JP2008178281A - 電気接続箱およびその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーのガタつきを減らす。
【解決手段】箱本体10と、箱本体の側部に上方からスライドさせて装着されることで、箱本体の外部に張り出して設けられるカバー50とからなる。箱本体の側部には、外方に突出した左右一対の連結壁(側壁)21が設けられ、カバー50は、前壁70と、その左右両端に連設され箱本体への装着時に箱本体の左右の連結壁に重なる左右側壁71とを有する水平断面略コ字状をなし、カバー50の左右側壁の先端と箱本体に第1のスライドガイド12、52を設け、連結壁と左右側壁が重なる部分の、カバー側から見て第1のスライドガイドよりも手前側の位置に、第2のスライドガイド14、54を設けた。
【選択図】図8

Description

本発明は、自動車に搭載される電気接続箱およびその組立方法に関する。
電気接続箱の箱本体にワイヤーハーネス保持用等の目的のカバーを後付けする場合、箱本体とカバーに、カバーをスライドさせて装着するためのスライドガイドを設けることがよくある(例えば、特許文献1参照)。
このようなスライドガイドの例としては、スライド方向に連続して延びる凸部(リブ等)と凹部(溝等)の組み合わせが用いられている。この場合、互いに組み合わせられるスライドガイド(凹部と凸部)は、スライド方向の移動のみを許し、それ以外の動きを許さない構造をとることが多い。従ってスライドガイドは、2つの部材を係合する係合手段としての役割をも担っている。
また、電気接続箱において多く採用されるスライドガイドは、単純に樹脂成形された凹部と凸部を組み合わせた構造を採るので、スライド動作を案内する関係上、必然的に遊び(ガタ)を持っている。この遊びが小さ過ぎるとスライド操作をスムーズに行うことができないし、大き過ぎるとガタが大きくなってしまうので、成形品質なども勘案して適当な遊びの大きさに設定している。
特開2005−185010号公報
ところで、カバーが箱本体の側部から張り出して付いているような場合、カバーの先端にスライドガイドを設けて箱本体側のスライドガイドに係合させると、片持ち状の支持形態となるので、スライドガイドの遊びがそのままカバーのガタつきの要因となる。そして箱本体からの張り出し寸法の大きい箇所は、スライドガイドからの距離が開くので、それだけガタつきの際に一番大きく変位することになる。従って、ガタつきによるカバーの大きな変位により、場合によっては、異音発生等の問題を引き起こすことにもなる。
本発明は、このように外に張り出して付いているカバーのガタつきを極力小さくすることのできる電気接続箱およびその組立方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電気部品等が収容される箱本体と、該箱本体の側部に上方からスライドさせて装着されることで、箱本体の外部に張り出して設けられるカバーと、からなり、前記箱本体の側部には、外方に突出した左右一対の連結壁が設けられ、前記カバーは、前壁と、該前壁の左右両端に連設されると共に前記箱本体への装着時に該箱本体の左右の連結壁に重なる左右側壁とを有する水平断面略コ字状をなし、前記カバーの左右側壁の先端と箱本体とに、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第1のスライドガイドを設けると共に、前記連結壁と左右側壁が重なる部分の、前記カバーから見て第1のスライドガイドよりも手前側の位置に、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第2のスライドガイドを設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電気接続箱であって、前記第2のスライドガイドを、第1のスライドガイドよりも下方へ延ばしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の電気接続箱であって、前記第1のスライドガイドと第2のスライドガイドを、各入口では前後方向の遊びが大きくスライド方向の奥側に行くほど前後方向の遊びが小さくなるように構成したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電気接続箱であって、前記第1のスライドガイドと第2のスライドガイドを、それぞれ前記箱本体側に形成されたスライド溝と該スライド溝に摺動自在に嵌まる前記カバー側に形成された凸部との組で構成し、前記各スライド溝の入口側の溝側縁を、前記カバーのスライド方向に対して傾斜させることにより、各入口の遊びを大きく設定したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気接続箱であって、前記カバーが、前記箱本体の側部の外面にワイヤーハーネスを配索した後に、上からワイヤーハーネスを押し付けるように装着されるカバーであり、前記箱本体の側部の外面に、該箱本体の側部から引き出されて上部から下方へ向けて導出されるワイヤーハーネスを嵌めるための前面開放の断面U字状の配索溝が形成され、その配索溝の両側に前記左右一対の連結壁が設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、電気部品等が収容される箱本体と、該箱本体の側部に上方からスライドさせて装着されることで、箱本体の外部に張り出して設けられるカバーとからなり、前記箱本体の側部には、外方に突出した左右一対の連結壁が設けられ、前記カバーは、前壁と、該前壁の左右両端に連設されると共に前記箱本体への装着時に該箱本体の左右の連結壁に重なる左右側壁とを有する水平断面略コ字状をなし、前記カバーの左右側壁の先端と箱本体とに、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第1のスライドガイドを設けると共に、前記連結壁と左右側壁が重なる部分の、前記カバーから見て第1のスライドガイドよりも手前側の位置に、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第2のスライドガイドを設けた電気接続箱の組立方法であって、前記箱本体の側部からワイヤーハーネスを引き出すと共に、引き出したワイヤーハーネスを、前記箱本体の側部から突出した左右一対の連結壁の間に通して上部から下方へ向けて導出し、その後、前記カバー側の第1のスライドガイドと第2のスライドガイドを前記箱本体側の第1のスライドガイドと第2のスライドガイドにそれぞれ係合させつつ、初期段階では前記カバーを、その下端側が外側に開いた状態となるよう傾けた姿勢で箱本体に挿入していき、最終段階では、前記第1のスライドガイドと第2のスライドガイドの案内作用により、前記カバーの下端側を前記箱本体側に引き付けながら挿入して、カバーを箱本体に合体させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、カバーを上方からスライドさせるためのスライドガイドを、カバーから見て先端側と手前側の2箇所に設けたので、カバーのガタつきを減らすことができる。
図9を用いてその例を示すと、それぞれ第1、第2のスライドガイドの各遊び角θ1、θ2を、θ1はα1とα2とのなす角およびθ2はα3とα4とのなす角とした場合、両方の遊び角の重なる範囲α3とα2とのなす角θがトータルの遊び角θになる。従って、2つスライドガイドがあることによって、トータルの遊び量を結果的に小さくすることができるようになり、カバーのガタつきを減らすことができる。
また、手前側に第2のスライドガイドを設けたことにより、ガタつきによる変位量の最も大きくなるカバーの前壁下端の変位量を減らすことができる。つまり、例えば、図7(b)に示すように、カバー70の先端側の第1のスライドガイド12、52しかない場合、カバー70の前壁下端Kからスライドガイド12、52までの距離Lが大きくなるので、同じガタつき角度であるとすると、カバー70の前壁下端Kの変位量が大きくなるが、図8(b)に示すように、第1のスライドガイド12、52の他に手前側にも第2のスライドガイド14、54があると、前記距離Lが小さくなるので、そのぶんだけカバー70の前壁下端Kの変位量を小さくすることができる。
また、請求項2の発明によれば、図8(b)に示すように、第1のスライドガイド12、52は上の方にあるが、第2のスライドガイド14、54はそれより下の方にあるので、第2のスライドガイド14、54に近いカバー70の前壁下端Kのガタつきをより小さくすることができる。
また、請求項3の発明によれば、第1のスライドガイドと第2のスライドガイドを、各入口では前後方向の遊びが大きくスライド方向の奥側に行くほど前後方向の遊びが小さくなるように構成しているので、装着初期の段階では、大きな遊びを持たせながらカバーを箱本体に楽に装着することができ、装着終期の段階では、徐々に遊びを取り除きながらカバーをぴったりと適正な最終位置に装着することができる。
従って、箱本体の側部から引き出したワイヤーハーネスを、箱本体の外側面に沿って上部から下方に導き、更に水平方向に引き延ばすような場合には、ワイヤーハーネスに撥ね上がり力があることによって、又は、ワイヤーハーネスの径が大きい場合、カバーを装着する際にカバーがワイヤーハーネスを強く擦りながら挿入される心配があるが、その点を解消することができる。
つまり、カバーの装着初期の段階は、カバーの姿勢についての融通が大きく取れることにより、無理な押し付け力をワイヤーハーネスに与えることなく、カバーを箱本体に装着することができ、装着終期の段階に進むにつれて、第1、第2のスライドガイドによる拘束性能が強く効き出すことによって、ワイヤーハーネスを外側から押さえ付けながらカバーを最終位置まで装着することができる。これにより、撥ね返り傾向のあるワイヤーハーネスにカバーが強く擦れるという現象を緩和することができ、ワイヤーハーネスの外周に対する損傷防止を図ることができる。また、カバーを装着する際の力を小さくすることができる。
また、請求項4の発明によれば、箱本体のスライド溝の入口部分の溝側縁に傾斜を設けるだけで、カバーの装着初期の段階に、ワイヤーハーネスへの押し付け力を軽減する方向の融通をカバーの姿勢に持たせることができる。
また、請求項5の発明によれば、箱本体の側部の外面にワイヤーハーネスを嵌めるための配索溝を設けているので、その配索溝の中を通して、ワイヤーハーネスを上部から下方へ導出することができ、その上にカバーを装着することで、撥ね返りを押さえながらワイヤーハーネスを安定的に保持することができる。
また、請求項6の発明によれば、初期段階ではカバーを、その下端側が外側に開いた状態となるよう傾けた姿勢で箱本体に挿入していき、最終段階では、第1のスライドガイドと第2のスライドガイドの案内作用により、カバーの下端側を箱本体側に引き付けながら挿入するので、ワイヤーハーネスとの擦れをできるだけ避けながらカバーを箱本体に装着することができ、装着完了時点ではワイヤーハーネスを確実にカバーで押さえ付けることができる。
本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実施形態の電気接続箱の箱本体とカバーを組み合わせた状態を示す要部の斜視図、図2は箱本体の要部の斜視図、図3はカバーの外面の斜視図、図4はカバーの内面を斜め下側から見た斜視図、図5は箱本体とカバーを組み合わせた状態を示す一部省略して示す要部の側面図、図6は箱本体にワイヤーハーネスを組み込んだ上でカバーを装着した状態を示す要部の側面図である。
この電気接続箱は、電気部品等が収容される合成樹脂製の箱本体10と、箱本体10の一側部の外面にワイヤーハーネス配索後に装着される合成樹脂製のカバー50と、からなる。箱本体10とカバー50は、それぞれ共に樹脂の一体成形品よりなる。
カバー50は、箱本体10の側部の外面に上方からスライドさせて装着されることで、箱本体10の外部に張り出して設けられるスライド式の防水カバーであり、箱本体10の側部開口11の左右縁部とカバー50の前端左右には、そのスライド動作を案内するための第1のスライドガイド12、52が設けられている。
この第1のスライドガイド12、52は、互いに係合するレール状のものであり、上からカバー50を組み付けることにより、上下方向にはカバー50の自由なスライドを許すものの、他の方向へのカバー50の移動を規制する機能を果たす。
この第1のスライドガイド12、52として、箱本体10側には、図2に示すようにスライド溝12aが設けられ、カバー50側には、図4に示すようにスライド溝12aに摺動自在に嵌まる突壁(凸部)52aが設けられている。また、カバー50側には、スライド溝12aに突壁52aを挿入した状態で、箱本体10側のスライドガイド12を囲むように位置する断面コ字状のレール壁52bが設けられている。
この場合、図2に示すように、スライド溝12aの入口部分(上端付近)の、特にカバー50から見て特に奥側の溝側縁12bが、カバー50のスライド方向に対して傾斜することによって、スライド溝12aの溝幅が大きくなっていることにより、カバー50と箱本体10間における第1のスライドガイド12、52の入口部分の前後方向の遊びが大きく設定されている。また、スライド方向の奥側(下側)に行くほどスライド溝12aの溝幅が小さくなって、最終的に両溝側縁が平行になっていることにより、カバー50と箱本体10間における第1のスライドガイド12、52の前後方向の遊びが小さくなっている。
なお、第1のスライドガイド12、52には、カバー50を定位置までスライドさせた際に、カバー50の下側への移動を規制するストッパ(特に符号を付さず)が付いている。
箱本体10の側部開口11の下側の外面には、箱本体10の側部開口11から引き出されて上部から下方へ向けて導出されるワイヤーハーネスWを嵌めるための前面開放の断面U字状の配索溝20A、20Bが形成されている。この場合、嵌め込むワイヤーハーネスWの太さに対応するよう断面積を異ならせた2本の配索溝20A、20Bが互いに隣接して平行に設けられている。
また、その配索溝20A、20Bを形成するために箱本体10の側部の外面に突設された配索溝20A、20Bの左右側壁21、22の先端(突出端)には、互いに内側に突出することで、配索溝20A、20B内に収容されたワイヤーハーネスWの抜けを規制する仮係止部23が設けられている。ここでは、仮係止部23は、配索溝20A、20Bの左右側壁21、22の先端縁を内側へ傾斜させた先端傾斜部として形成されており、配索溝20A、20Bの左右側壁21、22の中段の高さ範囲にのみ設けられている。
また、カバー50は、上部に箱本体10の側部開口11を塞ぐ幅の封止壁51を有し、それに続く下半部の水平断面が略コ字状に形成されたもので、水平断面が略コ字状に形成された部分は、封止壁51と略同等の幅の前壁70と、その左右両側に連続した側壁71とから構成されている。前壁70は、ワイヤーハーネスWの断面の曲率に応じた2本の半筒壁を横に並べた形状をなしている。前壁70の上部は、傾斜壁74により封止壁51の下端に連続し、傾斜壁74と封止壁51の外面には、縦方向に沿って平行な複数のリブ78が設けられている。
このカバー50には、該カバー50を箱本体10に装着したときに、配索溝20A、20Bの左右側壁21、22の外側に挿入されて、それにより左右側壁21、22の外側への撓みを規制する規制壁71、72が設けられている。この場合、2本の配索溝20A、20Bの左右側壁21、22のうち最左端と最右端の側壁21の撓みを規制するカバー50の規制壁71が、カバー50の左右側壁71によって構成され、それ以外の規制壁72が、隣接する配索溝20A、20Bの2枚の側壁22の間の撓み空間25に挿入されるようにカバー50の内面に突設されたリブ72によって構成されている。
また、カバー50の規制壁71、72の基部には、仮係止部23の外側に当接することで、仮係止部23の外側への開きを防止する開き防止部73が設けられている。
また、配索溝20A、20Bの左右側壁21、22の上端角部21a、22aは、斜めにまたは湾曲状にカットされており、カバー50の傾斜壁74が、そのカット形状に対応している。
また、配索溝20A、20Bの最外側の側壁21の外面と、カバー50の側壁71の内面との間には、前述した第1のスライドガイド12、52を補強するための第2のスライドガイド14、54が設けられている。
この第2のスライドガイド14、54は、カバー50側から見た場合、前述した奥側に位置する第1のスライドガイド12、52よりも手前側に位置しており、カバー50の内面側に設けられたリブ(凸部)54aと、配索溝20A、20Bの最外側の側壁21の外面側に設けられた縦方向のスライド溝14aと、よりなる。また、この第2のスライドガイド14、54は、第1のスライドガイド52と平行をなすように配置されると共に、第1のスライドガイド52よりも下方に延ばして設けられている。
この場合、図2に示すように、スライド溝14aの入口部分(上端付近)の両溝側縁がカバー50のスライド方向に対して傾斜していることによってスライド溝14aの溝幅が大きくなっていることにより、カバー50と箱本体10間における第2のスライドガイド14、54の入口部分の前後方向の遊びが大きく設定されている。特に、カバー50から見て手前側の溝側縁14bが、カバー50のスライド方向に対し大きく傾斜していることで、カバー50を傾斜姿勢にした場合でも、カバー50側のスライドガイド54であるリブ54aの先端を受け入れやすくなっている。
また、スライド溝14aがスライド方向の奥側(下側)に行くほど溝幅が小さくなって、最終的に両溝側縁が平行になっていることにより、カバー50と箱本体10間における第2のスライドガイド14、54の前後方向の遊びが小さくなっている。
また、配索溝20A、20Bの最外側の側壁21は、カバー50を支持する連結壁としての機能を果たすもので、それら最外側の側壁(連結壁)21の外面と、それに重なるカバー50側の側壁71との間には、カバー50を定位置にロックするロック機構30、80が設けられている。
次に作用を説明する。
この電気接続箱を組み立てる場合は、まず、箱本体10の側部からワイヤーハーネスWを引き出すと共に、引き出したワイヤーハーネスWを上部から下方へ向けて導出し、それぞれの配索溝20A、20Bに嵌め込む。その際、仮係止部23の先端間の間隔は、ワイヤーハーネスWの径より小さく設定されているので、ワイヤーハーネスWを嵌め込むとき、配索溝20A、20Bの側壁21、22を外側へ撓ませながら挿入する。ワイヤーハーネスWを配索溝20A、20Bに挿入すると、側壁21、22は元の位置に復帰し、この状態で仮係止部23による仮係止が行われる。従って、ワイヤーハーネスWは撥ね戻り等で配索溝20A、20Bから外へ飛び出さなくなる。
次にカバー50を上から装着する。その際、カバー50側のスライドガイド52、54(突壁52a、リブ54a)を箱本体10側のスライドガイド12、14(スライド溝12a、14a)に係合させながら、下方へスライドさせ、ロック機構30、80を互いにロックさせる。このようにスライドガイド12、52、14、54の案内作用によって、上からカバー50をスライドさせるだけで、箱本体10の側部の定位置にカバー50を装着できるので、カバー50の取り付けが簡単且つスムーズにできる。
カバー50を定位置に装着すると、カバー50の規制壁(側壁71及びリブ72)が、配索溝20A、20Bの側壁21の外側及び隣接する側壁22間の撓み空間25に挿入され、また、開き防止部73が仮係止部23の外側に当接する。これにより、規制壁(側壁71及びリブ72)によって側壁21、22の外側への撓みが規制され、開き防止部73によって仮係止部23の開きが防止される。
従って、ワイヤーハーネスWに対する保持を強固で確実なものにすることができる。つまり、仮係止部23による係止と、規制壁(側壁71及びリブ72)の撓み規制による係止との二重係止の実現により、ワイヤーハーネスWの保持力のアップが図れる。
また、第1のスライドガイド12、52と第2のスライドガイド14、54の案内によって、配索溝20A、20BへのワイヤーハーネスWの嵌め込み方向と交差する方向にカバー50をスライドさせるようにしているので、ワイヤーハーネスWの撥ね戻り力によって、カバー50が外れるおそれを無くすことができる。
また、配索溝20A、20BにワイヤーハーネスWを嵌めた段階で、仮係止部23による仮係止が行われるので、ワイヤーハーネスWの撥ね戻り等の心配をすることなく、カバー50を簡単に箱本体10の定位置に装着することができ、作業手間と作業時間の軽減を図ることができる。
また、配索溝20A、20BにワイヤーハーネスWを嵌めてカバー50を装着することにより、クリップやプロテクタ等の余計な部品を使用せずに、図6に示すように、ワイヤーハーネスWの配索経路を、障害物100の下を潜り抜ける経路に強制的に決めることができるので、組付手間を減らすことができ、コストダウンが図れる。
また、カバー50を装着することによって、ワイヤーハーネスWを保護することができるので、防水性を高めることができる。
また、解体時は、カバー50を取り外して、ワイヤーハーネスWを手前に引き出せば、配索溝20A、20Bから簡単に外すことができるので、解体性に優れており、資源再利用の面で貢献することができる。
また、カバー50を上方からスライドさせるためのスライドガイド12、52、14、54を、カバー50から見て先端側と手前側の2箇所に設けているので、カバー50のガタつきを減らすことができる。
即ち、図9に例を示すように、それぞれのスライドガイドの遊び角θ1、θ2を、θ1はα1とα2とのなす角およびθ2はα3とα4とのなす角とした場合、両方の遊び角の重なる範囲α3とα2とのなす角θがトータルの遊び角θになる。従って、2つスライドガイド12、52、14、54があることによって、トータルの遊び量を結果的に小さくすることができるようになるので、カバー50のガタつきを減らすことができる。
また、手前側に第2のスライドガイド14、54を設けたことにより、ガタつきによる変位量の最も大きくなるカバー50の前壁下端の変位量を減らすことができる。つまり、図7に示すように、カバー50の先端側の第1のスライドガイド12、52しかない場合は、カバー50の前壁70下端Kから第1のスライドガイド12、52までの距離Lが大きくなるので、同じガタつき角度であるとすると、カバー50の前壁70下端Kの変位量が大きくなるが、図8に示すように、手前側に第2のスライドガイド14、54を設けると、前記の距離Lが小さくなるので、そのぶんだけカバー50の前壁70下端Kの変位量を小さくすることができる。
また、第1のスライドガイド12、52は上の方にあるが、第2のスライドガイドは14、54それより下の方に設けているので、第2のスライドガイド14、54に近いカバー50の前壁70下端Kのガタつきをより小さくすることができる。
また、本実施形態では、仮係止部23を配索溝20A、20Bの左右側壁21、22の中段の高さ範囲にのみ設けているので、配索溝20A、20Bの上段と下段ではワイヤーハーネスWへの規制を緩やかにすることができる。従って、上部からワイヤーハーネスWを配索溝20A、20Bの中に嵌め入れるとき、入れ始めの段階は仮係止部23が邪魔にならずに、スムーズに入れることができ、ある程度入った段階で初めて仮係止が効き出すことになる。また、解体時に下部からワイヤーハーネスWを抜き出すときも、抜き始めの段階は仮係止部23が邪魔にならないので、スムーズに抜き出すことができ、ある程度抜いた段階で仮係止に抗して抜けばよくなる。
また、配索溝20A、20Bの左右側壁21、22の上端角部21a、22aを斜めにまたは湾曲状にカットしてあるので、それら上端角部21a、22aにワイヤーハーネスWの電線を引っ掛けるような心配もなく、ワイヤーハーネスWを配索溝20A、20Bに容易に入れることができる。また、カバー50も、対応した傾斜壁74を有する形状に形成してあるので、ワイヤーハーネスWを適切に押え込むことができる。
また、本実施形態では、第1のスライドガイド12、52と第2のスライドガイド14、54を、各入口では前後方向の遊びが大きくスライド方向の奥側に行くほど前後方向の遊びが小さくなるように構成しているので、装着初期の段階では、大きな遊びを持たせながらカバー50を箱本体10に楽に装着することができ、装着終期の段階では、徐々に遊びを取り除きながらカバー50をぴったりと適正な最終位置に装着することができる。
従って、図10(a)に示すように、箱本体10の側部から引き出したワイヤーハーネスWを、箱本体10の側部に沿って上部から下方に導き、更に水平方向に引き延ばすような場合には、ワイヤーハーネスWに撥ね上がり力があることによって、又は、ワイヤーハーネスWの径が大きい場合、カバー50を上方から矢印A1方向に装着する際に、カバー50がワイヤーハーネスWの図10(a)中Sで示す範囲を強く擦りながら挿入される心配があるが、その点を解消することができる。
即ち、図10(b)および図11に示すように、カバー50の装着初期の段階では、スライドガイド12、52、14、54の遊びが大きいことで、カバー50の姿勢についての融通が大きく取れることにより、カバー50を、その下端側が外側に開いた状態となるよう、やや傾けた姿勢で箱本体10に挿入することができ、無理な押し付け力をワイヤーハーネスWに与えることなく、箱本体10に装着して行くことができる。この際、カバー50側のリブ54a(第2のスライドガイド54)の先端は、図11に示すように、箱本体10側のスライド溝14aの溝側縁14bの傾斜に確実に拾われながら、スライド溝14aの中に挿入されて行く。
また、装着終期の段階に進むにつれて、図10(c)および図12に示すように、スライド溝12a、14aの溝幅が減少して前後方向の遊びが少なくなることによって、第1、第2のスライドガイド12、52、14、54による拘束性能が強く効き出すことにより、カバー50の下端側が箱本体10側に矢印A3のように引き付けられるようになるので、カバー50がワイヤーハーネスWを外側から押さえ付けながら最終位置まで装着されて行く。
これにより、撥ね返り傾向のあるワイヤーハーネスWに、装着の際のカバー50が強く擦れるという現象を緩和することができるようになり、ワイヤーハーネスWの外周に対する損傷防止及びカバー50を装着する際の力の低減を図りながら、カバー50を箱本体10に装着することができ、図13に示す装着完了時点では、ワイヤーハーネスWを確実にカバー50で押さえ付けることができる。
なお、上記実施形態では、配索溝20A、20Bを2本設けた場合を示したが、1本でもよい。また、3本以上の配索溝を設けてもよい。
本発明の実施形態の電気接続箱の箱本体とカバーを組み合わせた状態を示す要部の斜視図である。 前記箱本体の要部の斜視図である。 前記カバーの外面の斜視図である。 前記カバーの内面を斜め下側から見た斜視図である。 前記箱本体とカバーを組み合わせた状態を示す一部省略して示す要部の側面図である。 前記箱本体にワイヤーハーネスを組み込んだ上でカバーを装着した状態を示す要部の側面図である。 前記箱本体とカバーとの間に第1のスライドガイドしか設けない場合(比較例)の模式的な平面図(a)と側面図(b)である。 前記箱本体とカバーとの間に第1のスライドガイドと第2のスライドガイドの2つを設けた場合(本発明)の模式的な平面図(a)と側面図(b)である。 2つのスライドガイドを設けることによって、ガタつきを小さくできることを示すための図で、(a)は第1、第2のスライドガイドのそれぞれの遊びの大きさについての説明図、(b)は遊びが減ることの説明図である。 前記箱本体にカバーを装着する際のワイヤーハーネスに対する擦れの問題についての概略的な説明図で、(a)は真っ直ぐにカバーをスライドさせたときに強く擦れが生じる可能性があることを示すための側面図、(b)はその問題を解消するために斜めの姿勢でカバーを装着していくことを示す側面図、(c)は最終段階の少し手間の状態を示す側面図である。 前記箱本体にカバーを装着する際のワイヤーハーネスに対する擦れの問題を解消するためのカバーの初期姿勢を示す側面図である。 図11の次の段階の姿勢を示す側面図である。 装着完了の段階を示す側面図である。
符号の説明
10 箱本体
50 カバー
20A,20B 配索溝
21 側壁(連結壁)
70 前壁
71 左右側壁
12,52 第1のスライドガイド
12a スライド溝
12b 溝側縁
52a 突壁(凸部)
14,54 第2のスライドガイド
14a スライド溝
14b 溝側縁
54a リブ(凸部)

Claims (6)

  1. 電気部品等が収容される箱本体と、該箱本体の側部に上方からスライドさせて装着されることで、箱本体の外部に張り出して設けられるカバーと、からなり、前記箱本体の側部には、外方に突出した左右一対の連結壁が設けられ、前記カバーは、前壁と、該前壁の左右両端に連設されると共に前記箱本体への装着時に該箱本体の左右の連結壁に重なる左右側壁とを有する水平断面略コ字状をなし、前記カバーの左右側壁の先端と箱本体とに、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第1のスライドガイドを設けると共に、前記連結壁と左右側壁が重なる部分の、前記カバーから見て第1のスライドガイドよりも手前側の位置に、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第2のスライドガイドを設けたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱であって、
    前記第2のスライドガイドを、第1のスライドガイドよりも下方へ延ばしたことを特徴とする電気接続箱。
  3. 請求項1または2に記載の電気接続箱であって、
    前記第1のスライドガイドと第2のスライドガイドを、各入口では前後方向の遊びが大きくスライド方向の奥側に行くほど前後方向の遊びが小さくなるように構成したことを特徴とする電気接続箱。
  4. 請求項3に記載の電気接続箱であって、
    前記第1のスライドガイドと第2のスライドガイドを、それぞれ前記箱本体側に形成されたスライド溝と該スライド溝に摺動自在に嵌まる前記カバー側に形成された凸部との組で構成し、前記各スライド溝の入口側の溝側縁を、前記カバーのスライド方向に対して傾斜させることにより、各入口の遊びを大きく設定したことを特徴とする電気接続箱。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気接続箱であって、
    前記カバーが、前記箱本体の側部の外面にワイヤーハーネスを配索した後に、上からワイヤーハーネスを押し付けるように装着されるカバーであり、前記箱本体の側部の外面に、該箱本体の側部から引き出されて上部から下方へ向けて導出されるワイヤーハーネスを嵌めるための前面開放の断面U字状の配索溝が形成され、その配索溝の両側に前記左右一対の連結壁が設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  6. 電気部品等が収容される箱本体と、該箱本体の側部に上方からスライドさせて装着されることで、箱本体の外部に張り出して設けられるカバーと、からなり、前記箱本体の側部には、外方に突出した左右一対の連結壁が設けられ、前記カバーは、前壁と、該前壁の左右両端に連設されると共に前記箱本体への装着時に該箱本体の左右の連結壁に重なる左右側壁とを有する水平断面略コ字状をなし、前記カバーの左右側壁の先端と箱本体とに、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第1のスライドガイドを設けると共に、前記連結壁と左右側壁が重なる部分の、前記カバーから見て第1のスライドガイドよりも手前側の位置に、該カバーを上方からスライドさせて装着するための第2のスライドガイドを設けた電気接続箱の組立方法であって、
    前記箱本体の側部からワイヤーハーネスを引き出すと共に、引き出したワイヤーハーネスを、前記箱本体の側部から突出した左右一対の連結壁の間に通して上部から下方へ向けて導出し、その後、前記カバー側の第1のスライドガイドと第2のスライドガイドを前記箱本体側の第1のスライドガイドと第2のスライドガイドにそれぞれ係合させつつ、初期段階では前記カバーを、その下端側が外側に開いた状態となるよう傾けた姿勢で箱本体に挿入していき、最終的段階では、前記第1のスライドガイドと第2のスライドガイドの案内作用により、前記カバーの下端側を前記箱本体側に引き付けながら挿入して、カバーを箱本体に合体させることを特徴とする電気接続箱の組立方法。
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