明のゲームカードの配置方向を認識するために必要な演算処理も、この中央制御装置2によって行われるようになっている。
中央制御装置2中の演算装置21はCPU等から成り、ハードディスク23にインストールされたゲームソフト(プログラム)に従い、プレイヤーの入力操作に応じたゲーム展開を行うための演算処理を実行するものである。本発明におけるゲームカードの配置方向の認識のための演算処理も、この演算装置21によって実行される。
後述する画像データ解読回路21a、カード配置方向算出回路21b、ゲーム演算制御装置21cも、ハードディスク23から読み出されたプログラムが、演算装置21のハードウェア資源(CPU等)と協働することによって構築されるものであるので、図2では、これらの回路を演算装置21内に破線のブロックとして表示した。
クロック回路22は、ゲーム機中の各種デジタル演算処理のためのベースとなるクロックパルスを発振する回路であり、ゲーム開始からゲームオーバーまでの時間管理や、ゲーム進行上必要なその他の時間管理等を行うためにも重要な役割を果たすものである。
ハードディスク23には、ゲームの進行を直接制御するゲームソフト(プログラム)のほか、ゲーム機全体の作動を統括制御する各種プログラム、及び、本発明におけるカードの配置方向の判別のためのプログラムがインストールされている。また、ゲームで使用される各種キャラクター画像や背景画像等の画像データや、効果音等の音声データも記録されている。
ROM24には、ゲーム機の管理データ、ゲーム機内の各機器の初期設定データ、等々が記録されている。
RAM25は、演算装置21の動作に必要なデータの授受を演算装置21との間で行なう。
画像処理装置26は、ハードディスク23に記録された画像データをもとに演算装置21により指定されたゲーム画面の映像を編成する。
サウンド回路27は、効果音やプレイヤーへの音声指示信号をアナログ変換し増幅して、スピーカー13に供給する。
データバス28は、上記各種回路間のデータ伝送線路である。
I/Oポート29は、ゲーム操作部11やカメラ3等の外部回路と中央制御装置2とを接続するインターフェイスである。
以下、本発明の構成について、具体的に説明する。
図1〜図4に示す本発明の一実施例に係るカードゲーム機で用いられるゲームカードC1 、C2 等には、それぞれ少なくとも1個の画像データMがプリントされている。
具体的には、例えば図3に示すゲームカードC1には、その中央にゲーム内容を示すロボットの図柄がプリントされ、その右下隅に1個の画像データ(本実施例の場合、QRコード)Mがプリントされている。
ゲーム機の筐体に設けたカードテーブル1の上方には、図1に示す如く、カードテーブル上に置かれたゲームカードC1、C2を撮影するためのカメラ3が下方を向けて取り付けられている。
或いはまた、カードテーブル1を透明なガラス板等で構成し、画像データMが下を向くようにカードC1等を伏せて置き、カードテーブル1より下方に上方を向くよう取り付けたカメラによってカードを撮影するようにしてもよい。
カメラ3で撮影された映像データは、I/Oポート29を通じて中央制御装置2にもたらされ、演算装置21の画像データ解読回路21aにおいて画像データ(QRコード)Mのパターンデータを解析し、カードの傾きによるQRコードの傾きを是正するようQRコードの画像を正位置に回転(画像処理)した上で、その記録データを解読すると共に、カード配置方向算出回路21bにおいて、上記QRコードの正位置への回転角度から逆算して、カードの配置角度が予め定めたどの角度範囲内にあるかを判別する。
ゲーム演算制御装置21cは、上記画像データ解読回路21aによって解読されたQRコードの記録内容に基づくゲーム情報と、上記カード配置方向算出回路21bから出力されるカードの配置角度に関するデータに基づくゲーム情報をゲーム内容に反映させつつ、ハードディスク23に記録されたゲームプログラムを実行し、ゲームを進行させる。
カードテーブル1上に置かれたゲームカードC1の傾きは、図3に示す如く、例えば、カードテーブル1の互いに平行な上辺1a及び下辺1bと直交するカードテーブルの縦軸Tyに対して、カードC1の縦中心軸Pyが右回り(時計方向)になす角度として設定する。
これによれば、図3中の(a)に示すカードC1の配置角度は0度、(b)に示すカードC1の配置角度は90度、(c)に示すカードC1の配置角度は315度である。
この角度は、前記カメラ3で撮影した画像データMを、当該データ解読のため正規の向きに戻すための画像の回転処理の際の回転角度と逆の角度として検出することができる。
即ち、図4の(o)に示す如く、QRコードMの正規位置における左辺の向きを基準としたとき、図4の(a)のQRコードMの傾き[図3の(a)のカードの傾きに相当]は0度、図4の(b)のQRコードMの傾き[図3の(b)のカードの傾きに相当]は90度、図4の(c)のQRコードMの傾き[図3の(c)のカードの傾きに相当]は315度である。QRコードの読取りソフトをインストールした画像データ解読回路21aにおいては、撮影されたこれらのQRコードの画像をそれぞれ上記角度だけ逆回転させて、図4の(o)に示すような正規角度に戻した上で、QRコードの解読(デコード)を行なうものであるから、その場合の逆回転の角度から、カードC1の配置角度を検知することができる。
これにより、図3中の(a)に示すカードC1の配置角度は0度、(b)に示すカードC1の配置角度は90度、(c)に示すカードC1の配置角度は315度として検知することができる。
これらの演算処理は、画像データ解読回路21aとカード配置方向算出回路21bとの連動により行なわれる。
次いで、ゲーム演算制御装置21cは、前記の如く、画像データ解読回路21aによって解読されたQRコードの記録内容に基づくゲーム情報と、上記カード配置方向算出回路21bから出力されるカードの配置角度に関するデータに基づくゲーム情報をゲーム内容に反映させた状態で、ゲームプログラムを実行し、ゲームを進行させる。
具体的には、例えば、前記ロボット戦闘ゲームの場合において、ゲームカードC1はロボットのベース機体を選定するためのカードであり、そのQRコードMには、当該カードが正規のゲーム機メーカーから発行されたものであることを証明する認証コードや、ロボットのベース機体を選定するためのカードであることを示すデータが記録されており、カメラ3で撮影されたこのQRコードMの記録情報に基づき、ゲーム演算制御装置21cは、ゲーム機をロボットのベース機体を選定するモードに設定する。
次いで、ゲームカードC1のカードテーブル上における配置角度が、例えば0度以上、45度未満の範囲内にあるときは、ロボットのベース機体を、例えば図5中のベース機体αのタイプのものに設定する。
また、ゲームカードC1の配置角度が、例えば45度以上、90度未満の範囲内にあるときは、ロボットのベース機体を、例えば図5中のベース機体βのタイプのものに設定する。
以下、45度間隔で、その他6種類のベース機体を、カードテーブル上へのカードの置き方によって選択することができる。
この場合、カード配置方向算出回路21bは、カードの配置角度がどの範囲内にあるかを判別して出力するものであり、各角度範囲に対応する各種ベース機体の具体的な形状データや、戦闘能力等に関するデータは、ゲーム機のハードディスク23にゲームプログラム等と共に記録されており、カード配置方向算出回路21bからの角度範囲を特定する信号に応じて、その選択に対応するベース機体のデータがハードディスク23から読み出されてゲーム内容に適用されるものである。
次に、プレイヤーは、武器選択用のゲームカードをカードテーブル上に置き、ゲーム機を武器選択モードに設定すると共に、その武器選択用のカードの配置角度を変えることで、例えば、図5に示す剣A1や、槍A2、石A3等々を選択、決定することができる。
この場合においても、カード配置方向算出回路21bは、カードの配置角度がどの範囲内にあるかを判別して出力するだけであり、各角度範囲に対応する各種武器の具体的な形状データや、破壊能力等に関するデータは、ゲーム機のハードディスク23にゲームプログラム等と共に記録されており、カード配置方向算出回路21bからの角度範囲を特定する信号に応じて、その選択に対応する武器の具体的データがハードディスク23から読み出されてゲーム内容に適用されるものである。
上記の如きロボット戦闘ゲームとは異なり、本発明のカードゲーム装置により例えば野球ゲームを行なうように構成することも可能である。
その場合、例えば、テーブル上に置かれたカードの角度により、それぞれ異なった選手がゲーム情報として採用されるようにする。
例えば、1枚のカードで36人の選手のうちから所望の9人の選手を選択可能なように構成し、カードの向きをインデックスとして特定の選手が選ばれ、ゲーム機の設けた決定ボタンが押されると、当該選手の個人データによりゲームが行なわれるようにゲーム機の設定が行なわれる。
その場合、カードには、例えば、カード中心点からカードの縦方向中心線に沿って伸びる半直線から右回りに10度毎にそれぞれ異なった選手を指定するためのゾーンが順次36人分設けられる。
その一実施例では、カードの裏面には1つのQRコードが印刷されており、ゲーム機は、カードテーブルの下面に設けたデジタルカメラ等でQRコードを撮影し、画像データ解読回路21aでそのパターンデータを解析した上、QRコードの画像を正位置に回転しそのデータを読み取ってデコードすると共に、カード配置方向算出回路21bでは、上記回転角度からQRコードの傾きを検出し、検出した傾き角度から指定ゾーンを特定し、上記画像データ解読回路21aからのQRコードデータと共に、カード配置方向算出回路21bからの指定ゾーンコードをゲーム演算制御装置21cに入力する。
ゲーム演算制御装置21cは、QRコードデータと指定ゾーンコードの組合せに応じてハードディスク23等に予め記録されている選手の個人データをディスプレイに表示し、決定ボタンが押されると、その個人データが、ゲームデータとして採用される。
野球ゲームにおいては、これらの操作を繰り返すことにより、所定の順序で各ポジションの選手が決定される。
打順は、別途適宜の方法、例えば、テンキーなどを用いて入力できるようにする。
図6には、ゲームカードに表示される画像データ(QRコード)とカードの配置角度の検出についてのこれまでの実施例とは異なった実施例が示されている。
図6に示すゲームカードC1には、8個のQRコードM1〜M8が45度間隔おきにプリントされている。そして、カードの配置角度に対応してそれぞれ別のQRコードが読み取られるように構成されている。
即ち、カードC1がカードテーブル上に置かれたときに、その撮影画像中において、例えばテーブルの前記縦軸Tyの方向に沿って最も上の位置に存在するQRコードを画像データ解読回路21aにより解読し、その内容をゲーム演算制御装置21cによりゲームに反映するように構成する。
即ち、配置角度が0度のときは、図6(a)に示すようにQRコードM1が解読される。
また、配置角度が90度のときは、図6(b)に示すようにQRコードM3が解読される。
同様に、配置角度が200度のときは、図6(c)に示すようにQRコードM5が解読される。
これらの場合において、例えば、ロボット戦闘ゲームを行う場合には、上記QRコードM1には、前記の如く、カードが正規のゲーム機メーカーから発行されたものであることを証明する認証コードや、ロボットのベース機体を選定するためのカードであることを示すデータのみでなく、QRコードM1によって選択されるロボットのベース機体が、図5中のベース機体αのタイプのものであること、そしてそのベース機体αの具体的な形状データや、戦闘能力等に関するデータも記録されている。
QRコードM2〜M8についても同様であり、各QRコードにそれぞれ別個のロボットのベース機体の具体的データが記録されている。
即ち、図6に示されたゲームカードC1の各角度位置に表示されたQRコードには、単にロボットのベース機体を選択するカードである旨の情報だけでなく、配置方向に応じて選択されるベース機体の種別とその形状、戦闘能力等々に関する具体的なデータも同時に記録されているものである。
従って、図6に示すようなゲームカードを用いるときは、ゲームカード自体に角度情報が盛り込まれていることとなり、ゲーム機側においては、画像データ解読回路21aが前記の如く、置かれたカードの最も上の位置のQRコードを読み取ることにより、同時にカードの角度情報も取得できることとなる。
従って、この場合には、最も上の位置のQRコードを読み取る機能を備えた画像データ解読回路21aが、カード配置方向算出回路21bを兼ねているものとみなし得るものである。
上記実施例においては、ゲームカードに表示される画像データMとして、QRコードを用いたが、これに限らず、バーコードや文字データ等、カメラで撮影し、コンピュータで認識可能な画像であれば任意の画像データを利用できる。
次に、RFID(Radio Frequency Identification)チップを取り付けたゲームカード(以下、「RFIDカード」という。)を用い、そのRFIDチップに記録されたゲーム情報と共に、当該ゲームカードの配置角度をゲーム情報として利用する実施例について説明する。
RFIDカードのゲームテーブル上での配置角度を検出するためには、本出願人が先に出願した前記特許文献5に係る特願2006−317193号に記載の発明を利用することができる。
この場合、例えば、ゲームカードに2個のRFIDチップを取り付け、カードの上側のRFIDチップと下側のRFIDチップの位置をそれぞれ検知することにより、カードの配置角度を求めるように構成する。
その一実施例について、図7〜図10を参照しつつ説明する。
図7中、図2と同一の参照番号のものは、図2の実施例と同一の構成要素を示している。
図7〜図10に示す実施例において用いられるゲームカードCp(p =1 、2 ・・・s )には、それぞれ少なくとも2個のRFIDチップGpq(p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t)が取り付けられている。
具体的には、例えば図9に示すゲームカードC1には、その一方の長辺に沿って2個のRFIDチップG11及びG12が取り付けられている。
RFIDチップG11はカードの上部位置、G12はカードの下部位置に取り付けられ、そのことを示すデータが各チップにそれぞれ記録されているものとする。
ゲーム機の筐体に設けたカードテーブル1の下面には、ゲームカードとして用いられるRFIDカードのRFIDチップと交信を行うための複数のRFIDリーダーRij (i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m )が格子状に配置されている。
具体的には、例えば図8に示すカードテーブル1の下面には、格子状に配列された正三角形の各頂点に位置するようにRFIDリーダーRij が配置されている。
以下、これら多数のRFIDリーダーを個別に表記する場合には、図8に示す如く、X軸方向の配列位置に順番に1 、2 、・・・n の番号を振り、同様にY軸方向の配列位置にも順番に1 、2 、・・・m の番号を振った上で、例えば「X軸位置2、Y軸位置4」に取り付けられているRFIDリーダーは「R24」と表示し、同様に、「X軸位置9、Y軸位置7」に取り付けられているRFIDリーダーは「R97」と表示するものとする。
上記多数のRFIDリーダーRij に対しては、それぞれのRFIDリーダーごとに、
電波強度等検知回路Sij (i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m )が設けられている。図7においては、図面の煩雑化を防ぐため、当該電波強度等検知回路Sij を1個のブロックで描いてあるが、実際には、各RFIDリーダーごとにそれぞれ個別に電波強度等検知回路が設けられるものである。
これらの電波強度等検知回路Sij の機能は、各RFIDリーダーRij の近傍に置かれたゲームカードCpのRFIDチップGpq から発信され、各RFIDリーダーRij によってそれぞれ受信された信号波Wijpq を解析し、各RFIDチップGpq (p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t)毎にその受信された信号波Wijpq の強度Fijpq や、当該RFIDチップGpq のIDコードIDpq、当該RFIDチップのカードへの取付け位置がカードの上側のものであるか下側のものであるかについての情報等々、を検出することにある。
即ち、RFIDカードCpがカードテーブル1上の任意の位置に置かれると、当該RFIDカードに取り付けられたRFIDチップGpqは、近傍のRFIDリーダーからの指令信号に応答する形で、みずからのIDコードIDpqその他のデータを含む信号波Wijpq を発信する。
そこで、当該RFIDチップGpqの周囲に存在する複数のRFIDリーダーRij で受信された上記信号波Wijpq は、それぞれのRFIDリーダーRij ごとに設けた前記電波強度等検知回路Sij により解析され、各信号波Wijpq の強度Fijpq 、当該RFIDチップGpq のIDコードIDpq、カードへの取付け位置(上側か下側か)情報、等々が検出される。当該強度Fijpq は、同一のRFIDチップGpqからの信号波Wijpq についてのものであっても、当該RFIDチップGpqと複数のRFIDリーダーRij との距離が相違するため互いに相違するが、IDコードIDpqは、同一のRFIDチップGpq から発信されたものであれば、どのRFIDリーダーRij で受信されるものも当然同一である。
これを、図9に示した例を参照しつつ説明すれば、2個のRFIDチップG11及びG12を取り付けたゲームカードC1をカードテーブル上に置いたとき、RFIDチップG11から発信された信号波については、その近傍のRFIDリーダーR33、R42、R53で受信して得られるそれぞれの信号波W3311、W4211、W5311の電波強度及びIDコードID11を、それぞれの電波強度等検知回路S33、S42、S53によって解析するものである。
その場合、信号波強度は1個のRFIDチップG11から各RFIDリーダーR33、R42、R53までの距離がそれぞれ異なるため、各RFIDリーダーR33、R42、R53においてそれぞれ得られる信号波W3311、W4211、W5311の強度はそれぞれ異なっている。
これに対して、信号波W3311、W4211、W5311に含まれるIDコードは、1個のRFIDチップG11から発信されたものであるからいずれも同一(ID11)である。
図9では、1枚のRFIDカードC1しか描いてないが、実際には、複数枚のゲームカードがカードテーブル上に同時に置かれている場合もあるので、各RFIDリーダーR33、R42、R53は、それぞれ複数のRFIDチップからの信号波を受信するものであり、従って、各RFIDリーダーR33、R42、R53ごとに設けた電波強度等検知回路S33、S42、S53は、複数の信号波についての信号波強度及びIDコードを解析、検出するものである。
次いで、比較選別回路21e(図7)は、上記により検出されたIDコードをもとに、各RFIDチップGpq 毎に、その信号波強度Fijpqが検出されたRFIDリーダーRij のうち、信号波強度の高いものから順に各3個の互いに隣接するRFIDリーダーRxu 、Ryv 、Rzw を選択する作業を行う。
即ち、図9の例では、RFIDチップG11からの信号波はその周囲の多くのRFIDリーダーRij によって受信されるが、その信号波強度は、RFIDチップG11に近い順の3個で、互いに隣接したもの、即ち、RFIDリーダーR33、R53、R42が選択されることになる。即ち、RFIDチップG11からの同一のIDコードID11を含む信号波のうちから、信号波強度の高いものから順に3個のRFIDリーダーを選べば、上記RFIDリーダーR33、R53、R42が選択されることになるものである。
次いで、上記の如くしてゲームカードCpに設けられた各RFIDチップGpq 毎に選ばれたそれぞれ3 個のRFIDリーダーRxu 、Ryv 、Rzw により検出されたそれぞれの信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに基づき、RFIDチップ位置算出回路21fによって当該RFIDチップGpq の位置Opq が求められる。
図9に示した例で説明すれば、ゲームカードC1のRFIDチップG11から発信され、上記3個のRFIDリーダーR33、R42、R53においてそれぞれ受信された信号波W3311、W4211、W5311の信号波強度F3311、F4211、F5311に基づいて、RFIDチップ位置算出回路21fはRFIDチップG11の位置O11を算出する。
即ち、特定のRFIDチップG11から発信される電波の強度は、発信源からの距離に応じて減少するから、その減少関数と、発信出力と、受信された電波強度(いずれも既知)に基づいて演算を行うことにより、発信源であるRFIDチップG11から各RFIDリーダーR33、R42、R53までの距離をそれぞれ算出することが可能である。そこで、上記3個のRFIDリーダーR33、R42、R53からそれぞれ上記の距離に該当する点の位置を求めれば、これがRFIDチップG11の位置O11として求められることとなる。
即ち、図9に示す如く、各RFIDリーダーR33、R42、R53を中心にして上記距離に相当する半径の円をそれぞれ描けば、これらの3つの円の交点がRFIDチップG11の存在位置O11として求められるものである。
換言すれば、各RFIDリーダーR33、R42、R53からRFIDチップG11までの距離をそれぞれ求めるための演算を行うことなく、各RFIDリーダーR33、R42、R53により検出されたそれぞれの信号波強度F3311、F4211、F5311に対応する等感度曲線(図9における各RFIDリーダーR33、R42、R53を中心とする破線の円)を選択し、その交点を求めることにより、当該RFIDチップG11の位置O11を求め得るものである。
この演算処理を、RFIDチップ位置算出回路21fによって行うものである。
なお、上記の如く、3 個のRFIDリーダーRxu 、Ryv 、Rzw により検出された信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに基づき、発信源である特定のRFIDチップGpq の位置Opq を求める演算方法としては、上記の方法に限らず、任意の演算方法を利用することができる。
同様にして、ゲームカードC1のもう一つのRFIDチップG12の位置O12を求める。
次いで、上記の如くしてRFIDチップ位置算出回路21fにより得られたゲームカードC1上の2つのRFIDチップG11及びG12の位置情報を用いて、カード配置方向算出回路21gにより、ゲームカードC1の配置角度を算出する。
即ち、カード上においてRFIDチップG11が上側、RFIDチップG12が下側であるとの情報が、各RFIDチップからの出力信号を解読するRFIDデータ解読回路21dから得られるので、当該情報に、上記により算出された両RFIDチップの位置情報を加えることにより、図10に示すように、これら2個のRFIDチップを結ぶ線がカードテーブルの縦軸となす角度αを演算によって求めることができる。これによって、ゲームカードC1の配置角度を求めることができる。
これらの演算は、カード配置方向算出回路21gによって行われる。
以上の如くして得られたカードの配置方向に関するデータを、RFIDチップから発信され、RFIDデータ解読回路21dで解読されたゲーム情報と共に、ゲーム演算制御装置21hに入力して、これらのゲーム情報をゲーム内容に反映させるものである。
RFIDカードのカードテーブル上における配置角度の検出手段としては、他の手段を利用することも可能である。
なお、本発明に係るカードゲーム装置における上記の如き演算処理は、前記の如く、中央制御装置2のハードディスク23等のハードウェアに組み込まれた所定のコンピュータープログラムを演算装置21等を用いて実行することにより実現されるものである。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、その目的の範囲内において、上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
本発明は上記の如く構成され、カードテーブル上に置かれたゲームカードに記録されたゲーム情報と共に、ゲームカードの配置角度に関するデータもゲーム情報として採用して、それらをゲーム内容に反映させるため、ゲーム内容に広がりを持たせることが可能となり、これにより、従来にない様々なゲームのコンテンツ等の開発が可能となり、ゲームの興趣が大幅に向上するものであるから、ゲーム機産業の発達に寄与するところ大である。
本発明に係るカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置の一実施例の外観斜視図である。 本発明に係るカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置の回路構成の一実施例を示すブロック図である。 本発明に係るカードゲーム装置のカードテーブル上に様々な角度で置かれたゲームカードの状態を示す説明図である。 図3に示したゲームカードの配置角度を検知する方法の説明図である。 ゲームカードの記録情報とゲームカードの配置角度による情報とに基づいて選択されるゲームキャラクタやオプションユニットの例を示す説明図である。 ゲームカードに記録されたゲーム情報及びゲームカードの配置角度を検知するもう一つの方法を示す説明図である。 本発明に係るカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置においてRFIDカードを用いる場合の回路構成の一実施例を示すブロック図である。 図7に示したカードゲーム装置のカードテーブルの下面に配置される複数のRFIDリーダーの配置の一例を示す説明図である。 図7に示したカードゲーム装置によりRFIDチップの位置を認識する原理を示す説明図である。 図7に示したカードゲーム装置によりRFIDカードの配置角度を認識する原理を示す説明図である。
符号の説明
1 カードテーブル
11 ゲーム操作部
11a〜11d 操作ボタン
11e ジョイスティック
12 ディスプレイ装置
13 スピーカー
2 中央制御装置
21 演算装置(CPU)
21a 画像データ解読回路
21b カード配置方向算出回路
21c ゲーム演算制御装置
21d RFIDデータ解読回路
21e 比較選別回路
21f RFIDチップ位置算出回路
21g カード配置方向算出回路
21h ゲーム演算制御装置
22 クロック回路
23 ハードディスク
24 ROM
25 RAM
26 画像処理装置
27 サウンド回路
28 データバス
29 I/Oポート
3 カメラ
α,β ロボットのベース機体
A1〜A3 武器
C1,C2 ゲームカード
M,M1〜M8 画像データ
Gpq RFIDチップ
Py カードの縦中心軸
Rij RFIDリーダー
Sij 電波強度等検知回路
Ty カードテーブルの縦軸

Claims (4)

  1. 少なくとも1つの画像データを表示したゲームカード(C1,C2)の当該画像データから得られる情報と、上記ゲームカードのカードテーブル(1)上における配置方向に関する情報とを、ゲーム情報としてゲームに反映させるよう構成されたカードゲーム装置であって、下記[a]項ないし[d]項記載の構成要素を備えたことを特徴とするカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置。
    [a]カードテーブル(1)上に置かれたゲームカードを撮影するカメラ(3)。
    [b]上記カメラで撮影されたゲームカードの映像中の画像データ(M)からゲーム情報を読み出し、出力する画像データ解読回路(21a)。
    [c]上記カメラで撮影されたゲームカードの映像に基づき、当該ゲームカードのカードテーブル(1)上における配置方向を求め、これをゲーム情報として出力するカード配置方向算出回路(21b)。
    [d]上記画像データ解読回路(21a)及びカード配置方向算出回路(21b)から出力されるゲーム情報をゲーム内容に反映させるゲーム演算制御装置(21c)。
  2. ゲームカードに表示される上記画像データ(M)が、QRコード、バーコード又は文字データのうちから選ばれた少なくとも1種により表示される請求項1に記載のカードゲーム装置。
  3. 上記カメラ(3)の設置位置が、カードテーブル(1)の面より上方又は下方のいずれか一方である請求項1又は2に記載のカードゲーム装置。
  4. 少なくとも2つのRFIDチップ(G11,G12)を取り付けたゲームカード(C1,C2)の当該RFIDチップの記録情報と、上記ゲームカードのカードテーブル(1)上における配置方向に関する情報とを、ゲーム情報としてゲームに反映させるよう構成されたカードゲーム装置であって、下記[e]項ないし[h]項記載の構成要素を備えたことを特徴とするカードの配置方向認識手段を備えたカードゲーム装置。
    [e]カードテーブル(1)上に置かれたゲームカードの各RFIDチップが発信する情報を受信するため、カードテーブル(1)の下面に取り付けられた複数のRFIDリーダー(Rij 、i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m )。
    [f]上記RFIDリーダーで受信した各RFIDチップからの情報を解読し、得られた情報を出力するRFIDデータ解読回路(21d)。
    [g]上記RFIDリーダーで受信した各RFIDチップからの信号強度に基づき算出された各RFIDチップのカードテーブル上における位置データに基づいてゲームカードの配置方向を求め、これをゲーム情報として出力するカード配置方向算出回路(21g)。
    [h]上記RFIDデータ解読回路(21d)及びカード配置方向算出回路(21g)から出力されるゲーム情報をゲーム内容に反映させるゲーム演算制御装置(21h)。
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