JP5187807B2 - Rfidカードの位置等認識装置及び方法 - Google Patents
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即ち、例えば下記の特許文献1には、ICカードをゲーム機にセットすると、当該ゲームカードの記録データに基づき、そのICカードの表面に記載されているキャラクターと同じキャラクターがゲーム機のディスプレイ装置上に登場するように構成されたゲーム機が開示されている。
また、プレイヤーが個別に所持するカードに、そのプレイヤーのゲーム成績その他のゲーム履歴を記録し、その記録データを、後日ゲームを行う際に利用するように構成したゲーム機も、例えば下記の特許文献2において開示されている。
それは、ゲームカードの位置や向き、表裏の別を迅速かつ的確に検知できる装置及び方法が提供されていなかったことが一つの原因である。
カードテーブル(1)上に置かれた、それぞれ少なくとも1個のRFIDチップを具備する少なくとも1 枚のゲームカード(Cp、p =1 、2 ・・・s;但し、sはカード枚数)の位置を認識する装置であって、下記[a]項ないし[e]項記載の構成要素a乃至e、即ち、
[a]カードテーブル(1)の下面に格子状に配置された複数のRFIDリーダー(Rij 、i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m)。
[b]各RFIDリーダー(Rij)毎に設けられる電波強度等検知回路(Sij )であって、各RFIDリーダー(Rij)の近傍に置かれたゲームカード(Cp、p =1 、2 ・・・s)のRFIDチップ(Gpq 、p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t;tは各ゲームカードに設けられたRFIDチップの数)から発信され、各RFIDリーダー(Rij)によってそれぞれ受信された信号波Wijpq を解析し、各RFIDチップ(Gpq)毎にその受信された信号波Wijpq の強度Fijpq と当該RFIDチップ(Gpq)のIDコード(IDpq)とを検出する電波強度等検知回路(Sij)。
[c]電波強度等検知回路(Sij)により、各RFIDチップ(Gpq)毎に、その信号波強度Fijpqが検出されたRFIDリーダー(Rij)のうち、信号波強度の高いものから順に各3個の互いに隣接するRFIDリーダー(Rxu、Ryv、Rzw)を選択する比較選別回路(21a)。
[d]ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq )毎に選ばれたそれぞれ3個のRFIDリーダー(Rxu 、Ryv 、Rzw )により検出されたそれぞれの信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに基づき、当該RFIDチップの位置(Opq )を求めるRFIDチップ位置算出回路(21b)。
[e]RFIDチップ位置算出回路(21b)により得られた、ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)の位置情報に基いて、ゲームカード(Cp)の位置を判定するゲームカード位置判定回路(21c)。
を備えたことを特徴とするゲームカードの位置認識装置により達成される。
上記本発明の他の目的は、
カードテーブル(1)上に置かれた、互いに離れた位置に配置された2 個のRFIDチップ(G11、G12)を具備するゲームカード(Cp)の方位角認識装置において、前記のゲームカードの位置認識装置に加えて、その位置認識装置により得られたそれら2 個のRFIDチップ(G11、G12)の位置データに基づいて、ゲームカード(Cp)の方位角を求める装置を設けて成るゲームカードの方位角認識装置により達成される。
上記本発明の更に他の目的は、
カードテーブル(1)上の互いに離れた位置であって一直線上にない位置に配置された3個のRFIDチップ(G11、G12、G13)を具備するゲームカード(Cp)の表裏の別認識装置において、前記のゲームカードの位置認識装置に加えて、そのゲームカードの位置認識装置により得られたそれら3個のRFIDチップ(G11、G12)の位置データに基づいて、ゲームカード(Cp)のカードの表裏の別を求める装置を設けて成るゲームカードの表裏の別認識装置により達成される。
下面に複数のRFIDリーダー(Rij 、i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m)が格子状に配置されたカードテーブル(1)上に置かれた、それぞれ少なくとも1個のRFIDチップを具備する少なくとも1 枚のゲームカード(Cp、p =1 、2 ・・・s)の位置を認識する方法であって、下記[f]項ないし[i]項記載のステップ、即ち、
[f]各RFIDリーダー(Rij)の近傍に置かれたゲームカード(Cp、p =1 、s )のRFIDチップ(Gpq 、p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t)から発信され、各RFIDリーダー(Rij)によってそれぞれ受信された信号波Wijpq を解析し、各RFIDチップ(Gpq)毎にその受信された信号波Wijpq の強度Fijpq と当該RFIDチップ(Gpq)のIDコード(IDpq)とを検出するステップ。
[g]各RFIDチップ(Gpq)毎に、その信号波強度Fijpqが検出されたRFIDリーダー(Rij)のうち、信号波強度の高いものから順に各3 個の互いに隣接するRFIDリーダー(Rxu 、Ryv 、Rzw )を選択するステップ。
[h]ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)毎に選ばれたそれぞれ3 個のRFIDリーダー(Rxu 、Ryv 、Rzw)により検出されたそれぞれの信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに基づき、当該RFIDチップの位置(Opq )を求めるステップ。
[i]上記[h]項記載のステップにより得られた、ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)の位置情報に基いて、ゲームカード(Cp)の位置を判定するステップ。
を順次実行することを特徴とするゲームカードの位置認識方法によって達成される。
上記本発明の更に別異の目的は、
2 個のRFIDチップ(G11、G12)を具備するゲームカード(Cp)の方位角認識方法において、上記のゲームカードの位置認識方法の各ステップf乃至iに加えて、それらのステップf乃至iにより得られたそれら2 個のRFIDチップ(G11、G12)の位置データに基づきゲームカード(Cp)方位角を求めるステップを設けて成る上記のゲームカードの方位角認識方法によって達成される。
上記本発明の更に別異の目的は、
3個のRFIDチップ(G11、G12、G13)を具備するゲームカード(Cp)の位置認識方法において、上記のゲームカードの位置認識方法の各ステップf乃至iに加えて、それらのステップf乃至iにより得られたそれら3個のRFIDチップ(G11、G12)の位置データに基づいてゲームカード(Cp)の表裏の別を求るステップを設けて成る、上記のゲームカードの表裏の別認識方法によって達成される。
図1は、本発明に係るRFIDカードの位置等認識装置を備えたビデオゲーム機の一実施例の外観斜視図、
図2は、本発明に係るRFIDカードの位置等認識装置の回路構成の一実施例を示すブロック図、
図3は、本発明に係るRFIDカードの位置等認識装置のカードテーブルの下面に配置される複数のRFIDリーダーの配置の一例を示す説明図、
図4は、本発明に係るRFIDカードの位置等認識装置によりRFIDカードの位置を認識する原理を示す説明図、
図5は、本発明に係るRFIDカードの位置等認識装置によりRFIDカードの方位角を認識する原理を示す説明図、
図6は、本発明に係るRFIDカードの位置等認識装置によりRFIDカードの表裏の別を認識する原理を示す説明図である。
カードテーブル1上に置かれるゲームカードC1,C2等には、それぞれ少なくとも1個のRFIDチップが取り付けられており、これを利用して、ゲームカードC1,C2等の位置、方位角、及び/又は表裏の別が、後述する本発明に係るRFIDカードの位置等認識装置により判別され、それらのデータがゲーム展開のための情報として利用されるようになっている。
ゲーム操作部11は、プレイヤーがゲームを行なうために操作する操作ボタン11a,11bやジョイスティック11c等々の入力装置から構成されている。1台のビデオゲーム機で複数のプレイヤーが対戦プレイ可能なように構成する場合には、ゲーム操作部11が各プレイヤーに対応するように複数組設けられる。
ディスプレイ装置12は、ゲームの進行を示す画像や、ゲーム操作方法、ゲーム結果等々の各種情報を表示するためのものである。
スピーカー19は、各種効果音やプレイヤーへの音声指示を行なうものである。
この中央制御装置2は、ゲーム機全体の作動を統括制御する機能を有し、本発明のRFIDカードの位置等認識方法を実施するために必要な演算処理も、この中央制御装置2によって行われるようになっている。
中央制御装置2中の演算装置21はCPU等から成り、ハードディスク23にインストールされたゲームソフト(プログラム)に従い、プレイヤーの入力操作に応じたゲーム展開を行うための演算処理を実行するものである。本発明におけるRFIDカードの位置等の認識のための演算処理も、この演算装置21によって実行される。後述する比較選別回路21a、RFIDチップ位置算出回路21b、カード位置等判定回路21cも、ハードディスク23から読み出されたプログラムが、演算装置21のハードウェア資源と協働することによって構築されるものであるので、図2では、これらの回路を演算装置21内に破線のブロックとして表示した。
クロック回路22は、ゲーム機中の各種デジタル演算処理のためのベースとなるクロックパルスを発振する回路であり、ゲーム開始からゲームオーバーまでの時間管理や、ゲーム進行上必要なその他の時間管理等を行うためにも重要な役割を果たすものである。
RAM25は、演算装置21の動作に必要なデータの授受を演算装置21との間で行なう。
画像処理装置26は、ハードディスク23に記録された画像データをもとに演算装置21により指定されたゲーム画面の映像を編成する。
サウンド回路27は、効果音やプレイヤーへの音声指示信号をアナログ変換し増幅して、スピーカー13に供給する。
データバス28は、上記各種回路間のデータ伝送線路である。
I/Oポート29は、ゲーム操作部11や後述する電波強度等検知回路Sij等の外部回路と中央制御装置2とを接続するインターフェイスである。
本発明で用いられる少なくとも1 枚のゲームカードCp(p =1 、2 ・・・s )には、それぞれ少なくとも1個のRFIDチップGpq(p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t)が取り付けられている。
具体的には、例えば図4に示すゲームカードC1には、その中央に1個のRFIDチップG11が取り付けられ、また図5に示すゲームカードC1には、その一方の長辺に沿って2個のRFIDチップG11及びG12が取り付けられている。更にまた、図6に示すゲームカードC1には、その一方の長辺に沿って2個のRFIDチップG11及びG12が取り付けられ、また、一方の短辺に沿って2個のRFIDチップG11及びG13が取り付けられている(RFIDチップG11は長辺と短辺について共通)。
具体的には、例えば図3に示すカードテーブル1の下面には、格子状に配列された正三角形の各頂点に位置するようにRFIDリーダーRij が配置されている。
以下、これら多数のRFIDリーダーを個別に表記する場合には、図3に示す如く、X軸方向の配列位置に順番に1 、2 、・・・n の番号を振り、同様にY軸方向の配列位置にも順番に1 、2 、・・・m の番号を振った上で、「X軸位置2、Y軸位置4」に取り付けられているRFIDリーダーは「R24」と表示し、同様に、「X軸位置9、Y軸位置7」に取り付けられているRFIDリーダーは「R97」と表示するものとする。
電波強度等検知回路Sij (i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m )が設けられている。図2においては、図面の煩雑化を防ぐため、当該電波強度等検知回路Sij を1個のブロックで描いてあるが、実際には、各RFIDリーダーごとにそれぞれ個別に電波強度等検知回路が設けられるものである。
これらの電波強度等検知回路Sij の機能は、各RFIDリーダーRij の近傍に置かれたゲームカードCpのRFIDチップGpq から発信され、各RFIDリーダーRij によってそれぞれ受信された信号波Wijpq を解析し、各RFIDチップGpq (p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t)毎にその受信された信号波Wijpq の強度Fijpq と当該RFIDチップGpq のIDコードIDpqとを検出することにある。
即ち、RFIDカードCpがカードテーブル1上の任意の位置に置かれると、当該RFIDカードに取り付けられたRFIDチップGpqは、近傍のRFIDリーダーからの指令信号に応答する形で、みずからのIDコードIDpqその他のデータを含む信号波Wijpq を発信する。
そこで、当該RFIDチップGpqの周囲に存在する複数のRFIDリーダーRij で受信された上記信号波Wijpq は、それぞれのRFIDリーダーRij ごとに設けた前記電波強度等検知回路Sij により解析され、各信号波Wijpq の強度Fijpq と当該RFIDチップGpq のIDコードIDpqとが検出される。当該強度Fijpq は、同一のRFIDチップGpqからの信号波Wijpq についてのものであっても、当該RFIDチップGpqと複数のRFIDリーダーRij との距離が相違するため互いに相違するが、IDコードIDpqは、同一のRFIDチップGpq から発信されたものであれば、どのRFIDリーダーRij で受信されるものも当然同一である。
その場合、信号波強度は1個のRFIDチップG11から各RFIDリーダーR33、R42、R53までの距離がそれぞれ異なるため、各RFIDリーダーR33、R42、R53においてそれぞれ得られる信号波W3311、W4211、W5311の強度はそれぞれ異なっている。
これに対して、信号波W3311、W4211、W5311に含まれるIDコードは、1個のRFIDチップG11から発信されたものであるからいずれも同一(ID11)である。
図4では、1個のRFIDチップG11しか描いてないが、実際には、複数枚のゲームカードがカードテーブル上に同時に置かれたり、また、1枚のゲームカードに複数個のRFIDチップが取り付けられている場合もあるので、各RFIDリーダーR33、R42、R53は、それぞれ複数のRFIDチップからの信号波を受信するものであり、従って、各RFIDリーダーR33、R42、R53ごとに設けた電波強度等検知回路S33、S42、S53は、複数の信号波についての信号波強度及びIDコードを解析、検出するものである。
即ち、図4の例では、RFIDチップG11からの信号波はその周囲の多くのRFIDリーダーRij によって受信されるが、その信号波強度は、RFIDチップG11に近い順の3個で、互いに隣接したもの、即ち、RFIDリーダーR33、R53、R42が選択されることになる。即ち、RFIDチップG11からの同一のIDコードID11を含む信号波のうちから、信号波強度の高いものから順に3個のRFIDリーダーを選べば、上記RFIDリーダーR33、R53、R42が選択されることになるものである。
図4に示した例で説明すれば、ゲームカードC1のRFIDチップG11から発信され、上記3個のRFIDリーダーR33、R42、R53においてそれぞれ受信された信号波W3311、W4211、W5311の信号波強度F3311、F4211、F5311に基づいて、RFIDチップ位置算出回路21bはRFIDチップG11の位置O11を算出する。
即ち、特定のRFIDチップG11から発信される電波の強度は、発信源からの距離に応じて減少するから、その減少関数と、発信出力と、受信された電波強度(いずれも既知)に基づいて演算を行うことにより、発信源であるRFIDチップG11から各RFIDリーダーR33、R42、R53までの距離をそれぞれ算出することが可能である。そこで、上記3個のRFIDリーダーR33、R42、R53からそれぞれ上記の距離に該当する点の位置を求めれば、これがRFIDチップG11の位置O11として求められることとなる。
即ち、図4に示す如く、各RFIDリーダーR33、R42、R53を中心にして上記距離に相当する半径の円をそれぞれ描けば、これらの3つの円の交点がRFIDチップG11の存在位置O11として求められるものである。
この演算処理を、RFIDチップ位置算出回路21bによって行うものである。
なお、上記の如く、3 個のRFIDリーダーRxu 、Ryv 、Rzw により検出された信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに基づき、発信源である特定のRFIDチップGpq の位置Opq を求める演算方法としては、上記の方法に限らず、任意の演算方法を利用することができる。
例えば、図4に示すゲームカードC1のように、1 個のRFIDチップG11を有するゲームカードであれば、ゲームカード上におけるRFIDチップの取付け位置はあらかじめ知られているから、上記の如くしてRFIDチップG11の位置が求められれば、これから直ちにゲームカードC1の位置を求めることができる。
また、図5に示すゲームカードC1のように、2個のRFIDチップG11及びG12を有するゲームカードであれば、上記の如くしてこれらのRFIDチップの位置が求められれば、ゲームカードC1の位置が求められると共に、図示する如く、例えばこれら2個のRFIDチップを結ぶ線がX軸方向となす角度αを演算によって求めることができ、これにより、ゲームカードC1の方位角をも求めることができる。
従って、図6に示すゲームカードC1のように、3個のRFIDチップG11、G12及びG13を有するゲームカードであれば、その1個のRFIDチップの位置を求めることにより、図4の場合と同様にゲームカードC1の位置を求めることができ、また、3個のうち2個のRFIDチップの位置を求めることにより、図5の場合と同様にゲームカードC1の方位角も求めることができ、更に、3個のRFIDチップの位置を求めることにより、図6に示す如く、ゲームカードC1の表裏の別をも判別できるものである。
これらの演算、判別は、カード位置等判定回路21cによって行われる。
11 ゲーム操作部
11a,11b 操作ボタン
11c ジョイスティック
12 ディスプレイ装置
13 スピーカー
2 中央制御装置
21 演算装置(CPU)
21a 比較選別回路
21b RFIDチップ位置算出回路
21c カード位置等判定回路
22 クロック回路
23 ハードディスク
24 ROM
25 RAM
26 画像処理装置
27 サウンド回路
28 データバス
29 I/Oポート
Cp ゲームカード
Gpq RFIDチップ
Rij RFIDリーダー
Sij 電波強度等検知回路
Claims (12)
- カードテーブル(1)上に置かれた、それぞれ少なくとも1個のRFIDチップを具備する少なくとも1 枚のゲームカード(Cp、p =1 、2 ・・・s;但し、sはカード枚数)の位置認識装置であって、下記[a]項ないし[e]項記載の構成要素を備えたことを特徴とするゲームカードの位置認識装置。
[a]カードテーブル(1)の下面に格子状に配置された複数のRFIDリーダー(Rij 、i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m)。
[b]各RFIDリーダー(Rij)毎に設けられる電波強度等検知回路(Sij)であって、各RFIDリーダー(Rij)の近傍に置かれたゲームカード(Cp、p =1 、2 ・・・s)のRFIDチップ(Gpq 、p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t;tは各ゲームカードに設けられたRFIDチップの数)から発信され、各RFIDリーダー(Rij)によってそれぞれ受信された信号波Wijpq を解析し、各RFIDチップ(Gpq)毎にその受信された信号波Wijpq の強度Fijpq と当該RFIDチップ(Gpq)のIDコード(IDpq)とを検出する電波強度等検知回路(Sij)。
[c]電波強度等検知回路(Sij)により、各RFIDチップ(Gpq)毎に、その信号波強度Fijpqが検出されたRFIDリーダー(Rij)のうち、信号波強度の高いものから順に各3個の互いに隣接するRFIDリーダー(Rxu、Ryv、Rzw)を選択する比較選別回路(21a)。
[d]ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)毎に選ばれたそれぞれ3個のRFIDリーダー(Rxu 、Ryv 、Rzw)により検出されたそれぞれの信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに基づき、当該RFIDチップの位置(Opq)を求めるRFIDチップ位置算出回路(21b)。
[e]RFIDチップ位置算出回路(21b)により得られた、ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)の位置情報に基いて、ゲームカード(Cp)の位置を判定するゲームカード位置判定回路(21c)。 - 上記RFIDチップ位置算出回路(21b)が、ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)毎に選ばれたそれぞれ3 個のRFIDリーダー(Rxu 、Ryv 、Rzw)により検出されたそれぞれの信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに対応する等感度曲線(Cxupq 、Cyvpq 、Czwpq)を選択し、その交点(Opq) を求めることにより、当該RFIDチップの位置を求める、請求項1 に記載のゲームカードの位置認識装置。
- 複数のRFIDリーダー(Rij)が、カードテーブル(1)の下面に三角格子状に配置された、請求項1 又は2 に記載のゲームカードの位置認識装置。
- それぞれ各1 個のRFIDチップを具備するゲームカード(Cp)の位置を検出する請求項1 ないし3 のいずれか一に記載のゲームカードの位置認識装置。
- カードテーブル(1)上に置かれた、互いに離れた位置に配置された2 個のRFIDチップ(G11、G12)を具備するゲームカード(Cp)の方位角認識装置において、請求項1ないし3に記載のゲームカードの位置認識装置に加えて、そのゲームカードの位置認識装置により得られた2個のRFIDチップ(G11、G12)の位置データに基づいて、ゲームカード(Cp)の方位角を求める装置を設けて成る上記のゲームカードの方位角認識装置。
- カードテーブル(1)上に置かれた、互いに離れた位置であって一直線上にない位置に配置された3個のRFIDチップ(G11、G12、G13)を具備するゲームカード(Cp)の表裏の別認識装置において、請求項1ないし3に記載のゲームカードの位置認識装置に加えて、そのゲームカードの位置認識装置により得られた、それら3個のRFIDチップ(G11、G12)の位置データに基づいて、ゲームカード(Cp)の表裏の別を判定する装置を設けてなる上記のゲームカードの表裏の別認識装置。
- 下面に複数のRFIDリーダー(Rij 、i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m )が格子状に配置されたカードテーブル(1)上に置かれた、それぞれ少なくとも1個のRFIDチップを具備する少なくとも1 枚のゲームカード(Cp、p =1 、2 ・・・s )の位置を認識する方法であって、下記[f]項ないし[i]項記載のステップを順次実行することを特徴とするゲームカードの位置認識方法。
[f]各RFIDリーダー(Rij)の近傍に置かれたゲームカード(Cp、p=1、2、・・・s)のRFIDチップ(Gpq 、p =1 、2 、・・・s 、q =1 、2 、・・・t)から発信され、各RFIDリーダー(Rij)によってそれぞれ受信された信号波Wijpq を解析し、各RFIDチップ(Gpq)毎にその受信された信号波Wijpq の強度Fijpq と当該RFIDチップ(Gpq)のIDコード(IDpq)とを検出するステップ。
[g]各RFIDチップ(Gpq)毎に、その信号波強度Fijpqが検出されたRFIDリーダー(Rij)のうち、信号波強度の高いものから順に各3 個の互いに隣接するRFIDリーダー(Ri,j、Ri,j+1、Ri+1,j )を選択するステップ。
[h]ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)毎に選ばれたそれぞれ3 個のRFIDリーダー(Ri,j、Ri,j+1、Ri+1,j)により検出されたそれぞれの信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに基づき、当該RFIDチップの位置(Opq)を求めるステップ。
[i]上記[h]項記載のステップにより得られた、ゲームカード(Cp)に設けられた各RFIDチップ(Gpq)の位置情報に基いて、ゲームカード(Cp)の位置を判定するステップ。 - 上記[h]項記載のステップにおいて、ゲームカード(Cp)の各RFIDチップ(Gpq)毎に、信号波強度の高いものから順に選ばれたそれぞれ3 個のRFIDリーダー(Rxu 、Ryv 、Rzw)により検出されたそれぞれの信号波強度Fxupq、Fyzpq、Fzwpqに対応する等感度曲線(Cxupq 、Cyvpq 、Czwpq)を選択し、その交点(Opq) を求めることにより、当該RFIDチップの位置を求める、請求項7 に記載のゲームカードの位置認識方法。
- 下面に複数のRFIDリーダー(Rij 、i=1 、2 、・・・n 、j =1 、2 、・・・m )が三角格子状に配置されたカードテーブル(1)を用いる、請求項7 又は8 に記載のゲームカードの位置認識方法。
- それぞれ各1 個のRFIDチップを具備するゲームカード(Cp)の位置を検出する、請求項7 ないし9 のいずれか一に記載のゲームカードの位置認識方法。
- 互いに離れた位置に配置された2 個のRFIDチップ(G11、G12)を具備するゲームカード(Cp)の方位角認識方法であって、請求項7 ないし9 のいずれか一に記載のゲームカードの位置認識方法によりそれら2 個のRFIDチップ(G11、G12)の位置データを求めるステップに加えて、これらのステップを実行して得られた位置データに基づいてゲームカード(Cp)方位角を求めるステップを実行することから成る上記のゲームカードの方位角認識方法。
- カードテーブル(1)上に置かれた、互いに離れた位置であって一直線上にない位置に配置された3個のRFIDチップ(G11、G12、G13)を具備するゲームカード(Cp)の方位角認識方法において、請求項7 ないし9 のいずれか一に記載のゲームカードの位置認識方法によって、それら3 個のRFIDチップ(G11、G12、G13)の位置データを求めるステップに加えて、これらのステップを実行して得られた位置データに基づいてゲームカード(Cp)の表裏の別を判定するステップを実行することから成る、上記のゲームカードの表裏の別認識方法。
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