JP2008177914A - 通信システム、送信機、受信機、通信方法、送信機検出方法、通信手順設定方法 - Google Patents

通信システム、送信機、受信機、通信方法、送信機検出方法、通信手順設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置構成を複雑にすることなく無線通信の手順を設定する。
【解決手段】この通信システムは、提供される信号を第1の周波数帯へ周波数変換して第1の信号を生成し、かつ、第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯の第2の信号を生成する第1の周波数変換部と、第1の周波数変換部が変換した第1および第2の信号を合成して送信信号を出力する合成器とを備えた送信機と、送信信号を周波数差シフトさせた信号に変換する第2の周波数変換部と、送信信号と第2の周波数変換部が変換した信号とを乗算する第1の乗算器と、乗算された信号からベースバンド信号を抽出するフィルタと、フィルタから出力される信号を検出する検出部とを備えた受信機と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は無線通信システムに関し、特に報知信号の送信方法に関する。
一般に、無線通信システムにおける受信機は、対応する送信機の諸元情報(例えば送信周波数や同期情報など通信に必要な情報)をあらかじめ知っておく必要がある。しかし、送信機が報知信号などを送信することにより、受信機がこうした諸元情報の一部を事前に知らなくても通信を可能にする技術が提案されている。受信機が既存の無線通信システムの送信機の存在を検出し、さらにはシステム内の送信機と時間同期をとる方法として、自己相関特性に優れた信号系列を時間的に連続して送信する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
この方法によれば、送信機が、所定の系列長の信号系列を連続的に送信し、受信機が、受信信号と、当該受信信号を当該系列長だけ遅延させて複素共役演算を施した信号とを乗算することで、高い相関値を得ることが可能となる。さらに、この方法によって相関値を得た時刻は、送信機が当該信号を送信した時刻とみなすことができるため、送信機と受信機の間で時刻同期をとることも可能である。また、かかる方法において高い相関値が得られない場合は、このような信号系列が送信されていないとみなすことができ、送信機が存在しないと判定することも可能となる。
また、かかる方法で送信信号を検出する手段として、マッチドフィルタを利用する方法が知られている。この方法では、予め送信機と受信機の間で自己相関性能の高い信号系列をあらかじめ取り決めておき、送信機がこの信号系列を予め定められた周波数にて送信する。対応する受信機は、この信号系列をタップ係数とするマッチドフィルタをあらかじめ動作させておき、当該信号系列を受信した場合に高い信号出力を得ることで、送信機の存在を検出するものである。
特開2000−341240号公報
しかし、同一の信号系列を繰り返し送信する方法は、受信信号を遅延させるため、受信機が比較的大容量のメモリを持たなければならない。これは、設計上非効率であり、装置構成の大規模化、消費する電力も増大などの原因となる。
また、マッチドフィルタを用いる方法は、あらかじめ信号系列を取り決める必要があり、加えて、当該信号系列が送信される周波数を既知としなければならない。したがって、信号系列の送信周波数がわからない状況下では、マッチドフィルタを利用した方法を利用することが難しい。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、受信機側の装置構成を複雑にすることなく、送信機の存在を示す信号の送信周波数が既知でなくても通信手順の設定を可能とする通信システム、送信機、受信機、通信方法、送信機検出方法、通信手順設定方法を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明の一つの態様に係る通信システムは、提供される信号を第1の周波数帯へ周波数変換して第1の信号を生成し、かつ、第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯の第2の信号を生成する第1の周波数変換部と、第1の周波数変換部が変換した第1および第2の信号を合成して送信信号を出力する合成器とを備えた送信機と、送信信号を周波数差シフトさせた信号に変換する第2の周波数変換部と、送信信号と第2の周波数変換部が変換した信号とを乗算する第1の乗算器と、乗算された信号からベースバンド信号を抽出するフィルタと、フィルタから出力される信号を検出する検出部とを備えた受信機と、を有している。
本発明の他の態様に係る送信機は、信号を第1の周波数帯へ周波数変換して第1の信号を生成し、かつ、第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の信号を生成する周波数変換部と、周波数変換部が変換した第1および第2の信号を合成して送信信号を出力する合成器とを備えている。また、本発明の他の態様に係る受信機は、受信した信号を、周波数差シフトさせた信号に変換する周波数変換部と、受信した信号と周波数変換部が変換した信号とを乗算する乗算器と、乗算された信号からベースバンド信号を抽出するフィルタと、フィルタから出力される信号を検出する検出部とを備えている。
本発明の他の態様に係る通信方法は、送信機により、信号を第1の周波数帯への周波数変換によって生成した第1の信号と第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯の第2の信号とを一括して送信信号として送信し、受信機の周波数変換器により、送信機が送信した送信信号を周波数差シフトさせた信号に変換し、受信機の乗算器により、送信信号とシフトさせた信号とを乗算し、受信機のフィルタにより、乗算器が乗算した信号からベースバンド信号を抽出し、受信機の検出器により、フィルタから出力されるベースバンド信号を検出することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る送信機検出方法は、周波数変換器により、送信機が信号を第1の周波数帯への周波数変換によって生成した第1の信号と第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯の第2の信号とを一括して送信した送信信号を、周波数差シフトさせた信号に変換し、乗算器により、送信信号とシフトさせた信号とを乗算し、フィルタにより、乗算器が乗算した信号からベースバンド信号を抽出し、検出器により、フィルタから出力されるベースバンド信号を検出することを特徴とする。また、本発明の他の態様に係る通信手順設定方法は、送信機により、受信機との通信に用いるパラメータを含む信号を第1の周波数帯へ周波数変換した第1の信号と第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯へ周波数変換した第2の信号とを一括してビーコン信号として送信し、受信機の周波数変換器により、ビーコン信号を周波数差シフトさせた信号に変換し、受信機の乗算器により、ビーコン信号とシフトさせた信号とを乗算し、受信機のフィルタにより、乗算器が乗算した信号からベースバンド信号を抽出し、受信機の復調器により、フィルタから出力されるベースバンド信号からパラメータを復調することを特徴とする。
本発明によれば、装置構成を複雑にすることなく無線通信の手順を設定することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図、図2は、この実施形態に係る通信システムの送信系列の波形例を示す図、図3は、同じく第1周波数変換部および第2周波数変換部の出力波形例を示す図である。また、図4は、この実施形態に係る通信システムの送信機が送信する報知信号の例を示す図、図5は、この実施形態の通信システムの動作を説明する図、図6は、同じく動作を説明するフローチャートである。図1に示すように、この実施形態の通信システムは、送信機10および受信機15を備えている。この実施形態の通信システムでは、送信機10は、自己の存在を示す信号(以下「報知信号」と呼ぶ。)を受信機15に向けて送信する。
報知信号は、送信機10が受信機15との通信において利用する通信方式の詳細情報(諸元情報)を含んでいる。通信方式の詳細情報としては、例えば、送信機が通信に用いる周波数(報知信号の送信周波数と同一とは限らない)、変調方式、誤り訂正符号化方式、誤り訂正符号化率、フレームフォーマットなどが挙げられる。あるいは、送信機10と受信機15の間の同期を確立するための同期信号を含んでもよい。
受信機15は、対応する送信機10が通信圏内に存在するかを調べるため、送信機10が送信する報知信号をサーチする機能を有している。受信機15は、まず報知信号を受信して送信機10の存在を検出し、送信機15と同期処理を行う。さらに、受信機15は、受信した報知信号に含まれるデータを復調し、以後の通信において送信機10と通信を行うための諸元情報、例えば周波数、変調方式、誤り訂正符号化方式、誤り訂正符号化率、フレームフォーマットなどを取得して以後の通信の受信に備える。
受信機15は、送信機10が送信する報知信号だけでなく、他の送信機から送信される干渉波も一緒に受信している。本発明の実施形態に係る通信システムでは、受信機15は、対応する送信機10が送信する報知信号に基づいて、当該送信機10を探索して以後の通信に用いる諸元情報を取得するので、他に干渉源が存在する条件下でも通信手順の設定を実現することができる。
続いて、送信機10について詳細に説明する。送信機10は、送信系列生成部100、局部発振器101、第1周波数変換部102、第2周波数変換部104、合成器106、および送信アンテナ108を有している。送信系列生成部100は、受信機15と通信するための所定の諸元情報を用いて、当該諸元情報を含んだ送信系列を生成する。送信系列は、送信するデータ列のビットの変調をかけたベースバンド信号である。この実施形態では、変調方式はOOK(On-Off Keying)であるものとする。また、系列の長さはτ、変調速度はFsであるものとする。すなわち、送信系列生成部100は、図2に示すような信号を生成する。
局部発振器101は、第1周波数変換部102および第2周波数変換部104が周波数変換を行うためのローカル信号を生成してそれぞれに供給する。第1周波数変換部102および第2周波数変換部104は、送信系列生成部100が生成したベースバンドの送信系列を、所定の送信周波数f1およびf2にそれぞれ変換する。第1周波数変換部102および第2周波数変換部104は、互いに同期しており、変換される周波数f1およびf2には、所定の周波数差Δf(=f2−f1)が設けられている。
第1周波数変換部102および第2周波数変換部104は、ミキサなどにより実現できる。この場合、局部発振器101は、第1周波数変換部102および第2周波数変換部104のそれぞれに対し周波数差Δfのローカル信号を供給する。また、第2周波数変換部104の内部に周波数Δfの信号発生器とミキサをあらかじめ備えることで、局部発振器101が第1周波数変換部102および第2周波数変換部104それぞれに共通のローカル信号を供給するように構成してもよい。第1周波数変換部102および第2周波数変換部104の出力信号の例を図3に示す。
合成器106は、第1周波数変換部102の出力および第2周波数変換部104の出力を合成する。すなわち、合成器106は、周波数f1の送信信号および周波数f2の送信信号を重畳し、二つの周波数スペクトルを有する送信信号を生成する。送信アンテナ108は、合成器106により生成された送信信号を電波として放射する。
送信機10が送信する信号を時間周波数平面上で表現すると、図4の実線にて示すような信号となる。つまり、周波数がΔfだけ離れたOOK信号が周波数方向に並んでいる状態である。また時間方向には同時に(同期して)信号が送信される。なお、図4の破線にて示す信号は、同一周波数で時間差τを設けて同一送信系列を送信する従来の報知信号の一例である。
次に、受信機15について詳細に説明する。受信機15は、受信アンテナ110、第1ミキサ112、局部発振器114、複素共役処理部116、第2ミキサ118、低域通過フィルタ(LPF)120、および信号検出部122を備えている。
受信アンテナ110は、送信機10が送信した周波数f1およびf2の報知信号を含む広帯域な高周波信号を受信する。すなわち、受信アンテナには同時に干渉源が送信する干渉波も一緒に入力されることになる。受信アンテナ110の出力に、例えばLNAなど高周波増幅器を備えてもよい。
第1ミキサ112は、受信アンテナ110が受信した高周波信号の周波数を変換する周波数変換器である。局部発振器114は、第1ミキサ112が周波数変換するためのローカル信号を発振する。このローカル信号は、送信機10が送信した送信信号の周波数f1およびf2の周波数差Δfに対応し、例えばej2πΔfで表される周波数Δfの正弦波信号である。すなわち、第1ミキサ112は、受信した周波数f1およびf2の報知信号と周波数Δfのローカル信号とを乗算して、周波数f2およびf2+Δfの信号に変換する。
複素共役処理部116は、入力された高周波信号を複素共役信号(虚数部の符号を反転した信号)に変換する。例えば、複素共役処理部116は、ej2πf2で表される信号を、e−j2πf2で表される信号に変換する。
第2ミキサ118は、受信アンテナ110が受信した高周波信号と、第1ミキサ112および複素共役処理部116を経た高周波信号とを乗算する。LPF120は、第2ミキサ118で乗算された高周波信号のうち所定の周波数以下の信号(この実施形態ではベースバンド信号)を通過させる。
LPF120の通過帯域幅が、送信機10が送信した報知信号の信号帯域幅と等しい場合、LPF120の出力として報知信号そのものが得られる。なお、報知信号がOOK変調された信号である場合、LPF120の通過帯域幅が報知信号の帯域幅よりも狭いと、送信されたビット系列の復調が困難になる。しかし、かかる場合でも、LPF120から比較的大きな出力が得られるため、報知信号の存在(引いては送信機10の存在)そのものの検出は可能となる。
信号検出部122は、LPF120から出力される信号の有無を検出し、検出した場合は当該信号から諸元情報を取り出す機能を有する。具体的には、信号検出部122は、LPF120の出力信号に対して閾値判定を行い、閾値よりも大きい値が得られた場合に、送信機10が報知信号を送信している(あるいは送信機10が存在している)と判定する。併せて、信号検出部122は、LPF120の出力信号からOOK変調された諸元情報を抽出して、以後の通信の受信に備える。
ここで、図5および図6を参照して第1の実施形態に係る通信システムの動作を説明する。送信系列生成部100がベースバンドの送信系列を生成し(図6のステップ130。以下「S130」のように称する。)、分配されると(S132)、第1周波数変換部102は送信系列を周波数f1(図5のb)に、第2周波数変換部104は送信系列を周波数f2(同じくc)に変換する(S134)。ここで、周波数差Δf=f2−f1とする。周波数f0に位置する図5のaのスペクトルは、送信機10以外から放射された干渉波を示している。
合成器106は、変換された周波数f1の送信系列および周波数f2の送信系列を合成し(S136)、周波数f1およびf2のスペクトルをもつ高周波信号を出力する。合成器106から出力された高周波信号は送信アンテナ108から電波として空間に放射される(S138)。
受信アンテナ110が送信機10からの高周波信号を受信すると(S140)、その高周波信号は2つに分配されて、一方は第1ミキサ112に、他方は第2ミキサ118にそれぞれ入力される(S142)。第1ミキサ112は、受信アンテナ110からの高周波信号と、局部発振器114のローカル信号とを乗算する(S144)。
ここで、干渉波の周波数をf0、報知信号の周波数をf1およびf2とする。また、周波数f0の干渉波、周波数f1およびf2の報知信号、および周波数Δfのローカル信号を、簡単化のため無変調の正弦波と仮定し、それぞれej2πf0(図5のa)、ej2πf1(図5のb)、ej2πf2(図5のc)、ej2πΔfで表すと、第1ミキサ112から出力される信号は、
j2πf0 × ej2πΔf = ej2π(f0+Δf) (図5のd)
j2πf1 × ej2πΔf = ej2π(f1+f2−f1) =ej2πf2 (図5のe)
j2πf2 × ej2πΔf = ej2π(f2+Δf) (図5のf)
となる。
続いて、複素共役処理部116は、第1ミキサ112からの信号の複素共役信号を出力する(S146)。すなわち、複素共役処理部116の出力信号(図1のB点の信号)は、
j2π(f0+Δf) −> e−j2π(f0+Δf)
j2πf2 −> e−j2πf2
j2π(f2+Δf) −> e−j2π(f2+Δf)
となる。
一方、受信アンテナ110が受信した信号は、分配されて第2ミキサ118にも入力されている。第2ミキサ118は、受信アンテナ110が受信した信号と、複素共役処理部116の出力信号とを乗算する(S148)。受信アンテナ110が受信した高周波信号、すなわち図1のA点での信号は、ej2πf0(図5のa)、ej2πf1(図5のb)、ej2πf2(図5のc)であり、図1のB点の高周波信号は、前述の通り、e−j2π(f0+Δf)、e−j2πf2、e−j2π(f2+Δf)である。両者を乗算すると、
j2πf0・e−j2π(f0+Δf)+ej2πf1・e−j2π(f0+Δf)
+ej2πf2・e−j2π(f0+Δf)+ej2πf0・e−j2πf2
+ej2πf1・e−j2πf2+ej2πf2・e−j2πf2
+ej2πf0・e−j2π(f2+Δf)+ej2πf1・e−j2π(f2+Δf)
+ej2πf2・e−j2π(f2+Δf)
=e−j2πΔf+e−j2π(f0+Δf−f1)+e−j2π(f0−f1)+ej2π(f0−f2)
+e−j2πΔf+e+e−j2π(f2+Δf−f0)+e−j2π・2Δf+e−j2πΔf
となる。すなわち、周波数f2の報知信号成分はベースバンド信号に変換され、周波数f0の干渉波およびf1の報知信号成分は周波数f0、f1、f2以外の周波数の高周波信号に変換される。
LPF120は、第2ミキサ118から出力された信号のうち主としてベースバンド信号であるeを通過させる(S150)。したがって、e以外の信号成分はLPF120により減衰される。LPF120によりフィルタリングされた信号は信号検出部122に送られる。
ここで、図5の干渉波に注目すると、図5の干渉波aと干渉波bは、それぞれ異なる周波数f0、f0+Δfに位置している。干渉波aのスペクトラムと干渉波bのスペクトラムの信号を乗算した場合、干渉波が掛け合わされる周波数f0、f0+Δfに対応する信号がないため、乗算の結果、周波数f0の干渉波信号が消失する。同様に、雑音環境下において、干渉波と雑音とを乗算することで、所望波どうしの乗算結果よりもはるかに小さな信号しか出力されなくなる。したがって、信号検出部122は、周波数差Δfを持つ所望の報知信号(この例では周波数f2の成分)のみを検出することが可能となる(S152)。
このように、この実施形態の通信システムによれば、所望波はベースバンド信号へと変換され、干渉波は非常に小さな信号へと変換される。すなわち、干渉波の存在下であっても、所望波である報知信号や送信機の存在を検出することが可能となる。また、この実施形態の通信システムによれば、受信機がf1やf2の周波数を知る必要はなく、f1とf2の差、すなわちΔfのみを知っていれば、送信側が送信した送信系列を検出することが可能となる。
ここで、図7を参照して送信機10の変形例について説明する。図1に示す送信機10では、送信系列生成部100の出力を2つに分配して2つの周波数変換部に入力しているが、図7に示す送信機11では、送信系列生成部100の出力を2つに分配して、一方の出力について周波数をΔf変換する点が相違している。以下の説明において、図1と共通する要素については図1と共通の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、この送信機11は、送信系列生成部100、第3周波数変換部103、第4周波数変換部105、合成器106、第1局部発振器107、第2局部発振器109、および送信アンテナ108を備えている。第3周波数変換部103は、図1に示す第1周波数変換部102に対応し、入力された信号を周波数f1の信号に変換する。第1局部発振器107は、図1に示す局部発振器101に対応し、第3周波数変換部の周波数変換処理に必要なローカル信号を生成する。第4周波数変換部105は、入力されたベースバンド信号を周波数Δfの信号に変換する。第2局部発振器109は、第4周波数変換部105の周波数変換処理に必要なローカル信号を生成する。
送信系列生成部100が出力した送信系列は2つに分配され、一方は第4周波数変換部105、他方は合成器106に入力される。第4周波数変換部105は、入力されたベースバンドの送信系列を周波数Δfの信号に変換する。合成器106は、ベースバンドの送信系列と周波数Δfの送信系列とを合成し、第3周波数変換部103に入力する。第3周波数変換部103は、入力されたベースバンドの送信系列および周波数Δfの送信系列を、周波数f1の送信系列および周波数f2(=f2−f1+f1)の送信系列に変換する。変換された高周波信号は、送信アンテナ108から電波として放射される。
図6に示す送信機よっても、図1に示す送信機と同様の報知信号を送信することができる。
次に、図8ないし図12を参照して、本発明の第2の実施形態に係る通信システムについて詳細に説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図、図9は、報知信号に含まれる送信系列の構成を示す図、図10は、送信系列の波形例を示す図、図11は、第1周波数変換部および第2周波数変換部の出力波形例を示す図、図12は、第2の実施形態に係る通信システムの動作を説明する図である。以下の説明において、第1の実施形態に係る通信システムと共通する構成については共通の符号を付して示し、重複する説明を省略する。
図7に示すように、この実施形態の通信システムは、送信機20および受信機25を備えている。送信機20は、第1の実施形態の送信機10と比較すると、送信系列生成部100に代えて直流信号生成部200および送信系列生成部202を備える点が相違している。また、受信機25は、第1の実施形態の受信機15と比較すると、復調部223をさらに備える点が相違している。
直流信号生成部200は、所定レベルの直流信号を生成する。送信系列生成部202は、第1の実施形態の送信系列生成部100と対応し、送信系列を生成する。ただし、第2の実施形態の送信系列生成部202は、BPSK変調された送信系列を生成する。
第1の実施形態の送信機10では、送信系列生成部100が生成した送信系列を2つに分配してそれぞれ第1周波数変換部102および第2周波数変換部104に入力していたが、第2の実施形態の送信機20では、直流信号生成部200の出力信号を第1周波数変換部102に入力し、送信系列生成部202の出力信号を第2周波数変換部104に入力している。受信機25における復調部223は、ベースバンドの送信系列を復調して諸元情報を再生する。
ここで、図9ないし図12を参照して第2の実施形態に係る示す通信システムの動作を説明する。送信系列生成部202は、BPSK変調されたベースバンドの送信系列を生成する。送信系列生成部202が生成する送信系列は、図9に示すように、大きく二つのブロックに分かれており、前半に送信機20および受信機25の間で予め取り決められた既知系列、後半に変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率、フレーム構成などの諸元情報が記された報知情報系列を有している。そして、BPSK変調された結果、送信系列は、図10に示すような波形となる。
第1周波数変換部102は、直流信号生成部200から出力された直流信号を周波数f1の正弦波信号に変換(図12のi)して合成器106に入力する。一方、第2周波数変換部104は、送信系列生成部202が生成した送信系列を周波数f2に変換(図12のj)して合成器106に入力する。すなわち、合成器106は、図11に示す周波数f1の正弦波信号および送信系列で変調された周波数f2の高周波信号を合成し、周波数f1およびf2のスペクトルをもつ高周波信号を出力する。合成された高周波信号は、送信アンテナ108から電波として空間に放射される。なお、図12のhは、送信機20以外から放射された干渉波を示している。
受信アンテナ110が送信機20からの高周波信号を受信すると、その高周波信号は2つに分配されて一方は第1ミキサ112に、他方は第2ミキサ118にそれぞれ入力される。第1ミキサ112は、受信アンテナ110からの高周波信号と、局部発振器114の発振信号とを乗算する。ここで、干渉波の周波数をf0、報知信号の周波数をf1およびf2とすると、第1の実施形態と同様に、図12のkに示すスペクトル、同じくlに示すスペクトル、同じくmに示すスペクトルが第1ミキサ112から出力される。
複素共役処理部116は、第1ミキサ112からの出力信号の複素共役信号を出力する。一方、受信アンテナ110が受信した信号は、分配されて第2ミキサ118にも入力されている。第2ミキサ118は、受信アンテナ110が受信した信号と、複素共役処理部116の出力信号とを乗算する。受信アンテナ110が受信した高周波信号、すなわち図8のD点での高周波信号は、図12のhに示すスペクトル、図12のiに示すスペクトル、図12のjに示すスペクトルとなる。図8のD点の信号およびE点の信号を乗算すると、周波数f2の報知信号成分はベースバンド信号に変換され、周波数f0の干渉波および周波数f1の報知信号成分は周波数f0、f1、f2以外の周波数の高周波信号に変換される。
第2の実施形態は、周波数f2の送信系列変調信号と周波数f2の正弦波信号とを乗算してベースバンド信号を得ている点で、周波数f2の送信系列変調信号どうしを乗算してベースバンド信号を得る第1の実施形態と相違している。すなわち、第2の実施形態では、送信機20の送信系列生成部202が生成した送信系列が最終的に忠実に再現されている。このことは、送信系列生成部202が生成する送信系列の変調方式がBPSK方式のように位相変調系のものであっても、元の送信系列を再現可能であることを意味している。
LPF120は、乗算された信号のうち主としてベースバンド信号を通過するように設定される。LPF120によりフィルタリングされた信号は信号検出部122および復調部223に送られる。復調部223は、LPF120から送られたベースバンド信号を復調して報知信号系列を再生する。
信号検出部122は、送信系列に含まれる既知系列を検出し、復調部223は、送信系列に含まれる報知信号系列を再生する。既知系列は送受信機間で互いに既知であるので、例えば信号検出部122にマッチドフィルタを備えることにより、既知信号の受信を判定することが可能になる。すなわち、送信機側で未知の周波数へと変調された信号であっても、受信機側が周波数差Δfさえ知っていれば、ベースバンド信号へと変換することが可能となる。また、このマッチドフィルタ出力を参照することで、報知信号を送信したタイミングを得ることもできる。したがって、送信機と受信機の間で時間同期を確立することが可能となる。
このように、この実施形態の通信システムによれば、所望波はベースバンド信号へと変換され、干渉波は非常に小さな信号へと変換される。すなわち、干渉波の存在下であっても、所望波である報知信号や送信機の存在を検出することが可能となる。また、この実施形態の通信システムによれば、受信機が報知信号の周波数f1やf2を知る必要はなく、周波数f1とf2の差、すなわちΔfのみを知っていれば、送信側が送信した送信系列を検出することが可能となる。加えて、この実施形態の通信システムでは、送信機が発信する送信系列を受信側で忠実に再現できるので、送信系列に含まれる諸元情報を受信機側で有効に活用することができる。
次に、図13および図14を参照して、本発明の第3の実施形態について詳細に説明する。図13は、本発明の第3の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図、図14は、同じく第3の実施形態に係る通信システムの送信機が生成する送信系列の例を示す図である。本発明の第3の実施形態に係る通信システムは、先に説明した本発明の第1の実施形態に係る通信システムのうち送信機10の構成を変更したものである。以下の説明において、図1と共通する要素については共通の符号を付して示し、重複する説明を省略する。
図13に示すように、この実施形態の送信機30は、第1送信系列生成部300、第2送信系列生成部301、ミキサ302、局部発振器101、第1周波数変換部102、第2周波数変換部104、合成器106、および送信アンテナ108を備えている。局部発振器101、第1周波数変換部102、第2周波数変換部104、合成器106、および送信アンテナ108は、それぞれ第1の実施形態と共通の要素である。また、この実施形態の受信機35は、第1の実施形態に係る受信機15の構成に加えて、復調部323をさらに備えている。
第1送信系列生成部300は、第1の実施の形態に係る送信系列生成部100と対応し、諸元情報を含む報知信号として送信されるべき送信系列を第1送信系列として生成する。第2送信系列生成部301は、第1送信系列よりも高速なシンボルレートを有する第2送信系列を生成する。第2送信系列は、第1送信系列を細分化した上でランダム化するために用いられるため、データ系列として特段の意味を持つ必要はなく、例えばランダム系列をQPSK変調した信号などを利用することができる。第2送信系列で第1送信系列をランダム化することにより、第1送信系列と他の干渉波との相関を低くすることができる。ここで、第2送信系列のシンボルレートは、第1送信系列のシンボルレートよりも大きい値とし、例えば想定しうる干渉波の帯域幅より高速なレートにできれば望ましい。但しこのレートを実現できなくても、例えば4倍程度とすることにより、ランダム化しない場合より優れた信号検出が可能となる。以下の説明では、第2送信系列生成部301は、第1送信系列生成が生成する第1送信系列よりN倍高いシンボルレートをもつQPSK信号を生成するものとする。
図14は、第1送信系列と第2送信系列の関係を示す図である。第1送信系列に比べ、第2送信系列はN倍のシンボルレートである。第1送信系列は、報知信号として送るべき、変調方式、誤り訂正符号化方式、符号化率、あるいは、フレームフォーマットなどの諸元情報が変調された信号(たとえばOOK変調された信号)であるのに対し、第2送信系列は、ランダム系列がQPSK変調された信号となっている。
ミキサ302は、第1送信系列生成部300が生成した第1送信系列と、第2送信系列生成部301が生成した第2送信系列とを乗算する。ここでは、第1送信系列のビットレートが第2送信系列のビットレートよりも低く設定されているから、ミキサ302は、第2送信系列に対して第1送信系列の変調がかけられた信号を出力する。
局部発振器101のローカル信号に基づいて、第1周波数変換部102は、ミキサ302の出力信号を周波数f1の高周波信号に変換し、同様に、第2周波数変換部104は、第2送信系列生成部301が生成する第2送信系列を周波数f2の高周波信号に変換する。合成器106は、第1周波数変換部102の出力信号および第2周波数変換部104の出力信号を合成し、送信アンテナ108は、合成された高周波信号を電波として空間に放射する。
受信機35は、図8に示す第2の実施形態における受信機25と構成が共通し、復調部323の機能のみが相違している。受信信号は第1ミキサ112と第2ミキサ118とに分配される。第1ミキサ112は、受信信号に局部発振器114が生成した周波数Δfのローカル信号を乗算し、複素共役処理部116は、第1ミキサ112の出力信号の複素共役信号を出力する。第2ミキサ118は、受信信号と複素共役処理部116の出力信号とを乗算してLPF120に入力する。LPF120は、第2ミキサ118の出力信号のうちベースバンド信号を通過させる。その結果、信号検出部122および復調部322には、DCを中心周波数とするベースバンド信号が入力される。
信号検出部122は、ベースバンド信号の有無に基づいて送信機30の存在および報知信号の有無を判定する。復調部323は、ベースバンド信号のDC成分に基づいて第1送信系列を再生する。
続いて、第3の実施形態に係る通信システムの動作を説明する。第1送信系列生成部300は、諸元情報を含む第1送信系列を生成し、第2送信系列生成部301は、第1送信系列のN倍のシンボルレートの第2送信系列を生成する。第2送信系列は、2つに分配されてミキサ302と第2周波数変換部104に入力される。
ミキサ302は、第1送信系列と第2送信系列とを乗算して第1周波数変換部102に入力する。ここで、局部発振器101は、第1周波数変換部102および第2周波数変換部104にローカル信号を供給しており、第1周波数変換部102は、第1送信系列で変調された第2送信系列を周波数f1の高周波信号に変換して合成器106に入力する。同様に、第2周波数変換部104は、第2送信系列を周波数f2の高周波信号に変換して合成器106に入力する。このとき、それぞれの周波数差は所定のΔfとされている。合成器106は、入力された高周波信号を合成して送信アンテナ108に入力し、送信アンテナ108は電波を空間に放射する。この結果、周波数f1およびf2のスペクトルをもつ電波が報知信号として送信される。
受信アンテナ110が送信機30からの高周波信号を受信すると、その高周波信号は2つに分配されて一方は第1ミキサ112に、他方は第2ミキサ118にそれぞれ入力される。第1ミキサ112は、受信アンテナ110からの高周波信号と、局部発振器114の周波数Δfのローカル信号とを乗算する。複素共役処理部116は、第1ミキサ112からの信号の複素共役信号を出力する。
一方、受信アンテナ110が受信した信号は、分配されて第2ミキサ118にも入力されている。第2ミキサ118は、受信アンテナ110が受信した信号と、複素共役処理部116の出力信号とを乗算する。乗算の結果、周波数f2の報知信号成分はベースバンド信号に変換される。
LPF120は、第2ミキサ118から出力される乗算された信号のうち主としてベースバンド信号を通過させる。LPF120によりフィルタリングされた信号は信号検出部122および復調部323に送られる。信号検出部122は、ベースバンド信号の有無に基づいて送信機30の存在および報知信号の有無を判定する。
復調部323は、LPF120から送られたベースバンド信号を復調して報知信号系列を再生する。LPF120の出力はベースバンド信号であるが、その振幅は第1送信系列の変調がかけられたものとなっている。そこで、復調部323は、LPF120の出力の直流成分の極性等に基づいて、元の第1送信系列を再生する。
このように、この実施形態の通信システムにおいても、諸元情報などを含む第1送信系列を受信機側において忠実に再現することが可能となる。なお、第2送信系列自体は、位相変調が施されていれば、どのような系列を用いてもよい。上記説明した例では、第2送信系列としてランダム系列を用いるものとして説明したが、これ以外の変調信号あるいは送信ビットであっても同様の効果を得ることができる。
次に、図15および図16を参照して、本発明の第4の実施形態について詳細に説明する。図15は、本発明の第4の実施形態に係る通信システムの送信機の構成を示すブロック図、図16は、本発明の第4の実施形態に係る通信システムの動作を説明する図である。この実施形態の通信システムは、第1ないし第3の実施形態に係る通信システムの送信機の構成を変更したものである。そこで、第1ないし第3の実施形態に係る送信機と共通する要素について同一の符号を付して示し、重複する説明を省略する。
図15に示すように、この実施形態の通信システムにおける送信機40は、図1に示す第1の実施形態に係る送信機10の構成のうち、局部発振器101を、周波数制御可能な局部発振器(VFO)401と置き換えたものである。VFO401は、第1周波数変換部102および第2周波数変換部104に対して、周波数変換のためのローカル信号を供給している。VFO401は、図示しない制御器からの指示に基づき、その発振周波数faを変化させることができる。
第1周波数変換部402および第2周波数変換部404は、第1の実施形態の第1周波数変換部102および第2周波数変換部104と対応し、VFO401から送られるローカル信号に基づいて変換周波数を制御可能に設定されている。例えば、VFO401から周波数faのローカル信号を受けると、第1周波数変換部402はベースバンド信号を周波数f1の高周波信号に変換し、第2周波数変換部404は同じく周波数f2の高周波信号に変換する。ここで、前述の通り周波数差Δf(=f2−f1)は受信機側において既知とされている。
仮に、VFO401からのローカル信号の周波数がfaからfbに変化したとすると、第1周波数変換部402の変換周波数はf1からf3、第2周波数変換部404の変換周波数はf2からf4へと制御されるが、周波数f3とf4の周波数差は常にΔfとなるように構成されている。すなわち、この実施形態における第1周波数変換部402および第2周波数変換部404は、周波数差がΔfとなるように周波数変換する点において第1ないし第3の実施形態と共通し、変換周波数を制御可能とした点において相違している。
この実施形態の通信システムの動作を説明する。図14に示す例において、VFO401は周波数faのローカル信号を第1周波数変換部402および第2周波数変換部404に供給する。送信系列生成部100が生成した送信系列は、第1周波数変換部402によって周波数f1の高周波信号に変換され、第2周波数変換部404によって周波数f2の高周波信号に変換される。図示しない制御器からの指示により基準発振器400の発振周波数がfaからfbに制御されたとすると、第1周波数変換部402と第2周波数変換部404は、送信系列をそれぞれ周波数f3およびf4の高周波信号に変換するが、周波数差Δfは一定である。周波数差f3およびf4の高周波信号は合成器106により合成されてアンテナ108から電波として放射される。
ここで、第1ないし第3の実施形態と共通する構成の受信機が、送信機40から放射された電波を受信した場合を考える。これまで説明したとおり、第1ないし第3の実施形態に係る受信機では周波数差Δfのみを用いて報知信号を検出しているから、送信機40が送信する報知信号の周波数がf1およびf2からf3およびf4に変化したとしても、その周波数差Δfが一定であれば、送信機40の存在および報知信号を検知することができる。
すなわち、図15に示すように、時刻T1からT2まで、基準発振器400が周波数faのローカル信号を発振し、送信機が周波数f1およびf2の報知信号(f2−f1=Δf)を送信したとする。時刻T2において基準発振器400がローカル信号の周波数をfaからfbに制御した場合、送信機が送信する報知信号はそれぞれ周波数f3およびf4となるが、周波数差Δfは維持される。送信機側がこのような動作をした場合でも、受信機は、対をなす報知信号の周波数差Δfさえ知っていれば、送信機の存在や報知信号を検知することができ、また報知信号を復調することができる。
この実施形態の通信システムでは、特に干渉源が存在する状況において有効となる。たとえば、周波数f1に干渉源が存在する場合は、全く同一の周波数f1で報知信号を送信することは望ましくない。一方、送信機側が干渉源の送信する周波数を知らない状況であれば、干渉を避けることが困難である。そこで、送信機が、時間と共に送信する周波数を変化(図15ではf1からf3)させることにより、信号の一部が干渉源の送信する干渉信号と重なっても、一定時間経過後には干渉を回避することが可能になる。
このように、この実施形態の通信システムによれば、送信機が送信周波数を制御可能としたので、干渉に強い通信を可能とする。なお、上記説明では、第1の実施形態の送信機10に基準発振器400を備えるものとして説明したが、第1の実施形態の変形例(図7)、第2の実施形態(図8)、第3の実施形態(図13)に係る送信機に同様の基準発振器を備えて送信周波数を制御可能としてもよい。
次に、本発明の第1ないし第4の実施形態に係る通信システムの適用例について説明する。図15は、同一通信圏内に複数の無線システムを共存させる例を示す概念図である。
同一の周波数帯で複数の無線システムを共存させる場合、それぞれの子局が、自己の属する無線システムの親局を識別することが必要になる。例えば、セルラ端末が対応する基地局を識別したり、無線LAN端末が対応するAP(Access Point)を識別する場合である。
ここで、無線システムAおよびBが、これまで説明した第1ないし第4の実施形態に係る通信システムである場合を考える。無線システムAについて周波数差Δf1、無線システムBについて周波数差Δf2として、それぞれの親局が互いに異なる周波数で報知信号sおよびt、uおよびvを送信する。
無線システムAに属する子局は、周波数差Δf1として受信動作を開始する。この場合、無線システムAの子局は、報知信号sおよびtの報知信号を検知し、復調することができるから、再現した諸元情報に基づいて以後のデータ通信を実現できる。同様に、無線システムBに属する子局は、周波数差Δf2として受信動作を開始することで、報知信号uおよびvを検知・復調することができ、以後のデータ通信を実現できる。
このように、本発明の第1ないし第4の実施形態に係る通信システムでは、周波数差Δfを通信システムごとに異なる値とすることで、受信機側で自己の属するシステムを識別することが可能になる。
続いて、他の適用例について説明する。図16は、第1ないし第4の実施形態に係る通信システムを具体的システムに適用した場合の例を示す周波数スペクトル図である。
受信機は、3〜4GHzの帯域をベースバンド信号に周波数変換し、サンプルレート2GHzにてサンプリングしてディジタル信号として取り込むものとする。また、送信機は、3〜4GHzの帯域の中のいずれかの周波数において、OOK変調された報知信号(図16のw、x)を周波数Δfだけ離して送信するものとする。このOOK変調された報知信号は、帯域幅2MHz、すなわちシンボル長が0.5μsecであり、0.8msecのバーストであるとし、0.8msec毎に繰り返し送信されるものとする。そうすると、1バーストに含まれるシンボル数は1600となる。また、1シンボルは受信機のサンプリングにより1000サンプルとなる。報知信号wおよびxには、同期確立後に通信を行う空き周波数情報(図16のy)や通信方式などが含まれている。
このような状況下において、受信機は、まず3〜4GHzの周波数帯の受信を開始する。例えば、受信機が第1の実施形態にかかる受信機15の場合、受信機15は、受信した1GHzの帯域幅の信号をΔfだけ周波数変換し、複素共役処理を施した後に、受信信号そのものと乗算する。すると、Δfだけ離れた報知信号が互いに乗算されて直流を中心周波数とするベースバンド信号が得られる。
受信機15のLPF120の通過帯域幅が、シンボル速度である2MHzであるとすると、ベースバンド信号であるOOK信号の各シンボルを形成する1000サンプルのサンプル系列が同相加算されてLPF120から出力される。この結果、雑音に対して30dBの利得を得ることが可能となる。この利得は、干渉波が乗算の結果白色と見なすことができる場合には、干渉波に対しても有効である。LPF120から出力される信号は、OOK変調された信号であるから、信号検出部122は、OOK復調処理によって報知信号のビット系列を再生することができる。この場合、報知信号に含まれる空き周波数情報が再生され、以後の通信は図16のyに示す周波数で通信が行われる。
受信機15のLPF120の通過帯域幅が、バースト長の逆数である1.25kHzであるとすると、バーストを形成する1600シンボルのOOK信号、さらにはOOK信号のシンボルを形成する1000サンプルの全てが同相加算されることとなる。この結果、雑音や白色な干渉に対して約62dBの利得を、雑音や白色な干渉に対して得ることができる。この場合、LPF120の通過帯域幅が狭いためOOK信号の復調は困難となるが、報知信号そのもの検出は可能である。
以上説明したとおり、本発明の各実施形態によれば、報知信号の送信周波数が未知であっても、報知信号を検知し、復調することができる。これは、通信周波数を動的に変化させて通信するコグニティブ無線通信システムなどにおいて有効である。すなわち、コグニティブ無線通信システムでは、送信機は他の通信システムが利用していない周波数を利用せざるを得ないため、報知信号が送信される周波数が常に変化し得る状態にある。本発明の各実施形態では、報知信号の周波数そのものではなく同時に送信される報知信号の周波数差に基づいて送信機を検出するので、送信周波数が任意となっても受信機は報知信号を検知することが可能となる。
なお、上記実施形態では、報知信号は諸元情報を含むものとして説明しているが、これには限定されない。すなわち、報知信号により送受信機間で同期が確立した後、報知信号の周波数で以後の通信を続行してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの送信系列の波形例を示す図である。 第1の実施形態に係る通信システムの第1周波数変換部および第2周波数変換部の出力例を示す図である。 第1の実施形態に係る通信システムの送信機が送信する報知信号の例を示す図である。 第1の実施形態に係る通信システムの動作を説明する図である。 第1の実施形態に係る通信システムの動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信システムの送信機の変形例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおける報知信号に含まれる送信系列の構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムの送信系列の波形例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムの第1周波数変換部および第2周波数変換部の出力波形例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムの動作を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る通信システムの送信機が生成する送信系列の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信システムの送信機の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る通信システムの動作を説明する図である。 本発明の実施形態の適用例を示す図である。 本発明の実施形態の適用例を示す図である。
符号の説明
10…送信機、15…受信機、100…送信系列生成部、101…局部発振器、102…第1周波数変換部、104…第2周波数変換部、106…合成器、108…送信アンテナ、110…受信アンテナ、112…第1ミキサ、114…局部発振器、116…複素共役処理部、118…第2ミキサ、120…LPF、122…信号検出部。

Claims (13)

  1. 提供される信号を第1の周波数帯へ周波数変換して第1の信号を生成し、かつ、前記第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯の第2の信号を生成する第1の周波数変換部と、
    前記第1の周波数変換部が変換した前記第1および第2の信号を合成して送信信号を出力する合成器と
    を備えた送信機と、
    前記送信信号を前記周波数差シフトさせた信号に変換する第2の周波数変換部と、
    前記送信信号と前記第2の周波数変換部が変換した信号とを乗算する第1の乗算器と、
    前記乗算された信号からベースバンド信号を抽出するフィルタと、
    前記フィルタから出力される信号を検出する検出部と
    を備えた受信機と、
    を有する通信システム。
  2. 前記受信機は、
    前記周波数差に相当する周波数のローカル信号を生成する発振器をさらに備え、
    前記第2の周波数変換部は、前記送信信号と前記ローカル信号とを乗算して、前記送信信号を前記周波数差シフトさせた信号に変換すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記受信機は、
    前記第2の周波数変換部が変換した信号を、対応する複素共役信号に変換する複素共役処理部をさらに備え、
    前記第1の乗算器は、前記送信信号と前記複素共役信号とを乗算すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  4. 前記送信機は、
    前記送信機および前記受信機が通信に用いるパラメータを含む信号を生成して前記第1の周波数変換部へ提供する第1の信号生成部を備え、
    前記受信機において、
    前記検出部は、前記パラメータを再生すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  5. 前記送信機は、
    信号系列を生成して前記第1の周波数変換部へ提供する第1の信号生成部を備え、
    前記第1の周波数変換部は、前記第1の周波数帯へ前記信号系列を周波数変換して前記第1の信号を生成し、かつ、前記第1の周波数帯に対して前記所定の周波数差をもつ第2の周波数帯へ前記信号系列を周波数変換して前記第2の信号を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  6. 前記送信機は、
    信号系列を生成して前記第1の周波数変換部へ提供する第1の信号生成部と、
    直流信号を生成して前記第1の周波数変換部へ提供する直流信号生成部をさらに備え、
    前記第1の周波数変換部は、前記信号系列を前記第1の周波数帯へ周波数変換して前記第1の信号を生成し、かつ、前記第1の周波数帯に対して前記所定の周波数差の前記第2の周波数帯へ前記直流信号を周波数変換して前記第2の信号を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  7. 前記送信機は、
    第1の信号系列を生成する第1の信号生成部と、
    前記第1の信号系列よりもシンボルレートが高い第2の信号系列を生成して前記第1の周波数変換部へ提供する第2の信号生成部と、
    前記第1の信号系列と前記第2の信号系列とを乗算して前記第1の周波数変換部へ提供する第2の乗算器とをさらに備え、
    前記第1の周波数変換部は、前記第2の乗算器から提供される信号を前記第1の周波数帯へ周波数変換して前記第1の信号を生成し、かつ、前記第1の周波数帯に対して前記所定の周波数差の前記第2の周波数帯へ前記第2の信号系列を周波数変換して前記第2の信号を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  8. 前記送信機において、
    前記第1の周波数変換部は、前記周波数差を維持したまま、変換する周波数を制御可能としたことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  9. 信号を第1の周波数帯へ周波数変換して第1の信号を生成し、かつ、前記第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の信号を生成する周波数変換部と、
    前記周波数変換部が変換した前記第1および第2の信号を合成して送信信号を出力する合成器とを備えた送信機。
  10. 受信した信号を、所定の周波数差シフトさせた信号に変換する周波数変換部と、
    前記受信した信号と前記周波数変換部が変換した信号とを乗算する乗算器と、
    前記乗算された信号からベースバンド信号を抽出するフィルタと、
    前記フィルタから出力される信号を検出する検出部と
    を備えた受信機。
  11. 送信機により、信号を第1の周波数帯への周波数変換によって生成した第1の信号と前記第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯の第2の信号とを一括して送信信号として送信し、
    受信機の周波数変換器により、前記送信機が送信した送信信号を前記周波数差シフトさせた信号に変換し、
    前記受信機の乗算器により、前記送信信号と前記シフトさせた信号とを乗算し、
    前記受信機のフィルタにより、前記乗算器が乗算した信号からベースバンド信号を抽出し、
    前記受信機の検出器により、前記フィルタから出力されるベースバンド信号を検出することを特徴とする通信方法。
  12. 周波数変換器により、送信機が信号を第1の周波数帯への周波数変換によって生成した第1の信号と前記第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯の第2の信号とを一括して送信した送信信号を、前記周波数差シフトさせた信号に変換し、
    乗算器により、前記送信信号と前記シフトさせた信号とを乗算し、
    フィルタにより、前記乗算器が乗算した信号からベースバンド信号を抽出し、
    検出器により、前記フィルタから出力されるベースバンド信号を検出すること
    を特徴とする送信機検出方法。
  13. 送信機により、受信機との通信に用いるパラメータを含む信号を第1の周波数帯へ周波数変換した第1の信号と前記第1の周波数帯に対して所定の周波数差をもつ第2の周波数帯へ周波数変換した第2の信号とを一括してビーコン信号として送信し、
    前記受信機の周波数変換器により、前記ビーコン信号を前記周波数差シフトさせた信号に変換し、
    前記受信機の乗算器により、前記ビーコン信号と前記シフトさせた信号とを乗算し、
    前記受信機のフィルタにより、前記乗算器が乗算した信号からベースバンド信号を抽出し、
    前記受信機の復調器により、前記フィルタから出力されるベースバンド信号から前記パラメータを復調すること
    を特徴とする通信手順設定方法。
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